金融日記

藤沢数希が運営するブログ。
金融・経済、Web関連ビジネス、書評、科学、恋愛工学などについて。

TOPIX: 1953.98, -3.2% (1w), -1.9% (YTD)
Nikkei225: 27777.90, -1.8% (1w), -3.5% (YTD)
S&P500: 4071.70, +1.1% (1w), -14.6% (YTD)
USD/JPY: 134.26, -3.5% (1w), +16.7% (YTD)
EUR/JPY: 141.50, -2.3% (1w), +8.1% (YTD)
Oil(WTI Futures): 79.98, +4.9% (1w), +6.3% (YTD)

 サッカー日本代表はまさかのスペイン戦勝利で堂々のグループE首位で決勝トーナメント進出である。全試合の放送権を買いAbemaTVでネット配信しているサイバーエージェント社の株価は不甲斐ない試合展開で敗れたコスタリカ戦後に大きく下げたが、再び切り返した。

●日本代表のグループリーグE組最終戦、めまぐるしく順位変動…同時進行のドイツの状況で一変
https://www.yomiuri.co.jp/sports/soccer/worldcup/20221202-OYT1T50242/

●赤字アベマに賭けたサイバーA藤田社長も勝者、W杯で視聴数最高に
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-12-02/RM8OPXT1UM0W01

●W杯で活躍ソニーの「目」スペイン戦ライン判定で話題 高性能カメラや映像解析でミリ差逃さず
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO66518310S2A201C2TB0000/

 週前半はパウエル議長の講演で利上げペースが緩まるとの思惑からか米株式市場が急騰した。また、これで米国長期金利が低下し、円が大きく円高方向に動いた。しかし、金曜日の雇用統計では予想以上に強い数字が出て、インフレ懸念が再燃している。やはり、それほど簡単にインフレが解決することはなさそうだ。

●株高「容認」したパウエル議長(NY特急便)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN30E3W0Q2A131C2000000/

★Apple社がTwitterへの広告宣伝費をカットし、また、イーロン・マスクもApple社の独占性を批判するなど、険悪な雰囲気になっていたが、トップ同士が対話し融和したことも良いニュースであった。

●11月米雇用統計、「悪いタイミングでまずい統計」 市場の見方
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-12-02/RM9O8YT0G1L001

米個別銘柄の週間パフォーマンス2022/11/25-2022/12/02)
米個別銘柄の週間パフォーマンス
出所: Google Finance, Yahoo!Finance

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日本株
直近1年の日経平均株価とインプライド・ボラティリティの推移
直近1年の日経平均株価とインプライド・ボラティリティの推移
出所: 日経新聞社

サイズ/スタイル/セクター別の週間パフォーマンス(2022/11/25-2022/12/02)
サイズ/スタイル/セクター別の週間パフォーマンス
出所: 東証、日経新聞社、セクター指数はTOPIX17業種

個別銘柄の週間パフォーマンス(2022/11/25-2022/12/02)
個別銘柄の週間パフォーマンス
出所: 会社四季報、Yahoo!ファイナンス

直近1年のドル円とユーロ円の推移
直近1年のドル円とユーロ円の推移
出所: セントラル短資

イールドカーブ(2022/12/02)
イールドカーブ
出所: Bloomberg.com

主要通貨の週間パフォーマンス(2022/11/25-2022/12/02)
主要通貨の週間パフォーマンス
出所: セントラル短資

外国株とコモディティ
外国株とコモディティ
出所: Yahoo!ファイナンス、Bloomberg.com

地域別株価指数とコモディティの週間パフォーマンス[USD](2022/11/25-2022/12/02)
地域別株価指数とコモディティの週間パフォーマンス[USD]
出所: iShares: MSCI Japan (EWJ), MSCI Kokusai (TOK)、MSCI Core Europe (IEUR), MSCI All Country Asia Pacific ex Japan (AAXJ), MSCI Emerging Markets (EEM), GLOBAL REIT ETF (REET). Bloomberg.com: Oil WTI Futures (CL1), Gold Futures (GC1)

