TOPIX: 1735.44, +0.0% (1w), +0.8% (YTD)
Nikkei225: 24041.26, +0.8% (1w), +1.6% (YTD)
S&P500: 3329.62, +2.0% (1w), +3.1% (YTD)
USD/JPY: 110.16, +0.6% (1w), +1.4% (YTD)
EUR/JPY: 122.18, +0.3% (1w), +0.3% (YTD)
Oil(WTI Futures): 58.54, -0.8% (1w), -4.4% (YTD)

 トランプ大統領のプロレス外交で米中貿易戦争での交渉も一件落着となり、さらに米国株は上げている。史上最高値を連日更新で、米国株全体が昔のビットコインのチャートのようだ。エコノミストたちの間では悲観論も目立ち始めたが、プロレスや不動産業で鍛えられたトランプ大統領のマーケットさばきは見事という他ない。
 トランプ大統領は、名指しで自分を攻撃すると言っていたイランの司令官は容赦なく暗殺したり、商売人の枠を超えて、偉大な政治家としての顔も見せ始めた。しかし、本質的には商売人であり、中国にたくさんものを売って米国企業が儲かり、米国の株価が上がって株式投資に財産をつっこんでいる米国民が喜べばそれでいいように思える。一方で、米中枢の保守層は、中国が経済力と軍事力で近い将来に米国を抜くことを、そうした金勘定よりも恐れており、そことトランプ大統領がどう折り合いをつけるのかで、米国株、そして、多かれ少なかれ米国と連動している世界の株式市場の行末が決まるように思える。
 さて、絶好調の株式市場だが、米国株のバリュエーションはすでに歴史的高水準であり、そろそろどこかでガス抜きが必要な場面になっているかもしれない。

●米中、第1段階の貿易合意に署名 中国は2年で22兆円の追加購入
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2020-01-15/Q45UC2T1UM0Y01

●米中貿易戦争の敗者は日本、韓国、台湾である
https://www.newsweekjapan.jp/marukawa/2020/01/post-57_1.php

●トランプ流「自作自演」の貿易戦争 米中合意に冷めた視線
https://jp.reuters.com/article/breakingviews-trumps-trade-war-chases-it-idJPKBN1ZG0BQ

●【初心者向け】米国株式のバリュエーションチェック、えすの米国株投資・金融ブログ
https://www.artisticinvestmentstrategy.com/us-stock-valuation-check-20200114/

●2020年の10大リスク ブラックスワンは何か? 広木隆
https://media.monex.co.jp/articles/-/13134

●2020年の10大リスク 後編、広木隆
https://media.monex.co.jp/articles/-/13186

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日本株
直近1年の日経平均株価とインプライド・ボラティリティの推移
直近1年の日経平均株価とインプライド・ボラティリティの推移
出所: 日経新聞社

サイズ/スタイル/セクター別の週間パフォーマンス(2020/1/10-2020/1/17)
サイズ/スタイル/セクター別の週間パフォーマンス
出所: 東証、日経新聞社、セクター指数はTOPIX17業種

個別銘柄の週間パフォーマンス(2020/1/10-2020/1/17)
サイズ/スタイル/セクター別の週間パフォーマンス
出所: 会社四季報、Yahoo!ファイナンス

FX
直近1年のドル円とユーロ円の推移
直近1年のドル円とユーロ円の推移
出所: セントラル短資

イールドカーブ(2020/1/17)
イールドカーブ
出所: Bloomberg.com

主要通貨の週間パフォーマンス(2020/1/10-2020/1/17)
主要通貨の週間パフォーマンス
出所: セントラル短資

外国株とコモディティ
直近1年のS&P500と原油価格(WTI原油先物)の推移[USD]
直近1年のS&P500と原油価格(WTI原油先物)の推移[USD]
出所: Yahoo!ファイナンス、Bloomberg.com

地域別株価指数とコモディティの週間パフォーマンス[USD](2020/1/10-2020/1/17)
地域別株価指数とコモディティの週間パフォーマンス[USD]
出所: iShares: MSCI Japan (EWJ), MSCI Kokusai (TOK)、MSCI Core Europe (IEUR), MSCI All Country Asia Pacific ex Japan (AAXJ), MSCI Emerging Markets (EEM), GLOBAL REIT ETF (REET). Bloomberg.com: Oil WTI Futures (CL1), Gold Futures (GC1)

今週のマーケット・イベント
1月20日(月)
日銀金融政策決定会合(-1/21)
休場:米国(キング牧師誕生記念日)

1月21日(火)
黒田日銀総裁会見
世界経済フォーラム(ダボス会議)(-1/24)
決算:IBM、Netflix、他

1月22日(水)
米12月中古住宅販売件数
決算:米Johnson&Johnson、他

1月23日(木)
日12月貿易統計
日12月全産業活動指数
米12月景気先行指数
ユーロ圏1月消費者信頼感
ECB定例理事会(ラガルド総裁記者会見)
決算:米Intel、他

1月24日(金)
日12月全国消費者物価指数
ユーロ圏1月製造業・サービス業購買担当者景気指数(PMI)
決算:米American Express、他

1月25日(土)

1月26日(日)

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