第651号の目次です。

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// 週刊金融日記
// 2024年11月4日 第651号
// 読めば5分でわかるアメリカの大統領選挙と政治制度の解説
// 米大統領選挙は五分五分!衝撃に備えよ
// 中国本土で美味しいレストランを探す方法
// サラリーマン現役世代がシルバー民主主義を生き抜くためには
// 他

 こんにちは。藤沢数希です。
 香港は秋でとても涼しくて毎日過ごしやすいです。10月、11月ぐらいが気候もよく、上海蟹なんかも美味しく、香港のベストシーズンかもしれません。

★ハロウィンはジョギングしてきました。ビクトリアハーバーの風が気持ちいいです。
https://x.com/kazu_fujisawa/status/1851953116369031638

 週末は、昔メルマガで紹介したんですが、非常に予約が取りにくい広東料理のレストランに行ってきました。店舗が移転して、新しくなったんですが、相変わらず美味しかったです。

★広東料理のコースですね。豪華な高級食材というより、ふつうの料理をとことん美味しくした感じです。
https://x.com/kazu_fujisawa/status/1852574268082868711

『週刊金融日記 第473号 当たり前のことを当たり前にやり続けアジアNo1になったレストランの話』

 とうとうアメリカの大統領選挙ですね。ここに来て、ほぼ五分五分になってきたようなんで、これはどっちに転んでも微差でしょうから、揉めに揉めそうですね。
 冒頭コラムでは、アメリカの政治制度について、わかりやすくまとめたので、読んでください。いまさら人に聞けないシリーズみたいな感じですが、それでいて本質的な深いことにも踏み込んでいます(自画自賛)。

 今週も読者から興味深い投稿がいくつもあります。見どころは以下のとおりです。

-中国で美味しい高級中華を探すにはどうすればいいですか
-我々はなぜ選挙に行くべきなのでしょうか
-サラリーマン現役世代がシルバー民主主義を生き抜くためには
-海外出張でロンドンに行くのですがオススメを教えてください
-ナンパや出会いアプリでの不同意性交リスク対策について教えてください

 それでは今週もよろしくお願いします。

1.読めば5分でわかるアメリカの大統領選挙と政治制度の解説

 さて、いよいよ米大統領選挙です。アメリカの選挙制度は複雑ですが、知らないと恥ずかしい類の知識なので、今週はまず簡単にアメリカの大統領選挙、上院、下院の選挙の仕組みを、教科書的なことではなく、重要ポイントに絞って解説していきます。そして、あれほど注目されているにもかかわらず、実際にはアメリカの大統領はそんなに大きな権限を持っておらず、いつも罵り合っている、民主党(The Democratic Party)が与党になろうと、共和党(The Republican Party)が与党になろうと、また、誰が大統領でも、世界でのアメリカが絡む戦争や外交政策については、同じような方針に基づき勝手に進行していくカラクリについても、ちょっと触れたいと思います。
 ロシアとの戦争に至るまでのNATO東方拡大戦略なんか、ブッシュ(父)でもクリントンでもブッシュ(息子)でもオバマでもトランプでもバイデンでも、すべて同じように進んでいきました。また、このメルマガでも解説しましたが、中国封じ込め戦略なんか、あれほどいがみ合っているトランプがバイデンに変わっても、ほとんど同じ流れだったわけです。
 そもそも、バイデン大統領の認知能力に問題があったことは誰の目にも明らかでしたし、ハリス候補にすげ替えられた後は休暇に出かけてしまって、いまは大統領がいない状態ですが、ウクライナ戦争の指揮やイスラエルへの武器支援など、重要なことが大統領なしでもスムーズに行われていきます。
 とはいえ、世界覇権を維持しようとしている超大国アメリカの大統領は、やはり象徴的に非常に大きな影響力を持つことも事実でしょう。トランプ氏はその中でも、前述のように制度的には意外とアメリカ大統領の権限は弱いのですが、大統領令を連発するという手法を使って大統領の権限を引き上げました。また、その大統領令も、かなり急進的な内容で予測不可能なところがあります。だから、世界は身構えているわけです。一方で、トランプ氏はやはり根っこの部分ではホテル経営などをしている商売人ですから、他の政治家が本業の歴代大統領よりはおそらく戦争が嫌い、という非常に良い面もあります(気が変わるかもしれませんし、前述のように大きな流れは大統領が決められないかもしれません)。

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2.今週のマーケット

●米大統領選挙は五分五分!衝撃に備えよ、日本では国民民主がキャスティングボート握る(金融日記 Weekly 2024/10/25-2024/11/1)
http://blog.livedoor.jp/kazu_fujisawa/archives/52238210.html

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3.ブログではいえないお店

-中国本土で美味しいレストランを探す方法

 中国本土旅行は、西側の常識が通用しない(Googleマップがクソ、ネットでバイドゥって情報が出てこない、クレカが使えない、etc.)からこそ異世界感があり、だからといって途上国でもなく、西側以上に洗練したモノとサービスが溢れ、さらに物価が安いから、とても面白いわけです。
 まあ、僕は面白いと思うことを仕事にしてきたので趣味はないんですが、あえていえば趣味は旅行ですかね。それで、東南アジアのリゾートとか、もうだいぶ飽きてしまったわけです。西側のリゾート開発企業が確立された勝利の方程式で、外国人に人気のホテルリゾートなんか作るわけで、どこでもVISAやMasterが使えて、ホテルもレストランも外国人観光客の扱いに慣れていて、まあ、似たようなもんなんですわな。

 さて、僕は中国語は初級者以下ですし、旅行でちらほら行ってるぐらいなんですが、レストランの選び方はだいたい分かってきました。今週はこのコーナーで、読者の方の投稿に答えようと思います。

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-中国で美味しい高級中華を探すにはどうすればいいですか

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4.藤沢数希の身もフタもない人生相談

-我々はなぜ選挙に行くべきなのでしょうか

第649号では選挙に関する参考になる内容をありがとうございました。
恥ずかしながら、選挙に行かなきゃ、と思いつつ、自分の選挙区の候補者について全然知らないし、プロフィールとか公約とか読んでもどうせやらない綺麗事しか書いてないのであれば、誰に、どの政党に入れて良いか分からず、適当に入れるのであれば行かなくても良いかな、と思ってしまい、行けていません。
しかし、それで良いとは思ってはおらず、考えを改める気持ちは持っております。
そこで、初歩的な質問ですが、なぜ我々は選挙に行くべきか、どうやって誰にどの政党に入れるか決めるのが良いか少しお考えをお聞かせいただけないでしょうか。
なぜ我々は選挙に行くべきかの部分については、藤沢先生が香港にお住まいの中、手続きをされてまで投票をされている部分に感銘を受け、お考えを伺い、是非私の考えを改めていきたい所存です。

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