金融日記

藤沢数希が運営するブログ。
金融・経済、Web関連ビジネス、書評、科学、恋愛工学などについて。

第233号の目次です。

『ぼく愛』コミックの第1巻が発売されました!



メルマガ主要バックナンバー
http://blog.livedoor.jp/kazu_fujisawa/archives/52021876.html

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// 週刊金融日記
// 2016年9月28日 第233号
// 子供は日本と海外の大学でどちらに行かせたほうがいいのか
// テレビ討論会ではトランプはヒラリーにボコられた
// 日本料理を進化させ続ける六本木の三つ星レストラン
// 同僚のアラサー女に国立大学理系卒の誠実な男を紹介したのに勝手にマーチ文系卒子会社勤務のイケメンに中出しされました
// 他

 こんにちは。藤沢数希です。
 まずは、悲報です。ポケモンGOがアップデートされ、ポケモンの捕獲場所と日時がすべて表示されるようになりました。これって、不倫とかの動かぬ証拠になるわけで、裁判所で、弁護士が「このピカチュウは◯月△日に東京都渋谷区で捕獲されてますけど、この日は大阪に出張していたはずですよね。奥さんに嘘を付いたんですか?」みたいに尋問している姿が目に浮かびます。NIANTICはそんなことも想像できなかったのでしょうか。早急に改善されることを望みます。
 ところで、任天堂のポケモンGO Plusですけど、僕は大して売れないだろうと予測していたのですが、バカ売れですごいプレミアム価格で取引されています。みんな、そろそろ飽きたほうがいいです。いくらポケモン図鑑をコンプリートしても、みなさんの人生は何も変わらないのですから。ちなみに、僕はいまレベル27です。

●ポケモンGO Plus http://amzn.to/2d6MDuA

週刊金融日記 第224号 負けるが勝ちの大人のポケモンバトル

 さて、豊洲市場は、工事着工前から反対派との議論がエスカレートし、技術的には明らかに過剰な環境対策が施されました。莫大な金額をかけて、土を入れ替えたんですけど、それだと豊洲市場の下だけが綺麗になってしまい、それ以外のふつうにマンションが建っている他の土壌から地下水が流れ込んでくるので、そういう周りからの地下水を管理するような過剰な設備まであったりします。このように、政治家とメディアが騒ぐと、だいたい過剰な安全対策が施され、コストだけが膨れ上がります。そして、政治的に注目されたところだけ過剰な対策になるので、全体で見ると歪なリスク管理になってしまいます。

●誰も触れない豊洲の地下水を食の安全・安心という大義のために無意味なコストがかけられ徹底的に浄化された、橋下徹
http://president.jp/articles/-/20269

 過剰な安全といえば、原子力分野の放射線安全基準も同じで、いまの基準は発電所由来の放射線量はゼロにしなければいけないというような無意味に厳しいもので、この厳しさゆえに、福島県では、まったく健康に影響のない放射線量の土地でも住民が戻れなくなってしまいました。原発事故で何が一番実害を与えたかというと、メディアの風評被害もそうですけど、じつは、この放射線基準であります。
 ここで重要なポイントは、政治家やジャーナリストが過剰な安全・安心を求めるわけですけど、そこでわかっている技術者たちがこうした放射脳の人たちと戦っている、というわけではないことです。じつは技術者たちも、同じ方向なのです。なぜならば、過剰な安全対策の設備を作るのは彼らの会社だからです。本当にわかっている一部の人たちも、バカだと内心思っていても、過剰な安全対策をすることにインセンティブがあるので、政治的に注目されてしまった分野の安全基準は、ロケットのように飛び上がり、歯止めをかける人がいません。
 結局、敗者は誰かというと納税者なわけですね。政治家も業者も、安全・安心という錦の御旗をかかげ、人の金を使うのが大好きです。この辺の事情は、昔、記事を書きました。

●原子力ムラの既得権益と放射線安全基準
http://agora-web.jp/archives/1427929.html

 海の向こうでは、ブラッド・ピットとアンジェリーナ・ジョリーという超大物ふたりが離婚劇を繰り広げています。アンジーはブラピが子供を虐待したとかなんとか騒ぎ、ブラピはそんなことしてないと言い返したり、ハリウッドのセレブでもこういう離婚騒動は、日本のその辺のおっさんとおばさんが、家庭裁判所の調停室でやりあっているのとまったく変わりませんね。なんとも微笑ましい光景です(笑)。

●アンジェリーナ・ジョリー、ブラッド・ピットとの離婚申請 理由はピットの飲酒、マリファナ、浮気
http://www.huffingtonpost.jp/2016/09/20/angelina-jolie_n_12110138.html

●ブラピの児童虐待疑惑、警察が否定 アンジー離婚決意の一因と報道
http://www.afpbb.com/articles/-/3101809

 今週も面白い投稿がいくつも寄せられました。主な見どころは以下のとおりです。

―なぜ理系の教授は学生に対して大学院への進学を促すのか
―なぜ電車は自動運転化しないのか
―男は女の生存と繁殖のために利用されているのでしょうか
―女にはMかSぶってるドMしかいない
―25歳美人OLは処女でした
―同僚のアラサー女に国立大学理系卒の誠実な男を紹介したのに勝手にマーチ文系卒子会社勤務のイケメンに中出しされました

 今週はすこし配信が遅れてしまいましたが、よろしくお願いします!

