2025年01月07日
今年の年越しは大晦日のナマハゲ取材に始まり、新年2日は高校の卒業30周年同期会、3日はラジオ出演、4日は仕事始めと万歳ナイト、5日は民謡イベントと例年になく盛りだくさんでした。まずは流行病に罹ることなく、万全の体調でやり遂げる事ができて、ホッとしております。イベントにご出演いただいた斎藤さん、和丸さん、ご来場いただいた皆様、ありがとうございました!
大賑わいの二日間が終わり、昨日から平常の営業がスタートした感覚です。『吉例初市』は18日(土)まで。品薄になっていた割引セールの商品は昨日新たに追加いたしました。是非足をお運びください。
今月後半は秋田公立美術大学「複合芸術会議」がスタート。私が担当する人形道祖神関連のイベントは近日中に公開いたします。どうぞお楽しみに!
(16:39)
2025年01月02日
新年あけましておめでとうございます。例年のことながら師走はバタバタと慌ただしく、一年を振り返る余裕もなく年が明けてしまいました。
昨年は、2月の『山本太郎・ニッポン画展』、7月の『須藤玲子展』など、当店では初めてとなる企画展も開催し、充実した年になったと思います。個人的にも大学院博士課程への進学など、チャレンジの一年でした。今年も歩みを止めることなく、何事にも意欲的に取り組んでいきたいと思っています。
仕事始めは1月4日の『吉例初市』から。今年は工芸帯地の洛風林さんや創業300年の矢代仁さんから素晴らしいコレクションが届きました。ご隠居が目下張り切って展示を手掛けております。年に一度の割引セールも開催いたします。また、1月4日、5日の『万歳と民謡』に向けて、私も放浪芸や民謡についての資料を濫読中。秋田の伝統芸能の未来を担うお二人がどんな芸を披露してくれるのか、是非お見逃しなく!
・『秋田万歳ナイト』出演:斎藤ぽん、1月4日(土)午後6時半〜、料金:1,500円
お申し込みフォーム
・『花柳界の秋田民謡』出演:和丸、1月5日(日)第一回目午前11:00〜/第二回目午後14:00〜(各回入替)、料金:1,500円
お申し込みフォーム
『吉例初市』は1月4日(土)〜18日(土)会期中無休
小松クラフトスペース
大晦日は一家でナマハゲに会いに行ってきました。今回は女性陣(泉美と芭瑠)が潟上市天王大崎、私が男鹿市脇本大倉に別れての取材しました。芭瑠は小さい頃、ナマハゲを怖がっていましたが、竿燈に参加したり、人形道祖神の行事を何度も見学したりしているうちに「ナマハゲを調べてみたい」と思ったようです。前日、ナマハゲにインタビューする内容を一緒に考えて、当日の取材に臨みました。準備段階からナマハゲに同行させていただき、すっかり民俗行事の魅力のハマったようです。終わってからは合流して、車の中でそれぞれ見聞したことを報告。行事のやり方には集落によってかなり違いがあり、それを比べてみると面白い発見があります。そんなこんなで、最高の年越しとなりました。
昨年は、2月の『山本太郎・ニッポン画展』、7月の『須藤玲子展』など、当店では初めてとなる企画展も開催し、充実した年になったと思います。個人的にも大学院博士課程への進学など、チャレンジの一年でした。今年も歩みを止めることなく、何事にも意欲的に取り組んでいきたいと思っています。
仕事始めは1月4日の『吉例初市』から。今年は工芸帯地の洛風林さんや創業300年の矢代仁さんから素晴らしいコレクションが届きました。ご隠居が目下張り切って展示を手掛けております。年に一度の割引セールも開催いたします。また、1月4日、5日の『万歳と民謡』に向けて、私も放浪芸や民謡についての資料を濫読中。秋田の伝統芸能の未来を担うお二人がどんな芸を披露してくれるのか、是非お見逃しなく!
・『秋田万歳ナイト』出演:斎藤ぽん、1月4日(土)午後6時半〜、料金:1,500円
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・『花柳界の秋田民謡』出演:和丸、1月5日(日)第一回目午前11:00〜/第二回目午後14:00〜(各回入替)、料金:1,500円
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『吉例初市』は1月4日(土)〜18日(土)会期中無休
小松クラフトスペース
大晦日は一家でナマハゲに会いに行ってきました。今回は女性陣(泉美と芭瑠)が潟上市天王大崎、私が男鹿市脇本大倉に別れての取材しました。芭瑠は小さい頃、ナマハゲを怖がっていましたが、竿燈に参加したり、人形道祖神の行事を何度も見学したりしているうちに「ナマハゲを調べてみたい」と思ったようです。前日、ナマハゲにインタビューする内容を一緒に考えて、当日の取材に臨みました。準備段階からナマハゲに同行させていただき、すっかり民俗行事の魅力のハマったようです。終わってからは合流して、車の中でそれぞれ見聞したことを報告。行事のやり方には集落によってかなり違いがあり、それを比べてみると面白い発見があります。そんなこんなで、最高の年越しとなりました。
(12:07)
2024年12月20日
今年も残すところ10日あまりとなりました。年明けの1月4日、5日には特別企画をご用意しております。
まず、1月4日の午後6時半からは秋田万歳の継承者である斎藤ぽんさんによる「秋田万歳ナイト」が開催されます。斎藤さんの秋田万歳は今年1月にも当店でご披露していただきました。その後も東京「青山月見ル君想フ」や長野県「夕やけこやけ」などで公演を行い、秋田万歳の伝道師として活躍中。パワーアップした芸をご覧いただけると思います。今回は夜の開催ということで定番の秋田万歳の他に艶っぽい唄も披露していただきたいと思っています。
私は今年、大阪府の国立民族学博物館での企画展『吟遊詩人の世界』を観たことで、放浪芸に改めて関心を持ちました。それについては斎藤さんとのトークセッションの中でお話したいと思っています。
そして1月5日(日)には秋田川反花柳界の新時代を担う芸者・和丸さんによる「花柳界の秋田民謡」を午前、午後の2回開催いたします。農村の芸能のイメージが強い民謡ですが、実は花柳界とは切っても切れない縁があります。北前船の船頭たちが遊女に伝えた唄、芸者のために作られた唄など、民謡の中には花柳界由来の唄が数多くあります。お馴染みの秋田民謡でも、お座敷で唄われる場合はガラリと雰囲気が変わることも。和丸さんは民謡から花柳界に入った方なので、純民謡風でも花柳界風でも唄うことができる才能の持ち主ですが、今回は花柳界バージョンの秋田民謡を披露していただきます。私も解説と途中のトークセッションで参加いたします。
どちらも参加費は1,500円(要予約)。秋田の伝統芸能の未来を担う若手のホープによるギャラリーコンサートです。是非奮ってご参加ください。
ご予約はお電話(018-837-1118)またはこちらのフォームから
「秋田万歳ナイト」お申し込みフォーム
「花柳界の秋田民謡」お申し込みフォーム
現在2Fギャラリーでは『ジョリー・ジョンソン展』好評開催中です。展示会の様子は朝日新聞秋田版にも紹介されました。会期はXmasの25日(水)まで。是非お見逃しなく!
