金融日記

藤沢数希が運営するブログ。
金融・経済、Web関連ビジネス、書評、科学、恋愛工学などについて。

第254号の目次です。

『損する結婚 儲かる離婚』が発売しました! Kindle版は、もうすこしです。



メルマガ主要バックナンバー
http://blog.livedoor.jp/kazu_fujisawa/archives/52021876.html

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// 週刊金融日記
// 2017年2月22日 第254号
// 婚姻費用・養育費計算ツールとPythonはいいよって話
// 金融規制緩和で米国株の上昇が止まらない
// コンピで暮らすマダムたちが集う白金の上質フレンチ
// 恋愛工学の参考になるオススメ映画と漫画
// 他

 こんにちは。藤沢数希です。
 先日は、タラレバ娘の東村アキコさんとの対談記事が週刊新潮に発表されました。以前は、文春に狙われて、僕たちの恋愛工学が謂れのない酷い紹介のされ方をしたのですが、今回は新潮で、ちゃんとフレンドリーに紹介されました(笑)。

週刊金融日記 第244号 僕たちのロッカールームトーク

●週刊新潮 2/23号 〜東村アキコvs藤沢数希 婚姻届に判を押すのは連帯保証人になるより怖い
http://amzn.to/2kIzIFA

 そして、先週はとうとう結婚と離婚についての本が出版されました。これは結婚する前に男女ともに絶対に読まないといけない本でしょう。また、結婚している人も、潜在的なリスクを把握したり、将来の万が一の離婚戦略を考える上で必読ですね。これは、パンドラの箱を開けちゃいますね。

『損する結婚 儲かる離婚』 http://amzn.to/2kIIFim

 ところで、自民党がたくさん子供がいるほど税率が低くなる、フランスの税制を日本でも導入しようと検討をはじめました。はっきり言って、いまの結婚制度だと、高額所得者は結婚するのは非常に非合理的になるし、また、それゆえに子供も作りづらいです。優生学思想ではありませんが、成功した金持ちが、たくさん子孫を残せるようになることは、国にとってもいいんじゃないでしょうか。
 しかし、『損する結婚 儲かる離婚』にも書きましたが、せっかく婚外子に対する相続差別の法律がなくなり、嫡出子と非嫡出子での法律上の違いはまったくなくなったわけですが、ここで正式に結婚した夫婦の子供だけ、みたいなことになるとまた逆戻りです。婚外子や、離婚して養育費を払っているような人にも税制で優遇するようにしないといけないでしょうね。
 まあ、そんなことより、まずは、本当に実現するのかって話ですけどね。

●自民有志議員 子多いほど税軽減…「世帯方式」検討へ
http://mainichi.jp/articles/20170219/k00/00m/010/082000c

 今週も大変興味深い投稿がいくつもありました。見どころは以下のとおりです。

―『損する結婚 儲かる離婚』を読みましたがメガバンク勤務だとコンピ地獄ですよね
―地方で家業を継ぐボンボン既婚者に恋愛アドバイスを
―東北エリアの居酒屋で地方ナンパに成功しました
―Cフェーズで飲むべきお酒と飲んでもらうお酒
―Win&Mac活用テクニック:ウインドウサイズと位置調整ショートカット
―オナ禁の危険性をぜひ知ってほしい
―外見スペックが低い童貞でも恋愛工学を信じてがんばったらナンパで卒業できました
―ジャニーズ系の東大生ですが親や先生の期待に応えるため自分のやりたいことを我慢する人生しか送ってきませんでした
―恋愛工学の参考になるオススメ映画と漫画

 それでは今週もよろしくお願いします!

1.婚姻費用・養育費計算ツールとPythonはいいよって話

 さて、シリーズ「情報強者になろう」は前編、中編と来たのですが、あと何回か書きたいテーマがあるので、今回は中編の2回目みたいな感じになります。

週刊金融日記 第249号 圧倒的な情報強者になるための〜 前編
週刊金融日記 第250号 圧倒的な情報強者になるための〜 中編
週刊金融日記 第253号 とにかく格安SIMに変えなさい

 それで、これまでのまとめですが、まあ、バックナンバー読んでもらいたいのですが、MacでもWindowsでもGoogle日本語入力入れてないとヤバイですよ、フォトストレージはGoogleフォト一択ですよ、いまどき格安SIM使ってないと大損ですよ、ぐらいがハイライトでしょうか。それで、次はExcelのフリーの代替を見つけることですが、これはいままとめているので、ちょっと待ってください。
 プログラミング言語に関しては、Pythonがいいよ、という話を前回にちょっとだけしたのですが、今回はその続きです。僕は『損する結婚 儲かる離婚』を出版するに当たって、既存の婚姻費用や養育費を計算するサイトは、いまいち使い勝手が悪い、と思っていました。そこで自分でサイトを作っていて、Pythonを使うことにしました。

