犬の鼻を持ったなら ▼o・ェ・o▼ 犬の鼻はたいへんだー!

天然素材を使った手仕事を生業とするkazeが、化学物質過敏症という聞き慣れない病気のせいで、ある日、突然、非日常の日常のが始まった。

化学物質に過度に反応してしまう症状を抱えてしまった私の嗅覚は鋭敏になり、まるで犬の鼻のよう。くんくんくんと何でも嗅いでみる。自分の身の安全を確保するために五感を駆使して見る世界は、それまで見えていた世界とは、違ったものに見えてきた。 症状が緩和されてきているので、あまり同病の方の役に立つ情報は提供できないと思いますので、情報集目的でいらした方には、ごめんなさい。

豊洲地下水から環境基準120倍ベンゼン、空気は屋内も基準内

豊洲地下水から環境基準120倍ベンゼン、空気は屋内も基準内     2017年09月14日 18時28分 TBS

東京都は、今年5月から8月まで豊洲市場で行った地下水モニタリングの結果を公表しました。
 採取した46地点のうち25地点で有害物質のベンゼン、22地点でシアン、13地点でヒ素が、環境基準を超えた数値で検出されました。基準の120倍のベンゼンが検出された地点もあり、去年10月に地下水管理システムが本格稼働して以来、過去最大の数値だということです。

 屋内、屋外ともに空気からは基準を超える有害物質は検出されず、東京都の専門家会議は「全体状況としては大きく変わっていない」としています。(14日16:52)TBS NEWSより

*
豊洲への築地市場移転の件に関してここで意見を述べるつもりはないが、もし、この場所に新たに建設されるのが市場ではなかったとしても、この場所の地下水や空気中の有害物質の検査などはこれほど何度も行われていただろうかと、豊洲のニュースを見るたびに思ってしまう。
検査があろうとなかろうと、有害物質は存在するわけで、もし、別のものが建設されていたとしても、有害物質はその建物に住む人、その建物を利用する人々に影響を及ぼすことになっただろうし、もしそうなっていたとしたら、多分、人々に影響が出始めてから調査が行われるという順番になるのだろう。

数値が上がった下がったと、関係者は一喜一憂しているようだが、それだけ有害物質の量や有無を調べるのは難しいということなのだろう。気温や湿度、その他の条件で、同じ家に住んでいても家の中で感じる化学物質の量や種類が変化するのを感じるので、毎回、検査のたびに数値が変化するのは、まあ当然だろうなと感じている。

豊洲の報道を目にすると、いろいろと考えてしまうが、一度、汚染された土地を安全な土地に戻すことは難しいことなのだろうなというのが、一番の感想だろうか。

豊洲問題、どうなるのやら。



あすぷろ実行委員会「化学物質過敏症の方へのアンケート」

同病の方から回ってきた情報です。

あすぷろ実行委員会の
「化学物質過敏症の方へのアンケート」のお知らせ。
アンケートの締め切りは9/30だそうです。

http://www.assystarsproject.net/posts/activity37.html

情報として記しておきますが、
私ははじめて知った団体で、詳しくは分かりませんので、詳しくは各人でお調べください。
あすぷろ実行委員会のトップページはこちら

彼岸花

170913_1132~0001彼岸花咲いた。

だから何?

だた、それだけ(苦笑)

週刊金曜日

週刊金曜日9月8日号は「香害」の特集のようです。

「公害」最前線
ここ数年、街を歩いていて、ふっと流れてくる香りに気がつくことが多くなった。それもそのはず、個人で楽しむだけでなく、ホテルやショップ、駅や交通機関でもサービスとばかりに香りを流すようになったからだ。

●心地よい人も、健康損なう人も
香り空間サービス
岡田幹治

皮膚炎やアレルギーを起こすものもある精油

●提供企業の主張VS.被害者の主張
・JAL(日本航空)「好評をいただいています」
・化学物質過敏症患者「体調が悪化する人もいる」

                     (刊金曜日公式サイトより)
    




彼岸花

170906_1050~0001彼岸花が芽を出し始めた。

数日前に通った時、植木の剪定と下草刈りの作業をしていて、翌日、通った時には「あれまあ、きれいさっぱり何もなくなっちゃって」と思っていた。そして、その翌日、通ったら、にょきにょきと彼岸花が伸び始めていた。あと数日、下草刈りが後だったら、彼岸花の芽も刈り取られてしまっていただろう。ぎりぎりセーフ。

昨年は、確か残暑が厳しかったように記憶していたので、彼岸花の芽が出るのが遅かったのかなと、過去記事を検索したら、昨年もちょうど今日と同じく9月6日に彼岸花の芽が出たという記事を書いていた。一昨年もなぜか9月6日に彼岸花の芽の記事。そして、2014年も9月6日に彼岸花の記事をかいているが、この年はかなり伸びていた様子。特に9月6日を彼岸花の芽の日と決めているわけでもないので、偶然。
多分、毎年、その頃になると芽を出すということなのだろう。

異常気象と盛んに言われているせいもあるのだろうが、毎年、同じ時期に、同じ植物が同じように成長する様子を見ると、なんだか安心する。ススキも穂を出し始めた。


9月

こっとしの8月は夏だったのか?というような妙な天気が続いていたが、今日から9月。晴れてそこそこの気温と湿度で、久しぶりに過ごしやすい日となっている。

今日は、ホットカーペットの揮発作業をした。去年の秋の終わり頃に買ったもので、揮発作業が間に合わず、結局、去年の冬は使えなかった。夏の間に、と、思っていたのだが、8月中は、あまり風がなく空気が淀んでいる日が多かった上に湿度が高すぎてとてもではないが揮発作業が出来なかった。今日は、晴れて窓全開、風もあり揮発させた物質が拡散してくれる。とはいえ、一日で終わる作業ではない。何日かかるかも分からない。電気製品を買うとこの作業を経てからでないと使えないというのが、なんとも不便。しかし、この作業で使えるようになればラッキーで、使えるようにならないものもある。果たして、このホットカーペットは使えるようになるだろうか。