毎年、ご隠居の誕生日になると、年の瀬が押し迫っているのを感じます。この冬は雪国らしい寒さが続いていますが、フェルトやニットを重ねて温かくお過ごしください。
まず、1月4日の午後6時半からは秋田万歳の継承者である斎藤ぽんさんによる「秋田万歳ナイト」が開催されます。斎藤さんの秋田万歳は今年1月にも当店でご披露していただきました。その後も東京「青山月見ル君想フ」や長野県「夕やけこやけ」などで公演を行い、秋田万歳の伝道師として活躍中。パワーアップした芸をご覧いただけると思います。今回は夜の開催ということで定番の秋田万歳の他に艶っぽい唄も披露していただきたいと思っています。
私は今年、大阪府の国立民族学博物館での企画展『吟遊詩人の世界』を観たことで、放浪芸に改めて関心を持ちました。それについては斎藤さんとのトークセッションの中でお話したいと思っています。
そして1月5日(日)には秋田川反花柳界の新時代を担う芸者・和丸さんによる「花柳界の秋田民謡」を午前、午後の2回開催いたします。農村の芸能のイメージが強い民謡ですが、実は花柳界とは切っても切れない縁があります。北前船の船頭たちが遊女に伝えた唄、芸者のために作られた唄など、民謡の中には花柳界由来の唄が数多くあります。お馴染みの秋田民謡でも、お座敷で唄われる場合はガラリと雰囲気が変わることも。和丸さんは民謡から花柳界に入った方なので、純民謡風でも花柳界風でも唄うことができる才能の持ち主ですが、今回は花柳界バージョンの秋田民謡を披露していただきます。私も解説と途中のトークセッションで参加いたします。
どちらも参加費は1,500円(要予約)。秋田の伝統芸能の未来を担う若手のホープによるギャラリーコンサートです。是非奮ってご参加ください。
ご予約はお電話(018-837-1118)またはこちらのフォームから
「秋田万歳ナイト」お申し込みフォーム
「花柳界の秋田民謡」お申し込みフォーム
現在2Fギャラリーでは『ジョリー・ジョンソン展』好評開催中です。展示会の様子は朝日新聞秋田版にも紹介されました。会期はXmasの25日(水)まで。是非お見逃しなく!
毎年、ご隠居の誕生日になると、年の瀬が押し迫っているのを感じます。この冬は雪国らしい寒さが続いていますが、フェルトやニットを重ねて温かくお過ごしください。
(14:27)
2024年12月09日
12月6日(金)から当店では3年ぶりとなるジョリー・ジョンソンさんの作品展がスタートしました。今回も素晴らしいフェルト作品が展示されております。ジョリーさんは初日から3日間在廊され、8日にはギャラリートークも開催されました。
当店でジョリーさんのフェルト展を開催するのは、6〜7回目になりますが、ギャラリートークは今回が初めて。アーティストであり、研究者でもあるジョリーさんのお話は内容が盛りだくさんで1時間以内ではとても紹介しきれないほど。「フェルトの可能性を探求し続ける」というその創作姿勢に改めて感服しました。
『ジョリー・ジョンソン展』は12/25(水)まで(会期中無休)ぜひご覧ください。
小松クラフトスペース
当店でジョリーさんのフェルト展を開催するのは、6〜7回目になりますが、ギャラリートークは今回が初めて。アーティストであり、研究者でもあるジョリーさんのお話は内容が盛りだくさんで1時間以内ではとても紹介しきれないほど。「フェルトの可能性を探求し続ける」というその創作姿勢に改めて感服しました。
『ジョリー・ジョンソン展』は12/25(水)まで(会期中無休)ぜひご覧ください。
小松クラフトスペース
(12:18)
2024年12月02日
11月は第3週に遊廓研究家の渡辺豪さんとの約9年ぶりとなる「秋田県の遊廓跡を歩く」、そして最終週は宮原葉月さんとの「秋田人形道祖神プロジェクト」という二つのリサーチツアーがありました。その間に潟上市のたそがれファームさんと秋田公立美術大学でのトークイベントがあったので、まずは流行り病に罹ることもなく、滞りなく終えられたことに安堵しております。
遊廓跡の調査では前回訪ねた元娼家が取り壊されていたり、お話を聞かせていただいた方々が亡くなられたりと、かつての街の記憶が薄れていく様子が目に映りました。また、人形道祖神の調査では亡くなられる方が多かったため開催ができなかった集落もいくつかありました。6年前に最初に取材した頃から村の人口が2割減ったという話も聞き、民俗行事の存続が厳しさを増している現状を肌で感じております。
秋田県の郷土史を研究する上で「無くなっていく物事を記録していく」作業や「無くなりつつある物事を継続する」お手伝いなど、今のうちやっておかなければと思うことがたくさんあります。「いつまでもあると思うな」を旨に、これからも足を使ってリサーチを続けたいと思います。
小松クラフトスペースでは12月6日(金)からフェルト工芸の第一人者・ジョリー・ジョンソンさんの作品展が開催されます。12月8日(日)にはジョリーさんによるギャラリートークも。近年、研究チームにも参加されている正倉院宝物や創作活動などについて、お話をうかがいます。お申し込みはこちらのフォーム、またはお電話(018-837-1118)にて。是非奮ってご参加ください。
『ジョリー・ジョンソン展』は12月6日(金)〜12月25日(水)会期中無休
小松クラフトスペース
(14:36)
2024年11月02日
昨年の今頃は大館市の樹海ドームで開催された「新・秋田の行事」で家族全員フル稼働でした。今朝はあれから「もう一年」か、「まだ一年」なのかで話題に。思い返すと、どちらの感覚も沸いてくるので不思議です。
今月は久々に秋田で人形道祖神関連のイベントを開催する予定です。取材もいくつか計画しているので、昨年同様、忙しい一カ月になりそうです。
2Fギャラリーでは『冬を楽しむ展』が始まりました。会場の奥に久々にインドのミラー刺繍のタペストリーを飾ってみましたが、その迫力に圧倒されます。またタール砂漠に行くことはあるのかな。
『冬を楽しむ展』は11月23日(土)まで(会期中無休)
小松クラフトスペース
(15:18)
2024年10月31日
今年、藍染の第一人者であった新道弘之さんがお亡くなりになりました。当店と新道先生とは40年以上お付き合いがあり、何度も作品展を開催させていただいた他、多くの作家さんをお繋ぎしてもらいました。私もこの仕事を始めて間もない頃から京都府美山にある工房兼ギャラリーを度々訪ねて、工芸に関する様々なことを勉強させていただいております。
主な関連記事:
2012年の『藍染四人展』
新道先生のお母様(雪子さん)からの手紙
2010年、京都の旅
2008年、『JAPAN BLUE−新道弘之展』
京都や秋田での新道先生との思い出は尽きません。
