私は将棋も少しだけ好きで、現在やっている名人戦をニコニコ生放送で見たりしています。
その解説を聞いたり色々な物を調べたりすると、プロのレベルになると「誰も思いつかない一手」を指さないと勝てないんだそうです。
有名どころでは羽生マジックであり、谷川流光速の寄せであったりするわけですが、定跡や基本的な手筋だけでは無く、創造的な一手が勝負を決めるみたいです(私はそれを理解出来るレベルですらないので、らしいとしか言えないが)。


では、麻雀でも「誰も思いつかない妙手」は必要なのでしょうか

そもそも、将棋と違って麻雀では取れる行動が限られています
手牌は最大で14枚しか有りませんし、それに加えて鳴くかどうか、リーチするかどうかの選択ぐらいしか有りません。 
さらに、何手も先も読める将棋と違い、次の巡目ですらどうなっているかを読む事は不可能です。
したがって、妙手を出そうにもその選択肢が殆ど無いわけです。


では、逆に何が実力を決めるのでしょうか? 
それは妙手では無く悪手、ミスです。
大きなミスを繰り返せば、「逆転の妙手は存在しない」ので、ずるずると負けていくことになります。
如何に大きなミスをしないかが実力向上の鍵です


では、ミスを減らすにはどうすれば良いでしょうか?
その一つの方法が、「基準を決める」事です。
リーチする基準を決める、リーチに対する押し引きの基準を決める、ベタオリするときに打牌選択の基準を決める。
こうしておけば、大きなミスをしないで済みます。

確かに、基準が当てはまらない事もあります。
自分の基準ではリーチでも、その場面ではダマが正解である事もあるでしょう。
しかし、それでも基準通りに打てば、悪くても80点以上の手を打ち続ける事が出来ます
基準でリーチならば、ダマが正解でもリーチが不正解とは言えないはずだ、ということです(そもそも基準が大きく間違っていたら意味が無いが、それは座学で学ぶ)。

臨機応変にとか状況によってというのは確かに正しいのですが、基準も無く気分で決めているとすれば、100点の手を打てる事もあっても30点の手を選んでしまう事もあります。
これではミスを重ねてしまいますよね。

強くなるというのは、ある一面ではこの基準の精度を上げ、また場合分けを細かくしていく事だと思います。
例えば、先制リャンメン聴牌は即リーという基準で打てば悪くても80点以上の打牌は出来るでしょう。
それをさらに、役有りダマ6翻以上はリーチしないとか、残りツモ~回以下ではリーチしないという場合分けをしてやれば、常に90点以上の打牌が出来るようになるはずです(点数は適当です)。

このように、自分の打牌の「下限」を設けて、それを徐々に引き上げる事が、強くなるポイントじゃないかなと思います。


ミスをしないのは本当に難しい事です。
うっかり基準に反してしまう事もあります。
ここはとにかく試合数をこなして、身体に覚えさせる必要が有るでしょう。
鬼打ちだけで強くなるのは難しいと思いますが、しかしミスを減らすという意味はあると思います。
理論を学んで実戦をこなす、というサイクルを確立しましょう。