KAZURINの【エッセンス オブ ドラムプレイ】

ドラムやリズム・音楽に関して、チョットお役に立つ『よもやま話』です。

2011年09月

周りからはKAZURINなどと呼ばれいつまでも若いつもりでいたけど、いつの間にかイイ感じでジジイになてしまい、一晩に3時間以上も叩く様なハードな仕事が続くと下半身がヘロヘロになってきました。

これからは育てる側の仕事に比重をかけていきたいと思い、新しくプライベートレッスンのスクールも始めたので、そちらも覗いてみて下さいネ~。

【Essence of Drumming】
http://www.kazu-drumlesson.com/

チューニング4

チューニングの最終回は、タムに関してです。

私の場合、現在は10、12”もしくは12、13”のタムに、14”もしくは16”のフロアタムという極めて普通のセッティングです。

ファンク系やポップス系の曲が多い時は小さめの口径を使い、ロック系の時は大きめにするのが基本だけど、会場にセットが用意されてる場合はそのまま使っちゃう事がほとんどです。

昔は自分の楽器にこだわっててなるべく多くのものを運んでたけど、最近は楽する事しか考えてませ~ん

だってセッティングとバラしと運搬だけでヘトヘトになっちゃうんだも~ん

ホント、アンプにジャックを突っ込むだけのベーシストが羨ましいッス


それに、ステージ中に色んなジャンルの楽曲をやることが多いので、口径にはあんまりこだわってられないし…

必ず自分の楽器を使うモノとしては、スネア・ペダル・カウベル・スプラッシュシンバル位のモンかな。


ただ、最近のトレンドのワンタムのセッティングはちっと苦手

自分の中では2タムでのフレーズが多いし、表現のためにはフロア以外に2種類のタムの音程が欲しいんで…



まずタム類を叩いてみて、ちょっと違うなぁという位の感じの時は、表のみのチューニングでほぼOKな感じです。

前の記事でも触れた様に、口径によって鳴る音程が大体決まってるんで、その範囲で自分の好きな音程と音質に近づけていくんだけど、私は多少ウェットで長めの音が好きですねぇ
 

口径の小さいタムから決めていくんだけど、まずは音程の高低を調整します。

指でヘッドの真ん中辺りに軽く触れてミュートして、スティックでリムから2cm位のラグの内側を叩いて一周します。

ヘッドがピンストライプの場合は、内側のラインに沿って叩く感じかな

一周してみると、音程の高い所と低い所がわかるので、音程を高くしたい場合は低い場所の近くのラグを締めます。

この時、大体の場合は対角線側のラグも音程が低くなっている事が多いんで、反対側も調整します。


もし対角線以外の1~2ヶ所が低いと感じる場合は、その場所の左右のラグも調整する必要がある時が多いんだけど、その辺りの事や指にかかる圧からチューニングキーを回す微妙な力具合を判断したりするのは、経験かなぁ…

まぁ、そんな感じで調整してみてからもう一度ちゃんと叩いてみて、イメージ通りの音が出ている様だったらそのタムはOK

音程を下げたい時は、逆の作業をします。


もし打面側のヘッドの調整だけでシックリこない場合は裏もイジる事になるんだけど、その場合は初めに叩いた段階で大体わかる事が多いッスねぇ

音が詰まった感じに聴こえる時は、表と裏のバランスがとれてない事や裏の一本だけが極端に緩んだりしてる事が多くて、その場合は裏も調整する必要があるんだけど、これはちっと面倒

