2007年05月04日

着うたの作り方

着うたの作り方

  これは、DOCOMOのFOMA用着うた作成の説明書です。他社やMOVAで着うた
 を作成する場合は、ここで紹介する以外の方法をとる必要があります。また、着う
 たと着うたフルは似て非なるものです。着うたフルの作り方については僕は無知な
 ので、知りたい人は自分で探してください。
では、説明に入ります。
  タイトルは「着うたの作り方」になっていますが、実は細かいことを気にしなけ
 れば着メロも一応作れます。
ところがタイトルからすると、着メロは別物扱いにな
 ってますね。ではまず、着メロ・着うたとは何か?、について説明しましょう。

  簡単に説明すると、

 ・着メロ
   楽器の音
 ・着うた
   楽器の音 + 人の声

  ちょっと詳しく説明すると、

 ・着メロ
   MIDI
 ・着うた
   WAV

 ということです。着メロと着うたは全然違うということが分かります。情報量でい
 うと、着メロよりも着うたの方が断然多いですね。また、

 着メロと着うたは作り方が全然違います。

 だから、着メロと着うたは全然別物と言えます。しかし、着うたの作り方で着うた
 と同じぐらい情報量の多い着メロは作れます。
逆に、着メロの作り方では着うた自
 体が作れません。
これが始めに言った「細かいことを気にしなければ着メロも一応
 作れます。」
ということです。ということで、

 大は小を兼ねる

 という考えの下、ここでは着うたの作り方を説明します。


1.準備

  準備するものです。これらを準備すれば、着うた・擬似着メロは絶対作れます。
 まず、

 パソコン

 これが無いと絶対に作れません。着うたは携帯電話で使うものなのに、携帯電話で
 は作れません。注意してください。ちなみに今はどうか分かりませんが、一昔前の
 携帯電話には着メロ作成機能がありました。言いたいことは分かりますよね?各社
 とも頑張ってください。
  次に、

 音楽ファイル(*.wav, *.wma, *.asf, *.mp3, *.rm, *.ogg, *.ape, etc)
 または
 動画ファイル(*.avi, *.asf, *.wmv, *.mpg, *.mov, etc)

 音楽ファイル・動画ファイル共に「etc(なんでも)」が付いてますね。これは、
 が鳴ってさえいれば、どんなファイルからでも着うたを作れる
、ということです。
 しかし、どんなファイルから着うたを作ろうとしても、作業をするときは必ず *.wa
 v ファイルに変換していなければなりません。そこで手順´△鮃圓ぁ*.wav ファ
 イルを用意します。

 ‘芦茱侫.ぅ襪魄靴辰討い訃豺腓
  ・動画ファイルに含まれている音楽ファイルを抜き出す。
  ・動画ファイルを再生しながら、パソコンを使って *.wav 形式で録音する。

 *.wav 以外の音楽ファイルを扱っている場合は
  ・そのファイルから *.wav ファイルへ直接変換する。
  ・音楽ファイルを再生しながら、パソコンを使って *.wav 形式で録音する。

 ※ただし、
  ・動画ファイル・音楽ファイルを用意する方法
  ・動画ファイルに含まれている音楽ファイルを抜き出す方法
  ・パソコンを使って *.wav 形式で録音する方法
  ・*.wav ファイル以外の音楽ファイルから *.wav ファイルへ変換する方法
  さらに、もしかしたら必要になってくる、
  ・ある形式の動画ファイルから別の形式の動画ファイルへ変換する方法
  これらについては、自分で調べてください。

  あとは、´↓を用意すればOKです。

  soundengine(タダ)
  ・scmpx(タダ)

 ■繊Avisynth 2.5以上(タダ)
   ・QuickTime for Windows 6.5.2以上(タダ)
   ・携帯動画変換君(タダ)
   ・in_prop.exe(タダ)

  B・QuickTime player(タダ)
   ・QuickTime Alternative v.1.33(タダ)
   ・in_prop.exe(タダ)

  C・QuickTime Pro(お金がかかる)

 A・バイナリエディタ(タダ)

  B・着もと(タダ)

