第637号の目次です。
●週刊金融日記 重要バックナンバー(夜間飛行)
http://yakan-hiko.com/PU14
●週刊金融日記 重要バックナンバー(まぐまぐ)
http://blog.livedoor.jp/kazu_fujisawa/archives/52160749.html
●週刊金融日記 重要バックナンバー(note)
http://blog.livedoor.jp/kazu_fujisawa/archives/52021876.html
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// 週刊金融日記
// 2024年7月30日 第637号
// 銃とビットコインはアメリカ国民にとって自由と財産を守る手段である
// AI相場に陰りと疑念
// 香港の美味しいイタリアンステーキのお店
// アメリカ政府が日本で移民政策を推進したい理由
// 他
こんにちは。藤沢数希です。
香港は相変わらず雨が多いです。おかげで暑くはないんですが、傘がない時にスコールがいきなり来て困ります。早くカラッと晴れてほしいですわ。
さて、僕は生成AI大騒ぎについて、最初はノリノリで、自分もこのAIの波に乗ってやる、とやってきたんですが、最近はいろいろと冷ややかにその限界と、過剰投資の行く末について記事を書いておりますね。有言実行なので、ちゃんとポジションも取りましたわ。
『週刊金融日記 第636号 生成AIは年間100兆円売り上げないとペイしないがまだ稼げるビジネスモデルなし』
NVIDIAやTSMCなど、AI半導体を作っている会社は、たくさん売れていて、予約もたくさん入っているので、決算自体は今後もしばらくいいはずです(それでも投資家の期待はそれ以上かもしれませんが)。問題は、それらを買って、AIサービスを作っている方ですね。ぜんぜん売上が立たないがな、ということにそろそろみんな気がつき始めるかな、と。
今週は、火曜日にMicrosoft、水曜日にMeta、木曜日にApple、Amazonなんかが決算を発表しますから、まずはそこですね。まあ、今週の決算シーズンぐらいは、まだまだ投資家は夢を見続けられるのかもしれませんけど……。
テスラはロボタクシーが期待されていたのですが、決算の時にこれが延期されることが発表され株が売られました。しかし、もう数週間ぐらい前からですが、中国の武漢では数百台の無人タクシーがすでに走っております。いろいろ課題もありそうですね。
国際政治のニュースに関してですが、ムネオがロシアに行っております。
★中国の武漢ではすでにドライバーがいない自動運転タクシーが実用化されています。
https://twitter.com/kazu_fujisawa/status/1818140370091614239
★ムネオが日本政府の警告にもかかわらずロシアに行っているようですね。
https://twitter.com/kazu_fujisawa/status/1818202497846317381
今週も読者から興味深い投稿がいくつもあります。見どころは以下のとおりです。
-友人に相当キツいコンピ地獄が始まろうとしています
-BTCレンディングのおすすめのサービスはありますか
-アメリカ政府が日本で移民政策を推進したい理由
それでは今週もよろしくお願いします。
1.銃とビットコインはアメリカ国民にとって自由と財産を守る手段である
まだビットコインがここまで高騰する前の2月に配信した第613号では、これまでクリプトに懐疑的だった僕が、なぜ宗旨替えしたのか説明しました。以後、ビットコインをずっとロングしています。
『週刊金融日記 第613号 ビットコインについて宗旨替えしました』
なぜ懐疑的だったか簡単に言うと、ビットコインなどのクリプトは、アメリカの国益に反すると考えていたからです。だから、ずっと長期的にはダメだと思っていました。アメリカ政府は金融システムを武器化しており、敵と認定した国(ならず者国家と呼ばれます)や、組織(テロ組織と呼ばれます)と取引した金融機関に制裁を加えます。外国の銀行であろうと時に巨額の罰金が科せられます。
僕は長らくこのような伝統的な金融業界に身を置いていたので、本質的に、こうした覇権国アメリカの金融をコントロールする力に反旗を掲げるようなテクノロジーに未来はないだろう、と思っていました。これの抜け穴を作ってしまうのがクリプトなので、遅かれ早かれ、アメリカ政府に規制されてダメになるんだろうな、と。
しかし、中国やロシアやインドなどの経済成長により地政学的な世界のパワーバランスが変化する中で、ガザでのパレスチナ人虐殺とそれを支援するアメリカ政府などに世界的な非難が集まり西側の道徳的優位性や正当性が失墜していきました。むしろこうしたアメリカの金融規制から逃れられる可能性のあるクリプトにこそ、圧倒的な需要がある、ということに気づいたことがまず一点です。そして、そもそも非中央集権のビットコインは、アメリカ政府が規制してつぶそうとしたってつぶせないものである、と認識したことが二点目です。そもそもビットコインの仮想敵は最初からアメリカ政府だったのです。
さらに、トランプ再選で、(クリプトから見れば)仮想敵だと思っていたアメリカ政府が、敵どころかクリプト産業の発展を支援する可能性が出てきたわけです。これは上がらないわけはないな、と。
