KAZURINの【エッセンス オブ ドラムプレイ】

ドラムやリズム・音楽に関して、チョットお役に立つ『よもやま話』です。

周りからはKAZURINなどと呼ばれいつまでも若いつもりでいたけど、いつの間にかイイ感じでジジイになてしまい、一晩に3時間以上も叩く様なハードな仕事が続くと下半身がヘロヘロになってきました。

これからは育てる側の仕事に比重をかけていきたいと思い、新しくプライベートレッスンのスクールも始めたので、そちらも覗いてみて下さいネ~。

【Essence of Drumming】
http://www.kazu-drumlesson.com/

は、半年ぶりぃ…^^;

やっぱね、モノグサなんだわねぇ

前に書いてたblogを読み返したら、『もっと真面目に更新しなきゃ』的な事を書いてるのに、全然ダメダメじゃん
我ながら、内容の濃いイイ内容の記事を書いてるとは思うんだけど、記事ひとつひとつが丁寧過ぎてちっと長いからかなぁ…
続けるためにも、もうちょいシンプルにしましょ

んで、この半年間に何か変化や発見、進歩が有ったかと言うと…有りますよぉ


まず、グリップに関してなんだけど、敢えてスティックに小指を掛けない奏法はだいぶ板についてきました。
バックビートの強弱とかはもちろん、ゴーストノート系の細かい音や、フィルインやソロとかでも使い分ける様になってきてるよ

練習方法としては、ストーンキラーとかを題材にしてpadをひたすら叩いて身につけていく地道なやり方
ストーンキラーに関してはネットに色々出て来るから、それぞれ調べてみてくらはい

こんなジジイで、長年叩いてきてフォームが固まっているヤツでも変化していけるんだから、若くてまだ柔軟な人だったらドンドン進歩してイケるんじゃん?

ただ、変な癖だけはつけない様に気をつけましょ


私の場合は、ジャーマングリップ(手の甲を被せる)気味で小指を掛けるのと掛けないのとでBPM96~104位でやってて、その辺が限界
せめて110位までは行きたいんだけどねぇ…

グリップに関しては、私の周りでは初心者からかなりの上級者まで、小指が上にきてスティックが揃うフレンチグリップの人が多いんだけど、通常は手の甲が斜め45度でスティックがゆるいハの字になるアメリカングリップを推薦してます。

ただ、手の形も人それぞれなんで、その人に合っていれば強制はしないけど


あと、オリジナルのボレロのリズム(水戸黄門ネ)を使ったスティックコントロールの練習も合わせてやってる。

この練習方法は昔からやってて、これに関してはまた次回、ホント~に近い内に語ってみたいと思いますで…


せめて、この位の長さで終わっとけば続くかなぁ







オヒサ…

まぁ~、前回の記事からどんだけ空いちゃったんだろ

そりゃもう、この間に色んな事があったけど、あんま生産的な事は無かったかなぁ…

ただ演奏に関しては、なかなかイイ感じ

前にも書いたけど、ここ1~2年は自分に合った色んな法則を発見したりが多かったんだけど、その一つ一つがだいぶシッカリ身に付いてきたみたい。

こんなジジイになって、こんなにも飛躍的に進歩するとは思わなかったよ

前はフルセットの練習台でも、苦しい基礎練習を毎日永遠とやってたけど、今はソロやフィルインや複雑なフレーズの練習位しかやんないし、基礎的な練習はTVとか観ながらパッドでOKな感じですもん

もちろん他のドラマーにも共通する事も色々有るんで、講師としての授業にも還元したいんだけど、アンサンブルやリズムキープ、表現の仕方とか、メンタルに関する深いモノが多いんで、中級者以上に役立つ内容ばっかで…

今の生徒は、まだ初心者クラスの子達だからなぁ

でも、こんなブログでも覗きに来てくれる人達のために、これからそういう内容も小出しにしていきますで



とりあえず、今試しているのがグリップの改造です。

前にも書いたけど、私の場合シングルストロークにコンプレックスが有るので、そこを改善するために指の使い方に変化をつけようと思ってます。

ダブルストロークを多用することが多いので、小指まで全部の指をキッチリ使ってたんだけど、シングルストロークや速いレガートでは、あえて小指を使わない奏法をお試し中です。

