金融日記

藤沢数希が運営するブログ。
金融・経済、Web関連ビジネス、書評、科学、恋愛工学などについて。

TOPIX: 1973.18, +1.3% (1w), -1.0% (YTD)
Nikkei225: 28546.98, +1.3% (1w), -0.9% (YTD)
S&P500: 4280.15, +3.3% (1w), -10.2% (YTD)
USD/JPY: 133.49, -1.1% (1w), +16.0% (YTD)
EUR/JPY: 136.94, -0.4% (1w), +4.6% (YTD)
Oil(WTI Futures): 92.09, +3.5% (1w), +22.4% (YTD)

 世界の市場関係者が米国の中央銀行であるFRBの利上げペースに注目しており、その利上げペースを決めるのが、米国の消費者物価指数(CPI)である。米国では、コロナ緩和で手のつけられないインフレになっており、年率8-9%のインフレが起きている。そして、8月のCPIが発表され、事前予想の+8.7%(前年同月比)に対して+8.5%と0.2%下振れしたため、株式市場は一気に楽観的なムードになった。翌日のPPIも予想から下振れ、週末にかけて、ナスダックなどの株価指数は大きく上昇した。

●米CPI:識者はこうみる
https://jp.reuters.com/article/cpi-instant-view-idJPKBN2PG1C4

●米卸売物価、7月は前月比0.5%低下 基調的インフレは鈍化
https://jp.reuters.com/article/usa-economy-inflation-idJPKBN2PH166

 GDPが2四半期続けてマイナスで、9月からは量的引き締め(QT)が加速し、FRBはバランスシートを急速に縮小させドル現金を吸収していく。また、この株価の上昇で、PERなどは割安とは言えない水準になってきた。EPS予想はやや下落傾向にあるが、株価の大暴落を引き起こすほどではなく、アナリストのコンセンサス予想は、2022年、2023年ともプラスのEPS成長率を示している。
 ショートカバーを巻き込み、一気に株価が上昇したが、やはり楽観的な経済情勢ではないように思える。

●「3倍速」の米利上げ、ドルは年末125‐130円へ=上野泰也氏
https://jp.reuters.com/article/column-yasunari-ueno-idJPKBN2PF1VD

米個別銘柄の週間パフォーマンス2022/08/05-2022/08/12)
米個別銘柄の週間パフォーマンス
出所: Google Finance, Yahoo!Finance

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日本株
直近1年の日経平均株価とインプライド・ボラティリティの推移
直近1年の日経平均株価とインプライド・ボラティリティの推移
出所: 日経新聞社

サイズ/スタイル/セクター別の週間パフォーマンス(2022/08/05-2022/08/12)
サイズ/スタイル/セクター別の週間パフォーマンス
出所: 東証、日経新聞社、セクター指数はTOPIX17業種

個別銘柄の週間パフォーマンス(2022/08/05-2022/08/12)
個別銘柄の週間パフォーマンス
出所: 会社四季報、Yahoo!ファイナンス

直近1年のドル円とユーロ円の推移
直近1年のドル円とユーロ円の推移
出所: セントラル短資

イールドカーブ(2022/08/12)
イールドカーブ
出所: Bloomberg.com

主要通貨の週間パフォーマンス(2022/08/05-2022/08/12)
主要通貨の週間パフォーマンス
出所: セントラル短資

外国株とコモディティ
外国株とコモディティ
出所: Yahoo!ファイナンス、Bloomberg.com

地域別株価指数とコモディティの週間パフォーマンス[USD](2022/08/05-2022/08/12)
地域別株価指数とコモディティの週間パフォーマンス[USD]
出所: iShares: MSCI Japan (EWJ), MSCI Kokusai (TOK)、MSCI Core Europe (IEUR), MSCI All Country Asia Pacific ex Japan (AAXJ), MSCI Emerging Markets (EEM), GLOBAL REIT ETF (REET). Bloomberg.com: Oil WTI Futures (CL1), Gold Futures (GC1)

