2009年11月29日

日本のスパコン開発はとても複雑で深刻な問題である

正直、僕はスパコン問題にはあまり関心がなかったのですが、ネットで話題になっていたし昔スパコンのユーザーだったので適当にエントリーを書いたら思いもかけずさまざまな専門家からいろいろフィードバックがあり、また僕もこの問題をいろいろ調べてスパコン問題の深刻さを理解するにいたりました。
ちなみに前回のエントリーもいろいろと修正しておきました。
いろいろ間違いを指摘してくれた方、大変ありがとうございます。

以下、今、わかっていることをいろいろと書きます。

1.今回の富士通と理研のプロジェクトには問題があった。

当初は日立とNECも加わってベクトル型とスカラー型のハイブリッド仕様という設計でした。
その前提で最大規模の国家予算を獲得したのですが、金融危機等で日立とNECは莫大な研究開発費を負担することはむずかしいと考えて、この国家プロジェクトから離脱します。
ベクトル型スパコンで定評があったNECが文科省に財政支援を申請したところ断られたことで経営合理化のために撤退を余儀なくされたようです。
残った富士通と理研は、ベクトル型が得意だった日立とNECが抜けたので、スカラー型のスパコンに仕様変更しました。
だとしたらやはり今回のプロジェクトは仕切り直しするのが筋でしょう。
日立とNECが離脱したことを考えると、国からのお金だけではメーカーにとってはスパコンだけでは赤字になるのでしょう。
そういう意味で、国がメーカーに市場価格より割り増しの価格で発注して安直な利益供与をするタイプの典型的な政官財の癒着による悪い公共事業ではなかったとはいえるのではないでしょうか。


2.世界でまともなスパコンを作れるのはアメリカと日本だけ。

現在、世界のスパコン市場を席巻しているのはアメリカのメーカーです。
IBMとHewlett-Packardだけで70%以上で、ここにスパコンの専門メーカーのクレイやSGIなどを加えるとマーケットの95%以上をアメリカのメーカーが独占しています。
日本は数%もありません。
それでもまともなスパコンを作れるアメリカ以外の唯一の国が日本なのです。
ちなみに廉価版スパコンのPCクラスターはどこでも作れますが。


3.日本のメーカーのスパコンは残念ながらコスト競争力がない。

アメリカのメーカーと比べて、今の日本のメーカーはまったく価格競争力がありません。
要するに今の日本のスパコンを買うのは日本国政府、つまり日本のタックスペイヤーだけなのです。
PC用の汎用的な部品は台湾や韓国のメーカーに追い抜かれ、CPUなどの高付加価値の部分はアメリカのメーカーに独占され、日本のメーカーはコンピュータ産業の中で完全に凋落してしまったのです。
正直、暗澹たる気持ちになってきます。
どこで何を間違えたのか、政府もメーカーもこの失敗を総括して、深く反省しないといけないでしょう。


4.今のところスパコンの市場規模は小さいのでスパコンを売って直接もうけることは無理だろう。

せいぜい世界で数千億円程度の市場規模で、莫大な研究開発費をペイすることは難しいでしょう。
ある意味、アメリカのメーカーは軍事研究で湯水のように税金が投入されるので、スパコン価格をダンピングしているとも考えれられます。
将来、スパコンの市場規模は成長するでしょうが、PCクラスタのような民生用のデバイスを組み合わせて作るものが主流になる可能性が高いでしょう。


5.日本国政府がスパコン事業への税金の投入をやめればスパコンを作れるのはアメリカのメーカーだけになる。

日本国政府が税金を投入し続けなければ、日本のメーカーはおそらくスパコン事業から撤退するか、大幅に規模を縮小するでしょう。
今から日本のメーカーが自力でアメリカのメーカーに追いつき競争するのは不可能に近いからです。
政府からの資金援助がないのだったらいさぎよく撤退するのが経営者としては当然の判断でしょう。


6.スパコンは規模の経済と独占が働くので必ずしも自由競争市場だけが問題を解決するわけではない。

半導体産業のように莫大な初期投資をして最初にマーケットシェアを奪った数社のメーカーが市場を独占してしまうような分野では、必ずしも市場原理が全てを解決してくれるわけではありません。
たとえば、ひとつのメーカーに政府が補助金を出し続けて他のメーカーを駆逐して独占状態を作ってしまえば、その後の新規参入は極めて難しくなります。
ユーザーはこの独占メーカーのいい値で製品を購入せざるを得なくなります。
この辺は独占禁止法や国際問題の微妙なところで、日本は外交力がないのであまりいい思いをしていないようです。
半導体メモリーでは、日本は台湾や韓国にこてんぱんにやられました。
台湾政府や韓国政府の果たした役割は大きかったのかもしれません。
残念ながらスパコンはアメリカのメーカーの独占状態です。
現在はアメリカの複数のメーカーが激しく競争しているので、アメリカ製の安価なスパコンを買うことはできます。
しかし、この状況がいつまで続くかはアメリカ政府の独占禁止法の運用のさじ加減で決まる部分があるのも事実です。
やはり複数の国のメーカーが国際市場で競い合うのが理想的でしょう。