●金融日記.COM
http://www.kinyuunikki.com/

●婚姻費用・養育費分析ツール
http://www.kinyuunikki.com/kompi_form.html

 僕は大学生のとき、プログラマのアルバイトをしていて、JavaとOracleのSQLデータベースで、その当時はまだ新しかったWebベースの業務用システムを作っていました。Javaの前には、C言語とC++を大学で少々勉強しました。物理学の研究ではスーパーコンピュータでシミュレーションをしていたのですが、コアの並列計算のプログラムは、共同研究者のチームがC++で書いていたので、僕はそこはほぼノータッチで、インプットデータを作るためのプログラムや、アウトプットを分析するためのプログラムを、自分でJavaで書いていました。まあ、要するに、プログラマとしては、素人にちょっと毛が生えたぐらいですね。
 それで外資系の金融機関に入ると、もうとにかくExcelばっかりでビビりました。ちょっと間違えたら何億円も吹っ飛ぶような計算も、みんなスプレッドシートでやっています。スプレッドシートから、クオンツが作った計算エンジンを呼び出したりするのですが、ぐちゃぐちゃです。お前たち本当にそれでいいのか、と思いましたが、すぐに慣れました。それで、VBAなんかも勉強したんですが、C言語→Javaという文化で育っていると、VBAの書き方は汚くて、どうしても好きになれませんでした。金融機関には、何でもVBAで書いてしまうおかしな人がたくさんいます。
 それで、金融機関でクオンツの仕事をしていたときに感動したのは・・・

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2.今週のマーケット

●金融規制緩和で米国株の上昇が止まらない、東芝不正会計で逝く、正男も逝く(金融日記 Weekly 2017/2/10-2/17)
http://blog.livedoor.jp/kazu_fujisawa/archives/52103879.html

 21日火曜日の日経平均株価は続伸し前日比130円36銭(0.68%)高の1万9381円44銭で終えた。フィラデルフィア連銀総裁が「3月の利上げは排除しない」と発言したことなどから、1ドル=113円台後半までドル高円安が進み、日本株は買われた。
 前日に、フランス大統領選の世論調査で、極右政党代表のルペン氏が支持率トップながらも、決選投票では無所属のマクロン前経済相が破るとの見通しが示され欧州株が上昇したことも、日本株にはプラスだった。しかし、ルペン氏が当選する可能性も依然としてあり、その場合は、欧州は大きなリスクを抱えることになろう。
 東芝は、米WH買収などに伴う巨額の減損で、何らかの手を打たなければ17年3月期末に1500億円の債務超過に陥る見通しを公表していたが、好調のメモリ事業を売却して、これを回避するとの報道がなされている。

●ルペン氏の支持率上昇、安全に関して最良の仏大統領候補と世論調査
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2017-02-20/OLOKVB6VDKHT01

●東芝:メモリ事業売却で1兆円超調達へ、信用不安打ち消し−関係者
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2017-02-21/OLP9OK6TTDS001

●東芝の半導体入札、評価2兆円が条件 売却4月以降
http://www.nikkei.com/article/DGXLZO13204100S7A220C1EA2000/

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3.ブログではいえないお店

―コンピで暮らすマダムたちが集う白金の上質フレンチ

 昔、白金に住んでいた時期があって、この界隈は、夫と別居して(たぶん夫は愛人とくらしているのでしょう)、コンピで生活しているマダムがたくさんいて、みな優雅なランチやアフタヌーンティーを楽しんでおりました。コンピ長者ですね。女の人は、金持ちの男と一回でも結婚したり、金持ちの男の子供を産めば、経済的には一瞬で勝ち組に回るわけでありますな。金持ちと言っても、拙著『損する結婚 儲かる離婚』で解説したように、ちゃんと毎年フローのある金持ち、つまり厳密に言えば金稼ぎと結婚(コンピ)、もしくは子供(養育費)を作らないといけないわけですが。
 まあ、それはいいとして……。
 先日、XXXXXXという、オープンしてまだ1年経ってない新しいお店に行ってきたのですが、ここがいかにも上質な白金のフレンチ、という感じのお店だったので紹介しましょう。
 白を基調とした清潔感のある内装で、まあ、よくある小綺麗な高級フレンチという感じです。しかし、サービス、料理など、全体的にとても完成度が高いお店でした。
 テーブルに着くと、メッセージの書かれた木のサービスプレートで出迎えてくれました。アミューズはブータンノワール(フランスの血のソーセージ)のミニバーガーなどが出てきて、それぞれ手が込んでいて見た目が麗しいです。

★苺のシャンパン・カクテル。木のプレートの窪みにオリーブオイルを入れ、バターも添えます。

 香ばしく藁焼きにされた鰆はじゃがいもとアンチョビのソースで。白子のポワレは春菊を使った緑のソースとのコントラストが美しい。鹿肉のローストはお肉もソースもとても美味しく、なめこや菜の花やそら豆などで春の森を表現しておりました。

★鰆の藁焼きと白子のポワレと鹿肉のロースト。見た目も綺麗ですね。

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4.藤沢数希の身もフタもない人生相談

―『損する結婚 儲かる離婚』を読みましたがメガバンク勤務だとコンピ地獄ですよね

早速、『損する結婚 儲かる離婚』 http://amzn.to/2lX5Y50 を読みました。
誰も教えてくれない、大事なことだったので、ものすごく勉強になりました。
僕は現在、メガバンクに勤務する2X歳の男です。
つまり女性からすると婚姻費用を搾り取れる男だと思います。
正直、結婚に恐怖を感じました。
さて、僕には現在、つきあって1年になる彼女がいます。
性格等も合っていることから、あと3年程度つきあうことができれば、おそらく結婚すると思います。
僕もそれを望んでいます。
結婚前に、離婚に向けて準備するのもおかしな話ですが、僕のような人がやっておくべきことはないでしょうか?
本に書かれていた通り、離婚調停に入ったらすぐに別居することで共有財産を増やさない程度のことしかできないのでしょうか?
よろしくお願いします。

