新年、明けましておめでとうございます。
藤沢Kazuです。

さて、お正月にテレビを見ていたら「日比谷公園の年越し派遣村」と言うのがやっていた。
この不景気で解雇された(正確には契約が更新されなかった)派遣社員に食べ物を配給していた。
インタビューに答える派遣社員は住む家もないと生活苦を訴える。
次に民主党の小沢一郎がテレビに出ていて、企業が簡単に首を切れなくするように雇用対策法案の必要性を訴えていた。

そして、僕は思ったのだ。
あー、この国は馬鹿ばっかだなーと。

今、必要なのは、企業が簡単に首を切れなくするように規制することではなく、企業が派遣社員だけじゃなくて正社員もどんどん首を切れるようにじゃんじゃん規制緩和することなのに。

企業が簡単に派遣社員の首をどんどん切るのは、正社員を日本の法律では首にするのが難かしいからと言うだけなのに。
だから、派遣社員の方が能力が高くても、正社員は首にして後でモメると嫌だと言う理由だけで、派遣社員はどんどん首になる。
正社員は首にするのが難しいから、企業は正社員を採用するのに非常に慎重になる。
今回みたいに一気に景気が悪くなったときに簡単に首を切れないからね。
だから、法律で首を切りにくくすると、雇用の流動性が失われて、失業率はむしろ上昇して、さらに悪いことにたまたま正社員になっているひととそうでないひとの「格差」が温存され、この能力とは関係ない「悪い格差」がどんどん開いていってしまうのだよ。
チャンスも敗者復活もない暗い社会だ。
だから、ダメな正社員は何も生み出さなくても給料がもらえるからつまらない仕事でも会社に必死でしがみつく。
会社にしがみつくのが彼ら無能正社員のいちばん大切な事業なんだからね。
ついでに言っとくと、社員を首にできる権限を持っている経営者も、会社として利益が出せなければ株主が簡単に取りかえれるようにしておかないとね。

今こそ、正社員も簡単に首を切れるようにしよう!
「基本給のXXヶ月分を払えばいかなる会社都合でも会社から無条件で解雇できる」と言う法律を作れば一発解決なのさ。


しかし、生活に困った失業者は生活保護を受けたりすると思うんだけど、この生活保護と言うのがとんでもない曲者なんだよ。
生活保護をもらうには、単に収入がないと言うだけではなく、生活するための財産もないとか、本当に働くことができないとか、いろいろ証明しないといけない。
そして、毎月、どんなものにどれだけお金を使ったかとかお役所に報告しないといけない。
それでお役所の調査員は嘘をついていないかどうか生活実態を調査したりする。
こう言った審査や調査にいったいどれだけの経費(=国民の血税)が無駄遣いされるのかと思うと本当にあきれてものが言えないね。
生活保護が必要なひとに月に10万円支給するのに、公務員をどれだけ雇っていくら給料(=国民の血税)を払わなければいけないの?
しかも、生活保護が反社会団体に流れていたと言うとんでもないことが過去に何回も発覚していたりする。
まさに生活保護システムは日本の暗部と言うわけ。

だからと言って、生活保護がいらないとは言わない。
もうここまできたら日本に住んでいる人全員生活保護でいいんじゃないの?
つまり、ベーシック・インカム。
日本国民全員と条件を満たす外国人移住者全員に、例えば、年間60万円ぐらい無条件で配る。
それでも生活できない人には最低限の宿舎を国が格安で提供する。

これだったらお役所のシステムもオペレーションもめちゃくちゃ簡略化できて、公務員もどんどんリストラできて、小さな政府が実現できる。
ベーシック・インカムは、福祉を実現しながら政府が小さくなるかもしれないいいアイデアかもしれないんですよ。

ベーシック・インカム制度を作って、失業保険も、年金も、生活保護も全部やめちゃえばいいじゃん。
それで稼ぎたい奴にどんどん稼いでもらえばいいじゃない。


それから、税金は所得税、法人税を安めのフラットにして、消費税を30%ぐらいにして、相続税を80%ぐらいにする。
投資関連の税金はケイマン諸島並みとは言わないけど、せめて、香港とシンガポールなみにしないと、まじで金融はやばいよ。
キャピタルがどんどん海外に逃げていくだけだって。
まあ、でも税金に関してはまた今度書こう。