先日、京都へ行った際、大高亨先生のお車で美山へ。新道先生ご夫妻のご仏前に手を合わせてきました。工房を継承されたご長男の牧人さんとも初めてお会いし、ご挨拶させていただきました。
また京都では先月当店で作品展を開催したばかりの藍染作家・石塚広さんやフェルト作家のジョリー・ジョンソンさんにもお会いできました。石塚さんは板締め絞りの研究、ジョリーさんは正倉院のフェルト工芸の研究で目下大忙し。お二人のあくなき探求心に大いに刺激された京都の旅でした。
11月1日(金)からは当店2Fギャラリーで『冬を楽しむ展』が始まります。ヨーロッパの布素材を元に創作されたタクルタートルの新作、モンゴルのオーガニックカシミヤで作られたニットウェア、ASSOBOOの洋服、タイツとソックスのブランド・クリボテラの新作など、 冬を楽しく過ごすアイテムを取り揃えました。ぜひ足をお運びください。
『冬を楽しむ展』は11月1日(金)〜11月23日(土)会期中無休
小松クラフトスペース
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京都や秋田での新道先生との思い出は尽きません。
先日、京都へ行った際、大高亨先生のお車で美山へ。新道先生ご夫妻のご仏前に手を合わせてきました。工房を継承されたご長男の牧人さんとも初めてお会いし、ご挨拶させていただきました。
また京都では先月当店で作品展を開催したばかりの藍染作家・石塚広さんやフェルト作家のジョリー・ジョンソンさんにもお会いできました。石塚さんは板締め絞りの研究、ジョリーさんは正倉院のフェルト工芸の研究で目下大忙し。お二人のあくなき探求心に大いに刺激された京都の旅でした。
11月1日(金)からは当店2Fギャラリーで『冬を楽しむ展』が始まります。ヨーロッパの布素材を元に創作されたタクルタートルの新作、モンゴルのオーガニックカシミヤで作られたニットウェア、ASSOBOOの洋服、タイツとソックスのブランド・クリボテラの新作など、 冬を楽しく過ごすアイテムを取り揃えました。ぜひ足をお運びください。
『冬を楽しむ展』は11月1日(金)〜11月23日(土)会期中無休
小松クラフトスペース
(14:59)
2024年10月25日
みるくが家にやってきてから早3ヶ月。最近、成長が著しく、数日留守にしていた間に、仔犬から成犬になったような気がします。愛嬌は抜群ですが、お転婆で目を離せません…。だんだん顔は亡くなったキキに似てきました。
小松クラフトスペース・2Fギャラリー企画展「装いと民藝」の会期は今週末まで。群言堂の新作、福島晋平さんの器などご覧いただけるのもあと二日です!秋日和の心地よい週末。ぜひお出かけください♪
10/20、京都市で開催された秋田人形道祖神プロジェクトの講演会ではお客様が熱心に聞いてくれるおかげで楽しくお話させていただきました。ありがとうございます!
カフェギャラリー・ときじくさんでは10/31まで人形道祖神関連のグッズや資料を展示しております。比内地鶏を使ったランチや秋田の地酒も。ぜひ足をお運びください。
小松クラフトスペース・2Fギャラリー企画展「装いと民藝」の会期は今週末まで。群言堂の新作、福島晋平さんの器などご覧いただけるのもあと二日です!秋日和の心地よい週末。ぜひお出かけください♪
10/20、京都市で開催された秋田人形道祖神プロジェクトの講演会ではお客様が熱心に聞いてくれるおかげで楽しくお話させていただきました。ありがとうございます!
カフェギャラリー・ときじくさんでは10/31まで人形道祖神関連のグッズや資料を展示しております。比内地鶏を使ったランチや秋田の地酒も。ぜひ足をお運びください。
(12:54)
2024年10月12日
秋田はすっかり秋になりました。暑い、暑いと言っていた頃が今は懐かしく感じられます。
秋の気配と共に秋田市内では緑色のカメムシが大発生。夜になると窓ガラスの外に何匹ものカメムシが貼りつき、朝ベランダに散乱している死骸を片付けるという毎日。おかげで手際よく捕る技が身に付いたほど。夜寒くなったせいか、いくぶん減ってきてはいるようです。
当店2Fギャラリーでは10月の企画展「装いと民藝」がスタートしました。恒例の群言堂の新作を益子の人気若手作家・福島晋平さんの陶芸作品や世界各地の工芸雑貨などと共に出展。9月に作品展を開催した石塚広さんの作品も一部継続して展示しております。会場は秋らしい落ち着いた色合いの空間になりました。
市街地がカメムシの青臭さから解放された(と信じたい)週末の3連休、ぜひお出かけください♪
秋に寄す前期「装いと民藝」は10月26日(土)まで(会期中無休 )
小松クラフトスペース
10月20日(日)は京都市下京区にあるカフェギャラリー・ときじくさんのイベント『TradArt Complex〜秋田×京都編』で、秋田人形道祖神プロジェクトのスライドトークを開催いたします。会場では秋田人形道祖神プロジェクトの書籍やグッズを販売する他、カシマニンギョウ、人形道祖神の手、サンダワラなどの資料や宮原さんの線画パネルを参考展示(10/2〜31まで)関西でのトークイベントは2回目ですが、展示は今回が初めて。いぶりがっこや佃煮、お酒など秋田のグルメも楽しめます。
スライドトーク「秋田人形道祖神プロジェクト」
出演:小松和彦(郷土史研究家)、宮原葉月(イラストレーター)
10月20日(日)16:00〜 会場:カフェギャラリー・ときじく
入場無料・要予約(こちらからお申し込みください)
久しぶりの京都、楽しみです!皆さまのお越しをお待ちしております。
秋の気配と共に秋田市内では緑色のカメムシが大発生。夜になると窓ガラスの外に何匹ものカメムシが貼りつき、朝ベランダに散乱している死骸を片付けるという毎日。おかげで手際よく捕る技が身に付いたほど。夜寒くなったせいか、いくぶん減ってきてはいるようです。
当店2Fギャラリーでは10月の企画展「装いと民藝」がスタートしました。恒例の群言堂の新作を益子の人気若手作家・福島晋平さんの陶芸作品や世界各地の工芸雑貨などと共に出展。9月に作品展を開催した石塚広さんの作品も一部継続して展示しております。会場は秋らしい落ち着いた色合いの空間になりました。
市街地がカメムシの青臭さから解放された(と信じたい)週末の3連休、ぜひお出かけください♪
秋に寄す前期「装いと民藝」は10月26日(土)まで(会期中無休 )
小松クラフトスペース
10月20日(日)は京都市下京区にあるカフェギャラリー・ときじくさんのイベント『TradArt Complex〜秋田×京都編』で、秋田人形道祖神プロジェクトのスライドトークを開催いたします。会場では秋田人形道祖神プロジェクトの書籍やグッズを販売する他、カシマニンギョウ、人形道祖神の手、サンダワラなどの資料や宮原さんの線画パネルを参考展示(10/2〜31まで)関西でのトークイベントは2回目ですが、展示は今回が初めて。いぶりがっこや佃煮、お酒など秋田のグルメも楽しめます。