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TOPIX: 1544.54, -0.1% (1w), +1.7% (YTD)
Nikkei225: 19234.62, -0.7% (1w), +0.6% (YTD)
S&P500: 2351.16, +1.5% (1w), +5.0% (YTD)
USD/JPY: 112.85, -0.4% (1w), -3.5% (YTD)
EUR/JPY: 119.76, -0.6% (1w), -2.7% (YTD)
Oil(WTI Futures): 53.4, -0.9% (1w), -0.6% (YTD)

 2月第3週(2/13-17)の日経平均株価は前週末比0.7%安の1万9234円62銭で引け、2週ぶりに反落した。先週末に行われた安倍首相とトランプ大統領の個人的なゴルフ会談、そして、直後の北朝鮮のミサイル発射実験に対して非難する共同声明の発表は、国内外にふたりの良好な信頼関係と、日米同盟の強固さを印象づけることとなった。
 一方で、トランプ政権が、日本の円安政策を問題視するリスクがあり、為替は円安方向に動きにくくなっている。主要企業の決算発表が比較的良好だったことで、日本株は堅調に推移してきたが、ここで一服する展開となった。

●日米首脳が北朝鮮非難 トランプ氏「米は日本と100%ともに」
http://www.nikkei.com/article/DGXLASFK12H1W_S7A210C1000000/

●トランプ政権、北朝鮮ミサイル対抗策に手詰まり感
http://jp.reuters.com/article/northkorea-missiles-usa-idJPKBN15S05L?sp=true

●日米経済対話で開く「円高の扉」=佐々木融氏
http://jp.reuters.com/article/column-forexforum-tohru-sasaki-idJPKBN15S1NP?sp=true

 東芝は、米ウェスティングハウス買収による巨額損失に関しての不正会計問題で、突然、決算発表を延期した。国内外で、投資家軽視や上場企業のガバナンスに対する姿勢に非難の声が上がっている。さらに、追い打ちをかけるように、週末には、米国のシェールガスに関連する事業でも、累計約1兆円の損失が発生する可能性があることが報じられている。

●東芝、赤字4999億円=原発損失7125億円−正式決算は延期
http://www.jiji.com/jc/article?k=2017021400980

●東芝 主力3銀行が支援続ける方針示す
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170215/k10010877491000.html

●東芝、LNG1兆円損失も 原油価格が新たな火種に
http://www.sankei.com/economy/news/170218/ecn1702180004-n1.html

 北朝鮮絡みで、また、衝撃的な事件が起こった。マレーシアで、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長の異母兄である金正男氏が、何者かに空港で暗殺されたのだ。実の兄を手に掛け、独裁者正恩の残虐性が改めて世界に示された。北朝鮮は核ミサイルの開発を精力的に進めており、世界は大きな脅威に直面している。

●北朝鮮旅券の男を逮捕=正男氏暗殺、主犯格の可能性−数カ月前から準備か
http://www.jiji.com/jc/article?k=2017021800173

 このようにさまざまな事件があったが、相変わらず米国株は絶好調である。毎日のように、史上最高値が更新され続けている。いま市場を牽引しているのは金融株だ。世界同時金融危機の反省から、米国は「大きすぎて潰せない(Too Big To Fail)」金融機関に対して規制強化に乗り出していた。トランプ大統領はそうした規制を、再び元に戻す意向で、これでウォール街は活況に沸いている。
 筆者も『外資系金融の終わり』で、金融機関が大きなリスクを取り、儲かれば自分のもの、経営破綻するほど損失を出せば、金融システム保護のために税金で救済されるというモラルハザードの問題を指摘したが、やはりこうした金融機関をグローバルに同時規制していくことは非常に困難であり、実際問題として不可能である。金融機関が巧妙にテールリスクを政府に押しつける構造は、なかなか頑強なのだ。アメリカだけ規制強化すると、自由に動き回れる欧州の銀行が、市場で勝ってしまう。トランプ大統領のアメリカファーストの原則からいえば、規制緩和は理にかなっているのだ。

『外資系金融の終わり』 http://amzn.to/2lvqlZa

●米ゴールドマン・サックス株が最高値更新−トランプ政権に期待
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2017-02-14/OLDVB76K50XV01

 トランプ大統領が近く明らかにするという大規模減税を含む税制改革を前に、マーケットは膠着状態が続きそうだ。また、米金融当局による早期利上げ観測も高まり、再び金融政策にも注目が集まっている。いずれにしても、米国のトランプ政権の舵取りで、世界経済が振り回される構造は、今後も続きそうだ。

●「大規模」な税制改革行う=トランプ氏、小売業界と会合
http://www.jiji.com/jc/article?k=2017021600242

●FRB議長、年前半の利上げに意欲 3月含め「数回で判断」
http://www.nikkei.com/article/DGXLASGM14HAO_U7A210C1000000/

