TOPIX: | 2678.60, | +7.9% (1w), | +13.2% (YTD) |
Nikkei225: | 38062.67, | +8.7% (1w), | +13.7% (YTD) |
S&P500: | 5554.25, | +3.9% (1w), | +16.4% (YTD) |
USD/JPY: | 149.22, | +1.1% (1w), | +5.5% (YTD) |
EUR/JPY: | 163.73, | +1.6% (1w), | +4.6% (YTD) |
Oil(WTI Futures): | 76.65, | -0.2% (1w), | +7.0% (YTD) |
支持率が低迷していた岸田首相が退任を表明し、世間は事実上の次の日本の首相を決める自民党総裁選に注目している。また、8月5日月曜日に日経平均の歴史的な暴落、その後の世界の株式市場の大幅な調整の引き金を引いたのが、日本の金融政策の急な変更だった(と少なくとも見えた)こともあり、世界の市場関係者も日本の次の首相が誰になるのか大いに気にしている。アベノミクスを継承し、インフレを許容しながら事実上の円安誘導を続けるのか、こうした過去の金融政策から転換されるのかによって市場環境が大きく変わるからだ。現在のところ、10名以上の候補者の名前が出ておりなかなか先が見通せないが、有力候補はどちらかというと庶民の生活に直結する過度の円安を抑制したいという考えのようだ。
今後は日米の金利差も狭まる方向で、仮に新しい首相がアベノミクスを継承しないなら、大きく円高に動くかもしれない。一方で、新NISAでの個人投資家が海外株式を買う(円を売る)ことや、アメリカの巨大IT企業にITインフラを独占されてしまい、いわばデジタル小作人となった日本人が巨額のデジタル赤字を今後も垂れ流し続けることから、ファンダメンタルズは円安圧力である。一つだけ確かなことは、今後も為替は思いがけないことでどちらにでも大きく動くようなことがあるだろう、ということだ。
●【解説】岸田首相にとって残酷な夏 多くの批判と不満を受け退任へ
https://www.bbc.com/japanese/articles/czx67el9y79o
●自民総裁選の投開票9月20日・27日の2案 解散戦略を左右
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA165F90W4A810C2000000/
●自民党総裁選 10人超の名前挙がる 推薦人確保へ争奪戦過熱も
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240818/k10014551711000.html
★わずか+2%ほどのインフレで不平をいい首相をクビにした日本国民である。
https://x.com/kazu_fujisawa/status/1823927953241334131
月初には世界的に株価が大きく調整したわけだが、それらが一気に切り返してきた。最も懸念されていた米景気後退の兆しが、直近のいくつかの経済指標で見えなかったからである。しかし、これだけ株価が高値に戻ってくると、良い経済指標や決算でも上昇幅は限られ、逆に少しでも悪いと一気に急落するということになりがちだ。引き続き、不安定な相場が続くことだろう。イスラエルやウクライナの紛争も依然として先が見通せない。世界はリスク要因だらけである。
●米リセッション確率高まる ゴールドマンとJPモルガンの市場モデル
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-08-13/SI6381T0AFB400
●ドル底堅い展開、米景気後退懸念は杞憂か=来週の外為市場
https://jp.reuters.com/markets/japan/funds/HP6UF36L5RJ33PGWH6GWRR46UY-2024-08-16/
米個別銘柄の週間パフォーマンス(2024/08/09-2024/08/16)
出所: Google Finance, Yahoo!Finance
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日本株
直近1年の日経平均株価とインプライド・ボラティリティの推移
出所: 日経新聞社
サイズ/スタイル/セクター別の週間パフォーマンス(2024/08/09-2024/08/16)
出所: 東証、日経新聞社、セクター指数はTOPIX17業種
個別銘柄の週間パフォーマンス(2024/08/09-2024/08/16)
出所: 会社四季報、Yahoo!ファイナンス
直近1年のドル円とユーロ円の推移
出所: セントラル短資
イールドカーブ(2024/08/16)
出所: Bloomberg.com
主要通貨の週間パフォーマンス(2024/08/09-2024/08/16)
出所: セントラル短資
外国株とコモディティ
出所: Yahoo!ファイナンス、Bloomberg.com
地域別株価指数とコモディティの週間パフォーマンス[USD](2024/08/09-2024/08/16)
出所: iShares: MSCI Japan (EWJ), MSCI Kokusai (TOK)、MSCI Core Europe (IEUR), MSCI All Country Asia Pacific ex Japan (AAXJ), MSCI Emerging Markets (EEM), GLOBAL REIT ETF (REET). Bloomberg.com: Oil WTI Futures (CL1), Gold Futures (GC1)
今週のマーケット・イベント
8月19日(月)
日6月機械受注
8月20日(火)
日7月首都圏マンション発売
8月21日(水)
日7月訪日外客数
日7月貿易統計
FOMC議事要旨(7/30-31開催分)
8月22日(木)
米8月製造業購買担当者景気指数(PMI)
米7月中古住宅販売件数
ジャクソンホール会議(8/22-24)
ユーロ圏8月製造業・サービス業購買担当者景気指数(PMI)
8月23日(金)
日7月全国消費者物価指数(CPI)
米7月新築住宅販売件数
8月24日(土)
8月25日(日)
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