スライドトーク「秋田人形道祖神プロジェクト」
出演:小松和彦(郷土史研究家)、宮原葉月(イラストレーター)
10月20日(日)16:00〜 会場:カフェギャラリー・ときじく
入場無料・要予約(こちらからお申し込みください)
久しぶりの京都、楽しみです!皆さまのお越しをお待ちしております。
(13:35)
2024年09月14日
9月10日から小松クラフトスペースでは『藍の家族展』が始まりました。京都で長年、板締め絞りの研究と制作を手掛けられている石塚広さん、康子さん夫妻の作品と、お二人の娘で千葉で「藤ガラス工房」を営む悠さんと、夫の後藤洋平さんの作品を展示いたしました。
石塚広さんの作品展は2012年の『藍染四人展』以来。石塚さんは「幻の染色技法」と呼ばれている「夾纈(きょうけち)」や「藍板締絞り」などの研究の第一人者。今回も古代と現代の技法を組み合わせながら、妻の康子さんと工房で制作した作品を出展していただきました。見るたびに引き込まれる、唯一無二の藍の世界です。
後藤洋平さんと石塚悠さんはステンドグラスやキルンワークの技法で作品を制作。吹きガラスとはまた違った柔らかい風合いが魅力です。最近は海外での人気が高く、北米やアジアで作品展が開催されています。今回は「藍」がテーマという事で、ブルーを基調とした作品をこの会のために制作していただきました。初日はお二人が在廊し、藍染やガラスの話に花が咲きました。秋田市生まれ、新潟育ちの後藤さんは、故郷で初めての展覧会です。
さすが「ジャパンブルー」と呼ばれているだけあり、藍染に囲まれているだけで不思議と心が落ち着きます。ガラスとの組み合わせも相性抜群。日本人の心を映す藍の工芸展、是非ご覧ください。
『藍の家族展』は9月28日(土)まで(会期中無休)
小松クラフトスペース
(08:13)
2024年08月26日
お盆を過ぎても30℃超えの暑さが続いております。夏はまだまだ終わりません…。
現在、小松クラフトスペース2Fギャラリーでは『夏のオムニバス展』と題して、この夏に開催した『NUNO須藤玲子展』、『バーンロムサイ展』の中からセレクトした商品を中心に展示しております。見逃した方も、もう一度ご覧になりたいという方もぜひお越しください。9月7日(土)まで(会期中の日曜日はお休みませていただきます)
芭瑠の自由研究帖には菅江真澄や平田篤胤がイラスト入りで紹介されており、父親の積極的な関与が疑われそうですが、決してそうではありません(笑)怪談がきっかけで、だんだんパパの世界に近づいてきたようです。小さい頃から博物館や民俗行事に連れて行っていることも影響してるのかな。
私が娘の年(小学4年生)に行った自由研究は、古代からの技法で樹皮から縄を作るというものでした。やっていることは今も大して変わっていません(苦笑)
今月、秋田魁新報電子版「新あきたよもやま」で『御霊になった男』を連載しました。天明の飢饉の際、食べ物を盗んだ罪で生き埋めにされた一人の男。240年経った今、彼は「佐之様」として地元、男鹿市北浦の人々によって大切に祭られています。佐之はなぜ神となったのか、秋田県内各地に伝わる人柱や土中入定などの事例と比較しながら読み解いていく5回シリーズです。第一回目はこちら。
現在、小松クラフトスペース2Fギャラリーでは『夏のオムニバス展』と題して、この夏に開催した『NUNO須藤玲子展』、『バーンロムサイ展』の中からセレクトした商品を中心に展示しております。見逃した方も、もう一度ご覧になりたいという方もぜひお越しください。9月7日(土)まで(会期中の日曜日はお休みませていただきます)
芭瑠の自由研究帖には菅江真澄や平田篤胤がイラスト入りで紹介されており、父親の積極的な関与が疑われそうですが、決してそうではありません(笑)怪談がきっかけで、だんだんパパの世界に近づいてきたようです。小さい頃から博物館や民俗行事に連れて行っていることも影響してるのかな。
私が娘の年(小学4年生)に行った自由研究は、古代からの技法で樹皮から縄を作るというものでした。やっていることは今も大して変わっていません(苦笑)
今月、秋田魁新報電子版「新あきたよもやま」で『御霊になった男』を連載しました。天明の飢饉の際、食べ物を盗んだ罪で生き埋めにされた一人の男。240年経った今、彼は「佐之様」として地元、男鹿市北浦の人々によって大切に祭られています。佐之はなぜ神となったのか、秋田県内各地に伝わる人柱や土中入定などの事例と比較しながら読み解いていく5回シリーズです。第一回目はこちら。
(08:00)
2024年08月03日
今日から秋田市内では夏の風物詩「竿燈祭り」が始まります。我が家では娘の芭瑠が大町にある町内の竿燈会に入らせていただき、初めて太鼓で参加することになりました。これから4夜、やり遂げられるのかドキドキしながら見守ります。
当店の夏の風物詩といえば『バーンロムサイ展』です。展示会初日には待ちに待ったお客様が沢山ご来店。ちょうど真夏の日差しが降り注ぐこの季節にぴったりのラインナップ。お買い上げいただいたお洋服をお召しになってお帰りになるお客様もいらっしゃいます。
今年はお盆期間も休まず営業。秋田に帰省されるという皆さまも是非お立ち寄りください。
『バーンロムサイ展』は8月18日(日)まで(会期中無休)
小松クラフトスペース
当店の夏の風物詩といえば『バーンロムサイ展』です。展示会初日には待ちに待ったお客様が沢山ご来店。ちょうど真夏の日差しが降り注ぐこの季節にぴったりのラインナップ。お買い上げいただいたお洋服をお召しになってお帰りになるお客様もいらっしゃいます。
今年はお盆期間も休まず営業。秋田に帰省されるという皆さまも是非お立ち寄りください。
『バーンロムサイ展』は8月18日(日)まで(会期中無休)
小松クラフトスペース
(11:59)
2024年07月30日
先週末は初めてとなる青森市での講演会でした。主催者のスタジオ・ナーブさんには2008年に一度、古美術の講座を受けに伺ったことがあり、今回もまたご縁があってお招きいただきました。青森市には故・田中忠三郎さんをはじめ、当店にゆかりの深い方々がお住まいだったことから、子供の頃から両親と頻繁に通った馴染みの深い町です。今回は最近取材している青森県内の民俗行事についても触れましたが、青森の皆さんの前でこうしたお話ができるというのは、とても感慨深いものがありました。
