小沢さんはとうとう辞任しましたね。
しかし、民主党の政策は「できの悪い自民党」で面白くないですね。
もっとまともな政策をつくれる政党はないのでしょうかねー。

小沢民主代表が辞任表明 鳩山氏「代表選は今週中が理想」


さて、今日は日本の将来に関していろいろ考えてみたいと思います。
結論から言うと、移民政策を積極的に進めない限りもう日本は衰退しかありえないと思います。
例えば、こんなグラフを見ると、今ある政策議論なんて日本がこれから進んでいく大きな流れの中では、どれだけ頑張ってもほとんど何も意味はないんじゃないかと正直思えます。

2007年日本の年齢別人口分布、出所:国立社会保障・人口問題研究所
2030年日本の年齢別人口分布、出所:国立社会保障・人口問題研究所
2055年日本の年齢別人口分布、出所:国立社会保障・人口問題研究所
出所:国立社会保障・人口問題研究所



確かに不況になって最近は経済政策に多くの日本国民が関心を持っています。
素晴らしいことだと思います。
しかし、経済学的にはどういう政策が正しいのかなんてほとんど明白で、正しい答えはそれこそその辺の1000円とか2000円の本に全部書いてあるんですよ。
国民が豊かになるには経済が成長していかなくてはいけないし、そのためには一にも二にも生産性を向上させなければいけないのです。
そのために今の日本がやらなければいけないメニューはもう簡単なんですよ。

曰く:

1.日本の企業の国際競争力を高めるため、また、日本が世界の多国籍企業のアジア拠点となるために法人税を安くする。

2.解雇規制を大幅に緩和して非生産的な正社員を簡単に整理できるようにする。公務員の解雇も容易にできるようにする。このことによって雇用の流動性が劇的に増加して失業率が大幅に改善される。同時に労働力が効率的に日本の経済活動に使われるようになる。

3.法律を分かりやすくして、現代のグローバル化した市場経済に合ったものにする。不必要な規制を全て撤廃する。特に、農業・医療の分野では大胆な規制撤廃をして民間企業がどんどん活動できるようにする。

4.政府の不必要な組織は全て解体して、民間でできる部分はすべて民間でやる(官から民へ)。

5.必要不可欠な政府の行政機能はできる限り地方で行う(地方分権)。

6.地方自治の財源は消費税にする。


こう言ったことは経済学者の間でコンセンサスが形成され、大昔から分かっていることです。
でも、一向に実行されることはありません。

会社の経営者は利益を最大化させるために頑張っています。
当り前のことですが、選挙に落ちたらただの人の政治家は、票を最大化するために頑張ります。
政治家は票のことを考えるのであって、別に国民の長期的な利益を考えるわけではありません。
官僚は当然、省益を最大化するために生きています。
省益の最大化とは自分の所属する省の権限をできる限り増やすことです。

多くの日本人は選挙に行かないし、行ったとしても正しい知識を持ち合わせていません。
よってなんらかの利益団体が支持する政治家が簡単に当選します。
そもそも多くの政治家に政策や法律をつくる能力がないので、結局は官僚におんぶにだっこです。
その結果、日本の政府は既得権益層と言ういわば日本の寄生虫への利益誘導に明け暮れると言うわけです。

最近、いろいろと政策があちこちで議論されていますが、このように長期的に日本経済の効率性を改善して成長させていく政策と言うのは、常に実行していかなければいけないもので、金融危機が起こったからやると言うものでもありません。
もう、何十年も実行されなかったことが、急に実行されると期待するのはどう考えても無理があります。

つまり、日本国政府のオペレーティング・システムをアップグレードさせると言うことは不可能ではないかと。
世界の優秀な国がWindows7を使っていても、やっぱり日本はMS-DOSを無理やり拡張しながらやっていくしかないかなーと。

根本的にオペレーティング・システムを改善できないと言うことはなんだかんだ言って、結局、ひとつの確かな事実により日本の将来はほぼ決まってしまうのかなーと思います。
つまり人口動態です。

正直、こう言うグラフを見るとすぐに移民政策が国民の間で活発に議論されていてもおかしくないと思うのですが、いっこうにそう言う気配はありません。

僕は六本木界隈に住んでいますから、正直なんで移民をどんどん受け入れることに抵抗がある人がいるのかさっぱり分かりません。
この辺はすでに完全な移民都市です。
道を歩いていると3分の1ぐらいがすでに外国人のような気がします。
それで問題が起こるかと言うと全く問題ありません。
エリート・ビジネスマンの外国人もいっぱいいますけど、コンビニの夜間の店員の中国人もいっぱいいます。
みんな一生懸命にこの地で生活しています。


小さく効率的な政府を作って、日本の構造改革をして、これからの少子高齢化社会を生き抜こうと言う考えはやっぱり無理だと思います。
なぜならそんな明白なことはもうずっと昔から分かっていたのに、まったく実行されなかったからです。
デブの人に向って「摂取カロリーを押させて適度な運動をすればスリムになりますよ」と言うようなものです。
怠け者の浪人生に「1日15時間勉強したら東大に入れますよ」と言うようなものです。
確かにそれは完全に正しいことかもしれませんが、絶対に実行されることはないのです。

効率を上げることが不可能なら、働いて税金を納めてくれる若い移民をいっぱい受け入れるしかないじゃないですか。
それに日本の周りのアジアの国々は逆に若い人がいっぱいあまっているわけですから。

僕は移民政策が早く実行されることを望んでいますが、その可能性は低そうですね。
まあ、だらだらと衰退して、税金がどんどん高くなって、福祉がどんどん削減されていくのがメインシナリオじゃないでしょうか。

そうなったら、早いとこもっとといい国に移住しないといけませんね♪
まあ、衰退と言っても日本の場合2年や3年じゃなくて10年ぐらいかけてゆっくり衰退していきますから、他の国への引っ越し準備の時間もけっこうたくさんあるからいいですね。

みなさんも世界のどこでも飯が食えるようなスキルをがんばって身につけましょう。