もうひとつ、晴れの日が続くようになったらやろうと思っていたことがある。障子張替えだ。発症後、天然素材の障子紙を探して、やっとの思いで張替えをして以後、張替えはしていない。いつ張り替えたのだろうと、過去記事を探したら、2011年の9月だった。6年前。今、張られている障子紙を見て、6年経つのかと、ちょっと驚いてしまった。

170901_1358~0001昼間は、いつも開けてある障子なので直接、日光に晒される障子と、重なっていて直接は日光が当たらない障子がある。さすがに、直接、日が当たっていた障子紙は劣化して破れてきた。そのつど、補修をしていたが、補修には普通のポリエステルの障子紙を使っていた。

170901_1400~0001当然、ポリエステルの障子紙の方が日に晒されていた時間は短いわけだが、色を比べると、ポリエステルの障子紙の黄変が著しい。それに引き換え、楮が原料の障子紙は、それなりに黄ばみは出ているが、いかにも劣化して黄色という感じではない。張った時は、指ではじくと太鼓のようにボンッと軽い音がするくらい繊維が強く丈夫だったが、今でも、重なっていた方の障子紙は、軽く指ではじくとポンッと小さな音がする。楮、恐るべし!予算の都合上、手漉きではなく、機械漉きのものを買ったので、繊維は楮でも繊維同士をつなげる役目の素材は天然のものではなく化学物質だったようで最初、しばらく反応が出た。手漉きで全て天然素材の障子だったら、もっと耐久性があったのだろうか。天然素材の障子紙は、高いだけでなく、値段に見合った品質であること、6年経った今、感じている。

170901_1357~0002とはいえ、さすがに6年、日に晒されていると、弱くなる。そして、人は、穴の開いていない障子には穴を開けないようにと注意を払うが、一度、穴が開いてしまうと、次の穴を開けてしまってもさほど良心が咎めなくなるようだ。それとも、それは、うちの者に限ったことだろうか。夏前に、家の者に、今年は障子を張り替えると告げたのがいけなかったのか、この1ヶ月くらいで、大きな繕いのしてある障子はすごいことになってしまった。うちには猫がいるわけでも小さな子どもがいるわけでもない。張り替える予定でいても、ここまでにされてしまった障子を目にすると、気持ちは複雑。

同じ障子紙を使うつもりで、春のうちに用意しておいた。全部張り替えようと思って4枚分用意したが、今、自分で撮った画像を見ていて、穴だらけの1枚だけを張り替えればいいかなと、ものぐさ心が頭をもたげてきている。しかし、1枚だけ張り替えると、他の紙の劣化が気になり、結局、後から他の3枚を張り替えることにしました、などという報告をしそうなので、4枚ともやってしまうか。でも、障子紙の値段のことをもうと、他の3枚はあと数年(1年?2年?)持つとしたら、持たせようか・・・、悩む。


2011年の障子の張替えは、カテゴリーの「障子の繕い・張替え」にまとめてありますので、そちらをどうぞ。

「香害」のニュース弁護士ドットコム

ここ数日、「香害」のニュースが目に付きます。
以下、弁護士ドットコムニュースからの転載。

「ダウニーおばさん」「柔軟剤テロ」、人工香料で体調不良「香害」被害者から怨嗟の声   


衣類の柔軟剤や制汗剤に含まれる人工的な香料が原因で、体調不良になる。そんな悩みをもつ人たちから、過剰な香りをつけることは「香害」だと訴える声が上がるようになりました。日本消費者連盟実施した「香害110番」を記事で取り上げたところ、当事者からも多くの声が寄せられました(記事はこちら→「衣類の柔軟剤の香りで体調不良、退職に追い込まれる例も…「香害」電話相談、切実な声」 https://www.bengo4.com/other/n_6515/ )。

匂い・香りによる悩みと聞くと、体臭や異臭を連想しがちですが、「香害」を引き起こす原因は、衣類の柔軟剤、制汗剤、香水などの人工的な香料。当事者以外で、これを「害」だと考える人は少ないのではないでしょうか。しかし記事を掲載したところ、編集部の想像以上に多くの方が悩まされている問題だとわかりました。

記事に寄せられたコメントを紹介していきます。


●「やっと、この問題が話題となりました」


コメント欄には「人工的な香料で体調不良になるのは、自分だけかと思っていました」(40代女性)。そんな声が目立ちます。

「絶対問題になると思っていたら、やっぱり!! 香りの好みや不快感は人それぞれなので、迷惑を考えて使ってほしいものだ」(50代・男性)


「やっと、この問題が話題となりました。私は十何年も前から、困ってます。ベランダから 臭いがはいり、体調不良になり二重窓に改装せざるになりました」という女性(60代以上)は、「周りからはわがままと言われ、理解を得られず孤立してました」とも。


この女性に限らず「わがまま」という周囲の無理解にさらされた人は少なくありません。

「わがままって言われるのよね。まじで辛いです そんなにその匂いが好きならその人が 鼻の下に塗ったら良いのよ」(40代・女性)という怒りの声も。

また、30代の女性からは「妊娠中の方は特に苦労するんじゃないかと思う。仮に普段は大丈夫だったとしても」と、普段は大丈夫でも、匂いに敏感になりやすい妊婦さんは苦痛になるのではないかと心配する声も寄せられました。

