2018年04月10日

『梅崎由起子・丹羽裕美子二人展』開催中です

ume7 現在、当店2Fギャラリーでは藍染作家・梅崎由起子さんと布構成作家・丹羽裕美子さんによる二人展が開催されております。梅崎さんの自然の青の色が美しい藍染と丹羽さんのポップなセンスが光る布雑貨という春らしく楽しい展示会となりました。




ume10 梅崎由起子さんの作品展は二年ぶり三回目。今回もショール、がま口、浴衣、バッグ、テーブルセンター、団扇など、ヴァラエティに富んだ作品が揃っております。洋服は丹羽裕美子さんがデザイン、縫製を担当した一点もの。楽しみにされていたお客様も多く、初日からお目当ての作品をお買い求めにいらっしゃいます。




ume8 丹羽裕美子さんの単独の作品は今回が当店初登場。60年代のスウィンギングロンドンを彷彿とさせる華やかなプリントの古着をリメイクしたバッグやブローチなどの小物は見ているだけでも楽しくなります。梅崎さんの藍染とは対照的な素材でありながら、組み合わせは抜群のアイテムです。




ume12 今回、梅崎さんの師匠である世界的な藍染作家・新道弘之さんの帯、浴衣、夏着物も賛助出品していただいております。麻、苧麻、木綿といった布地に「シンジゴ絞り」というオリジナル技法で染め上げた作品。梅崎さんの浴衣、帯と一緒に出品しております。





haru 8、9の両日は梅崎さん、丹羽さんが来場され、お二人に会いにたくさんのお客様にお越しいただきました。中には大阪府や宮城県から来られたお客様も。お二人の人柄が溢れるものづくりのお話に花が咲いた二日間でした。

 『梅崎由起子・丹羽裕美子二人展』は4月28日(土)まで(会期中無休)

 小松クラフトスペース

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2018年03月16日

『捨てない布展』開催中です

sutenai8 3月に入って早2週間。秋田市内は雪がほとんど解けて春の気配が感じる頃となりました。この時期になるとやはり東日本大震災のことが思い返されます。あれから7年が経ち、東北の心に改めて光を当てる展示会ができればと思い、『捨てない布ー東北の刺し子とサキオリ』を企画いたしました。現在、2Fギャラリーにて開催中です。



sutenai7 今回参考展示として出展しているのは、ご隠居こと小松正雄が若い頃に、私財を投じて収集した北東北の古い衣装の数々。津軽の「こぎん刺し」や南部「菱刺し」、秋田の「長手ぬぐい」など、その多くは昔の雪国の女性たちの手によるもの。物質的に恵まれない生活から育まれたその見事な手仕事はモノを大切にする心を現代に伝えます。



sutenai9 岩手県下閉伊郡田野畑村にある障害者のための地域作業所「NPO法人・ハックの家」のサキオリ作品は5年ぶりの登場。東日本大震災時の津波で主幹事業の水産加工場を失ったハックの家では、震災後に地元の伝統工芸であるサキオリ(花咲き織り)作品の制作に力を入れ、今では県外でも作品展を開催するまでになりました。今回の展示会ではハックの家で制作されたバッグや小物を販売しております。



sutenai10 インド東部・ベンガル地方で制作されるカンタ刺繍、西部・グジャラート州のミラー刺繍。いずれも衣服など使い古した布をリサイクルして制作した伝統的な刺繍工芸です。現地で収集した古布を展示販売いたします。 北東北とインド、国境を越えた「捨てない布」をどうぞ見比べてみて下さい。




sutenai11 2月に開催した『江戸小紋と更紗展』に引き続き、バッグ、小物、ショール、扇子など、インド、インドネシア、日本で制作された更紗の作品を出展。海外で収集したインド更紗、ジャワ更紗(バティック)も。ご好評いただいた『足袋の足あわせ』も1Fにて継続開催しております。


『捨てない布ー東北の刺し子とサキオリ』は3月31日(土)まで(会期中無休)

小松クラフトスペース

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2018年02月21日

『若勇さんの舞を見る会』開催されました

wakayu1 2月18日(日)に開催された旅する着物ことはじめ特別企画『最後の川反芸者・若勇さんの舞を見る会』沢山のご来場、誠にありがとうございました。若勇さんの舞が始まるや、まるで会場が大正、昭和の川反にタイムスリップしたかのように!そして後半のトークタイムではかつての花柳界のことなどをシャキシャキとした独特の語り口でお話しくださいました。参加されたお客様にはきっとご満足いただけたのではないかと思います。


wakayu2 若勇さんが今に伝える川反花柳界の舞は明治〜昭和にかけての秋田の都市文化を象徴する芸能。ローカル色豊かでありながら洗練されたその芸は、秋田の貴重な宝と言って良いでしょう。私自身、司会をしながら素晴らしい踊りに酔いしれました。