7.スパコンは防衛力とも基礎科学の研究とも深く関係しているので必ずしも短期的な経済効果だけではその意義をはかれない。

だからこそアメリカは地球シミュレータで日本がスパコンで世界一になった後に、国家プロジェクトとして軍事関連予算を湯水のように注ぎ込んで一位を取り戻したのです。


8.結論

今後、スパコンによるシミュレーション技術はあらゆる分野でますます重要になっていくのは明白でしょう。
しかし、スパコンはある意味ただの道具で、問題はそれをどう使うかです。
そういう意味で、アメリカのスパコンを安くたくさん買えばいいというのはその通りで、もっとはやくそうするべきだったという意見もそれはそれで筋が通っています。
日本は「日の丸技術」にこだわり続けたので、アメリカからスパコンを買って研究開発している欧州に比べて、多くの税金をかけながらも世界の中での計算リソースのシェアは残念ながら少ないです。
しかし、スパコンを作る技術が全てアメリカのメーカーに独占されてしまうのは、やはり一抹の不安があるし、「多くの税金」とはいっても日本の農業に費やした不毛な直接的、間接的な税金(年間5兆円程度)に比べれば桁がふたつちがうのもまた事実で、せいぜい年間数百億円程度のスパコン国家プロジェクトが単独で国家財政に影響をあたえることはないでしょう。
世界中のユーザーにとっても、アメリカのメーカーに独占されるよりは、アメリカと日本のメーカが競争した方がいいのはいうまでもありません。

しかし、残酷な現実として日本のメーカーに税金を投入したからといって、アメリカのメーカーと競争できるようになるかといったら非常にきびしいでしょう。
そこを無理してコストを省みずに税金を投入してベンチマークの性能でつかの間の世界一を奪回しにいくのは、まさに客観的にみれば誰もが勝つ見込みがないと知りつつ戦艦大和を建造した太平洋戦争敗戦直前の大日本帝国を思い出させます。
そして日本の敗戦を決定づけたのが広島と長崎に落とされた原子爆弾で、現在はスパコンが核兵器の開発と深く関係しているというのは、皮肉としかいいようがありませんね。

あれほど世界を席巻して日本経済を牽引していたメーカーがこの状況ということは、いったいこれから日本は何で飯を食っていくのでしょうか。
そもそも20年前に日本のメーカーが強すぎて、日本の性能のよすぎるスパコンがアメリカとの外交問題にも発展していた頃は、税金でスパコンを作っていたわけではありません。
汎用PCでもうけた莫大なお金を使って、すぐにはもうけのでないスパコン開発まで余力でやって、それでもそのスパコンでアメリカを圧倒していたのです。
今やスパコンに限らずこれからの時代に極めて重要な先端技術はことごとくアメリカに押さえられています。

ところが30兆円の税収で90兆円の予算を組む日本国政府のリーダーの鳩山君は、アメリカ型の市場原理主義は崩壊したのでこれからは経済合理性にとらわれずに友愛精神でやっていくという方針をかかげ、あまり付加価値を生まない方の国民にお金をばら撒くことばかり考えています。
それにしても我々日本国民は大変なことになりましたねー。Orz


参考資料
「最先端・高性能汎用スーパーコンピュータの開発利用」のフォローアップ結果、文部科学省
NECがスパコンでIntelを選んだ理由、元麻布春男の週刊PCホットライン
池田信夫 対 西和彦、アゴラ
スパコン漫遊日記、能澤徹
アメリカに学ぶものがあるとすれば...、☆たるさんのパソコンフィールド
スーパーコンピューティングの将来、牧野淳一郎
スパコン三部作、完結!、FUJISUE.NET
ミクロ経済学〈1〉市場の失敗と政府の失敗への対策、八田達夫

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1. 金融日記:日本のスパコン開発はとても複雑で深刻な問題である  [ 会社員の株式投資日記 ]   2009年11月29日 20:52
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2. ここは酷いフジサンケイグループですね  [ 障害報告@webry ]   2009年11月30日 04:06
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この記事へのコメント