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日本株
直近1年の日経平均株価とインプライド・ボラティリティの推移
直近1年の日経平均株価とインプライド・ボラティリティの推移
出所: 日経新聞社

サイズ/スタイル/セクター別の週間パフォーマンス(2017/2/10-2/17)
Chart20151114_Core30
出所: 東証、日経新聞社、セクター指数はTOPIX17業種

個別銘柄の週間パフォーマンス(2017/2/10-2/17)
サイズ/スタイル/セクター別の週間パフォーマンス
出所: 会社四季報、Yahoo!ファイナンス

FX
直近1年のドル円とユーロ円の推移
直近1年のドル円とユーロ円の推移
出所: セントラル短資

イールドカーブ(2017/2/17)
イールドカーブ
出所: Bloomberg.com

主要通貨の週間パフォーマンス(2017/2/10-2/17)
主要通貨の週間パフォーマンス
出所: セントラル短資

外国株とコモディティ
直近1年のS&P500と原油価格(WTI原油先物)の推移[USD]
直近1年のS&P500と原油価格(WTI原油先物)の推移[USD]
出所: Yahoo!ファイナンス、Bloomberg.com

地域別株価指数とコモディティの週間パフォーマンス[USD](2017/2/10-2/17)
地域別株価指数とコモディティの週間パフォーマンス[USD]
出所: iShares: MSCI Japan (EWJ), MSCI Kokusai (TOK)、MSCI Core Europe (IEUR), MSCI All Country Asia Pacific ex Japan (AAXJ), MSCI Emerging Markets (EEM), GLOBAL REIT ETF (REET). Bloomberg.com: Oil WTI Futures (CL1), Gold Futures (GC1)

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今週のマーケット・イベント
2月20日(月)
日1月貿易統計
株式市場休場:米(プレジデンツデー)

2月21日(火)
日12月全産業活動指数
ユーロ圏2月製造業・サービス業PMI
決算:米Wal-Mart Stores、他

2月22日(水)
独2月Ifo景況感指数
ユーロ圏1月HICP
米1月中古住宅販売件数
FOMC議事録(1/31・2/1開催分)

2月23日(木)
日1月企業向けサービス価格指数
決算:米HP、米Gap

2月24日(金)
米1月新築住宅販売件数
米2月ミシガン大消費者センチメント
株式市場休場:インド

2月25日(土)

2月26日(日)