 会場には現在秋田で芸者として活動されている染龍さんの姿もあり、川反花柳界の芸が世代を越えて継承されていく予感がいたしました。いずれ昭和の名妓と平成の名妓による川反夢の共演を見ることができるかもしれません。




komon1 さて現在開催中の『江戸小紋と更紗展』もいよいよ終盤にさしかかりました(3月3日まで)お着物から更紗の古布、小物まで、大変ご好評いただいております。「江戸小紋や更紗について知りたい」という方は当店のご隠居こと小松正雄がその歴史から制作方法まで詳しく(!)説明いたしますので、ぜひお話を聞きにいらしてくださいませ。

 『江戸小紋と更紗展』は3月3日(土)まで(会期中無休)

 小松クラフトスペース

kazukuti at 13:34|Permalink イベント 

2018年02月10日

『江戸小紋と更紗展』開催中です

edo6 2月9日から2Fギャラリーで『江戸小紋と更紗展』がスタートいたしました。今回は何といっても「36年ぶりの」リニューアル記念企画ということで、あいにくのお天気の中、たくさんのお客様に足を運んでいただいております。




7 出品されている江戸小紋は伊勢型紙の児玉博氏、六谷紀久男氏(お二人とも人間国宝、故人)が彫った型紙を使い染師の浅野栄一氏、安田貞男氏(故人)などによって制作された作品です。児玉博が手掛けた型紙も参考出品しておりますが、とても人間技とは思えない精緻さに驚くばかり…最も細かなもので3センチの幅に31本の縞を彫ったそうです。


edo9 日本橋・竺仙さんの協力を得て、これまで雑誌や広告などで使用された仕立上がりの江戸小紋を特別価格で販売しております。この企画は2016年にも一度開催しましたが、モデルさんや女優さんが一度しか袖を通してない着物なのでほぼ新品同様です。極上の江戸小紋をお安く手に入れるチャンスです。



edo7 新進気鋭の染色作家・武村小平さんの帯やお着物、日傘なども出品しております。新しい感覚で現代日本の型染工芸を担う武村さん。今回もすきっとした粋な柄の作品が揃いました。






edo8 江戸小紋をはじめ型染のルーツはインド伝来の更紗。今回は帯やお着物から、バッグ、小物、ショール、扇子など、インドやインドネシア、日本で制作された作品を取り揃えました。海外で収集したインド更紗、ジャワ更紗(バティック)も。




6 1F奥では「足袋の足合わせ会」 を開催中。昨年ドラマ『陸王』でも話題となった「きねや足袋」さんが足のサイズだけでなく微妙な形にも合わせられる足袋のフィッターを作りました。まずはご試着してみてください。自分にあった足袋が必ず見つけられます。
 足袋はすべて注文制。職人の手掛け仕立てによる特級足袋、一足から承ります。(価格¥2800税込)



wakayu 2月18日(日)午後2時から当店2Fギャラリーで開催される『最後の川反芸者・若勇さんの舞を見る会』、おかげさまでご予約で満員御礼となりました。たくさんのお申込み、ありがとうございます!

そして若勇さんのご厚意で、同日午後4時から追加公演を開催する運びとなりました。内容は午後2時からの部と一緒です(各回入れ替え制です)

【追加公演】『最後の川反芸者・若勇さんの舞を見る会』

2018年2月18日(日) 午後4時〜午後5時15分

川反の名妓として活躍した若勇さんを招き、 「岡本新内」、「酒の秋田」など秋田の花柳界に伝わる舞を披露していただきます。

昭和4年の花柳界雑誌『美人の秋田』の復刻を昨年手掛けた小松和彦によるミニレクチャーも同時開催。着物ことはじめの企画ですがドレスコードはございませんので、お気軽にお誘いあわせの上、ご参加ください。

会費:1,000円

参加ご希望の方は小松クラフトスペースまでお電話(018-837-1118)でお申し込みください。


10 『江戸小紋と更紗展』は3月3日(土)まで(会期中無休)
※2月18日は午後2時よりイベント開催のため一般のお客様の展示会場への入場を制限させていただきます。何卒ご了承ください。

