金融日記

藤沢数希が運営するブログ。
金融・経済、Web関連ビジネス、書評、科学、恋愛工学などについて。

第661号の目次です。

●週刊金融日記 重要バックナンバー(夜間飛行)
http://yakan-hiko.com/PU14

●週刊金融日記 重要バックナンバー(まぐまぐ)
http://blog.livedoor.jp/kazu_fujisawa/archives/52160749.html

●週刊金融日記 重要バックナンバー(note)
http://blog.livedoor.jp/kazu_fujisawa/archives/52021876.html

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// 週刊金融日記
// 2025年1月15日 第661号
// 安い外食が総じて悲惨になってきた東京でサバイブする食事方法
// インフレ懸念で米長期金利急上昇
// ハイテク養殖魚を堪能できる居酒屋
// 子供は伝統的レールですが海外で活躍してほしい
// 他

 こんにちは。藤沢数希です。
 東京に帰ってきて、もうだいぶ経ちましたが、こっちで溜まっている書類仕事を片付けたり、意外といろいろやっております。それで、家で冷凍食品をいろいろ食べながら事務仕事をしておりました。
 今週はいよいよ共通テストですね。中学受験も始まります。受験生を抱えるご家庭は風邪などに気をつけて、がんばってください。

『コスパで考える学歴攻略法』 https://amzn.to/3UOEroZ

 だいたいのことが、X(旧Twitter)の自称識者のインフルエンサーの方々が声高に言ってることの反対が正しいのですが、 東京科学大学(旧東工大)が「女子枠」を導入した時はボロクソに言われて、これでは「学力」の低い女子推薦枠の人たちといっしょにされたくないから、高学力の女子の一般受験は人気が落ちるだろう、みたいなことが言われました。しかし、蓋を開けてみたら、一般受験枠でも女子から人気になり、女子枠大成功となりました。あるいは、なってしまったんでしょうか。
 ところで、なぜXのインフルエンサーたちの言うことの反対がだいたい正しくなるのかというと、彼らは予想ではなく、自分の信条や願望を語っていることが多いからです。

●迫る共通テスト 少子化でも一転、7年ぶり受験生増加 東京科学大が人気で志望者109%
https://www.sankei.com/article/20250113-W2FQUH7JGJNKDEVSZOXAYHUF5U/

 トランプ次期大統領は、カナダも欲しい、グリーンランドも欲しいなど、なかなか面白いことを言い出して、世界は混沌としてきました。
 日本製鉄のUSスチール買収は、「安全保障上の理由」でバイデン大統領からストップをかけられたのですが、こちらも訴訟などいろいろ面白くなってきました。

●カナダにパナマ グリーンランドも?トランプ氏発言のねらいは
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250110/k10014690151000.html

●クリフス社CEO「日本は邪悪 1945年から何も学んでいない」USS買収を模索か
https://news.tv-asahi.co.jp/news_international/articles/900016317.html

★鉄鋼大手『クリーブランド・クリフス』のゴンカルベスCEOの会見では、ある種のアメリカの本音的なところが垣間見れてとても面白いですね。
https://x.com/kazu_fujisawa/status/1879208706765934799

★ちなみに、国別の鉄鋼の生産量は中国が圧倒的です。宝鋼集団(Baosteel、600019.SH)ですね。
https://x.com/kazu_fujisawa/status/1876147669388980640

 今週も読者から興味深い投稿がいくつもあります。見どころは以下のとおりです。

-中受して伝統的レールに乗せましたが子供たちには日本を飛び出してほしい
-70歳の母の余剰資金1000万円を投資する理想的なポートフォリオをご教示ください
-日本からでも買える中国ロボット関連株はありますか

 それでは今週もよろしくお願いします。

1.安い外食が総じて悲惨になってきた東京でサバイブする食事方法

 東京に帰ってきて、よく行く安い寿司屋とかうどんとか食べて、あとは事前にリサーチしていたお店とかに行って、さすがは日本は安くて食べ物が美味しいな、と順調な滑り出しだったんですが、その後、食べログで適当に選んだ居酒屋で、惨敗しました。さらに、負け方が悪く、同じ過ちを二度繰り返してしまったのです。
 以下のバックナンバーは、日本でのレストラン選びのとても重要な指針がまとめられているので、読みましょう。