 ※ただし、
  ・△錬繊腺辰涼罎ら一つ、はAかBのどちらか、を選ぶこと。
  ・■造痢QuickTime player」は「QuickTime for Windows」ではないことに注
   意。というか「QuickTime player」だけをインストールすることができなかっ
   たばかりか、僕のパソコンには「QuickTime Alternative v.1.33」をインスト
   ールしても大手サイトで紹介している作成方法ができませんでした。ようする
   に未知数。
  ・■辰鷲週通りで、お金がかかります。しかし、全工程のうち必要ソフト数が
   一番少ないです。まどろっこしいことがキライな人はどうぞ。
  ・△任發靴したら「iTunes」を使いたがる人がいるかもしれません。しかし、
   完全に着うた化する工程で■腺贈辰里匹譴をそっくりそのままインストール
   する必要が出てきますので、そうなった場合に「iTunes」を使用したことが二
   度手間になってしまいます。
  ・各ソフトの入手方法は自分で調べてください。パソコンの画面でこのページを
   見れるなら、全部用意することができます。
  ・ちなみに僕は、´■銑Aでしか動作を確認していません。よって、以後は
   ■銑Aで説明します。他の組み合わせについては、僕は知識として持ってい
   るだけなので説明できません。



2.iモーション作成

  まず初めに *.wav ファイルからiモーションというものを作り、それを着うた化
 します。ここでは、iモーションの作り方を紹介します。

 2.1.*.wav ファイル編集
   iモーションに使用する曲を作ります。例えば、「この曲のサビの部分だけを聴
  きたい」などです。まず、

  soundengine で *.wav ファイルを編集します。

  これは、例えばあるアーティストの曲を着うたにしようとすると、一曲が長すぎ
  てiモーションに使用できないからです。最終的に目指す曲の音質(聴き取りやす
  さ)にも依りますが、iモーションに使用できるのは一曲のうち数十秒間だけで
  す。着うたダウンロードサイトからダウンロードできる着うたが曲のサビだけな
  のはそのためです。しかし、音質によってiモーションに使用できる曲の長さが変
  わるので、iモーションに入れることができる情報量を曲の長さで決めることはで
  きません。だから、曲の長さとは別に bits(バイト)という単位で使用できる情
  報量を制限しています。

容量



























  この音楽ファイルなら、3,890,408 bite の情報量ということになります。一般的
  には、bile を b と省略して 3,890,408 b と読みます。これはさらに、
  3,890 Kb とも 3.89 Mb とも読みます。

  soundengineを使えば例えば、曲のサビだけを取り出すことができます。もちろ
  ん、前奏だけや間奏だけを取り出すこともできます。また、取り出したサビを輪
  唱形式にするなど、ユニークな使い方もできます。とにかく、soundengineを駆使
  して自分がiモーションに使用したい曲を作り、*.wav ファイルを作成してくださ
  い。

   次に、

  scmpx で曲の情報量を減らします。

  これもiモーションに使用できる情報量には制限があるからです。ここでの情報量
  の削減は、曲の音質を落とす(聴き取りにくくする)ことによって行います。
  質には単純に3つの要素があります。それは、「チャンネル」「量子化レベル」
  「サンプリング・レート」と言います。
scmpx では、一曲ごとにそれぞれ以下の
  ような値に自由に変えることができます。

 ・チャンネル
  「1チャンネル(モノラル)」「2チャンネル(ステレオ)」
 ・量子化レベル
  「8bit量子化」「16bit量子化」
 ・サンプリング・レート(単位:kHz)
  「48kHz」「44.1kHz」「32kHz」「24kHz」「22.05kHz」「16kHz」「12kHz」
  「11.025kHz」「8kHz」