今週のマーケット・イベント

12月5日(月)
米11月ISM非製造業指数
米10月製造業受注

12月6日(火)
日10月毎月勤労統計
米10月貿易収支

12月7日(水)
日10月景気動向指数
ユーロ圏7-9月期GDP(確定値)
中国10月貿易収支

12月8日(木)
日7-9月期GDP(確定値)
日11月景気ウォッチャー調査

12月9日(金)
日11月マネーストック
日経平均先物メジャーSQ
米11月生産者物価指数
米12月ミシガン大学消費者信頼感指数
中国11月消費者・生産者物価指数

12月10日(土)

12月11日(日)

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第550号の目次です。

●週刊金融日記 重要バックナンバー(夜間飛行)
http://yakan-hiko.com/PU14

●週刊金融日記 重要バックナンバー(まぐまぐ)
http://blog.livedoor.jp/kazu_fujisawa/archives/52160749.html

●週刊金融日記 重要バックナンバー(note)
http://blog.livedoor.jp/kazu_fujisawa/archives/52021876.html

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// 週刊金融日記
// 2022年11月29日 第550号
// 外資系企業が社員を大量解雇する理由とイーロン・マスクのTwitter社Scrap and Build
// W杯日本はドイツに大金星もコスタリカに敗退
// 香港の多国籍レストランで食べたアジアン蟹ご飯
// 学力的に医学部に届かない場合のオススメ医療職
// 他

 こんにちは。藤沢数希です。
 日本帰国前に香港でいろいろ片付けないといけない仕事がありバタバタしております。
 先月ぐらいから日本のホテルが一斉に値上げをしていて、まだゼロコロナ政策の渦中の中国人が来なくてもインバウンドの影響かな、と思っていたら、単に全国旅行支援で補助金が始まったからだとわかりました。なんと、宿泊費の40%も払い戻され、さらにクーポン等までもらえるんですね!
 もともとホテルの値段は、客がこれぐらい払える、という市場原理により決まっていましたから、客が補助金で4割もらえるならその分払える金額は増えて、1÷0.6=1.67なんで、理論的には価格が6割程度上がることになり、実際に上がったわけです。よって、利用者はぜんぜん安く泊まれるようになっていないので(補助金もらってようやくトントン、もらえなかったら60%以上割高!)、まあ、ホテルとか旅行代理店に対する補助金ですね。

●全国旅行支援|受付開始!最新情報まとめ【JTB】
https://www.jtb.co.jp/kokunai/ryokoshien/

 それで、この補助金はとりあえずは今年末まで延長されたのですが、もらえる条件がコロナワクチンを3回接種しているor陰性証明の提出です。僕は何度も陰性証明を取っているからわかるのですが、これはなかなかめんどくさいです。だから、毎回陰性証明を取るなんて現実的ではなく、事実上のワクチン未接種者への税金となっていますね。
 コロナ対策への意見は人それぞれでしょうが、これだけ公衆衛生に脅威を与えており、医療機関が逼迫したら、現実問題として政府はいろいろ自粛勧告せざるをえないわけで、政府がワクチン接種に強いインセンティブを付けたいのは当たり前と言えば当たり前です。香港はもっと明からさまで、ワクチン接種が終わっていないと子供は学校に行けないし、みんなレストランさえ行けないので、事実上、ワクチン接種はほぼ強制となっております。ただ、新たな補助金を作る方式の日本は、何というか日本らしいですね。足し算でどんどん複雑にしていくのが日本で、引き算でどんどんシンプルにしていくのが香港です。
 いまワールドカップの陰に隠れていますが、日本でも順調にコロナ感染者と死者数が増えてきております。僕は日本に帰ったときに、そこは割り切っていろいろ会食等楽しみたいので、最近、ファイザー社やモデルナ社から出てきたオミクロン対応ワクチンで免疫ブーストしておきたいな、日本でも海外で接種してきた人にワクチン打ってくれるんだろうか、といろいろ調べていたら、ちょうどいいタイミングで、香港でオミクロン対応ワクチンの無料接種がはじまりました。