●「呼吸困難になった」「神経質な人認定された」


その深刻さが周囲に伝わらないことも、当事者の苦悩を深めます。具体的にどのような症状が出てしまうのでしょうか。

「好き嫌いの問題じゃないんですよね」と書いた女性(50代)は、「呼吸困難(吸えない)起こしそうになったこと、何度もあります」と言います。他にも、「最近では、病院の待合室で、そういう臭いの人がいて、廊下で待ったことも」。

また別の女性(40代)は「高残香性の洗剤、柔軟剤、制汗シート、整髪料、ルームフレグランス等々が溢れていで、何処にも安全な場所がありません。毎日頭痛がしています。二重マスクで防護していますが、気休めです。周りからは神経質なヒト認定…」。そこで、「はやくブームが終わることを祈るばかりです」。

「柔軟剤テロ」と強い表現を使う女性も。「満員の通勤電車内でもスーパーの洗剤コーナーでもウッと気持ちが悪くなることがあります。部屋干しは匂う心配がありますが、従来の洗濯石鹸と酸素系漂白剤を使うことで寧ろ匂いは消え、部屋干し臭さも柔軟剤テロもありません」。

なお、香害の発生源は意外なところにもあります。

「以前、食堂で出されたおしぼりタオルが、フローラル系の強い香りがして、持ち悪くなったことがあります」という方も。「洗剤なのか、柔軟剤のせいなのかはわかりませんが…。食器用洗剤でも、香りをうたい文句に宣伝されているものの中に、すすいでも香りが取れず、料理を盛るのに困るときがある」(40代・女性)


●家の外まで洗剤の匂い、「ダウニーおばさん」に苦慮


ある女性(40代)は、「今住んでるマンションの隣人の柔軟剤の臭いに悩まされています」と言います。「朝、奥さんがご主人と息子さんをエレベーター前で見送るんですが、その時にものすごい臭いがして、エレベーター前のうちの玄関にその臭いが入ってくるんです。管理会社に言っても洗剤の匂いなのでどうしょうもないと言うんです。絶対これは公害だよといつも自分の夫に言ってました。早く大きく報道されてほしいものです」。

また別の女性(40代)も「子供達の学校が香害で溢れている」と指摘しました。「そのせいで、娘は学校に行くと頭が痛くて具合が悪くなる。ここは田舎なので、病院に行ってもそれは個人的なワガママだと言って取り合ってくれない。小学校の時は、給食のエプロンがものすごく匂って臭いので、別に手洗いしたら何も入れてないのに泡が立った。このままでは、子供達の未来の環境がとても心配だ」。

ポスティングの仕事で、様々な家をたずねた女性(40代)は、「家の外まで洗剤臭のするお宅もけっこうあった。ああいう臭いは臭覚がマヒするんだろうね。そんなもの無けりゃ無いで済む」。

「人工的な香りは、もはやタバコの害と同じですよ。匂いテロです。、、メーカーは、無香柔軟剤を販売してください」(60代以上・男性)

「海外製の柔軟剤は特に香りが強く、近所に『ダウニーおばさん』があだ名の方がいました。ダウニーの香りがカナリきついから。使用者はマヒするのかしら?」(40代・女性)

「子供が学校から持ち帰る、給食当番の白衣はそれぞれのお宅の洗剤や柔軟剤の匂いが合わさって、それは凄いことになっています(^^;) アイロン掛けをすると、気化するのでしょうか?強い刺激臭に目がチカチカして頭痛がします。」(40代・女性)

●利用者からは戸惑いの声も


一方で、商品がこれだけ溢れているのは、商品を支持する愛用者も多いから。利用する人からは戸惑いの声もあがっています。

「香り付きの柔軟剤や制汗剤・香水を使っている者からすれば、体臭があっても【スメルハラスメント】と言われ、気をつかい香りを付けるとこの記事のように言われる。体臭を気にしている人間はどうすればいいのか…」(40代・女性)


●「香らないことを訴える商品を」


愛用者と香害に悩む人とが共存できる策はないのでしょうか。提案も寄せられています。

「当たり前の話で味や香りなどは個人個人で感性が異なるので、いい香りと感じる人がいれば、不快に感じる人もいるので香りをつけるにしてもごく弱くするべきでしょうね」(60代以上・男性)

「香ることがあたかもメリットであるかのごとく宣伝されているのが問題。香水でもないのに、なぜか香らないのは欠陥商品であるかのごとき扱い。むしろ『香らない』ことを訴える商品があってもいいのではないかと思うが、いかがであろうか?」(50代・男性)

「メーカーも全体的に微香性のものにしないと、何気なく使っている人も、香害の加害者になってしまうので、香り付き柔軟剤の開発、販売は今後改善してほしいと思う。」(50代・男性)

最後の男性が指摘するように、意図せず「加害者」になっている人も多そうです。体臭が苦手な人、柔軟剤や香水が好きな人もいる中で、「香らない」価値が定着することはできるのか。どのような対応策が望まれるのでしょうか。皆さんのご意見を是非、この記事のコメント欄でお聞かせください。(コメント欄のある元記事はこちら

(弁護士ドットコムニュース)2017年08月27日 07時04分

*
記事の上のほうに出ている意見にある「わがまま」や「神経質な人認定」について書いてあるが、私は、これを化学物質過敏症だけではなく、食物アレルギーに関しても他人からやられた。その後、食物アレルギーへの理解が、社会的にも多少は深まってきたようだが、化学物質過敏症に関しては、勉強不足な無知な医師からもそれらの言葉が発せられることがある。