小松クラフトスペース

kazukuti at 17:33|Permalink イベント 

2018年02月02日

店舗をリニューアルいたしました

ren1 一月後半から実施していた「36年ぶりのリニューアル工事」は予定通り終了し、昨日から営業を再開いたしました。今回改装を手掛けたのは店舗1階。売り場面積が広くなったことで空間が開放的になり、展示している商品が見やすくなりました。



ren2 一階の向かって左側には群言堂など人気アパレルブランドのコーナーを新設。現在洋服の他、ショールやソックスなど身に纏うものを出品しております。





ren3 1F奥の座売りには現在洋服を展示しているスペースにあった着物の収納ケースを移設。いずれは「和装研究所」のような形で旅する着物ことはじめの講座などに使ってみたいと思っております。




wakayu リニューアル記念の特別展『江戸小紋と更紗展』は2月9日(金)からスタート!ぜひ足をお運びください。
 また会期中の2月18日(日)には2Fギャラリーで「着物ことはじめ」の特別企画『最後の川反芸者・若勇さんの舞を見る会』を開催いたします。昨年夏の企画も大好評だった若勇さん。今回は「岡本新内」、「酒の秋田」など秋田の花柳界に伝わる舞を披露していただきます。


 会期:2月18日(日)午後2時から
 会費:1,000円

 私も川反の花柳界と昨年刊行した『美人の秋田』についてお話しいたします。着物ことはじめの企画ですがドレスコードはございませんので、お気軽にお誘いあわせの上、ご参加ください。

 参加ご希望の方は小松クラフトスペースまでお電話(018-837-1118)かFacebookのイベントページの参加予定をクリックしてください。

若勇さん プロフィール

秋田市生まれ
昭和27年 川反の置屋に入る
昭和33年 「若勇」として舞妓に
昭和37年 芸妓になる
昭和56年 花柳流の名取免許習得(花柳寿美和加)
昭和62年 芸妓廃業
平成17年 岡本新内の伝承、普及により「秋田市の文化を育てる市民の会・けやき賞」を受賞

 新しくなった店舗共々、楽しみに足をお運びください。

 小松クラフトスペース

kazukuti at 16:07|Permalink イベント 

2018年01月19日

芭瑠が3歳になりました

haru2018 14日で娘の芭瑠が3歳になりました。お陰様で元気に成長しております。最近ではおしゃべりが達者になり「パパ、お酒あまり飲まないでね」などと注意されることもしばしば…。子供の成長の速さについて行けるか心配になります(笑)今年からはいよいよ幼稚園です。






akita 1月31日(水)秋田市通称「なかいち」のにぎわい交流館で開催されるアート関連のシンポジウムにパネラーとして参加いたします。

第3回夜楽「土地の記憶」を継承する

2018年1月31日(水) 18:30 - 20:30
【会場】 秋田市にぎわい交流館研修室1、2(4階)

【ゲスト】
岸本誠司(民俗学研究者)、天野荘平(男鹿市菅江真澄研究会会長)、小松和彦(小松クラフトスペース代表)

【コーディネーター】
石倉敏明(人類学者、秋田公立美術大学准教授)

【定員、参加費】
 先着50名(要事前申し込み)、無料

【申し込み】
 秋田市企画調整課企画調整担当 電 話:018-888-5462

Fecebookページ


hatsuichi4 『吉例初市』は残すところ2日(1月20日まで)書籍と食材商品は以外の商品がすべて20〜50% OFFという年に一度の割引セールです。この機会をお見逃しなく!

 『初市』終了後は、36年ぶり(!)の店内改装のため1月いっぱいはお休みをいただきます。2月にはリニューアル記念の催事を企画しております。ぜひお楽しみに。

小松クラフトスペース

kazukuti at 11:08|Permalink 店主の日常 | イベント

2018年01月01日

新年明けましておめでとうございます

hatsuichi2 平成30年、明けましておめでとうございます。昨年、パパ(私)は「全くやるつもりは無かった」ヒマラヤ登山、そして『美人の秋田』刊行や『新あきたよもやま』連載開始などライフワークが非常に充実した一年でした。ママ(泉美)は「旅する 着物ことはじめ」がいよいよに本格的に始動。娘(芭瑠)はバレエ教室の発表会で初ステージを踏みました。家族がみな無事に年を越せるのも、いつも支えて頂いている皆様のお陰です。

私が当店の代表に就任したのは12年前の戌年(2006年)それまでも戌年のタイミングで新しく何かを始めることが多かったようで、現在の店舗を建設したのも36年前の1982年(戌年)でした。そんな訳で、今年は店舗の一部をリニューアルすることにしました。例年以上に新しいことにチャレンジする機会が増えそうです。

今年もどうぞよろしくお願いいたします。

hatsuichi3 新年の営業は4日(木)からの『吉例初市』でスタートです。お正月のお花は南宋の白磁四耳壺と清水六兵衛さんの花器に生けました。20日までの会期中のみ、年に一度の割引セール。通常価格から20〜50%OFFです。ぜひこの機会をお見逃しなく!

