金融日記

藤沢数希が運営するブログ。
金融・経済、Web関連ビジネス、書評、科学、恋愛工学などについて。

カテゴリ: メルマガ週刊金融日記

第493号の目次です。

●週刊金融日記 重要バックナンバー(夜間飛行)
http://yakan-hiko.com/PU14

●週刊金融日記 重要バックナンバー(まぐまぐ)
http://blog.livedoor.jp/kazu_fujisawa/archives/52160749.html

●週刊金融日記 重要バックナンバー(note)
http://blog.livedoor.jp/kazu_fujisawa/archives/52021876.html

==============================
// 週刊金融日記
// 2021年10月19日 第493号
// 女性は恋愛リスクを分散できないので配偶者ガチャで人生ギャンブル
// 悪い円安が加速
// 日本に帰ったら食べたいもの
// 人気声優のYouTuberと実業家との二股について
// 他

 こんにちは。藤沢数希です。
 日本もだいぶ涼しくなったようですが、香港もかなり涼しくなってきました。コロナ禍ももうすぐ2年ですね。こんなふうに香港に閉じ込められるということは、理論的に考えればありうるシナリオでそのことを実際にメルマガにも書いてもいたのですが、理屈と感情は別なので、実感としてはまさかこんなことになるとは、というのが正直なところです。2年間も海外旅行できないとはね。僕はこの間に、香港と日本を強制隔離を経ながら果敢にも二往復したんですけどね。
 それで、意外となんか強制隔離が懐かしいです。というのも、いまはひとりで原稿を書いたり分析系の仕事がしたい欲が高まっていて、強制隔離は完全な缶詰状態になるので、悪くないかな、と。もうすぐ日本に帰ることは決まっているのですが、次に香港に戻ってくるとき、隔離がどうなっているかは、先のことなのでよくわかりませんね。香港は最長で21日間になるのですが、それはそれでいいかな、と。

★今年の3月には21日間、完全にホテルに缶詰になるという経験をしました。隔離は政府が認定したホテルでないとダメなんですが、いいホテルを取ったので70万円ぐらいかかりました。
https://www.instagram.com/p/CM6-Km_jeGl/

 先週のメルマガで紹介したイカゲームですが、あれからさらに世界的にバズっています。まさか、ここまで流行るとは……。さて、このドラマでもあったんですが、愛する家族が重い病気になってしまい、貧乏なためにその治療費が払えない、という場面が出てきます。これはイカゲームに限らず、日本のドラマにも非常にありがちな設定なのですが、僕はこれは社会への有害な影響があると思っています。
 というのも、がんなどの大変な病気になると、多額の医療費がかかり、金持ちは助かるが、金がないと助からない、などということをじつに多くの人たちが信じているわけです。だから、ドラマでもそういう場面が描かれるわけですね。しかし、すでにメルマガで勉強したように、日本の医療費は所得から上限が決まっていて、何百万円もかかる難しい手術だろうと、ふつうの所得なら数万円の負担しかしないわけです。香港も難しい病気や緊急を要する怪我などは、公立病院があって、ほぼ無料です。韓国も当然、しっかりとした医療制度があります。
 ドラマで、こういう医療費が払えない、みたいなフェイクのシーンを流すものだから、庶民はすっかりそういうものだと信じていて、タダでさえ貧乏なのに、保険会社からインチキ医療保険を売られて、さらに困窮してしまうわけですね。そんなの必要ないのに。また、金持ちは金持ちで、がんなどになると、ほぼ無料の公的医療の治療を拒否して、インチキ代替医療にどっぷりハマって、インチキ医師に金も命も取られます。こういう医療費が払えなくて、家族の生死がわかれる、というフェイクは法律で規制したほうがいいかもしれません。

●「イカゲーム」の価値は1000億円余り ネットフリックスが推計
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2021-10-17/R13MUBT0G1KW01

週刊金融日記 第385号 正しいがん検診とがん治療はとても簡単だった
週刊金融日記 第400号 保険はすべて解約せよ!人生はノーヘッジで

 さまざまな職業の紹介をしている人気YouTube番組「俺たち天下のゆとりーマン」が外資系証券会社について動画を作りたいというので監修しました。僕は外資系証券会社のサラリーマンを辞めてから、日本では文筆業に主軸を移していたのですが、香港は金融業しかまともな産業がないので、またヘッジファンドや証券会社の人なんかとつるむようになって、僕も何が本業なのかわかりませんが、トレーディング業務を長期的プランの下ではじめています。いずれ、今年の反省についてはまたメルマガで書きますが、とりあえず、まあまあ起ち上がりつつある、という感じでしょうか。日本、香港(と中国)、米国市場を同時にカバーしながらぼちぼちやっていきたいです。証券会社なんかだと、トレーダーの権限が市場とプロダクトで細かく決まっているので、こんなふうに複数の市場を同時に見ることができないことがほとんどですが、個人だと何でもできるのでいいですね。

●平均年収3000万。サラリーマンの最高峰、外資系投資銀行の日常が壮絶すぎる…
https://www.youtube.com/watch?v=cuxjhR78Rfo

