金融日記

藤沢数希が運営するブログ。
金融・経済、Web関連ビジネス、書評、科学、恋愛工学などについて。

第526号の目次です。

●週刊金融日記 重要バックナンバー(夜間飛行)
http://yakan-hiko.com/PU14

●週刊金融日記 重要バックナンバー(まぐまぐ)
http://blog.livedoor.jp/kazu_fujisawa/archives/52160749.html

●週刊金融日記 重要バックナンバー(note)
http://blog.livedoor.jp/kazu_fujisawa/archives/52021876.html

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// 週刊金融日記
// 2022年6月15日 第526号
// コロナバブル崩壊!今年の荒れ相場が楽しみすぎる
// インフレで株もクリプトも大暴落
// 品川運河の某レストランは10年前から味も値段も変わらず盛況でした
// 結婚相手の選び方について
// 他

 こんにちは。藤沢数希です。
 4月の入学や異動シーズンに合わせてPC環境構築についてメルマガで記事を書いたのですが、そこでMacBook Airを推しておりました。しかし、Apple社は自社開発したM2チップを搭載した新しいMacBook Airを7月に発売すると発表し、まあ、仕方ないんですが、ちょっと待てばよかっかなぁ、と思っていました。ところが、世界的な半導体不足とインフレと円安が重なり、品薄の現行モデルもなんと値上げして、そのまま売り続けるそうです。インフレ経済では、必要なものは何でも先に買っておいたほうがいいんですね! インフレと円安にもかかわらずiPhoneなどの日本での値上げはまだ行われておらず、まだApple製品は日本が一番安く買えるそうです。経済情勢を反映してすぐさま価格が動く金融市場と違って、モノやサービスの値段はかなり遅れて反応していくわけですね。

週刊金融日記 第515号 ふつうの人のPC環境は迷わずこれ

●新「MacBook Air」は隙のない作り 大胆に進化した外観をハンズオンレビュー
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2206/08/news131.html

●アップルの独自半導体がWindowsのシェア奪う
https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/70553

●iPhone、日本が「世界最安」円安で平均より2割安く
https://www.nikkei.com/article/DGXZQODB142R00U2A610C2000000/

★身内のお祝い的なものでMacBook Airを買って、ああ、新型出ちゃったよ、と思っていたら、現行のMacBook Airも値上げして販売継続する、ということで、むしろインフレ値上げ前に買っておいて良かった!という驚きの展開となりました。
https://twitter.com/kazu_fujisawa/status/1534712382463053825

★Apple社はCPUを自社開発(製造は台湾のTSMC)していますが、こうしたことも影響しているのか、CPU最大手のIntelのPERは6倍まで売り込まれています。素人目線ではこんなに安いとさすがに買いという気もしますが、どうなんでしょう。
https://twitter.com/kazu_fujisawa/status/1535473628099190784

 僕はデスクトップはWindowsでノートはMacという両刀使いで仕事しているのですが、先日、マウスのクリックが接触が悪くなって困りました。PCはマウスが壊れると何も操作できなくなって詰むので、マウスの予備は家に置いておかないといけないなぁ、と反省した次第です。そこで、香港の通販でマウスを買ったのですが、これがなかなか良かったです。マウスなんかどれでも同じだと思っていて、有線USB接続でもちろんいまどき物理ボールはなくてレーザーの光学式なんですが、僕はAmazon Basicのマウスをずっと使っておりました。こいつが壊れたわけです。そこで、適当にLogitechのマウスが安かったんで買いました。これが何の変哲もないマウスなんですが、大変に快適です。Amazonのマウスよりだいぶいいです。僕はずっとLogitechは日本の会社だと思っていたのですが、さっきこのメルマガのためにAmazonリンクを作っていたら、日本ではLogitechではなく、ロジクールという名前になっていて、どういうことかと思って調べていたら、いろいろ複雑な事情をはじめて知りました。
 まず、本家Logitechですが、これは1981年にスタンフォード大学でコンピュータサイエンスを学んでいたスイス人と他のヨーロッパ人がスイスに帰ってマウスなんかを作る会社を起業したのですが、ご存知の通り、その後にパーソナルコンピュータ(PC)時代が到来したわけです。Logitechはマウスメーカーとして大成功します。他の周辺機器なんかも作っていて、1997年に米ナスダックにも上場しています。老舗中の老舗メーカーのマウスなんで、どうりで出来がいいわけですね。

