KAZURINの【エッセンス オブ ドラムプレイ】

ドラムやリズム・音楽に関して、チョットお役に立つ『よもやま話』です。

周りからはKAZURINなどと呼ばれいつまでも若いつもりでいたけど、いつの間にかイイ感じでジジイになてしまい、一晩に3時間以上も叩く様なハードな仕事が続くと下半身がヘロヘロになってきました。

これからは育てる側の仕事に比重をかけていきたいと思い、新しくプライベートレッスンのスクールも始めたので、そちらも覗いてみて下さいネ~。

【Essence of Drumming】
http://www.kazu-drumlesson.com/

運動神経と反射神経

長いこと色んな生徒を教えていると、個人によってドラムに対する色んな適正がある事に気がつきます

体の大きさや性格、持って生まれたリズム感とかの組み合わせで大体のドラマーのタイプに分かれるんだけど、ドラムに向いてるかどうかは、持って生まれたリズム感の良し悪しと、それを表現するための運動神経や反射神経がスッゴい関わってくると思う。

ドラムはスポーツじゃないけど、小さな椅子の上で体のバランスを取りながら、手足をずっとバタバタ動かしてるというのは、楽器の中では一番運動に近い所にあるでしょ?

ドラムの初心者にヒールアップでキックを踏む事を要求すると、最初はバランスをとるために体が後ろに傾く人も多いけど全然ブレない人も居るし、そのことに慣れても今度はハイハットのオープン&クローズを加えると、上半身が大きく左右に揺れちゃったりね

あと、シンバルアクセントでキックも同時に踏んだり、普通にビートを刻む時もリズムの縦を揃えるために手足を同時にヒットしなくちゃなんないけど、フラムみたいにワザとずらせたりもするでしょ?

その辺の事も、すぐにつかんじゃう人と時間がかかる人がいるよねぇ…

ま、要するに手足をコントロールするための運動神経は、ある程度は必要なんじゃないかっつうこと。


あとね、周りの音に反応して素早くインプロヴァイズするための反射神経も必要よネ

自分も、子供の頃から体育は5だったし反射神経も絶対的な自信を持ってたけど、スゴーく上手くなる子達と反射神経のテストの遊びをすると、最近は負けるもんなぁ


まぁもちろん、練習量と練習の方法で幾らでも逆転出来る事だし、いいドラマーかどうかっていうのは、センスやリズム感とかメンタルとか色んなことが組み合わされて決まる事だから

ちなみに、センスを磨いたりやリズム感を向上させる効果的な練習方法もあるけど、その辺りの事もいずれ触れてみま~す。


あとね、年齢的には絶対に若い内が有利

やっぱ年齢と共に神経も筋力も鈍っていくし、覚えるのも加速度的に悪くなるモンねぇ

まだ20代の頃にもね、生意気にも個人レッスンの仕事をやって時に、まったく未経験の43歳の女性が来てね、まぁ~~~全然先へ進まなかったし

あと、30代の男性で変な癖が付いちゃった人も大変だったなぁ


そんな私もジジイになって、若い生徒や卒業生達ににドンドン抜かされてます

負けるもんかと、車を控えて下半身を中心に鍛えるようにはしてるんだけど、家での作業が続いたりするとヤバいッス


そんな事もあって、昨日は二日間で1時間半しか寝てなかったのに、朝方に日の出を見がてらウォーキングをしようと、お気に入りの城南島まで行ってきました

うちは大森なんで、車で10分ちょいなんです。

P1010129

着いた時は、まだ薄暗くて寒かったんだけど

P1010133


歩いて体も暖まってきた頃にはだいぶ明るくなってきました。

P1010143

P1010146

やった~ 絵に描いた様な美しい日の出じゃ~

なむ~

P1010148

羽田空港も朝日を浴びて、超キレイ


ちょい寒かったけど、風も無くてスッゴい穏やかかな快晴で空の青さが日本じゃないみたいだった

もうこれから先は寒くて、早朝とかは厳しいだろうけど、チャンスが有ったら是非行ってみて下さいませ。

渚もあるし、お台場はもちろん東京タワーやスカイツリーまで見えて、癒されますよ


そして、その感動でセンスを磨くのです  はい…







シングルストロークのすすめ

前回の記事から、一ヶ月近く開いてしまいました

そんなに忙しくはなかったんだけど、何やらかんやらと…

今後は、短い記事でもあまり間を開けずに書くようにしま~す


最近、学校に丸っきり初心者の子が入ってきたんで、グリップの仕方や一つ打ちの見本を先輩にあたる女の子に演奏させたんだけど、まぁ~スピードが速くてキレイ

彼女は中学の時に吹奏楽部でパーカッションをやっていて、ドラムの本格的なレッスンは今年に入ってからなんで、キックや4ウェイとかに関しては現在レッスンも少し苦労してるんだけど、シングルストロークは私より明らかに速い