ということで、実際に僕が宗旨替えしてロングしてからだいぶ価格が上がっているので、結果オーライだったのですが、週末のドナルド・トランプ氏のビットコイン会議での講演を聞いていて、こうしたこれまでの考えもまた大変に浅いものだったな、と気づきました。それは、銃はアメリカの国益に反するからそのうち規制されてなくなるだろう、と考えるような浅さがありました。
今週はこのことを書こうと思います。
●Donald Trump Bitcoin Conference Keynote
https://www.youtube.com/watch?v=9UxAUryUKXM
・・・
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2.今週のマーケット
●AI相場に陰りと疑念、ハリスにチェンジ、トランプがビットコインを月まで飛ばす(金融日記 Weekly 2024/7/19-2024/7/26)
http://blog.livedoor.jp/kazu_fujisawa/archives/52234778.html
・・・
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3.ブログではいえないお店
-香港の美味しいイタリアンステーキのお店
香港にも東京にもいろいろステーキハウスがありますね。アメリカの有名なステーキ店なんかは東京でもかなり高くなりました。今日は、香港の湾仔(Wan Chai)にあるイタリアンのステーキハウスがとても美味しいので紹介しましょう。
美味しかったのでリピートしてしまいました。予約はそこそこ取りにくい人気店なので、最低でも1、2週間前には予約しないといけませんね。
★店構えからいって、見るからに美味しそうなんですよね。このXのツリーの写真を見れば、どんなお店かわかります。
https://twitter.com/kazu_fujisawa/status/1794348709578457520/
・・・
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4.藤沢数希の身もフタもない人生相談
-友人に相当キツいコンピ地獄が始まろうとしています
藤沢所長、10年来毎週楽しみにメルマガ拝読させて頂いております。
さて今回は私の学生時代からの友人に超弩級の問題が降りかかったため所長の意見を伺いたく筆を執らせて頂きました。
本当は事細かに背景を説明し、読者の方々にも参考になればとも思うのですが、人物を特定されないためにも内容はできるだけシンプルにしたいと思います。
私は2017年に出版された『損する結婚 儲かる離婚』 https://amzn.to/4fmQkKJ をその当時に拝読し、初めてコンピという言葉を知りました。
同じ時期にコンピ地獄に陥った同僚がおり、それが現実にあることを知り震えました。
その同僚はコンピ地獄から逃れるため、会社を辞め(=焦土作戦)、今も正社員ではない職で食いつないでいるようです。
今回の友人のケースは・・・
・・・
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http://blog.livedoor.jp/kazu_fujisawa/archives/52160749.html
●週刊金融日記 重要バックナンバー(note)
http://blog.livedoor.jp/kazu_fujisawa/archives/52021876.html
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// 2024年7月30日 第637号
// 銃とビットコインはアメリカ国民にとって自由と財産を守る手段である
// AI相場に陰りと疑念
// 香港の美味しいイタリアンステーキのお店
// アメリカ政府が日本で移民政策を推進したい理由
// 他
こんにちは。藤沢数希です。
香港は相変わらず雨が多いです。おかげで暑くはないんですが、傘がない時にスコールがいきなり来て困ります。早くカラッと晴れてほしいですわ。
さて、僕は生成AI大騒ぎについて、最初はノリノリで、自分もこのAIの波に乗ってやる、とやってきたんですが、最近はいろいろと冷ややかにその限界と、過剰投資の行く末について記事を書いておりますね。有言実行なので、ちゃんとポジションも取りましたわ。
『週刊金融日記 第636号 生成AIは年間100兆円売り上げないとペイしないがまだ稼げるビジネスモデルなし』
NVIDIAやTSMCなど、AI半導体を作っている会社は、たくさん売れていて、予約もたくさん入っているので、決算自体は今後もしばらくいいはずです(それでも投資家の期待はそれ以上かもしれませんが)。問題は、それらを買って、AIサービスを作っている方ですね。ぜんぜん売上が立たないがな、ということにそろそろみんな気がつき始めるかな、と。
今週は、火曜日にMicrosoft、水曜日にMeta、木曜日にApple、Amazonなんかが決算を発表しますから、まずはそこですね。まあ、今週の決算シーズンぐらいは、まだまだ投資家は夢を見続けられるのかもしれませんけど……。
テスラはロボタクシーが期待されていたのですが、決算の時にこれが延期されることが発表され株が売られました。しかし、もう数週間ぐらい前からですが、中国の武漢では数百台の無人タクシーがすでに走っております。いろいろ課題もありそうですね。