 小松クラフトスペース

kazukuti at 13:00|Permalink イベント | 店主の日常

2017年12月26日

2017年もありがとうございました

kotohajime 24日で『ウィンターキャラバン展』が終わり、年内の催事はこれですべて終了いたしました。今年もたくさんのご愛顧、誠にありがとうございました!29日までは1階店舗のみで営業しております。

 22日は「旅する着物ことはじめ」の忘年会を兼ねたパーティーで司会&クイズ大会出題者を務め、まずは一段落と思ったところで、その二日後(クリスマスイブ)の朝、起床と同時になんとギックリ腰に。実は一か月くらい前からなんとなく腰に違和感があったのですが、遂に爆発してしまいました。胃腸の方は完治してこれで厄年の病気ラッシュは脱したと思いきや、まだまだ終わっていませんでした。これはもう厄年というか災難年という他ありません。現在、歩くこともままならず自宅で療養中です。



2 秋田魁新報電子版で連載中の『新あきたよもやま』今月のコラムは『パシュミナの故郷・カシミールを訪ねる・後編』です。インド・ラダックのカシミアヤギを放牧している山岳地帯の遊牧民。そこで見たのはなんと「少子高齢化社会」という現実でした。もしかしたらこの過酷な環境が帰国後から続く体調の悪化と何かしら繋がっているのかもしれません…。

 一年を締めくくるにふさわしく、前回に引き続きいつもの倍の文字数です。『新あきたよもやま』、来年もよろしくお願いいたします!



kouen 先々週、とても悲しい知らせがありました。今年の4月に開催した『アマゾン民族館の至宝展』その際にご主人の山口吉彦先生と笑いあり、驚きありの素晴らしい講演会を行っていただいた山口考子(なすこ)さんがお亡くなりになられたそうです。当初、展示会のお話をいただいたのも考子さんからであり、この後もまた一緒にイベントを企画していこうと約束していました。本当に残念でなりません。たくさんの笑いと感動をありがとうございました。心よりご冥福をお祈りいたします。




FB 新年は4日から恒例『吉例初市』でスタート。年に一度だけのバーゲンセールです。どうぞお見逃しなく!

 『初市』が終わると、なんと36年ぶりに店舗の改装工事(1Fのみ)を行います。来年以降も様々な企画にチャレンジしたいと思い、建設された時と同じ戌年に着手することになりました。2月にはリニューアル記念企画展を考えております。また『美人の秋田』刊行記念イベントも市内某所にて予定しております。

 2018年も小松クラフトスペースをよろしくお願いいたします。

kazukuti at 16:19|Permalink イベント | 店主の日常

2017年12月15日

厄年は無理できない

5  早いもので今年もあと半月を残すのみとなりました。
 今年は厄年だったせいか、終盤立て続けに病院のお世話になりました。インドから帰って来て間もなく風邪で内科、耳の周りが腫れて耳鼻科、そしてお腹の調子が悪くなり胃腸科。一か月半で体重が7キロ減り、「10年前の体重に戻った」と喜んでいるのは本人だけで「重病なのではないか」と心配される始末。日頃健康管理には気を付けているつもりですが、これだけ病気にかかるというのは無理のできない歳になったんだなと自覚しております。

6 さて『ウィンターキャラバン展』も残すところ10日となりました。昨日は展示会場を少し模様替えしました。出展されているアイテムをクリスマスプレゼントとしてお求めになられるお客様もいらっしゃいます。そして何といってもインド・ラダックの仏教美術が揃って見られるのは今回の催事のみ!19世紀のチベットの仏画、11世紀のカシミールの仏像などなど。クリスマスの雰囲気とは真逆ですが、古美術がお好きな方は絶対おすすめです。
 『美人の秋田』も絶賛発売中です!

