TOPIX: | 2711.64, | -1.1% (1w), | +14.6% (YTD) |
Nikkei225: | 38642.91, | -2.2% (1w), | +15.5% (YTD) |
S&P500: | 5870.62, | -2.1% (1w), | +23.1% (YTD) |
USD/JPY: | 156.47, | +2.5% (1w), | +10.6% (YTD) |
EUR/JPY: | 164.76, | +0.7% (1w), | +5.3% (YTD) |
Oil(WTI Futures): | 67.02, | -4.8% (1w), | -6.5% (YTD) |
激戦7州すべてを制し、上院、下院も共和党のトリプルレッドでトランプ大統領圧勝となったわけだが、世界はトランプ政権の閣僚人事に注目している。
アメリカの主流派メディアは反トランプで、それらを翻訳して紹介することが仕事の日本のメディアも概ね反トランプである。よって、メディアは、ことさらに悪い面を取り上げ、アメリカの厚生長官が反ワクチン陰謀論者であるとか、安全保障長官が飼い犬を射殺したことがあるとか、国防長官がニュースキャスターで何の経験もないとか、司法長官が性暴力の被疑者とか、揚げ足を取る報道ばかりしている。トランプ大統領は、議会や大統領の上でアメリカ政府を動かしている「ディープステイト」打倒を掲げており、これぐらの型破りの閣僚でないと、ディープステイトに簡単に屈してしまう、ということなのだろう。
しかし、いまのところの閣僚人事では(まだ議会で承認が得られるかどうかはわからないが)、概ね、ウクライナから引く、対中強硬、親イスラエル(&対イラン強硬)、移民排斥などについては共通しているように思える。
また、トランプ大統領の目玉政策は、不法移民を数百万人単位で強制送還、中国製品へ60%関税(他は一律10%から20%)、そして、法人税率をタックスヘイブン並みに引き下げることである。これらのどれもが強烈なインフレを引き起こしそうだが、いまのところ株式市場は楽観的だ。一方で、債券市場はこれをやや織り込んでおり、いまや米国株のリスクプレミアムは米国債の10年利回りより低くなっているという異常な状態である。
強烈な閣僚陣や対中強硬姿勢は、最初に脅して有利な条件(たとえばアメリカ産農産物を中国に買わせたり、EV工場を米国内に誘致したり)を引き出すための「ディール外交」なのか、本気でやるのか、世界は戦々恐々と見守っている。
●トランプ人事、報復の脅し 司法省・軍「解体」いとわず
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN14ECH0U4A111C2000000/
●人事から見える“トランプ政権2.0”専門家は全公約を実行する“無敵状態”になると指摘【サンデーモーニング】|TBS NEWS DIG
https://www.youtube.com/watch?v=ujRf63n5JWU
★APEC(アジア太平洋経済協力会議)の集合写真に渋滞に巻き込まれ石破首相間に合わず。
https://x.com/kazu_fujisawa/status/1858096809979293792
●中国の習主席、自由貿易擁護者の役割演じる トランプ氏に対抗
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-11-16/SN16K9T1UM0W00
20日水曜日にはApple社を抜き時価総額世界一となっているNVIDIA社の決算発表がある。生成AIブームの中でこの一社に利益が集中し、最終的な生成AIのアプリケーションで儲けが出ているところはいまだにひとつもない。NVIDIAから高額のGPUを買いAIデータセンターに巨額の設備投資をしているMicrosoft、Google、Amazonなどは、自らも出資しているAIスタートアップから使用料を取れるので、一見、それなりに儲かっているように見えるが、これらスタートアップが稼げておらず、投資されたマネーがぐるぐる回っている状態だ。
以上のようなマネーの流れの中で、NVIDIAの決算は引き続き良好なものと思われるが、期待も高いだけに、それに答えることができるかどうかである。
●NVIDIA決算、ダウ平均採用で高まる注目 宴続くか
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN131930T11C24A1000000/
●週刊金融日記 第636号 生成AIは年間100兆円売り上げないとペイしないがまだ稼げるビジネスモデルなし、他
http://blog.livedoor.jp/kazu_fujisawa/archives/52234621.html
米個別銘柄の週間パフォーマンス(2024/11/08-2024/11/15)
出所: Google Finance, Yahoo!Finance
香港個別銘柄の週間パフォーマンス(2024/11/08-2024/11/15)
出所: Google Finance, Yahoo!Finance
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日本株
直近1年の日経平均株価とインプライド・ボラティリティの推移
出所: 日経新聞社
サイズ/スタイル/セクター別の週間パフォーマンス(2024/11/08-2024/11/15)
出所: 東証、日経新聞社、セクター指数はTOPIX17業種
個別銘柄の週間パフォーマンス(2024/11/08-2024/11/15)
出所: 会社四季報、Yahoo!ファイナンス
直近1年のドル円とユーロ円の推移
出所: セントラル短資
イールドカーブ(2024/11/15)
出所: Bloomberg.com
主要通貨の週間パフォーマンス(2024/11/08-2024/11/15)
出所: セントラル短資
外国株とコモディティ
出所: Yahoo!ファイナンス、Bloomberg.com
地域別株価指数とコモディティの週間パフォーマンス[USD](2024/11/08-2024/11/15)
出所: iShares: MSCI Japan (EWJ), MSCI Kokusai (TOK)、MSCI Core Europe (IEUR), MSCI All Country Asia Pacific ex Japan (AAXJ), MSCI Emerging Markets (EEM), GLOBAL REIT ETF (REET). Bloomberg.com: Oil WTI Futures (CL1), Gold Futures (GC1)
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