翌日は常々参拝したいと思っていた五所川原市金木町の「川倉賽の河原地蔵尊」の例大祭へ。この世の人とあの世の人とが出会う祭りです。 死者の霊を慰める地蔵堂や、冥界での結婚を祈願する「人形堂」には沢山の方がお参りに来ておりました。イタコの口寄せ会場では、東京にある大学の先生が調査に来られていたのでご挨拶すると、なんと秋田人形道祖神プロジェクトのことをご存じでキヤノンギャラリーの展示もご覧になったとのこと。イタコの木村先生も人形道祖神に興味津々で大いに話が盛り上がりました。木村先生には最初、キキ(犬)か柳田国男の霊を降してもらおうかと思っていましたが、結局母方の祖母に降霊していただくことに。「最近頑張ってますね」とお褒めの言葉を頂戴しました。ありがたい限りです。
賽の河原地蔵尊はまさに「情念の聖地」。人形道祖神とはまた違った奥深さを感じる民間信仰です。
今週8月2日(金)からは当店にて夏恒例の『バーンロムサイ展』が開催されます。今年もタイ・チェンマイから暑い季節を心地よく過ごすガーゼやリネンの洋服や、手仕事の雑貨、山岳民族のアクセサリーなどが届きました。この夏はお盆期間も営業。ぜひお立ち寄りください。
『バーンロムサイ展』は8月2日(金)〜18日(日)会期中無休
小松クラフトスペース
(16:49)
2024年07月20日
1月に愛犬キキが急死してから、なんとなくペットロス状態が続いていた我が家。そんな中、マダム(母)が石川県のブリーダーさんのSNSで、偶然にもキキという名前の犬から生まれたシーズーを発見。それから紆余曲折を経て、私の運転でマダムが仔犬を迎えに行くことになりました。
今回は金沢に2泊。この機会にずっと見たいと思っていた新潟県上越市の「地すべり資料館(人柱供養堂)」や金沢市の東西の茶屋街、歴史博物館、21世紀美術館などを訪ねました。国立工芸館では現在、当店でイベント開催中の須藤玲子先生のテキスタイル作品を拝見。その隣には秋田市出身の金工作家・関谷四郎の作品が展示されていました。
金沢市の人口は秋田市の1.5倍程。それなのに、これだけ街にチカラがあるのかと驚くことばかりでした。中心部に史跡や文化施設が集中していることも大きな要因でしょう。金沢を初めて歩いてみて、秋田ならではの文化を紹介するならば「人形道祖神」をはじめとする無形文化財の存在をおいてほかにないと改めて思った次第です。
そして昨日、仔犬を車に乗せて無事秋田に戻りました。ほとんど吠えませんが、愛嬌があって元気な女の子です。名前は芭瑠が「みるく」と命名。「キキの娘」ということで、すっかり家族に馴染んでおります。
『NUNO須藤玲子展』は好評開催中です。先日発売になった雑誌『ヴァンサンカン8月号』の「星の部屋へようこそ」では須藤玲子さんと森星さんの対談が掲載されております。誌面で須藤先生がお召しになっているシルクのシャツは現在店頭にて販売中。ぜひ併せてご覧ください。
『NUNO須藤玲子展』は7月27日(土)まで(会期中無休)
小松クラフトスペース
今回は金沢に2泊。この機会にずっと見たいと思っていた新潟県上越市の「地すべり資料館(人柱供養堂)」や金沢市の東西の茶屋街、歴史博物館、21世紀美術館などを訪ねました。国立工芸館では現在、当店でイベント開催中の須藤玲子先生のテキスタイル作品を拝見。その隣には秋田市出身の金工作家・関谷四郎の作品が展示されていました。
金沢市の人口は秋田市の1.5倍程。それなのに、これだけ街にチカラがあるのかと驚くことばかりでした。中心部に史跡や文化施設が集中していることも大きな要因でしょう。金沢を初めて歩いてみて、秋田ならではの文化を紹介するならば「人形道祖神」をはじめとする無形文化財の存在をおいてほかにないと改めて思った次第です。
そして昨日、仔犬を車に乗せて無事秋田に戻りました。ほとんど吠えませんが、愛嬌があって元気な女の子です。名前は芭瑠が「みるく」と命名。「キキの娘」ということで、すっかり家族に馴染んでおります。
『NUNO須藤玲子展』は好評開催中です。先日発売になった雑誌『ヴァンサンカン8月号』の「星の部屋へようこそ」では須藤玲子さんと森星さんの対談が掲載されております。誌面で須藤先生がお召しになっているシルクのシャツは現在店頭にて販売中。ぜひ併せてご覧ください。
『NUNO須藤玲子展』は7月27日(土)まで(会期中無休)
小松クラフトスペース
(17:16)
2024年07月14日
7月12日より、当店2Fギャラリーで『NUNO須藤玲子展』が始まりました。テキスタイルデザインの分野において、世界の第一線を走り続けてきた須藤玲子さんの秋田市では初めてとなる作品展です。水戸芸術館での大規模な展覧会も記憶に新しい須藤先生ですが、今回は作品を手に取って購入ができるという、美術館とは違った楽しみ方ができる展示会です。
満員御礼で開催された須藤玲子さんのトークイベント。私は司会をさせていただきましたが、来場されたお客様の熱気を感じる、とても素敵な時間でした。
須藤先生は茨城県石岡市のご出身。石岡市の中心部である府中を江戸時代に最初に治めた殿様は現在の美郷町から入封された六郷氏。市内の井関地区にはオオニンギョウと呼ばれる人形道祖神も祀られており、秋田とはどことなくご縁を感じる土地です。
全国各地の産地で織られた生地を使って制作されているNUNOの作品。デザイン性豊かなプロダクトは、伝統的な職人技術に裏打ちされています。今回の展示会と須藤先生のお話で、NUNOのテキスタイルの奥深さを改めて感じさせられました。
『NUNO須藤玲子展』は7月27日(土)まで(会期中無休)
小松クラフトスペース
満員御礼で開催された須藤玲子さんのトークイベント。私は司会をさせていただきましたが、来場されたお客様の熱気を感じる、とても素敵な時間でした。
須藤先生は茨城県石岡市のご出身。石岡市の中心部である府中を江戸時代に最初に治めた殿様は現在の美郷町から入封された六郷氏。市内の井関地区にはオオニンギョウと呼ばれる人形道祖神も祀られており、秋田とはどことなくご縁を感じる土地です。
全国各地の産地で織られた生地を使って制作されているNUNOの作品。デザイン性豊かなプロダクトは、伝統的な職人技術に裏打ちされています。今回の展示会と須藤先生のお話で、NUNOのテキスタイルの奥深さを改めて感じさせられました。
『NUNO須藤玲子展』は7月27日(土)まで(会期中無休)
小松クラフトスペース
(16:24)
2024年07月03日
怪談「奥羽奇譚会」2DAYSが終了しました。二日目の「陽の部」では展示している呪物に異変が起こるというオマケも付きましたが「陰の部」とはまた違った面白さのあるイベントになったと思います。出演された黒木あるじさん、鶴乃大助さん、そしてお越しいただいた皆様、ありがとうございました!
