風を感じて2

6月で59歳になったオヤジが、楽しみながらマラソンの記録に挑戦するブログ。ロードバイクや冬にはスキーもやっています。 練習日誌代わりに日々の練習内容を綴っています。 時にはカテゴリー外の話題もあったり。 少しでもお役に立つ情報があれば幸いです。

2007年04月

「白夜行」

「白夜行」 東野 圭吾 著 (集英社刊)

久しぶりに時間を忘れて読み耽ってしまいました。
2段組で506頁あり、手に取るのを躊躇してしまいそうなボリュームですが、読み始めると一気に読んでしまいます。
実に面白い作品でした。

主人公は桐原亮司と唐沢雪穂。
桐原亮司の父親は、代々質屋を経営しているのですが、
ある日亮司の父親が何者かに殺されてしまうところから物語は始まります。
事件は解決しないまま、その1年後、
今度は雪穂の実母が事故死。
当初、自殺との噂もあったのですが、
ガス中毒による事故死ということで片付けられてしまいます。

亮司の父親殺しが解決しないまま、どんどん時間が経過していきます。
二人の成長過程で、二人の周りでは次々と事件が起こるのですが、
どの事件も解決を見ないまま、物語は進行します。

登場人物も次々に増えていきますので、少々複雑に思いますが、
決してわからなくなるようには書かれていません。

作中、亮司と雪穂が接触する場面は一度もありません。
しかし、二人がどこかで関わっているのではないかと想像する中で、
最初の殺人事件から19年が経過しクライマックスを迎えます。

ラストでは、亮司の父親が殺されてから、
ずっと二人を追っていた一人の刑事(笹垣潤三)が、
なぞを解いていくのですが、その辺りまで読んでくると、
もう止められません。

あまりテレビドラマを見ないので知りませんでしたが、
この作品はテレビドラマ化されていたようです。
それだけ人気があったということでしょうか。

東野圭吾の作品に「幻夜」というのがあるそうですが、
その作品は「白夜行」の続編ともいえる作品だそうです。
是非、読んでみたいと思います。

しかし、よくこんなストーリーが考えられるもんだと、
つくづく感心させられます。

主観的評価 ★★★★★
(おもしろさ)

畑の棚田

GW2日目。
今日は朝から快晴。
これは、自転車に乗りに行かないわけにはいきません。
体調もようやく快復してきましたので、とりあえずはお気に入りの60キロコースをゆっくり走ることにしました。

ロードバイクに乗るときは、いつも決まったコースを走るのがほとんどです。
60キロコース、95キロコース、150キロコース等、
いくつかお気に入りのコースをもっていますが、
今日は60キロコースの中でも特に気に入っているコースを走ることにしました。

例によって、出発は新旭風車村から。
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今日も風車村には大勢の方が訪れていました。
無料で遊べるっていうのがいいですね。



湖岸道路を南下し、安曇川町を通過し高島町へ。
高島町へ入って少し行くと「北浜」というバス停があるのですが、
そこを右折し、今度は琵琶湖を背にして西へ向かいます。

ここから正面に見える山の麓まで、緩やかな登り坂が約11キロ続きます。
それほど急な勾配ではないのですが、向い風のときは結構きついです。
幸い今日は追い風でしたので、楽でした。
高島B&G海洋センターの前を通って、さらに西へ。
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真正面に見える山の麓を目指します。
左に見える建物が高島B&G海洋センターです。



「拝戸」というところを過ぎた辺りからは、道路の両側はずっと田んぼです。
途中何ヶ所か集落がありますが、それ以外はずっと田、田、田。
田んぼでは、田植えの準備が順調に進んでいるようです。
既に水が入れられている田もありますし、中には田植えの済んでいる田もありました。
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田植えの準備も着々と進められています。

この場所の景色が最高です。特に稲穂が頭を垂れる秋は、辺り一面黄金色でとてもきれいです。

正面の山もだいぶ大きく見えてきました。



60キロのコースを走るときは、殆どが今日と同じコースなのですが、同じコースを走っていても、稲が成長していく様子が毎週毎週変わっていきますので、飽きることはありません。
稲穂が頭を垂れて黄金色になる頃のこの辺りの風景が、私は特に気に入っています。

さらに西へ登っていくと、ガリバー旅行村の標識が見えてきます。
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左に行くとガリバー旅行村です。

まだまだまっすぐ登っていきます。


そこをさらにまっすぐ登って行ったどんつきが「畑(ハタ)」と呼ばれる集落です。
ここは、「日本の棚田百選」に選ばれているほど棚田で有名なところです。
よく猿を見かけますし、時には鹿もいるそうです。
ここで、Uターンをして、来た道を戻ります。
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「畑」のバス停留所です。
実に趣のあるバス停ですね。