1. Posted by gase2   2009年11月29日 14:09
 この問題は昨今の技術ナショナリズムとも結びついてるので、あんまり議論にもなりません。彼らにしてみれば、日本がアメリカの独占に立ち向かう「聖戦」なんでしょう。しかし勝ち目はないし、太平洋戦争と同じく、負けた方がこの国のためでしょう。
2. Posted by ソロス   2009年11月29日 14:10
1げっと
3. Posted by 。   2009年11月29日 14:39
スパコンが本当に必要かは真面目に考えなきゃならない。ただ、重要なのは、仕分けで削った財源を何に使うかということだ。スパコン以上に費用対効果があるものじゃないと納得はされないだろう。ところで、ドバイショックはどう思いますか?こうなることは分かりきっていたはずなのに、市場は荒れすぎだと思うのですがね…。
4. Posted by まる   2009年11月29日 14:48
参議院選に勝つために何としてでも
パチンコ手当はばら撒かなければならないでしょうね
選挙のたびに国力が・・・
5. Posted by 石川   2009年11月29日 14:55
世界は、アメリカだけじゃないのだし、ロシアだって、中国だって、フランスだって、もう、山のようにあるのだから、まずは、諦めるしかねーべ、金がないのだから。

で、冷戦であれだけ、ソ連のことを脅威のようにアメリカはいっていたけど、やっぱ、今のソ連は、計算尺でロケットを打ち上げているのかね? 笑。

あと、アメリカは戦争税とかいっているけど、貧乏人が増えれば増えるほど、軍事産業への不信感は強まるんじゃねーの。貧乏人がアフガンでたくさん死んで、生きて帰ってきても失業、ついでに軍人年金も減額でもされたらさぁ。

そもそも、大国は、大国の悩みがあって、ソ連と中国が経験したことを、アメリカだって経験するんだよ、これから。まずは、アメリカの貧乏人が、中国の貧乏人より貧乏になれば、確実だろうね。
6. Posted by 名前   2009年11月29日 15:09
天下り、農業、漁業その他のムダ金をばっさりカットできれば、日本とってはスパコンも宇宙開発も安いものなのに
7. Posted by ken   2009年11月29日 15:25
ちゃんと書けてありますね。勉強になりました。今後、このような謙虚な姿勢でこのblogを発展されていくことを望みます。
8. Posted by gase2   2009年11月29日 16:09
 あとアメリカの市場独占を本気で阻止するつもりなら、ジャブジャブの税金投入よりもコンテスタビリティの確保に努めるほうが効率的かもしれない。
9. Posted by gあ   2009年11月29日 18:32
スパコンより深刻なのは、spring8の方なんじゃ…
http://www.spring8.or.jp/ja/news_publications/announcements/091118/


世界に3台しかないらしいです。
10. Posted by スパコン問題   2009年11月29日 18:42
日本が世界一を目指す次世代スパコン開発は、
総額1154億円の巨大プロジェクトだ。
統括しているのは、文科省所管の独立行政法人「理化学研究所」(以下、理研)。
「歴史の法廷に立つ覚悟はあるのか」と仕分け人を非難した野依氏は、
そのトップ、理事長を務めている。
実はこの理研という組織、
野依氏を含む役員8人のうち4人が
霞ヶ関官僚OBという典型的な天下り法人なのだ。
11. Posted by 続き   2009年11月29日 18:43
スパコンをめぐっては、こんな声もある。
「理研は07年にスパコンの設計開発を
NEC、日立、富士通の3社に共同発注しました。
これが随意契約だったばかりか、
スパコン開発のプロジェクトリーダーは文科省から理研に移った元NEC社員。
総費用のうち800億円は、開発費としてメーカーに割り当てられているため、
当初から疑問視されているのです」

ちなみに、スパコン開発には巨大なハコモノも付いてくる。
200億円超を投じて神戸市に建てたスパコン設置施設だ。
電気代だけで年間億単位ともいわれている。
人件費も含めるとベラボーな金額になる。
「科学」をタテに「何でも聖域化」は許されない。
12. Posted by 通りがかり   2009年11月29日 21:14

私には、スパコン産業なんて最早チップ屋(Intel, AMD)の
丁度いい引き取り先にしか見えないんですよね。blueGeneもそうか。

大量生産しないと価格が下がらない->CPU自体は飽和状態->
過剰分はシミュレーション屋がいる->大量に作って価格を下げられる
->シミュレーション屋的には新しいCPUを大量にお安く買えればOK

国産CPUで神戸にスパコンができて、その時点ではハッピーでも
その後Intel、AMDに伍していけるような絵を描いているのかどうか。
富士通が。単にゾンビCPUの延命だったりして。

結局、処理結果を早く出すためのツールなわけだし、外国産であっても
「早い安い」ツールをどんだけ使いこなすか?ってとこにもこだわって
いかないと、国産CPUっていう道具にこだわっているうちに超えられない
技術力の壁が海外との間に築かれているかもしれない。
13. Posted by かいもの   2009年11月29日 22:12
> 日本国政府が税金を投入し続けなければ、日本のメーカーはおそらくスパコン事業から撤退するか、大幅に規模を縮小するでしょう。