●ロジクール 有線UBS接続 光学マウス
https://amzn.to/39pzLAY

 それで、ここがややこしいのですが、スイスに本社があるLogitechが日本で販売するために日本に子会社を作ろとしたのですが、すでに日本にはパソコンの周辺機器なんかを製造しているエレコム(本社は大阪、東証プライム上場)の100%子会社でロジテックという会社があって、名前がかぶるんで、日本だけはロジクールという名前の子会社にして販売しているんですわ。エレコムの方のロジテックもマウスとか作っているので、もうめちゃくちゃわかりにくいですね。どうりで、僕はLogitechを日本の会社だと勘違いしていたわけです。
 しかし、株式投資をしていると、こうやってちょっとした日常の出来事から、世界のいろんな企業への関心が自然と湧いてくるのがいいですね。やはり、株式投資は最強の趣味です。

 さて、20代というか最近の若者の高い童貞率などは、若者のセックス離れや草食化などと一時よく話題になっており、数年ぐらい前にはメルマガでもよくそうした話題について書いていました。最新の内閣府の調査によると、20代独身男性の4割が、童貞とかそういうことではなく、異性とデートすらしたことすらないらしいです。もう、完全に自由恋愛市場から降りちゃってますね。
 日本、そして、世界の若者に自由恋愛市場の素晴らしさを伝え、もっと恋愛に希望を持ってもらおう、と僕たちはこうして地道な草の根活動をしてきたわけですが、残念ながらこのような結果になってしまいました。この件については、また、別の機会に何か書きたいと思います。

●20代独身男性「4割がデート経験なし」内閣府の調査
https://news.tv-asahi.co.jp/news_politics/articles/000257944.html

 今週も読者から興味深い投稿がいくつもあります。見どころは以下のとおりです。

- 偏差値が低い大学でもいいので子供には大卒になってほしいのですがやはり親ができることは少ないですか?
- コロナワクチン問題はディープステイト陰謀論とは違うと思います
- アラフォー弁護士ですが結婚相手に選ぶなら30代後半ハイスペ子と20代低スペのんびり子どちらでしょうか
- 低スペ男の人生初のストナン相手が女医でした

 それでは今週もよろしくお願いします。

1.コロナバブル崩壊!今年の荒れ相場が楽しみすぎる

 米国株もビットコインも下げ止まらず、また、FRBも年率8-9%にも達している米国のインフレを止めるために、急ピッチで金利を上げていく意気込みです。さすがに、長らく続いたコロナバブルはもう完全に崩壊へ向かっている、と言っていいでしょう。個人的には、ずっと悔しい思いをしながら、この日が来るのを待っておりました。
 今週号は、僕がなぜほとんど株式を保有しないままコロナバブルを見過ごしてしまったのか、これまで書いていなかったエピソードとともに、これからのバブル崩壊過程での投資戦略を書きたいと思います。

週刊金融日記 第441号 コロナバブルに乗れなかった人たちの反省会(第4回) 個人投資家の最適な資産構成を考える

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2.今週のマーケット

●止まらぬ円安、米国株は再び大幅下落、ビットコインも暴落(金融日記 Weekly 2022/6/3-2022/6/10)
http://blog.livedoor.jp/kazu_fujisawa/archives/52204959.html

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3.ブログではいえないお店

- 品川運河の某レストランは10年前から味も値段も変わらず盛況でした

 日本に長期滞在していた際に、もちろん品川の運河沿いにある某レストランにも行ってきました。

★看板メニューのひとつのスペアリブは大きくて相変わらずコスパいいです。
https://www.instagram.com/p/CdNcu1TrVM6/

★品川という大都会を流れるドブ川みたいな運河ですが野生の黒鯛がたくましく生きていました。
https://www.instagram.com/p/CdNT-0LIT5z/

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4.藤沢数希の身もフタもない人生相談

- 偏差値が低い大学でもいいので子供には大卒になってほしいのですがやはり親ができることは少ないですか?

