金融日記

藤沢数希が運営するブログ。
金融・経済、Web関連ビジネス、書評、科学、恋愛工学などについて。

TOPIX: 1477.98, +0.9% (1w), -4.5% (YTD)
Nikkei225: 18426.08, +0.2% (1w), -3.2% (YTD)
S&P500: 2191.95, -1.0% (1w), +7.2% (YTD)
USD/JPY: 113.53, +0.4% (1w), -5.5% (YTD)
EUR/JPY: 121.16, +1.2% (1w), -7.3% (YTD)
Oil(WTI Futures): 51.68, +12.2% (1w), +39.5% (YTD)

 11月第5週(11/28-12/2)の日経平均株価は週間で0.2%高の1万8426円と4週続伸となった。メガバンクが大幅に上昇したためTOPIXは同期間で0.9%高となった。石油輸出国機構(OPEC)による8年ぶりの減産合意のニュースが、トランプ・ラリーが一息ついていた相場を再び円安株高のトレンドに押し戻した。WTI原油先物価格は週間で12%以上の上昇となった。
 原油価格の上昇はオイルマネーを再びリスク資産に向かわせるため世界的な株高につながる。また、リスクオンの流れで、円も海外の資産に向かう(円を売って外国株などを買う)ため円安になりやすい。もちろん、日本はエネルギー輸入国なので長期的には原油高は経済にマイナスだが、株価は短期的には上昇する傾向がある。

●「死んだ」はずのOPEC、存在意義示す減産合意−世界市場に波紋
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2016-11-30/OHGJFN6JTSEC01

●OPEC大幅減産が「大したことはない」理由
http://jp.reuters.com/article/column-russell-opec-meeting-idJPKBN13R090?sp=true

 2日金曜日に発表された11月の米雇用統計では、非農業部門雇用者数は前月比17万8000人増となり、ほぼエコノミストの事前予想通りであった。失業率は4.6%まで低下し約9年ぶりの低水準である。これはFRBが完全雇用と見なす水準で、13-14日のFOMCでの利上げはほぼ確実となった。

●11月の米雇用者数:17.8万人増 失業率は9年ぶり低水準−賃金低下
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2016-12-02/OHKBLVSYF02001

 トランプ次期大統領は着々と閣僚人事を固めている。次期商務長官に投資会社の会長を務め、知日派として知られるウィルバー・ロス氏を指名。ロス氏は約3000億円の資産を持つ億万長者である。また、財務長官にゴールドマン・サックスの元幹部であるスティーブン・ムニューチン氏を起用する方針を固めた。トランプ次期大統領は法人税率を15%まで引き下げることを公約しており、超大国であるアメリカでこのような税制が実現すれば、海外に出ていた多国籍企業の活動は米国に一気に戻ってくることになり、そのインパクトは計り知れない。ぜひとも実現を期待したいところである。

●トランプ金持ち政権、4閣僚の総資産9200億円 ポピュリズム的発言とは裏腹
http://jp.wsj.com/articles/SB10604864507425704319504582471461000730318

●[FT]米国の法人税制改革、トランプ流なら企業行動激変
http://www.nikkei.com/article/DGXMZO10200870S6A201C1000000/

 すでに何度目の正直かわからないが、2日金曜日、とうとうカジノ法案が衆院内閣委員会で可決された。今後、衆院本会議を経て、参院で可決されなければならないが、日本のカジノリゾート実現に向けて大きな一歩を踏み出した。大阪や北海道は誘致に積極的に動いている。お台場カジノの可能性もある。カジノ関連銘柄は、法案成立期待で上がり、見送りで下がるということを長年繰り返してきたが、今度こそ上がりきることができるのだろうか。

●カジノ法案、維新と二人三脚 自民「地方支援」名目に 苦悩の公明、自主投票
http://mainichi.jp/articles/20161203/ddm/003/010/110000c

●カジノ関連株が急伸「カジノ法案が本日可決」で物色意欲再燃
https://shikiho.jp/tk/news/articles/0/147832

 原油高で世界的にリスクオンの展開になった。トランプ次期大統領の減税が確かなものとなり、FOMCの利上げが発表されれば、米金利上昇からドル円相場はさらに円安方向に進むだろう。そこにカジノによる成長戦略という燃料が注入され、アベノミクスに再点火するかもしれない。

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日本株
直近1年の日経平均株価とインプライド・ボラティリティの推移
直近1年の日経平均株価とインプライド・ボラティリティの推移
出所: 日経新聞社

サイズ/スタイル/セクター別の週間パフォーマンス(2016/11/25-12/2)
サイズ/スタイル/セクター別の週間パフォーマンス
出所: 東証、日経新聞社、セクター指数はTOPIX17業種

個別銘柄の週間パフォーマンス(2016/11/25-12/2)
Chart20151114_Core30
出所: 会社四季報、Yahoo!ファイナンス

FX
直近1年のドル円とユーロ円の推移
直近1年のドル円とユーロ円の推移
出所: セントラル短資

イールドカーブ(2016/12/2)
イールドカーブ
出所: Bloomberg.com

主要通貨の週間パフォーマンス(2016/11/25-12/2)
主要通貨の週間パフォーマンス
出所: セントラル短資

外国株とコモディティ
直近1年のS&P500と原油価格(WTI原油先物)の推移[USD]
直近1年のS&P500と原油価格(WTI原油先物)の推移[USD]
出所: Yahoo!ファイナンス、Bloomberg.com