NECはIntelと組んでスパコン事業継続です。
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/hot/20091124_330515.html
14. Posted by sakyo   2009年11月29日 23:00
 長崎大学の先生のように安価にスパコンを作れる技術をもっと広げることはできないのでしょうか?かつて旧日本軍が生物兵器を開発したのも原爆に比べると安価であることも理由の一つ、と聴いたことがあります。まともにアメリカに太刀打ちできないのなら別の手を考えるしかありません。勝ち目がないのなら正面切っては戦わないのが正しい道でしょう。
15. Posted by Mann   2009年11月29日 23:58
前述のこの記事に国家プロジェクトから離脱したNECの背景、意図が分析されています。ご参考までにどうぞ

「NECがスパコンでIntelを選んだ理由」
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/hot/20091124_330515.html
16. Posted by Nliz   2009年11月30日 00:07
アメリカ一国の独占状態になったら、国策として貿易国に売る時は高額な値段を押しつけられるようになったりとかしないの?
17. Posted by コメント   2009年11月30日 00:22
3 前のエントリに比べればだいぶ内容は良くなった。
だが相変わらず現代のスパコンをお前がやってた時代の20年前感覚で語ってないかい?

それに「世界でまともなスパコンを作れるのはアメリカと日本だけ」みたいな事を平気で書いてるとこ見るとスパコンの設計を理解してないな。
ここのブログのコメント欄見ても新聞社の報道読んでも「長崎大学の先生...」がなんでGordon Bell賞に値するのか世間はわかってないようだ。

だから成長政策を求めるあなた向きの話をスパコン絡みでしておこう。
俗にスパコンが高いという人は「PCクラスタでいい」と言うし、あなたみたいな人はすぐ「アメリカには勝てない」だの「スパコン作ったって産業波及効果がない」みたいに言う。「スカラー」と「ベクトル」で区分できるなんてのも20年前の感覚だ。
それじゃ金融業界で一番使われてるタイプのスパコンがどんな設計になってるかお前は理解してるか?

それはこんな風になってる。
18. Posted by コメント   2009年11月30日 00:23
3 1) CPU: AMD Opteron, Intel Xeon, IBM POWERの何れか。全部Made in USA。今から日本が追いつくのは無理。(やるならM&Aでしょ)
2) ベクトルアクセラレータ: そうTOPクラスはスカラーとベクトルのハイブリッドなんだよ(知らなかっただろ!)。Bloomberg、それに東工大も使ってる。まだ草創期。元気なのはNVIDIA+CRAY。IBMは昨日Cellから事実上撤退するらしいとの報道があったからIBM+AMDが二番手。これも日本が追いつくのは難しいがベクトルでは定評があるからもしかしたらできるかもね。
3) 高速インターコネクト: 研究用はいろいろだが、商用シェアはVoltaire/InfiniBand, Force10/10GbE, それに普通のGbEだ。Voltaireなんてイスラエルのベンチャーだぜ。日本もNTTぶっつぶすとかして技術者開放して突っ込ませりゃ十分行ける分野さ。
4) 並列I/O: オランダ人社長がアメリカで立ち上げたベンチャーLustreが最大シェア。去年Sunに買収された。この分野ではIBMを向こうに回してドイツのベンチャーも元気だよ。経営陣が頭悪い電機労連系企業から技術者スピンアウトさせて金投じれば日本も追いつけるだろ。
5) OS: TOP500は99%がLinuxだ。別にアメリカ製ってわけじゃない。フィンランド製でもないけどな。
19. Posted by コメント   2009年11月30日 00:24
3 つまり、俺が言いたいことはだ、あんたに「池田blogなんかじゃなくGRAPEの牧野先生blogあたり読んで本物を勉強しろ」と言いたいんじゃなくて、現代のスパコンはアメリカ様がどうこうではなく無国籍なベンチャーマインドと汎用技術の塊なんだから、頭悪い役所とか大臣とか一部の先生とか報道機関とかパージしてあんたが好きな構造改革とか言うのを進めたら十分産業再生する可能性があるってことさ。

無論それができないのが日本の悲しさなんだけどね。
20. Posted by おっぱいがすき   2009年11月30日 00:31
なんかアルファブロガー(笑)としての自覚が出てきたような書き方ですね。

やっぱり日本は政治が最悪に酷いですね。

でも、国民がそういうダメな政治家を選びつづけてきたという自覚がないところが、もっと酷い。おまえたちがアフォを選ばなければ、あいつらが表立っててんやわんやしてるはずもないんだ、と。

能力、カリスマ両方そなえた政治家が現れることを期待します。あまりにひどいから、僕がやってみたいぐらいですが、僕の名前では恥ずかしくてさすがに公には出られません。

Kazuさんあやつってる人、新しい政党作ることから始めたら?
21. Posted by fufufu   2009年11月30日 00:45
>20
>Kazuさんあやつってる人、新しい政党作ることから始めたら?