記事を読んでいて、不調を訴える人は、自分たちが化学物質過敏症の症状が出始めていることに気付いていないし、記事中に、化学物質過敏症の名前は出てきていない。香料によって、頭痛や吐き気などの症状が出ていても、病院へは行っていないように思える。我慢してその環境に甘んじているうちに、症状が悪化して、香料以外の化学物質にも反応が出るようになってしまってからでは、回復が困難になることを思うと「香害」への関心が広まると同時に、化学物質過敏症という病気への理解が広く社会に浸透していくことが望まれる。

使用者の声によると「よい香り」を体臭対策としてマナーであると意識して使っているということになるのだろうが、香り使用者に対する相手の苦情がその香りが好きか嫌いかと言う嗜好の問題ではなく体調不良にまで及んでいるという点については、香り使用者は、どう考えるのだろうか。

「香害」の問題は、単なる嗜好の問題ではないということを、人々が認識する必要があると思う。この問題は、「香り」に意識が向かってしまうのは仕方のないことなのだが、その香りに使われている原料物質が何かということが問題なのだ。人々は、知らない間に、有害物質を体内に取り込まされている。その洗剤を使っている本人は、自分の意思でその洗剤を選択しているわけだが、それに有害物質が含まれていることは知らない。使っている本人は、自分が使っている洗剤の有害物質を他人にも吸わせていることを知らない。もし、隣家の住人がその人の使っている洗剤の香料が原因で化学物質過敏症になったとしたら、洗剤使用者は何かの罪に問われることになるのだろうか。

記事を読んでいて、一番、心が痛んだのは、子どもの学校給食のエプロン。大人は自分の意思で香りの洗剤を使っているわけだが、子どもは子供本人の意思で使っているわけではない。苦しくて何とかしてほしいと訴えるにしても、エプロンを香の洗剤であらう友達のお母さんに直接、訴えることはないだろう。当事者間であっても、厄介な問題なのに、間に何人もの大人を入れないと、苦しんでいる子どもたちの声は、香り発生源の大人に届かない。子どもの体と大人の体とでは違う。同じ物質を体内に取り込んだとしても、その許容量も解毒排出の能力も大人とは異なる。せめて、教育の場だけであっても、この問題を深刻に受け止めて、早急に対処をしてほしいと切に願う。

日本消費者連盟「香害」についてのレポート

先ごろ、「香害110番」を実施した日本消費者連盟の消費者レポート7月号に「香害」のレポートが載っています。

4ページに渡っての記事ですが、2ページ目が見つけにくいので、1ページと2ページのリンクを載せておきます。(2ページ目以降は次のページはすぐに見つかります。)
1ページ目はこちら
2ページ目はこちら

2ページ目は、「香害(こうがい) そのニオイから身を守るには」の本を出した岡田幹治さんへのインタビュー記事となっています。

岡田さんのインタビュー記事は、発症者以外の方にも、是非、読んでいただきたい内容なので、転載します。

『香害』を著した ジャーナリスト岡田幹治さんに聞く

誰が発症してもおかしくない

——なぜ香害に着目したのですか。

食の安全や環境問題を中心に取材していた私は、2009年のミツバチ大量死の取材で農薬や化学物質の危険性を改めて学びました。そこで、ネオニコチノイド系農薬などのことを調べ、「ミツバチ大量死は警告する」という本を書いたのですが、その過程で化学物質過敏症(CS)や発達障害の子どもたちが急増していることを知りました。

13年に国民生活センターが「柔軟仕上げ剤のにおいに関する情報提供」を発表し、仕上げ剤による体調不良の相談が、12年に急増していることを明らかにしました。調べると被害はとても深刻。大きな社会問題だと認識しました。


成年男性や中高生にも広がる

——12年とはどういう年だったのでしょうか。

その4年前(08年)に、アメリカのプロクター・アンド・ギャンブル(P&G)社製で独特の香りを付けた柔軟仕上げ剤「ダウニー」が人気になりました。これを見た国内の大手3社(P&Gジャパン、花王、ライオン)が追随して、衣類の洗剤にも香料を配合するようになり、香り付けだけを目的にした商品「レノアハピネス・アロマジェル」が発売されて爆発的に売れたのです。それを機に消臭除菌スプレーなどにまで香りがつけられるようになりました。

莫大な広告費を使う洗剤メーカー各社が足並みを揃え、「香りは癒し、消臭は身だしなみ」「消臭から男のブランドへ」などと宣伝したことで、購買層は女性だけでなく、成年男性や中高校生にも広がりました。香り商品を使わないのが非常識といった雰囲気にまでなっているようです。

20〜30年後には国民病の可能性


——香害がとくに怖いと感じる点はどんなところでしょうか。

1つは、非常に少ない量でも健康被害につながるという点です。食品添加物や残留農薬の規制は、ppm(100万分の1)の単位で実施されていますが、CSやアレルギーは、その1000分の1のppb(10億分の1)かそれ以下の用量で影響が出るのです。こうした微量による作用は現在、安全性の評価が行われていません。

もう1つは、香りブームの影響で香料などがあらゆる場所に広がったことです。このため化学物質に過敏な人たちはますます生きづらくなりました。また、そうでない人たちは知らず知らずのうちに化学物質を体内に取り込んでいます。

