経済政策を売り歩く人々―エコノミストのセンスとナンセンス、ポール・クルーグマン(著)、伊藤隆敏(翻訳)、北村行伸(翻訳)、妹尾美起(翻訳)

クルーグマンの名著が文庫になりました。
古い本ですけど、今読んでも本当にいい本ですね。
僕自身、金融機関で働きながらいろいろな経験をしてきたので、昔よく分からなかったことがそう言うことだったのかとたくさんの再発見がありました。

ケインズ経済学とフリードマンのマネタリズムの解説。
自由貿易論の解説。

これらを読むためだけでもこの本を買う価値があるでしょう。

450ページ以上もあって内容が濃いですが、通勤途中なんかに読むとなかなかいいと思います。



「未納が増えると年金が破綻する」って誰が言った? ~世界一わかりやすい経済の本~、細野真宏

ところでこの前、本を10冊ぐらい大人買いしたときに、この本も買ったのですがさっきぺらぺらめくっていたら、P.135に、

「厚生年金」の場合は、実際には国に払う保険料よりも、国からもらえる年金の方が多くなることは有名です。それは「厚生年金」の場合は、保険料の半分を会社が払っているので、個人は半分の保険料で済むからです。

と書いてあったので、アホらしくなったので読まずにそのままゴミ箱に捨ててしまいました。

会社が払っててもそれは形式的なことで、会社は社員のトータルのコストとベネフィットを見て雇うかどうか、首にするかどうか、ボーナスをいくら払うか、と言うことを決めるのであって、形式的にどっちがどう払うのかなんてぜんぜん関係ないでしょ。
サラリーマンが全部自分で負担してるだけです。

細野さんの高校数学の本はどれも本当にすばらしいのですが、彼の経済関連の本は正直言ってそうとうにヤバイです。
いや個人的に細野さんが嫌いとかそんなことはぜんぜんないんですけど、やっぱり経済関連は彼の本は買わないのが吉だと思います。

年金問題はこっちの本を読みましょう。