●国内の感染者数・死者数
https://www3.nhk.or.jp/news/special/coronavirus/data-all/

●Bookings for vaccination with BioNTech bivalent vaccine opens to eligible persons
https://www.info.gov.hk/gia/general/202211/26/P2022112500453.htm

 日本ではマイナンバーカードの件でいろいろまだ揉めているようですが、多くの国で国民IDというのはふつうに導入されております。香港は一人ひとりにIDカードがあり、納税からワクチンから公的医療から何から何までこれひとつで管理されているので、めちゃくちゃシンプルで楽です。こういうワクチン予約とか、政府がわかりやすいWebサイトをすぐに作って、そこでID番号を入れて、ポチッと予約するだけです。それでワクチン接種記録も、このIDで管理されるので、これまた非常に楽ちんです。
 僕は3回目を打ったのは今年の5月で、ちょうど抗体が弱くなってくる頃合いで、日本に帰ったときにバンバン会食の予定なんか入れようと思っていたので、香港政府はオミクロン対応ワクチンを間に合わせてくれて、ありがとう!という感じです。
 新型コロナウイルスは人類に大変な災禍をもたらしたのですが、このmRNAワクチンが開発されたことは人類の希望だなあ、と思います。

●ファイザー社のオミクロン株対応2価ワクチンについて
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/vaccine_pfizer_bivalent.html

●モデルナ社のオミクロン株対応2価ワクチンについて
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/vaccine_moderna_bivalent.html

 入国審査の際などにワクチン接種を求めるかどうかなど国によって対応がまちまちですし、この辺は非常に流動的なのですが、そんなこと考えずにとりあえず打ってフル接種状態にしておけば何でも対応できるわけですから、めんどくさがらず時間を作って打ちましょう。いまのところ僕はコロナに罹ったことはありませんが、罹って症状が出た知り合いを見ていると、かなり大変そうで、mRNAワクチンには重症化率を下げる劇的な効果がありますから、海外渡航のためだけでなく、医学的にも打っておくに越したことはありません。そもそも、冒頭に書いたように、日本も事実上の反ワクチン税(ワクチン未接種者は旅費が6割増し!)が導入されたわけですしね。

 ワールドカップですが、日本は残念ながらコスタリカ戦でいいところなく敗れて、強豪ドイツに大金星を上げた快挙を帳消しにしてしまいました。そのドイツと優勝候補のスペインがドローになりましたから、次はドイツがコスタリカにそこそこ点差を付けて順当に勝つことを考えると(コスタリカはスペインに0-7で完敗したチームです)、もはや日本はスペインに勝つしかなく、率直に言って、かなり望みは薄いと思います。奇跡がまた起こるといいのですが……。

●Spain Set a New Record | Spain v Costa Rica highlights
https://www.youtube.com/watch?v=f5Iph5tGRz0

●Doan and Asano star in INCREDIBLE COMEBACK | Germany v Japan highlights
https://www.youtube.com/watch?v=fXVWZS76QyE

●Fuller's strike the difference | Japan v Costa Rica
https://www.youtube.com/watch?v=Tz1TSbzi5No

●SUPER SUBS change game! | Spain v Germany
https://www.youtube.com/watch?v=DCYNq2dyVj0

●日本が決勝トーナメントに進むには【ケースごとに詳しく】
https://www3.nhk.or.jp/sports/news/k10013905701000/

★僕は高校生ぐらいのときなんかサッカー観戦はよくしていましたし、サッカーのゲームもよくやっていて、割りとサッカーの戦術・戦略論なんか好きです。もちろん素人ですが、こうやって素人が偉そうにいろいろ語れるのがスポーツ観戦の醍醐味ですよね。それで、素人目に見ても、日本と強豪国ではパスやトラップなんかの基本的なプレイの精度なんかがぜんぜん違うな、と思えて、ああ、これは子供の受験勉強とまさに同じだな、と思った次第です。できる子は基本の土台が揺るぎないんですよね。
https://twitter.com/kazu_fujisawa/status/1596838989994266625

 お陰さまで、拙著の教育本は早速増刷になりました。子供の受験戦術にとどまらず、日本と世界の教育事情を俯瞰できる教育本になっておりますから、買って損はないコスパのいい本だと思います。