1.子供は日本と海外の大学でどちらに行かせたほうがいいのか

 ブログのほうに、現在の日本の大学が取り巻く状況について、一通り書いておいた。要約すると、アジアの中で日本の経済力が相対的に落ちていったので、それに連れて日本の大学の地位も落ちており、今後もこの傾向は変わらないだろう、ということだ。

●アジアの中で順位を低下させ続ける日本の大学
http://blog.livedoor.jp/kazu_fujisawa/archives/52091904.html

 ノーベル賞などで見ると、日本の大学はまだまだアジアの大学と比べれば大いにがんばっているように思える。自然科学分野でノーベル賞を取った中国人は多いが、すべて中国籍を捨て欧米の研究機関に移籍しての受賞であった。悲願の初の自然科学分野のノーベル賞を取るには、昨年、マラリア治療の研究に対してノーベル医学生理学賞受賞を与えられた、女性薬学者の屠ユウユウ氏まで待たなければいけなかった。
 日本の大学は自然科学分野ですでに21ものノーベル賞受賞者を出している。

【自然科学分野の日本人ノーベル賞受賞者の出身大学内訳】

京都大学 6
東京大学 4
名古屋大学 3
北海道大学 1
東北大学 1
埼玉大学   1
東京工業大学 1
山梨大学 1
神戸大学 1
徳島大学 1
長崎大学 1
合計     21

 こうして見ると、日本の大学の科学研究はアジアの中ではトップに思われるかもしれないが、ノーベル賞は、完全に評価が固まったものに対して与えられるので、これらは日本経済がかつて世界の中で輝いていた20〜30年前の時代に行われた研究である。この20年余りの間の日本経済の凋落を鑑みると、ノーベル賞も今後はアジアの大学に逆転されていくものと予想される。

 日本の大学のプレゼンスは低下し続けるわけだが、金融日記受験工学研究所では、ほとんどの家庭では、何だかんだと言っても、せっせと大学受験のための勉強をさせて、子供にいい大学を目指させるのが、最適解だと考えてきた。理由は3つだ。・・・

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2.今週のマーケット

●注目の米大統領選 トランプはヒラリーの夫の浮気相手の元モデルをテレビ討論会に招待(金融日記 Weekly 2016/9/16-9/23)
http://blog.livedoor.jp/kazu_fujisawa/archives/52091676.html

 注目された米大統領候補の第1回テレビ討論家は、ヒラリー氏のほうに軍配があがったようだ。ヒラリー氏は終始落ち着いており、外交などの知識が不足しているトランプ氏を相手に、まるで先生と出来の悪い生徒がディスカッションしているようだった。トランプ氏は「日本はアメリカの核で守ってやっているのだから、その分の金を払え」などと繰り返し発言している。また、日本や中国を名指しで、自国通貨を安くするように為替操作していると非難している。日本にとってはあまり好ましくない大統領かもしれない。
 テレビ討論会は計3回あり、あとの回のほうが投票日に近いため、より重要だ。トランプ大統領誕生となれば、日米関係が混乱するのは確実だ。

●TV討論でヒラリーが圧勝できたワケ
http://toyokeizai.net/articles/-/137903

●米大統領選、どちらが勝っても円高濃厚=唐鎌大輔氏
http://jp.reuters.com/article/column-forexforum-daisuke-karakama-idJPKCN11X046?sp=true

●アメリカ大統領選挙 2016
http://www3.nhk.or.jp/news/special/2016-presidential-election/index.html

 前回の金融政策決定会合でマイナス金利深掘りが回避され、上昇していた銀行株が再び売られている。26日月曜日の黒田総裁の講演で、マイナス金利の深掘りと長期金利操作目標の引き下げが「中心的な手段」になると発言したためだ。

●日銀総裁:マイナス金利深掘りと長期金利の引き下げが中心−緩和手段
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2016-09-26/OE3LQM6TTDS601

 本日28日水曜日の日経平均株価は前日比218円53銭(1.3%)安の1万6465円40銭で取引を終えた。ドイツ銀行の破綻懸念や銀行株の下げなどで、市場のムードが悪化している。ドル・円相場はおおむね1ドル=100円40−70銭付近で取引されており、円高方向に推移している。

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3.ブログではいえないお店 #233

―日本料理を進化させ続ける六本木の三つ星レストラン

 僕は、正直、芸術的だったり、革新的な料理にさほど興味がありません。フレンチだったら、鴨のコンフィとか牛肉の赤ワイン煮とかの定番料理が美味しいと思うので、なんか奇抜な食材を見たこともない調理法で出してもらわなくてもいいですし、鮑なんかも、ふつうに鮨屋で単に蒸しただけのものが一番美味しかったりします。しかし、三つ星レストランともなると、料理評論のプロたちから評価されなければいけないので、ときに現代美術のようなものになってしまい、ふつうにコスパが良く、美味いものを食べたいだけだと、がっかりすることもあります。
 さて、先日、訪れた「XXXX」は、ミシュラン三つ星で・・・

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4 .藤沢数希の身もフタもない人生相談

―なぜ電車は自動運転化しないのか

アラフォー勤務医です。
JR東日本の鉄道運転士が運転中にトイレに行けないので、運行を遅らせるよりはましだと思い、運転席から線路内に放尿していたことがわかり、「指導を徹底する」とJR東日本が陳謝する事件がありました。

●電車乗務中、線路に放尿 JR東50代男性運転士
http://www.nikkansports.com/general/news/1711264.html

私が呆れたのは、放尿した運転士ではなく、「指導を徹底する」というだけで、自動運転化をする気がないJR東日本です。
数分の遅れも厳しく叱責される状況で、一人で数百人の命を預かっている運転士のことを思うと、自分の仕事よりもずっと厳しく大変だと思われ、胸が痛みます。
なぜ自動化してやらないんでしょうか。
自動車は、価格が数百万円でしかないし、動きも二次元だし、道路上には自動車だけでなく、歩行者や自転車もいるので、自動化の難易度が格段に高い。
しかし、鉄道の車両価格は数十億円、動きは一次元であり、鉄道上には他の鉄道車両か、不法侵入した人間くらいしかいません。
自動運転化の障害は何もないはずです。
運転士の操作ミスによる人身事故は数年に一度、複数死傷事故も10年に1回くらいは発生します。
1回で100人ぐらいが死傷した、信楽鉄道事故、福知山線事故などの大事故も発生しています。
他にも、自動化した方がコスト面でも精度でも有利なのに、漫然と人にやらせていて、放置されている仕事は非常に多いです。
自動化が進まない理由は何なんでしょうか?
ちなみに、自分の仕事は病気の治療というよりも、ホスピタリティ(もてなし)だと認識しています。
性風俗業と同じ理由で、自動化できないのです。
射精するだけではつまらないから、生身の女性が相手をする。
しかし、鉄道運転を人がやったからといって、乗客が喜ぶとはどうしても思えないです。