今週のマーケット・イベント

8月15日(月)
日4-6月期GDP
米8月ニューヨーク連銀景気指数
中国7月鉱工業生産
中国7月小売売上高
決算:SBI、他

8月16日(火)
米7月住宅着工件数
米7月鉱工業生産
決算:米Walmart、他

8月17日(水)
日6月機械受注
日7月貿易収支
米7月小売売上高
FOMC議事録(7/26-27 開催分)
ユーロ圏4-6月期GDP

8月18日(木)
米8月フィラデルフィア連銀景気指数
米7月中古住宅販売
ユーロ圏7月消費者物価指数

8月19日(金)
日7月全国消費者物価指数

8月20日(土)

8月21日(日)

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第534号の目次です。

●週刊金融日記 重要バックナンバー(夜間飛行)
http://yakan-hiko.com/PU14

●週刊金融日記 重要バックナンバー(まぐまぐ)
http://blog.livedoor.jp/kazu_fujisawa/archives/52160749.html

●週刊金融日記 重要バックナンバー(note)
http://blog.livedoor.jp/kazu_fujisawa/archives/52021876.html

==============================
// 週刊金融日記
// 2022年8月9日 第534号
// 孫さんが金融のプロにカモられ損した話とAIの未来について
// 株高とEPS予想低下でバリュエーションは上昇中
// 香港政府からコロナ給付金をいただきました
// 安倍元首相銃撃事件と統一教会の問題について
// 他

 こんにちは。藤沢数希です。
 香港は最近は雨の日が多いです。おかげで涼しくなりましたけどね。しかし、コロナ禍は終わりませんね。いつになったら、昔みたいに、日本と香港を簡単に行き来できるようになるのでしょうか。だんだんと検疫などは軽くはなってきてはいるんですが、今年いっぱいは無理かもしれません。
 日本のコロナ対策反対派の人たちは、海外ではマスクつけてない、こんなことやっているのは日本だけだ、と言っていますが、海外ってどれだけ主語が大きいんだ、と。マスクつけてないのは欧州とアメリカの一部の州とかで、シンガポールも公共の交通機関とかマスクつけないといけないようですし、香港も公共のところはマスクしないといけません。運動とかしているときはマスクしなくていいんですけど。広東語は唾が飛びやすい言語なんで、僕は食品を扱うスーパーなどのお店やレストランなどで店員がちゃんとマスクしているのはいいことだと思いますけどね。

 イーロン・マスク氏が経営する宇宙ベンチャーのスペースXの宇宙船の破片がオーストラリアの牧草地に落下したのですが、土地の所有者が宇宙からの飛来物に"Super exciting!"と興奮していて、なんか朗らかな雰囲気で報道されておりました。中国のロケットが太平洋とかにある程度コントロールされて落下しても、危険だ!とこれみよがしに非難するのに、これはさすがにダブルスタンダード過ぎますね。これもひとえに、イーロン・マスク氏の素晴らしい人格のなせる技なんだと思います。

★スペースXの宇宙船の破片がオーストラリアの牧草地に落下してしまいました……。
https://twitter.com/kazu_fujisawa/status/1556298779783221249

●中国、宇宙で繰り返す無責任 ロケット残骸が地球落下
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCD289G30Y2A720C2000000/

 ドイツも日本と同じように、政治的に脱原発に行ってしまっていたのですが、ロシアによるウクライナ侵略戦争がはじまり、ロシアからの天然ガスに頼れなくなり、ここにきて脱原発を辞める方向になっています。僕は個人的には、歴史的なユーロ安もあり、先日メルマガに書いたドイツのハイテク製造業一社を長期保有個別銘柄ポートフォリオに入れていますから、早いところ原発フル稼働させて電力問題を解決してほしいです。