週刊金融日記 第609号 レストラン選びの必勝法がワークしなくなっている件と東京の安くて美味しい居酒屋
週刊金融日記 第660号 また写真メソッドでの居酒屋選びで失敗した件と東京で安く飲む方法

 まあ、要するに、検索エンジン対策(Search Engine Optimization、SEO)が進んで、量産されたゴミ記事が検索結果の上の 方に出てきて、ググってもゴミが出てくるようになってきたのと同様に、モラルのない飲食店側も食べログをハックするようになってきた、というだけのことです。
 昔は無料の面白いブログとかいろいろあったんですが、こうして悪貨が良貨を駆逐したので、そもそも無料で良質な記事を書く人がいなくなってしまいました。このメルマガも課金でペイウォールが作られており、中身の大事なところはGoogleの検索エンジンから見えませんね。

週刊金融日記 第658号 Googleの検索エンジンは生成AI時代にどうなるのか

 こうした一部の飲食店の食べログ対策は、当然に予想されたことなのですが、食べログの点数なんか見なくても、百聞は一見にしかず、なので実際の客が投稿した写真をGoogleマップとかで見て選べばいい、と僕は簡単かつ非常に強力なレストラン選びのメソッドを提案してきたのですが、これも(特に和食店で)ハックされてしまっているな、と。

 そもそもいまの日本国の課題は深刻な人手不足であり、特に安い飲食店なんかで働いてくれる人が絶望的に足りていませんし(実際に行けば分かると思いますが、もう日本人はあまりいません)、農業や漁業なんかは昔から人が足りないんで、美味しい食べ物を作る人もいなくなってきた上に、円安で食材の輸入価格も非常に高くなっているわけですね。そして、東京はテナント賃料も上がっているわけです。このマクロ的な八方塞がりな状況で、東京で安くて美味しい飲食店をずっとやっていこうなんて、土台無理な話なんですが、日本の消費者は財布の紐が堅いので、値上げも難しいわけです。

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2.今週のマーケット

●トランプ大統領グリーンランド頂きに意欲、カリフォルニア燃え上がる、インフレ懸念で米長期金利急上昇(金融日記 Weekly 2025/1/3-2025/1/10)
http://blog.livedoor.jp/kazu_fujisawa/archives/52240605.html

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3.ブログではいえないお店

-ハイテク養殖魚を堪能できる居酒屋

 近畿大学が世界で初めてクロマグロの完全養殖に成功したのは2002年のことで、20年以上も前の話ですね。その10年後ぐらいに「近大マグロ」が食べられるレストランが銀座にオープンして、いろいろ話題になっていたことを覚えています。当時、自称食通たちが「養殖のマグロは脂が美味しくない」などと偉そうに言っており、僕自身も、もっとイキったお店が好きな年頃でしたので、ずっとスルーしておりました。
 しかし、水産資源の乱獲が深刻化し、マグロやウナギなどが絶滅危惧種に指定される状況を目の当たりにすると、誰よりもESGな僕としては、養殖技術こそが人類の未来を照らす希望の光だと思うようになりました。
 ということで、先日、近大マグロのお店に行ってきました。

●近大マグロから動植物の複合生産まで。次代の食料生産モデルを創造する。
https://www.nara.kindai.ac.jp/labo/research/001.php

 さて、そのレストランですが・・・

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4.藤沢数希の身もフタもない人生相談

-中受して伝統的レールに乗せましたが子供たちには日本を飛び出してほしい

新年明けましておめでとうございます。
たびたび相談に答えていただき、ありがとうございます。
Xで高額医療費の負担が月に44万円になると言われ、また、老人の医療のために所得が多少多いサラリーマンが狙い撃ちされるのかと暗澹としていましたが、藤沢さんのメルマガ(第659号)を読んで、老人の負担もすこし上げるためだと知り、多少なり とも安堵しました。
しかし、それでもこれからも現役労働者の負担が増えていくことは変わらなさそうですね。
海の向こうでは、トランプ次期大統領が、グリーンランドやカナダを併合しようとしたり、パナマ運河を取り戻そうなどと表明しております。
ウクライナ戦争は終わらず、台湾危機もいつ起こるかわからないと言われています。
2025年も混沌としそうですね。
さて、拙宅では2人の子供は中学受験をおかげさまで乗り越えることができ、日本の伝統的な教育のレールに乗っております。
しかし、このままでは彼らは他人である老人たちを養うためにずっと働き続けることになりそうで、本当にこういう教育で良かったのだろうか、と振り返っております。
先日も海外移住は楽じゃない(第659号)、という話がメルマガに掲載されていたと思いますが、これから子供達が海外に行く にはどのような路線が良いと思われますでしょうか?
もちろん本人たちの希望なので、それでも日本に住みたいと思うなら(実際その可能性が高いですが)それでいいのですが、藤沢さんのように海外の大学院への留学などいろいろ提案していこうと思っています。