 『ウィンターキャラバン展』は12月24日(日)まで(会期中無休)
 
 小松クラフトスペース

kazukuti at 11:36|Permalink イベント | 店主の日常

2017年12月04日

『美人の秋田』が発売されました

IMG_4052 この度、カストリ出版様から『美人の秋田(附・秋田美人と民藝)』が復刻出版されました。私のライフワークではこの一冊がまさに今年の集大成です。

 『美人の秋田』を復刻することになったきっかけは今年の3月、私がカストリ出版主宰の渡辺豪さんと一緒に入った古本屋でこの原本を偶然見つけたことでした。何気なく開いてみて、編集発行人が山田憲三郎であることに驚きました。その名前は戦前、戦後の興行、映画館関連の資料でよく目にしていたからです。

 山田憲三郎とはどんな人物であったのか。どうしても知りたくなり、この夏から調査を開始しました。幸い山田の息子さん達とお会いすることができ、ご協力を得ることができました。明治生まれ大正育ちのモダンボーイで、文芸、絵画を嗜む市井の文化人、そして興行師でもあった山田。本書を復刻したのは昭和の秋田の花柳界を知る貴重な資料というだけではなく、この稀有な市井のクリエイターを是非知って欲しいと思ったからです。私が担当した巻末の解説には彼のひととなりについて知り得たことを記しております。

 本書の見どころの一つは数多く掲載されている当時の広告。秋田ではお馴染みのあのお店やあの酒屋さんも。花街、遊廓ファンのみならず、昭和の秋田に関心のある方であれば間違いなく楽しめる一冊です。

IMG_4056『美人の秋田』(附・秋田美人と民藝)
・仕様:B5版 / 70ページモノクロ
・原著発行:昭和4年
・定価:¥1,296(税抜¥1,200) 

東北を代表する花街であった秋田市川反。その近郊で暮らしていた一人の文学青年によって、今から約90年前、秋田県の花柳界を扱う雑誌が刊行された。

青年の名は山田憲三郎。山田は新聞記者時代の経験を活かし、地元新聞人や文芸家を執筆陣に迎え、花街のガイドブックではない、読み物雑誌としての一冊を完成させた。それが『美人の秋田』である。

IMG_4057 ■附録として戦後昭和28年の花柳界雑誌をカップリング
『美人の秋田』にも寄稿している小松宗司が戦後に発行した『秋田美人と民藝』。現在、どこの公立図書館にも収蔵されていない「幻の雑誌」である。川反、土崎の人気芸妓を写真入りで紹介している他、秋田の遊郭史について展望した記事などを収録している。

■見どころは写真や記事の他にも
二冊とも広告を数多く掲載。料理屋、芸妓置屋、カフェーの他、秋田では誰もが知る商業施設や酒造会社なども。まさに昭和4年、昭和28年の秋田を切り取った雑誌といえよう。

■稀有なクリエイター・山田憲三郎
巻末に収録した小松和彦(小松クラフトスペース)による解説では、『美人の秋田』の編集兼発行人である山田憲三郎の子孫にインタビューし、山田のひととなりについても紹介。文芸、絵画を嗜む市井の文化人、そして興行師でもあった山田の人物像を家族の証言や資料などから読み解く。

 現在、小松クラフトスペースで絶賛発売中!ウェブショップでも取り扱っております。

 ぜひ、お手に取ってご覧ください。

kazukuti at 16:43|Permalink 店主の日常 

2017年12月01日

『ウィンターキャラバン展』

win16 今日から12月。そして当店では年内最後の催事『ウィンターキャラバン展』がスタートしました。洋服、タイツ、陶器、キャンドル、ショール、アクセサリー、アンティークetc…と盛りだくさんのラインナップになりました!




win9 おなじみ、仙台の人気レディースブランド・ロコジュリィが佐藤繊維の糸で制作した新作ニットウェアやシルクワンピース。初日、二日目はデザイナーの渡邊 ひろこさんが来場されております。ぜひこの冬のコーディネートのアドバイスを渡邊さんへ聞かれてみてはいかがでしょうか?




win11 10月に私がインド・カシミールで訪れた標高4500mの山岳地帯。そこに住む遊牧民たちの手で生み出された最高のカシミア原毛を使って制作されたショールをウールやシルクのショールと共に出品しております。ぜひこちらのコラムと併せてご覧ください。





win10 そしてカシミールで収集した美術工芸品も一挙に展示出品。メインはチベットのタンカや仏像といった仏教美術。少々季節外れ(?)ですが、自慢の一品揃いですので、どうぞご覧ください。私が喜んで解説いたします。






win12 楽しみにされていたお客様も多いと思います!冬の人気商品であるクリボテラのタイツやソックスが登場!そして当店では二年ぶりとなるYu-candleさんのキャンドル作品も。見ているだけで楽しくなる新作キャンドルが揃いました。






win13 昨年一月に作品展を開催された陶芸家・清水六兵衛さんが主宰する六兵衛窯からは来年の干支である「戌」にちなんだ陶芸作品が出品されております。どれも可愛い犬たちにほっこりさせられます。年越しの準備はぜひこちらで!





win14 そして個人的には今年の集大成ともいうべき花柳界関連の著作(と言っても今回は解説のみ)がカストリ出版さんから間もなく刊行されます。当店では数日中にお目見えする予定。これは昭和の秋田を知る方にはとっても懐かしい一冊になると思います。是非ご期待ください!