『外資系金融の終わり』 http://amzn.to/2ixif2n

 今週も読者から興味深い投稿がいくつもあります。見どころは以下のとおりです。

- アメリカ人はもうコロナで死ぬことを恐れないのか
- 人気声優のYouTuberと実業家との二股について
- 資産5000万円の30代後半ですが医者の娘のAクラス女子との結婚を決めかねています
- 恋愛活動の冤罪リスクを避けるためには
- 横綱白鵬の孤高と恋愛工学
- 「頑張る」とは仕事をガムシャラにするということですか
- 6500万円の貯金と年間100万円の老齢年金で55歳でFIREできます

 それでは今週もよろしくお願いします。

1.女性は恋愛リスクを分散できないので配偶者ガチャで人生ギャンブル

 僕は身内に受験生がいて、意外と受験生というのは偏差値が高いほど楽かと言えば、そうではないことがいろいろわかり、前回、超進学校トラップとして記事を書いた。

週刊金融日記 第489号 学歴コンプ製造装置となりうる超進学校トラップ

 世の中の現象はとても複雑なので、一般的にルックスや年収、模試の偏差値のように高ければ高いほど良いと信じられているパラメータも複雑な挙動を示すことがある。0が最低で100が最高のスケールであったとして、90→100ぐらいのところに非線形性が現れ、92から95に上がったところにスポッと落とし穴がある、というようなことがよくあるのだ。この観点から女性のルックスと幸福の関係について書いた記事が、たとえば以下である。

●美人であるということは賭け金の高いゲーム
https://cakes.mu/posts/7411

 僕は物性物理の研究をしていたので、物性というのは、たとえば超伝導現象などが典型なのだが、ある物質がある温度を境にして一気に状態が変わる、というような現象にとても馴染み深い。分子一つひとつはものすごくシンプルなルールに従って動いていても、集団になるととても複雑な世界を作り出すのである。新型コロナウイルスの感染拡大と政府の感染対策というのも、まさにこのような複雑なものであり、世界各国が同じウイルスに対して、非常に異なる多様な対応をしている。

・・・

続きはメルマガを購読 → note夜間飛行ブロマガまぐまぐ

2.今週のマーケット

●悪い円安が加速、日本人はますます貧乏になる(金融日記 Weekly 2021/10/8-2021/10/15)
http://blog.livedoor.jp/kazu_fujisawa/archives/52194865.html

・・・

続きはメルマガを購読 → note夜間飛行ブロマガまぐまぐ

3.ブログではいえないお店

- 日本に帰ったら食べたいもの

 日本に帰ったら何を食べたいか。アメリカなんかに住んでいる人は美味しい寿司とか、そういうのが食べたいんでしょうけど、香港はちょっと割高なんですが美味しい寿司ぐらいはいくらでもあるんですよね。魚の塩焼きについても、これは香港の大戸屋が美味しいから、割と間に合っているんですよ。ラーメンもあるし牛丼ももちろんある。カレーライスは、最近、美味しい日本式カレーのデリバリーも見つけたので、これも間に合っているんですよね。

週刊金融日記 第483号 海外での安い和食は大戸屋がいいです

 そこで、何が食べたいか、と言ったら、・・・

・・・

続きはメルマガを購読 → note夜間飛行ブロマガまぐまぐ

4.藤沢数希の身もフタもない人生相談

- アメリカ人はもうコロナで死ぬことを恐れないのか

日本はワクチン接種率でアメリカを追い越し、感染者数も死者数もアメリカと桁が2つくらい少ないのに、未だにマスク必須、都内では飲食店の時短、酒類の制限を推奨している状況です。
一方でアメリカのメジャーリーグの観客やニュースで映るアメリカ人を見ていると、まるでコロナが収束したように、マスクもしていないし、密になって喋っている印象が強いです。
アメリカ人はもうコロナを気にしなくなっているのでしょうか?

- 藤沢数希の回答

アメリカは新型コロナウイルスによる死亡と確認された人数だけで、すでに75万人に達しており、超過死亡などから推定される真の死者数はこれの2倍以上の水準にあると信じられています。
アメリカは第二次世界大戦で約30万人の死者を出しましたから、毎年というか半期に一度第二次世界大戦をやっているぐらいにはなっています。・・・

・・・

続きはメルマガを購読 → note夜間飛行ブロマガまぐまぐ

第492号の目次です。

●週刊金融日記 重要バックナンバー(夜間飛行)
http://yakan-hiko.com/PU14

●週刊金融日記 重要バックナンバー(まぐまぐ)
http://blog.livedoor.jp/kazu_fujisawa/archives/52160749.html

●週刊金融日記 重要バックナンバー(note)
http://blog.livedoor.jp/kazu_fujisawa/archives/52021876.html

==============================
// 週刊金融日記
// 2021年10月12日 第492号
// 富裕層だけが受けられる特別な金融サービス プライベートバンク入門
// 岸田首相が楽天三木谷社長に怒られる
// 香港で流行っているプライベートキッチン
// 本格家トレメニューの決定版
// 他

 こんにちは。藤沢数希です。
 週末は香港は台風が来ていて、お店が閉まったりしておりました。また別の台風も接近中とのことです。それで、家でNetflixで、最近世界的な大ヒットとなっている韓国発の「イカゲーム」をついついぜんぶ見てしまいました。

★生産的なことをしていない人たちはまったくけしからんですな。
https://twitter.com/kazu_fujisawa/status/1446783647193845767