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TOPIX: 2714.12, -2.5% (1w), -3.1% (YTD)
Nikkei225: 39190.40, -1.8% (1w), -1.8% (YTD)
S&P500: 5827.04, -1.9% (1w), -0.9% (YTD)
USD/JPY: 158.05, +0.4% (1w), +0.7% (YTD)
EUR/JPY: 162.75, +0.7% (1w), -0.4% (YTD)
Oil(WTI Futures): 76.57, +3.5% (1w), +6.8% (YTD)

 トランプ次期大統領が「ユニバーサル関税」の導入を目的とした緊急事態宣言を検討していたり、グリーンランド獲得への意欲を示したり、予想を上回る強硬姿勢を見せている。国際関係の緊張感が高まり、金融市場の先行きへの不透明感が漂ってきた。
 また、米カリフォルニア州では壊滅的な山火事が続いており、多くの住宅地が灰となる深刻な被害が出ている。(まだ全く鎮火していないが)この復興に向けた労働力や資材の需要が増加することで、インフレ圧力が一段と高まる可能性がある。
 以上のような背景からか、米国の長期金利は上昇を続けている。長期国債の金利が高止まりしている一方で、株式市場のバリュエーションは歴史的な高水準であり、米国株のリスクプレミアムはほぼゼロ、あるいはマイナスになっている。
 市場参加者の関心がインフレ再燃に向いてきたことから、良いマクロ経済指標が金利上昇を連想させ、再び、良いニュースは悪いニュースという株式市場になりつつある。

●米長期金利上昇、強まる株割高感 日米株の上値重く
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN10DVJ0Q5A110C2000000/

●デンマーク、トランプ氏の脅しに苦慮 グリーンランド問題
https://www.bbc.com/japanese/articles/ckgr10ljgdmo

●トランプ氏、一律関税へ「緊急事態宣言」検討 米報道
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN08DTD0Y5A100C2000000/

●米加州ロサンゼルスの山火事、なぜこれほど壊滅的なのか
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2025-01-10/SPUETJT0AFB400

米個別銘柄の週間パフォーマンス(2025/01/03-2025/01/10)
米個別銘柄の週間パフォーマンス
出所: Google Finance, Yahoo!Finance

香港・中国個別銘柄の週間パフォーマンス(2025/01/03-2025/01/10)
Chart20250112_HK
出所: Google Finance, Yahoo!Finance

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日本株
直近1年の日経平均株価とインプライド・ボラティリティの推移
直近1年の日経平均株価とインプライド・ボラティ リティの推移
出所: 日経新聞社

サイズ/スタイル/セクター別の週間パフォーマンス(2025/01/03-2025/01/10)
サイズ/スタイル/セクター別の週間パフォーマンス
出所: 東証、日経新聞社、セクター指数はTOPIX17業種

個別銘柄の週間パフォーマンス(2025/01/03-2025/01/10)
個別銘柄の週間パフォーマンス
出所: 会社四季報、Yahoo!ファイナンス

直近1年のドル円とユーロ円の推移
直近1年のドル円とユーロ円の推移
出所: セントラル短資

イールドカーブ(2025/01/10)
イールドカーブ
出所: Bloomberg.com

主要通貨の週間パフォーマンス(2025/01/03-2025/01/10)
主要通貨の週間パフォーマンス
出所: セントラル短資

外国株とコモディティ
外国株とコモディティ
出所: Yahoo!ファイナンス、Bloomberg.com

地域別株価指数とコモディティの週間パフォーマンス[USD](2025/01/03-2025/01/10)
地域別株価指数とコモディティの週間パフォーマンス[USD]
出所: iShares: MSCI Japan (EWJ), MSCI Kokusai (TOK)、MSCI Core Europe (IEUR), MSCI All Country Asia Pacific ex Japan (AAXJ), MSCI Emerging Markets (EEM), GLOBAL REIT ETF (REET). Bloomberg.com: Oil WTI Futures (CL1), Gold Futures (GC1)