★一度は脱原発に舵を切ったドイツですが、ロシアにエネルギーを依存するリスクが分かり、世論は脱・脱原発になっています。
https://twitter.com/kazu_fujisawa/status/1555848415392813056

●「プーチンの戦争」で沈むドイツ ユーロ低落は長期化も
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB055OD0V00C22A8000000/

週刊金融日記 第531号 はじめてロンドンとフランクフルト証券取引所で株を買った

 東京工業大学(東工大)と東京医科歯科大学は、日本の一般人にはあまり知られていませんが、とても良い大学ですね。理系だと、関東だと東工大は東大の次に難しい大学と言われています。京大と似たような難易度です。東京医科歯科大学は、科目数などありますから直接は比べられませんが、当該科目の偏差値だけ見たら東大理系より難しい、医療系の単科大学大学です。医学部は難しいですからね。何とこのふたつの日本のトップ大学がくっつくかもしれません。
 僕はいま教育本を仕上げていて、世界の大学ランキングなども見ているので、このふたつが統合したい気持ちがわかります。英米のランキングなんてバイアスがあって意味ない、と言う話もありますが、ふつうに論文数やそれら論文の被引用数などの客観的な指標も多く、かなり実態を表しているように思います。大学ランキングはTHEとQSが有名ですが、東大は世界で30位ぐらいのところにいて、まあ、大したものだと思います。京大も100位以内に何とか残っています。東大と京大はアジアのトップ10にも入りますね。次が東工大ぐらいが来ることが多いのですが、ここで東京医科歯科大学と統合すれば、新しい大学はどんな名称になるか知りませんが、日本から世界ランキング上位100位以内に入る大学が3つできるように思います。アジアのトップ10にも、おそらく東大・京大・東京工業医科歯科大学(仮称)と3つ入れますね。

●東工大・医科歯科大の「勝ち組連合」なぜ統合協議?
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUE086FF0Y2A800C2000000/

 今週も読者から興味深い投稿がいくつもあります。見どころは以下のとおりです。

- 性格タイプ診断16personalitiesが流行っているそうです
- 所長はELSAで何点取れますか
- 安倍元首相銃撃事件と統一教会の問題について所長の見解を教えてください

 それでは今週もよろしくお願いします。

1.孫さんが金融のプロにカモられ大損した話とAIの未来について

 月曜日は日本が生み出した最高の企業家であり投資家のひとりである孫正義氏が率いるソフトバンクグループの決算発表がありました。

●ソフトバンクグループ 2023年3月期 第1四半期 決算(2022年8月8日)
https://group.softbank/event/earnings_2022q1

●ソフトバンク、4-6月期の最終赤字3兆1627億円 日本の上場企業で過去最大
https://www.yomiuri.co.jp/economy/20220808-OYT1T50113/

 日本の上場企業としては史上最大の損失ですが、予見されていたことですね。10兆円ファンドとして有名になった孫さんのビジョンファンドが大きな損失を出しました。今年は米国株、特にテック系のハイパーグロース株が大きく下落しましたが、まさにこういうところに集中投資しているのがビジョンファンドです。このファンドについては、2019年の以下のバックナンバーが大変によくまとまっています。なかなかの力作です。そして、今回の事態をかなり予見しておりました。

週刊金融日記 第388号 いまさらだがソフトバンク孫さんの10兆円ファンドがめちゃヤバかった

 サウジアラビアの石油王なんかからも・・・

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2.今週のマーケット

●米雇用統計上ブレで長期金利上昇、株高とEPS予想低下でバリュエーションは上昇中、米CPIに注目(金融日記 Weekly 2022/7/29-2022/8/5)
http://blog.livedoor.jp/kazu_fujisawa/archives/52207202.html