●世界90カ国で1位、韓国ドラマ「イカゲーム」の圧倒的リアリティ
https://forbesjapan.com/articles/detail/43705

 いろいろな理由で借金を抱えてどうしようもなくなった社会の敗残者たちを秘密の島に招待して、ゲームに負けたら死ぬ、最後まで勝てば莫大な賞金を手にできる、というデスゲームをやらせる、という日本の漫画に似たような話があったよね、というストーリーです。
 これを見たからと言って、何か実用的な知識を得られたり、教養が身についたり、といった実益はありません。グロなのである意味で趣味の悪い娯楽作品です。僕たちのような英語非ネイティブかつ英語を勉強しないといけない人たちは、Netflixなどで英語字幕にして英語の連続ドラマを見ると、どんな作品であれ、英語の勉強ができるのでそれなりに生産的な時間を過ごすことができます。しかし、韓国語であっては、まったく生産的な時間とは言えません。
 次から次に理不尽なゲームを押し付けられ、出来が悪いとあっさりと殺されていく様子は、韓国をはじめとした先進国での受験や就活、そして、就職活動が成功した後の企業内での出世競争など、理不尽な競争社会のメタファーであり、全力で走るのをやめてしまえばすぐに下まで落ちていく現代社会そのものです。そういうところが世界で共感されている、というような社会学風の解釈も可能でしょう。
 そして、この大ヒットドラマは日本の人気漫画「カイジ」のパクリだ、とも非難されているのですが、監督自身が売れなくて貧乏時代に読んだカイジからインスピレーションを得た、と特に隠すこともなく話しております。

●『イカゲーム』パクリ論争の背景にある「なぜ日本のコンテンツは売れない!?」怨嗟の念
https://www.cyzo.com/2021/10/post_293451_entry_2.html

 イカゲームを見終わったあと、そういえばカイジを読んでなかったわ、と思って、読み始めたんですが、これがなかなか面白いではないですか。トレーディングとかポーカーとかゲーム理論とか好きな人は楽しめるかなりの名作ですね。イカゲームのあとは、カイジのシーズン「賭博黙示録編」をついつい読んでしまいました。
 漫画家の福本先生は、高卒で建設会社で働いていたそうですが、麻雀はプロ並みに上手かったそうです。絵は下手ですが。そして、カイジが大ヒットして金持ちになったわけですね。建設現場や場末の雀荘で人間観察したおかげなのか、サラ金ですぐお金を借りて行き詰まるような社会の底辺の生きる人たちの描写にとてもリアリティがあります。

『賭博黙示録 カイジ』福本伸行 https://amzn.to/30dMWQs

 ひふみ投信で有名な藤野英人さんが日経新聞で生い立ちを語っていて、なかなな面白かったので紹介したいと思います。
 10年前は、藤野さんは、ゴールドマン・サックス・アセットマネジメント(セルサイド・バイサイドという言葉は拙著『外資系金融の終わり』 http://amzn.to/2ixif2n でくわしく解説しましたが、セルサイドである証券会社の方のGSとはそんなに関係はないです)を辞め、自分の投信会社を起業し、まだまだこれから、というときでした。僕の方は、外資系証券会社に務めながらベストセラーを何冊か書き、Twitterをはじめたころでした。

★10年ぐらい前は、僕が作家で哲学者の東浩紀さんをTwitterで煽ったら、すかさず藤野さんが、ワロタとか返してくれていた、そんなツイ友でした。いまではあまりに偉くなりすぎてしまったのと、本業が多忙で、Twitterには現れなくなってしまいました。
https://twitter.com/kazu_fujisawa/status/168580684208816128

 藤野さんとは、10年ほど前にダイヤモンド社のWebメディアで対談させていただきました。

●ファンドマネージャー藤野英人氏 TOPIXを50%超上回る藤野氏の運用哲学とは?
https://diamond.jp/articles/-/17572

 僕は藤野さんが成功するとは思っていましたが、ここまで大成功して、日本の金融史に残るような方になられるとは、失礼ですが当時は想像していませんでした。一方で、僕は偉くなるということはなく、こうして細々とメルマガを書き、わずかばかりの個人資産を運用しながら、香港の片隅でひっそりと暮らしております。

●運用資産1兆円、藤野英人さん めざすは「理想の投信」
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUD05B5R0V01C21A0000000/

 藤野さんは旭丘高校という愛知県トップの公立高校出身で、東大・京大・名古屋大学医学部に行くのが当たり前という超進学校出身です。そして、日本の芸能界トップのDaiGoさんやいまや日本の名実ともにトップになられた岸田文雄首相と同様に「超進学校トラップ」にハマっていたことが、この日経新聞のインタビューで明らかになったのです。以下、リンク先の記事からの引用です。

「浪人時代は全国トップクラスの成績でしたが、アクシデントが起き2度目も(東大文一受験に)失敗します。部屋が暖房で暑くて試験監督が窓を開けたため、私の試験用紙が風で飛んでいき、前の席の受験生が水筒から床にこぼした飲み物の上に落ちてしまいました。『試験用紙の汚損はカンニングとみなされる』と試験監督に退場を命じられました。」

 え!? 浪人時代に圧倒的な学力がありながらセンター試験の科目を間違えて東大を受けられなかったDaiGoさんと同様に、藤野さんも不思議な理由で東大受験に失敗して、早稲田大学に進学するのでした。岸田首相の開成から東大入試3回失敗もそうですが、何やら超進学校トラップにハマることが、長い人生で見ると、この歪みがすごいエネルギーを生み出すのかもしれません。

