TOPIX: 2801.68, +3.7% (1w), +18.4% (YTD)
Nikkei225: 40281.16, +4.1% (1w), +20.4% (YTD)
S&P500: 5970.84, +0.7% (1w), +25.2% (YTD)
USD/JPY: 157.75, +0.1% (1w), +11.5% (YTD)
EUR/JPY: 164.46, +0.7% (1w), +5.1% (YTD)
Oil(WTI Futures): 70.60, +1.6% (1w), -1.5% (YTD)

 2024年ももうお終いである。
 S&P500は年初来で25%以上も上昇した。米ドルも強かったので、S&P500のインデックスファンドなどを素直に買っていた一般投資家は、日本円で見れば37%も上昇したことになる。個別銘柄で見ても、AIバブルだ、買われすぎだと言われた、NVIDIA株は年初来で185%の上昇、天才イーロン・マスクが経営するTeslaは年初来で74%の上昇である。個人投資家に人気のビットコインは140%も年初来で上昇している。
 機関投資家のロングオンリー株式ファンドマネジャーは、S&P500に勝とうと思えば、ただでさえウエイトが集中しているマグニフィセント・セブン、その中でもバブルと言われていたNVIDIAやTeslaにオーバーウエイトで投資していく必要があった。それはプロのファンドマネジャーはとっては非常に難しいことである。結果的に、多くのファンドマネジャーがS&P500に激しく劣後した。
 ヘッジファンドは、市場全体に相関していては意味がなく、こうしたS&P500と相関しない、スキルに基づくアルファを要求される。だから、このような環境で、S&P500に勝つことはほぼ不可能であり、また、勝つ必要もない。結果的に、多くの優秀なヘッジファンドは、S&P500よるはるかに劣るリターンである(しかし、それでも価値があるので、何億円も報酬をもらうのだ)。
 一方、素直に、話題のNVIDIAやTeslaやビットコインをロングしていた素人の個人投資家たちは、簡単に資産が倍増し、S&P500の何倍ものリターンを稼ぎ出した。
 さて、2025年はどうなるのであろうか。こうしたAIバブルや米国株への集中がさらに加速するかもしれない。現金の価値がさらに下がり、ビットコインやゴールドの価値が上がるかもしれない。あるいは、とうとうこうしたバブルが一気に弾けるのかもしれない。
 未来のことは誰にも分からないが、ひとつだけ確かなことは、来年の相場は今年の相場とは違ったものになるということである。

米個別銘柄の週間パフォーマンス(2024/12/20-2024/12/27)
米個別銘柄の週間パフォーマンス
出所: Google Finance, Yahoo!Finance

香港・中国個別銘柄の週間パフォーマンス(2024/12/20-2024/12/27)
Chart20241228_HK
出所: Google Finance, Yahoo!Finance

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日本株
直近1年の日経平均株価とインプライド・ボラティリティの推移
直近1年の日経平均株価とインプライド・ボラティリティの推移
出所: 日経新聞社

サイズ/スタイル/セクター別の週間パフォーマンス(2024/12/20-2024/12/27)
サイズ/スタイル/セクター別の週間パフォーマンス
出所: 東証、日経新聞社、セクター指数はTOPIX17業種

個別銘柄の週間パフォーマンス(2024/12/20-2024/12/27)
個別銘柄の週間パフォーマンス
出所: 会社四季報、Yahoo!ファイナンス

直近1年のドル円とユーロ円の推移
直近1年のドル円とユーロ円の推移
出所: セントラル短資

イールドカーブ(2024/12/27)
イールドカーブ
出所: Bloomberg.com

主要通貨の週間パフォーマンス(2024/12/20-2024/12/27)
主要通貨の週間パフォーマンス
出所: セントラル短資

外国株とコモディティ
外国株とコモディティ
出所: Yahoo!ファイナンス、Bloomberg.com

地域別株価指数とコモディティの週間パフォーマンス[USD](2024/12/20-2024/12/27)
地域別株価指数とコモディティの週間パフォーマンス[USD]
出所: iShares: MSCI Japan (EWJ), MSCI Kokusai (TOK)、MSCI Core Europe (IEUR), MSCI All Country Asia Pacific ex Japan (AAXJ), MSCI Emerging Markets (EEM), GLOBAL REIT ETF (REET). Bloomberg.com: Oil WTI Futures (CL1), Gold Futures (GC1)

今週のマーケット・イベント

12月30日(月)
大納会

12月31日(火)
休場:日本(大みそか)
米10月ケース・シラー米住宅価格指数

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休場:日本(正月休み)

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米12月ISM製造業景況指数
休場:日本(正月休み)

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1月5日(日)

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