もちろん、ここからは長い下り坂。
高島B&G海洋センターまでの約8キロは、ほとんど車も走っていませんし、
途中空気が澄んでいるときなどは琵琶湖を正面に見ながら
下り坂を快走できますのでたまりません。
追い風のときは60キロくらい出るときもありますので、
スキーに例えると、誰も滑っていない八方のリーゼンスラロームコースを
ロングターンで滑り降りるような感じです(^^)
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今日は霞んでいて琵琶湖は見えませんでした。
この下り坂を快走するときの感覚は、スキーにとても良く似ています。


高島B&G海洋センターまで戻ってくると、
今度はそこからまっすぐ北へ向かいます。
安曇川町に入り、どんつきが県道23号小浜朽木高島線です。
そこを左折して再び西へ。次は、朽木を目指します。

ここからも安曇川に沿って走りますので、当然緩やかな登りです。
途中何ヶ所か急な上り坂もあり、30分くらいペダルを回し続けるでしょうか。

どんつきが朽木の山神橋です。
そこを左折し、朽木スキー場への標識がある交差点をさらに左折。
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この山神橋が県道23号線とR367号線が交わる三叉路です。

宝牧場をぐるっと回るような感じで朽木カントリークラブまで戻り、
そこから再び県道23号に出て、元来た道を戻ります。
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宝牧場の全景です。
ここのソフトクリームは濃厚で絶品です。
是非一度お試しあれ。



今度は安曇川に沿った下り坂ですので、快調に走れます。
ただ、ここら辺りからいつも太腿に乳酸が溜まり始めますので、
ちょっときつくなってきます。

安曇川町の広瀬橋のところで左折し、安曇川を渡って新旭へ。
広瀬橋を渡ると道路は右方向に緩やかにカーブするのですが、
そこからは長い直線が続きます。
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これがその直線道路。
思わず、大昔に流行った
あの歌を口ずさみたくなります(^^)


この道をひたすら琵琶湖に向かって走り続けると湖岸道路に出ますので、
そこを左折してしばらく行くとゴールの風車村です。
この間約65キロ。約2時間の走行です。

このコースは、最初は琵琶湖を左手に見ながら、
途中からは正面と両側に高島の山々を見ながら走れる、
実に素晴らしいコースです。
信号もあまりありませんし、車の量も少ないですので、
安心して走ることができます。

風車村には無料の大駐車場がありますので、
自転車を積んで風車村まで来れば、都会に住む方もこのコースを走ることは可能です。
興味がおありの方は、一度走ってみてください。
きっと気に入って頂けると思います。


畑の棚田を見てみました。

いつもは、畑のバス停留所で止まらずにUターンするのですが、
今日は初めて少し上まで行って棚田を見てみました。
以下は、棚田の風景です。
畑は小さい集落ですし、車で行っても停める所がありません。
JR近江高島駅からバスが出ていますので、バスで行かれることをお勧めします。
もちろん、自転車なら何の問題もありませんが(^^)
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軒先にこんな看板のある家がありました。
きっとジョークではないんでしょう。


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風邪 その後 Part4

この前の日曜日に買った市販の咳止め薬も、期待に反して全く効き目はありませんでした(^_^;)。
ドラッグストアーの薬剤師に勧められるままに買った咳止め薬は、価格も安かったのですが、
「安かろう悪かろう」の典型だったのかもしれません。

その咳止め薬は、飲むとしばらくは効いているような気がするのですが、
4時間ほどするとまた咳き込んできます。
特に酷いのが、就寝中です。
咳が続くと、何度も眼を覚ましてしまうということが、
火曜の夜まで続きました。
このままだと、GWもこの状態が続き、
折角の休みも台無しです。

そう思うと、いよいよ診察代をケチっている場合ではないと思い始め、
漸く水曜日に病院へ行く気持ちになりました。

水曜日、仕事が終った後、職場のあるビルの3階にある内科へ。
何度かお世話になっている医院ですし、
同じビルでもあることから、女医の先生とはよく顔を会わせます。

先生 : 「今日はどうしたん」
私 : 「先週から咳が止まらないんですけど・・・」
先生 : 「はい、口あけて」・・・
「ほんま、赤いわ」
聴診器で胸と背中を確認後、
「胸の音は綺麗やねー」
「4日分薬出しとくし、それ飲んだら治るわ」
私 : 内心で…「予想通りの会話や!ホンマ治るんかいな?
既に市販薬で、590円ほどパーにしてるんやし、
これで治らんかったらシャレにならんで…」
「ありがとうございました」

こんな感じで、初診料・診察料・薬代で1,800円。
思ったほど高くはありませんでしたが、痛い出費です。

早速、その夜の夕食後から服薬し始めました。

今日で3日が経過しましたが、徐々に良くなってきているようです。
8割方快復しているように思います。
まだ、完全に咳が止まったわけではありませんが、
何とかこのまま治ってくれること祈るばかりです。