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 日本の大学のランキングが落ちている。先日、発表されたイギリスの教育専門誌"Times Higher Education"では、日本で圧倒的なブランドを誇る東京大学は39位で、アジアの中ではシンガポール国立大学(24位)、中国の北京大学(29位)、精華大学(35位)に次ぐ4位になっている。ちなみに、京都大学は88位で、トップ200に入ったのは日本からはこの2校のみだ。人口700万人の香港の大学は5校も入っている。

●世界大学ランキング 東大39位、シンガポール・中国勢躍進 日本は地盤沈下
http://bylines.news.yahoo.co.jp/kimuramasato/20160922-00062431/

 こうしたランキングは、欧米の教育メディアがいくつかの指標を使って勝手に順位を付けているだけであり、そもそも重要視するべきものではない、という意見もある。しかし、複数の大学からオファーをもらった留学生が参考にすることもあり、実際、各国の大学はかなり気にしている、というのも事実だ。また、安倍内閣は日本再興戦略に「今後10年間で世界大学ランキングトップ100位以内に日本から10校以上を入れる」と述べており、日本の大学に関する数値目標では、これがほぼ唯一のものになっている。ランキング付けでは、教育の質や国際性などの定性的評価も指標になっているが、大きなウエイトを占めるのが論文の数と、それらの論文の被引用数という定量的な指標である。日本は、これらのアウトプットが減っているのだ。

 もともと日本の大学は、こうした英語圏のメディアが作るランキングで強かったわけではない。理由はふたつある。
 第一に、論文のカウントは、当然だが、データベースに収録されている英語のジャーナルしかカウントされないので、文系分野の日本語で書かれた論文は存在しないのと同じように扱われる。第二に、日本は伝統的に大学院教育を重視してこなかった。
 国際化が遅れている日本の大学では、社会科学や人文科学など、学術論文を英語で書き、世界に研究成果を発信している研究者は非常に少なく、文系分野はまるで存在感がない。それでも、過去には工学系が突出して強かったために、日本の大学のランキングも比較的高かった。日本の大学の知への貢献は、いわば理系だけの片肺飛行であると言っても過言ではない。それでも1990年代の前半までは、アジアの中で圧倒的な経済力を誇っていた工業立国であったため、日本の大学がアジアの大学に追い越されるというようなことはなかった。
 たとえば、かつて、現民進党代表の蓮舫さんに「2位じゃダメなんですか?」と詰められて、国からの補助金をカットされそうになった日本のスーパーコンピュータであるが、日本経済が好調だった時代は、国から補助金などもらわなくても、NECがPC-9800シリーズで得た莫大な儲けのほんの一部を使って、片手間で儲からないスパコン分野の研究開発をしただけで、圧倒的な競争力を誇っていたのだ。アメリカのマサチューセッツ工科大学などの研究機関が、次々と日本からスパコンを買おうとするものだから、日米の外交問題にまで発展したほどだった。1990年には日本のGDPは中国のGDPの10倍近くあり、アジアの国すべてを足し合わせても、日本一国のGDPの足元にも及ばなかった。いまでは中国一国のGDPが日本の2倍以上になっている。
 そして、この最も競争力が高かった工学分野でも、日本からの論文数はどんどん少なくなっているのだ。その直接の理由は、大学への交付金が年々少なくなっているためだと言われており、大学関係者は、このことを強く批判している。しかし、日本は少子化で学生数が減少していく傾向であり、また、積極的に留学生を増やすという政策もない。経済も右肩下がりなので、大学に投入する税金が減るのは仕方がないことである。

工学系論文数の低下
出所:運営費交付金削減による国立大学への影響・評価に関する研究(ある医療系大学長のつぼやき)

 また、日本は大学院の教育を軽んじてきた。日本は良くも悪くも官僚機構が政治の中枢にある国で、こうした政策決定に関わっているのは、東大法学部を卒業し、国家公務員試験で高得点を叩き出した官僚たちである。彼らは学士であり、修士も博士も持っていない。日本はこの意味で、非常に低学歴社会なのである。たとえば、日銀の総裁も副総裁も博士号を持っていないが、先進国の中央銀行で、日本だけが唯一、経済学のPhDを持っていない人たちが政策運営をしている。
 もちろん、これは一概に悪いことではない。欧米では大学院が専門教育や職業訓練の機能を担ってきたが、日本では、企業や官庁のオン・ザ・ジョブ・トレーニングを通して、こうした高等教育の一部の機能を分担してきたのだ。学士のみで、専門的な職業に就くことができるというのは、ある意味で、欧米よりも開かれたシステムとも言える。理系でもそれは同じで、たとえば青色発光ダイオードを開発してノーベル物理学賞を受賞した中村修二さんなどは、博士など持たず、四国の田舎の中小企業で研究していたのだ。
 この10年余りで、日本の大学を追い抜いていったアジアの大学は、大学院を重視する欧米のシステムをコピーをしており、政府から多額の資金を与えられ、世界中から優秀な研究者をスカウトしてきた。日本では、世界的な研究者も、まったく論文を書いていない大学教官も同じ給料である。そして、定年が来ると世界的な研究者も等しく大学を辞めないといけないので、定年を迎えた日本のスター研究者の何人かが、シンガポール国立大学などに移籍した。このように世界から集められた優秀な研究者が、アジア中から集まってくるハングリーな大学院生たちとともに猛烈な勢いで論文を生産しているのだ。
 今後、日本で大学院重視に変わるかと言ったら、その可能性は非常に低いだろう。というのも、前述のように、政策決定に関わっている人たちは、東大法学部卒のキャリア官僚が中心となっており、自分たちより高い学位を持つ人材を育成するために、税金を投入しようというインセンティブはまるでない。彼らは、大学入試改革など、世界の中で成功している日本の初等中等教育の制度をすこしだけ弄るというようなことに興味があり、世界の中で競争力を失っている日本の高等教育を改善するということについては、あまり関心を示していない。
 日本のように大学院の学位を重視せず、企業や官庁が、オン・ザ・ジョブ・トレーニングで欧米の大学院が行っているような教育を担うという日本型システムの利点と欠点を論じるのは、この簡単なブログ記事では手に余る内容なので、別の機会に譲るとしよう。
 いずれにしても、今後も日本が大学院重視の欧米型のシステムに移行することはないということだ。また、アジアの大学のように、世界から優秀な研究者をスカウトしてくる、というようなこともない。なぜならば、日本は年功序列と終身雇用が組織運営の根幹であるからだ。外から優秀な研究者をどんどんスカウトしてくる、ということは成果の出せない大学の教官をクビにする、ということとほぼ同義であり、日本ではそれは不可能である。世界中の研究機関から高額なオファーが殺到したという中村修二氏は、日本の大学からはまったく声がかからなかった、とぼやいていた。