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3.ブログではいえないお店

- 香港政府からコロナ給付金をいただきました

 日本でもコロナ給付金10万円が国民全員に配られるという大盤振る舞いが行われましたが、海外に住んでいる(日本に住民票がない)日本人は対象外でした。一方で、日本にいる留学生とかも、最初は配られないはずだったんですけど、なんか誰かが文句を言って、それなりにメディアで拾われて、最終的には住民票があるやつ全員に配られたので、日本にいる外国人ももらえました。僕は日本国にたくさん税金を払ってきたのに、かなりの疎外感を味わいました。まあ、住民票がない在外邦人など、政治家から見たら存在しないも同然ですからね。それで、僕はすっかり日本に住んでないと日本人には選挙権がないものとばかり思っていたんですけど、国政選挙はちゃんと手続きをすれば投票できるんですね! まあ、しかし、知り合いの海外在住日本人を見ても、ぜんぜん投票している人がいないので、利用している人は少なそうです。給付金とかでハブられますから、在外邦人の方はちゃんと投票しましょう。

●海外から日本に、あなたの一票を!
https://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/senkyo/index.html

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4.藤沢数希の身もフタもない人生相談

- 性格タイプ診断XXXXが流行っているそうです

こんにちは、第480号「米Big Techの法人向けセールスに転職したものの最近仕事に対してやる気が出ません」などで取り上げていただいた、仕事にやる気の出ない法人営業サラリーマンです。
ここ数ヶ月、転職するために年甲斐もなく自己分析を行っていました。
そのなかで、面白いWEBテストを見つけました。

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TOPIX: 1947.17, +0.4% (1w), -2.3% (YTD)
Nikkei225: 28175.87, +1.3% (1w), -2.1% (YTD)
S&P500: 4145.19, +0.4% (1w), -13.0% (YTD)
USD/JPY: 135.04, +1.3% (1w), +17.3% (YTD)
EUR/JPY: 137.46, +0.9% (1w), +5.0% (YTD)
Oil(WTI Futures): 89.01, -9.7% (1w), +18.3% (YTD)

 GDP2四半期連続でマイナスというリセッションの発表を控えたパウエル議長の27日の記者会見を急な利上げペースに弱腰と市場は受け取り、米長期金利が2.6%付近まで低下し、ナスダック株価指数などがじわじわと上昇していた。しかし、5日金曜日の米雇用統計が大幅に上振れたため、市場は再び利上げペースがさらに急になることを警戒し、これまで上がっていたグロース株を中心に売られた。特にテスラは雇用統計発表後に約7%の下落となった。
 米国の雇用情勢で失業率が歴史的な低水準にあるということは、本来は喜ばしいニュースのはずであるが、現在の市場の関心はインフレとFRBの利上げペースにあるので、これで思い切って利上げできることとなり株式市場は下落してしまう。そして、インフレを抑えることは株価を上げるよりはるかに大切なことなので、下落するべきでもある。

★大幅な上振れとなり、ドル円も飛んだ。

●7月米雇用者数、予想大幅に上回る伸び リセッション懸念和らぐ
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-08-05/RG56SUDWLU6D01

●「やけどしそうな」雇用統計、9月FOMCの75bp利上げに追い風
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-08-05/RG5D2YDWRGG301

 10日水曜日には7月の消費者物価指数(CPI)が発表されるが、これが上ブレすると、さすがに米国株式市場は崩れるように思われる。すでにガソリン価格などが下落基調であり、先月の前年同月比+9.1%ほどにはなることはなさそうではある。しかし、FRBが達成しないといけないインフレ率は+2%以内である。米金融当局からは、利上げペースを落とす理由はない、という発言が次々と出てきている。
 この数週間の株価上昇とEPS予想の低下でPERは再び上昇している。FactSetによると、S&P500の12ヶ月先フォワードPERは17.5倍となり、それほど割安な水準とは言えなくなってきた。また、FRBの量的引き締め(QT)は始まったばかりで、9月からバランスシート縮小のペースが加速される。バリュエーションとFRBのQTを素直に勘案すると、株価はまだまだ下に行きそうに思える。
 一方で、株式のウエイトを落としたところに、この最近の上昇で乗り遅れたヘッジファンドなども多く、そうしたところがさらに乗り遅れる恐れから買いに来きそうだ。また、依然として多くの銘柄にショートカバーが断続的に入っており、需給的には上がる可能性もある。
 いすれにしても、とても危険な週になりそうである。

