TOPIX: 1565.85, -0.5% (1w), +3.1% (YTD)
Nikkei225: 19521.59, -0.4% (1w), +2.1% (YTD)
S&P500: 2378.25, +0.2% (1w), +6.2% (YTD)
USD/JPY: 112.67, -1.8% (1w), -3.7% (YTD)
EUR/JPY: 120.98, -1.2% (1w), -1.7% (YTD)
Oil(WTI Futures): 48.78, +0.6% (1w), -9.2% (YTD)

 3月第3週(3/13-17)の日経平均株価は週間で0.4%安の1万9521円59銭で引け4週ぶりの反落となった。先週は、世界の市場は3つの大きなイベントを無事に通過することとなった。
 まずはオランダの総選挙であるが、懸念されていたウィルダース氏率いる極右政党の躍進は起こらず、ルッテ首相率いる自由民主国民党が最多議席を獲得した。ユーロはこのオランダ総選挙の出口調査でルッテ首相率いる与党優勢が確認されると急進したが、週を通しては下落した。一方、欧州株は大きく上昇した。次はフランス大統領選挙であるが、欧州での反EU、反移民の流れがひとまず止まったことで、ルペン氏勝利の懸念が若干和らいだ。
 FOMCでは予想通り利上げが行われた。フェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を0.25%引き上げ、0.75〜1.00%にすると発表した。今後、米経済がFRBの予想通りに成長する場合、今後も緩やかに利上げを継続する見込みだと述べた。概ね予想通りの発表であったが、利上げペースがさらに速まるとの警戒感が直前まで高まっていたため、ドルは若干売られる展開となり、ドル安円高が進行した。FOMCの発表後に日銀は金融政策決定会合の結果を発表したが、予想通り現状維持とした。また、市場では長期金利のターゲットであるゼロ%を変更するのではないかとの予想もあったが、黒田日銀総裁はこれを否定した。
 トランプ大統領が提出した予算教書では、事前の予想通り国防費の大幅増額、環境保護や対外援助の大胆な予算カットが盛り込まれた。それが「長期的な」アメリカの利益を具現するものかどうかはわからないが、公約通りに"America First"の予算案である。メキシコ国境に作るという通称"The Great Trump Wall"に関する予算も明記されている。今回は概要であり、具体的な税制改革を含む本格的な予算案の提出は5月になる見込み。

●選挙勝利のオランダ首相「誤った大衆迎合主義」の否定と 右派ウィルダース氏抑え
http://www.bbc.com/japanese/39287836

●フランス大統領選、ルペン氏勝利なら仏銀株は最大38%下落も−シティ
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2017-03-15/OMUVPV6K50XS01

●FRBが政策金利引き上げ、緩やかな利上げ継続へ
http://jp.wsj.com/articles/SB10990999303708163871104583024771454687536

●同じ方向に進み始めた日米欧金融政策=佐々木融氏
http://jp.reuters.com/article/column-forexforum-tohru-sasaki-idJPKBN16N1A0?sp=true

●トランプ米大統領の予算教書、勝ち組と負け組は?
http://mybigappleny.com/2017/03/17/trump-budget18/

 日本の国会は些細な私立幼稚園の問題で大騒動となっているが、隣国の北朝鮮は着々と弾道ミサイルの開発を進めており、独裁者の金正恩氏を巡り緊張感を高めている。国防費を大幅に増額するトランプ政権は、米特殊部隊による金正恩暗殺作戦やミサイル関連施設だけを限定的に攻撃する精密爆撃の準備を進めているだろう。しかし、米中関係を考慮すると先制攻撃は最後まで避けたいところである。
 いま北朝鮮が一線を超えるアクションを起こせば、すぐにでも軍事作戦が展開されるような状態であると考えられる。こうした事象はいつ起こるのかまったく予測不可能だが、これまで順調に上昇してきた世界の市場をクラッシュさせうるテールリスクのひとつであることは間違いないだろう。

北朝鮮ミサイル成功
●新型エンジン燃焼実験成功=金氏視察、近くミサイル発射か−北朝鮮
http://www.jiji.com/jc/article?k=2017031900203

●米国務長官「朝鮮戦争」想定…日中韓歴訪で最終調整 正恩氏に迫るか「斬首」「亡命」
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20170316/plt1703161130003-n1.htm

 トランプ大統領とメルケル首相との会談、そして、週末に開催されていたG20では、米政府の保護主義的な姿勢が改めて浮き彫りになった。トランプ政権が、どこまで実効的な反輸入政策を実施してくるのか注視する必要がある。

●トランプ大統領と独首相、貿易で立場の違い浮き彫り−初の首脳会談
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2017-03-18/ON04ET6K50XS01

●G20声明「反保護主義」を削除−ムニューシン米長官との対立鮮明に
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2017-03-18/ON0OKU6K50XS01

●G20声明に「反保護主義」明記せず:識者はこうみる
http://jp.reuters.com/article/g20-instantviews-idJPKBN16Q02H?sp=true

 海外の重要イベントをすべて平穏に通過したため、逆に方向感をつかみにくい展開になったようだ。

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日本株
直近1年の日経平均株価とインプライド・ボラティリティの推移
直近1年の日経平均株価とインプライド・ボラティリティの推移
出所: 日経新聞社

サイズ/スタイル/セクター別の週間パフォーマンス(2017/3/10-3/17)
Chart20151114_Core30
出所: 東証、日経新聞社、セクター指数はTOPIX17業種

個別銘柄の週間パフォーマンス(2017/3/10-3/17)
サイズ/スタイル/セクター別の週間パフォーマンス
出所: 会社四季報、Yahoo!ファイナンス

FX
直近1年のドル円とユーロ円の推移
直近1年のドル円とユーロ円の推移
出所: セントラル短資

イールドカーブ(2017/3/17)
イールドカーブ
出所: Bloomberg.com

主要通貨の週間パフォーマンス(2017/3/10-3/17)
主要通貨の週間パフォーマンス
出所: セントラル短資

外国株とコモディティ
直近1年のS&P500と原油価格(WTI原油先物)の推移[USD]
直近1年のS&P500と原油価格(WTI原油先物)の推移[USD]
出所: Yahoo!ファイナンス、Bloomberg.com

地域別株価指数とコモディティの週間パフォーマンス[USD](2017/3/10-3/17)
地域別株価指数とコモディティの週間パフォーマンス[USD]
出所: iShares: MSCI Japan (EWJ), MSCI Kokusai (TOK)、MSCI Core Europe (IEUR), MSCI All Country Asia Pacific ex Japan (AAXJ), MSCI Emerging Markets (EEM), GLOBAL REIT ETF (REET). Bloomberg.com: Oil WTI Futures (CL1), Gold Futures (GC1)

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今週のマーケット・イベント
3月20日(月)
株式市場休場:日本(春分の日)

3月21日(火)
米10-12月期経常収支
決算:米Nike、米FedEx、他

3月22日(水)
日2月貿易統計
日1月全産業活動指数
日銀金融政策決定会合議事要旨(1/30-31開催分)
米2月中古住宅販売件数

3月23日(木)
ユーロ圏3月消費者信頼感(速報)
米2月新築住宅販売件数
イエレンFRB議長講演

3月24日(金)
ユーロ圏3月製造業・サービス業PMI(速報)
米2月耐久財受注

3月25日(土)

3月26日(日)

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