基本的なチューニングの仕方は打面側と同じなんだけど、特に深胴の場合はチューニングキーも回しづらいんで、ホルダーから外して調整した方が楽かも

チューニングしたら一度そのまま叩いてみて、イメージ通りだったらホルダーにセットしてから微調整して出来上がり

他のタムも同様にしてチューニングしたら、上から順に鳴らしてみて音程感がイイ感じに出て、音質が揃っていたらOK

私の好みは音質と抜けを揃えて上で、口径の小さいタムは高めで、口径の大きいタムは低めな感じかな


もし音が伸び過ぎるとか音が波打っているとかいう場合は、さらに微調整が必要となります

表か裏のラグ1~2本を少~し緩めたりする事で改善される事も多いんだけど、それでもNGな時は音が伸び過ぎる場合はミュートします。

大体は、ジェルミュートを使ったりガムテープを丸めたミュートでOKなんだけど、更に気になる時はティッシュミュートとかで広範囲をミュートしなくちゃなんない事もあります。

PAのオペレーターと相談しながら調整することが多いんだけど、ドラム単体でサウンドチェックをしている時とバンドで音を出した時はまた違うんで、外音がOKな様だったらライブの時はあまり気にし過ぎないで


ここでもう一つだけ企業秘密を言うと、胴鳴りも大事だけど叩いた時に『パン』というヘッドのアタック音がクリアーに出る事が重要

この事は、チューニングのスペシャリストのY氏から盗んだマイクに乗りやすい音の最大の極意です

会場の広さにもよるけど、音量の大小にかかわらずマイクにキレイにのれば、PAの方である程度にイイ音に作って貰えるんで

で、この音は狭い会場とかで生音でやる時にも『音抜け』という点で有効なんで、法則的に考えて貰ってもOKです

あ~ぁ、バラしちゃった…

あとね、サウンドチェックは少し軽く叩く位の方が、本番では太めの音になってイイかもです。


まぁ かなり具体的な記事になっちゃったけど、チューニングに関しては一旦終了です。

ただし、同じチューニングでも叩き手によって全然違う音にもなるんで、そこのところを念頭において日々の精進を忘れずにネ~


チューニング3

だいぶ爽やかな季節になってきましたネ~

湿度に弱くて汗っかきの私としては嬉しい限り

実は9月生まれの天秤座なんだけど、結構秋が好き。

周りの夏生まれの人は『暑い夏が大好き』と言う人が多いし、やっぱ誕生月って関係有るんかなぁ…



今回はキックとタム類のチューニングの話です。


私の場合、キックは簡単です

基本はベロベロになる一歩手前。

ペダルで軽くコンコンやりながら、ラグを一つずつ締めていくだけです。

ヘッドを締めるというよりは、シェルにしっかり固定するというイメージかな

気をつける事としては、シワをよせないという事だけ。

キックのヘッドが破けるということは滅多にないけど(今まで2回位破いたことがあるかなぁ…)、シェルの保護のためにも均等に張る事を心掛けないとです。

キックにはホルダーを含めたタム類の重さが常にかかっているワケで、知り合いのライブハウスでセットしっ放しのかなり古いセットのキックは、ヘッドをかなり締めないとシワが取れなくなってます。

て事は、シェルが真円ではなくなってるという事ですよねぇ

チューニングというのは均等に締めることが基本なんだけど、キックの場合もヘッドにもシェルにも優しい音作りのためにも大切な事です


そしてビーターが当たるポイントには、インパクトパッドを貼ります。

何せ、ペダルというのは完全な一点に強烈な圧を加え続けますからねぇ。

ヘッドの保護になる上に音もコントロール出来る必需品でございます

たまにライブハウスのセットで打点にガムテープを貼ってある事があるけど、あれは絶対にやっちゃダメ

ミュートj効果を狙ってるんだろうけど、音がボヤけて不快になるだけ

衝撃でガムテープ消耗してくるとベタベタし出すし、一度ビーターのプラスチック面で演奏してた時に、ガムテープが剥がれた後の粘着成分だけ残って、ビーターがくっ付いて戻って来なくなった事もあったし

ホント、何が起こったかワケがわからず、あれは焦った


ミュートに関しては、ヘッドの鳴りを妨げない様になるべくヘッドに接する面積は小さくするため、柔らかい毛布的なモノをグルグル巻いて、シェルに沿わせてヘッドにきれいに当ててクッションで固定してます。