   これらは、それぞれの要素の中で数が大きいほどいい音質を保てます。iモーシ
  ョンに使用したい曲の情報量が制限を越えているときは、この値を使って情報量
  を減らします。例えば、「2チャンネル」だったものを「1チャンネル」にする
  と情報量は半分になります。COMVERT → Single File → Resample と進んで、先
  ほど soundengine で作成・保存した曲を選択すれば、その曲の音質を変えること
  ができます。
scmpx1









scmpx2












 2.2.iモーション作成

   *.wav ファイルを *.3gp というファイルに変換します。ここでは、準備物の
  Aを使います。

  ■繊Avisynth 2.5以上(タダ)
    ・QuickTime for Windows 6.5.2以上(タダ)
    ・携帯動画変換君(タダ)
    ・in_prop.exe(タダ)

  iモーション作成には上から3つを使います。in_prop.exe は次の工程で使用しま
  す。

   まず、Avisynth 2.5以上をインストールし、次に QuickTime for Windows
  6.5.2以上をインストールします。順番はこのままでお願いします。携帯動画変換
  君は Avisynth の前にインストールしても、QuickTime for Windows の後にイン
  ストールしてもどちらでも結構です。

   Setup.exe を起動し、次のように設定します。
携帯動画変換君設定


























   そして 3GP_Converter.exe を起動します。
  下向き三角のボタン(プルダウン)から設定を選びます。設定を選択したあとは
  言われた通りにファイルをドラッグ&ドロップしてください。
携帯動画変換君実行






















   これで *.3gp ファイルへの変換ができました。ここで、iモーションに使用で
  きる曲の情報量は制限されている
ことを思い出してください。とりあえず、でき
  た *.3gp ファイルの情報量を見てみましょう。
iモーション情報量



























   ここの値が制限を越えているとiモーションに使用できないわけです。では、ど
  れくらいの値に制限されているのでしょうか?それは携帯の機種に依るのです。
  携帯電話の説明書に書かれているはずです。多くの機種では 300KB (300,000B)
  や、500KB (500,000B)が制限値ですが、たまに 140KB (140,000B) や、
  800KB (800,000B) という制限値を持つ機種も見かけます。つまりiモーションに
  使用できる情報量の制限値は機種ごとに違うので、説明書で確認してください

  ということです。

   それでも音質や情報量に不満があるときは、Transcoding.ini のを編集しま
  す。Transcoding.ini を開くとこんな感じのものがいっぱいあると思います。

携帯動画変換君詳細設定







   ちなみに、これは僕用の設定になっています。是非、まねをせず個人個人で自
  由に編集してください。一番上の赤枠は設定名です。3GP_Converter.exe を起
  動したとき、赤枠部と同じ設定名が見つかると思います。つまり、自分で編集し
  た設定が反映されるわけです。二段目の赤枠は情報量の上限値です。もしあなた
  の携帯電話でiモーションとして使用できる情報量の制限値が 500KB なのなら、
  この赤枠には500を入れましょう。左下の赤枠には scmpx で選んだサンプリン
  グ・レートを入れます。
32000 を選んだのなら 32000 を入れます。そして、次が
  重要です。右下の赤枠にはビットレートという音質の要素が入ります。ここの値
  が大きいほど音質がよく、値が小さいほど音質が悪くなります。ちなみに、値が
  40 なら 40Kbps 、80 なら 80Kbps となります。しかし、僕の設定は 1Kbps かと
  いうと実はそうではありません。これは、最低の音質という意味です。実際に調
  べてみると 24Kbps だったりします。ようするに、音質をどんどん下げていっ
  て、50 が 40 になり、40 が 30 になり、目標は 1 だけど 24 までしか下げれま
  せんでした。これ以上音質を下げると曲の原型を留めることができなくなりま
  す
、ということです。だから、この場合は 1Kbps と指定しても 20Kbps と指定し
  ても同じことということになります。しかし、24Kbps という数字は調べないと出
  てこないので、とりあえず 1Kbps を指定すれば音質を最低まで落とせるだろう、
  と考えたわけです。とにかく、この値は個人個人で追及してみてください。

3.着うた作成

  iモーションそのままだと着うたとして登録できません。もちろん、目覚まし時計
 なんかにも登録できません。ようするに、ただ聴くだけのものになってしまいま
 す。ただ聴くだけならウォークマンでいいですし、明らかに携帯電話よりウォーク
 マンのほうが電池のもちがいいですよね。さらに、ウォークマンで聴くなら一曲ご
 との情報量なんか気にしなくてもいいわけです。ということで、この工程を無視す
 ると今までの苦労が水の泡です。というか水です。