週刊金融日記 第485号 東大は楽勝に受かる学力があったがセンター試験の科目を間違えて受けられず、万年筆一本で受けた慶應に合格したと言うDaiGo氏(浪人)
週刊金融日記 第489号 学歴コンプ製造装置となりうる超進学校トラップ
週刊金融日記 第491号 開成から二浪して早稲田に進んだ岸田文雄首相

 ちなみに、僕と藤野さんにTwitterで煽られた東浩紀さんは、いまでは灘中学より上だと言われている東京の中学受験最高峰である筑波大学駒場付属中学に進学し、現役で軽々と東大文一に合格していますが、それだけではありません。東さんは、小学生の間の日能研時代には、全国模試で毎回表紙に名前が載っていたそうです。日能研の1学年は1万人ぐらいなのですが、成績優秀者の冊子の表紙に載るのは20人だけです。つまり、彼は偏差値50になるのも大変な中学受験の世界で、常に上位0.2%に入っていたということです。偏差値80の世界です。また、単に東大に現役で合格するだけではなく、駿台などの全国模試で一桁か二桁順位だったそうです。日本の受験勉強会のトップオブトップの秀才であります。
 やはり、経済的、あるいは社会的な成功と、日本の受験勉強の得手不得手はあまり関係ないのかもしれませんね。

 今週も読者から興味深い投稿がいくつもあります。見どころは以下のとおりです。

- 筋トレコーチですが家トレの決定版を共有します
- 子供2人育てるのに本当に5000万円かかりますか
- 眞子様と小室さんはどこでセックスしている(していた)のでしょうか
- Aフェーズのクリア率を高めたいです
- 身長が低い男子がコンプレックスを乗り越えるためにするべきこと

 それでは今週もよろしくお願いします。

1.富裕層だけが受けられる特別な金融サービス プライベートバンク入門

 僕はそんなに大した金持ちではまったくないのだが、そこそこの金額を香港のHSBC本店に置いてあり、そのせいか担当者がついている。仮の名前をマイケル、としておこう。香港に引っ越してきたときは、クレジットカードを作ったり、いろいろめんどくさい手続きがあったのだが、あの宇宙船のようなHSBC本店ビルの中にある彼のデスクで、その場で教えてもらいながら書類をいっしょに書いて、ずいぶん助かった。2019年末ぐらいのことだったと思う。それから、落ち着いたらHSBCのプラットフォームを使った資産運用などについて相談しよう、と言われた。なかなか素晴らしい接客である。これが富裕層向けの金融サービスというものか、と僕はまんざらでもなかった。
 それで、いそいろ生活が落ち着いたころのタイミングのいい時期に彼から電話がかかってきて、また、HSBC本店を訪ねた。僕は香港で手数料の安いネット証券の証券口座を開き、短期的なトレーディング戦略などはそちらでやるが、手数料などすこし割高だが、長期保有して放置する株のETFや国債などはHSBCの口座でやろうと思う、生命保険やデリバティブが組み込まれた投信など、そういうものには興味がない、と言った。彼はすこし残念そうな顔をしていたが、他の担当者がすごくいい金融商品を説明するので、聞いてほしい、と言ってきたので、僕はもちろん、と答えた。
 その担当者は、パワーポイントの資料を見せながら、これはHSBCのプライベートバンクの特別な顧客だけに提供している金融商品です。あなたは(プライベートバンクの口座ではないですが)選ばれた客なので、今回は特別に紹介することにしました……、などと言って、デリバティブを使った投資と生命保険を合わせた複雑な金融商品を説明してきた。複雑で考えるのもめんどくさいので、僕は聞いているふりをして、ふんふんうなずいていた。こんなものはどう考えても間違いなくう○こ金融商品なのであって、聞くだけ無駄なことは、聞かなくてもわかる。それで、そういうのは考えてない、と断って、適当に茶飲み話でもして、また、何かあったら、ということで僕はHSBC本店を後にした。
 それから、1回か2回、口座の手続きの用事があったときに、HSBC本店でマイケルとミーティングをしたのだが、そのたびに変な金融商品を紹介するセールスを読んできて、う○こ商品を僕に買わせようとしてきた。僕は適当にあしらった。まるで、フィリピンやタイのゴーゴーバーの売春婦が、どこの国から来たの?仕事は何?とみんなが決まった同じセリフを吐くみたいに、HSBC本店のセールスは、プライベートバンクの特別な顧客にしか提供していない金融商品なのですが、あなたは特別に選ばれた客なので紹介します、というセリフを吐いた。
 その後、マイケルから何度か電話がかかってきたが、僕は用がなかったので、すべて無視していた。そして、先日、たまたま気分が良かったときに電話がかかってきたので、1年ぶりに電話に出てみた。ちょうど、HSBCに行かないといけない用事もあったので、アポを取った。・・・

・・・

続きはメルマガを購読 → note夜間飛行ブロマガまぐまぐ

2.今週のマーケット

●岸田首相が楽天三木谷社長に「全く資本主義が理解できていない」と怒られる(金融日記 Weekly 2021/10/1-2021/10/8)
http://blog.livedoor.jp/kazu_fujisawa/archives/52194609.html