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損する結婚 儲かる離婚』藤沢数希

まえがき

 国際的なビジネスマンや起業家の方たちと話すと、彼らは目まぐるしく変化する世界経済のなかで、いかに稼いでいくか、そしてどうやってリスクを避けていくのか、非常に高い感度で情報収集し、とても深く考えていることに感心する。また、日本や世界の政治情勢に高い関心を示し、規制や税制の変化にもとても敏感である。これほど様々なリスクに関心を払っている優秀な彼らだが、身近にひとつの巨大なリスクを抱えていることに全く気がついていない。そのリスクとは「奥さん」である。
 これから話すことは、筆者の友人に本当に起きた話だ。筆者は国際金融の世界でトレーディングなどの仕事に従事し、いくつかの外資系投資銀行の東京オフィスを渡り歩いてきた。彼は以前勤めていた会社の同僚であり、友人だった。中国の理工系大学を卒業してから、やはり外資系金融機関の東京オフィスに就職して、かれこれ10年以上も日本に住んでいる、純朴な中国人の青年であった。日本語も流暢に話した。私たちは、英語と日本語のちゃんぽんでよく会話していた。その会社がちょうど東京でトレーディング・チームを拡張しているときに、私も彼もヘッドハントされて転職してきたので、自然と仲のいい友だちになって、たまに飲みに行ったりした。彼はまじめな青年だったので、あまり女関係の話はしなかった。仕事の話ばかりしていた。
 そんな彼が、ある日、奥さんのことで落ち込んでいた。彼には、日本人の妻がいた。その妻はホステスをしていたときに、彼と六本木のキャバクラで出会った。結婚して3年ぐらいになる。奥さんは専業主婦になり、子供はいなかった。当時の彼は30歳ぐらいで、彼の奥さんはたしか彼より3つぐらい下だったと思う。あるとき、彼は、妻が浮気をしていることを見つけてしまったのだ。そして、そのことで彼女を問い詰めると、あっさりと別の男と寝たことを認めたらしい。パブでふたりでビールを飲んでいるときに、彼はそのことを筆者に打ち明けてくれた。
 彼はとても真面目なタイプの男だったので、妻の浮気が許せなかった。彼から離婚を切り出した。すると、彼の奥さんも、それを認めた。そして、彼女は家を出て行ってしまった。しかし、彼の長い苦悩はここからはじまるのだった。彼に何が起こったのか? 結論から書くと、彼はこれから長い裁判を戦い続けることになり、最終的に離婚を勝ち取るのだが、それまでに2年間もの月日と膨大なエネルギー、そして大変な金額を費やすことになった。いったんは離婚を認めた妻だったが、その後にやっぱり離婚しないと言い出したのだ。そして、驚くことだが、彼は、この出て行った妻──どこに住んでいるかもわからない──に家庭裁判所から毎月37万円もの支払い命令を受けていた。これは彼の当時の年収の3000万円から家庭裁判所が計算したものだ。2年間、毎月37万円を支払い続けることになった。最終的に、彼は奥さんに3000万円もの解決金を支払うことにより、離婚裁判の最中に和解で離婚した。彼にはひとつも落ち度がないにもかかわらず、浮気をした妻に離婚してもらうために、37万円×24カ月=888万円、そして、和解の解決金3000万円で、合計3888万円も支払ったのだ。弁護士費用を含めれば、これは彼が別居をはじめたときのほぼ全財産に相当する金額になった。
 ここまで読んだ読者は、そんな理不尽なことがあるのか? 中国人の彼は、きっとその元ホステスと弁護士に上手いことやられたに違いない、と思ったことだろう。しかし、彼と同じ状況──夫の年収3000万円で妻は専業主婦──に立たされ、日本で離婚裁判に巻き込まれれば、誰もが似たような金額を払うことになるのだ。彼の離婚係争は、決して特殊なケースではなく、日本の司法慣習に完全に則っている。つまり、同じぐらいの年収があれば、誰もが陥る可能性のあることなのだ。
「離婚すると財産の半分を支払う」「相手が浮気をしたら裁判で簡単に離婚できる」「不貞行為をした相手からは莫大な慰謝料が取れる」などということが世間では言われているが、これらは全くの誤りである。
 まず、今回の彼のように、まともな企業からそれなりの給与を得ている場合、専業主婦と離婚しようと思えば、財産の半分で済むことは非常に稀である。なぜならば、婚姻費用という月々の支払い義務が発生するからである。また、相手が浮気をしたと言っても、いざ裁判になれば、そのことを相手が認めるわけもなく、それを立証するのは大変困難である。そして、日本は慰謝料自体は非常に安い。離婚で大きな金が動くのは、財産分与と婚姻費用であり、これらの支払いは、どちらが浮気などで離婚の原因を作ったかとは、全く関係ないのである。さらに、これは彼が極めて高額所得者であったからでもない。もちろん、ない金は絶対に取れないので、所得も貯金もない配偶者から離婚で金を取ることはできないのだが、まともな仕事である程度の所得を得ているビジネスマンが離婚するならば、彼と同じように、自分の財産の半分程度ではまず離婚できない、と思っていただいて差し支えない。
 このように実際の結婚と離婚でどうやって金が動くのか、世間には驚くほど正確な情報が伝わっていない。それはなぜかというと、弁護士の先生方は、建前の世界で生きているからだ。彼らは、司法の場で正義のために戦っているのであり、様々な司法テクニックを駆使して、相手から最大限に金を取るために働いてはいけないのである。少なくとも建前では。だから、弁護士の先生たちと、オフレコで酒でも飲みながら話すと、本当の司法の実態や裁判の戦い方を教えてくれるのだが、実名が出る書籍で、そのようなことが語られることはほとんどない。だから、弁護士でも何でもない筆者が、身もフタもない結婚と離婚のマネーゲームの真相を全て解き明かそうというのが、この本のひとつの目的である。
 また、法律家のみなさんは、キャッシュフローの現在価値の算出や、それぞれの司法戦略のリスクとリターンの分析など、近年、飛躍的に発達してきた金融工学の考え方が必ずしも身についていない。じつは、結婚(そして潜在的に将来の離婚)という法的契約は、ひとつの金融商品の取引だと考えて分析すると、驚くほどその本質が理解できる。
 ところで、本書は特に断りがなければ、男性のほうが年収が多いとして解説していくが、女性のほうが年収が多ければ、性を入れ替えて読んでいただければ、そっくりそのまま書かれている議論が当てはまる。なぜならば、男女平等というのは近代国家の法の精神の基本だからだ。当たり前だが、バリバリ働いている女性は、稼ぎの少ない男性と結婚したら彼を養う義務があり、離婚するなら彼に相応の金を払ってやる必要があるのだ。
 それでは、なぜこの中国人の青年が、浮気した専業主婦と離婚するために、これほどの労力と金額を費やさなければいけなかったのか、詳細に解説していこう。

第253号の目次です。

『損する結婚 儲かる離婚』が予約受付中です!



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// 安倍首相とトランプ大統領がハイタッチ
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// 渋谷の秘境〜神泉プロトコル
// 他

 こんにちは。藤沢数希です。
 先日、このメルマガでもたびたび話題に上がっていた『東京タラレバ娘』の東村アキコさんと某所にて対談してきました。お題は結婚と離婚です(笑)。近々、某週刊誌に掲載されるので、楽しみにしていてください。

『東京タラレバ娘(1)』東村アキコ http://amzn.to/2lDyms2

 そして、いよいよ僕の新書が発売です。今週中には書店に並ぶはずです。Amazonでも予約受付中です。Kindle版は1週間ほど遅れての配信になりますので気をつけてください。

『損する結婚 儲かる離婚』藤沢数希 http://amzn.to/2lF8Xz0

 ところで、先日、映画『沈黙‐サイレンス‐』を見てきました。僕は原作を読んでいなかったのですが、これはなかなか面白い映画でした。江戸時代初期に、キリスト教弾圧が行われていた日本にわたってきた宣教師の目を通して見る、信仰についての物語です。あの歴史の授業で習った、踏み絵とかの話です。これは2時間40分もあり、恋愛もエロもなく、派手なCGで宇宙人と戦うわけでもありませんので、万人にはオススメできない映画かもしれませんが、宗教、そして、神というものを理解する手がかりを与えてくれる素晴らしい作品でした。
 というか、タイトルがすごすぎます。沈黙って、そういう意味かよ、と本当にいいタイトルだな、と思いました。