7月はフル稼働です。まずは12日(金)から、当店では初めてとなる世界的なテキスタイルデザイナー・須藤玲子さんの作品展が開催されます。5月の連休に茨城県水戸芸術館での須藤先生の特別展を観に行きましたが、染織工芸の表現世界とはこんなに広いものなのかと圧倒されました。13日(土)には先生をお招きしてギャラリートークも開催いたします(お申し込みフォームはこちら)。どうぞお見逃しなく!
『NUNO須藤玲子展』
2024年7月12日(金)〜7月27日(土) 会期中無休
小松クラフトスペース
7月27日(土)、青森市にてスライドトークをさせていただきます。会場の「cafe&gallery ペーパームーン」さんは三内丸山遺跡の近く。楽しみに伺います♪
先週「池田美術教室社会人コース作品展」(ココラボラトリー)に出品されていたご隠居の「トラジャシリーズ」が、現在当店2Fギャラリーにて展示中(6日まで)。「金網デスマッチ」風のインスタレーションをどうぞご覧ください。
(13:30)
2024年06月21日
昨年9月に大好評をいただいた怪談イベント第2弾です!今回はなんと2DAYS。話題作『秋田怪談』(竹書房)の刊行記念ということで、秋田ネタを存分に披露していただきます。当日は当店秘蔵の「世界の呪物」も御開帳します。お席はだいぶ埋まってきておりますが、まだ余裕がございますので、参加ご希望の方は是非お早めにお申し込みください。
特別企画 『秋田怪談』刊行記念・奥羽奇譚会
出演:黒木あるじ(怪談作家)、鶴乃大助(怪談作家)
司会:小松和彦(秋田人形道祖神プロジェクト)
・陰の部 6月29日(土)午後18:30〜
・陽の部 6月30日(日)午前10:30〜
各回入替/開場はどちらも開演30分前
会場:小松クラフトスペース
料金:2,500円(小中学生1,000円)
要予約(お申し込みはお電話、またはご予約フォームにて)
黒木あるじ
1976年、青森県生まれ。山形市在住。2009年、怪談専門誌『幽』主催「怪談実話コンテスト」にて「ささやき」で特別賞を受賞。2010年に『怪談実話 震』でデビュー。現在までに40冊以上の怪談実話本を発表している。単著に『無惨百物語』シリーズ(KADOKAWA)、『山形怪談』(竹書房)ほか、『春のたましい 神祓いの記』(光文社)、『掃除屋 プロレス始末伝』、『小説版ノイズ』(ともに集英社)など小説も執筆。
鶴乃大助
1972年、青森県生まれ。青森県弘前市を拠点に怪談イベントの開催や怪談書籍の執筆をおこなう『弘前乃怪』メンバー。共著に『秋田怪談』、『青森怪談 弘前乃怪』、『奥羽怪談』、『奥羽怪談鬼多國の怪』、『青森の怖い話』(ともに竹書房)。DVD『怪奇蒐集者(コレクター)シリーズ』 「弘前乃怪スペシャル」などにも出演。
※会場では書籍販売の他、世界の呪物も展示いたします
現在、黒木あるじさんの新刊小説「春のたましい・神祓いの記」を読んでおります。コロナ過で祭りが中断したことにより、怒り出した神々を鎮めるというストーリーで、座敷わらしや人形送りなど、東北の様々な民間信仰がベースになっています。当日、私も司会進行と共に少しお話もさせてもらう予定ですが、この本のエピソードからこれまで取材した内容と重なるものをいくつかご紹介出来たらと思っています。
そして、当日はさらに特典もご用意しました。和服でご参加された方には記念品を進呈します!夏の怪談会に相応しく、ぜひ浴衣や夏物のお着物でご来場ください。
小松クラフトスペースでは「錬星舎のガラス展」と「ゆかたと和紙展」も好評開催中です。こちらも是非お見逃しなく!(6月29日まで、最終日は午後3時まで)
特別企画 『秋田怪談』刊行記念・奥羽奇譚会
出演:黒木あるじ(怪談作家)、鶴乃大助(怪談作家)
司会:小松和彦(秋田人形道祖神プロジェクト)
・陰の部 6月29日(土)午後18:30〜
・陽の部 6月30日(日)午前10:30〜
各回入替/開場はどちらも開演30分前
会場:小松クラフトスペース
料金:2,500円(小中学生1,000円)
要予約(お申し込みはお電話、またはご予約フォームにて)
黒木あるじ
1976年、青森県生まれ。山形市在住。2009年、怪談専門誌『幽』主催「怪談実話コンテスト」にて「ささやき」で特別賞を受賞。2010年に『怪談実話 震』でデビュー。現在までに40冊以上の怪談実話本を発表している。単著に『無惨百物語』シリーズ(KADOKAWA)、『山形怪談』(竹書房)ほか、『春のたましい 神祓いの記』(光文社)、『掃除屋 プロレス始末伝』、『小説版ノイズ』(ともに集英社)など小説も執筆。
鶴乃大助
1972年、青森県生まれ。青森県弘前市を拠点に怪談イベントの開催や怪談書籍の執筆をおこなう『弘前乃怪』メンバー。共著に『秋田怪談』、『青森怪談 弘前乃怪』、『奥羽怪談』、『奥羽怪談鬼多國の怪』、『青森の怖い話』(ともに竹書房)。DVD『怪奇蒐集者(コレクター)シリーズ』 「弘前乃怪スペシャル」などにも出演。
※会場では書籍販売の他、世界の呪物も展示いたします