実は「みんなの党」あたりの関係者だったりして・・・

22. Posted by nouveau   2009年11月30日 01:46
17-19氏の解説、とても分かりやすかったです。

日頃イノベーションを強調される藤沢氏の認識がこの程度であったことは、正直失望しております。スパコン自体に関する知識の少なさではなく、アメリカ対日本という見方などに関して。
23. Posted by Johann   2009年11月30日 06:38
>ちなみに廉価版スパコンのPCクラスターはどこでも作れますが。

これで代用可能じゃない?スパコンに拘る理由はどこにもない。
24. Posted by しらす   2009年11月30日 07:08
5 大変参考になりました。
日米論はともかく、前回と今回の内容、加えて今回のコメントは、最高ですね。
スパコンなどとは無縁で、これからも無縁であろう私のような者にも、興味深かく読むことができました。ほとんどの読み手は、私のような素人だと思います。
専門家の方と思われる方からのコメントは、難しくも今回の魅力アップの大きな要因です。
解釈がどうとでもできるようなテーマの場合は、読むに耐えない自己愛的なコメントが目立つように思いますが、そこは読み飛ばしますので、ぜひ今回のように専門的知識を持っていらっしゃる方からのコメントを望みます。
25. Posted by たまねぎ   2009年11月30日 09:06
日本の優秀な技術者が後に続くかという問題も見逃せませんね。
今の義務教育は一歩進んだ事を学びたい子を排除することに一生懸命で、運動にいそしむことが奨励され勉強は物笑いの種になっています。
そういう風潮に耐えて勉学を続けていくには相当の資力(塾→私立)が必要です。
日本のこの意識は、外国では考えられないそうですが、優秀な子が育ちにくい環境が今後どういう影響が出るか怖いと思います。
26. Posted by AT   2009年11月30日 09:26
米3が真理じゃないか。
今のところスパコンより効果的な
予算の使い方はないように思うが。
27. Posted by OS開発者   2009年11月30日 10:16
国内大手から転職して米国大手企業でOS開発しています。スパコンに留まらず、コンピュータ開発において、国内メーカは散々たる状態です。国内、特に官庁等特定ユーザ相手のビジネスと、グローバルマーケットを対象にしたビジネスでは、開発力が比べ物になりません。日本のエンジニアの能力が劣っているとは思いません。しかし経営の集中と選択をしっかり行わないと、グローバルマーケットにおいては勝負になりません。
28. Posted by コージ   2009年11月30日 10:34
毎回、良くも悪くも、面白く読ませていただいています。コメントも(中には、「しらす」さんの言われるような読み飛ばしも必要ですが)、面白く読ませていただいています。

このエントリーに対するコメントでは無いので申し訳有りませんが、この所の「円高」を金融関係の方から眺めたエントリーを頂けたら有りがたいな、と思いコメントさせて頂きました。どうもソロス氏が言うように、既に「市場」は機能していないように思う、今日この頃です。
29. Posted by 海   2009年11月30日 11:06
感想:
・日本政府は、30兆円の税収なら30兆円の予算を組んで下さい。
・(メーカーやNTTから)ベンチャーが大量に出てくる社会にしてください。
30. Posted by みなも   2009年11月30日 11:13
2 「日本のスパコンメーカーに価格競争力がない」との指摘は確かにそうなのですが、
そこで誤解してほしくないのは、国内の調達元が国内メーカーから発注している理由です。
それはすなわち極めて実用的な問題なのです。海外のスパコンとは実際の稼働率が断然違うのてす。
決して、国内産業保護であったり、まして癒着などではありません。ほとんどが入札案件で、完全に価格で決まりますから。

最近のスパコンはノード数が数千〜数万になりつつあります。故障発生率も高くなりますので、
これからは実用上で稼働率がさらに重要な問題になります。なのに、Top500ばかりが
注目されるせいで、価格性能比だけでアメリカ製品がいい、と言い出す人が多いというのが現状です。
民間のユーザさんでは実際に使ってみて、実情を知ってる方が多いのですが…。
そういうわけで、民間でも国内メーカーへの回帰がみられている状況です。
理研次世代は、その国内回帰へのフラッグシップになるはずなのですが…。
安易に変な経済学者の言うことに影響されず、現在のスパコンの実際の利用状況をどうかよく調べてほしいものです。
31. Posted by 訂正依頼   2009年11月30日 11:21
> 日本のスパコンを買うのは日本国政府、つまり日本のタックスペイヤーだけなのです。
気象庁 SXでぐぐってください。
気象庁以外にもあるけど、自分で調べてね
32. Posted by かいもの   2009年11月30日 11:55
> 国内の調達元が国内メーカーから発注している理由です。