FactSet_PER_20220805
出所: FactSet

米個別銘柄の週間パフォーマンス2022/07/29-2022/08/05)
米個別銘柄の週間パフォーマンス
出所: Google Finance, Yahoo!Finance

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日本株
直近1年の日経平均株価とインプライド・ボラティリティの推移
直近1年の日経平均株価とインプライド・ボラティリティの推移
出所: 日経新聞社

サイズ/スタイル/セクター別の週間パフォーマンス(2022/07/29-2022/08/05)
サイズ/スタイル/セクター別の週間パフォーマンス
出所: 東証、日経新聞社、セクター指数はTOPIX17業種

個別銘柄の週間パフォーマンス(2022/07/29-2022/08/05)
個別銘柄の週間パフォーマンス
出所: 会社四季報、Yahoo!ファイナンス

直近1年のドル円とユーロ円の推移
直近1年のドル円とユーロ円の推移
出所: セントラル短資

イールドカーブ(2022/08/05)
イールドカーブ
出所: Bloomberg.com

主要通貨の週間パフォーマンス(2022/07/29-2022/08/05)
主要通貨の週間パフォーマンス
出所: セントラル短資

外国株とコモディティ
外国株とコモディティ
出所: Yahoo!ファイナンス、Bloomberg.com

地域別株価指数とコモディティの週間パフォーマンス[USD](2022/07/29-2022/08/05)
地域別株価指数とコモディティの週間パフォーマンス[USD]
出所: iShares: MSCI Japan (EWJ), MSCI Kokusai (TOK)、MSCI Core Europe (IEUR), MSCI All Country Asia Pacific ex Japan (AAXJ), MSCI Emerging Markets (EEM), GLOBAL REIT ETF (REET). Bloomberg.com: Oil WTI Futures (CL1), Gold Futures (GC1)

今週のマーケット・イベント

8月8日(月)
日7月景気ウォッチャー調査
決算:NTT、ソフトバンクG、東エレク、キリン、INPEX、他

8月9日(火)
日7月マネーストック
日7月工作機械受注
米第2四半期非農業部門労働生産性指数(速報)
決算:オリンパス、アサヒ、サントリーBF、明治、出光興産、横河電、他

8月10日(水)
日7月企業物価指数
中国7月生産者・消費者物価指数
米7月消費者物価指数(CPI)
米7月財政収支
決算:ホンダ、ゆうちょ、富士フイルム、日本郵政、第一生命、東芝、資生堂、楽天G、東急、他

8月11日(木)
米7月生産者物価指数(PPI)
休場:日(山の日)

8月12日(金)
米8月ミシガン大学消費者信頼感指数
決算:リクルート、ENEOS、電通、他

8月13日(土)

8月14日(日)

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第533号の目次です。

●週刊金融日記 重要バックナンバー(夜間飛行)
http://yakan-hiko.com/PU14

●週刊金融日記 重要バックナンバー(まぐまぐ)
http://blog.livedoor.jp/kazu_fujisawa/archives/52160749.html

●週刊金融日記 重要バックナンバー(note)
http://blog.livedoor.jp/kazu_fujisawa/archives/52021876.html

==============================
// 週刊金融日記
// 2022年8月2日 第533号
// 勉強やる気スイッチを押す方法と寮のある学校特集の補足
// 米長期金利低下で株価大幅上昇と急激な円の切り返し
// 香港の都心で美味しいシーフード中華
// いつまでもあると思うな親と男の性欲
// 他