・・・

続きはメルマガを購読 → note夜間飛行ブロマガまぐまぐ

3.ブログではいえないお店

- 香港で流行っているプライベートキッチン

 香港は幸いなことに相変わらずゼロコロナを続けております。香港はもちろんアジアで一、二を競う裕福な都市で、香港市民が本来は海外旅行で使うお金を、香港内で使わなければいけないため、ウエイクサーフィンなどのマリンスポーツとレストランや高級ホテルでのステイケーション(Staycation、旅行ではなく近所の高級ホテルなどで過ごす休暇の意味)が流行っております。貧乏旅行者向けのホテルなんかは苦しそうで、この辺はカップル向けにラブホ的なプランを提供したり、サービスアパートメント化してなんとかやっている感じです。
 僕が知らなかっただけかもしれませんけど、日本で見たことない外食の業態がプライベートキッチン(私房菜)です。これは料理が趣味の人や、忙しい雇われシェフを辞めた料理人などが、自宅のアパートで少人数の予約客だけに料理を振る舞っている、というものです。マンションの一室の家庭料理に近いものから、ちゃんとした厨房があって、ただ表に出てないだけのプライベートのレストランもあります。後者は、日本でいう会員制のレストランに近いでしょうか。しかし、日本の会員制レストランは、会員になるのに金取られたり、会員でもふつうのレストランより割高だったりして、割高な金を払っても有名人などは安心して飲める、みたいなところが売りでコスパは悪いです。一方で、香港のプライベートキッチンは、シェフが半分趣味でやっていたりするためなのか、コスパがいいです。

 先日は・・・

・・・

続きはメルマガを購読 → note夜間飛行ブロマガまぐまぐ

4.藤沢数希の身もフタもない人生相談

- 筋トレコーチですが家トレの決定版を共有します

当方、製薬企業で働く内科医ですが、オンラインでの筋トレのコーチングを行っている「XXXXX」と申します。
筋肉を増やすことを目的とした筋力トレーニングにおいては、バーベル種目を中心としたフリーウェイトトレーニングが最も効果的である点に異論はないでしょう。
また、ジムのメリットは器具や設備だけにとどまらず、周りの人が頑張っているという外的環境も極めて重要で、モチべーション維持の意味合いも大きいです。
私どもも、基本的にはジムトレを推奨しております。
しかし、コロナ禍の現在においては、どうしてもジムに通えないという方も多いでしょうし、社会的にもジムのような場所に通い詰めるのは、若干後ろ指を指される行為かもしれません。
実際にクライアント様でも「家トレ縛り」の方が増えております。
我々は、効果的な家トレーニングを日夜研究し、実際に効果も上げることができるようになってまいりました。
本投稿では、コロナ禍においても絶えず最高の肉体を求める週刊金融日記読者の皆様に、必要最低限の器具で効果的な家トレを行う具体的な方法を解説させていただきます。
なお、日本の住宅事情を考慮し、バーベル+パワーラックやマシントレーニングは不可という前提で解説させていただきます。

【必要な器具】

・・・

続きはメルマガを購読 → note夜間飛行ブロマガまぐまぐ

第491号の目次です。

●週刊金融日記 重要バックナンバー(夜間飛行)
http://yakan-hiko.com/PU14

●週刊金融日記 重要バックナンバー(まぐまぐ)
http://blog.livedoor.jp/kazu_fujisawa/archives/52160749.html

●週刊金融日記 重要バックナンバー(note)
http://blog.livedoor.jp/kazu_fujisawa/archives/52021876.html

==============================
// 週刊金融日記
// 2021年10月4日 第491号
// いつの時代も出世はすべて義理と人情で決まる
// 株式市場は岸田文雄総裁の金融所得課税強化に戦々恐々
// 緊急事態宣言解除され国内旅行のオススメ
// 新規感染者数が再び増加に転じるのはいつか
// 他

 こんにちは。藤沢数希です。
 緊急事態宣言も明けて、日本は食べ物が美味しい季節ですね。コロナ禍ですが、感染リスクをある程度取れる人はレストランもいいですし、取りたくない人は、いまはスーパーで高級食材が買えますから、自炊もいいですね。僕も香港での暮らしが2年近くになるましたが、香港はずっとゼロコロナでありがたいのですが、さすがにどこか香港の外に遊びにいきたいです。コロナが憎いです。早くコロナ禍が収まってほしいものですね。日本に帰る日をいまかいまかと待ちわびています。

★香港で旬の秋刀魚のお刺身を食べたりして、日本の美味しいものを偲んでおります。
https://www.instagram.com/p/CUh-klvB3Km/

★中国人と香港人のシェフがやっている謎のプライベートの和食屋です。日本語はしゃべれないみたいなので、日本で修行したとかでもなさそうで、いったいどこで和食を勉強したのか謎です。聞けば謎は解決しますが、あえて聞いていません。謎は謎のままのほうがいいこともあるからです。
https://twitter.com/kazu_fujisawa/status/1444282190943059972

 今週はノーベル賞ウィークです。ノーベル生理学・医学賞はmRNAワクチン開発につながったいくつかの過去の研究に対して与えられそうですね。ノーベル賞の委員会は非常に慎重なので、長期的な副作用などがまだわかっていないため、もう1年か2年ぐらいは待つかもしれませんが、時間の問題で受賞すると見られています。
 僕はかなり早い時期にmRNAワクチンを香港で打ったため、日本に帰るころには効果が弱くなっていそうで、3発目をどこかで打ってもらいたい、と考えているところです。