今週のマーケット・イベント

1月13日(月)
米12月月次財政収支
中国12月貿易収支
休場:日本(成人の日)

1月14日(火)
日11月国際収支・貿易収支
日12月景気ウォッチャー調査
米12月生産者物価指数(PPI)
決算:東宝、ビックカメラ、他

1月15日(水)
12月マネーストック
米12月消費者物価指数(CPI)
米1月ニューヨーク連銀製造業景気指数
決算:米Citigroup、米JP Morgan、米Wells Fargo、米Goldman Sachs、他

1月16日(木)
12月国内企業物価指数
米12月小売売上高
米12月輸出・輸入物価指数
決算:米Morgan Stanley、米Bank of America、米UnitedHealth

1月17日(金)
米12月住宅着工件数
米12月建設許可件数
米12月鉱工業生産
米12月設備稼働率
中国10-12月期GDP
中国12月鉱工業生産
中国12月小売売上高

1月18日(土)

1月19日(日)

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第660号の目次です。

●週刊金融日記 重要バックナンバー(夜間飛行)
http://yakan-hiko.com/PU14

●週刊金融日記 重要バックナンバー(まぐまぐ)
http://blog.livedoor.jp/kazu_fujisawa/archives/52160749.html

●週刊金融日記 重要バックナンバー(note)
http://blog.livedoor.jp/kazu_fujisawa/archives/52021876.html

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// 週刊金融日記
// 2025年1月6日 第660号
// 生成AIの価格破壊が始まった!中華AIの逆襲とAIバブルの未来
// 日鉄のUSスチール買収に米政府中止命令
// また写真メソッドでの居酒屋選びで失敗した件と東京で安く飲む方法
// 中居くん口止め料9000万円払ったのに週刊誌に売られる
// 他

 新年あけましておめでとうございます。藤沢数希です。
 さすがに、年末年始はバタバタしておりました。それで、僕はなんか喉が痛いんですが、インフルエンザとかコロナとかめちゃくちゃ流行っているよ うですね。みなさんも気をつけてください。

●【猛威】“インフルエンザ感染爆発”で年末年始の病院に大行列 薬局も緊急事態に「在庫が非常に心配」 東京都では5年ぶりに警報基準超える
https://www.fnn.jp/articles/-/810275

★お正月もイオンはやっていて助かりました。イオンには人生に必要なものすべてが揃っているのですよね。
https://x.com/kazu_fujisawa/status/1873935567052038293

 そして、中学受験も佳境に入ってきますし、大学受験生はもうすぐ共通テストです。これまでの傾向通りで、(ガチ学力層の間では)理系人気が続い ているようですね。医学部は、さすがに日本の財政が持たないから、そのうち報酬水準が下がるだろうみたいな思惑で(僕はただの思惑だと思いますし 、拙著に書いたように、それこそ海外に行きたいなら医師免許が一番手堅いと思うのですが)、この数年はやや入りやすくなっているようです。という か、東京一極集中とガチ学力層の理系人気で、東大理系とか東工大(今年から科学大)はとても難しくなっていますね。一方で、旧帝大文系とか、田舎 の国公立医学部とかは「昔よりは」入りやすそうです。

★早稲田vs慶應では、早稲田が人気になってきているようですね。
https://x.com/kazu_fujisawa/status/1874657944941547900

『週刊金融日記 第659号 高齢化する福祉国家は戦争より負担が重いですががんばろう』

『コスパで考える学歴攻略法』 https://amzn.to/3UOEroZ

 今週も読者から興味深い投稿がいくつもあります。見どころは以下のとおりです。

-ChatGPTと同程度の性能を100分の1のコストで実現した中国DeepSeek-V3はAIバブルに影響を与えますか
-口止め料9000万円も払った後に週刊誌に売られた場合は違約金を取れないのでしょうか
-所長はMBTI(16タイプ性格診断)をどう思いますか
-41歳ですがキャバ嬢に非モテコミットしそうです