ほんの20〜30年前、花粉症などのアレルギー疾患は少数の人たちの病気でしたが、今では国民病と言われるようになっています。今は一部の人の病気と思われているCSも、20〜30年後にはたくさんの人が発症している可能性があります。そんなことになったら大変です。

心配は根拠のないものではありません。新潟県上越市が市内の全児童生徒を対象に10年に調査した結果(3ページ表)によると、CSに類似した症状の生徒が中学3年生で18%もいました。その子たちが小学4年生だった05年の調査では10%だったのですから、その急増ぶりがわかります。

——CSとはどのような病気ですか。


普通の人は何も感じないほど微量の化学物質でも体内に取り込むと、全身に多様な症状が出る病気です。頭痛、吐き気、咳、目がチカチカする、筋肉痛、皮膚のかゆみ、下痢などのほか、思考力が低下したり、うつ状態になったりする人もいます。電磁波過敏症やアレルギー疾患を併発している人も多いです。


必要はなく、 使えば害


——香害を減らしていくのに、まずできることは何でしょう。


本当は必要がないのに広く使われている有害な商品は、たくさんあります。まず「フレア・フレグランス」などの芳香柔軟剤と「ファブリーズ」などの消臭除菌スプレーをやめたらどうでしょうか。


柔軟剤は、本来は洗濯物のゴワゴワをなくしたり静電気をなくしたりするものです。それが今は、香りを付けることが1番の目的になっていて高残香タイプが増えている。そもそも合成洗剤でなく石けんで洗えばふっくら仕上がり、柔軟剤そのものも必要ないと思います。

消臭除菌スプレーは、ニオイを消すのではなく、香料でニオイを隠す商品です。カーテンなどは汚れると、ニオイのもととなるバクテリアが増えます。洗濯などで汚れを落とさなければ、除菌してもまた増えるだけです。カーペットは掃除機をかけ、布団類は日光に当てるなどして、ニオイの発生源をなくすことが大切です。

表示はただ 「香料」 とだけ


——消費者運動で香害を問題にしたことはこれまでありませんでした。


それは、香害が比較的新しい問題だからでしょう。香りがこれほどのブームになったのは初めてです。

香りのもとになる香料は、政府が安全性の評価をせず、業界の自主規制に任せています。香料には4000種類もの成分(化学物質)があり、複数、商品によっては何十もの成分の混合物として使用されていながら、「香料」と表示するだけでよいことになっています。消費者には具体的に何が使われているのかわからないのです。

4000物質の中には、発がん性のあるもの、アレルギーの原因になるものなど、毒性があるものもあります。


また多くの香り商品には、香料を徐々に放出して効果を長続きさせるため、イソシアネートという物質が使われています。これは毒性が極めて強く、欧米では厳しく規制されていますが、日本では生活環境での規制がありません。

まず自粛の輪を広げよう


——社会全体で香害を減らすにはどんなことが必要ですか。


シャボン玉石けんが16年に実施した調査によると、体調不良を起こしたことがあるのに定期的に香り付き洗濯洗剤を使用している人が22%もいました。体調不良の原因が香り付き商品にあることを理解しないまま、無意識に香り付き商品を選んでしまっている人が大勢いるのです。まずは理解を深めてもらうことが大切です。また香料などに苦しんでいる人がいることを知らせることも必要でしょう。

喫煙はかつてごく普通の風習でしたが、煙草が健康に悪いことがわかって禁煙する人が増え、いまでは受動喫煙の防止が課題になり、そのための立法が検討されています。香害はその受動喫煙のようなもの。多数の人が集まる場所では香料の使用を自粛するような社会にしたい。そのために政府や自治体が動くときではないでしょうか。
(日本消費者連盟のサイトより転載)

*
巷に溢れる「よい香り」は、単に個人の香りの嗜好の問題とは異なる問題であることを理解することは、発症者のためのみならず、ほかならぬ自分自身の身を守ることでもあることを知っていただければと思います。

より詳しく知りたい方は、岡田幹治さんのこちらの本をどうぞ。

お隣さんの柔軟剤のニオイが辛い…「香害110番」に“通報”相次ぐ、健康被害も…メーカーも使用マナー啓発

産経新聞ニュースより転載

お隣さんの柔軟剤のニオイが辛い…「香害110番」に“通報”相次ぐ、健康被害も…メーカーも使用マナー啓発

公害になぞらえて「香害(こうがい)」。香水などの香りが「不快」を超え、健康被害を訴える声が増えている。中でも取り沙汰されているのが衣類の柔軟剤だ。香りで気分を高める効果がある一方で、吐き気などを訴えるケースも。消費者団体が開設した「香害110番」には「他人の洗濯物の香りがつらい」といった“通報”が相次ぎ、メーカー側も「使用の際は周囲に配慮を」と呼びかけている。(藤井沙織)

洗濯物の香りで息ができない、吐き気も…

 「他人の柔軟剤の香りで息ができなくなり、吐き気もある」「脱力感や筋肉のこわばりが起こる」

 NPO法人・日本消費者連盟(日消連)が7~8月に2日間限定で開設した「香害110番」には、計213件の訴えが寄せられた。最も多かったのが、近隣の洗濯物の香りについてだったという。

 日消連は、今回の結果を踏まえ、消費者庁やメーカー側に対応を求める方針。担当者は「予想以上の反響。『香りの好み』ではなく、健康に関わる問題だ」と強調している。


芳香性がブームに

 柔軟剤は本来、生地の質感を柔らかく保つための仕上げ剤。国民生活センターによると、以前は微香タイプが主流だった。

 ところが、10年ほど前に香りの強い海外製品がブームになったのをきっかけに、芳香性を強調した製品が増加。その頃から、同センターには柔軟剤による体の不調を訴える相談が増えたという。