『コスパで考える 学歴攻略法』
https://amzn.to/3fXY2kl
https://a.r10.to/hUHpZS

 今週も読者から興味深い投稿がいくつもあります。見どころは以下のとおりです。

-『コスパで考える学歴攻略法』の感想と医学部のススメ
- 東大医学部卒・司法試験・公認会計士試験に一発合格した河野玄斗(26歳)さんのように勉強好きになるにはどうすればいいですか
- 中学受験に割くコストを英数先取りに費やそうと思いますが何かアドバイスお願いします

 それでは今週もよろしくお願いします。

1.外資系企業が社員を大量解雇する理由とイーロン・マスクのTwitter社Scrap and Build

 今週も天才起業家であり天才エンジニアであるイーロン・マスク氏の動向から目が離せません。

★なんとAppleがTwitterに支払う広告宣伝費を大幅にカットしたようです。
https://twitter.com/elonmusk/status/1597285572699074560

★政治的圧力をかけようとするAppleと、イーロン・マスク氏は言論の自由のために戦う気満々なようです。
https://twitter.com/elonmusk/status/1597302404239659008

 それが好ましいことだったのか、あるいは悪いことだったのかどうかはさておき、マスク以前のTwitterではさまざまな検閲が行われていたことは紛れもない事実でしょう。ある種の政治的な立場から、多くの著名人のアカウントがバンされ、キュレーションされたある種の記事がタイムラインに流され続けていました。僕は個人的には、イーロン・マスク氏が買収した後のTwitterの方が、はるかに心地よくなりました。

週刊金融日記 第549号 営業と広報をぜんぶクビにするイーロン・マスクの経営がすごすぎる

 そんなTwitterですが、すでに社員の約7割がクビを斬られました。このような政治的な立場からなのか、一時的に大手企業からの広告収入は減っているようですが、ユーザー数は過去最高ペースで増え続けています。そして、まったく安定稼働を続けています。確かにリストラされた人たちは可哀想ですし、必ずしも、正しく会社への貢献が評価されていなかったかもしれません。こんなに大量の解雇を一度にやったわけで、かなり適当ではあるでしょう。聞くところによると、エンジニアに過去30日間に書いたコードを提出させたのですが、それを評価すると思ったら、とりあえず、過去30日間何もコードを書いてなかった人たちを解雇するためのトラップだったようです。Teslaの驚くべき粗利益率(四半期ベースで利益があのトヨタ自動車を超えました)は伊達ではありませんね。しっかり働いていたのに流れ弾に当たった人たちは運が悪かったと思って、また、別の会社で頑張ればいいだけです。
 今週号では、外資系企業はなぜレイオフをするのか、その背後の仕組みを解説し、その中でも異質であるイーロン・マスク氏のTwitter経営の成否が世界経済に大きな影響を与えるだろう、ということを考えてみたいと思います。

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2.今週のマーケット

●W杯日本はドイツに大金星もコスタリカに敗退、久しぶりに市場は静か、Twitter安定稼働中(金融日記 Weekly 2022/11/11-2022/11/18)
http://blog.livedoor.jp/kazu_fujisawa/archives/52211579.html

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3.ブログではいえないお店

- 香港の多国籍レストランで食べたアジアン蟹ご飯

 さて、また、ちょっとばかり予約困難なお店に行ってきましたので紹介したいと思います。女性シェフがやっている、XXXXXという中華というかフレンチというか、香港や近隣のアジアの国のシーフードを使った多国籍料理のお店です。
 名物料理はマッドクラブの蟹ご飯なんですが、その日はフィリピン産のマッドクラブでした。そして、お米は長粒米ではなく、日本の"Sushi Grade"の高級米です。日本は鮨だからといってことさらに高給なお米を使うこともなく、どのご飯も美味しいのですが、こうした日本のふつうのご飯を英語だとSushi Gradeとわざわざイキるんか、と思った次第です。

★この蟹ご飯は圧巻でした。Twitterのスレッドをたどると動画も見ることができます。
https://twitter.com/kazu_fujisawa/status/1596500058547290113