現在、黒木あるじさんの新刊小説「春のたましい・神祓いの記」を読んでおります。コロナ過で祭りが中断したことにより、怒り出した神々を鎮めるというストーリーで、座敷わらしや人形送りなど、東北の様々な民間信仰がベースになっています。当日、私も司会進行と共に少しお話もさせてもらう予定ですが、この本のエピソードからこれまで取材した内容と重なるものをいくつかご紹介出来たらと思っています。
そして、当日はさらに特典もご用意しました。和服でご参加された方には記念品を進呈します!夏の怪談会に相応しく、ぜひ浴衣や夏物のお着物でご来場ください。
小松クラフトスペースでは「錬星舎のガラス展」と「ゆかたと和紙展」も好評開催中です。こちらも是非お見逃しなく!(6月29日まで、最終日は午後3時まで)
(11:34)
2024年06月13日
車中泊での家族旅行にハマってしまったようで、前回の茨城から一カ月も置かずして6月2日、岩手県へ家族で行ってきました。遠野ふるさと村の馬っこつなぎ体験は本当に盛りだくさんで娘も大喜び。えさし郷土文化館では学芸員の方ともお話させていただき、たくさんの情報を得ることができました。
さらにその翌週の6月8日は再び一泊一日半の車中泊旅へ。今回は山形県最上郡で行われた民俗行事と新潟市歴史博物館で開催されていた「新潟美人と花街展」を一人で見に行ってきました。来月はどこへ行こうかな。
そんなこんなでバタバタしておりましたが、6月7日(金)から小松クラフトスペースにて『錬星舎のガラス展』&『ゆかたと和紙展』が始まりました。錬星舎は南アルプスの麓で池上直人さんと西村由美さんのご夫婦によって運営されているガラス工房。西村さんは2年前に染織工芸作家の奈良平宣子さんとの二人展を一度開催させていただきましたが、池上さんは当店では初めて。シンプルで透明感のある池上さんとカラフルな色使いの西村さんという対照的な作風のお二人。どれも日常使って楽しめる作品ばかりです。
ゆかたは今年も日本橋竺仙や藤井絞などの本染浴衣をご用意しました。先日、アンジョリーナ・ジョリーさんがVOGUE誌の取材で来訪した野口染物店さんの長板中形や、2月に当店で個展を開催したニッポン画家の山本太郎さんの浴衣もございます。
GWに工房にお邪魔した茨城県の西ノ内和紙の工房からは団扇やはたき、暖簾などの商品が届きました。和紙を作る工程を拝見したばかりなので、その作品の素晴らしさを改めて感じております。一緒に展示しているガラスとの相性もバッチリです。
また『私のワンピース』で知られる絵本作家・西巻茅子さんの絵画作品も出展しております。初夏の季節にぴったりの爽やかな展示会になりました。ぜひ足をお運びください。
『錬星舎のガラス展』&『ゆかたと和紙展』は6月29日(土)まで(会期中無休)※最終日は午後3時まで
小松クラフトスペース
6月29日、30日に開催予定の「奥羽奇譚会」 もたくさんのお申し込みをいただいております。ご予約はぜひお早めに。お電話、DM、またはこちらのフォームからお申込みいただけます。イベントについて、詳しい情報は次回に!
さらにその翌週の6月8日は再び一泊一日半の車中泊旅へ。今回は山形県最上郡で行われた民俗行事と新潟市歴史博物館で開催されていた「新潟美人と花街展」を一人で見に行ってきました。来月はどこへ行こうかな。
そんなこんなでバタバタしておりましたが、6月7日(金)から小松クラフトスペースにて『錬星舎のガラス展』&『ゆかたと和紙展』が始まりました。錬星舎は南アルプスの麓で池上直人さんと西村由美さんのご夫婦によって運営されているガラス工房。西村さんは2年前に染織工芸作家の奈良平宣子さんとの二人展を一度開催させていただきましたが、池上さんは当店では初めて。シンプルで透明感のある池上さんとカラフルな色使いの西村さんという対照的な作風のお二人。どれも日常使って楽しめる作品ばかりです。
ゆかたは今年も日本橋竺仙や藤井絞などの本染浴衣をご用意しました。先日、アンジョリーナ・ジョリーさんがVOGUE誌の取材で来訪した野口染物店さんの長板中形や、2月に当店で個展を開催したニッポン画家の山本太郎さんの浴衣もございます。
GWに工房にお邪魔した茨城県の西ノ内和紙の工房からは団扇やはたき、暖簾などの商品が届きました。和紙を作る工程を拝見したばかりなので、その作品の素晴らしさを改めて感じております。一緒に展示しているガラスとの相性もバッチリです。
また『私のワンピース』で知られる絵本作家・西巻茅子さんの絵画作品も出展しております。初夏の季節にぴったりの爽やかな展示会になりました。ぜひ足をお運びください。
『錬星舎のガラス展』&『ゆかたと和紙展』は6月29日(土)まで(会期中無休)※最終日は午後3時まで
小松クラフトスペース
6月29日、30日に開催予定の「奥羽奇譚会」 もたくさんのお申し込みをいただいております。ご予約はぜひお早めに。お電話、DM、またはこちらのフォームからお申込みいただけます。イベントについて、詳しい情報は次回に!