地域別株価指数とコモディティの週間パフォーマンス[USD](2016/11/25-12/2)
地域別株価指数とコモディティの週間パフォーマンス[USD]
出所: iShares: MSCI Japan (EWJ), MSCI Kokusai (TOK)、MSCI Core Europe (IEUR), MSCI All Country Asia Pacific ex Japan (AAXJ), MSCI Emerging Markets (EEM), GLOBAL REIT ETF (REET). Bloomberg.com: Oil WTI Futures (CL1), Gold Futures (GC1)

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今週のマーケット・イベント
12月5日(月)
黒田日銀総裁講演
日11月消費者態度指数
ユーロ圏11月サービス業PMI
米11月ISM非製造業景況指数

12月6日(火)
日10月毎月勤労統計調査
ユーロ圏7-9月GDP
米10月貿易収支
米10月製造業受注

12月7日(水)
日10月景気動向指数

12月8日(木)
日7-9月期GDP(改定値)
日10月国際収支
日11月都心オフィス空室率
日11月企業倒産件数
日11月景気ウォッチャー調査
中国11月貿易収支
ECB定例理事会
決算:積水ハウス、米Costco、他

12月9日(金)
日11月マネーストック
日経平均先物・オプションSQ算出
中国11月消費者物価・生産者物価
米10月卸売売上高・在庫
米12月ミシガン大学消費者マインド指数
決算:HIS、他

12月10日(土)

12月11日(日)

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第242号の目次です。

『ぼく愛』コミックの第1巻が発売されました!



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// 週刊金融日記
// 2016年11月30日 第242号
// サルでも分かる人工知能の歴史とこれからのビジネス
// 蒲田の安くて美味しい魚介居酒屋
// トランプ・ラリーはひとまず終了
// 職場でホールドアップされました
// 他

 こんにちは。藤沢数希です。
 寒くなってきましたね。年末年始はホテルも飛行機も驚くほど高く観光地は混雑するため、僕は来週あたりに暖かいところでもいこうかと思っています。また、レポートします。
 さて、ネットでは、DeNAが運営するWelqという医療情報サイトが炎上して、閉鎖まで追い込まれるというお祭り騒ぎで盛り上がっております。

●DeNAがやってるウェルク(Welq)っていうのが企業としてやってはいけない一線を完全に越えてる件、2016年11月24日
https://www.landerblue.co.jp/blog/?p=30141

 医療系の記事は深刻に悩んでいる人たちがググって関連インチキ商品を高い金を出して買うので、アフィリエイト業者にとっては非常に金になる分野です。そこでWelqは、安いライターを使って、検索エンジンに引っかかりやすい記事を大量に作って、Googleではいつも上位に表示されるようになっていました。医療系は、厳しく規制されている分野ですので、間違っている記事や法的にグレーな記事も多く、その辺が突っ込まれて炎上したわけですが、こうしたサイトに雇われている安いライターは、既存の記事をパクってコピペでバンバン作っていかないと食っていけません。よって、著作権に関しても多くの問題をはらんでいました。
 他には、コンプレックス系のサイトとか、簡単に金儲けできる系のサイトなんかも、まあ、同じビジネスモデルで作られており、ふつうの人がGoogleで検索すると、こういうサイトばっかり上位に来ます。
 また、Google様の検索エンジンは、昔はTwitterとは仲が悪くてTwitterのデータも入っていなかったのですが、最近では仲が良くなって、こうしたSNSで話題になっているかどうかも重要な指標として取り込んでおります。

●いくら積まれても売らない:TwitterはGoogleへのデータ提供を拒み自分に賭ける、2012年1月14日
http://jp.techcrunch.com/2012/01/14/20120113twitter-google-firehose/

 その結果どうなったかというと、炎上したデマ情報や有名人を誹謗中傷する記事が軒並み上位に表示されるという結果になっております。たとえば、ドナルド・トランプ次期大統領は、オバマはイスラム教徒で本当はアメリカで生まれておらず大統領の資格がない、と言ったデマを飛ばしておりましたが、これは賛同する人もデマを否定する人も入り乱れてSNSで炎上するので、そういうサイトがガンガン上に来てしまいます。
 まあ、世界最高の頭脳を集めて作った最先端の人工知能が搭載されたGoogleの検索エンジンもこんなものであります。いまやネットの世界は地獄ですよ(笑)。
 さて、今週も面白い投稿がいくつも寄せられました。見どころは以下のとおりです。

―英語の和訳スキルについて
―文章力を向上させるトレーニング方法
―セミストップロスしたら向こうからアプローチしてきました
―3回も浮気された女に非モテコミット
―下ネタYouTuberブライアンのモテは恋愛工学の理論通り
―来たるべき南海トラフ巨大地震に備える方法
―トランプ次期大統領は二度の離婚でどうやって財産を守ったのですか
―キャリアアップをほのめかされ職場でホールドアップされました