 それでは今週もよろしくお願いします。

1.生成AIの価格破壊が始まった!中華AIの逆襲とAIバブルの未来

 生成AIは、僕みたいなライターや投資家、たまにプログラマみたいな人には、ひとつの便利なツールができたわけで、まあまあ感謝して日々使ってい るのですが、株式市場や各国政府の政策担当者たちは、明らかに超絶な過大評価をしている、というのがここ数ヶ月の僕のビューで、それはいまでも変 わっていません。
 むしろ、ますます確信が深まっています。

週刊金融日記 第656号 AIバブルについて雑感

 僕はChatGPTとGeminiとClaudeに課金しているのですが、本質的な性能については、2023年3月に出たOpenAI社のGPT-4でほぼ頭打ちになっている、と いうのが正直なところです。ひとつのプラットフォームで、画像が使えるようになったり、そのままファイルが添付できたり、いろいろ横方向の進化に ついては機能は増えて、洗練されていっているのですが、言語を生成するという本質的な縦方向の進化はGPT-4ぐらいでほぼほぼ頭打ってんなぁ、と。これの理由は、その辺で、人類が利用可能な良質な無料データをぜんぶ学習しちゃったからなんですけど。
 しかし、2024年末に、AI業界で久々にちょっと大きなブレークスルーだな、と思えるものが出てきました。

★無料開放中のDeepSeekを使ってみたら、なかなか良かったです。
https://x.com/kazu_fujisawa/status/1874104925002883153

★生成AIは、アメリカ政府の制裁で、NVIDIAの速いGPUを買わせてもらえなかった中国勢が、追いつき、(一部の分野では)追い越してきました。
https://x.com/kazu_fujisawa/status/1874379091677507738

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2.今週のマーケット

●2025年あけおめ、日鉄のUSスチール買収に米政府中止命令、テスラ年間販売台数初の減少(金融日記 Weekly 2024/12/27-2025/1/3)
http://blog.livedoor.jp/kazu_fujisawa/archives/52240410.html

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3.ブログではいえないお店

-また写真メソッドでの居酒屋選びで失敗した件と東京で安く飲む方法

 東京に帰ってきて、いろいろと東京の暮らしを堪能しております。さっそく手頃な寿司を食べたり、美味しいと評判の和食店に行ったり、スーパーで 買い物したり、卵かけご飯を食べたり……。

★新橋と有楽町の間の高架下にすごくオシャレなところができていました。探索したいです。
https://x.com/kazu_fujisawa/status/1872947720597717177

●日比谷OKUROJI
https://www.jrtk.jp/hibiya-okuroji/

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4.藤沢数希の身もフタもない人生相談

-口止め料9000万円も払った後に週刊誌に売られた場合は違約金を取れないのでしょうか

藤沢所長、2024年もお世話になりました。
2025年もよろしくお願いします。
先日、元SMAPの中居くんが、フジテレビの女子アナに性加害をしたとして、9000万円の和解金を払ったことが文春砲で明るみに出ました。
いろいろ疑問がありますが、そもそも和解した後に、バラされるとはどういうことなんでしょうか?
ひどすぎませんか?

●《女性トラブルで解決金9000万円》中居正広、公式スタッフブログが騒動についてコメント「今向き合わなければならないことを真摯に、懸命に」
https://www.news-postseven.com/archives/20241228_2014601.html

●中居正広「9000万円女性トラブル」代理人が「週刊文春」に回答「トラブルは事実」「暴力はない」「謝罪を申し入れましたが…」
https://bunshun.jp/articles/-/75918

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TOPIX: 2784.92, -0.6% (1w), -0.6% (YTD)
Nikkei225: 39894.54, -1.0% (1w), +0.0% (YTD)
S&P500: 5942.47, -0.5% (1w), +1.0% (YTD)
USD/JPY: 157.36, -0.2% (1w), +0.2% (YTD)
EUR/JPY: 161.56, -1.8% (1w), -1.1% (YTD)
Oil(WTI Futures): 73.96, +4.8% (1w), +3.1% (YTD)