●ことしのノーベル賞で注目 新型コロナワクチンのカリコ氏
https://www3.nhk.or.jp/news/special/nobelprize2021/physiology-medicine/article_06_01.html

 小室圭さんが、とうとう眞子さまと結婚します。26日に婚姻届を出し、眞子さまは小室圭さんが暮らすニューヨークに嫁いでいきます。さまざまな困難を乗りこえ、最後まで愛を貫き通した眞子さまは、海外のメディアでも大きく報じられております。ちょっと前まで湘南の海の王子だった小室圭さんは、ニューヨークで日本のプリンセスの暮らす立派なセレブになります。結婚生活は山あり谷ありだと思いますが、おふたりには幸せになってもらいたいです。

●眞子さまと小室圭さん、26日結婚へ 年内に米国で新生活 宮内庁
https://www.asahi.com/articles/ASPB146TWP9NUTIL00D.html

●A Princess Is Set to Be Wed. But It’s No Fairy Tale.
https://www.nytimes.com/2021/10/01/world/asia/japan-princess-mako-wedding.html

●岸田氏より眞子さま ウォール街の話題
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOMH042UN0U1A001C2000000/

 今週も読者から興味深い投稿がいくつもあります。見どころは以下のとおりです。

- ダンスタイムにより新規感染者数が再び増加に転じるのはいつですか
- なぜ村上春樹作品の主人公は労せずセックスにありつけるのでしょうか
- なぜ日本人男性はアジアの女性から人気なのでしょうか
- 大学生ですが下宿が狭くて夜の営みの場所に困っています
- 所長の情報収集術を教えてください

 それでは今週もよろしくお願いします。

1.いつの時代も出世はすべて義理と人情で決まる

 岸田文雄氏が自民党総裁選に勝利した。日本の第100代首相となる。今週号は岸田首相の人となりや彼の立身出世の物語から我々が学ぶべきことを考えてみたい。

●第100代の首相に自民 岸田文雄氏 衆参本会議の指名選挙で選出
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20211004/k10013290151000.html

 今回の総裁選での勝利をまるで暗示するかのような写真がある。
 
★国民的人気だった河野太郎氏に打ち勝ち、自民党総裁に選ばれたのは安倍前首相や麻生太郎財務相に可愛がられていた岸田文雄氏でした。
https://twitter.com/kazu_fujisawa/status/1443557614126723076

 これは日本財団の笹川陽平会長の別荘で行われた夕食会のワンシーンである。日本財団というのは、競艇(ボートレース)の収益金をもとに海洋船舶関連事業の支援と国際協力事業を行っている公益財団であり、陽平氏の父である笹川良一氏が創った、総資産3000億円以上の日本最大級の財団だ。慈善事業の財源は国家公認の賭博収益であり、陽平氏は世界各国からさまざまな賞を受賞している。笹川陽平氏や安倍氏や麻生氏は、日本の上流社会の中にあって、最上流の人たちなのである。
 その最上流の人たちの私的な交流に、岸田氏は呼ばれていたわけで、もうこの時点で、将来の首相になることは決まっていたのだろう。ひとりだけサラリーマンっぽいスーツを着て、端っこの席に座っている岸田氏を見ると、自民党の重鎮たちに可愛がられている様子が見て取れる。一方で、派閥の親分の麻生太郎氏の意向に逆らってまで総裁選に出馬した河野太郎氏は、こうした人間関係の構築が不得手だったのだろう。

●「首相の夏休み」緑陰の談笑 2018年08月31日
https://blog.canpan.info/sasakawa/monthly/201808/1

・・・

続きはメルマガを購読 → note夜間飛行ブロマガまぐまぐ

2.今週のマーケット

●株式市場は岸田文雄総裁の金融所得課税強化に戦々恐々(金融日記 Weekly 2021/9/24-2021/10/1)
http://blog.livedoor.jp/kazu_fujisawa/archives/52194017.html

・・・

続きはメルマガを購読 → note夜間飛行ブロマガまぐまぐ

3.ブログではいえないお店

- 緊急事態宣言解除され束の間のダンスタイムに行きたい旅行先

 当初から指摘していたように、菅首相の本音は「コロナはただの風邪」でした。少なくとも最初のうちはそうだったと思います。マスコミが一時的に騒いでいるが、てきとうに対策している雰囲気を出してごまかしていればそのうち忘れるだろう、という方針で動いていました。その後、多少は修正されたかもしれませんが、こうしたコロナ禍対策が国民から不評を買い、辞任に追い込まれ短命内閣となりました。

週刊金融日記 第451号 菅首相から学ぶ組織で本音と違うことをやらされたときの傾向と対策
週刊金融日記 第486号 人間の動作の信頼尺度で読み解く菅首相が不人気の理由

 そして、辞任したあとも、まだ総理ですから、感染者数が急減したので喜び勇んで緊急事態宣言解除となりました。日本は誰も明言はしていませんが、事実上ハンマー&ダンス戦略を採用しています。感染者数が増えて医療機関が逼迫したらさまざまな活動制限を加えて感染を抑えて(ハンマー)、感染者数が少ないうちは通常の経済活動を再開(ダンス)、と繰り返しながら、ワクチン接種や治療薬の開発などの出口を模索します。