 それでは今週もよろしくお願いします。

1.サルでも分かる人工知能の歴史とこれからのビジネス

 昨今、教育やキャリアの問題は人工知能とからめて語られることが多くなりました。そこで、よくわかっていない評論家や社会学者たちが"頭のいい俺様が考えた未来になくなる仕事リスト"みたいなものを作って、不安を煽ってブログ記事や本を書いては小銭を稼いでいます。また、このまま人工知能が発展していくと、ある時期に人類の能力を超越する人工知能が誕生し、人類を支配したり滅ぼしたりという地獄の世界になったり、あるいは科学を飛躍的に進歩させて不老不死だとか宇宙移住だとかを可能にするユートピアの未来がやってきたりする、などとまことしやかに語られています。ちなみに、人類の知性をコンピュータが超える特異点は「シンギュラリティ」と呼ばれ、けっこうまともな学者や企業家(たとえば、宇宙物理学者のスティーブン・ホーキングやテスラ・モーターズCEOのイーロン・マスク)などが、警鐘を鳴らしていたりします。
 しかし、多くの人たちが、人工知能とは何か、その開発の歴史はどうなのか、ということを知らないので、とても上滑りした滑稽な議論が展開されているように思います。一方で、ガチの研究者が書いている記事は、技術的過ぎて何を言っているのかさっぱりわかりません。そこで今回は、人工知能の勘所をサルでもわかるように解説したいと思います。

【失敗した人間の思考や動作をプログラムするアプローチ】

 僕が思うに、しょぼいライターや評論家が的はずれな議論を繰り返すのは、彼らの人工知能のイメージが、いわゆる第5世代コンピュータ的なものだからです。当初、人間が物事を考えるときの仕組みをコンピュータにプログラムしていけば、やがて役に立つ人工知能ができあがると思われていました。人間は知識を覚え、論理的に考えて、さまざまな問題を解決していきます。よって、コンピュータに百科事典のような知識のデータベースを与えて、それらを使いこなすさまざまな論理をプログラムしていけばいいと思われました。
 たとえば、外国語の翻訳に関しては、まずは辞書をインストールします。次に、文法の決まりをプログラムしていきます。コンピュータは、プログラムされた文法のルールに基づいて、文章の構造を解析し、適切な単語の意味をデータベースから取り出していきます。このように、人間が翻訳するやり方をプログラムすれば、コンピュータも翻訳できると考えていたわけです。
 結論からいうと、こういう人間の思考回路をコピーしようという試みはことごとく失敗しました。翻訳など、まったく使い物にならないレベルでしたし、コンピュータが人間と会話し、たとえば医者の代わりをするなどというのは夢物語に終わりました。人間の思考パターンをプログラムしようとすると、例外処理の数が爆発的に増えてしまい、まともにプログラムを書くことなどできないのです。
 ところで、第5世代コンピュータというのは、日本経済が絶好調の1980年代に、こういう人間のようなコンピュータを作ろうとした通商産業省の国家プロジェクトの名前でした。これが戦艦大和のように、ほとんど何も実用的なものを生み出さずに頓挫したのですが、その評価に関してはここで論じることはやめましょう。

●なぜ人工知能ビジネスは2回も失敗したのか ―早すぎた30年前のビッグデータ解析
http://ascii.jp/elem/000/000/851/851380/

 また、人工知能やロボットの研究では、人間の思考を再現するのは難しいのですが、それ以上に難しいのが単純作業だということがわかりました。たとえば、工事現場で物を運んだり、さまざまな材料を鍋に放り込んで料理するというような、安い労働者がやっている感覚運動スキルは、膨大な計算を必要とし、コンピュータにとっては極めて難しいのです。高度な科学技術計算や経営判断などより、低賃金労働者がやる単純作業のほうがコンピュータにとっては圧倒的に難しいのは、モラベックのパラドクスと呼ばれています。
 要するに、ブルーカラーの仕事は人工知能時代の未来でも安泰なのです。

【大成功した何も考えない統計的アプローチ】

 この数年の人工知能ブームは、すべて・・・

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2.今週のマーケット

●トランプ・ラリーはひとまず終了 ―最もインパクトを受けた日本経済(金融日記 Weekly 2016/11/18-11/25)
http://blog.livedoor.jp/kazu_fujisawa/archives/52095756.html

 やはり予想通り、円安、株高の流れは一段落したようだ。トランプ大統領の拡張的な財政政策、FRBの金融引締めによるマクロ経済環境の大きな変化は、先取りされてすでに織り込まれた。いまやこうした見方は市場のコンセンサスになったようだ。ここからは、このコンセンサスから食い違ったときに、市場は大きく動くことになる。
 財政政策は議会の承認が必要なため、あまりトランプ氏の思惑通りには進まず、一方で、TPP取りやめや中国などを為替操作国と認定したり、工場を外国に移す米国企業を攻撃するというような、保護主義だけが進むという意見もある。

●トランプバブル崩壊でドル98円へ、市場は「はき違えている」とUBS
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2016-11-28/-98

 トランプ氏は、依然としてメキシコとの国境に壁を作るという計画に固持していたり、自国の大企業をTwitterなどで名指しで攻撃したりと、投資家が期待していたような、いい意味での君子豹変は期待できなくなってきたようだ。
 いずれにしても、興味深い超大国のリーダーである。

●トランプ氏、空調大手のメキシコ移転阻止
http://www.nikkei.com/article/DGXLASGM30H5X_Q6A131C1000000/?dg=1

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3.ブログではいえないお店

―蒲田の安くて美味しい魚介居酒屋

 先日、蒲田で人気のXXXXXという居酒屋へ行ってきたので紹介しましょう。蒲田駅から歩いて5分ぐらいで、飲食店がたくさんあるガヤガヤした通りの奥にあります。店内はカウンターとお座敷があり、平日なのに満席で活気がありました。
 メニューは定番の一品料理に加え、おすすめ料理が短冊に手書きで書かれてあり束でどっさりと渡されます。魚だったら刺し身、焼き魚、煮魚なんでもあります。水槽があり、活きた魚や貝、海老などが泳いでおり、その場で食べることができます。
 まずは、お店の水槽で優雅に泳いでいたカワハギを頂きました。新鮮な肝を醤油に和えると、なんともいえません。たしか1500円ぐらいでした。アワビも2000円ぐらいで、こちらは炙っていただきました。ズワイガニは1000円だったので、かなり小ぶりでしたね。