 新年明けましておめでとうございます。
 今年の見通しなど書こうと思ったのですが(年単位の予想なんて当たるも八卦 当たらぬも八卦ですが)、年末年始で多くの市場参加者が休んでいる中で、さっそく、いろいろと面白いニュースが飛び込んできた。
 まず、米国株を牽引したMagnificent Sevenの中でも、P/Eが140倍程度と圧倒的にバリュエーションが高いTeslaのEV年間販売台数が2024年はとうとう減少に転じた。このように高いP/Eは指数関数的な売上の成長期に正当化されるが、もはや増えてさえいない。もはやTeslaはEVを売る会社ではなく、AIやロボットなど、まだ人類が見たことがない未来のテクノロジーに賭ける会社なのである。だから、このような株価も正当化されるのだ。

●テスラ、年間販売台数が過去10年余りで初の減少
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2025-01-02/SPGSL5T1UM0W00

 また、日本製鐵がUSスチールを買収することでディールがまとまっていたが、米国政府から安全保障上の理由で、この買収に中止命令が下された。このような政府による命令でディールが成立しなくても、日本製鐵側が違約金を支払う契約になっていたので、900億円ほどUSステールに支払うことになりそうだ。
 しかし、経営が行き詰まっているUSスチールをスッ高値で買わなくてもよくなりそうで、日本製鐵の株価は上昇している。

●米政府、日鉄の中止命令公表文で誤記 中国と取り違え
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN032JU0T00C25A1000000/

★しかし、このような米国政府の中止命令は十分に想定されることだったので、ディール不成立の高額な違約金の契約で、免責事項を書いていなかったのは粗忽であった。ちなみに、鉄鋼トップは中国の宝武鋼鉄(Bao Steel)である。日米で中国に対抗しようという思惑もあったが、ディール不成立になりそうだ。
https://x.com/kazu_fujisawa/status/1875745445219287411

 日本はちょうど1月第1週が正月休みと重なり、6日月曜日が2025年の大発会となる。

米個別銘柄の週間パフォーマンス(2024/12/27-2025/01/03)
Chart20250105_USA50
出所: Google Finance, Yahoo!Finance

香港・中国個別銘柄の週間パフォーマンス(2024/12/27-2025/01/03)
Chart20250105_HK
出所: Google Finance, Yahoo!Finance

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日本株
直近1年の日経平均株価とインプライド・ボラティリティの推移
直近1年の日経平均株価とインプライド・ボラティ リティの推移
出所: 日経新聞社

サイズ/スタイル/セクター別の週間パフォーマンス(2024/12/27-2025/01/03)
サイズ/スタイル/セクター別の週間パフォーマンス
出所: 東証、日経新聞社、セクター指数はTOPIX17業種

個別銘柄の週間パフォーマンス(2024/12/27-2025/01/03)
個別銘柄の週間パフォーマンス
出所: 会社四季報、Yahoo!ファイナンス

直近1年のドル円とユーロ円の推移
直近1年のドル円とユーロ円の推移
出所: セントラル短資

イールドカーブ(2025/01/03)
イールドカーブ
出所: Bloomberg.com

主要通貨の週間パフォーマンス(2024/12/27-2025/01/03)
主要通貨の週間パフォーマンス
出所: セントラル短資

外国株とコモディティ
外国株とコモディティ
出所: Yahoo!ファイナンス、Bloomberg.com

地域別株価指数とコモディティの週間パフォーマンス[USD](2024/12/27-2025/01/03)
地域別株価指数とコモディティの週間パフォーマンス[USD]
出所: iShares: MSCI Japan (EWJ), MSCI Kokusai (TOK)、MSCI Core Europe (IEUR), MSCI All Country Asia Pacific ex Japan (AAXJ), MSCI Emerging Markets (EEM), GLOBAL REIT ETF (REET). Bloomberg.com: Oil WTI Futures (CL1), Gold Futures (GC1)

今週のマーケット・イベント

1月6日(月)
米11月製造業新規受注

1月7日(火)
日12月マネタリーベース
家電見本市「CES」(ラスベガス、-1/10)
米11月貿易収支
米11月JOLTS求人件数
米12月ISM非製造業景況指数

1月8日(水)
日12月消費動向調査
米12月ADP雇用統計
米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨(12/17-18開催分)
決算:ABCマート、サイゼリヤ、他

1月9日(木)
日12月毎月勤労統計調査
日12月都心オフィス空室率
決算:ファーストリテイ、7&I、キユーピー、イオンモール、他

1月10日(金)
日11月家計調査
日11月景気動向指数
米12月雇用統計
決算:安川電、良品計画、吉野家、他

1月11日(土)

1月12日(日)

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