第524号で子供の受験について所長が以下のようにコメントしておりました。

「高校受験、大学受験は子供の遺伝的適正とたまたまの交友関係などで受験勉強のやる気がたまたま出るかどうかで決まり、親ができることは少ない。
 しかし、中学受験は親が少なくとも5割以上だろう、ぐらいに僕はずっと思っておりましたが、最近は、身近なところでいろいろな実体験をして、中学受験でさえ子供次第で、じつは親ができることは少ない。
 親が必死にやることがプラスにはならないんだなぁ、と思うに至ったというか、確信してしまいました。」

私が気になったのは中学受験なんていうものよりも、もっと低レベルな話なのですが、中学時代を思い返してみると多くの人が偏差値50未満の、工業高校とか商業高校とかに行って、高卒で就職する人も結構いました。
子供にはせめて偏差値50以上の高校に行ってもらい、偏差値が低くても大学に行ってほしいという場合も、親ができることはなく、たまたま工業高校に行って高卒で働くか、大学に進学するかは運次第でしょうか。

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TOPIX: 1943.09, +0.5% (1w), -2.5% (YTD)
Nikkei225: 27824.29, +0.2% (1w), -3.4% (YTD)
S&P500: 3900.86, -5.1% (1w), -18.2% (YTD)
USD/JPY: 134.43, +2.7% (1w), +16.8% (YTD)
EUR/JPY: 141.37, +0.8% (1w), +8.0% (YTD)
Oil(WTI Futures): 120.67, +1.5% (1w), +60.4% (YTD)

 為替相場では円安の流れが止まらない。米国ではインフレが収まる気配はまったくなく、FRBが急ピッチで利上げしていくことが織り込まれている。一方で、日限が金利を上げることはできないと信じられており、相対的に円と米ドルなどの外国通貨との金利差が広がるため、円がひたすら売られ続けている。日本がどんどん貧乏になっている。

●円、理論値より大幅安 経済状況でみれば「110円前後」
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB10DNS0Q2A610C2000000/

 株式市場も記録的な続落後に切り替えした米国株が、再び大きく下げた。市場参加者はいよいよ底を打った、と期待していたが、その期待は簡単に打ち砕かれた。

●米個別銘柄の週間パフォーマンス(2022/6/3-2022/6/10)
Chart20220612_USA50
出所: Google Finance, Yahoo! Finance

 ビットコインやイーサリアムなどの暗号資産も週末にかけて再び売られ、節目の1BTC=30,000USDを大きく割り込んでいる。昨年のコロナ相場の象徴であるナスダックのグロース株やこうしたクリプトがまだまだ底を打っていないようである。
 引き続き、世界の金融市場は荒れ模様が続きそうだ。

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日本株
直近1年の日経平均株価とインプライド・ボラティリティの推移
直近1年の日経平均株価とインプライド・ボラティリティの推移
出所: 日経新聞社

サイズ/スタイル/セクター別の週間パフォーマンス(2022/06/03-2022/06/10)
サイズ/スタイル/セクター別の週間パフォーマンス
出所: 東証、日経新聞社、セクター指数はTOPIX17業種

個別銘柄の週間パフォーマンス(2022/06/03-2022/06/10)
個別銘柄の週間パフォーマンス
出所: 会社四季報、Yahoo!ファイナンス

直近1年のドル円とユーロ円の推移
直近1年のドル円とユーロ円の推移
出所: セントラル短資

イールドカーブ(2022/06/10)
イールドカーブ
出所: Bloomberg.com

主要通貨の週間パフォーマンス(2022/06/03-2022/06/10)
主要通貨の週間パフォーマンス
出所: セントラル短資

外国株とコモディティ
外国株とコモディティ
出所: Yahoo!ファイナンス、Bloomberg.com

地域別株価指数とコモディティの週間パフォーマンス[USD](2022/06/03-2022/06/10)
地域別株価指数とコモディティの週間パフォーマンス[USD]
出所: iShares: MSCI Japan (EWJ), MSCI Kokusai (TOK)、MSCI Core Europe (IEUR), MSCI All Country Asia Pacific ex Japan (AAXJ), MSCI Emerging Markets (EEM), GLOBAL REIT ETF (REET). Bloomberg.com: Oil WTI Futures (CL1), Gold Futures (GC1)

