こんにちは。
藤沢Kazuです。

最近、つくづく思うことがあるのですが、日本人と言うのは本当に能力がないけど熱意がある人が大好きだと言うことです。

センスと言うかその分野の才能がないけど、熱意がある人がいます。
熱意はあんまりないけど、すごく才能があってセンスが抜群の人がいます。

会社だと、前者の人は仕事がなかなか終わらないからいつも夜遅くまで残業します。
それで結果も出ないから休みの日も会社に来たりします。
こういう人は上からみるととてもかわいい。
だから、ぜんぜん仕事が出来ないのに出世したりします。

反対に、後者の人は要領がいいからぱっと仕事を片付けてさっさと早く帰ってしまいます。
才能があるからすずしい顔して上司より結果をだしたりします。
だから、こういう人は上から見ると鼻持ちならない嫌な社員です。
それで、左遷されたりします。

本当のトップの経営者とかオーナーの株主から見れば、むしろ害悪なのは前者のがんばっても出来ない人で、会社に必要なのは後者の結果を出す人であることは明白なのですが、出来る人はダメな中間管理職につぶされたりします。

日本国政府も同じようにがんばってるけどつぶれそうな会社が大好きです。
大企業がこんなにがんばってるのに金融危機のせいで経営が悪化してこのままでは社員を首にしなければいけないから何とかしてくれと頭を下げてこれば、政治家も役人も悪い気持ちがしません。
むしろ、自分たちが補助しなければつぶれてしまうような会社はかわいくてかわいくてたまらないのです。

反対に合理的に経営していてすずしい顔して利益をどんどんあげて、政府なんて何もしないのが一番だなんて言ってる会社は政治家にも役人にも嫌われます。

前者の会社は、政治家のもっともらしい○○××政策とかで国民の税金を貰って、結局それも効率の悪い経営で無駄にしてしまいます。
そして、その貰った税金で政治家に献金したり、天下り官僚に給料を払ったりするのです。

そんな税金を払っているのは実は後者の会社だったりします。


もし、このブログを読んでる人の中で、将来は世界でクリエイティブな仕事をしたいと思ってる人がいたいら、決して額に汗をかいてがんばったりしないことです。
努力することも問題外です。

現代の世界では、クリエイティブで面白い仕事と言うのは例外なく世界的な競争にさらされています。
世界中のライバルの中でトップクラスの才能がないとまずやっていけないのです。
そう言う世界では自分のやっていることが好きだと言うことが必要条件です。
そのことが好きで一日中毎日やっていたいと自然に思えるのです。
とても楽しいことなので「努力」と言うのとはちがいます。
「努力」と言うのはなんか苦しい感じがするからです。
「苦しいけどがんばる」と言うような態度でやっていたら、まず競争に勝つことなど出来ないと思ってもらって間違いありません。


ダメな社員は首になる。ダメな会社はつぶれて市場から退場する。
それで社会には何の問題もありません。
むしろ社会がどんどん良くなっていくことでしょう。


参考ブログ
ライブドア事件とは何だったのか 池田信夫
私は嫌な努力をしたいとは思いません ホリエモン