海外と比較すると4倍くらいの値段だとよく言われていますね。
メーカーからの持ち出しも同額程度あるとも言われていますから、実質8倍くらい金をつぎ込んでいるのか。
33. Posted by かいもの   2009年11月30日 12:09
> >ちなみに廉価版スパコンのPCクラスターはどこでも作れますが。
> これで代用可能じゃない?スパコンに拘る理由はどこにもない。

大量のデータをあっちのCPUに渡したりこっちのCPUに渡したりというのがボトルネックの計算があるのです。

100個のCPUがあって、1秒間に100回計算できるとする。
1つ計算を進めるためには、100個全てのCPUが、他の99個の計算結果を必要とする。
100個のCPUが、互いに他の99個のCPUとデータのやりとりをするのに1秒かかる。

ほら、こんな例だと全然性能出そうにないだろ。
34. Posted by     2009年11月30日 13:09
そろそろネタ元に迷惑がかかりそうな書き方になってきたな。
35. Posted by え   2009年11月30日 13:51
17-19の人、顔真っ赤すぎ。
長すぎるから自分のブログに書いて。

あんたとかお前とか、気分悪いから
やめてくださいwww
36. Posted by らっく   2009年11月30日 13:52
四倍くらいの値段って酷いね。そもそも日立やNECといった、垂直統合の化け物であり、それゆえに世界の負け組になったやり方を、そのまま強化してどうすんだって感じだ。

国内のシェアをちまちまとって、自然死を待つビジネスモデルに税金なんて使うな。
37. Posted by aa   2009年11月30日 18:55
>「そもそも20年前に日本のメーカーが強すぎて、日本の性能のよすぎるスパコンがアメリカとの外交問題にも発展していた頃は、税金でスパコンを作っていたわけではありません。」

そのスパコンが何を指しているか知りませんが、世界一になりアメリカに衝撃を与えた「地球シミュレータ」なら、科学技術庁(1998年度当時)が600億円を投じて開発を開始した国家プロジェクトです。
38. Posted by うぇ   2009年11月30日 22:34
http://blog.livedoor.jp/hyuudoro/archives/51540500.html#comments

ここでも同じ意見でてますね
どっちかというと無駄という意見なんでしょうか?
いまの日本だと、もしかしたら使えるかもって技術開発に金はつかえんってことなんではないかな
39. Posted by fufufu   2009年11月30日 23:42
>37
>「地球シミュレータ」なら、科学技術庁(1998年度当時)が600億円を投じて開発を開始した国家プロジェクトです。

それは20年前ではなくて11年前の話では?
40. Posted by み   2009年12月01日 00:28
>今やスパコンに限らずこれからの時代に極めて重要な先端技術はことごとくアメリカに押さえられています

円高の昨今、有望そうな米国のベンチャーでも買収して造らせれば良いのでは?それより大事なのはスパコンを使った研究や技術開発の裾野を広げること。ゆくゆくはそれらの成果で世界を押さえられるかも知れない。普通に転がっているプログラムをLINPACKベンチマークに匹敵する実効性能を出すようにするなんて、並大抵のことじゃないからね。スパコンのプログラミングに強い技術者を沢山養成するためにも、米国製の安いスパコンで良いから、大学等にばら撒いた方が将来性があるってもんだ。
41. Posted by 通りすがり   2009年12月01日 02:22
うーん、でもアメリカが巻き返したのも国家予算を投入した結果なんじゃ・・・?
42. Posted by み   2009年12月01日 20:40
>でもアメリカが巻き返したのも国家予算を投入した結果なんじゃ・・・?

いや、それだけ景気が良かったのですよ。軍需や国立研究所にはもちろん入っているけど、それ以外にも金融や石油・ガス探査関連企業がバンバン買っている。それほど小さな市場って訳でもなかったのだ。
43. Posted by 大変になった国民です   2009年12月01日 22:34
余りにも個人的に過ぎますが、
私に金が回ってこない事業はすべて不要です。
44. Posted by zeek   2009年12月01日 22:59
>37
>「地球シミュレータ」なら、科学技術庁(1998年度当時)が600億円を投じて開発を開始した国家プロジェクトです。