 今後もアジアでの日本の相対的な経済力は低下し続ける。日本は、人口減少社会であり、移民政策や大学レベルでは留学生招致にも積極的ではないため、大学の規模は小さくなり続ける。さらに、硬直した労働慣行から、今後の成長を見込める重要な分野の研究者を世界から連れてくる、ということもできない。これらの理由から、今後も日本の大学や研究機関のプレゼンスが低下し続けるのは、必定のように思える。
 しかし、政策担当者でもない我々が、そのようなことを考えても仕方がないことである。多くの読者にとって関心があるのは、子供の教育であろう。今後も、日本のなるべくいい大学に進学させよう、という多くの家庭が採用している教育方針で、本当に大丈夫なのだろうか?
 今週のメルマガでは、海外の大学への進学について論じることにする。

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TOPIX: 1349.56, +2.9% (1w), -12.8% (YTD)
Nikkei225: 16754.02, +1.4% (1w), -12.0% (YTD)
S&P500: 2164.69, +1.2% (1w), +5.9% (YTD)
USD/JPY: 101.02, -1.2% (1w), -16.0% (YTD)
EUR/JPY: 113.45, -0.6% (1w), -13.2% (YTD)
Oil(WTI Futures): 44.48, +3.4% (1w), +20.1% (YTD)

 9月第3週(20-23日)の日経平均株価は週間で1.4%上昇し1万6754円2銭で取引を終えた。注目されていた日銀の金融政策決定会合ではマイナス金利の深掘りなどの追加緩和が見送られた。また、FOMCでも9月の利上げは見送られ、為替は円高ドル安に動いた。
 円高にもかかわらず、株価が上昇したひとつの理由は、時価総額の大きいメガバンクの株価が大きく切り返したからだ。日銀が銀行の収益を圧迫するマイナス金利の深掘りを発表するのではないかと警戒されていた。

●円安期待なき日銀新スキームの矛盾と限界=佐々木融氏
http://jp.reuters.com/article/column-forexforum-tohru-sasaki-idJPKCN11S05L?sp=true

●遠のく日銀追加緩和、11月も温存か=河野龍太郎氏
http://jp.reuters.com/article/column-ryutaro-kono-idJPKCN11R0RH?sp=true

 また、時価総額加重平均のTOPIXと単純株価平均の日経平均株価で大きな格差が生じ、NT倍率(=日経平均÷TOPIX)が急降下している。ひとつの理由は、前述のメガバンク株の上昇である。これらはTOPIXではウエイトが重く、日経平均株価では軽い。もうひとつのより重要な理由は、日銀が年間約6兆円購入する予定のETFの内訳が、今後はTOPIXが中心になると発表されたことだ。むしろ、いままでウエイトの歪な日経平均株価を買っていたことが驚きだが、今後は市場代表性の高い時価総額加重平均のTOPIXを中心に日銀は買っていくことになる。個別銘柄で見ると、日経平均株価でウエイトの大きい、ファーストリテイリング、京セラなどの下落率が目立った。

●日銀が日経平均ETF購入額を半減−ゆがみ改善を期待する声
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2016-09-21/ODUEKK6JIJUT01

 電通がデジタル広告で不正請求していたと発表した。広告効果について調査していたトヨタ自動車からの指摘で発覚した。ネガティブな報告は金曜日の夕方にするというセオリー通りのタイミングだったので、まだ、この不祥事は株価に織り込まれておらず、月曜日は警戒が必要だ。
 また、米Twitter社が数社に身売り交渉をしていると報道された。いまのところGoogleなどが買い手候補となっている。

●電通がデジタル広告で2.3億円過大請求
http://jp.reuters.com/article/dentsu-transaction-idJPKCN11T10I

●ツイッター株急伸、買収案を受ける可能性があるとCNBC報道
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2016-09-23/ODYU4J6VDKI801

 日米の金融政策に関する重要イベントを通過し、次に注目が集まるのは米大統領選である。明日月曜日には、計3回行われる大統領候補テレビ討論会の第1回が開催される。トランプ陣営は、ヒラリーの夫のかつての不倫相手である元モデルのジェニファーを討論会に招待し、最前列の席に座らせ、相手に心理的なプレッシャーを与える作戦だ。米大統領選から目が離せない。