●緊急事態宣言解除後 初の週末 観光地には家族連れ
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20211002/k10013287571000.html

・・・

続きはメルマガを購読 → note夜間飛行ブロマガまぐまぐ

4.藤沢数希の身もフタもない人生相談

- なぜ村上春樹作品の主人公は労せずセックスにありつけるのでしょうか

第490号で「平易な表現で知的な文章を書くためのトレーニングを教えてください」という私の相談に答えて下さり有り難うございました。
村上春樹氏も『風の歌を聴け』 https://amzn.to/3D4f9Y5 を書いた時に、全てを英文で書いてから自ら訳すという手法を使ったと言っていたので、春樹氏と所長の文章が似ていると感じていた私としてはとても腹落ちしました。
一点追加ですみませんが、村上春樹作品はお好きですか?
村上作品の主人公は労せずセックスにありつくケースがやたらと多いですが、恋愛工学的に解説されているバックナンバーがあれば教えて下さい。
宜しくお願い致します。

・・・

続きはメルマガを購読 → note夜間飛行ブロマガまぐまぐ

第490号の目次です。

●週刊金融日記 重要バックナンバー(夜間飛行)
http://yakan-hiko.com/PU14

●週刊金融日記 重要バックナンバー(まぐまぐ)
http://blog.livedoor.jp/kazu_fujisawa/archives/52160749.html

●週刊金融日記 重要バックナンバー(note)
http://blog.livedoor.jp/kazu_fujisawa/archives/52021876.html

==============================
// 週刊金融日記
// 2021年9月27日 第490号
// 親ガチャなんか嘘!成功するかどうかはマインドセットが9割
// 中国で仮想通貨取引がすべて違法へ
// 予約がぜんぜん取れないステーキハウスに行ってきた
// 大学では学問をすることそれ自体が報酬
// 他

 こんにちは。藤沢数希です。
 日本は新規感染者数が急減しており、いよいよ緊急事態宣言解除になりそうです。ハンマー&ダンス戦略のダンスタイムですね。しかし、これだけ急激に減らせるなら、あと1、2ヶ月ほどがんばればほぼゼロになるので、そこで空港検疫を厳しくすれば、台湾や香港やニュージーランドのようなゼロコロナが実現するのですが、ゼロコロナ政策はなかなか理解が難しいので、日本での政策実現性は低いでしょう。どこかのタイミングで、また、ハンマーの時間がやって来ると思われます。それまでは楽しみましょう、ということですね。
 僕は冬には日本に帰省する予定ですので、そのときがハンマータイムになっていないことを祈っております。

●緊急提言「日本グリーンゾーン化戦略」
https://greenzoneproject2021.wordpress.com

★感染者数が急減した理由については諸説ありますが、感染爆発と医療崩壊のニュースが毎日にように流され、ワクチン未接種者が感染リスクの高い場所を避けていたことが示されています。
https://twitter.com/kazu_fujisawa/status/1441829632890720256

週刊金融日記 第429号 日本のコロナ対策迷走でわかったWhy(=信念)のとてつもない重要さ
週刊金融日記 第488号 ワクチン接種が進むとコロナ禍は収まるのか

★ワクチン接種率8割を達成したシンガポールで感染爆発が起きており、市民への行動制限が大幅に強化されました。
https://twitter.com/kazu_fujisawa/status/1440907942715269126

 あの男が帰ってくる! 貧しい母子家庭に生まれながらも勉学に励み、持ち前の積極性でアメリカの名門大学に奨学金で留学し、我が国のプリンセスこと秋篠宮家の長女の眞子内親王のハートを射止めた小室圭さんが、とうとう結婚の手続きのために帰国するそうです。日本社会が、コロナ対策を巡って分断し、対策緩和派と強化派にわかれて紛糾している間も、小室さんはアメリカの名門ロースクールで着々と学んでいました。そして、無事に卒業し、米国の司法試験を受けていたのです。ついには、企業法務を専門に扱う、マンハッタンの法律事務所からオファーを獲得! マンハッタンの街をさっそうと歩くいまの彼の姿を見ると、日本で大学生だった頃から比べると、ずいぶんと大人になったな、という感じがします。眞子さまと、これからニューヨークで子作りに励むと思いますが、どこに出しても恥ずかしくない、日本のロイヤルファミリー誕生ですね。
 おめでとうございます!

週刊金融日記 第335号 小室圭さんは生まれながらに恋愛工学がプレインストールされている

★とうとうあの男が帰ってきます!
https://twitter.com/kazu_fujisawa/status/1441777328829333513

 フォーダム大学で開催されたカンファレンスで、小室圭さんがベンチャーキャピタルのパートナーに仕事内容をインタビューしている音声が大学のWebサイトに掲載されています。流暢な英語で的確にインタビューしております。小室さんぐらい英語ができる日本人エリートはほとんどいないのではないでしょうか。

●Episode 10: The Funding Spectrum - From Seed Financing to Private Equity
https://news.law.fordham.edu/startuplawnchpad/2020/04/21/s2-episode-10-the-funding-spectrum-from-seed-financing-to-private-equity/