★カワハギの姿造り、アワビ、ズワイガニ。美味しいです。

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4.藤沢数希の身もフタもない人生相談

―文章力を向上させるトレーニング方法

文章力に関する質問です。
テキストコミュニケーションがコミュニケーションの大半を占める現代において文章力を高めることは必須だと思います。
文章力といっても意味が広いですが、何らかの出来事に対して適切な文章をより短い時間で記述する能力というところでしょうか。
所長は専門である分野に限らず質の高いテキストを多く書いていらっしゃいますが、これは何によって培われたのでしょうか?
自分の場合、舞台や映画を観たときに面白いと感じたかどうかや特に気になったポイントなどは言えるのですが、その程度で終わってしまいます。
一方で、研究論文やビジネスプランの話であれば、ある程度フォーマットも定まっているうえに自分の経験もあるので、より定量的な観点から意見を述べたり感想を言うことができます。
やはり、書いてきた文章量やどれだけ自分が慣れ親しんだパターンなのかで決まるのでしょうか?
だとすれば、ブログやTwitterなどで大量の文章を書きまくっている人は、良い文章を書けることになるはずですが、それも正しくない場合が多いと感じます。
平安時代は素晴らしい歌を詠めることがモテるための必要条件でしたし、身体を持たない女性人工知能が会話でのやりとりだけで600人以上の男と浮気したりする映画もありました。

●her/世界でひとつの彼女 http://amzn.to/2gqyDMb

文章力を上げるにはいかなる視点でトレーニングを積めばよいでしょうか?
よろしくお願いします。・・・

・・・

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TOPIX: 1464.53, +2.5% (1w), -5.3% (YTD)
Nikkei225: 18381.22, +2.3% (1w), -3.4% (YTD)
S&P500: 2213.35, +1.4% (1w), +8.3% (YTD)
USD/JPY: 113.06, +2.0% (1w), -5.9% (YTD)
EUR/JPY: 119.75, +1.9% (1w), -8.3% (YTD)
Oil(WTI Futures): 46.06, +0.8% (1w), +24.4% (YTD)

 11月第4週の日経平均株価は週間で2.3%高の1万8381円と3週連続で上昇。日経平均株価は7連騰、TOPIXは11連騰である。為替相場も円が主要通貨に対して更に下げ、1ドル=111円前後だったドル円相場は113円台まで円安が進んだ。まさにトランプ・ラリーであり、じつはこのマクロ経済環境の変化から最も大きなインパクトを受けたのが日本経済であった。
 このことは直感的にはわかりにくいが、教科書的なマクロ経済学の枠組みの中で綺麗に説明できる。

●トランプ・リスクに備えよ!(金融日記 Weekly 2016/10/28-11/4)
http://blog.livedoor.jp/kazu_fujisawa/archives/52094689.html

●トランプ・ラリーに飛び乗れ!(金融日記 Weekly 2016/11/4-11/11)
http://blog.livedoor.jp/kazu_fujisawa/archives/52095224.html

●ドル金利上昇で息を吹き返したアベノミクス(金融日記 Weekly 2016/11/11-11/18)
http://blog.livedoor.jp/kazu_fujisawa/archives/52095756.html

 トランプ氏が当確するまでは、市場は暴言を繰り返す彼の政策を見極めかねていた。また、当選確率もさほど高いものとは思っていなかった。つまり、トランプ大統領誕生は、単に大きなリスク要因として認識されていた。あからさまな保護主義を打ち出し、日本や中国の通貨が安すぎることを非難した。よって、トランプ氏の経済政策は、どちらかというとドル安、株安につながると解釈されていたが、実際のところ、大多数の市場参加者は深く考えていたわけではなかった。
 しかし、トランプ氏が当選確実となると、市場参加者たちの目が突如として覚めることになった。メキシコとの国境に壁を作る、イスラム教徒の入国を禁止するなどは、とうてい実現されない。実現可能な政策として残るのは、大規模減税、インフラ投資などの財政政策である。また、減税を志向する共和党が上院・下院とも過半数を取り、プロビジネスな政権になると期待されるようになった。この期待は、当確後に速やかに行われたトランプ氏の受諾演説で決定的となった。これまでの暴言が嘘のように、アメリカ国民と一緒になって国を良くしていきたいと真摯に語り、まともな好人物という印象を世界の投資家に与えたのだ。ここからの市場の動きは、まさに教科書どおりであった。
 ポイントは3つだ。まずは、トランプ大統領の拡張的な財政政策。次にFRBの金融引き締め。そして、主要国で最も低い日本の経済成長率である。これらですべてが綺麗に説明できる。
 トランプ大統領は国債を発行して(市場からドルを吸収して)減税やインフラ投資をすることになる。これはドル高要因だ。さらに、FRBは利上げのタイミングを見計らっており量的緩和の出口戦略に動いている。トランプ氏もウォール街を利する金融緩和をたびたび非難していたので、大統領就任後もFRBの金融引締めの方向は変わらないだろう。つまり、中央銀行もドルを吸収するのであり、これもドル高要因だ。財政政策、金融政策ともに、強烈なドル高を示唆していた。将来の資金需要の見通しからドル金利が急上昇し、教科書通りにドル高になったのだ。
 そして、ドル金利が上昇することで、一番助かるのはじつは日本経済なのだ。なぜならば、日本の経済成長率は主要国の中で最低であるからだ。日本の成長率が低いのは構造改革が進まないことと少子高齢化が原因である。いずれにしても、日本は成長率が低いことで、ずっと苦しんできた。金融緩和は金利を成長率より下げることであるが、成長率がゼロ近傍の日本経済は、ゼロ金利の制約で恒常的に意図せざる金融引締めになっており、20年以上もデフレ経済に苦しんでいる。また、グローバル化が進んだ経済では、金利は他国との相対的なものである。ドルの金利が低いということは、日本にさらなるデフレ圧力を加えることになる。
 アメリカの金利が急激に上昇したことは、日本経済にとってまさに恵みの雨となろう。円の水準を決める主要ドライバーでもある日米金利差が拡大し、急速に円安が進んだのだ。世界最大の経済であるアメリカのドルとの比較で、ゼロ金利制約で最も苦しんでいた円が、主要通貨の中で最も下落したのは偶然ではないのだ。
 さらに、開放経済ではマンデル=フレミング・モデルにより財政政策は効きにくいとされている。財政政策の原資は国債発行で集められるが、その際に流通する通貨が吸収されるため自国通貨が上昇してしまい、景気浮揚効果が打ち消されるからだ。さらに、FRBは金融引締めの方向である。マクロ経済学の教科書に従えば、トランプ氏の財政政策の景気浮揚効果はさらに世界に漏れ出し、日本もその恩恵を受けることになるのだ。これは日本株の上昇要因となろう。