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4.藤沢数希の身もフタもない人生相談

-『コスパで考える学歴攻略法』の感想と医学部のススメ

XXXXXXXXX医師です。
タイトルの本を読みました。

『コスパで考える 学歴攻略法』
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医学部に進むべきか?
もちろん「進むべき」ですね。
東大非医学部卒と医学部卒とでは、将来の期待所得が2倍も違うのだから。
私立医学部であっても十分にペイします。

・・・

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TOPIX: 2018.00, +2.6% (1w), +1.3% (YTD)
Nikkei225: 28283.03, +1.4% (1w), -1.8% (YTD)
S&P500: 4026.12, +1.5% (1w), -15.5% (YTD)
USD/JPY: 139.13, -0.9% (1w), +20.9% (YTD)
EUR/JPY: 144.77, -0.1% (1w), +10.6% (YTD)
Oil(WTI Futures): 76.28, -4.7% (1w), +1.4% (YTD)

 11月第4週は、トレーダーや投資家たちがカタールで開催されているワールドカップ観戦のためか、特に市場を揺るがす大きなニュースもなく、久しぶりに世界の株式市場は静かな週となった。
 日本はグループEの初戦で強豪ドイツに、なんと1-0から後半に2点を取り逆転勝ちするという大金星を上げたが、第2戦のコスタリカ戦では、ポゼッション率は高かったが、決定機をまったく作れず精彩を欠いた試合に終止した。そして、引いて守っていたコスタリカの作戦通りに、後半にカウンターで1点を許し、いいところがなく0-1でコスタリカに敗れてしまった。コスタリカはスペインに0-7で敗れており、各プレイヤーの基本的な技術が高いスペインにはディフェンスをズタズタにされていたが、日本レベルではまったく崩せなかった。事前に、日本がボールを持ち過ぎることが落とし穴になるだろう、と分析されており、まさにその通りの試合展開となってしまった。
 第3戦は、このスペインが相手であり、日本が勝つか引き分けになる可能性は低く、決勝トーナメント進出は非常に厳しくなってしまった。また、ワールドカップ放送権を多額の資金で購入しAbemaTVで放送しているサイバーエージェントの週明けの株価に警戒が必要だろう。

●ワールドカップ 日本 コスタリカに敗れ決勝T進出は持ち越し
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20221127/k10013904701000.html

●コスタリカ戦、日本がボール持ちすぎれば落とし穴も 庄司悟
https://www.nikkei.com/article/DGXZQODH251E60V21C22A1000000/

 さて、イーロン・マスク氏が買収して大規模なリストラをしたTwitterであるが、多くのメディアがこれではTwitterは遅かれ早かれダウンしてしまう、トラフィックが急増するワールドカップでそうなるだろう、と警告していたが、現在のところまったく問題なく安定稼働している。天才経営者のイーロン・マスクのパワーがTwitterに分散されており、Teslaの方は株価が低迷している。早くTwitterの経営を再建し、また、TeslaやSpaceXで世界を変えるために尽力してくれることをTeslaの株主たちは期待しているようだ。しかし、ほとんど広告宣伝をしないTeslaにとって、Twitterも同じオーナーになることはそれほど悪いことではないだろう。

●週刊金融日記 第549号 営業と広報をぜんぶクビにするイーロン・マスクの経営がすごすぎる、他
http://blog.livedoor.jp/kazu_fujisawa/archives/52211350.html

米個別銘柄の週間パフォーマンス2022/11/18-2022/11/25)
米個別銘柄の週間パフォーマンス
出所: Google Finance, Yahoo!Finance

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日本株
直近1年の日経平均株価とインプライド・ボラティリティの推移
直近1年の日経平均株価とインプライド・ボラティリティの推移
出所: 日経新聞社

サイズ/スタイル/セクター別の週間パフォーマンス(2022/11/18-2022/11/25)
サイズ/スタイル/セクター別の週間パフォーマンス
出所: 東証、日経新聞社、セクター指数はTOPIX17業種