今週のマーケット・イベント

6月13日(月)
日4-6月期法人企業景気予測調査

6月14日(火)
FOMC(-6/15)
米5月生産者物価指数

6月15日(水)
日4月機械受注
パウエルFRB議長会見
米5月小売売上高
米4月対米証券投資
米6月ニューヨーク連銀景気指数
中国5月鉱工業生産
中国5月小売売上高
中国5月都市部固定資産投資

6月16日(木)
日銀金融政策決定会合(-6/17)
日5月貿易収支
米5月住宅着工件数
米6月フィラデルフィア連銀景気指数

6月17日(金)
黒田日銀総裁会見
米5月鉱工業生産
ユーロ圏5月消費者物価指数

6月18日(土)

6月19日(日)

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第525号の目次です。

●週刊金融日記 重要バックナンバー(夜間飛行)
http://yakan-hiko.com/PU14

●週刊金融日記 重要バックナンバー(まぐまぐ)
http://blog.livedoor.jp/kazu_fujisawa/archives/52160749.html

●週刊金融日記 重要バックナンバー(note)
http://blog.livedoor.jp/kazu_fujisawa/archives/52021876.html

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// 週刊金融日記
// 2022年6月8日 第525号
// 東大・京大の現役合格率ランキングとデータサイエンス実践
// テスラ突然のリストラ発表
// 有楽町で活きたイカを食べてきた
// 外国債券ファンドについて
// 他

 こんにちは。藤沢数希です。
 Pfizer-BioNTechでワクチン3発目打った話をしたのですが、家にあって助かったものは、ずばり風邪薬です。風邪薬は対症療法なので、頭痛とか筋肉痛とか症状を緩和するだけなんですが、mRNAワクチンの典型的な副作用はまさにこうした風邪症状ですので、とても助かりました。香港政府が、僕が日本に帰っている間に、抗原検査キットとマスクと風邪薬を各家庭に配布しており、その中国産風邪薬がとても効いてすぐ楽になりました。ワクチン3発目打つ際には、風邪薬を用意しておくといいです。ちなみに、日本の市販の風邪薬では、僕はパブロンゴールド派です。

●【指定第2類医薬品】パブロンゴールドA<錠> 210錠
https://amzn.to/3Mn2TGl

 ファイザーよりモデルナのほうがこうした風邪症状などの副作用が強いという評判で、それゆえにモデルナが不人気になってしまい、日本では大量に廃棄されてしまっているようです。副作用も強いですが、効き目もファイザーよりあるという話もありますし、僕はファイザーx3発より、交互接種のほうが効果が高い(かもしれない)みたいなこともあるので、モデルナが選択できたらモデルナにしたんですが、香港はファイザーだけだったのでファイザーになりました。それにしても、もったいないですね。ワクチンは明らかに重症化や死亡を防ぐ高い効果があるので、3発目も打ったほうがいいかと思います。

●モデルナ不人気、廃棄27市区 73万回分、有効期限切れ
https://nordot.app/905789530699333632

●ワクチン3回目 交互接種の効果と副反応 モデルナとファイザーの違い
https://www.nhk.or.jp/shutoken/newsup/20220221b.html

 コロナ禍では日本政府が狂ったように補助金をばら撒いたのですが、最近はコロナ補助金詐欺が次々と摘発されています。用意されたWebサイトに必要な情報を入力すれば、ノーチェックですぐに100万円、200万円といった金額が振り込まれましたから、不正受給に手を出してしまった人は日本にたくさんいるでしょうね。記録が完全に残っていますし、警察のほうも不正受給が疑われる申請を見つけ出すノウハウもできてきたでしょうから、今年はこうした不正受給がこれからもどんどん摘発されていくでしょう。

