こんばんは。藤沢Kazuです。
今日は二本目のスレです。
いつもより日記更新をがんばっております。

前回は日本の競馬と言う愚か者からお金を巻き上げる美しい収奪システムを勉強しました。
共産主義の国家では頭の良い人間は権力者の脅威になるので見つけてはいろいろと難癖をつけて、みんなの前で銃殺するのがお決まりのパターンですが、資本主義の国家では逆に頭が悪いと言うことは大変重い罪で、その罪を償うためにこのような様々な税金を払う必要があります。
ギャンブルが国が愚か者に課した税金と言われる所以です。

しかし、僕も昔ダビスタにハマっていてサラブレッドの血統に異常に詳しくなりましたし、競馬と言うのは愚か者が払う寺銭によって運営されてはいても、やはりすばらしい文化だと思うのです。
ヨーロッパでは上流階級の人たちが自分の自慢の馬を語りあうというような、いやらしい社交の場があるのも事実ですし。
まあ、日本では白金辺りに住んでいる専業主婦が、私立小学校に通う自慢の息子を語り合うぐらいがせいぜいなので、まだまだセレブ文化に関しては歴史のある欧州にはかないませんね。
アメリカのセレブは、誕生日プレゼントに使えないジャンボジェット機を贈ったりして、かける金額は世界一でも、しょせん世界の田舎者なので、あまり羨ましがられませんね。

さあ、前置きは長くなりましたが、今回は宝くじに関してです。
僕が思うに宝くじと言うのは最強のビジネス・モデルです。
それではどうして宝くじがそんなにすぐれたビジネスなのか、順を追って説明しましょう。

まず、設備投資がほとんどゼロで良いです。
美しいターフの競馬場を作ったり調教師やジョッキーを育成したりと競馬にはさまざまなコストがかかりますが、宝くじでは紙切れを刷るだけです。
次に粗利率が50%以上で、おそろしくぼろい儲けが出ると言うことです。
宝くじの還元率は無慈悲なJRAが開催する競馬より断然悪くて40%〜50%です。
つまり、宝くじを買う方からすれば、期待値では賭けた金額の半分も返ってこないわけです。
最後は、無リスクで儲けることが出来ると言うことです。
宝くじは売りさばく金額に応じて、還元率の分だけ配当するように当選くじが決まります。
よって、胴元は絶対に損をしない仕組みです。
宝くじとは本当に超ローリスク・ハイリターンのすばらしいビジネス・モデルなのです。

それでは、なぜこのような非常に不利な賭けを多くの人がするのでしょうか?
これは最近の行動ファイナンスなんかでもよく話題になるテーマです。
人間と言うのは、「非常に稀な確率でとてつもない利益が飛び込んで来るが、ほとんどの確率で僅かな損をする」と言うケースと、「ほとんどの確率で僅かな利益を得ることが出来るが、非常に稀な確率でとんでもない損失を被る」と言うケースを比べた場合、期待リターンが同じでも圧倒的に前者を好むのです。
ランチ一回我慢して、「夢」を買おうと言うわけです。
これは宝くじ効果(Lottery Effect)などと呼ばれ、ぼったくり保険商品の開発なんかで積極的に応用されています。

この宝くじ効果はある種のリスク・プレミアムで投資家の合理的な行動によるものなのか、それとも行動ファイナンス的に投資家の心理的錯覚による非合理的な行動の結果なのか、その線引きはとても難しいのですが、いずれにしても還元率が50%を切っていたら普通に投資と考えるならば全くもって問題外ですね。

「丁半博打」、「競馬」、「宝くじ」と3つの例を見てきましたが、要するにポイントはただひとつで投資の場合「期待リターンがマイナス」のものには絶対に手を出すなということです。

ただし保険商品の場合は、マイナスの期待リターンでも良いのですが、これは目的が違うからです。
今度、時間が出来たら保険商品に関してもちょっと解説しましょう。



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