個別銘柄の週間パフォーマンス(2022/11/18-2022/11/25)
個別銘柄の週間パフォーマンス
出所: 会社四季報、Yahoo!ファイナンス

直近1年のドル円とユーロ円の推移
直近1年のドル円とユーロ円の推移
出所: セントラル短資

イールドカーブ(2022/11/25)
イールドカーブ
出所: Bloomberg.com

主要通貨の週間パフォーマンス(2022/11/18-2022/11/25)
主要通貨の週間パフォーマンス
出所: セントラル短資

外国株とコモディティ
外国株とコモディティ
出所: Yahoo!ファイナンス、Bloomberg.com

地域別株価指数とコモディティの週間パフォーマンス[USD](2022/11/18-2022/11/25)
地域別株価指数とコモディティの週間パフォーマンス[USD]
出所: iShares: MSCI Japan (EWJ), MSCI Kokusai (TOK)、MSCI Core Europe (IEUR), MSCI All Country Asia Pacific ex Japan (AAXJ), MSCI Emerging Markets (EEM), GLOBAL REIT ETF (REET). Bloomberg.com: Oil WTI Futures (CL1), Gold Futures (GC1)

今週のマーケット・イベント

11月28日(月)
米サイバーマンデー

11月29日(火)
日10月失業率・有効求人倍率
米9月S&Pケース・シラー住宅価格指数
米11月消費者信頼感指数
ユーロ圏11月消費者信頼感指数

11月30日(水)
日10月鉱工業生産
日10月住宅着工統計
米11月ADP全米雇用リポート
米7-9月期GDP(改定値)
ベージュブック
ユーロ圏11月消費者物価指数(HICP)
中国11月製造業PMI

12月1日(木)
日7-9月期法人企業統計
米10月個人消費支出・個人所得
米11月ISM製造業景気指数
中国11月財新製造業PMI

12月2日(金)
日11月マネタリーベース
米11月雇用統計

12月3日(土)

12月4日(日)

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第549号の目次です。

●週刊金融日記 重要バックナンバー(夜間飛行)
http://yakan-hiko.com/PU14

●週刊金融日記 重要バックナンバー(まぐまぐ)
http://blog.livedoor.jp/kazu_fujisawa/archives/52160749.html

●週刊金融日記 重要バックナンバー(note)
http://blog.livedoor.jp/kazu_fujisawa/archives/52021876.html

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// 週刊金融日記
// 2022年11月22日 第549号
// 営業と広報をぜんぶクビにするイーロン・マスクの経営がすごすぎる
// FTXはクリプト版セノラスかマドフ
// 香港のフレンチで北海道産ハマチを食べて気候変動を考えた話
// ルッキズムは本当に蔓延っているのか
// 他

 こんにちは。藤沢数希です。
 この一週間、世界第2位だったクリプト交換所のFTXの破綻が、人類史上最大のポンジであることが発覚しつつあったり、Twitterを100%買収したイーロン・マスク氏がいきなり世界で6割以上の社員をリストラする様子が、それこそTwitterからリアルタイムで流れてきて、もう、とんでもない情報の洪水でヘトヘトでした。

●FTX「前代未聞の経営」 記録不十分・資金流用疑いも 新CEOが批判、裁判所資料で
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN180A20Y2A111C2000000/

 さて、まずはFTXのほうですが、これは粗末な中身でした。ポンジ(Ponzi)というのは、日本語だとネズミ講と訳されるので、ネットワークビジネスのような語感が強いですが、非常に古典的な投資詐欺です。FTXは顧客の資金を流用していたと言われていますが、銀行は顧客の預金(顧客=債権者)を他に貸し出したりしますから、どういうのが詐欺で、どういうのがいいのか、銀行と証券会社の違いとか、顧客の資産を運用するファンドとか、いろいろ金融の規制を説明しないといけないんで、まあ、今週号ではあっさりと書きたいと思います。興味がある方は、拙著を読んでください。