バックビートのパワーとかグルーヴ感では、今までの女子でもなかなかの子は居たんだけど、シングルストロークの速さとリズムの正確さと読譜力ではズバ抜けてます

やっぱ同じドラムの演奏でも、男子も女子も得意不得意の傾向がハッキリしてて面白いよねぇ

長年教えてると、最初にドラムに触れさせた時点でそういった個人の傾向は大体わかるし、その傾向は上手くなってもあまり変わらないんだけど、その辺りの事に関しては後日書いてみるつもりです。


とにかくシングルストロークに関しては、女子で私より速いのは彼女が初めてなんだけど、男子ではイ~ッパイいたなぁ

つうか、若い内の子ってスピードに憧れるもんねぇ。

もちろん、スピードって立派な武器だし全然褒めまくってるけど…

私なんかBPM120で6連符がいいとこなんだけど、140位までやっちゃう子も結構いるからね


何でそんなに差が出ちゃうんだろうと考えた場合、前述した個人の傾向も有るだろうけど、私の場合ダブルストロークに頼りすぎたかなぁ…と‥

12歳からドラムを独学で始めて、ひたすらレコードをコピーするのみだったんだけど、当時(1970年頃)は今の様な動画もないし動いてる外人のミュージシャンを見れる環境なんかも殆どないワケだから、キックに関しては自然とダブルを覚えていったけど、ダブルストロークというもの自体を知ったのは20歳の頃だったのよねぇ

(でも、一度TVでジャズドラマーのソロを観た時に、「手がユッタリ動いてるのに、何で音がイッパイ出てるんだろう?」って思った事を覚えてるなぁ

で、それから教則本を2冊ほど買って毎日ダブルの練習ばっかりして、ほぼ一ヶ月で形になってドラムでもダブルやパラディドルを多用するようになったワケ。

んでもって、その内シングルのスピードが進歩しなくなっちゃった


最近もモーラー奏法とかも参考にしながら、ずーっとシングルのスピードアップのトレーニングもしてるんだけど、この歳になるとフォームやグリップを変えるのも大変で、全然あきまへん

こうなると、ダブルやパラディドルでシングルに負けない音量を出す事に磨きをかけるんだけど、やっぱシングルとダブルではニュアンスも違うし、大きいタムだと鳴らしきらない時もあるからねぇ


ルーディメントを組み合わせた複雑なフレーズもカッコイイけど、全ての基本であるシングルストロークをないがしろにしてはあきまへん!

コンビネーションフレーズでも、シングルの組み合わせが一番強烈だもんネ~


まぁ、私の場合はスピードよりも一打一打の存在感で勝負でございます(でも、大事なことよ~


とにかく同じ失敗をして欲しくはないので、生徒達にダブルストロークを教える時は
『ダブルの練習と同じだけシングルの練習もしなさい!』と言っております。

自分の失敗や後悔を生徒の糧とするのも、先生の大事な役目ですからして


まぁまぁ、生徒や卒業生達が私の背中をを乗り越えて、立派なドラマーに育っていってくれるのに幸せに感じる、今日この頃でありますぅ





チューニング4

チューニングの最終回は、タムに関してです。

私の場合、現在は10、12”もしくは12、13”のタムに、14”もしくは16”のフロアタムという極めて普通のセッティングです。

ファンク系やポップス系の曲が多い時は小さめの口径を使い、ロック系の時は大きめにするのが基本だけど、会場にセットが用意されてる場合はそのまま使っちゃう事がほとんどです。