 こんにちは。藤沢数希です。
 先週は為替相場に大きな動きがありました。1ドル=140円近くまで円安が進んでいたのですが、米国のGDPが2四半期続けてマイナスになりリセッションになりそうで、FRBのパウエル議長がガンガンと利上げすることに関してちょっと弱腰になました。結果、米国の長期金利が低下し、日米金利差が縮小し、現在1ドル=131円台まで円高になっています。

★金利差と為替の関係はとても基本的なことなんですが、意外とみんな理解していません。
https://twitter.com/kazu_fujisawa/status/1553942948513193984

 この為替の動きというのは、教科書の通りです。為替理論はいろいろありますが、金利平価説(Theory of Interest Parity)というのは最も強力で、これに反することはよほどのことがない限り起きません。というのも、これはとても単純な裁定だからです。ドルと円の期待リターンを比べて、どちらかが高ければそっちを買えば期待値では儲かることになります。しかし、市場は効率的なので、どちらの期待リターンもだいたい同じぐらいになっているはずです。通貨のリターンは金利と変動で、金利の部分は見えているので必ず儲かる分ですから、ドルと円の金利差が広がれば、ドルが金利で得する分は変動のほうで損しやすくならないといけませんから、瞬間的にひょいと上がって、高いところに行って、下向きに落ちやすくなるわけです。今回は、この金利差が縮まったので、逆に動いたわけです。
 よく、金利が上がったので通貨の魅力が増して、みんなが買うから上がる、とごまかして説明されますが、この説明は本来はおかしいのです。金利が上がって、金利で得する上に、さらにみんなが買って上がりやすくなるなら、変動幅でも得しやすくなり、金利が高い通貨が一方的に上がっていくことになりますが、そんなことはありません。金利が動く時に瞬間的に価格も上がって、その後はゆっくりと下がりやすくなるわけですね。まあ、こうやって言葉で説明するのは難しいので、金利が上がって通貨の魅力が増したため……、と大昔から嘘の説明が繰り返されています。
 ところで、金利差と為替の動きが教科書に書いてある理論通りだからといって、儲けられるわけではありません。為替の動きは金利差の動きで決まるんですけど、じゃあ、今度は金利差がどっちに動くかを当てるゲームになるだけで、それは簡単にはわからないからです。
 以上のような為替の理論は、だいぶ昔に書いた経済学の本に、数式を使って、わかりやすく書いてあります。

『日本人がグローバル資本主義を生き抜くための経済学入門』 http://amzn.to/2wdYno3

 WHOが緊急事態宣言を出しているサル痘ですが、ニューヨークではすでに感染が急拡大していて、ニューヨーク州が非常事態を宣言しました。まだ、男性同性愛者間での感染がほとんどですが、これからどんどん広がっていくでしょう。天然痘のワクチンが効くみたいなので、早いところ、コロナワクチン同様に、簡単にワクチン打てるようにしてもらいたいですね。

●サル痘 感染広がる 米 ニューヨーク州が非常事態宣言
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220731/k10013744311000.html

 Google、Amazon、Apple、Facebook、Microsoftなどの米国の巨大IT企業の決算が発表されました。今週のマーケットコーナーにも書きましたが、まあまあ悪いですね。Amazonは赤字で、GoogleとAppleは減益です。Microsoftは増収・増益。Facebookは初の減収となり想定通り悪かったです。しかし、思ったほどめちゃくちゃ悪くなかった、ということで、Google、Amazon、Appleなんかは決算が終わってから株価が上がっています。Microsoftももちろん上がりました。
 イーロン・マスク氏が率いる宇宙ベンチャーのSpaceXが提供するStarlinkという衛星インターネットアクセスを戦争がはじまるとすぐにウクライナに提供するなど、米国の企業はウクライナ軍を間接的に支援しているのですが、Microsoftもいろいろ協力しているようですね。現代のハイブリッド戦争です。