 『ウィンターキャラバン展』は12月24日(日)まで(会期中無休)
 
 小松クラフトスペース

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2017年11月20日

『群言堂冬展』最終週です

23794858_1969468766427361_1724036861388852931_n いよいよ雪が降り始めて、冬が到来したことを感じさせられるようになりました。冬に体が慣れないこの時期が寒さを一番感じます。

 2階ギャラリーで開催中の『群言堂冬展』はいよいよ最終週となりました(11月25日まで)。冬にぴったりの暖かなコートも入荷しております。23日には「秋の収穫祭」の最終回、マルタベーカリーさんが出店いたします。寒さが身にしみる季節ですが、ぜひ足をお運びください。

23755368_1969468763094028_6113092940915207274_n 先日、私がインド・ラダックの遊牧民を訪ねた旅の話を秋田魁新報デジタル版にて隔月連載中のコラム『新あきたよもやま』に書きました。今月は前編、来月掲載予定の後編では秋田を連想させる様々な出来事が起こります。

 インドで買い付けしたショールは現在『群言堂冬展』でも出展しておりますが、12月1日(金)から開催する『ウィンターキャラバン展』ではラダックの美術工芸品も含めて出品いたします。詳しくは小松クラフトスペースHPにて。

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2017年11月02日

ラダックに行ってきました

1 10月18日から10日間ほど久しぶりに一人で海外出張に行ってきました。今回の旅のメインはインド北西部のラダック地方。チベット文化圏の西端にあたるラダックはチベット仏教の僧院である「ゴンパ」が数多く残され、チベット様式の仏像や仏画を見てきました。標高3500メートルを超える高地のため高山病と氷点下となる朝夕の寒さはかなり体に堪えましたが、久しぶりに刺激の多い旅でした。



2 ラダックに行ったきっかけはお寺を見る事ではありません。冬の人気商品であるパシュミナショールを仕入れるとともに、パシュミナの原毛となるヤギを放牧している遊牧民の人々の暮らしに触れる事でした。標高4500メートルを超える山中にある彼らのキャンプを訪れることができ、実際にどんな所でどんな方法でパシュミナの原材料が生まれるのかをつぶさに見てこられたのは本当に貴重な経験でした。この事は改めて文章に書きたいと思います。


 さて明日11月3日(金)からは群言堂展の後期『冬展』がスタート。柔らかくて軽いウール素材のコートなど冬物を中心としたラインナップで皆様のお越しをお待ちしております。

ご好評いただいている『秋の収穫祭』も会期中の週末、日曜を中心に開催いたします。11月の出店スケジュールは次のとおりです。


野田りんご園(リンゴ、ラフランス) 11/3〜
福禄寿酒造(酒粕) 11/3〜
あいかけん(インド料理) 11/4、12
マルタベーカリー(パン) 11/11、23
星雪館(野菜、おやき) 11/12
グルメストアフクシマ(コロッケ) 11/18


『群言堂冬展』は11月3日(金)〜11月25日(土)会期中無休

小松クラフトスペース

kazukuti at 21:24|Permalink  | イベント

2017年10月08日

『群言堂秋展』

gungenaw6 10月6日(金)から『群言堂秋展』が始まりました。今年の群言堂の秋冬新作展は前期の『秋展』(10/6〜28)と後期の『冬展』(11/3〜25)の二回に分けて開催。秋展では栗などの秋らしく楽しい柄のウエアを中心に出品しております。さすが人気の群言堂、初日からお目当ての洋服を求めに来られるお客様がたくさん。


gungenaw10 併催の『秋のかご展』では「かごや」のくるみ、やまぶどうの籠バックをはじめ、日本、アジアの伝統的な籠工芸を出展いたしております。日常使いのものから古道具まで、籠ファンの方は必見です。





IMG_2979 会期中の土日祝日は『秋の収穫祭』店頭にて飲食や産直野菜の販売をいたします。初日からは樫食堂さんのネギ、 野田りんご園さんのリンゴ、 すみれファームさんのトマト、 福禄寿酒造さんの酒粕を当店のご隠居が販売。今日、明日はインド料理のあいかけんさんも出店しております。旅するマーケットのブログにて。



gungenaw5 『群言堂秋展』は10月28日(土)まで(会期中無休)