国際政治のニュースに関してですが、ムネオがロシアに行っております。
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https://twitter.com/kazu_fujisawa/status/1818140370091614239
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https://twitter.com/kazu_fujisawa/status/1818202497846317381
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-アメリカ政府が日本で移民政策を推進したい理由
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1.銃とビットコインはアメリカ国民にとって自由と財産を守る手段である
まだビットコインがここまで高騰する前の2月に配信した第613号では、これまでクリプトに懐疑的だった僕が、なぜ宗旨替えしたのか説明しました。以後、ビットコインをずっとロングしています。
『週刊金融日記 第613号 ビットコインについて宗旨替えしました』
なぜ懐疑的だったか簡単に言うと、ビットコインなどのクリプトは、アメリカの国益に反すると考えていたからです。だから、ずっと長期的にはダメだと思っていました。アメリカ政府は金融システムを武器化しており、敵と認定した国(ならず者国家と呼ばれます)や、組織(テロ組織と呼ばれます)と取引した金融機関に制裁を加えます。外国の銀行であろうと時に巨額の罰金が科せられます。
僕は長らくこのような伝統的な金融業界に身を置いていたので、本質的に、こうした覇権国アメリカの金融をコントロールする力に反旗を掲げるようなテクノロジーに未来はないだろう、と思っていました。これの抜け穴を作ってしまうのがクリプトなので、遅かれ早かれ、アメリカ政府に規制されてダメになるんだろうな、と。
しかし、中国やロシアやインドなどの経済成長により地政学的な世界のパワーバランスが変化する中で、ガザでのパレスチナ人虐殺とそれを支援するアメリカ政府などに世界的な非難が集まり西側の道徳的優位性や正当性が失墜していきました。むしろこうしたアメリカの金融規制から逃れられる可能性のあるクリプトにこそ、圧倒的な需要がある、ということに気づいたことがまず一点です。そして、そもそも非中央集権のビットコインは、アメリカ政府が規制してつぶそうとしたってつぶせないものである、と認識したことが二点目です。そもそもビットコインの仮想敵は最初からアメリカ政府だったのです。
さらに、トランプ再選で、(クリプトから見れば)仮想敵だと思っていたアメリカ政府が、敵どころかクリプト産業の発展を支援する可能性が出てきたわけです。これは上がらないわけはないな、と。
ということで、実際に僕が宗旨替えしてロングしてからだいぶ価格が上がっているので、結果オーライだったのですが、週末のドナルド・トランプ氏のビットコイン会議での講演を聞いていて、こうしたこれまでの考えもまた大変に浅いものだったな、と気づきました。それは、銃はアメリカの国益に反するからそのうち規制されてなくなるだろう、と考えるような浅さがありました。
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-香港の美味しいイタリアンステーキのお店
香港にも東京にもいろいろステーキハウスがありますね。アメリカの有名なステーキ店なんかは東京でもかなり高くなりました。今日は、香港の湾仔(Wan Chai)にあるイタリアンのステーキハウスがとても美味しいので紹介しましょう。
美味しかったのでリピートしてしまいました。予約はそこそこ取りにくい人気店なので、最低でも1、2週間前には予約しないといけませんね。
★店構えからいって、見るからに美味しそうなんですよね。このXのツリーの写真を見れば、どんなお店かわかります。
https://twitter.com/kazu_fujisawa/status/1794348709578457520/
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-友人に相当キツいコンピ地獄が始まろうとしています
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さて今回は私の学生時代からの友人に超弩級の問題が降りかかったため所長の意見を伺いたく筆を執らせて頂きました。
本当は事細かに背景を説明し、読者の方々にも参考になればとも思うのですが、人物を特定されないためにも内容はできるだけシンプルにしたいと思います。
私は2017年に出版された『損する結婚 儲かる離婚』 https://amzn.to/4fmQkKJ をその当時に拝読し、初めてコンピという言葉を知りました。
同じ時期にコンピ地獄に陥った同僚がおり、それが現実にあることを知り震えました。
その同僚はコンピ地獄から逃れるため、会社を辞め(=焦土作戦)、今も正社員ではない職で食いつないでいるようです。
今回の友人のケースは・・・
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