『沈黙』遠藤周作 http://amzn.to/2klnMEJ

 さて、書こう、書こうと思っていて、なかなか書けていない「情報強者シリーズ」の後編ですが、今週もまだまとまっておらず、とりあえず、読者からの質問にここでひとつ答えながら、大事なことを繰り返しておきましょう。

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―MVNO(格安SIM)のオススメを教えてください

第249号、第250号の「圧倒的な情報強者になるためのデジタルガジェットとウェブサービス全部教えます」は、非常にためになりました。
さて、藤沢さんは格安SIMを使っていらっしゃるのでしょうか?
使っている感想やオススメがあれば教えて頂けないでしょうか?
後編、楽しみにしています。
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 格安SIMは、本当にオススメというか、いまどきSoftBankとかdocomoとかauに正規料金払ってスマホを使ってたら、本当にバカですよって話です。興味持っている人は、いろいろググって調べてると思うのですが、これがけっこうめんどくさそうで尻込みするかもしれません。
 しかし、やり方は簡単です。ここ2年ぐらいに買ったスマホなら、SIMロック解除が義務付けられているので、まずはそいつを外してください。ネットでポチポチできますが、各キャリアの窓口に行ってもやってもらえます。その場合、3000円ぐらい手数料取るとかふざけたことを言われるので(ネットなら無料)、堂々と窓口のお姉さんの前でラップトップを広げて、「お金取られるなら自分でネットでやるわ!やり方教えて!」と言えば、何の問題もありません。
 それから、ビックカメラなりヨドバシカメラなりに行って、格安SIMを買うだけです。店員に、ナンバーポータビリティのやり方を教えてもらい、キャリアに電話して、MNP予約番号をもらいましょう。まあ、こうやって説明しても、わからないでしょうから、とにかく家電量販店に行って、格安SIMのカウンターでいろいろ聞いてくるのが楽です。本当は、通販で、ぜんぶ自分でできるんですけどね。だから、家電量販店で説明してもらってから、通販でやってもいいかと。
 これで携帯の月々の料金が2000円以下になります。そして、不都合はまったくないどころか、SoftBankとかdocomoとかauがウザいアプリとか変なサービスを勝手に入れてきたり、キャリアメールに変な宣伝が届いたりとか、そういうのがまったくなくなるので、むしろより快適になります。このメルマガをきっかけに格安SIMに乗り換えれば、それだけで購読料がぜんぶ取り返せて、さらにお釣りがたくさん来ますよ。
 本当です。

 さて、今週も面白い投稿が数多く寄せられました。見どころは、以下のとおりです。

―渋谷の秘境〜神泉プロトコル
―息子の中学受験結果のご報告
―これは!と決めた男にはフルコミットするべきか
―既婚ですが中出しを続けていたら彼女が妊娠したようです
―遺伝という残酷すぎる真実
―飲み会で下ネタがガンガン受け入れられいい感じのときはなぜか残念な結末が多い
―女の子の視線で誰がタイプか簡単に見極められます
―恋愛工学で新興宗教に勝つことができました
―マッチングアプリがある中でストナンの意義を考えてみました
―ED対策について 〜オナニーは本番のように、本番はオナニーのように
―オナ禁に関する学説は百家争鳴ですが男なら一度は試すべき
―春から東大理系院生になりますが今後の指針についてアドバイスお願いします
―東大出てアラサーまで素人童貞でしたが恋愛工学のおかげで卒業できました
―『ぼく愛』通りの基本プレイでファーストゴール

 それでは今週もよろしくお願いします!

1.妾を無理なく持つために必要な男の年収

 このコミュニティには既婚プレイヤーの方が多くいますが、最近は、奥さんと子供を幸せにして、なおかつ愛人とも家庭を持ちたい、という相談が多くなってきました。
 また、実際にいくつかの家庭を持ち、幸せに暮らしている読者の方たちもすでにけっこういますね。

週刊金融日記 第184号 父系制社会と母系制社会
週刊金融日記 第185号 ハブ&スポーク型のネットワーク家庭
週刊金融日記 第234号 恋愛格差社会とハレ婚実践レポート
週刊金融日記 第236号 現代社会でも可能な一夫多妻のスキーム

 さて、今週も幸せに家庭を築いている既婚プレイヤーの方からお便りが届いたので、いっしょに妾について考えてみたいと思います。

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―家庭をもう一つ無理なく持つには年収4000万円以上が必要か