●アメリカ大統領選挙 2016
http://www3.nhk.or.jp/news/special/2016-presidential-election/index.html

●Gennifer Flowers Agrees To Join Trump At Presidential Debate
https://goo.gl/dFeHUv

sub-buzz-32516-1474746098-1
出所:www.buzzfeed.com

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日本株
直近1年の日経平均株価とインプライド・ボラティリティの推移
直近1年の日経平均株価とインプライド・ボラティリティの推移
出所: 日経新聞社

サイズ/スタイル/セクター別の週間パフォーマンス(2016/9/16-9/23)
サイズ/スタイル/セクター別の週間パフォーマンス
出所: 東証、日経新聞社、セクター指数はTOPIX17業種

個別銘柄の週間パフォーマンス(2016/9/16-9/23)
Chart20151114_Core30
出所: 会社四季報、Yahoo!ファイナンス

FX
直近1年のドル円とユーロ円の推移
直近1年のドル円とユーロ円の推移
出所: セントラル短資

イールドカーブ(2016/9/23)
イールドカーブ
出所: Bloomberg.com

主要通貨の週間パフォーマンス(2016/9/16-9/23)
主要通貨の週間パフォーマンス
出所: セントラル短資

外国株とコモディティ
直近1年のS&P500と原油価格(WTI原油先物)の推移[USD]
直近1年のS&P500と原油価格(WTI原油先物)の推移[USD]
出所: Yahoo!ファイナンス、Bloomberg.com

地域別株価指数とコモディティの週間パフォーマンス[USD](2016/9/16-9/23)
地域別株価指数とコモディティの週間パフォーマンス[USD]
出所: iShares: MSCI Japan (EWJ), MSCI Kokusai (TOK)、MSCI Core Europe (IEUR), MSCI All Country Asia Pacific ex Japan (AAXJ), MSCI Emerging Markets (EEM), GLOBAL REIT ETF (REET). Bloomberg.com: Oil WTI Futures (CL1), Gold Futures (GC1)

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今週のマーケット・イベント
9月26日(月)
黒田日銀総裁講演
独9月Ifo景況感指数
米8月新築住宅販売件数

9月27日(火)
日8月企業向けサービス価格指数
日銀金融政策決定会合議事要旨(7/28-29開催分)
米9月消費者信頼感指数
決算:ニトリ、他

9月28日(水)
米8月耐久財受注

9月29日(木)
日8月商業動態統計
ユーロ圏9月ユーロ圏企業景況感・消費者信頼感
米4-6月期GDP(確報)
米8月卸売在庫
米8月中古住宅販売仮契約

9月30日(金)
日8月失業率・有効求人倍率
日8月家計調査
日8月消費者物価指数
日8月鉱工業生産
日8月住宅着工件数
日銀金融政策決定会合「主な意見」(9/20-21開催分)
中国財新9月PMI製造業
ユーロ圏8月失業率
ユーロ圏9月ユーロ圏HICP
米8月個人所得・支出
米9月シカゴ購買部協会景気指数
米9月ミシガン大学消費者信頼感指数

10月1日(土)
中国9月製造業・非製造業PMI

10月2日(日)

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第232号の目次です。

とうとう『ぼく愛』コミックの第1巻が発売されました!



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// 週刊金融日記
// 2016年9月20日 第232号
// 豊洲の風評被害のメカニズムを恋愛工学で読み解く
// 次の重大イベントは米大統領候補テレビ討論会
// 錦糸町の安くて美味しいタイ料理
// ネットでの誹謗中傷への対処法
// 他

 こんにちは。藤沢数希です。
 今週は休みが多く、旅行などを楽しみにしていた人も多いと思いますが、残念ながら、台風16号が日本列島を縦断中です。みなさん気をつけてください。くれぐれもミニリュウが出るからといって、氾濫している河川には近づかないことです。流されて死んでも、ポケモンGOでまた死亡事故、とテレビで報道され、Twitterとかでバカにされるのがオチです。

●台風16号 和歌山に再上陸 東海や近畿で非常に激しい雨
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160920/k10010697601000.html

 先週は、週刊金融日記のテーマ的に面白いニュースが目白押しでした。
 まずは、豊洲の風評被害についてです。あとでくわしく書きますが、カオス理論のバタフライエフェクト的にも興味深いです。
 舛添さんが政治資金で家族で築地の魚が美味しいという回転寿司に行ったのがバレてしまい、マスコミが大騒ぎしてクビにして、それで、小池さんが都知事になって、こうして築地移転問題がこじれにこじれて、なんと豊洲に猛毒のヒ素!という風評被害が発生し、豊洲のタワマンの資産価格を押し下げるとは、蝶が羽ばたく程度の非常に小さな撹乱でも遠くの場所の気象に影響を与えることがあるという、まさに経済のバタフライエフェクトをここに見たわけですね。ちなみに、映画の『バタフライエフェクト』 http://amzn.to/2cFoleV は、まあまあ面白いです。
 個人的には、豊洲の風評被害はある程度のところで終息すると読んでいます。というのも、テレビ局の偉い人で豊洲に住んでいる人はけっこういるからです。福島に住んでいるテレビ局の偉い人はいなかったので、やりたい放題でしたが、豊洲はそのうち歯止めがかかるでしょう。

●豊洲マンション暴落危機 風評被害が直撃 資産価値3割減とも
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20160917/dms1609171530006-n1.htm

 次も政治の話ですけど、民進党の蓮舫さんが代表戦で圧勝し、世論調査もまずまずの出だしのようです。いまの日本の政治は自民党がひとり勝ち状態で野党全滅なので、これで多少なりとも緊張感が生まれるといいですね。都知事も小池百合子さんですし、イギリスの首相もテリーザ・メイさんという女性ですし、アメリカの大統領もヒラリー・クリントンさんになりそうで、世界的に女性のリーダーが流行っていますね。
 このこと自体は、女性の社会進出の象徴でもあり、社会の多様性が進んで、とてもいい傾向だと僕は思っています。

