PA100314


父が入院して3週間。

母の17回忌の法事の段取りをさせてもらっている。
指図は全て父に従わなくてはならない。
その報告を兼ねて毎日面会に行く。
毎日が当然と。

予定があって行けない時は前日に、報告。
「別に用事がないから来なくてもいい」と。
全てが自分の思う通りになっていれば機嫌は良い。

「イエスマン」が欲しいだけなどだと、誰もが口にする。
退院したら「イエスマン」でいることはできない。
また、不機嫌な毎日が始まるかと思うと、
心がぐったりして・・・今日は仕事に行けなかった。

木曜日に退院が決まったのだ。
夕食後の退院で確認したはずなのに、
「しゃぶしゃぶが食べたいから準備しろ」と。
遅くなると言っても、聞く耳を持たない。
しかも、夕方6時の時間に
「畑に行って橙を取って来い」とも。
「金曜日には散髪に行きたいから送れ」とも。
仕事だと言うと
「その日は仕事なのか」と。
大丈夫?金曜日は平日だけれど。

父の残されている時間はわからないけれど、
私の心が壊れるのと
どちらが早いのだろうか・・・と思う。

父は母を看てきたので同じことを求めているのだと。
大事にされた記憶がない私のそれを求めるのか・・・と。
絶望だけが心の中でぐるぐる する。

「俺の育て方が間違っていた」という言葉を何度聞いただろう。
結果、悪いのは私であり、自分に非は無いと言いたいのだろう。
常に自分が正しく、子供は親に従うべきものであるとの確たる信念。

こうして、書き記していることを後日読み返した時に、
もう少し優しくしておけば良かったと後悔するのだろうか・・・

奪われている私の時間を返して!と叫んでいるのだろうか・・・