 同センターが、柔軟剤に関する相談内容を平成25年9月に公表すると、同様の相談がさらに急増した。各メーカーは、対策としてテレビCMなどで「香りの感じ方には個人差があります。周囲の方にもご配慮のうえお使いください」などと表示。製品やホームページに、香りの強さを表記するようにしたが、相談件数は高止まりしている。


「香りのマナー」を


 使い方の問題も浮き彫りになっている。洗剤メーカーなどでつくる日本石鹸洗剤工業会が27年に行った調査によると、2割近くが規定の2倍以上の量を使っていたことが分かった。

 過剰使用の一因について、同工業会担当者は「同じ香りをかぎ続けて嗅覚が鈍り、香りが弱くなったと感じて量を増やしてしまうのでは」と推測。「使い過ぎは、強い香りで周囲に迷惑をかけ、衣類の吸水性も下げる。良いことは何もない」と注意を呼びかける。

 同工業会は、香りの強さを確認し、使用量を守る「香りのマナー」を引き続き啓発していくことにしている。


過敏症の患者も


 香りで不調を引き起こす人の中には、化学物質過敏症(CS)の患者もいる。専門医で大阪市中央区のクリニック「ふくずみアレルギー科」の吹角隆之院長は「嗅覚は命を守るための感覚。本能が『逃げろ』と命じている香料に耐えることで、体がパニックを起こしている」と指摘する。

CSは、日常の中で化学物質を浴びることで発症。微量の化学物質でも頭痛や倦怠感、不眠などさまざまな症状を示すようになる。

 誰でも発症する可能性はあるが認知度は低い。職場や学校で柔軟剤や芳香剤などの使用中止を求めても「個人のわがまま」と一蹴され、重症化して耐えきれずに退職や不登校に追い込まれるケースもあるという。吹角院長は「香りをめぐって苦しんでいる人と、周囲の人が話し合えるようになれば」と理解を求めている。

NHKクルーズアップ現代での「香害」についてのアンケート

同病の方からいただいた情報です。

NHKの9月21日(木)放送予定(※放送予定は変更になる場合があるそうです)の「クルーズアップ現代」で「スメハラ、香害・・・においの悩み(仮)」の特集が予定されているようです。
この特集にあたってのアンケートをNHKのサイトで実施しています。

番組の案内とアンケートはこちらのサイト↓
https://pid.nhk.or.jp/pid05/sp/enquete.do?enq_id=ENQ0115284&cid=nnc2017082314276290

以下、アンケート内容について、サイトより転載

このアンケートについて

においが原因で周囲に不快な思いをさせてしまう“スメハラ”=スメルハラスメントへの関心が高まっています。においを抑える効果をうたった日用品が増え、最近では、体のにおいを数値化する端末や、消臭機能を搭載したロボットまで登場しています。一方、“におい”(香り)が原因と疑われる、さまざまな症状(頭痛やのどの痛みなど)を訴える人もいます。この夏、日本消費者連盟が設置した相談窓口「香害110番」にも、多くの相談が寄せられました。
“におい”に敏感になった現代社会では、今、何が起こっているのか?その実態を明らかにしていきたいと思います。アンケートへのご協力をよろしくお願いいたします。

締め切りは9月7日(木)です。

*
尚、アンケートに回答するには、NHKネットクラブへの登録が必要なようです。

残暑お見舞い申し上げます?

ふと思いつき、仕事の資料収集のため、蔦の葉を探しに出かけた。出かけたというと大げさになってしまうが、いつもの散歩コースに蔦の葉があったのを思い出し、場所の確認を兼ねて写真を撮りに行った。しかし、あったはずの場所に着くと、塀は妙にすっきり。きれいさっぱり刈り取られてしまっていた。これは、困ったと、いつもは行かない場所をうろうろ。

170820_1631~0001蔦の葉は、秋になって鮮やかに赤く色づくと目立つが、周り中に草が生い茂っている今の時期、緑の葉では目立たない。なかなか見つからない。

蔦はどこだ?蔦はどこだ?と、草の茂みに目を凝らすと、いつもは雑草とひと括りにしてしまっている草々も、それぞれに個性的な形の葉を広げているのに気付く。色も緑色とひと括りにしてしまえばそれまでだが、明るい緑、暗い緑、黄緑・・・、皆、それぞれに色も違う。つるつるな表面、薄く毛が覆っている表面、ざらざらな表面・・・、質感もそれぞれ。そして、それらが、まるで地球上全てを多い尽くそうと策略しているかのように繁茂している。夏の草のエネルギーはすごい。今年は日照不足で、農作物の出来が心配されているが、日陰に茂るこれらの葉は、むしろ今年の天気を歓迎しているようにさえ感じてしまう。

170820_1629~0001蔦が茂りそうな場所を歩いていると、今年一番の蝉時雨。何もそこまで大音量で鳴かずともよかろうに、と、思うほどの音量なのだが、灰色の雲が空の所々に低く垂れ込め、今にも雨が降り出しそうな今日の天気には、なんとも似合わない。

寺のお堂の裏は、いつもの夏であれば、ひんやりとして涼しい風が吹き抜けているが、今日は、青臭い湿った空気が淀んでいる。

しかし、画像に撮ってしまえば、空気は写らない。写真の上手な方なら、空気の雰囲気まで撮れるのだろうが、私の腕&携帯カメラでは、そこまでの表現は出来ない。ゆえに、撮った画像が、残暑見舞いに使えそうな涼しげな画像になってしまった。