 小松クラフトスペース

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2017年09月21日

秋のはじまり

matsumoto 9月も半ばが過ぎてすっかり秋の気配を感じられるようになりました。いよいよ食欲の、いや芸術の秋のはじまりです。

 現在2Fギャラリーで好評開催中の『八幡はるみ・松本ヒデオ二人展展』松本ヒデオさんの作品にお花をいけてみました。二人展は9月30日(土)まで。ぜひお見逃しなく!

ren 2F和室では当店選りすぐりのお着物や帯、お草履などを出品する『日本の染織展』も同時開催中です。

 先週からはきものスタイリストでテレビドラマ『黒革の手帖』のスタイリングもされた秋月洋子さんが企画する『れん』のお着物や小物も登場。雑誌『七緒』の2017年春号の表紙を飾ったお召など、若い方にも愉しんで着ていただける素敵な着物が揃いました。『れん』の作品は今週いっぱいまで展示いたします。

silk また1F奥座売りは「シルクロード、インドの布と古美術」をテーマに展示しております。世界中で集めた古更紗、キリム、スザニ、民族衣装、ペルシャの細密画など。毎日見ているうちにそろそろ海外に出てみようかなと思ってきました。



kakunodate 9月17日(日)は旅する着物ことはじめとNPO法人秋田歴史伝承会さんによる合同バスツアー「白岩の里と角館町めぐり」を開催いたしました。角館の窯元、古刹、花街という小京都らしいスポットをめぐる企画でした。詳しくは旅する着物ことはじめのブログにて。

kazukuti at 11:52|Permalink イベント 

2017年09月15日

『八幡はるみ・松本ヒデオ二人展』開催中です

yahata6 9月8日(金)から『八幡はるみ・松本ヒデオ二人展』が当店2Fギャラリーにて開催されております。染色工芸作家・八幡はるみさんの作品展は3年ぶり5回目。今回はご主人で陶芸家の松本ヒデオさんとの初の二人展です。流石は工芸の第一線で活躍されてきたご夫婦による作品展、アート&クラフトのお手本のような素晴らしい作品ばかりです。


yahata7 八幡先生はプリント模様のシャツ、ワンピース、バッグなどを中心に出品されております。八幡先生の新作を楽しみにされていたファンのお客様もたくさん足を運んでいただいております。初登場となるリネン素材のワンピースは特に人気のアイテム。ほとんどが一点ものですので、ぜひお早目に!



yahata10 松本先生はこれまでオブジェ作家として広く知られ、その作品はイギリスのヴィクトリア&アルバート美術館など国内外の美術館で収蔵されております。今回の二人展にあわせ久々に「日常使いの器」を制作されました。アートな感性で作られた湯呑やお皿は流石の逸品です。



yahata11 9月10日には八幡先生、松本先生をお招きし、ギャラリートークを開催いたしました。ファンのお客様の他、美大生などアートに携わる方々にもお越しいただきました。創作に関することだけでなく、私が根掘り葉掘り聞いたアーティスト同士が夫婦になると…という話も未婚のクリエイターさんには参考になるお話しだったのではないかと思います。

『八幡はるみ・松本ヒデオ二人展』は9月30日(土)まで(会期中無休)

小松クラフトスペース

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2017年08月24日

『奈良平宣子展』開催中です

narahira3 お盆過ぎの8月17日(木)から当店2Fギャラリーにて『奈良平宣子展』が開催されております。国内外で活躍するテキスタイルアーティスト・奈良平宣子さんによるアート作品から、バッグやショール、ブローチなどの日常使いの作品、そして奈良平さんが主宰する東日本大震災復興支援プロジェクト「Shake Hand」から伝統技法で制作した色鮮やかな手ぬぐいも出品しております。遠方からいらっしゃるお客様も多く、個性豊かなバッグや手ぬぐいは人気のアイテムです。


narahira2 奈良平宣子さんは18〜20日の午前中まで在廊されました。先生のこれまでの活動や創作に関するお話はとても興味深く、改めて作品の素晴らしさに気付かされました。

 『奈良平宣子展』は9月2日(土)まで(期間中無休)

小松クラフトスペース

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2017年08月12日

お盆休みのお知らせ

narahira1 秋田市最大の行事「竿灯まつり」、そして「雄物川花火大会」が終わり、夏もいよいよ終盤。今年は春からほとんど休みなく催事続きでしたので、そろそろ小休止しようと思っていたタイミングでお盆です。8月13〜15日の三日間はお休みさせていただきますので、何卒ご了承くださいませ。

