前回は上級卓でのデータの見方について書きましたが、今回は特上卓でのデータについてです。
特上で平均以上の成績を出せない人や、六段にはなれるけど鳳凰卓は遠いという人の参考になれば嬉しいです。


さて、特上卓でも、やはり最初は和了率と放銃率を見るのが重要だと思います。
以下のグラフは、別の記事でも載せましたが段位と和了率・放銃率の関係です(天鳳サイトより)。

段位-和了率・放銃率

















和了率に関しては、三段や四段近辺にピークはあるものの全体的に大して変動していません。
また三段や四段の人は上級卓以下で打っている比率が高く、段位が上がれば上がるほど特上卓や鳳凰卓で打っている比率が高まるため、データとしては高段位の方が和了率が多少低めに出るのは仕方が無く、むしろあまり変動していないので強いほど攻撃も上手いというのは間違いないでしょう。


その一方で、放銃率は段位が上がれば上がるほど急激に減少しています。
三段で0.149、四段で0.143に対して、六段では0.130、七段で0.125まで下がっています。
和了率について書いた通り、高段位者ほどより上位の卓で打っている比率が高いにもかかわらずこれだけ急激に下がっているという事は、低段位と高段位では守備力や押し引きに非常に大きな実力差があると考えられます。
また四段平均ぐらいの人ならば、和了率を維持したまま放銃率を1%以上下げる余地もあるという事を意味します。



という事で、上級卓と同じくやはり高放銃率型の人は放銃率を下げる事を目指すのが良いでしょう。
六段平均の0.130というのはバランスの良い数字だと思われます。
前回も書きましたが福地先生はフリーでは放銃率0.130程度が良いと仰っていましたし私もそう思います。
特上卓で0.130程度に抑えるというのが、天鳳でもフリーでも勝ち組に回る上で一つの目標になるのではないでしょうか。

勿論中には攻撃が得意で多少放銃率が高くても勝っている人はいますが、「勝てないで悩んでいる」というのならば放銃率を下げる事を検討するのがベターでしょう。
私も六段到達はするが鳳凰に行けず五段に落ちてしまうというような状態だった頃は特上での放銃率が0.136ぐらいありましたが、ある時から守備を意識して0.120以下に抑えるようにした所、いきなり安定段位が上昇して鳳凰卓に入れました。





さて、課金ユーザーならばより細かいデータも見られますよね。
その場合、単純な放銃率だけではなく「放銃素点」も重要な指標として注目して頂きたいと思います。

他家の全ての攻撃を均等に回避するのではなく、「高い手には振らない」「安い手には押す」という押し引きを身に付ける事は大切です。
特に高い可能性が高い相手(ドラポンや混一色、対々和といった仕掛け及び親のリーチ)に対してきっちりと警戒出来ているかどうかというのは重要なポイントです。

東風と東南でも多少違うでしょうし、正確な目安は持っていませんが、私自身の目安としては5000点を切る事を重視していました。
打ち方を改善した後の特東での私の放銃素点は4907点で、5000点を切っています。
5000点を大きく超えているならば、高い手に対して押し過ぎていないかを検討してみましょう。 




今回は守備に関する事ばかりを書きましたが、ただ放銃を避けていても和了が少なければジリ貧になってしまいます。
グラフの通り、高段位者は放銃率を下げつつも和了率を維持しているのですから、やはり速く正確な攻撃も必要です。
「全速力で和了に向かい、ダメだと判断したら鬼のようにオリる」というのを意識する事、そしてそれを達成するための技術を身に付ける事が大切です。
細かい所に気を取られず、速い攻撃と正確な押し引きに絞って学ぶと良いでしょう。