いつも楽しく拝読しております。
XXXXXXXXXのXXXXです。
前回の投稿からずいぶん間が空いてしまいましたが、おかげさまで仕事も恋愛も充実した日々を送っておりました。
特に仕事は自分の裁量がかなり利くようになり、そろそろステップアップで転職でもしようかと思ったところに、慰留のような形で海外転勤の話が持ち掛けられ、現在はXXXXXにて仕事をしております。
XXXXXは物価、特に不動産が高いので給料に物価補正がかかるのと、都心の家賃がフルに補助されるため、年収は日本にいるときの2倍近くに増えました。
また、近くの公立校に通わせるだけで、かわいい子どもたちにグローバル教育が施せるのも良い点です。
今は海外に行きたがらない人が多いと聞きましたが、このようにメリットがかなり大きいので、積極的に、いや、どんな手を使ってでも学生は留学したり、サラリーマンは海外勤務を希望したりするといいと思いました。
その代わり、すでに何人かの方が投稿されているように、欧米での恋愛市場は、かなりのハードゲームが強いられるわけですが(笑)。
さて、近況報告はここまでにして、本題の質問に入ります。
最近・・・

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・・・ふとメルマガ第228号で出ていた「不倫で子供を産んだほうが得する男の年収算定表」を思い出しました。

●不倫で子供を産んだほうが得する男の年収算定表
http://blog.livedoor.jp/kazu_fujisawa/archives/52089315.html

週刊金融日記 第228号 女の恋愛・結婚戦略 〜金と子供の視点から

この表を逆に見れば、「月々いくらくらい出せば外で家庭が持てるのか」がわかるではないですか!
私はすでに・・・

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2.今週のマーケット

●安倍首相とトランプ大統領がハイタッチ!(金融日記 Weekly 2017/2/3-2/10)
http://blog.livedoor.jp/kazu_fujisawa/archives/52103376.html

 週明けの13日月曜日の日経平均株価は80円22銭(0.4%)高の1万9459円15銭で引けた。
 トランプ大統領が安倍首相を自身が持つフロリダの別荘に招待してゴルフを楽しみ、その親密な様子が世界に報道された。トランプ大統領は、選挙中に日本は米軍の駐留費を全額負担するべきだ、日本は為替操作しているなどという発言をしており、日米関係の先行きには漠然とした不安があった。しかし、そうした不安は一気に払拭されたようだ。
 また、週末に発射された北朝鮮のミサイルに対して、そろって非難する声明を発表し、日米関係が極めて良好になりつつあることを、世界に示した。

●日米首脳が北朝鮮非難 トランプ氏「米は日本と100%ともに」
http://www.nikkei.com/article/DGXLASFK12H1W_S7A210C1000000/

 しかし、トランプ政権は、今後は日本の円安政策を容認しない、との見方もある。

●日米経済対話で開く「円高の扉」=佐々木融氏
http://jp.reuters.com/article/column-forexforum-tohru-sasaki-idJPKBN15S1NP?sp=true

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3.ブログではいえないお店

―神泉で安くて美味しい東南アジア料理

 今週は、神泉特集(笑)ということで、以前、飲み会で幹事の方が予約してくれて行った東南アジア料理のお店が、なかなかよかったので紹介しましょう。ここは神泉でも、場所は松濤の反対側で首都高に近い住宅街の中にあり、まあ、周りにあまりお店もなく、ちょっと不便なところですが、安くて美味しいレストランです。
 ベトナムとかタイとかを旅行して見つけた、いい感じのカジュアルレストランという感じですね。生春巻きなんかのベトナム料理、ヤムウンセンやトムヤンクンといったタイ料理、あとは、ふつうにシーフードやお肉など、日本人が好きそうな東南アジア料理がだいたい揃っています。ちょっぴり日本人好みの味になっていて、ボリュームもあり、美味しいです。

★定番の生春巻き、煮豚、ベトナム風お好み焼き。どれも新鮮な野菜がたっぷりでヘルシーで美味しかったです。

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4.藤沢数希の身もフタもない人生相談

―渋谷の秘境〜神泉プロトコル

はじめまして、XXXXXと申します。
1年ほどこのエリアでフィールドワークを行い、ある程度ナレッジが蓄積されたので、筆を執った次第でございます。
神泉は言わずと知れたラブホ街円山町がありますが、もう少し進むと道玄坂下の渋谷とは全く違う雰囲気のお店が立ち並んでおります。
地理的にはこれ以上ない場所かと思います。
今回のプロトコルですが、ACSモデルにちなんで「待ち合わせ→お店→フェーズシフト」の流れで紹介します。

【待ち合わせ】

どこでもいいと思いますが、冬だと寒いので屋内、ヒールを履いた女の子に道玄坂を登らせたくない、ハチ公前等は人が多すぎて見つけにくい……。
これらの理由から・・・

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TOPIX: 1546.56, +2.1% (1w), +1.8% (YTD)
Nikkei225: 19378.93, +2.4% (1w), +1.4% (YTD)
S&P500: 2316.1, +0.8% (1w), +3.5% (YTD)
USD/JPY: 113.27, +0.6% (1w), -3.2% (YTD)
EUR/JPY: 120.44, -0.8% (1w), -2.1% (YTD)
Oil(WTI Futures): 53.86, +0.1% (1w), +0.3% (YTD)

 2月第2週(2/6-2/10)の日経平均株価は週間で2.4%上昇して1万9378円で引け、約2か月ぶりの上昇率となった。国内主要企業の四半期決算の発表が峠を超えたが、約2割の企業が今期の利益予想を上方修正したことや、業績への安心感が高まったことや、9日にトランプ大統領が航空大手首脳とのホワイトハウスでの会談で、「向こう2、3週間に税、および航空インフラ開発に関して、目を見張るような発表を行う」と発言したため、ドルが全面高になったことが、日本株を大きく押し上げた。