 以上のことが、トランプ氏が当確したあとに、世界の市場で起こったことであり、すでに十分に織り込まれたと言っていいだろう。この二週間あまりは、トランプ大統領誕生がトリガーとなった世界的なマクロ経済環境のシフトを消化する時間であったのだ。
 そして、今週からは、再び相場は方向感を失うことになるということである。良くも悪くも、トランプ次期大統領のちょっとした発言に世界の投資家が注目し、彼の一挙手一投足に相場は振り回されることになりそうだ。

『日本人がグローバル資本主義を生き抜くための経済学入門』 http://goo.gl/0xv1Q

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日本株
直近1年の日経平均株価とインプライド・ボラティリティの推移
直近1年の日経平均株価とインプライド・ボラティリティの推移
出所: 日経新聞社

サイズ/スタイル/セクター別の週間パフォーマンス(2016/11/18-11/25)
サイズ/スタイル/セクター別の週間パフォーマンス
出所: 東証、日経新聞社、セクター指数はTOPIX17業種

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直近1年のドル円とユーロ円の推移
直近1年のドル円とユーロ円の推移
出所: セントラル短資

イールドカーブ(2016/11/25)
イールドカーブ
出所: Bloomberg.com

主要通貨の週間パフォーマンス(2016/11/18-11/25)
主要通貨の週間パフォーマンス
出所: セントラル短資

外国株とコモディティ
直近1年のS&P500と原油価格(WTI原油先物)の推移[USD]
直近1年のS&P500と原油価格(WTI原油先物)の推移[USD]
出所: Yahoo!ファイナンス、Bloomberg.com

地域別株価指数とコモディティの週間パフォーマンス[USD](2016/11/18-11/25)
地域別株価指数とコモディティの週間パフォーマンス[USD]
出所: iShares: MSCI Japan (EWJ), MSCI Kokusai (TOK)、MSCI Core Europe (IEUR), MSCI All Country Asia Pacific ex Japan (AAXJ), MSCI Emerging Markets (EEM), GLOBAL REIT ETF (REET). Bloomberg.com: Oil WTI Futures (CL1), Gold Futures (GC1)

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今週のマーケット・イベント
11月28日(月)
ドラギECB総裁講演
米サイバーマンデー

11月29日(火)
日10月失業率
日10月有効求人倍率
日10月家計調査
日10月商業動態統計
ユーロ圏11月企業景況感・消費者信頼感
米7-9月期GDP(改定値)
米9月S&Pケースシラー住宅価格指数
米11月消費者信頼感指数

11月30日(水)
日10月鉱工業生産
OPEC定例総会
ドラギECB総裁講演
ユーロ圏11月HICP
米10月個人所得・支出
米11月シカゴ購買部協会景気指数
米ベージュブック

12月1日(木)
日7-9月期法人企業統計
中国11月製造業・非製造業PMI
中国11月財新製造業PMI
ユーロ圏10月失業率
ユーロ圏11月製造業PMI
米10月建設支出
米11月ISM製造業景況指数
米11月自動車販売台数
決算:伊藤園、他

12月2日(金)
日11月マネタリーベース
米11月雇用統計

12月3日(土)

12月4日(日)

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// 週刊金融日記
// 2016年11月23日 第241号
// ホールドアップ問題で読み解く終身雇用と結婚制度
// トランプ大統領は君子豹変しないかもしれない
// 四谷の安くて美味しい江戸前鮨
// ピュア童貞がソープに行き素人女性に挑戦するまで
// 他