ということで、残暑お見舞い申し上げます(笑)。

・・・と、書いておいて何なのだが、早くもサクラの葉が紅葉を始めているのを見つけてしまった。

170820_1642~0001170820_1642~0002それだけではなく、銀杏の木下にギンナン発見。見上げると。枝にはびっしりギンナンがなっている。

まだ、処暑にも至っていないのに。
今年は、梅雨、続・梅雨、秋となってしまうのかな。


蚊取り

発症後、あれこれ蚊対策を講じてみた。

それまで使っていた普通の蚊取り線香は化学成分の殺虫剤が使われているため使えなくなった。アロマでの蚊除けも試みてみたが、エッセンシャルオイルのニオイは私には強烈過ぎたし、窓を開けての室内では、あまり(ほとんど?)効果もなかったように感じた。

症状がある程度落ち着いた頃、やっと天然の除虫菊の蚊取り線香が使えるようになったが、長時間焚いていると、やはり不調が生じてしまうので、線香を数センチくらいに折って使っていた。一応、蚊は除虫菊の成分で動けなくなるようだが、そんな短時間焚いたくらいでは死なないようで、夜中から明け方になると、蚊が復活して、プ~ンと飛び始めるのだが、まあ、仕方ないかと思っていた。

今年の夏は、体調不良が続いていて、天然除虫菊の蚊取り線香でも苦しくなっている。

と、そんな時、殺虫成分を使わずに蚊を取る装置があることを知った。

などなど。
もっと高価なものもあるが、とりあえず、3000円くらいまでのものを並べてみた。

形も値段も様々なのだが、ブルーライトや二酸化炭素などで蚊をおびき寄せ、ファンで本体内に捕獲するものと、電撃で殺すものとあるようだ。

寝室で使いたいが、最初、本体のプラスチック臭がするのは覚悟のうえだとしても、使用時の電磁波ほか、ファンを使っているものなどは内部からのニオイなど使ってみないと分からない不安要素もある。そして、効果の程も?

殺虫成分を使わないというのは、魅力だが、購入してみようかどうしようか悩んでいる。

どなたか使っている方がいましたら、感想などお聞かせ下さい。

ブログの継続について悩む

2つあったブログを1つにまとめて、ずずーっとスクロールしてもなかなか最後(最初)が出てこない月別アーカイブの量に自分で唖然とした。実際にこの病気の著しい症状が出てからのことではなく、発症前の原因となった殺虫剤の散布の原因から書いているので、ああ、これだけの年月が経ったのかと、なんとも形容しがたい気分になった。

その間、正式に病気として認定されたし、当時に比べると、ネット上のこの病気の情報量はかなり増えている。この病気のブログを書いている人もとてもたくさん出てきている。

当時、まだ、ほとんど知られていなかったこの病気のことを知人や友人にこの病気のことを知ってもらおうと始めたブログだが、症状が中途半端な状態である程度の小康状態を保ったまま移行している現在、さほどブログに書くようなことも生じない。先日の、お盆の線香の話ではないが、毎年、同じように同じものに反応して、同じようなことを毎年、書いている気がする。

このブログではないが、以前、仕事のブログで、「こんなクソ記事、書くな。検索の邪魔なんだよ。」という暴言のコメントを書き込まれたことがある。その記事は、私が関係していた展覧会の紹介の記事で、単に会場と日時と簡単な展示内容を書いたもので、何ら文句を言われる筋合いのものではなかったが、その展覧会の詳しい情報を知りたくて検索したのであろうその人にとっては、検索上位でヒットしてしまった私のブログは、邪魔だったということなのだろう。その腹いせに、その記事に暴言のコメントを残していくというのは、間違った行動だと思うが、検索でなかなか自分の欲しい情報に辿り着けない苛立ちというのは自分も経験しているので分からなくはない。

自分もこの病気を発症した当初の検索は、切実なものがあった。電磁派過敏症も併発していたようで、パソコンの前に長時間座っていられない。具合が悪くなる。そんな中で、何が使えるか、どう対処すればよいのかをネットで検索。何のキーワードで検索してよいのかも検討が付かず、必要な情報をなかなか探せなかった。

ブログの記事を書きながら、時々、その時の「こんなクソ記事」「検索の邪魔」という言葉が頭をよぎることがある。過去記事に検索で入ってくる人も少なくない。果たして彼らの役に立っているのか、それとも検索の邪魔をしているのか。

あと2ヶ月で10年。ブログの継続、どうしよう・・・。

誤解のないように書いておくが、この病気は10年経ってもよくならないということではない。私の場合、他にも不調の原因を複数抱えているため、本腰を入れてこの病気の回復に向けての取り組むことが難しい状況にあるためだ。
この病気は、完治というものはないようだが、緩解といって、病気そのものは完全に治癒していないが、症状が一時的あるいは永続的に軽減または消失することはあるそうだ。この病気になってしまったからといって絶望しないで欲しい。希望の光は消さないで欲しい。

お盆

こちらは、月遅れのお盆。すぐ近くに2つほどお寺があるため、発症後、お盆とお彼岸はなかなか厳しいものがある。お線香。発症前は、特にお線香の減量など考えずにいたが、発症後、普通のお線香は化学物質の塊であることを知った。風向き次第では、お盆が終わるまではきついな。