(16:13)
2024年05月20日
GWに家族で行った北関東への車中泊旅行の中で、私が念願かなって訪ねた所の一つが、茨城県日立市の「塙山(はなやま)キャバレー」と呼ばれている飲み屋街です。今から10年以上前、木村聡さんの写真集『赤線奇譚』でバラック飲み屋が密集している写真を見て衝撃を受けました。なぜか、店の看板に書いてある銘柄は「高清水」や「爛漫」といった秋田の酒ばかり。その謎を解くためにもいつか飲みに行きたいと思い続けていました。
今回は日立周辺で一泊することになっていたので、家族には飲み屋街の筋向いにあるファミレスで夕食をとってもらい、いざ夢の聖地へ!まずは頭文字「M」に入店。先客はうちの両親くらいのご夫婦。聞くと週に2回は必ず来られるとか。
「ノンフィクション見てきたんですか」
とママに聞かれたので、何のことかと尋ねると、最近フジテレビの番組「ザ・ノンフィクション」でこの場所が特集されたそう。録画していたものを見せてもらいながら、ママや常連さんからお話を聞かせていただきました。
まず「塙山キャバレー」のことを地元の人は「ハナチャバ」(キャバをチャバと発音する)と呼ぶらしい。なんで「キャバレー」なのかはよく分からないが、60年くらい前にできたそう。ここはニッセイ(日立製作所)の企業城下町で、関連の町工場も多く、そこで働いている人たちが多く通っていた。昔は血気盛んな客が多く、毎晩のように喧嘩が絶えなかった、とか。
そして「なぜ秋田の酒の名前が入った看板が多いのか」という件について質問すると、「そうか、爛漫って秋田の酒だったのね」という意外な反応。聞くと、ほとんどの店の看板はOさんというこのエリアの店に酒を卸していた酒販店が作ってくれていたそうで、飲み屋と秋田の酒造会社が直接取引することはなかったとのこと。Oさんはもう廃業されていたので、これ以上の情報は取れませんでした。
全盛期は23軒あった「ハナチャバ」も10年前に火事で6軒焼けて、現在は13軒。お客さんは地元の常連の方が多いそう。私がいる間も、70代のご夫婦の他に、同年代の女性二人、80代の女性一人が来店。女性客が多いのも意外でした。80代の女性は「家で黙っていると暇だからついつい足が向いちゃうのよ」とのこと。
当初はハシゴする予定でしたが、皆さんの話が面白く、今回は一軒でお開きにすることに。ここでいただいたビールはまさに至福の一杯でした。
現在、小松クラフトスぺースで開催中の『軽やかに春』は5月25日まで(会期中無休)群言堂の新作コレクションと、アフリカンプリントの組み合わせが初夏の季節にピッタリです。是非足をお運びください。
「秋田魁新報電子版」での私のコラム「新あきたよもやま」では、今年2月に取材した新潟県阿賀町のショウキサマについて連載中(全6回、毎週土曜日更新)。秋田県の人形道祖神との共通点や相違点などにも着目しながら、考察しております。現在の最新回はこちら。(最新回は無料でご覧いただけます)
今回は日立周辺で一泊することになっていたので、家族には飲み屋街の筋向いにあるファミレスで夕食をとってもらい、いざ夢の聖地へ!まずは頭文字「M」に入店。先客はうちの両親くらいのご夫婦。聞くと週に2回は必ず来られるとか。
「ノンフィクション見てきたんですか」
とママに聞かれたので、何のことかと尋ねると、最近フジテレビの番組「ザ・ノンフィクション」でこの場所が特集されたそう。録画していたものを見せてもらいながら、ママや常連さんからお話を聞かせていただきました。
まず「塙山キャバレー」のことを地元の人は「ハナチャバ」(キャバをチャバと発音する)と呼ぶらしい。なんで「キャバレー」なのかはよく分からないが、60年くらい前にできたそう。ここはニッセイ(日立製作所)の企業城下町で、関連の町工場も多く、そこで働いている人たちが多く通っていた。昔は血気盛んな客が多く、毎晩のように喧嘩が絶えなかった、とか。
そして「なぜ秋田の酒の名前が入った看板が多いのか」という件について質問すると、「そうか、爛漫って秋田の酒だったのね」という意外な反応。聞くと、ほとんどの店の看板はOさんというこのエリアの店に酒を卸していた酒販店が作ってくれていたそうで、飲み屋と秋田の酒造会社が直接取引することはなかったとのこと。Oさんはもう廃業されていたので、これ以上の情報は取れませんでした。
全盛期は23軒あった「ハナチャバ」も10年前に火事で6軒焼けて、現在は13軒。お客さんは地元の常連の方が多いそう。私がいる間も、70代のご夫婦の他に、同年代の女性二人、80代の女性一人が来店。女性客が多いのも意外でした。80代の女性は「家で黙っていると暇だからついつい足が向いちゃうのよ」とのこと。
当初はハシゴする予定でしたが、皆さんの話が面白く、今回は一軒でお開きにすることに。ここでいただいたビールはまさに至福の一杯でした。
現在、小松クラフトスぺースで開催中の『軽やかに春』は5月25日まで(会期中無休)群言堂の新作コレクションと、アフリカンプリントの組み合わせが初夏の季節にピッタリです。是非足をお運びください。
「秋田魁新報電子版」での私のコラム「新あきたよもやま」では、今年2月に取材した新潟県阿賀町のショウキサマについて連載中(全6回、毎週土曜日更新)。秋田県の人形道祖神との共通点や相違点などにも着目しながら、考察しております。現在の最新回はこちら。(最新回は無料でご覧いただけます)
(16:48)
2024年05月08日
小松クラフトスペース4〜5月の企画展「軽やかに春」も後半となりました。この展示会が始まって間もない4月中旬は20℃以上の夏日が続き、「これは春という雰囲気ではない」と思ったりしましたが、今日はまるで冬に舞い戻ったかのような寒さ。この春は十分に体調管理に気を付けなければいけません。
2Fギャラリーは春のお出掛けにぴったりの展示になりました。自然素材の洋服やアフリカのカラフルなプリントの雑貨は見ているだけでも気分が上がります。ぜひ足をお運びください。
「軽やかに春」後期・暮らしをつなぐ
5月25日(土)まで(会期中無休)
小松クラフトスペース
GW後半は昨年に続き家族3人で車中泊旅行に行って来ました。ゴール地点を茨城県の鹿島神宮に設定して、その往復の間にお世話になっている作家さんの工房や、芭瑠の行きたい水族館や遊園地、私が見たい博物館や人形道祖神、遺跡などをたっぷりと詰め込み、早朝から夜まで動き回った4泊5日でした。
中でも感動的だったのが、鉾田市玄生(くろう)の人形道祖神・オオスギサマの作り替えの行事を取材できたことです。午前6時にオオスギサマを見に行った帰り、通りかかった地元の方にお祭りの日にちを尋ねたら、なんと「これからやります」とのこと!当初は2月の第一日曜日にやる予定だったのが、天候が悪かったため、5月の第一日曜日に延期したのだとか。まさに奇跡のタイミング。「これは鹿島大明神のお導きに違いない」とさえ感じました。
今回の旅の成果は、小松クラフトスペースでの企画展や秋田人形道祖神プロジェクトの活動でお披露目する機会があるかと思います。どうぞご期待ください♪
2Fギャラリーは春のお出掛けにぴったりの展示になりました。自然素材の洋服やアフリカのカラフルなプリントの雑貨は見ているだけでも気分が上がります。ぜひ足をお運びください。
「軽やかに春」後期・暮らしをつなぐ
5月25日(土)まで(会期中無休)
小松クラフトスペース
GW後半は昨年に続き家族3人で車中泊旅行に行って来ました。ゴール地点を茨城県の鹿島神宮に設定して、その往復の間にお世話になっている作家さんの工房や、芭瑠の行きたい水族館や遊園地、私が見たい博物館や人形道祖神、遺跡などをたっぷりと詰め込み、早朝から夜まで動き回った4泊5日でした。
中でも感動的だったのが、鉾田市玄生(くろう)の人形道祖神・オオスギサマの作り替えの行事を取材できたことです。午前6時にオオスギサマを見に行った帰り、通りかかった地元の方にお祭りの日にちを尋ねたら、なんと「これからやります」とのこと!当初は2月の第一日曜日にやる予定だったのが、天候が悪かったため、5月の第一日曜日に延期したのだとか。まさに奇跡のタイミング。「これは鹿島大明神のお導きに違いない」とさえ感じました。
今回の旅の成果は、小松クラフトスペースでの企画展や秋田人形道祖神プロジェクトの活動でお披露目する機会があるかと思います。どうぞご期待ください♪
(15:50)