 こんにちは。藤沢数希です。
 もうすっかり冬になってきました。カニが美味しい季節ですね。北海道でカニを食べてスキーでもしに行きたいと思う今日このごろです。
 先週は、戦争映画の『この世界の片隅に』を見てきました。この映画はいろいろ事情があってメジャーな映画館ではやっていないので、わざわざ新宿に行ったのですが、満席で入れず、別の日に川崎の映画館で見てきました。映画館はラゾーナ川崎にあるのですが、ここはいいところですね。田舎のでかいイオンのように、まさに何でもある巨大ショッピングモールです。ビックカメラもあるので、都心に住んでて家電製品を見に行きたい人は、有楽町のビックカメラよりもこっちがいいかもしれません。品川駅から東海道線で一駅で、意外と近いです。

●この世界の片隅に
http://konosekai.jp/

●資本主義の罪と罰 ビックカメラ有楽町店での薄型テレビをめぐる攻防
http://blog.livedoor.jp/kazu_fujisawa/archives/51728063.html

★ラゾーナ川崎でディナーして、安い!安い!と思っていたのですが、1杯1000円の地ビールとか飲んでたら、けっこうしました(笑)。港区の住宅街で個人でやってるようなビストロなんかは、やっぱりコスパがいいと思った次第です。

 それで映画ですが、まあ、確かによくできている戦争映画だし、そんなにグロくなく、また、政治色も強くないので、子供が見るにもいい感じに仕上がっており、完成度が高いアニメ映画だな、というのが僕の感想でした。見ても損はないです。

 今週も面白い投稿がいくつも寄せられました。見どころは以下のとおりです。

―いつ副業へシフトするべきか
―受験生ですがオススメの大学物理の本を教えてください
―どういう人が一流なのでしょうか
―Cフェーズ前半から中盤におけるライトなディスりの効果
―女子大生の愛人に振られ非モテコミットの極地
―ピュア童貞がソープに行き素人女性に挑戦するまで

 それでは今週もよろしくお願いします!

1.ホールドアップ問題で読み解く終身雇用と結婚制度

 これまでメルマガで、まともな所得がある男にとって(もちろん法律は男女平等なのでまともな所得がある女にとっても)、結婚という契約は本当に恐ろしいもので、借金の連帯保証人になるよりはるかに怖い、ということを書いてきた。しかし、結婚制度というものがこれほど世界で広がり、世界の先進国のすべてが結婚制度を採用しているということは、もちろん、デメリットばかりではない。当然だが、大きなメリットもあるのだ。
 明らかなメリットは、社会の安定度が高まることだ。放っておくと一部のモテ男性に多くの女性が独占されてしまう。しかし、結婚制度があれば、モテる男性もひとりの女性しか選ぶことができないので、下々の男性にまで女性が分配されることになる。こうして恋愛市場での格差を是正することにより社会が安定する。このようなマクロな観点からの考察は過去に書いたのでここでは再び詳しくは述べない。

週刊金融日記 第147号 恋愛工学で読み解くイスラム国
週刊金融日記 第192号 結婚制度=セックスの男性中間層への再分配

 この解釈では、社会の安定のために一部の個人(=大半の女性と一握りのモテ男性)が犠牲になっている、ということになる。確かにそれは一面では正しいが、もっと個人からの視点で見た場合、結婚のメリットとは何だろうか? じつはミクロな視点では、経済学の一分野である契約理論のホールドアップ問題から理解することができる。ちなみに、今年のノーベル経済学賞は、この分野に重要な貢献をしたハーバード大のオリバー・ハート教授とマサチューセッツ工科大のベント・ホルムストロム教授に与えられた。

●ノーベル経済学賞に米大2教授=「契約理論」構築に貢献
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016101000268

●Oliver Hart, "Firms, Contracts, and Financial Structures"
http://amzn.to/2fXM9HR

 ホールドアップ問題(hold-up problem)とは、投資することで相手の交渉力が増してしまい、さらにその投資が実施されたあとには元に戻すことが困難なときに発生する問題のことである。具体的に説明するとわかりやすい。

 たとえば、トヨタ自動車だけが必要としている特殊な部品があり、下請け会社はその部品を作ってくれたら高く買うと言われているとしよう。この下請け会社はトヨタ自動車の口約束を信じて大きな設備投資をして特殊部品を製造する。この設備はトヨタ自動車とこの下請け会社にのみ価値がある関係特殊投資(relationship-specific investment)と呼ばれるものだ。最初は、トヨタ自動車は高い値段で部品を買ってくれたので下請け会社は儲けることができた。しかし、ある日、トヨタ自動車が裏切る。いきなり強烈に値切りはじめたのだ。下請け会社はどうなるのだろう? この設備は特殊な部品を作るためのもので、他に使い道がなく、部品はトヨタ自動車以外に買ってくれるところがない。つまり、トヨタ自動車のいいなりになるしかないのだ。関係特殊投資をしたことによって、取引相手の交渉力が増してしまい、このようなホールドアップ(強奪)が起こってしまう。この場合の解決策は、教科書的には、長期に渡り部品を決められた値段で買い続けるという契約をあらかじめ結んでから関係特殊投資をする、ということになるが、日本社会ではどちらかというと契約はなあなあで済ませ、信頼という暗黙の契約に頼ることが多い。そして、その暗黙の契約を踏み倒して、業績を∨字回復させたのが、カルロス・ゴーン率いる日産自動車だったのだ。

 次は、下請け会社が逆にカモるケースを考えてみよう。みずほ銀行が・・・

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2.今週のマーケット

●ドル金利上昇で息を吹き返したアベノミクス(金融日記 Weekly 2016/11/11-11/18)
http://blog.livedoor.jp/kazu_fujisawa/archives/52095756.html