フロント側のヘッドは、打面側より少しキツ目に貼る感じかな。

もちろん均等にネ

で、下半分に10インチの穴を開けて、空気の抜けを良くしてます。

10インチ位の大きさだと、中のミュートの調整もし易いし丁度イイ大きさ


また、フロント側のヘッドにも相当の衝撃がかかって、穴を開けたとこから破けたりするんでホールカットリングとかも市販されているけど口径の小さいもののみなんで、ヘッドと同色のガムテープで補強しています。



私の場合はこんな感じだけど、ジャズドラマーとかはキックをタムの延長上の楽器と捉えてる人も多くて、かなりタイトにしめてノーミュートでコンコンやる場合も多いッスね~。

あと、知り合いの黒人のドラマーもノーミュートで、ビーターを打ち込んでビーターそのものでミュートしちゃったり、即離してドーンとサステインを効かしたりをコントロールしてる人も居ます


ハァ…  予想通りキックの話だけで長くなってもうた

自分的には、一番チューニングする事が多くて一番厄介なタム類に関しては、結局はまたネクストで…

 







チューニング2

今回はチューニングのヒントになる様な話を、もう少ししましょっか


まずはスネアだけど、私の場合は表も裏もパンパンに張ります。

もうこれ以上はチューニングキーが回らないという一歩手前まで張って、新品のヘッドの場合はその上に2~3分腰かけちゃいなす。

しかも、両足を浮かせて

これは、ヘッドとシェルを馴染ませるためで、多少“ミシッ”とか音がしても、馴染んでる証拠だからj大丈夫

ただし、スネアサイド(裏のヘッド)は薄いので、親指の腹で押す位にしときましょ。

スナッピーも、かなりタイトに張っちゃいます。

で、出来ればノーミュートがイイんだけど、倍音が気になる場合はジェルミュート(RTOMのムーンジェル)を、リムに近くに一つ置く感じ。

新品のヘッドの場合は、最初は音が尖ってイタい割には抜けが悪いので、リムショットを控えた上でスティックを逆持ちにして太いほうでバックビートを刻む様にすると、中域も出るし、指にも優しく多少音量もかせげるし、ヘッドが馴染むのも早いですよ

ヘッドに関しては結構無頓着で、ずっとREMOのコーテッドアンバサダーを使ってたんだけど、この一年で色々試した結果Power stroke3がスッゴい良かった

サウンドチェックの直前に張り替えたんだけど、いきなりノーミュートでいい音

PAのオペレーターも大絶賛でしたぁ

ただし、ヘタるのもちょっと早いかもだけど…


ここでリムショットを多用する人に、一つ注意点です

私もちょっと前までバックビートはほぼ全編リムショットだったんだけど、昔 サポートで昼夜2回公演の仕事があった時に、最後の方でスネアの抜けが少しずつ悪くなっていったんです

リムショットを多用すると手前側が緩みがちになるんで常にチェックはしてあるし、ヘッドがヘタってる感じもなかったんだけど、終了後バラす時に気が付きましたぁ

スネアサイド(裏側)の手前2本のボルトの内、特に1本がグラグラに…

リムショットを多用する方は気を付けましょうネ~


ちなみに30年程ポリシーとしてたリムショットを辞めたのは、バックビートとフィルインの粒立ちを揃えるためと、キメとかでリズムの正しいニュアンスを出しやすいという事から。

その代わりに、リングミュート的なものを辞めて、なるべくノーミュートに近い形でリムショットに近い粒立ちを出すようにしたんです。

ダイナミクスも表現しやすいし、ここ一番的なところでリムショットを使うと少ない音数でも盛り上げられるモンね~


あらら… スネアについてだけでも、何だか長くなってきちゃったわねぇ

というワケで、キックやタム類に関しては、また次回で…



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