ネット麻雀でデータを取って、最も分かりやすい指標が和了率と放銃率だと思います。
この二つはある意味表裏一体の関係にあるので、そのバランスが打ち手の実力、及び個性を決めています。
そのバランス別に、どのようなタイプなのか、どういう改善案があるのかを考えてみたいと思います。

なお、実際は単純にこれらの率だけが問題ではなく、和了・放銃の素点やリーチ率、副露率等も絡んできますから、あくまで目安という事にしてください(特殊なバランスでもかなり強いという人もいるため)。
また、以下は天鳳の段位戦が基準であるとします。
加えて、データはそれぞれの実力に適した卓で打った場合の数字であると考えてください(ただし、鳳凰卓はレベルが高すぎるので数値的にちょっと違ってくるとは思う)。


大雑把に言ってですが以下のいずれかのパターンになります。
1、高和了率・高放銃率
2、高和了率・低放銃率
3、低和了率・高放銃率
4、低和了率・低放銃率 
5、バランス型
それぞれを見ていきたいと思います。


1、高和了率・高放銃率型

例えば和了率24%、放銃率14%といったタイプです。
如何にも攻撃型という感じですね。
こういうタイプの場合、トップ率も高くなりますがラス率も高くなるという傾向になりやすいんじゃないかと思います。
天鳳で勝つ事を目標とする場合は、多少和了率が下がっても放銃率を下げる方が良い場合もあります。

なお、以下でも一つの目安ですが、
和了率-放銃率>10%
を満たしているかどうかというのは、非常に簡易的ではありますが一つの指標になると思います。
特にこのタイプの場合、一歩間違うとタダの全ツッパ型になってしまいます。
特に上級卓に割と多いと思われますが、和了率は24~25%以上を記録しているのに、放銃率も16%ぐらいあるというようなタイプは、攻撃型というよりも全ツッパ型で、放銃率の改善を目指す必要があります。
これも大雑把な目安ですが、やはり放銃率は高くても13%前後に抑えるのを目標にすると良いと思います(14%を超えていながらも強い人はいるが)ので、それを大きく超えている人は改善が必要でないかを確かめてみると良いと思います。



2、高和了率・低放銃率型

例えば和了率24%、放銃率12%といった感じでしょうか。
これは理想的という感じがしますね。
多く和がってあまり振らないわけですから、理想的な感じがします。

このパターンは、主にその卓において実力が十分に高いという事だと思います。
たとえば私は上級卓東南戦において、和了率0.268、放銃率0.114を記録しています(343半荘と少ないが)。
この場合は(和了率と放銃率に関しては)特に問題はないので、そのまま鳳凰卓を目指せばよいと思います。



3、低和了率・高放銃率型

例えば和了率21%、放銃率15%という感じでしょうか。
初心者の方に多いタイプじゃないかと思います。

こういうデータの場合、基礎力が足りていないと考えるのが妥当じゃないかと思います。
攻め方(牌効率や副露など)の技術が低いから和了が増えず、また押し引きやオリが上手くないから放銃も高くなってしまうという事です。
このブログや、現代麻雀技術論、ビギナーズラックといったサイトで、基本技術を身に付けましょう。 
(ちなみに私は鳳東でこのパターンに陥りかけています。勉強します笑)



4、低和了率・低放銃率型

例えば和了率21%、放銃率11%というタイプですね。
守備型という感じの傾向ですね。

このパターンの場合、上手く打てているならば天鳳のラス回避システムに適合していると考える事が出来ます。
私はもともと高和了率高放銃率型でしたが、その当時の特上での安定段位は6段未満で、5段を維持するのがやっと程度でした。
しかし守備型に打ち方を変え、和了率0.221、放銃率0.114になった所、安定段位は6段台中盤~7段前後をうろうろするようになりました。
つまり私の場合は天鳳に適応することに成功したわけで、この打ち方の転換が鳳凰入りの大きな原動力になりました。

しかしこのパターンの場合、もう一つ考えられます。
それは、「ジリ貧になっている」というタイプです。

放銃率が低いという事は、押し引きは出来ていると考えられます(出来ていなければ3のパターンになるから)。
押し引きの基本は、先制したら攻めて先制出来なかったらオリ、ですね。
ということは、押し引きが出来ているのにジリ貧になるのは「先制が少ないから」と考えられます。 
先制出来る事が少ないので、オリざるを得ない状況になりやすいのだと考えられます。

こういうパターンの場合は、攻撃のスピードに問題が無いかを検討してみるのが良いと思います。
牌効率は理解していますか?
鳴きを前提とした手作りの意識は足りていますか?
無理に打点を追った手作りをしていませんか?
これらを見直してみて、スピードを高める打ち方を目標に勉強してみると良いと思います。



5、バランス型

和了率が22~23%、放銃率が12~13%みたいなタイプですね。
おおよそ
和了率-放銃率=(10±ε)%
となっているタイプで、これが王道という感じです。
2のタイプが理想的とはいえ、実力が近い卓でそれを達成するのは難しく、このタイプになるのが理想かと思います。
しかしそれはある意味、「2に近づけばより上のレベルを目指せる」という事でもあります。
そういう場合は、和了と放銃のどっちをより改善しやすいだろうかと考えてみるのが良いのではないかと思います。
攻撃か守備を武器とする事が出来れば、上級卓から特上卓へ、特上卓から鳳凰卓への道が開けると思います。






非常に大雑把な分類ですが、一つの目安になればと思います。
私は、書いた通り特上東風では4のタイプですが、今は5のタイプを目指しています。
鳳凰卓ではジリ貧になりやすいのと、実力全体を底上げしてある程度どんなルールでも勝てるようになるのを目指すならば5のタイプが良いと思っているからです。
みなさんもそれぞれ目指すタイプや好みがあるでしょうから、自分の問題点を見つけて改善していきましょう。