 トランプ次期大統領がYouTubdeで、就任後100日以内に取り組む重要な政策課題に関する動画をアップした。メディアを使わず、YouTubeやTwitter、Facebookで自分の考えを直接伝えるやり方は、新しい時代の到来を感じさせる。一方で、政策の内容自体には、危ういものを感じざるをえなかった。

●Donald Trump Official Statement about Transition as President-Elect


 まず、TPP離脱を一番最初に言及している。そして、地球温暖化などの環境対策のために設けられたアメリカの石炭や石油に関する規制を撤廃すると宣言した。また、不法移民を国外に追放すると力強く表明している。その様子は、どこかマイク・ジャッジ監督の『Idiocracy 26世紀青年』に出てくる大統領を彷彿させた。

●Idiocracy 26世紀青年
http://blog.livedoor.jp/kazu_fujisawa/archives/51916504.html

 一方で、ウォールストリートが期待していた、法人税率を35%から15%に下げるという公約は、まったく言及されなかった。トランプ氏は、選挙期間中は人気を取るために敢えて暴言を吐いていたが、大統領に就任したあとは君子豹変をして、実業家らしくプロビジネスな経済政策を展開するのではないか、と少なからぬ人々は勝手に期待していたわけだが、その期待は裏切られるかもしれない。
 株式市場も世界の政財界も、トランプ次期大統領の一挙手一投足に振り回される日々が続きそうだ。

 TPPは日米が主導で環太平洋地域のビジネスのルールを作っていこうとするもので、真の狙いは中国包囲網であった。このままトランプ次期大統領の100日プランが実行に移されれば、否が応でも世界のパワーバランスは急速に中国にシフトしていくことになる。レジーム・チェンジが起こりつつあり、これまでの世界の見方を根本的に変えるときなのかもしれない。

●TPP 次の一手苦しく、安倍政権に痛手…発効絶望的
http://mainichi.jp/articles/20161123/k00/00m/020/101000c

●「米国に深刻な結果呼ぶ」TPP脱退で共和党重鎮
http://www.sankei.com/world/news/161123/wor1611230014-n1.html

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3.ブログではいえないお店

―四谷の安くて美味しい江戸前鮨

 先日、四谷三丁目駅から徒歩すぐのところにあるXXXXXに行ってきました。9席あるL字型カウンターの中で大将がひとりで握ってくれるスタイルです。目の前には本日のネタが綺麗に並べられていました。

★型のいいボタン海老が美味しそう。シャコも立派。生ビールは琥珀ヱビスです。

 お任せで、本日は、つまみからスタートです。日本酒は20種類近くあるそうで、こちらもおまかせでお願いしました。そして、・・・

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4.藤沢数希の身もフタもない人生相談

―ピュア童貞がソープに行き素人女性に挑戦するまで

XXXXXと申します。
初めての投稿になります。
まず当方のスペックです。、

【スペック】
180cm、スポーツマン、顔は中の中
旧帝大理系卒、大手企業勤務、年収500万、社会人4年目

社会人になってからメルマガ購読し、早2年が経ちますが、徐々にマインドを変える事ができ、先日、ついに素人童貞を卒業しました。
そして、卒業直後の1ヶ月間で4人にアプローチし、さらに別の女性ともゴールすることができました。
昔の自分からは考えられないような結果です。
現在も別の3人にアプローチ中で、すべて獲得する気持ちで行動をしています。
素人童貞を卒業できた1人はFacebook連動型の出会い系アプリで知り合った子で、スペックは30歳、色白、Bクラス。
もう1人は、とある婚活パーティーで知り合った子で、20代半ば、可愛い系、同じくBクラスです。
2人とも全く同じお店、歩行ルート、ホテルの流れでした。
六本木で待ち合わせて、メルマガで紹介されたお店に行き、近くのバーで和み、ホテルという順で、恋愛工学のACSモデルに忠実にプレイしました。
Aフェーズは、1対1で飲んでいるのでクリアしていると考え、最初のお店ではCフェーズを徹底しました。
そして計画通り、バーを挟み、店を出てから手を繋ぎ、難なくハンドテストをクリア。
「これはいける」と思い、迷わずホテルへ。・・・

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TOPIX: 1428.46, +3.6% (1w), -7.7% (YTD)
Nikkei225: 17967.41, +3.4% (1w), -5.6% (YTD)
S&P500: 2181.9, +0.8% (1w), +6.7% (YTD)
USD/JPY: 110.88, +4.0% (1w), -7.7% (YTD)
EUR/JPY: 117.48, +1.4% (1w), -10.1% (YTD)
Oil(WTI Futures): 45.69, +5.3% (1w), +23.4% (YTD)

 「トランプ・ラリー」に沸いた11月第3週の日経平均株価は週間で3.4%上昇し1万7967円41銭で引けた。18日には取引時間中に今年1月以来の1万8000円台を回復した。ドル円相場も1ドル=110円台で取引されており、大きくドル高が進んだ。また、円は主要通貨に対して下げており、円が最も下落した通貨となった。
 トランプ大統領が、大幅減税、インフラ投資と大規模な財政政策を実行するとの思惑から、株高、ドル高、債券安が進んでいる。ポジティブな見方をすれば、こうした経済政策により経済が良くなり、再び強いアメリカを取り戻すという期待である。その場合は、株は買われ、ドルは強くなり、また、将来の旺盛な資金需要を先取りする形で金利が上昇する。ネガティブな見方では、米国の債務が増大するため米国債の信任が低下、そのため金利が上昇し、インフレを予想して株価が上がっていることになる。しかし、この場合はドルは下がるはずであり、実際にはドルも強くなっていることから、市場はトランプ大統領の経済政策についてはポジティブに見ていると素直に解釈したほうが良さそうだ。
 また、イエレンFRB議長が17日の議会証言で利上げについて「比較的早期に適切になる可能性が十分ある」と発言し、12月のFOMC(米連邦公開市場委員会)での利上げが予定通り行われる見通しだ。
 このような米金利の上昇で、いちばん影響のある通貨が円である。そして、短期的には恩恵を受けるのも日本経済だ。なぜならば、日本の経済成長率が低く、適切な金利水準が主要国の中で最も低いからである。グローバル化が進む世界経済の中で、金利は相対的なものなので、特に米国の金利低下は日本経済にとって大きなマイナス要因であった。金利はゼロより下げられないのだから、日本は意図せざる金融引締めに苦しんできたのであり、これがデフレを引き起こしてきた大きな要因である。