★今年はコロナ給付金詐欺が次々と摘発されそうです。
https://twitter.com/kazu_fujisawa/status/1533018700332560385

 話は変わりますが、美味しんぼの「トンカツ慕情」という話は、なかなかの感動ストーリーなのですが、それのパロディとして僕もかなりたくさんTwitterでつぶやいておりました。

★金融日記Twitter「いいかい、学生さん」シリーズ
https://twitter.com/search?q=from%3Akazu_fujisawa%20%E5%AD%A6%E7%94%9F%E3%81%95%E3%82%93&src=typed_query&f=live

 YouTubeを見ているとなんと美味しんぼのチャンネルができていて、こうした過去のテレビ放送が無料で見れるようになっていました。トンカツ慕情はまだ見てない人は見るといいかもしれません。

★「トンカツ慕情」28話 | 美味しんぼ
https://www.youtube.com/watch?v=2Sjf2xkaLFg

 今週も読者から興味深い投稿がいくつもあります。見どころは以下のとおりです。

- 外国債券ファンドのおすすめ商品と買い時を教えてください
- 現在30歳既婚子なしで日系バイサイドで楽しく仕事していますが外資へ転職するべきでしょうか
- 円安や電力不足やロシア情勢などの危機的状況の中でもなぜ原発再稼働はされないのでしょうか
- 彼女がアムウェイをはじめると言っています
- 新卒薬剤師ですが職場で熟年パートの女性に嫌われ他の女性からもハブられています
- 恵比寿でナンパした21歳S級美女と後日飲みに行き家まで来たもののできていません

 それでは今週もよろしくお願いします。

1.東大・京大の現役合格率ランキングとデータサイエンス実践

 週末は教育評論家として、今年の東大と京大の現役合格率の表を作っていました。めちゃくちゃ遅れに遅れましたが、もうすぐ教育本が書き終わるので、もうちょっとお待ちください。こうやって、自分の手を動かしてデータを作るというのは、とても大切なことなんですよね。
 算数で小学生がつまずきやすい単元に割合があります。割り算もなかなか難しいです。日本は識字率がほぼ100%で誰でも簡単な計算ができて、世界の中で最も教育に成功している国のひとつですが、それでも国民の大半にとって算数の割合や比は難しいです。だから、東大合格者数ランキングみたいなやつは、いつも単にその高校から何人合格したか、ということしか掲載されず、そもそも卒業者数が多いほうがたくさん合格しやすいだろう、ということは問題になりません。日本の教育水準は世界トップレベルですが、それでも割り算が必要な割合などの抽象的な概念は大半の国民には理解できないからです。
 最先端のビジネスにおける定量分析でも、最も高級な数学は割り算です。単位量当たりに直して比べる、というやつです。高学歴のビジネスパーソンは算数の割り算ができるので、高い給料をもらうことができます。

 以前、統計学やデータサイエンスをどうやってビジネスに役立てるか、ということを書いたのですが、まさにバックナンバーに書いたことはもうこれからも変わらないな、という気がします。