●ウクライナ侵攻のもうひとつの戦場「サイバー空間」その実態に迫る
「IT企業がウクライナの抵抗を支えている。これは新しい現象です。この協力なくして、いまは(戦争を)遂行できなくなっている現実が出てきている。アメリカの民間企業の協力がなければ戦況が変わっていた可能性もある」
https://www3.nhk.or.jp/news/special/sci_cul/2022/07/special/cyber-ukraine-0728/

 この原稿を書き終わるころに、米国のナンシー・ペロシ下院議長が台湾を訪問しそうである、ということで僕のTwitterの英語圏の金融クラスタがザワザワしており、それから、日本の軍事クラスタとかもザワザワしはじめて、これは中国がドンパチはじめるんか!?みたいなことまで言いはじめて、僕は正直、ナンシー・ペロシという82歳のばあちゃんのことをよく知らなかったので???となりました。
 調べたら、この80過ぎのばあちゃんは、1991年に天安門事件が起こると、速攻で天安門広場を電撃訪中して、垂れ幕かかげて全世界に放送させるわ、反中国の代表的な政治家で、もちろん米国でも偉いポジションに就いています。ウクライナで戦争がはじまると、すぐさま戦時中のキーウまで飛んでゼレンスキー大統領と会談したりしているんですよね。いまアジア歴訪中でシンガポールにいるんですけど、ついでに電撃的にまた台湾に行くみたいです。それで、中国がめちゃくちゃ怒っていて、必ず対抗措置を取る!と言っております。
 せっかくサプライチェーンとかの問題も落ち着いてきたのに、ここでまた米中対立で制裁合戦ということになると、世界経済に暗雲が立ち込めますね。
 ナンシー・ペロシさんは子供が5人もいて、すでに孫もたくさんいるそうです。82歳でも元気で、こうやって世界を揺るがしちゃうって、とんでもなくパワフルなばあちゃんですね。

★Twitterを見ていたら、ペロシ米下院議長が台湾に行くということで、ザワザワしはじめました。
https://twitter.com/kazu_fujisawa/status/1554091832992464897

●米ペロシ下院議長 シンガポール到着 台湾訪れるかどうかに関心
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220801/k10013747111000.html

●中国外務省「ペロシ議長が台湾訪問すれば強力な対抗措置」
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220801/k10013746791000.html

 7月は株式市場は大変な上昇となったのですが、僕はいいところでいくつかの銘柄を拾えました。市場参加者はとにかくインフレとそれに対抗するFRBの利上げペースばかり気にしていたので、パウエル議長の会見後には、それが思ったほどではない、というだけでこんだけ爆上げしたんですが、何といってもリセッションですし、企業業績も順調に悪化しておりますし、こうやってナンシー・ペロシさんがまた米中関係を引っ掻き回したりしています。株式市場はだいぶ過熱感があったんで、メルマガの原稿書きながら、いくつか利食って、短期トレード用のアカウントはちょっとショート気味にしました。別の長期保有用の口座に世界株インデックスETFが置いてありますから、全体ではだいぶロングですけどね。

●世界株1年8カ月ぶり上昇率 期待先行、買い戻しが主導
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB010SV0R00C22A8000000/

 BLOGOSに引き続き、Cakesもサービスが終了することとなりました。Cakesに8年前に掲載されたインタビュー記事をメルマガに再掲載しました。他にもまだ対談記事がありますので、順次再掲載します。

週刊金融日記 第520号 モテるかどうかは"ひとこと"が言えるかどうか
週刊金融日記 第527号 IT革命と恋愛市場の変相 その1 インターネットは現代社会にバラ撒かれたアヘン
週刊金融日記 第528号 IT革命と恋愛市場の変相 その2 ふつうの彼氏はどこにもいない
週刊金融日記 第529号 IT革命と恋愛市場の変相 その3 三低なんて大嘘、仁義なき女の見栄の張り合い戦争
週刊金融日記 第530号 IT革命と恋愛市場の変相 その4 ミクロ恋愛工学と男女別モテ曲線
週刊金融日記 第531号 IT革命と恋愛市場の変相 その5 美人であるということは賭け金の高いゲーム
週刊金融日記 第532号 IT革命と恋愛市場の変相 その6 女の人の男の選び方は常に間違っている