今のところハッキリとした結論は出てないし、結局はその時の体調やニュアンスによって使い分ける事になりそうな感じなんだけど、一つ言える事は実際の演奏で妙な力みがとれて脱力の助けになるっつう事かな

パッド上とドラムセットでの本番の演奏とでは全然違うんで、思わぬ発見でした


あとは、スティックと指の接地面が少なくなるんで、スティック自体が鳴る感覚も増える様な…

まぁ、元々小指は立てた状態で、ホントに指先だけでグリップしてる状態が多かったんで、気持ちの問題かもだけど

この辺の事も、もう少し検証してからまた報告いたしますで


ほな、今年はあんまりサボんないで、更新するように努力いたしま~す

テクニックのお話。

最近のネットでの動画とかを観ていると、アマチュアでもホントスッゴいテクニックを持ってる人がゴマンと居るよねぇ

私の若い頃もフュージョン真っ盛りで、テクニックを追及しまくりだったなぁ…

コンテストとかも幾つか出たけど、全てでベストドラマー賞とか頂いちゃったモンだから勘違いしちゃってて、やたら音数が多くって自分が楽しけりゃイイみたいな、やたら主張しまくる自分勝手な我の強いプレイをしてたょ

周りからもチヤホヤされてて、
『自分は日本一上手いドラマーなんだから、将来はプロになって当然』みたいな変な自信の塊だった

その後、運よくアイドルのバックやTVのレギュラー、CM等の簡単なレコーディングとか、プロとしての仕事も入り始めたけど、大きい仕事になるにつれて、自分のテクニックやドラムに対する考えにドンドン自信が無くなっていったのよ

で、完全にその自信が崩壊して自分の思い上がりに気が付いたのは、CRYSTAL KINGというバンドに加入して、ちゃんとしたフルアルバムのレコーディングを経験した時。

私は元々感情で演奏するタイプだったんで、ドンカマ(クリック)にはキッチリ合わせるのも大変だったし、粒立ちは揃ってないしで、楽曲のイメージをまともに演奏する事も出来ない始末

テイク1~2でOKが出るのはホントに数える程度で、シビアなバラードの曲なんか一日かかっても終わらないのも有ったし

しまいにゃ怖くてフィルインも入れられなくなっちゃった様な記憶も有るょ…

自分では覚えてないんだけど、当時の音楽仲間に会う度に『もう辞めたい。』とか言ってたらしい

確かにその頃は、毎月の様に壁にブチ当たってた記憶があるなぁ

ずっと独学で練習してきたし、別に師匠的な人が居たワケでもないから、誰にもイイ練習方法を教えて貰う事も出来ずに、長い年月をかけて試行錯誤を繰り返して、ここ何年かでやっと自分に合った、そして多くの人に共通して有効かつ効率的な練習方法や、セルフコントロールのやり方を見つけた感じ

例えば、リズムキープに関してだけでも前は毎日ガムシャラに何時間も練習してたけど、今は週に一回チェックする位でOKだモンね

でもいつまで経っても上達に終点は無いし、日々勉強あるのみだし、授業でもその時で一番正しいと思ってる事を教えてるんで、生徒に教えてる内容は昔と今では正反対の事を言ってることも結構あるかも…


ただ一つ言える事は、本当のテクニックというのは目に見える凄技ということではなく、曲のイメージをどれだけ感情豊かに表現出来るかという事。


それはまさにプロに求められるテクニックで、躍動感溢れるグルーヴ、粒の揃ったサウンドとダイナミクス、確かなリズムキープ力があって初めて表現出来ることなんです。

これまでも上級クラスの生徒には、ゴーストノートとか無しの一番シンプルな8ビートで、色んなイメージを叩かせたりさせてた。
例えば人で賑わう真夏の湘南海岸と、人も疎らな晩秋の湘南とかを丸っきり同じテンポで。

あとはBPM100で、キックを四分音符、ハイハットを八分音符、スネアをバックビートのみで、一切細かい音を入れずにベタツとしたリズムと跳ねたリズムを叩け分けさせたり…

とってもディープなトライアルだけど、是非試してみるとイイですよ

それが、曲のイメージを表現するということ、自分の感情を表現するということで、ひいてはグルーヴへと繋がっていくんです。

かと言って、凄技テクニックやスピードの追及を否定してるワケではないし、自分の引き出しを増やすためにも大事な事だし、特に若い内はあらゆるキャパシティーを広げる事はと~っても大事よ


ハァ~、若返りたい…





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