週刊金融日記 第267号 クラミジア・パズルとビジネスでの統計の使い方
週刊金融日記 第268号 ビジネスに使えて使えない統計学 その2 因果関係を暴き出す

 投資やトレーディングでも、データを分析してインサイトを引き出す、ということは非常に大切なのですが、その際に、高度な統計学なんかまず使われず、データをきれいにして見やすく並べて、最後に割り算して、小学生が習う単位量当たりにして比べる、ということができるだけで十分なんですよね。データがきれいになっていれば、あとは見ればわかる。必要なデータを集めてきれいにするのが大変なわけです。
 今回なんか、全国の高校の現役東大合格者数と卒業者数のデータをきれいにして並べるだけなんですが、これが大変なんですわ。データソースとしては、一番早くこうしたデータが掲載されるインターエデュのサイトがあるんですが、これは当然ですが、インターエデュにデータを提供している高校しか載りません。こうした高校別の大学合格実績のデータは老舗のサンデー毎日と週刊朝日の調査チームがちゃんと毎年収集しています。インターエデュにデータを提供しない高校も伝統あるサンデー毎日や週刊朝日には提供しています。また、こうしたメディアには個別対応しないけど、自校のWebでちゃんとデータを公表している学校もあります。サンデー毎日なんかは、ただ学校からデータが送られてくるのを待っているだけでなく、こうしたWebサイトを自分で調べたり、公表していない学校に電話して取材したりしてかき集めて集計していると思われます。大学受験甲子園はメディアにとっては毎年の大きなイベントなので、ちゃんと予算を付けて調査チームがあると思います。高校によっては、現役と浪人を合わせた主要大学の合格者数だけ公表して、現役と浪人のブレークダウンや卒業者数は公表していないところもあり、そういう学校は週刊誌の電話取材が頼みの綱です。
 こういう簡単に手に入るデータソースで、まずは表を作り、相互に違う数字になっているところなどは学校のWebサイトで直接調べたり、最後はTwitterで情報を募ったりすることになります。
 こうやって苦労してデータを集めて、間違いながないか入念にチェックしたら、あとは並べて割り算するだけで、重要なインサイトを引き出せます。ビジネスや投資でライバルを打ち負かすための分析って、この程度のものなんですけど、この程度のめんどくさいことをライバルはなかなかできないわけで、そういう当たり前のことをライバルより丁寧にがんばるだけで大きなお金が動くビジネスの世界でもエッジが生まれます。

週刊金融日記 第308号 日本の大学受験甲子園の仕組みを理解する
週刊金融日記 第309号 東大現役合格率上位15校すべてが男子校か女子校だった

 さて、東大の現役合格率ランキングです。現役合格率5%以上の高校のデータをきれいにして並べました。また、今回は京大現役合格率ランキングと、国公立医学部合格者数ランキングも作りました。

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2.今週のマーケット

●テスラ突然のリストラ発表、ゴールドマン・サックス社長も経済悪化に警告(金融日記 Weekly 2022/5/27-2022/6/3)
http://blog.livedoor.jp/kazu_fujisawa/archives/52204680.html

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3.ブログではいえないお店

- 有楽町で活きたイカを食べてきた

 僕が小金を持って銀座とかの鮨にハマっていたのはもう5年以上前なんですが、そのとき喜び勇んでこのメルマガで紹介していたお店は、どんどん人気になり、予約が取れなくなり、さらに調子こいて昔はお任せ2万5千円ぐらいだったのがいまでは1人4万円ぐらい取るようになりました。こうなってくると行きたくなくなります。
 そこで、安くて美味しい海鮮が食べられる和食レストランを探していたのですが、有楽町駅から歩いてすぐのところにあるXXXXはなかなか良かったです。

★北海道から空輸されてくる活きたイカのお刺身は、お皿に盛られていてもまだ動いています。もちろんとても美味しいです。
https://www.instagram.com/p/CdNxsfTvUy7/

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4.藤沢数希の身もフタもない人生相談

- 外国債券ファンドのおすすめ商品と買い時を教えてください

いつもお世話になります。
XXXです。
何度か過去に投稿させていただきました、3X歳のdinks絶賛妊活中の者です。
外国債券のおすすめ商品と、いま買うべきかどうかについて教えてください。
4年いたXXXXを退職し、転職します。
退職金と持株とボーナスで400万円ほど現金が入りそうで、そのうち200万円ほどを投資に回したいと考えてます。
現在は外国株インデックスを中心に500万円ほどありますが、外国債券の資産は50万円ほどしかなく、このタイミングでポートフォリオの外国債券比率を調整しようかと考えた次第です。
ちなみに現金は400万円程度持っています。
所長の『なぜ投資のプロはサルに負けるのか?』 https://amzn.to/30xdqfS に立ち戻ったところ、考えてみれば外国債券をあまり保持してないことに気づきましたのがご相談の背景です。
確定拠出年金でちょびちょび買ってきた上記50万円ほどが保持している債券です。
調べてるといまは三菱UFJ国際の「eMAXIS Slim 先進国債券インデックス」が信託報酬も安く人気がありそうでした。