●米大統領、税制改革で「驚くべき」提案発表へ ドル全面高に
http://jp.reuters.com/article/usa-trump-taxes-idJPKBN15O2NE

 10日に行われた日米首脳会談では、両国の経済関係を強化することで合意し、安全保障に関しては、トランプ大統領の口から「劣角諸島に日米安保を適用」「在日米軍駐留に感謝」という言葉を引き出した。さらに、トランプ大統領は、週末にフロリダ州パームビーチの自身が所有するゴルフコースに安倍首相を招待し、個人的な信頼関係を大いに深めたようだ。

●安保と経済の切り離しは成功したはずだが…ぬぐえぬトランプ流「ディール外交」への疑念
http://www.sankei.com/politics/news/170212/plt1702120007-n1.html

●安倍首相、トランプ大統領とハイタッチ!(フロリダ州パームビーチのゴルフ場)

 安倍首相がアメリカに滞在中の週末には、北朝鮮が弾道ミサイルの発射実験をしたとのニュースが流れ、日米首脳が揃って非難するコメントを発表した。

●日米首脳 北朝鮮を非難 トランプ大統領“100%日本とともに”
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170212/k10010873741000.html

●「日米首脳会談直後に発射、明らかな挑発行為」菅義偉官房長官会見詳報
http://www.sankei.com/politics/news/170212/plt1702120022-n1.html

 今後は、2、3週間以内に発表されるという、トランプ大統領の「驚くべき税制改革」について、世界は注目することになろう。大減税こそが市場関係者がずっと期待していたもので、これまでのトランプラリーはそれを織り込みにいったものだ。真にアメリカの多国籍企業を応援し、グローバル経済を牽引するような改革案が発表されれば、ラリーはさらに続くことになろう。
 一方で、ヨーロッパでは、移民排斥を掲げる仏極右政党を率いるルペン氏が大統領選での人気を高めており、不穏な空気が漂っている。仮にルペン仏大統領の誕生となれば、ユーロ崩壊のカウントダウンがはじまることになる。

●仏大統領選、ルペン氏の危険な誘惑(Financial Times)
http://www.nikkei.com/article/DGXMZO12615050X00C17A2000000/

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日本株
直近1年の日経平均株価とインプライド・ボラティリティの推移
直近1年の日経平均株価とインプライド・ボラティリティの推移
出所: 日経新聞社

サイズ/スタイル/セクター別の週間パフォーマンス(2017/2/3-2/10)
Chart20151114_Core30
出所: 東証、日経新聞社、セクター指数はTOPIX17業種

個別銘柄の週間パフォーマンス(2017/2/3-2/10)
サイズ/スタイル/セクター別の週間パフォーマンス
出所: 会社四季報、Yahoo!ファイナンス

FX
直近1年のドル円とユーロ円の推移
直近1年のドル円とユーロ円の推移
出所: セントラル短資

イールドカーブ(2017/2/10)
イールドカーブ
出所: Bloomberg.com

主要通貨の週間パフォーマンス(2017/2/3-2/10)
主要通貨の週間パフォーマンス
出所: セントラル短資

外国株とコモディティ
直近1年のS&P500と原油価格(WTI原油先物)の推移[USD]
直近1年のS&P500と原油価格(WTI原油先物)の推移[USD]
出所: Yahoo!ファイナンス、Bloomberg.com

地域別株価指数とコモディティの週間パフォーマンス[USD](2017/2/3-2/10)
地域別株価指数とコモディティの週間パフォーマンス[USD]
出所: iShares: MSCI Japan (EWJ), MSCI Kokusai (TOK)、MSCI Core Europe (IEUR), MSCI All Country Asia Pacific ex Japan (AAXJ), MSCI Emerging Markets (EEM), GLOBAL REIT ETF (REET). Bloomberg.com: Oil WTI Futures (CL1), Gold Futures (GC1)

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今週のマーケット・イベント
2月13日(月)
日10-12月期GDP
決算:近鉄、キリン、サントリーBF、楽天、リクルート、ニコン、アシックス、サッポロ、他

2月14日(火)
日1月首都圏新規マンション発売
中国1月消費者・生産者物価
独2月ZEW景況感指数
ユーロ圏10-12月GDP
米1月生産者物価
イエレンFRB議長議会証言(米上院)
決算:光通信、大林組、清水建、大塚、東映、山崎パン、昭電工、電通、昭和シェル、東ゼネ石、住友ゴム、日本郵政、クボタ、かんぽ、ゆうちょ、シマノ、ゼンショー、ソニーFH、T&D、日ペイント、サンリオ、第一生命、東京海上、東芝、マブチ、SOMPO、MS&AD、米AIG、他

2月15日(水)
日1月訪日外客数
米1月小売売上高
米1月消費者物価
米1月鉱工業生産・設備稼働率
米12月企業在庫
米2月NY連銀製造業景気指数
イエレンFRB議長議会証言(米下院)
決算:アサヒ、他

2月16日(木)
米1月住宅着工・建設許可件数
米2月フィラデルフィア連銀サーベイ

2月17日(金)
米1月CB景気先行総合指数
決算:ブリヂストン、他

2月18日(土)

2月19日(日)

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