●民進党・蓮舫代表に「期待する」54%
http://www.news24.jp/articles/2016/09/18/04341324.html

 人気AV女優の里美ゆりあさんに税務調査が入り、驚くべき愛人稼業の実態が明らかになりました。僕は、AVはネットで無料で出回ってしまうし、ほとんどの男にとってサンプル程度の長さで十分なのだから、これらは広告と割り切って、ミュージシャンがライブで儲けているように、こういう仕事でAV女優は稼ぐべきだと常々言ってきたのですが、やはり、すでにそういうビジネスが盛んに行われているようです。
 しかし、愛人(=個人契約の定期課金売春業)の収入をまじめに申告している女性はほとんどいないでしょうから、この摘発で、次は私じゃないのかと戦々恐々としているタレントや女優は多いでしょうね(笑)。

●人気AV嬢「里美ゆりあ」が2億4500万円の所得隠し“貢がれた”と異議
http://www.dailyshincho.jp/article/2016/09171600/?all=1

●【AV女優の愛人契約事情】中国人富裕層との契約も
http://nikkan-spa.jp/1155251

 金持ちのバカ息子が強姦した、としてむちゃくちゃ叩かれていた高畑さんの事件は、やはり実態はマスコミ報道とかなり違ったものだったようです。それにしても、こうやって視聴率稼ぎのために、さんざん個人をオモチャにしても、なんのペナルティーも課されないマスコミの構造というのはなかなか困ったものだと思います。
 言論の自由というものがあるので、簡単には罰則を作ったり、規制したりするわけにもいかないところが難しいところです。

●独走スクープ!高畑裕太強姦致傷事件「示談交渉を仕切った 暴力団関係者」
http://friday.kodansha.ne.jp/archives/86918/

 我らの乙武さんが、ついに離婚を正式発表しました。彼ほどの志を持っている男ならば、また、すぐに新しい女性を幸せにし、そして、前妻や子供たちともうまくやってくれると思います。ちなみに『五体不満足』 http://amzn.to/2cEdij1 は500万部売れ、日本のオールタイムベスト3に入る超ベストセラーで、乙武さんを億万長者にしたのですが、やはり売れるだけの名著ですので、読んでいない人は読んでみるといいと思います。
 多くの男性に勇気を与えてくれた乙武さんの今後の活躍を、みなで祈りましょう。

●乙武洋匡氏、離婚成立を発表
http://www.asahi.com/and_w/interest/entertainment/CORI2078449.html

 今週も面白い投稿がいくつも寄せられました。主な見どころは以下のとおりです。

―恋愛工学論文投稿からの身バレのリスクを防ぐTips
―ネットでの誹謗中傷への対処法
―彼女が水素水にハマって困っています
―東京の東側地区のオススメ居住地
―料理の写真を撮るときに気をつけるべきこと
(iPhone7の問題点)
―男女の経験人数の推定について
―「つきあわないとしない」と言われ不本意な告白をしてしまいました
―LINEでの逆ザオラル誘発メソッド
―学生が26歳〜40歳程の熟女を落とすには

 それでは今週もよろしくお願いします!

1.豊洲の風評被害のメカニズムを恋愛工学で読み解く

「ちょっと家に寄ってほしいな。僕のことをもっと知ってほしいんだ」
「え〜、でも、今日、会ったばっかりだし、家になんか行けないよ」
「何、想像してんの? 僕もそんな会ったばかりの女の人とセックスなんてしないよ。ちょっと、お互いにもっと知り合いたいな、と思っただけ」

--ぼくは愛を証明しようと思う。 http://amzn.to/2aUjAtE 奈菜とわたなべ君の会話

 恋愛プレイヤーの読者なら、女の子を家に誘って、家に行くことは承諾してくれたものの「絶対に変なことはしないよ」と釘を刺されるような場合は、ほぼ100%セックスできることを知っています。
 人間の脳は否定形の文を理解できません。「黄色という色を想像しないでください」と言えば、相手の心の中に鮮やかな黄色を浮かび上がらせることができます。頭で否定していても、心が想像することを止められません。
 冒頭の会話のシーンでは、否定形になっていても、すでにセックスの快楽が彼女の心のなかで再生してしまっているのです。このようなルーティーンは、彼女の理性的な脳に言い訳を与え、さらに、恋愛感情を支配するより原始的な脳の部分には、そのまま伝わるために、とても効果的なのです。

『週刊金融日記 第150号 想像してごらん』

 そして、この恋愛工学のルーティーンは、政治家や扇動家たちにも、よく利用されてきました。たとえば、今回の築地市場の移転問題です。
 築地市場は歴史が古く、観光資源にもなっているのですが、古いゆえに、さまざまな防災基準や環境基準を満たしておりません。ゆえに、これまでに再三にわたり、大規模な建て替えや移転などが検討され、最終的に、豊洲に移転することに決まり、すでに工事も完了したのです。

●豊洲市場について
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/toyosu/

 もちろん、こういうものは必ず反対勢力というのは出てきますから(それはそれで意味のあることです)、揉めに揉めて、通常の環境基準を大幅に上回る過剰な対策が施されました。

●築地市場は早々に移転するべき
http://bylines.news.yahoo.co.jp/yamamotoichiro/20160829-00061604/

●豊洲盛り土問題の真相〜マスコミには高校化学の知識もないのか
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/49754

 結局、揉めに揉めたけど、まあ、豊洲移転で落ち着いて、5000億円以上もかけて豊洲市場を作って、さあ、移転するとなったときに、移転反対派だった小池都知事の誕生で、また、ひっくりかえってしまったわけです。
 この辺の経緯は、元大阪市長の橋下徹さんのツイートがとても参考になります。

