こんにちは。
藤沢Kazuです。
今日は、小室さんのニュースにびっくりしました。

-------以下、NIKKEI NETからの引用-------

小室哲哉容疑者ら逮捕 著作権譲渡、5億円詐取認める
 所有していない音楽著作権を譲渡できるかのように偽り兵庫県芦屋市の個人投資家の男性から5億円をだまし取ったとして、大阪地検特捜部は4日、音楽プロデューサー、小室哲哉容疑者(49)ら3人を詐欺容疑で逮捕した。特捜部は同日午前、東京都港区の小室容疑者の自宅などを家宅捜索した。

 逮捕されたのはほかに、小室容疑者が役員を務めるプロデュース会社「トライバルキックス」(東京都港区)の役員、木村隆(56)と平根昭彦(45)の両容疑者。いずれも大筋で容疑を認めているという。

 小室容疑者は「3人で詐欺をしたことは間違いない。弁解は何もなく、被害者に申し訳ないことをした。1日も早く弁償したい。刑事責任は取るつもり」と供述しているという。(14:03)

-------引用終わり------------------------


ネットでは、早速、栄華を誇った天才プロデューサーの転落みたいな記事がそこら中で書かれていますが、僕には不審な点だらけです。

まず、どうしてアレだけのお金を稼げるひとが借金をしなければいけなかったのかと言う大きな疑問です。
ファースト・クラスを一機まるまる全部買って海外旅行とか、ホテルのスイートルームをフロア全部借りて宿泊とか、いろいろと浪費振りが書かれていますが、どう考えたって彼の収入からしてそんなのはした金です。

ファースト・クラス全席買ったってせいぜい3000万円ぐらいだし、ホテルのスイートルームをフロア全部借り切ってもせいぜい一泊1000万円もしないでしょう。
今時、プライベート・ジェットまるごと買うのが富裕層のトレンドなのに、彼ほどの人物ならこれぐらいの出費なんてどうってことないからです。
彼の年間数十億円にものぼる楽曲の印税からしたら、むしろつつましいのではないでしょうか。

そして、もっとぜんぜん分からないのが、どうして海外進出のために作った会社で失敗して莫大な借金を背負えるのでしょうか?
そもそも音楽制作会社なんてタレントをうまく発掘して売り出すだけなので、半導体製造会社とかと違ってぜんぜん設備投資がいりません。
しかも、学生のアホIT社長でさえ簡単に投資家からお金を集められた時代に、彼ほどの人材なら一声かけるだけで莫大な資本金が世界中の投資家から集まったはずです。
つまり、投資家が事業のリスクを負うので、彼自身は何のリスクも負わずに新しい事業を始められたはずです。
株式会社は有限責任です。
こんなことは資本主義経済の基本のキです。


-------以下、毎日新聞からの引用---------

98年1月、小室容疑者は「アジアに総合娯楽事業を」との触れ込みで、香港に音楽制作会社「ロジャム・エンターテインメント」を設立した。中国や香港、台湾などのアーティストをプロデュースし、アジアでの市場開拓が狙いだった。

 当時、小室容疑者はJポップ界の頂点をすでに極めていた。TRFや安室奈美恵さん、華原朋美さんらの曲を次々にミリオンヒットさせ、96年の高額納税者番付は芸能界トップの全国4位。推定年収は20億円と言われた。次の目標はアジア、欧米へと向き、ロジャム社がその足がかりとなるはずだった。

 ロジャム社は01年5月、香港の新興市場に上場。小室容疑者は会見で「アジアの国々に質の高い音楽コンテンツを提供していく」と高らかに宣言した。ところが、株価はわずか2週間で売り出し価格の半値を割り込み、その後も下落。02年度決算は約12億円の赤字となり、海外でのCD販売やプロデュースも伸び悩んだ。

 結局、小室容疑者は04年、持ち株をすべて売却し、会長職を辞任。経営からの撤退を余儀なくされた。「小室は香港の事業に数百億円をつぎ込み、ばく大な損失をこうむったらしい」と話す関係者もいる。

-------引用終わり------------------------


この記事によると、小室氏の会社は上場まで果たしています。
しかも、小室さんは自分の株を売っているので、そこでまたかなりの現金が入ってきたはずです。
どう考えても腑に落ちないことだらけです。

小室さんは関西大震災の被災者に多額の寄付をしたり、慈善事業も積極的でとても詐欺をするような人にはみえません。

ここからは僕の勝手な推測ですけど、小室さんのあふれんばかりの才能の周りには、たちの悪い金融詐欺師がいっぱいいたとしか思えません。
そして、彼らの餌食になってしまったのではないでしょうか。
アレだけの才能があり、アレだけの現金収入と財産があれば人並み(中学生レベルでOK)のファイナンシャル・リテラシーさえあれば永続的に資産を増加させ、社会に様々な価値を提供し続けることができたはずです。
しかし、小室さんの周りには正しいアドバイスをできる人もいなかったし、また、小室さん自身も誰が正しいアドバイザーで、誰が詐欺師なのかを見抜けなかったのでしょう。
そんな詐欺師に騙されてしまうほど、成功者と言うのは時に孤独なのかもしれませんね。
彼の無念を思うと本当に残念でなりません。

手前味噌で恐縮ですが、せめてこの本の内容ぐらい理解してから、金融や投資と言うものに関わって欲しいものです。

なぜ投資のプロはサルに負けるのか?