2006年03月25日

ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる、梅田望夫



この本は最近読んだ本の中では、一番面白かったかもしれない。

僕は仕事柄、ITの進化を日々感じているし、Googleのお世話にならない日はないし、また、こうやってそこそこ読まれているブログを書くことによって、自分の考えを表現したり、1対数千のコミュニケーションを日々行っている。

僕のように金融テクノロジーの最先端で仕事をしていても、最近はJavaLinuxRと言った、オープンソースによってもたらされた無料のプログラムを使って大体のことが出来てしまう。

本を買うにしてもAmazonで注文を出せば翌日には自宅に届けられたりするし、何よりAmazonの膨大なデータベースを自由に使えることから必要な情報へのアクセスが非常に効率よくなっている。

特に個人的にはブログと言うものは、大きな変化だった。
僕がブログを書き始めた一年前は、僕のブログに対する認識は簡易Web制作ツールだった。
しかし、こうやって日々、僕の考えが数千の読者に読まれ、そして数千の読者とコミュニケーションをしていることから得られる、無形の利益は計り知れないものがあると感じている。
僕自身、僕が考えていることをそのままブログに乗せることにより、僕のバグだらけの考えがネット上の不特定多数の民衆にさらされ、オープンソースLinuxが日々進化するように、僕の脳内プログラムも日々進化していった気がする。

また、このように多くのものがネット上で無料で提供されたり、コミュニケーションのコストが劇的に低下すると、大きな社会変化が引き起こされる可能性が出てくる。
この本は僕がうすうす感じていたことを、非常に分かりやすく、梅田望夫さん自身のシリコンバレーでの長年の経験を交えつつ、解説してくれている。

従業員がたったの5000人程度(つい最近まで1000人もいなかった)のGoogleの時価総額が10兆円を超えていると言う事の意味をもう一度よく考えてみる必要があるかもしれない。
日本で時価総額が10兆円を超えている企業と言うのは、メガバンクを除くとトヨタ自動車の一社しかないのである。
そのトヨタ自動車とて、世界中の工場や何十万人の従業員を使って、ようやくこれだけの時価総額を保っているのである。

日本のメディアが「ライブドアは虚業なのか実業なのか」と言った、どうにもくだらない議論を長々としている間に、世界はどんどん進化しているのである。

みなさんもWeb2.0の世界観に飛び込んでいきましょう。


kazu_fujisawa at 13:25│Comments(13)TrackBack(5)この記事をクリップ!読書&映画感想文 | 徒然草

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2. ウェブ進化論  [ みのねっとぶろぐ ]   2006年04月11日 00:09
ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる(梅田 望夫) 「ウェブ進化論」をすべての上司にプレゼントしよう プレゼントされる前に自分で買って読んでみるか。でも、なんだか、電車の中で読んだら眠くなりそうな・・・ あ、私のことではないのね。こんなこと書いてある。 ...
3. 「ウェブ進化論」について(1)  [ 志村建世のブログ ]   2006年04月11日 00:43
勧めてくれる人がいて、梅田望夫氏の「ウェブ進化論」(ちくま新書)を読みました。IT関連の本は、とかく専門用語が多すぎたりして読みにくいものが多いのですが、この本は中身を追いながら最後まで読むことができました。話題のベストセラーですから、内容については...
4. Yahoo! Japan10周年と『ウェブ進化論』  [ 微熱日記 ]   2006年04月12日 03:07
ニフティがパソコン通信サーヴィスを終えたときに、Yahoo! Japanが10周
5. ウェブ進化論  [ プラウドシティ梅島 自治会 ]   2006年06月08日 18:12
「WEB2.0へ」 今後webの世界はWEB1.0から2.0へ変化していく。これが本書のWEB進化論です。 WEB2.0とは不特定多数無限大信頼有かつネットのあちら側のカテゴリなのですが、 と言っても誰も分からないのでこのWEB2.0へどのように向かっていくのか 序章〜終章 計8章に渡って、...

この記事へのコメント

1. Posted by 1   2006年03月25日 17:21
面白そうな本ですね。
2. Posted by ゴジラ   2006年03月26日 15:16
奇遇ですね


ご推薦頂く前に読ませて頂きました


立ち読みで一気に読んでしまいました


著者のパワーに圧倒されました


はてな   って会社


うちの大学の先輩が・・・


まあいいや





3. Posted by     2006年03月26日 21:23
マスゴミのせめてもの抵抗ってやつかね・・・・・・
殿様商売にあぐらをかいてコネ社員達がヤラセまみれのつまらん番組や浮薄な流行を作って悦に浸ってるテレビ業界の方がよっぽど虚業のような気がするなーw
4. Posted by 八幡   2006年03月26日 23:43
Googleは株式市場を持っているんでなかったっけ?
単純にそう言えるもんなのかなぁ…
5. Posted by www   2006年03月27日 00:25
ネットは電波利権を切り崩せますかねー。
6. Posted by www   2006年03月27日 00:27
>八幡
7. Posted by www   2006年03月27日 00:27
>八幡

あんたドキュソ?
8. Posted by www   2006年03月27日 00:28
2重カキコスマソ
9. Posted by 桃   2006年03月27日 00:41
<前編>
私の当初の認識は、blogの利点は「相手に無断で相互リンクできる」でした。
blogだけでしか出来ない事ってのは無いと思うんですよ。
それ以前にあった物を組み合わせれば、それほど難しくなく出来る。
RSSだって、blogが登場するより遥か昔から存在したし。
ただ、それらをセットにして、使い易くして敷居を下げたのは功績だと思います。
それでも日本でblogが過大評価されてる気がします。
googleの価値は理解できますが。
私が思うに、googleの価値は、システムの価値だと思うんですが、
blogの価値は、blogシステムでは無くて、blog文化を担う
人間の価値な気がするんですよ。アメリカでのblogエネルギーの発生源は
草の根の人々って気がするんですが、日本の場合、エネルギーの発生源が
企業である点が、私が素直になれない原因かも知れません。
10. Posted by 桃   2006年03月27日 00:42
<後編>
先日TVを観てたら、共和党大会で記者達がノートPCもって
ズラーっと並んで座ってたんですよ。そしたら、彼らは記者じゃなくて
一般人のブロガー達だという説明でした。
日本では、まだ、そういうのは見た事無いし。
IPOされたblog系企業にアホみたいなPER,PBRが付いてますが、
日本のblog文化がアメリカのそれと同等に育つ保障は有りません。
私は日本ではアメリカほど根付かないと思います。
理由は上手く説明できませんが。blog文化の伸張は、
その国で発生するデモ行進の規模に比例する気がする。全く根拠の無い私の戯言ですが。
日本では、2chやblogの掲示板への、善意の情報提供や告発などは
これからも増えるでしょうし、誰も読みたがらないクソみたいな日記だけの
blogも増えるかも知れません。しかし、アメリカのような
「ボランティア精神旺盛な一般人blog運営者」の数は、それほど増えない気がします。
11. Posted by 茅ヶ崎   2006年03月27日 18:51
いつも楽しく見てます!藤沢さんの仕事場は朝何時出勤で夜は何時位に会社を出るんですか?
12. Posted by 赤シャカ   2006年03月31日 00:30
オレも読んだよ。
確かに、面白いよね。
一緒にビジネスやらない?
13. Posted by 八幡   2006年07月20日 20:26
>www
お前がなww

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