朝、いつものお参りを兼ねて、近くのお寺2つの様子を見に行ってきた。お盆迎えの準備のテントなど境内に見受けられる。檀家さんたちも集まり始め墓の掃除をしているのが通りから見える。それでもまだ、お線香は大丈夫だろうと、道を進むと、思わぬニオイが。お線香のニオイではない。人から漂う香料に思わず、鼻と口を手で覆う。まだ、お線香は大丈夫だろうと、無防備で外出してしまったが、思わぬ落とし穴。人々から発せられる香料(洗剤?整髪料?シャンプー類?)は、様々なニオイで、それらが入り混じり、お線香より強烈。

もう、いい加減、香料をどうにかして欲しいと思っているのは、発症者だけではないように思うのだが・・・。

170813_0809~0001ニオイの漂う空気の層を離れても、吸い込んでしまったものが鼻腔や喉のへばりつき、息苦しさと不快感を残したまま帰宅。家に入る前に、庭の植物に朝の水遣り。数日間、すぐ目と鼻の先に危険物質が漂っている日々を過ごすことになるのかと、うんざりしつつ、水をやっていると、今年初の朝顔を見つけた。

今年は、種をまくのが遅くなってしまったため、なかなか花が咲いてくれなかったのだ。種を取る時、花の色ごとに分ければよいものを、面倒くさがりな性格ゆえ、全部一緒にしてしまっていたため、蕾が付いても咲くまで色が分からない。

「咲きましたねぇ、君はこういう色だったのかー。」と、朝顔に話しかけ、先ほどまでのうんざり気分ははちょっと解消。

お盆の間、お寺の方向から風が吹かない事を願う。





自作服の劣化

先日、店で買い物の途中、棚の下の方の商品を見ようとしゃがんだら、ビリッ!というか、バリッ!というか、ビッ!というか、いやもうどう形容してよいのか分からないようなすさまじい音がした。布を引き裂くような音。音の発信源は、自分と思われる。一瞬、思考が停止した後、ハッとして、お尻に手を当てる。ズボンのお尻が破けていないか確認、大丈夫そう?周りに人がいないのを確認して、体をひねって背中から自分のお尻を覗き込み目で確認、大丈夫そう?多分、大丈夫、どこも破けていない・・・よね?とはいえ、音の発信源は自分だったような気がする。不思議に思いつつも、とりあえず問題はなさそうなので、そのまま買い物を済ませ帰宅。

帰宅後は、諸々のニオイを持ち帰ってしまっていることもあるが、汗だくなので、まずは着替え。そして、事の次第が明らかになった。下着が破れていた。しかも派手に。もう笑ってしまうしかないような凄まじい破れっぷり。破れたのは自作のパンツ。伸縮性のある布で作ってないので、汗で肌に張り付いてしまった布が引っ張られ破けてしまったようだ。

翌日、家で掃除中、しゃがんだ途端に、再び、ベリッ!聞き覚えのある音。とっさに、お尻に手をやる。破けていない。ということは・・・、ああ、やっぱり。そして、その数日後、家で作業をしていた時、ビビッビッ。これまでとは違って、もう少し緩やかに破れる音。もう、手で確認することはぜず、諦めモード。言うまでもなく・・・。

破れ続けている原因は、汗による張り付きだけではなく、布の耐久年数の問題のほうが大きいのだ。下着に限らず、発症後、自作服を作り始めた頃のものが、そろそろ使用限度が来ていことは感じていた。素材は、全て綿か綿麻。しかも、枚数が少ないので、同じ服を着まわしていた。夏物は秋冬物より洗濯回数が多い。洗濯での摩擦もあるだろうが、夏の強い日差しに晒されることも、秋冬物より劣化が早い原因だろう。洗濯物を干す時に、劣化した生地を確認しつつ、あとどのくらい着続けられるかなと、思いつつ干していたのだ。

耐久性の点に於いては、化繊の生地や化繊が混紡されている生地が優れていことを認めざるを得ない。

自作服の最初の数枚は、生地だけでなく糸も綿のものを使っていた。しかし、劣化が早いことが分った後、糸はポリエステルのものを使い始めた。最初の頃に作った服は、腕を挙げると、小さくピッ。わきの下が背中側の糸が切れたりする。糸が切れる分には、繕うことができるが、生地が10cm以上に渡り大きく裂けてしまうと、もう、生地自体の劣化が進んでいるので、もともと生地が薄手の夏服は繕っても着続けることは難しいだろう。下着に関しては、季節に関係なく通年で使い続けてきたわけだし、もう、そろそろお役御免ということでよいのだろうと思いつつも、新しいものを縫うことを考えると、捨てることに未練が残る。破れた下着を手にあれこれ思い悩んでいる自分に苦笑してしまう。

さすがに、派手に破れた下着は処分したが、「新しいものを買えばいい」と思って捨てるのと「また作らなくてはならない」と思って捨てるのとでは、随分と捨てる時の気分が違うものだ。いや、こんなことは、発症前から頭では分かっていたことだ。でも、その切実さが違うのだ。

モノを作る仕事をしているため、発症前から、モノに対して思うところは多々あった。しかし、発症後、モノについて考えるとき、考える要素が増え、それまでも考えていたことであっても切実度が増してしまった。それは、自分が使うモノに対しての意識と、自分が作るモノに対しての意識とで分けて考えることができるものでもなく、自分の中でとても大きな問題に膨れていっている。

発症後、自分の中に生じてしまった矛盾に押しつぶされないようにしないといけないのだが、どうも私は手で考える人間のようで、手を使うことをしているとあれこれ考えてしまう。多分、新しい服や下着を縫いながら、また、あれこれ考えてしまうのだろ。考えるのは悪いことではないと思う。でも、考えても答えが出せないことを考えなくてはならないは、ちときつい。


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