僕のメルマガは週刊金融日記というのですが、創刊から1年余り、金融情報に関しては手を抜きまくっているので、今年こそは投資関連の情報も充実させようと思って、シコシコとデータの整備をしています。

さて、内閣府が昨日16日の朝に発表した2013年1〜3月期の国内総生産(GDP)速報値は、物価変動の影響を除いた実質で前期比0.9%増(年率換算で3.5%増)となり、かなり上振れしました。
その内訳を見ると、個人消費や輸出が伸びて、今までの公共事業から民需と輸出に移ってきており、内容もいいです。

日本のGDPの推移
GDP時系列(日本)
出所:内閣府

実質GDP成長率の内訳
GDP成長率内訳(日本)
出所:内閣府


アベノミクスは、大胆な金融緩和により、円安と株高を引き起こしました。
こうした資産価格の動きが、株高で儲かった消費者のマインドを改善したり、円安で輸出企業を中心に業績が回復したり、実体経済にポジティブな影響を与えつつあります。

日経平均とドル円相場の推移
日経平均とドル円
出所:Yahoo! Finance

日本国債の長期金利が乱高下しているなどとニュースになっていますが、0.5%が0.8%になったりとかその程度の動きで、ちょっと長いスパンで見れば、金利も地を這いつくばっていることがわかります。
仮に、日本の財政破綻のリスクが現実のものになるとしたら、それはまず最初に国債価格の暴落(金利の急上昇)という形で現れるでしょう。
国債の金利を見る限りでは、その徴候は全くありません。

日本国債10年物の金利の推移

出所:財務省

一昨日のブログで書いたように、良くも悪くも、インフレの兆候も全く見られません。
さらに、2013年度予算が15日夜に成立しましたが、税収43.1兆円に対し、新規国債発行額が42.9兆円で、借金が税収を上回る状況を4年ぶりに解消することになり、財政赤字が悪化したわけでもありません。

このように、マクロな経済指標を見る限り、現在のところアベノミクスは完璧に上手く行っているように見えます。
さて、その裏で、日本はどんなリスクを抱え込んでいるのでしょうかね…。