日曜日の深夜に配信したメルマガの目次です。
新たに購読をはじめた読者も、以下の文献を読めば、早くキャッチアップできるでしょう。



主要バックナンバー
http://blog.livedoor.jp/kazu_fujisawa/archives/52021876.html

恋愛小説「ぼくは愛を証明しようと思う。」連載中
https://cakes.mu/posts/6591

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// 週刊金融日記
// 2015年6月1日 第164号
// ネットでコンテンツを売る方法 その1
// 12年半ぶりの円安水準
// 青山の女子ウケがいいビストロ
// 昼デートプロトコル
// 他

 こんにちは。藤沢数希です。
 鹿児島では火山が噴火しましたね。先月、九州を旅行したとき、阿蘇山は噴煙を上げており、別府ではそこら中から蒸気が吹き出していて、九州というのは火山の島なのだと実感しました。もちろん、本州というか、日本全体が、プレートがぶつかり合うところにできた火山列島なのですよね。おかげで、日本中ですばらしい温泉が楽しめるわけです。

 連載中の恋愛小説が更新されました。

Chapter5-3 Aクラスの女
https://cakes.mu/posts/9489

 今週号も充実の読者投稿コーナーです。主な見所は以下の通り。

―立ち去る勇気と嘘つき男を愛する女
―門限がある女子に対する昼間のデート戦略
―昼間デートの効果的なプロトコルを教えて下さい
―筋トレはまず脚から
―腕時計は何を選べばいいですか

 それでは今週もよろしくお願いします。

1.ネットでコンテンツを売る方法 その1

 僕は作家としては、おそらく、最も新しいコンテンツの売り方をしている。ブログやTwitterで集客して、有料メルマガで課金するというビジネスモデルだ。これらのコアビジネスでの売上に比べると、昔ながらの作家の主な収入である、雑誌に記事を書く原稿料や、本を出版することでさえ、コアビジネスのための宣伝活動であったり、ブランディングや、新しい分野の勉強のためだったりする。
 よくTwitterなどで、クリエイターが、取材で謝礼が払われなかったとか、Web記事の原稿料が安すぎる、と文句を言っているのを目にするが、僕はそういうことを考えたことがない。週刊誌なんかの取材に答えると、ちょろっとしたコメントで、だいたい5000円とか1万円とかもらえる。記事的なものだともう少し多い。Web媒体の原稿料は、ものすごく安くて、ひとつの記事で1万円とか2万円ぐらいだ。ライターがこうしたものだけで食べていくのは無理ゲーだし、そもそもこうした安い記事ばかり大量に書いていては、自分が勉強する時間がなくなるので、インプットが減って、ますますライターは貧することになる。
 僕は、もちろんこうした取材料や原稿料はありがたく頂くが、感覚としては、タダでやっているようなものだ。実際の所、依頼された記事を書いている時間、ブログを書く時間が減るので、むしろ赤字だ。以前、お世話になった出版社だし、これから本を書くかもしれないし、対談なんかは自分が面白ければいいなどの理由でやっているのである。

 ブログなどでのアフィリエイト収入に関しては、後で詳しく書くが、並のブロガーではそれだけで生活するのは、やはり無理ゲーだと思ったほうがいい。
 Google Adsenseは、ざっくりと言って、月間で1PV=0.1円ぐらい。月間100万PVのサイトで月に10万円ぐらいだ。PVのカウントの仕方はブログベンダーによってかなり違い、某所はインフレ気味だし、ライブドアブログなんかは割と保守的な数字が出る。
 Amazonアソシエイトは、書き手が売る物に関する目利きとして信頼されているかどうかで大きく違ってくる。僕は、メルマガをはじめる前は、書評ブロガーとしても月に3〜5冊ぐらいは紹介していて、毎月3000冊・・・
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2.今週のマーケット

※ 2015年5月22日-2015年5月29日の週間パフォーマンス

TOPIX : 1673.65 (週間 +1.6%, 年初来 +18.9%)
日経225: 20563.15 (週間 +1.5%, 年初来 +17.8%)
S&P500 : 2107.39 (週間 -0.9%, 年初来 +2.4%)
FTSE100: 6984.43 (週間 -0.7%, 年初来 +6.7%)
USDJPY : 124.11 (週間 +2.1%, 年初来 +3.7%)
EURJPY : 136.26 (週間 +1.8%, 年初来 -5.9%)

 5月第4週の日経平均株価は週間で1.5%高の2万563円15銭で引け、3週続伸となった。TOPIX、日経平均株価ともに11営業日連続の上昇。日経平均は27年ぶり、TOPIXは2009年8月以来の記録である。また、為替も歴史的な円安水準になっている。28日には1ドル=124円46銭まで円安が進み、これは2002年12月以来、約12年半ぶりの円安ドル高である。円安により業績改善への期待から、輸出関連企業が買われた。また、銀行などの金融セクターも堅調であった。
 消費者物価や耐久財受注など、先週発表された4月の米経済統計の好調を受けて、FRBのイエレン議長は、22日の講演で「このまま景気が回復すれば、年内利上げが適切になるだろう」と述べ、改めて利上げ時期を模索していることが市場関係者に伝わった。いまだに追加緩和への期待が高まる日本は、依然として緩和方向であり、日米の金融政策の違いが浮き彫りになった。
 6月第1週は、1日にISM製造業景況指数、3日のISM非製造業指数、5日の雇用統計など、米国で重要な経済指標が発表される。雇用統計での非農業部門雇用者数の伸びは、前月と同じく22万3000人程度と予想されている。・・・
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3.ブログではいえないお店 #164

