TOPIX: 1471.16, -1.5% (1w), -1.5% (YTD)
Nikkei225: 19561.96, -2.3% (1w), -2.3% (YTD)
S&P500: 2531.94, +1.9% (1w), +1.0% (YTD)
USD/JPY: 108.46, -1.6% (1w), -1.0% (YTD)
EUR/JPY: 123.63, -2.1% (1w), -1.6% (YTD)
Oil(WTI Futures): 47.96, +5.8% (1w), +4.7% (YTD)

 日本市場が正月休みの間、為替市場が大きく動いた。日本時間3日に1ドル=110円弱で取引されていたドル円相場は一気に5%ほど円高方向に動き、一時104台にまで達した。その後は、108円台まで戻している。日本の個人投資家のFXのポジションは、円で外貨を買う方向に偏るので、正月休みで市場の商いが薄い中で、為替証拠金取引業者での強制ロスカットが雪崩式に発動したようだ。昨年は、ビットコインでやられ、株でやられ、そして、2019年初っ端に、FXでも日本の個人投資家の多数がカモられることになった。大変ご苦労なことである。

●為替市場にアップル・ショック 円急伸、一時104円台
https://www.asahi.com/articles/ASM132TYYM13UHBI004.html

●年明け魔の時間のフラッシュクラッシュ アルゴで円高トレンド増幅か
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-01-04/PKS89F6JIJVA01

 1月2日にアップル社が2018年10-12月期の売上高予想を大幅に下方修正した。中国での販売不振が原因とされ、統計の信頼性や市場の閉鎖性などからリアルタイムで見えにくい中国経済の景気減速が想定以上だったとマーケットでは受け止められ、世界の株式市場全体が売られることになった。また、中国通信機器最大手のHuawei最高財務責任者がカナダで逮捕拘束され、中国側もカナダ人を拘束するなど報復合戦に発展しており、米国やその同盟国との政治的な軋轢も緊張感を高めている。

●アップル・ショックの教訓 国家戦略「中国製造2025」は反日デモから生まれた
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2019/01/2025-3_1.php

●バブル崩壊の「わかりやすい号砲」が鳴った
https://toyokeizai.net/articles/-/258606

 株安で気がかりなのは、日銀やGPIFが抱える大量の日本株である。アベノミクスの本当の目標は日経平均株価を吊り上げることと、円安にして労働力のダンピングを行うことで、政治的な痛みのともなう改革を避け、偽りの好景気を演出することだ。そして、それは成功してきた。
 しかし、日銀やGPIFが株を買えば、株が上がるのは当たり前で、問題はそれをいつかは売ることである。ニッセイ研究所の株式ストラテジストの井出氏の推計によると、日銀の保有株の損益分岐点は日経平均=約1万8434円ほどで、これを割り込むと日銀は含み損を抱えることになる。もっとも、日銀が売りに回ればそのインパクトは甚大であるので、潜在的にはすでに大きな含み損を抱えていることになろう。また、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)も2018年10-12月期には14兆円を超える損失になったようだ。
 この税金や国家の信用を使って自国の株を買いまくるという極めて安易な政策のツケが、どのように支払われ、どのように愚かな人々を罰することになるのだろうか……。

●日銀の保有株損益分岐点=1万8434円
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/244920/

●2018年10-12月の年金積立金運用 過去最悪 14兆円超損失か
https://www.jcp.or.jp/akahata/aik18/2019-01-05/2019010501_03_1.html

●日本株の筆頭株主はGPIF、2位は日銀。日本は共産主義国家になるのか? 2015年1月
https://hbol.jp/23973

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日本株
直近1年の日経平均株価とインプライド・ボラティリティの推移
直近1年の日経平均株価とインプライド・ボラティリティの推移
出所: 日経新聞社

サイズ/スタイル/セクター別の週間パフォーマンス(2018/12/28-2019/1/4)
サイズ/スタイル/セクター別の週間パフォーマンス
出所: 東証、日経新聞社、セクター指数はTOPIX17業種

個別銘柄の週間パフォーマンス(2018/12/28-2019/1/4)
サイズ/スタイル/セクター別の週間パフォーマンス
出所: 会社四季報、Yahoo!ファイナンス

FX
直近1年のドル円とユーロ円の推移
直近1年のドル円とユーロ円の推移
出所: セントラル短資

イールドカーブ(2019/1/4)
イールドカーブ
出所: Bloomberg.com

主要通貨の週間パフォーマンス(2018/12/28-2019/1/4)
主要通貨の週間パフォーマンス
出所: セントラル短資

外国株とコモディティ
直近1年のS&P500と原油価格(WTI原油先物)の推移[USD]
直近1年のS&P500と原油価格(WTI原油先物)の推移[USD]
出所: Yahoo!ファイナンス、Bloomberg.com

地域別株価指数とコモディティの週間パフォーマンス[USD](2018/12/28-2019/1/4)
地域別株価指数とコモディティの週間パフォーマンス[USD]
出所: iShares: MSCI Japan (EWJ), MSCI Kokusai (TOK)、MSCI Core Europe (IEUR), MSCI All Country Asia Pacific ex Japan (AAXJ), MSCI Emerging Markets (EEM), GLOBAL REIT ETF (REET). Bloomberg.com: Oil WTI Futures (CL1), Gold Futures (GC1)

今週のマーケット・イベント
1月7日(月)
日12月マネタリーベース
米12月ISM非製造業景況指数

1月8日(火)
日12月消費者態度指数
米11月貿易収支
ユーロ圏12月消費者信頼感・企業景況感

1月9日(水)
日11月毎月勤労統計調査
FOMC議事録(12/18・19開催分)
決算:イオン、良品計画、サイゼリヤ、ミニストップ、他

1月10日(木)
日11月景気動向指数
中国12月消費者・生産者物価指数
黒田日銀総裁挨拶(支店長会議)
決算:ファーストリテイ、7&I、ローソン、安川電、ユニー・ファミマ、キユーピー、ビックカメラ、松屋、吉野家、他

1月11日(金)
日11月家計調査
米12月消費者物価指数
決算:久光薬、近鉄百、松竹、他

1月12日(土)

1月13日(日)

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