運用を開始2002年3月だそうなので、ざっと8年ちょっと前だね。20年前じゃなくて。

45. Posted by    2009年12月01日 23:07
自国生産の意味を理解してない人が多いですな。
売ってくれなくなったらどうするの?
という視点がなさすぎ。
海外に依存するということはそういうこと。
重要な物は高くても自国で製造するのは
安全保障の面でも常識の話。
46. Posted by komoda65   2009年12月02日 00:26
 今、ビジネスの世界でも地殻変動が起こっていて、修士以上の高学歴者が活躍する余地が以前よりも遥かに広がっています。旧来の日本型サラリーマンは、正直、あまり頭がよくなくても務まりました。僕個人は、こういう雰囲気があまり好きではない。ただ、会社生活では協調性が大切ですから、無用に場の空気を乱すような、野暮なことは言いません。
 ただ確かなことは、今後は、少数精鋭の頭のいい人が必要とされてくるということです。確かに、高度成長期の頃は、頭が空っぽの体育会系の卒業生が、兵隊として大量に必要とされもしました。
 しかし今は、情報化とアウトソーシングが進んで、正社員として採用するのは、幹部候補生だけという流れに傾きつつあります。  もはや、企業にとっても、従業員数が多いということは、強みというより、重荷になってきつつあります。このような潮流は、修士卒の人間にとって、決して悪いものではありません。  こう言っては何ですが、学部卒というのは、やはり大学で何も勉強していないに等しいわけです。ほとんどの人は、単位を取ることに汲々としていて、本格的な知的訓練を受けていません。 
 
47. Posted by komoda65   2009年12月02日 00:26
その点、大学院卒の人間であれば、曲がりなりにも論文などを書いたり、研究発表をしているわけですから、基礎的な知的能力はあると考えられます。
 思うに、これからのビジネス社会で活躍するためには、院卒レベルの知的能力は必要です。実社会の情報戦を勝ち抜くということは、想像以上にシビアなことです。  中小企業の職人気質の社長がいくら「学校の勉強なんて役に立たないべ」と言おうとも、むしろ「そんな認識だから、所詮は中小企業の社長どまりの器なのだ」と冷酷に判定すべきなのではないでしょうか。
48. Posted by あきぶ   2009年12月02日 00:34
2 軌道エレベーター、宇宙開発含め必要になってくる技術ですよ。

ストラトフォーの100年予測本にもありましたが、あと数十年すれば宇宙を制したものが地上を制するようになるようです。少なくとも影のCIAと呼ばれる頭脳集団はそう読んでいるようです。だからこど中国は国家予算をスパコンにつぎ込んで成果を上げつつあるのですから。

ただ戦争だけしか浮かばず、大日本帝国と断じるあたりはどうかと思いました。
49. Posted by う   2009年12月02日 04:57
>45
>売ってくれなくなったらどうするの?
>という視点がなさすぎ。

それじゃ重要なものは全て自国生産するつもり?
食糧もエネルギーも生産材も防衛装備も?

それではトレードオフとか比較優位とかいう視点が無さ過ぎ。

全てを自国調達するのは無理なので、なんらかのトレードオフを受け入れて、同盟関係などの外交手段を駆使しつつリスクと付き合って行かざるを得ないというのは経済でも安全保障の面でも常識の話。


50. Posted by だいきち   2009年12月02日 19:16
もうスパコンだけじゃなく、半導体関連の大半でで勝ち目がないのだから、次の時代を待つしかない


今からコツコツ、量子コンピューターの開発に資金投入www

スパコン界のマックに、日本はなれませんよ。
マックは、ウィンテルと同じアメリカ企業だから、成り立ってるのだから。

PC同様に、スパコンも、99%アメリカ製でいいじゃない。

常に最新のスパコンを導入してれば、その構造も勉強出来るわけだしさ
↑これ重要、戦後の日本はコレで這い上がった。
51. Posted by ぬ   2009年12月02日 20:27
>48
>だからこそ中国は国家予算をスパコンにつぎ込んで成果を上げつつあるのですから。

だからと言って、かならずしもスパコン一位を競い合うことが必須というわけではないでしょう。

ひとつ前の記事へのコメント欄に、「東大、東工大のスパコンはメチャ混みでジョブ流せないのが実態」というコメントがあった。

それが本当だとすると、10ペタのスパコンを1台作るよりも1ペタのスパコンを10台とか20台とか揃える方が有益なのでは? または100テラ(=0.1ペタ)のスパコンを100台200台と揃えるとか。


52. Posted by     2009年12月02日 23:46
>>49
>それじゃ重要なものは全て自国生産するつもり?
>食糧もエネルギーも生産材も防衛装備も?

誰もそんなこと言ってないし、例題がおかしいな。

食糧、エネルギー、原料系は調達先が複数あるし、
そもそも日本では手に入れることが不可能なものばかり。
(食糧に関しては6000-7000万人ぐらいまでは自足可能という推定が出てるけど、
 全国民を養えないので、不可能ということになる)