 今週も読者から興味深い投稿がいくつもあります。見どころは以下のとおりです。

- 転勤先でできた彼女と同棲することになったのですが出張でよく行く地域にも彼女がおりゴムの隠し場所で困っています
- 同棲中の彼女に監視されている中で浮気する方法はありますか
- 海外駐在となるこのタイミングでプロポーズをしようと思います
- 兵庫県在住ですが千葉の企業からオファーをもらい首都圏に進出するか迷っています
- 所長のように平易な表現で知的な文章を書くためのトレーニング法を教えてください
- 国立理系ですが私大文系が威張っている日本の企業文化に憤りを感じます

 それでは今週もよろしくお願いします。

1.親ガチャなんか嘘!成功するかどうかはマインドセットが9割

 いちいち記事を紹介したりしないが、最近、日本社会で「親ガチャ」という言葉がバズっている。曰く、人生は、生まれた環境(とおそらく遺伝で)すべて決まってしまう、という意味合いである。よって、無駄な努力などやめよう、という含意がある。このような人生論は、親ガチャという言葉が流行る以前から、普遍的に人気のものである。
 また、東大生の親の年収は日本の平均よりはるかに高い、などと言った、社会学などの学問の体を装った記事もたくさんあるし、一卵性双生児などの研究で、遺伝的な資質の大きさを示すもっと学問風のものまで、一見、説得力のあるデータなどが示される。なお、前者の東大生の親の話は、全世帯で比べたインチキで、大学生がいる世帯同士で比べれば、大した差ではないことがすでに暴かれている。
 なぜ、このような運命論がとても人気なのかと言うと、人間というのは、とにかく怠けたいからである。そして、自分を肯定していたい。こうした自分ではどうしようもないものに運命が決められているとしたら、努力することは無意味であるし、自分の人生がぱっとしないのも、これまた自分のせいではない、ということになり、心の安らぎを得ることができる。たまに、社会人で、自分が出世しない理由を学歴に求める人がいるのも同根であろう。
 言うまでもなく、人生は自ら切り開くものであり、歴史を見れば、いや、歴史など見なくても、逆境を跳ね返し成功している人など、身近なところにもいくらでもいる。また、学問的にも、我々はグッピーなどの生物のメスがどのようなオスを後尾の相手として選好するのかという実験を通して、いかに遺伝的資質なんて言うものが当てにならないものかを知っている。ましてや複雑な社会的動物である人間の男性は、金やルックスでモテるかどうかが決まるわけではない。このようなことは、僕たちは嫌というほど見てきた。

週刊金融日記 第82号 モテスパイラル現象の生物学的な根拠 グッピーによる実験

 そして、このような親ガチャ的な考えは、間違っているだけでなく、極めて有害であることは自覚したほうがいい。教育心理学において、もっとも重要な研究結果のひとつを紹介しよう。親や教師が、子供に適切なマインドセットを持たせることができるかどうかで、子供の成績の伸びが大きく違ってくるのだ。・・・

・・・

続きはメルマガを購読 → note夜間飛行ブロマガまぐまぐ

2.今週のマーケット

●中国で仮想通貨取引がすべて違法へ(金融日記 Weekly 2021/9/17-2021/9/24)
http://blog.livedoor.jp/kazu_fujisawa/archives/52194017.html

・・・

続きはメルマガを購読 → note夜間飛行ブロマガまぐまぐ

3.ブログではいえないお店

- 予約がぜんぜん取れないステーキハウスに行ってきた

 先日、香港の予約がぜんぜん取れないステーキ屋さんに行くことができました。
 いま世界はコロナ禍で簡単に海外に行けませんので、香港のレストランを紹介したところで、日本から来ることはできません。まだ、日本は緊急事態宣言中で、もうすぐ解除かな、というところですが、酒類の提供は依然として差し控えられています。そんな中で、割合としては少ない香港にいる読者のために香港の美味しいレストランを紹介するのもアレなので、どうせ紹介しても予約が取れないレストランを紹介したいと思います。
 以前、半年先まで予約が取れないアジアNo1のレストランを紹介しました。伝統的な広東料理で、豪華ではなく、むしろ庶民的な料理を地元の食材ですごく丁寧に作っているな、というレストランです。お値段もリーズナブルです。

『週刊金融日記 第473号 当たり前のことを当たり前にやり続けアジアNo1になったレストランの話』

 今回は・・・

・・・

続きはメルマガを購読 → note夜間飛行ブロマガまぐまぐ

4.藤沢数希の身もフタもない人生相談

- 国立理系ですが私大文系が威張っている日本の企業文化に憤りを感じます

藤沢所長、はじめまして。
超進学校トラップを読みました。
私は浪人して、東大と並べられる某国立大学理系に進学し、いまはいわゆる文系就職をしようかなんとなくで院に進もうか迷っています。
それにしても、日本はなぜ英語と世界史などという、ただの暗記科目で受かる私大文系がこんなに威張っているのでしょうか。
国立理系は、数学3まで含む数学や物理と化学という非常に重たい科目を勉強した上で、さらにセンター試験対策で古文や漢文、社会まで勉強しないといけません。
しかし、大企業で働くようになると、こうした私大文系の人たちも出世し、時には我々のような全科目を勉強した人たちを使う立場に立っていることもよくあります。
大変に憤りを感じます。・・・

・・・

続きはメルマガを購読 → note夜間飛行ブロマガまぐまぐ

↑このページのトップヘ