 今週も読者から興味深い投稿がいくつもあります。見どころは以下のとおりです。

- 数十年前に難関中学に合格した時のやる気スイッチを思い出してみました
- 仕事部屋のレイアウトに風水を考慮すべきでしょうか
- ホリエモンがワクチンを打たないビジネスパートナーと絶縁していた件について
- 中高生の時代にされた嫌だったことを思い出し怒りが湧いてきます
- 性欲という燃料がなくなり3年同棲していた彼女と別れました

 それでは今週もよろしくお願いします。

1.勉強やる気スイッチを押す方法と寮のある学校特集の補足

 今週は読者の方から洞察に富む勉強のやる気スイッチに関する投稿が送られてきたので、まず、これに関して議論したいと思います。また、以前、寮のある学校についての特集をしました。これはたくさん売れたバックナンバーなのですが、追加情報があるので、補足記事を書きたいと思います。

週刊金融日記 第504号 子供を寮のある学校に入れれば中学受験は割に合います
週刊金融日記 第531号 子供の勉強のやる気スイッチはどこにあるのか

 まずは、読者の方からの投稿です。

=============================
- 数十年前に難関中学に合格した時のやる気スイッチを思い出してみました

毎週メルマガを楽しみにしております。
最近話題になることの多い教育工学の「やる気スイッチ」ですが、所長は「やる気スイッチを無理矢理押すのは困難」という立場でした。
以下のメルマガなどに、そのようなことが書いてあります。

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2.今週のマーケット

●米国経済はリセッション入りだが長期金利低下で株価大幅上昇と急激な円の切り返しが起こった(金融日記 Weekly 2022/7/22-2022/7/29)
http://blog.livedoor.jp/kazu_fujisawa/archives/52206934.html

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3.ブログではいえないお店

- 香港の都心で美味しいシーフード中華

 香港やアジアのシーフード中華って、お店に大きい水槽があって、そこにたくさん魚とか海老が泳いでいて、テンション上がりますよね。アジアの都市はこのスタイルなんですけど、あれほどシーフードが豊富な日本では、どうしてこういうのないんでしょうか。せいぜい生け簀のある居酒屋ですよね。
 と、書いていて、自分ですぐなんとなく結論が出ました。魚って、生きているやつが美味しいわけじゃなくて、牛肉といっしょで適切な処理をして数日間寝かさないと本当に美味しくならないんですよね。日本人はシーフードにこだわりがあるんで、高級店ほど生きた魚を飼っている必要はないんかな、と。

 さて、香港ですが、西貢(サイクン)とか海の近くに行けば美味しいシーフード中華がたくさんあるのですが、都心だとあんまりないというか、僕が知らないだけかもしれませんが。コーズウェイベイという日本でいう銀座みたいなところがあるんですが、そこにある・・・


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4.藤沢数希の身もフタもない人生相談

- 仕事部屋のレイアウトに風水を考慮すべきでしょうか

藤沢所長、いつも大変お世話になっております。太郎です。
レベルの低い質問で恐れ入りますが、仕事部屋(自宅)のレイアウトを検討する際、風水的な要素を考慮するのは、やはりアホでしょうか?
たとえば、集中力を高めたいなら机は北向きがいい、発想力を形にしたいなら東向きがいい、などです。
科学的根拠は無いと思うのですが、東西南北の向きなどは多少仕事のパフォーマンスに影響あるかもしれないとも思ったりもしております。
こういったことは一般的な占い同様ガン無視か、あるいは考慮の価値ありか、所長はどのように思われますでしょうか。
合理性のないダメな考え方をしていたら改めたいので、お考え教えて頂けますと幸いです。
何卒よろしくお願い致します。

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