TOPIX: 1940.31, -0.8% (1w), -2.6% (YTD)
Nikkei225: 27801.64, -0.4% (1w), -3.4% (YTD)
S&P500: 4130.29, +4.3% (1w), -13.3% (YTD)
USD/JPY: 133.24, -2.1% (1w), +15.8% (YTD)
EUR/JPY: 136.26, -2.0% (1w), +4.1% (YTD)
Oil(WTI Futures): 98.62, +4.1% (1w), +31.1% (YTD)

 市場が最も心配していたGoogle、Facebook、Amazon、Appleなどの米巨大テック企業の決算を通過した。全社が減益か赤字であるが、今後の米国株全体のEPSの大幅低下を示唆するというほどでもなく、思っていたより悪くない、ということで米国株は大きく上昇した週となった。
 Alphabet(旧Google)は売上高が前年同期比13%増の697億ドル(約9.3兆円)で、純利益は同14%減の160億ドル(約2.1兆円)。Meta(旧Facebook)は売上高が前年同期比1%減の288億ドル(約3.8兆円)で、純利益は同36%減の67億ドル(約0.9兆円)。Amazonは売上高は前年同期比7%増の1,212億ドル(約16兆円)だったが、純損益は20億3000万ドル(約2,700億円)の赤字である。Appleは売上が前年同期比2%増の830億ドル(約11兆円)で、純利益は同11%減の194億ドル(約2.6兆円)。Snapの悪い決算で、ネット広告に過度な警戒感があったため、Alphabetはさほど良くない決算だったが、発表後に株価は上昇した。Metaは想定通りに悪い決算で株価は下落したが、すでに大きく売られていたこともあり、下落幅は限定的だった。Amazonは赤字だが好調なAWS事業などが好感されたのと、やはり事前に売られ過ぎていたこともあり、決算発表後は時間外で10%以上株価が上昇した。Appleも決算発表後に株価が上昇している。

●週刊金融日記 第532号 米国経済はリセッション入りしそうだが……
http://blog.livedoor.jp/kazu_fujisawa/archives/52206774.html

●好調アルファベット決算、ただしYouTubeは増収率にブレーキ
https://www.itmedia.co.jp/business/articles/2207/27/news127.html

●メタ株下落、4-6月売上高が市場予想下回る 四半期で初の減収
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-07-27/RFP49ZT0AFB801

●Amazon、2四半期連続の赤字 AWSの営業利益は36%増
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2207/29/news103.html

●Appleの2022年度第3四半期決算、前年上回るものの日本は16%減
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2207/29/news101.html

 そして、FOMCである。おそらく、後に控えていたGDP発表でリセッション入りすることを事前に知っていたであろうパウエル議長は、市場の予想通りに+0.75%の利上げを発表したが、今後の利上げペースについて想定よりゆるくなるかもしれない、という雰囲気を醸し出していた。そして、大方の予想通りGDPは2四半期続けてのマイナスとなり、米国経済は、この定義で言えばリセッション入りとなった。しかし、これも利上げペース鈍化が連想され、実際に長期金利が大きく低下した。これにより、日本円などが対ドルで大きく切り返した。また、リセッション入りで、株価は下落するのではなく、利上げペースの鈍化が期待され、むしろ大きく上昇となった。大きな懸念材料であったGAFA決算を通過し、不確実性が減じたことも株価上昇の原因かもしれない。

●FRB、0.75%利上げを連続実施 インフレ抑制を優先
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN27E4D0X20C22A7000000/

●「リセッション」の定義巡り政治論争へ 米GDP2四半期連続縮小で
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-07-28/RFQHFLT0G1KZ01

 米国経済はリセッションであり、企業業績も逆業績相場に突入していくことが確実だと言うほど悪化していないだけであり、決して良くはなかった。また、パウエル議長がGDP発表に先立って、金融引き締めに弱腰のコメントをしたため、再びリスク資産が上昇しており、一時は下落に転じていた原油先物なども再び上昇基調となっている。こうなると、インフレがまた問題となってくる。米金融当局が、また、利上げや金融引き締めに対して積極的なコメントを発し、金利上昇でドル高、株安などが断続的に発生すると思われる。株式市場のトレンドが変わり、今後は上昇基調になる、と考えるのはやはり時期尚早であろう。

米個別銘柄の週間パフォーマンス2022/07/22-2022/07/29)
米個別銘柄の週間パフォーマンス
出所: Google Finance, Yahoo!Finance

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日本株
直近1年の日経平均株価とインプライド・ボラティリティの推移
直近1年の日経平均株価とインプライド・ボラティリティの推移
出所: 日経新聞社

サイズ/スタイル/セクター別の週間パフォーマンス(2022/07/22-2022/07/29)
サイズ/スタイル/セクター別の週間パフォーマンス
出所: 東証、日経新聞社、セクター指数はTOPIX17業種

個別銘柄の週間パフォーマンス(2022/07/22-2022/07/29)
個別銘柄の週間パフォーマンス
出所: 会社四季報、Yahoo!ファイナンス

直近1年のドル円とユーロ円の推移
直近1年のドル円とユーロ円の推移
出所: セントラル短資

イールドカーブ(2022/07/29)
イールドカーブ
出所: Bloomberg.com

主要通貨の週間パフォーマンス(2022/07/22-2022/07/29)
主要通貨の週間パフォーマンス
出所: セントラル短資

外国株とコモディティ
外国株とコモディティ
出所: Yahoo!ファイナンス、Bloomberg.com

地域別株価指数とコモディティの週間パフォーマンス[USD](2022/07/22-2022/07/29)
地域別株価指数とコモディティの週間パフォーマンス[USD]
出所: iShares: MSCI Japan (EWJ), MSCI Kokusai (TOK)、MSCI Core Europe (IEUR), MSCI All Country Asia Pacific ex Japan (AAXJ), MSCI Emerging Markets (EEM), GLOBAL REIT ETF (REET). Bloomberg.com: Oil WTI Futures (CL1), Gold Futures (GC1)

今週のマーケット・イベント

8月1日(月)
米7月ISM製造業景気指数
ユーロ圏6月雇用統計
中国7月財新製造業PMI
決算:アステラス薬、京セラ、塩野義、小野薬、TDK、ANA、大ガス、住友化、他

8月2日(火)
日7月マネタリーベース
決算:三菱UFJ、ダイキン、三菱商、三井物、JR西日本、米Caterpillar、他

8月3日(水)
米6月製造業受注
米7月ISM非製造業景気指数
米7月ADP雇用者数
OPECプラス会合
決算:任天堂、ZHD、花王、クボタ、郵船、野村、住友電、三菱ケミ、ヤマハ、阪急阪神、JFE、川崎船、小林製薬、リコー、東武、京王、他

8月4日(木)
米6月貿易収支
決算:トヨタ、ソフトバンク、HOYA、ユニチャーム、日本製鉄、協和キリン、キッコーマン、旭化成、日清食、スクエニ、SUMCO、ニコン、セガサミー、ヤマダ、他

8月5日(金)
米7月雇用統計
日6月毎月勤労統計調査
決算:伊藤忠、東京海上、NTTデータ、菱地所、MS&AD、SOMPO、三菱重、いすゞ、ヤマハ発、ブラザー、京急、他

8月6日(土)

8月7日(日)

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