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TOPIX: 1933.14, +2.4% (1w), -3.0% (YTD)
Nikkei225: 27761.57, +3.7% (1w), -3.6% (YTD)
S&P500: 4108.54, -1.2% (1w), -13.8% (YTD)
USD/JPY: 130.84, +2.9% (1w), +13.7% (YTD)
EUR/JPY: 140.22, +2.8% (1w), +7.1% (YTD)
Oil(WTI Futures): 118.87, +3.3% (1w), +58.1% (YTD)

 テスラ社のCEOであり世界一の富豪のイーロン・マスク氏が今後の経済に"Super bad feeling"がすると言い出し、大規模なリストラを発表した。テスラ社の社員の10%の首を切るという。

●米テスラ「従業員10%削減」世界で採用停止 マスクCEO
https://www.jiji.com/jc/article?k=2022060400178

 このような実体経済への悲観を述べているのは、マスク氏だけでなく、ゴールドマン・サックスの社長も同じだ。

●ゴールドマン社長も警告、経済に「前代未聞」の衝撃−ダイモン氏に同調
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-06-02/RCURXHT1UM0Y01

 これまでの米国株の暴落は、米FRBがインフレを止めるために金融引き締めに転じるなど、経済の悪化を織り込んでのことであろうが、いよいよこれから本格的に不景気になっていくのかもしれない。こうした実体経済の悪化がすでに織り込まれ、株価は適正水準まで落ちたのか、あるいは、また、一段の下げが見込まれるのか、いったいどちらなのだろうか?

●米個別銘柄の週間パフォーマンス(2022/05/27-2022/06/3)
Chart20220605_USA50
出所: Google Finance, Yahoo! Finance

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日本株
直近1年の日経平均株価とインプライド・ボラティリティの推移
直近1年の日経平均株価とインプライド・ボラティリティの推移
出所: 日経新聞社

サイズ/スタイル/セクター別の週間パフォーマンス(2022/05/27-2022/06/03)
サイズ/スタイル/セクター別の週間パフォーマンス
出所: 東証、日経新聞社、セクター指数はTOPIX17業種

個別銘柄の週間パフォーマンス(2022/05/27-2022/06/03)
個別銘柄の週間パフォーマンス
出所: 会社四季報、Yahoo!ファイナンス

直近1年のドル円とユーロ円の推移
直近1年のドル円とユーロ円の推移
出所: セントラル短資

イールドカーブ(2022/06/03)
イールドカーブ
出所: Bloomberg.com

主要通貨の週間パフォーマンス(2022/05/27-2022/06/03)
主要通貨の週間パフォーマンス
出所: セントラル短資

外国株とコモディティ
外国株とコモディティ
出所: Yahoo!ファイナンス、Bloomberg.com

地域別株価指数とコモディティの週間パフォーマンス[USD](2022/05/27-2022/06/03)
地域別株価指数とコモディティの週間パフォーマンス[USD]
出所: iShares: MSCI Japan (EWJ), MSCI Kokusai (TOK)、MSCI Core Europe (IEUR), MSCI All Country Asia Pacific ex Japan (AAXJ), MSCI Emerging Markets (EEM), GLOBAL REIT ETF (REET). Bloomberg.com: Oil WTI Futures (CL1), Gold Futures (GC1)

今週のマーケット・イベント

6月6日(月)

6月7日(火)
日4月家計調査(8:30)
日4月毎月勤労統計調査(8:30)
日4月景気動向指数
米4月貿易収支

6月8日(水)
1-3月期GDP確報値(8:50)
5月景気ウォッチャー調査
ユーロ圏1-3月GDP

6月9日(木)
中国5月貿易収支
ECB定例理事会(ラガルド総裁記者会見)

6月10日(金)
日5月企業物価指数
日経平均先物SQ
米5月消費者物価指数
米5月財政収支
米6月ミシガン大学消費者信頼感指数
中国5月生産者・消費者物価指数

6月11日(土)

6月12日(日)

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