今日からGW。
今日までおとなしくして、明日はロードバイクに乗るつもりです。

ぶり返したら笑ってください。

以上が、今回の風邪の顛末です。
久しぶりの更新にもかかわらず、今日も走れていません。

折角お立ち寄り頂きましたのに、申し訳ありませんm(__)m

「終りなき始まり」

「終りなき始まり」 上・下 梁 石日著 (朝日新聞社刊)

「睡魔」「血と骨」「異邦人の夜」「カオス」・・・
梁 石日の作品は、いくつか読みましたが、
どれも面白かったと記憶しています。

しかし、この作品は面白いっていうのとは少し違いました。

友情、恋愛、貧困、憎悪。
在日朝鮮・韓国人が抱えるさまざまな問題や、
差別が随所に描写されており、
かなり奥の深い作品のように思えますが、
悲しきかな、読む側に読解力がないために、
相当難しい作品だと感じました。

ある方のブログによると、
実在の人物がモデルとなっている
梁 石日の私小説だとか。

主人公の、
「・・・歴史的な背景や、行きがかり上、
在日という存在が日本社会の底辺の、
あるいは差別の、矛盾のふき溜まりのような存在になっているとはいえ、
それはどこにいようと抑圧されている人間に共通しているものであり、
生きるという前提において何ら変わりはないのだった。」

とか、

「君はおれの人生を生きられないし、
おれは君の人生を生きることはできない。
人はみな自分の人生を生きるしかないという点では平等なんだ。」

なんていう、重くて考えさせられるような言葉が随所に出てきます。

そういう意味で、鳩尾に一発重いパンチを食らったような、
そんな読後感でした。


主観的評価 ★★☆☆☆
(おもしろさ)

風邪 その後 Part3

明日からまた一週間が始まります。
土・日、本を読んだり、昼寝をしたり。
2日間、家でおとなしくしていたにもかかわらず、症状は一向によくなりません。

土曜日の朝も、咽喉の痛みと咳が酷く、
妻から病院行きを勧められました。
しかし、病院へ行くと、高が風邪くらいでも、
初診料と薬代で2,000〜3,000円取られます。
医者にそんな高額なお金を支払うくらいなら、
何か美味しいものでも食べたほうが治るんではないだろうかと、
貧乏人根性丸出しの精神が、病院への足を遠ざけます(^^)

第一、病院へ行っても、交わされる会話と治療は
だいたいいつもこんなもんです…

医師 : どうされましたか?

私 : 風邪を引いたみたいで、2、3日前から咽喉が痛く、
昨日あたりから咳も酷くなってきました。

医師 : 洟は? 頭は痛いですか?

私 : いいえ。

医師 : 口大きく開けてもらえます?
あー咽喉真っ赤ですねー。
はい、胸見せてもらえますか?・・・(聴診器あてる)
大きく息を吸ってー。
はい、後ろ向いて・・・(聴診器あてる)
風邪ですねー

私 : (心の中で)「さっき、こっちが風邪や言うたやん!
それは、わかってんねん!」

医師 : 咽喉の痛み抑える薬と抗生物質、3日分出しときますし、
それで様子見てください。

私 : ありがとうございました。
(心の中で)「それやったら、最初から薬だけ出せよ!」・・・退室

と、こんな感じです。

みなさんも、経験ありませんか?
お金払うとき、「診察代ぼったくりやな〜」って、
毎回思います。

そういう理由で、熱もないのに
(正確には、一度も計っていないので「たぶん」ですが)、病院に行く気がしません。

というわけで、日曜の夜まで、病院にも行かず
自らの自然治癒力に期待していたのですが、
時間を追うごとに咳が酷くなってきて、
これでは明日からの仕事に差し支えるなーと思い、
とうとうドラッグストアーに咳止めの薬を買いに行くことに。

咳止めといっても、かなりの種類がありまして、
値段も500円くらいから2,000円くらいまで様々です。
なるべく安くて、かつ、早く効くものがいいと思い、
薬剤師と思われるお兄さんに、
「どれが一番早く効きますか?値段の差ってあるの?」と効いたところ、
なんかわかったようなわからないような説明の後、
一番安いのを勧めてくれましたので、迷わず購入(^^)

現在、投薬後、2時間経過。
効いているのか、効いていないのか、
まだはっきりしない状態。

寝る前に、もう1回服用して、
明日の朝に効果を期待したいと思います。

運よく(^^;快復すれば、
今週は、頑張って走ろうと思います。

というわけで、ランニングも自転車にも乗れない休日でした。

いつもお立ち寄り頂き、ありがとうございますm(__)m


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