●建設工事に不正がなければ、ここまで豊洲の風評被害を拡大した小池さんの責任問題ひいては進退問題に発展
http://blogos.com/article/190959/

 もちろん豊洲利権のようなものがあり、これまでの都政に問題があったかもしれません。小池都知事には、そうしたことはどんどん追求して欲しいと思いますが、そのための手段として、風評被害を拡大させたり、多大な負担を納税者に負わせていいわけではありません。

 さて、冒頭のルーティーンで紹介したメカニズムですが、たとえば共産党都議団が使ったセリフが素晴らしい効果を発揮しました。共産党都議団は16日、豊洲市場の青果棟地下の空洞にたまった水を分析したところ、環境基準値の4割のヒ素が検出された、と発表しマスコミが次々と報道したのです。

●豊洲市場空洞の水に基準値の4割のヒ素
http://mainichi.jp/articles/20160917/k00/00m/040/099000c

●建物地下の水、微量のヒ素と六価クロム検出 豊洲市場
http://www.asahi.com/articles/ASJ9K3GLYJ9KUTIL00R.html

 ヒ素というのはもちろん猛毒で、庶民もそのことをよく知っています。そして、じつは環境基準値の4割ということは、世間に売られているボルヴィックなんかのその辺のミネラルウォーターと同程度なのですが、もちろん、メディアはそんなこと知ったことではありません。恐怖を煽って、視聴数を稼ぐのがメディアの仕事です。
 連日、本当にこれは安全なのか、とワイドショーなどで議論され続けました。朝日新聞なども、こうした毒物の検出を重く受け止め、社説を書いています。

「いま都庁に突きつけられているのは、1300万人の都民の生活や健康をあずかる・・・

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2.今週のマーケット

●台風16号と日米金融政策発表を前に銀行株と不動産株が下落(金融日記 Weekly 2016/9/9-9/16)
http://blog.livedoor.jp/kazu_fujisawa/archives/52091104.html

 連休明けの20日の日経平均株価は前週末比27円14銭(0.2%)安の1万6492円15銭と小幅に反落したが、TOPIXの終値は5.47ポイント(0.4%)高の1316.97で引けた。日米の金融政策を決める重要イベントを前に硬直状態が続いている。
 明日、21日の日銀の金融政策決定会合とFOMCは、今後のマクロ経済環境を占う上で極めて重要なのだが、その次の週にも、米大統領選を占う重要なイベントが待ち構えている。26日月曜日に、第1回大統領候補テレビ討論会が開催される。
 いまのところヒラリー・クリントンが若干リードしているが、この討論会の印象次第では、簡単に逆転されてしまうことになるだろう。ドナルド・トランプ大統領の現実味が増せば、市場は大きなリスクに直面することになる。

●2016年 アメリカ大統領選挙
http://www3.nhk.or.jp/news/special/2016-presidential-election/index.html

●米大統領選終盤、トランプ氏に「十分勝機」―WSJ編集局長が語る
http://jp.wsj.com/articles/SB12617220903726724586904582310562149945038

●「クリントン大統領」に貸し作った安倍首相のギャンブル シンゾー・ヒラリー時代はやって来るのか
http://bylines.news.yahoo.co.jp/kimuramasato/20160920-00062391/

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3.ブログではいえないお店 #231

―錦糸町の安くて美味しいタイ料理

 錦糸町には、韓国料理やタイ料理などが立ち並び、アジアに来たような気分に浸れる通りがいくつかあります。

★錦糸町は、多くの外国人が飲食店を開いており、アジア情緒いっぱいです。
https://twitter.com/kazu_fujisawa/status/771326406076706816

 僕のオススメのタイ料理のお店をひとつ紹介しましょう。XXXXXです。この記事を書いていて、はじめて知ったのですが、じつは創業30年の老舗だそうです。
 僕は昔、丸の内のオフィスに通勤していた時代があったのですが、そのときに・・・

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4 .藤沢数希の身もフタもない人生相談

―東京の東側地区のオススメ居住地

藤沢先生、初めまして、XXXと申します.
私は今まで誠実系男子として、つきあっては貢いで、そして、捨てられ、逆ギレをするという典型的非モテ糞男でした。
しかし、週刊金融日記に感化されストナンを始めるようになり、購読3ヶ月で無事4人とゴールすることが出来ました.
「あっ! この問題、進研ゼミで見たやつだ!」といった感じで恋愛工学の公式が使え、毎日充実した日々を過ごしています。
そして、男としての余裕や、優しさがわかってきたような気がします。
私は現在、千葉在住、XXX勤務なのですが、来年から仕事の関係で文京区XXX周辺に勤めることになり引っ越す予定です。
おしゃれなバーから自然な流れで自宅へ連れ込むことを考えると、文京区はイマイチな立地に感じます。
だからといってわざわざ高い家賃を払い、恵比寿・六本木あたりに住むのは……。
東京の通勤は込み合うので出来るだけ職場の近くに住みたいのが本音です。
何度もナンパ師がどこに住むべきかは議論されてきましたが、だいたい「恵比寿」「六本木」あたりが挙げられてきたと思います。
有名クラブや繁華街も近いのでその辺りに住むのが良いことは重々承知しております。
今のところ候補としては、自転車圏内の上野・後楽園・お茶の水、また一番近いナンパスポットだと池袋を考えています。
飲みに行く時はいつも丸の内か銀座です。
クラブはタバコの臭いが嫌いなのであまり行くつもりはありません。
藤沢先生、また読者の皆様に東京の東側地区のナンパ師が住むべきエリアを相談させていただきたく存じます。
私は現在アラサーで月収はだいたいXXX万円前後。家賃は20万くらいで 収めたいと思っています。
アドバイス宜しくお願いします。