昔は自分の楽器にこだわっててなるべく多くのものを運んでたけど、最近は楽する事しか考えてませ~ん

だってセッティングとバラしと運搬だけでヘトヘトになっちゃうんだも~ん

ホント、アンプにジャックを突っ込むだけのベーシストが羨ましいッス


それに、ステージ中に色んなジャンルの楽曲をやることが多いので、口径にはあんまりこだわってられないし…

必ず自分の楽器を使うモノとしては、スネア・ペダル・カウベル・スプラッシュシンバル位のモンかな。


ただ、最近のトレンドのワンタムのセッティングはちっと苦手

自分の中では2タムでのフレーズが多いし、表現のためにはフロア以外に2種類のタムの音程が欲しいんで…



まずタム類を叩いてみて、ちょっと違うなぁという位の感じの時は、表のみのチューニングでほぼOKな感じです。

前の記事でも触れた様に、口径によって鳴る音程が大体決まってるんで、その範囲で自分の好きな音程と音質に近づけていくんだけど、私は多少ウェットで長めの音が好きですねぇ
 

口径の小さいタムから決めていくんだけど、まずは音程の高低を調整します。

指でヘッドの真ん中辺りに軽く触れてミュートして、スティックでリムから2cm位のラグの内側を叩いて一周します。

ヘッドがピンストライプの場合は、内側のラインに沿って叩く感じかな

一周してみると、音程の高い所と低い所がわかるので、音程を高くしたい場合は低い場所の近くのラグを締めます。

この時、大体の場合は対角線側のラグも音程が低くなっている事が多いんで、反対側も調整します。


もし対角線以外の1~2ヶ所が低いと感じる場合は、その場所の左右のラグも調整する必要がある時が多いんだけど、その辺りの事や指にかかる圧からチューニングキーを回す微妙な力具合を判断したりするのは、経験かなぁ…

まぁ、そんな感じで調整してみてからもう一度ちゃんと叩いてみて、イメージ通りの音が出ている様だったらそのタムはOK

音程を下げたい時は、逆の作業をします。


もし打面側のヘッドの調整だけでシックリこない場合は裏もイジる事になるんだけど、その場合は初めに叩いた段階で大体わかる事が多いッスねぇ

音が詰まった感じに聴こえる時は、表と裏のバランスがとれてない事や裏の一本だけが極端に緩んだりしてる事が多くて、その場合は裏も調整する必要があるんだけど、これはちっと面倒

基本的なチューニングの仕方は打面側と同じなんだけど、特に深胴の場合はチューニングキーも回しづらいんで、ホルダーから外して調整した方が楽かも

チューニングしたら一度そのまま叩いてみて、イメージ通りだったらホルダーにセットしてから微調整して出来上がり

他のタムも同様にしてチューニングしたら、上から順に鳴らしてみて音程感がイイ感じに出て、音質が揃っていたらOK

私の好みは音質と抜けを揃えて上で、口径の小さいタムは高めで、口径の大きいタムは低めな感じかな


もし音が伸び過ぎるとか音が波打っているとかいう場合は、さらに微調整が必要となります

表か裏のラグ1~2本を少~し緩めたりする事で改善される事も多いんだけど、それでもNGな時は音が伸び過ぎる場合はミュートします。

大体は、ジェルミュートを使ったりガムテープを丸めたミュートでOKなんだけど、更に気になる時はティッシュミュートとかで広範囲をミュートしなくちゃなんない事もあります。

PAのオペレーターと相談しながら調整することが多いんだけど、ドラム単体でサウンドチェックをしている時とバンドで音を出した時はまた違うんで、外音がOKな様だったらライブの時はあまり気にし過ぎないで


ここでもう一つだけ企業秘密を言うと、胴鳴りも大事だけど叩いた時に『パン』というヘッドのアタック音がクリアーに出る事が重要

この事は、チューニングのスペシャリストのY氏から盗んだマイクに乗りやすい音の最大の極意です

会場の広さにもよるけど、音量の大小にかかわらずマイクにキレイにのれば、PAの方である程度にイイ音に作って貰えるんで

で、この音は狭い会場とかで生音でやる時にも『音抜け』という点で有効なんで、法則的に考えて貰ってもOKです

あ~ぁ、バラしちゃった…

あとね、サウンドチェックは少し軽く叩く位の方が、本番では太めの音になってイイかもです。


まぁ かなり具体的な記事になっちゃったけど、チューニングに関しては一旦終了です。

ただし、同じチューニングでも叩き手によって全然違う音にもなるんで、そこのところを念頭において日々の精進を忘れずにネ~


プロフィール

kazu_drumlesson

カテゴリ別アーカイブ
タグクラウド
QRコード
QRコード
  • ライブドアブログ