『外資系金融の終わり』
https://amzn.to/3M2C6jY

 顧客からお金を預かって、それを運用して、運用報酬を取った後の損益を顧客に返すファンドのビジネスでポンジを説明すると、たとえば顧客から100億円預かって、今年は+10%儲かったから10億円配当しますよ、と本当は儲かってないのに預かり資産からそのまま配当していけば、10年間はバレません。10年経った後に全部なくなっていることに気づくわけです。しかし、毎年10%も配当しているなんてすごい!と評判になって、次から次へと新規顧客がやって来れば、ポンジスキームはなかなかバレず、この流入が続く限りとんでもない資金が集まってくることになります(実際に配当していて投資している人たちは儲かっているわけです!)。これで人類史上最大のポンジをやったのがマドフで、その規模は7兆円超えていました。彼は懲役150年になりました。FTXはこれを上回る規模になるかもしれません。

●マドフ受刑者が死去、巨額詐欺事件で禁錮150年
https://www.reuters.com/article/people-madoff-idJPKBN2C134Z

 血液たった一滴で瞬く間にさまざまな病気の同時診断ができるすごい検査装置を発明したとして一世を風靡した、スタンフォード大学中退の美人すぎる研究者ことエリザベス・ホームズさんが設立したセラノスというベンチャー企業がありました。著名なエンジェル投資家やベンチャーキャピタルから多額の資金を集め、次のスティーブ・ジョブズが現れた!などと言われ、彼女はフォーブス誌の表紙を飾ったりしましたが、後にインチキであることが判明しました。彼女も最近ようやく裁判が終わり、これから11年以上は刑務所に入ることになりました。

●速報:セラノス創業者のエリザベス・ホームズに、禁固11年超の有罪判決
https://wired.jp/article/theranos-elizabeth-holmes-is-going-to-prison/

 先週号では、FTX破綻直後に大急ぎで記事を書き、メルマガ配信しました。僕はTwitterでフォローしている、クリプト界隈の詳しい人たちの意見を参考にしてまとめました。記事に書いたとおり、情強ほどFTXを使っており、そんな人たちは、当時はまだサム・バンクマンフリード(SBF)たちを信じていたようで、「分別管理されている」自分のお金も戻ってくるだろう、と希望的観測があったように思います。SBFは大手メディアにも多額の広告宣伝費を払っていましたし、大谷翔平さんや大坂なおみさんも米国のFTX被害にあった投資家たちから訴えられたように、著名なスポーツ選手や芸能人、インフルエンサーたちも、FTXから多額の報酬を受け取り、FTXを宣伝していました。また、SBFは米国の民主党に巨額の献金をしています。
 こうしたことから、当初は、ライバル取引所のBinance社がトークンを売ったことから、取り付け騒ぎのようなことが起きて、果敢なリスクテイクが仇となって破綻してしまった……、というような、かつてノーベル経済学賞受賞者などが運用していたヘッジファンドLTCMの破綻劇になぞらえ、最大限にSBFたちに好意的な解説がされていましたが、中身を開けてみたら(捜査はまだまだこれからでしょうが)、FTX破綻はマドフやセラノスの方にずっと近い、とてもお些末なものだったようです。

週刊金融日記 第548号 業界No2クリプト取引所FTX破綻でこれから連鎖倒産がはじまる

●広報大使の大坂なおみ選手・大谷翔平選手も対象、FTXの投資家が元CEOら提訴
https://www.yomiuri.co.jp/economy/20221118-OYT1T50114/

●FTX創業者、救世主から悪役への顛末
https://jp.wsj.com/articles/how-ftxs-sam-bankman-fried-went-from-crypto-golden-boy-to-villain-11668414003

 教育本である拙著『学歴攻略法』がとうとう発売されました。いろいろと感想が集まってきているので、いくつか紹介したいと思います。

『コスパで考える 学歴攻略法』
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https://a.r10.to/hUHpZS

●『コスパで考える学歴攻略法』強く推奨する、はむっち@ケンブリッジ英検
https://note.com/bosszaru21/n/n517d571f37ee

★親の愛ゆえに、国によって姿形は違えど、どこでも受験戦争は起こるんですよね。
https://twitter.com/kazu_fujisawa/status/1595001595695353858