―青山の女子ウケがいいビストロ

 青山学院大学のXXXXXXXXXXXにあるビルの10階に入っているオシャレなビストロ、XXXです。
 ワインを飲んでもひとり1万円は行かず、それほど高いお店ではないのでカジュアルなんですが、フランスの宮殿っぽい内装で女子ウケが良さそうです。エレベータを出るとすぐにお店で、そこの階はキッチンになっていて、階段を上るとメインダイニングになります。10階なので眺めもいいですね。混み具合にもよると思いますが、ディナーはテーブルとテーブルの間が広く、ひとつのテーブルにふたりが90度の角度で座れるので、プレ・・・
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4 .藤沢数希の身もフタもない人生相談

―立ち去る勇気と嘘つき男を愛する女

こんにちは、XXです。
先日、大切にしている既存の女の子に、僕のLINEのすべてを見られるという事件が起きました。
どうやら部屋に置き忘れたタブレット端末のLINEを見てしまったようです。
迂闊でした。
僕はその日いつも通り、部屋に遊びにいくと、泣きじゃくりながら包丁を持ったその子が待ってました。
僕が部屋に飾っていた写真やインテリアグッズはすべて引き裂かれ、ばらばらになり部屋中に散乱していました。

「お前を殺して私も死ぬ!」

その子はそう叫ぶと、僕に突進してきて包丁を振り回してきましたが、まだテイラースイフトとセックスもしてないのにさすがに死ぬわけにはいかんと思い、数時間に及ぶ格闘をしてなんとか相手を落ち着かせることに成功しました。
そこからは、話し合いが始まりました。
僕はありとあらゆる罵詈雑言を浴びせられ、最終的にその子に別れを切り出されました。
あなたのような、人を騙すクズとは一緒にいられない、と。
しかし、あろうことか僕はなんとか引き留めたいと思ってしまい、大好きだから一緒にいたい、俺が悪かった、というような言葉を散々言って説得を試みてしまったのです(一応本心です)。
そうなるともう、非モテの始まりです。
そういった姿勢であればあるほど、その子の気持ちはどんどん冷めていき 、最後のほうは怒るというよりうすら笑いを浮かべ、

「もう、どうでもいいよ。こんな話し合いするのも馬鹿馬鹿しく思えてきたし。XXくんさあ、そろそろ出て行ってくれないかな?」

と冷酷な目で言われる始末。
つい僕も意地になって、なんとか説得しようとしたのですが、完全に逆効果。
みるみるその子の態度が変わっていきます。
その後、なんだかんだで数時間粘ったのですが、これはもう無理だと、僕の中で諦めがつきました。

「…分かった。じゃあもう、いいよ。荷物まとめるわ。もう二度と来ないから。」

と僕は言い放ち、いくつかの自分の所有物をまとめてバッグに詰め込み始めた途端、事態が急変しました。

「は!?なに勝手に別れようとしてんのよ!そんな権利あなたにないからね!絶対別れないから!」
「え?(笑)いやだって君が…」
「荷物置きなさいよ!そこ座って!」
「いや、もういいよ。俺らはもう無理なんだってよく分かったし。さよなら、ありがとね。」
「ちょ!何言ってんの!絶対やだよ!私別れないから!」
「お互いもっといい人見つかるよ。次はもっと誠実で嘘つかない男を選ぶんでしょ?そうしなよ。」
「いやだぁあああ!!!!!!!!!」

…その後は結局、別れたい僕となんとか引き留めたいその子との戦いが始まり、なんやかんやでセックスをして、 むしろ結婚を迫られ、ひとまず今まで通りの関係でいくことになりました。
ほんと、男が立ち去る勇気をもったときほど、女はそばから離れないものですね。
非モテコミットに陥り、ぐだぐだと去る者を追うときは必ずと言っていいほどうまくいきません。
こんな簡単な、恋愛工学の基本を見失ってしまうとは、僕もまだまだですね。

それにしても、どうして女の子はこうも不安になり、他に女がいないかといつも気にしなきゃいけない嘘つき男を愛してしまうのでしょうか?
口では、

「XXくんと一緒にいるのは、もうしんどいの。嘘をつかずに一途に自分だけを想ってくれる誠実な人と付き合いたい。」

などと言いますが、結局離れるかどうかの選択権はいつもこちらにあります。
むしろ、離れることを簡単には許してくれません。
さらに言えば、この子しかいないと思いつめ、フルコミットすればほぼ間違いなく女の子から離れていくのに、なぜ複数を同時に愛する男ほど女の子が離れていかないのでしょうね。
グッピーの実験も確かに納得できるのですが、それ以外にも何か女の子を惹きつける要因があるのでは、と思うこの頃です。
女の子って、愛情の見返りを求められるのは嫌いだけど、自分の愛情を相手にぶつけるのは大好きなんですよね。
たとえ一方的でも。
そこにまた、不誠実な嘘つき男を愛してしまう秘密が隠されているような気がします。・・・
・・・
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