―藤沢数希の回答

そんだけ予算があったら、・・・

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TOPIX: 1311.5, -2.4% (1w), -15.2% (YTD)
Nikkei225: 16519.29, -2.6% (1w), -13.2% (YTD)
S&P500: 2139.16, +0.5% (1w), +4.7% (YTD)
USD/JPY: 102.28, -0.4% (1w), -14.9% (YTD)
EUR/JPY: 114.1, -1.1% (1w), -12.7% (YTD)
Oil(WTI Futures): 43.03, -6.2% (1w), +16.2% (YTD)

 9月第2週(12-16日)の日経平均株価は週間で2.6%安の1万6519円29銭で引け、3週ぶりの反落となった。月曜日に前週末の米国株の大幅下落を織り込み、その後もじわりと下げた。為替市場はやや円高に推移した。原油先物価格が下落し、米国のエネルギー関連企業も売られた。
 今週はいよいよ日米中央銀行の重大イベントが開催される。21日の昼過ぎに日銀の金融政策決定会合の結果が発表され、日本時間22日の午前3時ごろに連邦公開市場委員会(FOMC)の結果が発表される。日銀は、これまでの異次元緩和の総括的検証を行う予定だ。また、マイナス金利の深掘りなどの追加緩和をするのではないか、との思惑が市場に広がっている。FOMCでは9月に利上げされるかどうかが注目される。

●米9月利上げの線は消えたのか=井上哲也氏
http://jp.reuters.com/article/column-tetsuya-inoue-idJPKCN11L059?sp=true

●日米金融政策「ダブル失望」は杞憂か=池田雄之輔氏
http://jp.reuters.com/article/column-forexforum-yunosuke-ikeda-idJPKCN11M0QT?sp=true

 日銀の金融政策決定会合を前に、先週は銀行株が売られた。マイナス金利の深掘りは理論的には緩和効果が期待できるが、これまで補助金的に与えられていた銀行の日銀当座預金の金利がなくなるため、銀行の収益を圧迫することになる。そのため銀行業界はロビー活動を展開している。

●全銀協会長、マイナス金利深堀りを強くけん制
http://www.nikkei.com/article/DGXLASGC15H1M_V10C16A9EE8000/

 マイナス金利は現金を保有することに対するペナルティなので、不動産などに資金が向かうことになり、理論的には不動産株にはポジティブのはずだ。しかし、不動産経済研究所が14日に発表した8月の首都圏新築マンション発売戸数が前年同月比で約25%減となるなど、不動産市場の先行きに不安が広がったため、不動産株の下落も激しかった。

●バブル破裂のカウントダウンが始まっている? 首都圏新築マンション市場動向
http://1manken.hatenablog.com/entry/2016/09/14/170000

●都心でマンション売れ残り続出
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/49680

 今週は月曜日が敬老の日、木曜日は秋分の日のため、3営業日のみとなる。日銀が追加緩和を発表しない場合は円高、株安に振れるだろう。また、マイナス金利の深掘りを警戒して下げていた銀行株は切り返しそうだ。マイナス金利の深掘りなら為替は円安、銀行株はさらに下げることになる。いまのところ米国の9月利上げはないとの見方が優勢だが、もし利上げされることになれば、急激なドル高円安が予想される。その場合は、1ドル=105円程度の水準にまで達しそうだ。
 祝日を楽しみにしている人も多いだろうが、残念ながら台風16号が日本を直撃しそうだ。市場はいま、嵐の前の静けさなのかもしれない。

●今週の天気 台風16号接近 広く荒天
http://www.tenki.jp/forecaster/diary/h_wakamiya/2016/09/18/54171.html

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日本株
直近1年の日経平均株価とインプライド・ボラティリティの推移
直近1年の日経平均株価とインプライド・ボラティリティの推移
出所: 日経新聞社

サイズ/スタイル/セクター別の週間パフォーマンス(2016/9/9-9/16)
サイズ/スタイル/セクター別の週間パフォーマンス
出所: 東証、日経新聞社、セクター指数はTOPIX17業種

個別銘柄の週間パフォーマンス(2016/9/9-9/16)
Chart20151114_Core30
出所: 会社四季報、Yahoo!ファイナンス

FX
直近1年のドル円とユーロ円の推移
直近1年のドル円とユーロ円の推移
出所: セントラル短資

イールドカーブ(2016/9/16)
イールドカーブ
出所: Bloomberg.com

主要通貨の週間パフォーマンス(2016/9/9-9/16)
主要通貨の週間パフォーマンス
出所: セントラル短資

外国株とコモディティ
直近1年のS&P500と原油価格(WTI原油先物)の推移[USD]
直近1年のS&P500と原油価格(WTI原油先物)の推移[USD]
出所: Yahoo!ファイナンス、Bloomberg.com

地域別株価指数とコモディティの週間パフォーマンス[USD](2016/9/9-9/16)
地域別株価指数とコモディティの週間パフォーマンス[USD]
出所: iShares: MSCI Japan (EWJ), MSCI Kokusai (TOK)、MSCI Core Europe (IEUR), MSCI All Country Asia Pacific ex Japan (AAXJ), MSCI Emerging Markets (EEM), GLOBAL REIT ETF (REET). Bloomberg.com: Oil WTI Futures (CL1), Gold Futures (GC1)

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今週のマーケット・イベント
9月19日(月)
株式市場休場:日本(敬老の日)

9月20日(火)
日銀金融政策決定会合(〜21日)
米FOMC(〜21日)
米8月住宅着工件数
米8月建設許可件数

9月21日(水)
日8月貿易収支
日8月訪日外客数
黒田日銀総裁会見
イエレンFRB議長会見

9月22日(木)
ユーロ圏9月企業景況感・消費者信頼感
ドラギECB総裁講演
米8月シカゴ連銀全米活動指数
米8月中古住宅販売件数
株式市場休場:日本(秋分の日)

9月23日(金)
日7月全産業活動指数
ユーロ圏9月製造業・サービス業PMI(速報)

9月24日(土)

9月25日(日)

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