 今週も読者から興味深い投稿がいくつもあります。見どころは以下のとおりです。

- 経済・資本主義・投資などの分野で面白かった本をご教示ください
- 双極性障害の治療であえて保険外の治療を行おうと思います
- 近年のルッキズムが跋扈する恋愛市場についてどう思われますか

 それでは今週もよろしくお願いします。


1.営業と広報をぜんぶクビにするイーロン・マスクの経営がすごすぎる

 イーロン・マスク氏が買収したTwitter社ですが、変革のスポードが速すぎて、もうすごいです。まずは、グローバルに約7500人いた従業員ですが、初日にいきなり半分がクビになりました。その後も断続的にクビ切りが行われ、現在は2700人まで減ったようです。

●Twitter had nearly 7,500 employees before Musk took over. Now it has about 2,700.
https://www.theverge.com/2022/11/21/23472025/elon-musk-twitter-hiring-again-ending-layoffs

 これに、反イーロンのメディアなんかが、もうTwitterは終わる、障害が起きてTwitterは使えなくなるだろう、と盛んにTwitter上で報じていました。
 しかし、そんなイーロン・マスク氏が、残ったエンジニアたちと深夜まで必死に働いている様子をTweetすると、世界中のオタクや陰キャたちのハートをがっつりと掴んじゃったようで、親イーロンの人たちが、Twitterは大丈夫だ、これからもっと良くなる、などと盛んにTweetしています。

★Twitter社に残ったエンジニアたちと共にイーロン・マスクは深夜まで働いていました。
https://twitter.com/kazu_fujisawa/status/1593899921782210560

★一方で、イーロン・マスクは広報とかマーケティングとか、なんとかコミュニケーションみたいなキラキラ部署をぜんぶまとめてつぶしました。
https://twitter.com/kazu_fujisawa/status/1594568669082062849

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2.今週のマーケット

●トランプ前大統領Twitterに復活、FTXはクリプト版セノラスかマドフ、香港・中国株は上昇トレンド(金融日記 Weekly 2022/11/11-2022/11/18)
http://blog.livedoor.jp/kazu_fujisawa/archives/52211258.html

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3.ブログではいえないお店

- 香港のフレンチで北海道産ハマチを食べて気候変動を考えた話

 青島ビールと中華ではなく、たまにはキラキラしたもの食べようと思って、先日はカジュアルなシーフードのフレンチに行ってきました。セントラルのSOHOにあるXXXXという小さいお店です。料理はTwitterの写真を見てもらいたいのですが、キラキラしたフレンチのコースですね。香港は世界中から美味しい食材をもちろん関税ゼロで輸入しています。北海道産の牡蠣とハマチ、フランス産のムール貝とエスカルゴ、南アフリカのアワビなど、とても美味しかったのです。

★前菜は北海道産の牡蠣とハマチでした。ハマチとかブリとか、そんなに北海道で撮れる
https://twitter.com/kazu_fujisawa/status/1593920084401336320

 ハマチは若いブリのことで同じ魚ですが、英語ではハマチはYoung yellowtailで、ブリはYellowtailですね。ブリは流線型のきれいなボディですが、確かに尻尾の方が黄色いですね。魚の英語名はどれもいまいちなんですが、これはなかなかいい英語名です。さて、このハマチは北海道産ですが、この時期に北海道でハマチなんか採れるんか、と思って調べたところ、やはり近年、気候変動か何かで急に採れるようになったらしいです。そして、単価が安いらしく、北海道の漁師からは、そんなに歓迎されてないらしいですね。
 今回の料理の・・・

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4.藤沢数希の身もフタもない人生相談

- 経済・資本主義・投資などの分野で面白かった本をご教示ください

初めまして、こんにちは。
いつも楽しくメルマガを読ませていただいています。
自分は医学部生で、将来は医師として働こうと思っています。
自分は物欲などが少なく、稼いだお金を投資などに充てて資産を運用していこうと思っていて、学生の間から少額ですが…..投資の勉強をしていきたいと思っています。

『なぜ投資のプロはサルに負けるのか?』
https://amzn.to/30xdqfS
『日本人がグローバル資本主義を生き抜くための経済学入門』
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『ウォール街のランダムウォーカー』
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