「白夜行」 東野 圭吾 著 (集英社刊)
久しぶりに時間を忘れて読み耽ってしまいました。
2段組で506頁あり、手に取るのを躊躇してしまいそうなボリュームですが、読み始めると一気に読んでしまいます。
実に面白い作品でした。
主人公は桐原亮司と唐沢雪穂。
桐原亮司の父親は、代々質屋を経営しているのですが、
ある日亮司の父親が何者かに殺されてしまうところから物語は始まります。
事件は解決しないまま、その1年後、
今度は雪穂の実母が事故死。
当初、自殺との噂もあったのですが、
ガス中毒による事故死ということで片付けられてしまいます。
亮司の父親殺しが解決しないまま、どんどん時間が経過していきます。
二人の成長過程で、二人の周りでは次々と事件が起こるのですが、
どの事件も解決を見ないまま、物語は進行します。
登場人物も次々に増えていきますので、少々複雑に思いますが、
決してわからなくなるようには書かれていません。
作中、亮司と雪穂が接触する場面は一度もありません。
しかし、二人がどこかで関わっているのではないかと想像する中で、
最初の殺人事件から19年が経過しクライマックスを迎えます。
ラストでは、亮司の父親が殺されてから、
ずっと二人を追っていた一人の刑事(笹垣潤三)が、
なぞを解いていくのですが、その辺りまで読んでくると、
もう止められません。
あまりテレビドラマを見ないので知りませんでしたが、
この作品はテレビドラマ化されていたようです。
それだけ人気があったということでしょうか。
東野圭吾の作品に「幻夜」というのがあるそうですが、
その作品は「白夜行」の続編ともいえる作品だそうです。
是非、読んでみたいと思います。
しかし、よくこんなストーリーが考えられるもんだと、
つくづく感心させられます。
主観的評価 ★★★★★
(おもしろさ)
久しぶりに時間を忘れて読み耽ってしまいました。
2段組で506頁あり、手に取るのを躊躇してしまいそうなボリュームですが、読み始めると一気に読んでしまいます。
実に面白い作品でした。
主人公は桐原亮司と唐沢雪穂。
桐原亮司の父親は、代々質屋を経営しているのですが、
ある日亮司の父親が何者かに殺されてしまうところから物語は始まります。
事件は解決しないまま、その1年後、
今度は雪穂の実母が事故死。
当初、自殺との噂もあったのですが、
ガス中毒による事故死ということで片付けられてしまいます。
亮司の父親殺しが解決しないまま、どんどん時間が経過していきます。
二人の成長過程で、二人の周りでは次々と事件が起こるのですが、
どの事件も解決を見ないまま、物語は進行します。
登場人物も次々に増えていきますので、少々複雑に思いますが、
決してわからなくなるようには書かれていません。
作中、亮司と雪穂が接触する場面は一度もありません。
しかし、二人がどこかで関わっているのではないかと想像する中で、
最初の殺人事件から19年が経過しクライマックスを迎えます。
ラストでは、亮司の父親が殺されてから、
ずっと二人を追っていた一人の刑事(笹垣潤三)が、
なぞを解いていくのですが、その辺りまで読んでくると、
もう止められません。
あまりテレビドラマを見ないので知りませんでしたが、
この作品はテレビドラマ化されていたようです。
それだけ人気があったということでしょうか。
東野圭吾の作品に「幻夜」というのがあるそうですが、
その作品は「白夜行」の続編ともいえる作品だそうです。
是非、読んでみたいと思います。
しかし、よくこんなストーリーが考えられるもんだと、
つくづく感心させられます。
主観的評価 ★★★★★
(おもしろさ)