 3.1.製作情報埋め込み

   iモーションに製作情報を埋め込みます。製作情報とは、タイトル、アーティス
  ト、原作者、著作権(コピーライト)、です。ここで重要なのは、原作者と著作
  権(コピーライト)です。自作着うたなんてものはもちろん自己満足に過ぎませ
  ん。しかし、着うたを作るにあたって素材があり、さらにその素材をいじくって
  自己満足に持っていくのです。そこには確かに、その素材を提供してくれた人に
  対して感謝をする必要があります。だから、原作者と著作権(コピーライト)は
  必要な情報なのです。

   というのはもちろん建前で、本意は別のところにあります。着うたを携帯電話
  に登録するに当たって、最低限、著作権(コピーライト)情報が埋め込まれてい
  ない楽曲は登録できない、という仕様になっている機種があります。これはもち
  ろん、社会的、法律的な意味合いからDOCOMOが自社製品に対して制限を設けてい
  るんだと思います。(それにしたって、同じDOCOMOの携帯電話なのに、著作権情
  報が必要な機種と、全く必要ない機種があるのはなぜ?)

   というわけで、製作情報を埋め込むことによって、着うたを再生できる全機種
  で着うたとして登録できるようになるのです。

   さて、ここでは準備物■舛 in_prop.exe を使います。

  ■繊Avisynth 2.5以上(タダ)
    ・QuickTime for Windows 6.5.2以上(タダ)
    ・携帯動画変換君(タダ)
    ・in_prop.exe(タダ)

  まず、in_prop.exe を \3GP_Converter\cores フォルダに入れます。これは、
  3GP_Converter フォルダの中の cores フォルダの中に、という意味です。そし
  て、Transcoding_in_prop.ini の内容を Transcoding.ini に書き加えます。
  Transcoding_in_prop.ini には、こういうものが書いてあると思います。

製作情報埋め込み










  この該当部分(赤枠)の項目を Transcoding.ini に書き加えます。僕はFOMAなの
  で次のようになりました。

自分設定













   これで、製作情報を埋め込む準備ができました。埋め込む方法は、
  3GP_Converter.exe を起動するだけです。携帯動画変換君を起動して *.wav ファ
  イルをドラッグ&ドロップすると、携帯動画変換君以外にもう一つウィンドゥが出
  てきました。あとは、上からタイトル、原作者、著作権(コピーライト)を入力
  して OK を押すだけです。
製作情報入力画面




































   その結果、iモーションに無事に製作情報を埋め込むことができました。これ
  で、着うたに著作権情報が必要な機種でも、必要ない機種でも、どちらの機種で
  も着うたとして登録できます。
iモーションに埋め込んだ情報











 3.2.バイナリ編集

   ここではバイナリ編集というものをします。これは、先に述べたような機種別
  にどうとかいう問題ではなく、どの機種でも絶対必要な操作です。準備物Aで
  説明します。まず、バイナリエディタというものを用意します。

   A・バイナリエディタ

  次に、iモーションの情報量を見ます。
iモーション情報量



























   そして、このファイルをバイナリエディタで開きます。
着うたバイナリ













  左側では 63 6D 64 00 00、右側では dcmd.. の部分を捜し、左側の 00 00の部分
  を以下のように書き換えます。

  ファイルの情報量が奇数の場合 64 63 6D 64 00 00 → 64 63 6D 64 09 0F
  ファイルの情報量が偶数の場合 64 63 6D 64 00 00 → 64 63 6D 64 0D 0B

4.作成した着うたを携帯電話に取り込む

  ここでは、作成した着うたを携帯電話に取り込みます。取り込む方法はいくつか
 あるのですが、大きく分けてこの二つがあります。

 |紊Δ燭鯏塞佞靴董携帯電話にメールを送信する。
 ▲ぅ鵐拭璽優奪鳩侏海之搬單渡辰らダウンロードする。

 注意してほしいのは、miniSDを使って携帯電話に取り込むと、着うたとして登録で
 きない
、ということです。しかし、この二つの方法だと確実に登録できます。


  これで、着うたの作成方法についての説明は終わりです。みなさんに良き着うた
 ライフがあらんことを。  
Posted by kazuking98 at 03:17Comments(0)TrackBack(0)技術