TOPIX: | 2255.65, | -2.3% (1w), | +19.2% (YTD) |
Nikkei225: | 31259.36, | -3.3% (1w), | +19.8% (YTD) |
S&P500: | 4224.16, | -2.4% (1w), | +10.0% (YTD) |
USD/JPY: | 149.80, | +0.0% (1w), | +14.2% (YTD) |
EUR/JPY: | 158.55, | +0.5% (1w), | +13.0% (YTD) |
Oil(WTI Futures): | 88.75, | +1.2% (1w), | +10.6% (YTD) |
依然として米国債の下落(金利の上昇)が止まらない。米長期金利は5%台に乗っており、株式や不動産などのリスク資産の上値を抑え続けている。これが下落の主な原因ではないだろうが、中国政府なども米国債を売っているようだ。FRBの利上げはほぼ最終局面に達しており、インフレは収まりつつあるというのが市場のコンセンサスなのだが、イールドカーブはこの高い金利がずっと続くことを示唆している。あるいは、何らかのテクニカルな需給要因で米国債が売られすぎているだけなのだろうか。
●アングル:米長期金利5%乗せ、株式から不動産まで各市場に広がる動揺
https://www.reuters.com/article/usa-markets-yields-idJPKBN31K07Q
●中国の米証券売却が4年で最大−人民元買い支え資金確保との観測も
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-10-19/S2R7QZT1UM0W01
米国では主要企業の決算発表が続いているが、ネットフリックスとテスラで明暗を分けた。ネットフリックスは、アカウントの使い回しなどを厳しく取り締まり値上げも行ったが、予想を上回る契約者数を記録し株価が大きく上昇した。一方、テスラの方は高すぎる期待を決算で超えることができなかった。テスラは依然としてアメリカを代表する有望なテック企業であることは間違いないが、中国のBYDなどの電気自動車が安価に販売される中で、テスラもすでに大衆車のようになっており、現在のあまりに高すぎるバリュエーションが維持できなくなってきている。
●ネットフリックス、四半期契約者が予想上回る900万人増 米英仏で値上げ
https://jp.reuters.com/business/6YXAGUZI55OKDORLO2DDSXB5BI-2023-10-18/
●テスラ株一時11%下落 減益決算と新型車立ち上げ懸念で
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN19E6Y0Z11C23A0000000/
★イスラエル軍に電気を止められているガザ地区の惨状も電気自動車メーカーにとってはネガティブな影響もありそうだ。
https://twitter.com/kazu_fujisawa/status/1712348742136086627
ハマスの奇襲攻撃を受けたイスラエルであるが、ハマス殲滅を目的にしたガザ地区への地上侵攻は、まだこの原稿を書いている時点でははじまっていない。親パレスチナのデモが欧米で吹き荒れる中、当初はガザ地区のパレスチナ人はもちろん、人質の救出もさほど優先しなくて良い、という雰囲気だったアメリカやEUが、民間人の犠牲を少なくするようにと注文をつけはじめている。
すでにイランのプロキシと考えられているレバノンの武装勢力ヒズボラと局所的な交戦が始まっており、中東で反イスラエル感情が高まる中、この戦争がイスラエル内に収まるかどうか見極める必要があろう。
●週刊金融日記 第595号 読めば5分でわかるガザ地区を統治するハマスのイスラエル奇襲作戦の背景と今後の戦争の展望、他
http://blog.livedoor.jp/kazu_fujisawa/archives/52224032.html
●週刊金融日記 第596号 10分でわかるハマス奇襲攻撃に至る歴史的経緯と今後のイスラエル軍のガザ地区大規模地上侵攻について、他
http://blog.livedoor.jp/kazu_fujisawa/archives/52224318.html
米個別銘柄の週間パフォーマンス(2023/10/13-2023/10/20)

出所: Google Finance, Yahoo!Finance
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日本株
直近1年の日経平均株価とインプライド・ボラティリティの推移

出所: 日経新聞社
サイズ/スタイル/セクター別の週間パフォーマンス(2023/10/13-2023/10/20)

出所: 東証、日経新聞社、セクター指数はTOPIX17業種
個別銘柄の週間パフォーマンス(2023/10/13-2023/10/20)

出所: 会社四季報、Yahoo!ファイナンス
直近1年のドル円とユーロ円の推移

出所: セントラル短資
イールドカーブ(2023/10/20)

出所: Bloomberg.com
主要通貨の週間パフォーマンス(2023/10/13-2023/10/20)

出所: セントラル短資
外国株とコモディティ

出所: Yahoo!ファイナンス、Bloomberg.com
地域別株価指数とコモディティの週間パフォーマンス[USD](2023/10/13-2023/10/20)
![地域別株価指数とコモディティの週間パフォーマンス[USD]](https://livedoor.blogimg.jp/kazu_fujisawa/imgs/3/7/37afe9ae.png)
出所: iShares: MSCI Japan (EWJ), MSCI Kokusai (TOK)、MSCI Core Europe (IEUR), MSCI All Country Asia Pacific ex Japan (AAXJ), MSCI Emerging Markets (EEM), GLOBAL REIT ETF (REET). Bloomberg.com: Oil WTI Futures (CL1), Gold Futures (GC1)
今週のマーケット・イベント
10月23日(月)
岸田首相所信表明演説
休場:香港(重陽節)
10月24日(火)
米10月S&Pグローバル製造業PMI
ユーロ圏10月製造業・非製造業PMI
決算:米Alphabet、米Microsoft、米Visa、米General Electric、米Coca-Cola、他
10月25日(水)
米9月新築住宅販売
独10月Ifo景況感指数
決算:米Meta、米Boeing、米IBM、他
10月26日(木)
米7-9月期GDP(速報)
米9月耐久財受注
ECB定例理事会(ラガルド総裁会見)
EU首脳会議(ブリュッセル、-10/27)
決算:武田、キヤノン、富士通、米Amazon、米Intel、米Mastercard、他
10月27日(金)
日10月都区部消費者物価指数
米9月個人消費支出・個人所得
決算:キーエンス、信越化、日立、コマツ、野村、中部電、米Exxon Mobil、他
10月28日(土)
10月29日(日)
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