日米金利差の推移
日米金利差の推移
出所: 日銀、U.S. Department of the Treasury

『日本人がグローバル資本主義を生き抜くための経済学入門』 http://goo.gl/0xv1Q

 しかし、ここにきてトランプ大統領の大幅減税を伴う経済政策への期待から、米金利が上昇し、日米金利差が拡大した。これで日銀のマイナス金利政策による緩和効果が生まれ、日銀が何をやっても動かなかった為替が円安に一気に動いた。トランプ大統領の誕生で、大規模な金融緩和によりデフレを脱却するというアベノミクスが再び息を吹き返すことになったのだ。

●トランプ円安は本物か 黒田総裁「動向を注視」
http://www.nikkei.com/article/DGXMZO09491820U6A111C1000000/

●トランプ円安は短命、英ショックの教訓=佐々木融氏
http://jp.reuters.com/article/column-forexforum-tohru-sasaki-idJPKBN1361HC?rpc=223&sp=true

●ギラギラした米資本主義復活へ=武者陵司氏
http://jp.reuters.com/article/column-ryoji-musha-idJPKBN13B0DV?sp=true

 しかし、外交的には、トランプ大統領は日本の地位を脅かしかねない。TPPにより、日米主導で環太平洋地域のルール作りをすることにより中国を包囲しようとしていたが、トランプ大統領は離脱を表明している。また、世界のパワーバランスの要であった日米同盟の見直しにも言及している。そのためアジアの主導権がアメリカがバックに付いている日本から、中国に名実ともにシフトする可能性が出てきた。
 軍事的には日米同盟、そして、経済ではTPPを基軸として、やがてGDPでもアメリカを抜くことになる中国と対抗することが、アメリカの国益にかなうはずだ。17日には、安倍首相がトランプ大統領と会談し、こうした状況を伝えたと思われるが、今後の安倍首相の外交手腕に、日本の運命がかかっているだろう。

●首相、トランプ氏との友好強調 TPP打開になお課題
http://jp.reuters.com/article/abe-trump-angle-idJPKBN13D0VY?sp=true

●購買力平価ベースのGDPでは米国を追い抜いた中国
http://blog.livedoor.jp/tsubuyaitaro_2014/archives/1030529320.html

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日本株
直近1年の日経平均株価とインプライド・ボラティリティの推移
直近1年の日経平均株価とインプライド・ボラティリティの推移
出所: 日経新聞社

サイズ/スタイル/セクター別の週間パフォーマンス(2016/11/11-11/18)
サイズ/スタイル/セクター別の週間パフォーマンス
出所: 東証、日経新聞社、セクター指数はTOPIX17業種

個別銘柄の週間パフォーマンス(2016/11/11-11/18)
Chart20151114_Core30
出所: 会社四季報、Yahoo!ファイナンス

FX
直近1年のドル円とユーロ円の推移
直近1年のドル円とユーロ円の推移
出所: セントラル短資

イールドカーブ(2016/11/18)
イールドカーブ
出所: Bloomberg.com

主要通貨の週間パフォーマンス(2016/11/11-11/18)
主要通貨の週間パフォーマンス
出所: セントラル短資

外国株とコモディティ
直近1年のS&P500と原油価格(WTI原油先物)の推移[USD]
直近1年のS&P500と原油価格(WTI原油先物)の推移[USD]
出所: Yahoo!ファイナンス、Bloomberg.com

地域別株価指数とコモディティの週間パフォーマンス[USD](2016/11/11-11/18)
地域別株価指数とコモディティの週間パフォーマンス[USD]
出所: iShares: MSCI Japan (EWJ), MSCI Kokusai (TOK)、MSCI Core Europe (IEUR), MSCI All Country Asia Pacific ex Japan (AAXJ), MSCI Emerging Markets (EEM), GLOBAL REIT ETF (REET). Bloomberg.com: Oil WTI Futures (CL1), Gold Futures (GC1)

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今週のマーケット・イベント
11月21日(月)
日10月貿易統計
日9月全産業活動指数

11月22日(火)
ユーロ圏11月消費者信頼感(速報)
ドラギECB総裁講演
米10月中古住宅販売件数

11月23日(水)
米10月耐久財受注
米10月新築住宅販売件数
FOMC議事録(11/1-11/2日開催分)
株式市場休場:日本(勤労感謝の日)

11月24日(木)
独11月Ifo景況感指数
株式市場休場:米(感謝祭)

11月25日(金)
日10月消費者物価指数
日10月企業向けサービス価格指数
日GPIF運用成績発表
米ブラックフライデー

11月26日(土)

11月27日(日)

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