兵器に関しては、アメリカがメインだが、
その他の国からも調達しているものもあるし、代換え調達も可能なものもある。
(そしてまさに売ってくれなかった事例として、
 次期戦闘機のアメリカのF22。
 これは自衛隊の自爆もあるから一概にアメリカが悪いとはいえないけど)

そして本題のスパコン。
これは実質アメリカと日本しか作っていないもの。
アメリカが売らなかっただけで終了する話。
そして売ってくれたとしても
2、3流の製品が来るのは想像に難くない。
それでますます技術革新に差がつくねえ。

あ、天下りに関してはまた別の話。
重要な科学技術に使う金を
給料の分働きもしない天下り元官僚なんざにやることなんかない。
これは排除すべき事案。
53. Posted by たもつ   2009年12月03日 12:27
>2、3流の製品が来るのは想像に難くない。
>それでますます技術革新に差がつくねえ。

聞きたいんだが地球シミュレータとやらは、どれくらい技術革新に貢献したいんだ?それから実質アメリカと日本しか作っていないと言っても、日本は作ってるというだけで、市場になんのインパクトも与えてないレベル差でしょ。この差を埋めるのに、いくら注ぎこむつもりだい。売ってくれなくなったらなんて、過剰リスク回避の常套句でしょ。そのために戦略もなく、勝ち目のない戦いに挑むのは、結局疲弊するだけ。
54. Posted by CO   2009年12月03日 17:54
さらに問題を提起したいと思います。

ベンチマークには指標がいくつもあるのに、LINPACKだけで上位を決めるのはおかしな話です。出来高ランキングだけで企業価値を評価するようなおかしさです。

演算には種類がありますから、Intel系を数に物を言わせてくみ上げた者勝ちのチキンレースに参戦しても儲かるのは、INTELとAMDとIBMだけですよね。いくら世界で上位になっても、購入者はお客さん。

NECはベクター型であることが貴重なわけですし、時代遅れだなんて的外れな意見も出ています。

スパコンの世界順位についてですが、日本は現在、20位以下です。しかし、世界1位のRoadRunnerに使われているCellプロセッサはSONY、Sony Computer、東芝、米IBMの共同開発です。ですから、国別の順位だけではなく、そこに投入されている装置の製造元や開発者の国籍も見るとおもしろいです。

PlayStation3を組み合わせたクラスタもランクインしていますから、日本の世界二位のスパコン製造国として堂々と誇って良しです。例え、そのPS3クラスタが他国のランクに貢献していても・・。

55. Posted by み   2009年12月03日 23:51
>NECはベクター型であることが貴重なわけですし、時代遅れだなんて的外れな意見も出ています。

まぁ、将来性が無いと言うのは事実。今、髭剃りの世界で最先端は5枚歯かも知れないけど、じゃあ将来10枚歯とか20枚歯が主流になるの?ってとこ
56. Posted by う   2009年12月04日 03:32
>52
>そして本題のスパコン。
>これは実質アメリカと日本しか作っていないもの。
>アメリカが売らなかっただけで終了する話。

いや、日本でスパコンを作るのはやめるべしという話ではない。
あくまでも、なんらかのトレードオフを受け入れてリスクと付き合って行かざるを得ないという話。

いくらアメリカが売ってくれなくなったら困ると言っても、その時に備えての準備のためにあらかじめ注ぎ込める資源(カネや人)にも限りがあるし、スパコン開発に注ぎ込んだ分は他の研究や開発に注ぎ込めなくなるのだから、必ずトレードオフは生じる。

リスクが現実化した場合のダメージが大きいとはわかっていても、何らかのリスクは取らざるを得ないのだから、どうしてもバランスは取らざるを得ない。


57. Posted by kasumin(元データセンタSE)   2009年12月12日 21:53
あのー
SPARKって、米SUN社ですよ?
ソラリスって知りませんか?

富士通は、カスタマイズしてるだけに等しい。

日本製スパコンって、狭義ではすでに存在しない。
しかも和製指定のおかげで選択の余地がないし。

一度御破算にするほうが、後々のため。
それは日本経済も、スパコンも、おなじでした。

スパコンはF1に比喩されやすい。
トヨタもホンダも不況で撤退した。
ホンダは多分三度目も復活するでしょう。
58. Posted by スパコン   2009年12月16日 09:25
こういう事らしいですが?




http://satoshi.blogs.com/life/2009/12/ps3-380tflops.html
59. Posted by 名前   2010年03月25日 20:06
80年代に世界トップだった日本半導体は、日本の技術力のせいではなく「日本の政治力が劣っているために」アメリカにやられました。
新興の韓国や台湾などが伸びてくるよりも、ずっと前の話です。

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