 お盆過ぎの8月17日(木)からは『奈良平宣子展』が当店2Fギャラリーにて開催されます。海外でも高い評価を得ているの染織工芸作家・奈良平宣子さんの秋田では初となる作品展です。ご本人も18、19の両日在廊されます。詳しくは小松クラフトスペースHPをご覧ください。


wakayu 7月29日の『着物ことはじめ特別企画・若勇さんの芸と冷酒を愉しむ会』は満員御礼の盛会でした。若勇さんが踊りを披露したのは「菖蒲浴衣」、「酒の秋田」、「秋田音頭」の3曲。その風格ある舞に年齢性別を越えて多くのお客様が魅了されました。私自身、川反芸者の踊りを生で観る事はもう出来ないと思っていただけに、一生忘れられない素敵な夜になりました。当日の詳しい様子は旅するマーケット(着物ことはじめ)のブログにて。


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2017年07月21日

『バーンロムサイ展&旅するマーケット』始まっております

banrom8 しばらくブログの更新を怠っておりましたが、7月16日(日)から当店2Fギャラリーで『バーンロムサイ展&旅するマーケット』がスタートいたしました。毎年恒例の夏の風物詩と言ってもいいこの企画展、今回は日曜祝日スタートという変則日程でしかも土砂降りの天気という不運に見舞われたのに関わらず、初日からたくさんのお客様に足を運んでいただいております。慌ただしくしているうちにあっという間に一週間が過ぎました。

 今回もバーンロムサイのリネンやガーゼ素材の洋服を楽しみされているお客様が多くいらっしゃいます。今年はカラフルな色合いの洋服やTシャツが人気です。


banrom9 旅するマーケットには今年も全国各地からユニークなクリエイターが集まりました。昨年に引き続き参加のmakumoさんやASSOBOOさんを始め、平安時代の和紙工芸を再現する王朝継ぎ紙さんや遊廓や銭湯をモチーフにした作品を創作するこだんみほさんなど「個性派揃い」のラインナップとなりました。

 週末、日曜日の店頭販売は初日、二日目と好評だったマルタベーカリーさんが30日も。そして注目のマサラマスター・あいかけんさんが22、23、29日、その他、樫食堂&細川農園さん(28日)、小さな花屋さん(30、31日)が出店いたします。


banrom6 『バーンロムサイ展&旅するマーケット』は8月5日(土)まで(会期中無休)

 小松クラフトスペース

※前回告知いたしました「若勇さんの芸と冷酒を愉しむ会」はほぼ満席となりました。これからご予約いただいた場合はキャンセル待ちになるかと思いますので何卒ご了承ください。

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2017年06月26日

「若勇さんの芸と冷酒を愉しむ会」開催いたします

きものことはじめ 昨年からスタートした小松クラフトスペース三代目嫁が主催する和装部・旅する着物ことはじめ。着付けから着物に関する様々な講座、着物でのバスツアーまで毎月様々なイベントを企画しています。いよいよ夏ということで浴衣を着て美味しい冷酒を愉しむ企画を、と思っていましたが、今回はプレミアムなゲストをお呼びすることになりました。着物や日本酒ファンのみならず、花柳界にご興味がある方には特にお勧めです。

旅する着物ことはじめ特別企画
「最後の川反芸者・若勇さんの芸と冷酒を愉しむ会」

2017年7月29日(土)午後7時〜
会場:カフェ・ブルージュ
秋田市南通築地6−17  018−825−0888
会費:4000円(コース料理、ワンドリンク付き)
※日本酒は厳選した秋田の冷酒を数種類、飲み放題でご用意いたします

ご予約、お問い合わせ: 小松クラフトスペース
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明治から昭和にかけて秋田の花柳界の代名詞であった川反芸者。
全国に秋田美人の名を広めたその花街文化も戦後の高度経済成長期以降に廃れ、昭和と共に幕を下ろしました。
若勇さんは昭和20年代から川反で芸の修行を積み、芸者としてお座敷に上がっていた「最後の川反芸者」。
かつて宴会で披露されていた舞を披露していただきます。夏の銘酒を味わいながら、今は幻となった川反芸者の芸をお楽しみください。

「着物ことはじめ」の主催イベントですが、ドレスコードはございませんので、お洋服でご来場いただいても結構です。ぜひお気軽にご予約の上ご参加ください。

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