TOPIX: | 2696.53, | -0.6% (1w), | +14.0% (YTD) |
Nikkei225: | 38283.85, | -0.9% (1w), | +14.4% (YTD) |
S&P500: | 5969.34, | +1.7% (1w), | +25.1% (YTD) |
USD/JPY: | 154.22, | -1.4% (1w), | +9.0% (YTD) |
EUR/JPY: | 161.44, | -2.0% (1w), | +3.1% (YTD) |
Oil(WTI Futures): | 71.24, | +6.3% (1w), | -0.6% (YTD) |
世界が戦々恐々と見守る中、トランプ政権の閣僚人事が次々と決まっている。何かとトランプ氏に批判的な主流派メディアは、トランプ氏への忠誠心、そして、トランプ氏を逮捕して牢獄に入れようとしていた捜査当局への報復との観点で選ばれている、と煽っているが、すこし引いて見ると、確かに忠誠心は最優先のように見えるが、それはトランプ氏に限ったものではないだろう。
共通点としては、対中強硬(少なくとも口では威勢のいいことをいう面々が多い)、ウクライナでの代理戦争からの早期撤退、不法移民についての厳しい姿勢、などがある。一方で、懇意にしているイーロン・マスク氏はテスラの生産も販売も中国が過半数を占めており、米財界で一番の親中派ではある。
本当に対中国60%の一律関税(他の国は10%-20%)をいきなり発動するのか、各国は出方を窺っている。
●週刊金融日記 第653号 対中強硬派で固めたトランプ王朝と対峙する中国経済の行方、他
http://blog.livedoor.jp/kazu_fujisawa/archives/52238883.html
NVIDIA社の決算は、いまや世界の株式市場全体に対して大統領選挙やFOMC並みの影響力があるが、高すぎる期待には応えられなかったようで、株価はやや下落基調だ。売上・利益ともに当然のように6四半期連続で過去最高を更新しているが、伸び幅が十分ではなく、今後の鈍化は避けられないだろう。とはいえ、時価総額世界トップのNVIDIAのP/Eは、AIバブルで沸き立つ実際の利益があるので、そこまで過大ではない。問題は儲かっているのがNVIDIA社だけであり、AIを使ったサービスが利益を出せていないことである。
NVIDIAのGPUを大量に買っている米巨大IT企業のGoogle社は、米司法省からChrome売却を迫られているようだ。
米国株式市場はNVIDIAやGoogleなどのいわゆるMagnificent Sevenが牽引する形で、主要国の中で一人勝ちしているわけだが、そろそろ高すぎるバリュエーションなど、調整が入る時期かもしれない。
●NVIDIA、90%増収も投資家の高い期待に応えられず 売上高と純利益、6四半期連続で過去最高を更新
https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/84538
●週刊金融日記 第638号 AIバブル崩壊はまだ始まったばかり、他
http://blog.livedoor.jp/kazu_fujisawa/archives/52235076.html
●米司法省、Google分割要求 Chrome売却で独占解消迫る
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN208AX0Q4A121C2000000/
為替は相変わらずドルが強い中で、ユーロが下落基調だ。早晩に1ドル=1ユーロになるとの見方が出てきた。欧州は対ロシアで地政学的に厳しい状況でロシアから安いエネルギーを買うこともできず、アメリカ政府からの圧力やイデオロギーによって、中国経済ともデカップリングを進めてしまっており、今後も厳しい状況が続くと見られている。
●ユーロ下落読むストラテジスト、25年末140−150円 日欧金融政策違い
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-11-20/SN8C5ZT1UM0W00
★欧州経済はロシアから安いエネルギーを輸入し、高級ハンドバッグや高級車を中国に輸出していたのに、西側(=アメリカ)覇権防衛のためにそれらを抑制し自ら経済に足枷をはめつつある。
https://x.com/kazu_fujisawa/status/1858141839016231395
米個別銘柄の週間パフォーマンス(2024/11/15-2024/11/22)
出所: Google Finance, Yahoo!Finance
香港個別銘柄の週間パフォーマンス(2024/11/15-2024/11/22)
出所: Google Finance, Yahoo!Finance
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日本株
直近1年の日経平均株価とインプライド・ボラティリティの推移
出所: 日経新聞社
サイズ/スタイル/セクター別の週間パフォーマンス(2024/11/15-2024/11/22)
出所: 東証、日経新聞社、セクター指数はTOPIX17業種
個別銘柄の週間パフォーマンス(2024/11/15-2024/11/22)
出所: 会社四季報、Yahoo!ファイナンス
直近1年のドル円とユーロ円の推移
出所: セントラル短資
イールドカーブ(2024/11/22)
出所: Bloomberg.com
主要通貨の週間パフォーマンス(2024/11/15-2024/11/22)
出所: セントラル短資
外国株とコモディティ
出所: Yahoo!ファイナンス、Bloomberg.com
地域別株価指数とコモディティの週間パフォーマンス[USD](2024/11/15-2024/11/22)
出所: iShares: MSCI Japan (EWJ), MSCI Kokusai (TOK)、MSCI Core Europe (IEUR), MSCI All Country Asia Pacific ex Japan (AAXJ), MSCI Emerging Markets (EEM), GLOBAL REIT ETF (REET). Bloomberg.com: Oil WTI Futures (CL1), Gold Futures (GC1)
今週のマーケット・イベント
11月25日(月)
日10月百貨店売上高
11月26日(火)
日10月企業向けサービス価格指数
米9月FHFA住宅価格指数
米9月ケース・シラー米住宅価格指数
米10月新築住宅販売件数
米11月消費者信頼感指数
FOMC議事要旨(11/6-7開催分)
11月27日(水)
米7-9月期GDP(改定値)
米10月耐久財受注
米10月個人所得・個人消費支出
11月28日(木)
休場:米国(感謝祭)
11月29日(金)
日10月失業率・有効求人倍率
日11月東京都区部消費者物価指数(CPI)
日10月鉱工業生産指数
日10月商業動態統計
日11月消費動向調査
米ブラックフライデー
11月30日(土)
中国11月国家統計局製造業PMI
12月1日(日)
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