2017年05月14日

『群言堂春夏展』開催中です

gungenss9 ゴールデンウィークは予想以上にたくさんのお客様にご来店いただきました。観光客のお客様も何組かいらっしゃって、中にはパプアニューギニアご出身の方も!展示されている故郷の仮面や工芸品に驚き、喜んでいかれました。

 連休が終わって間もなく、5月12日(金)から『群言堂春夏展』がスタート。初夏に相応しく爽やかなウェアが揃いました。群言堂の新作を楽しみにされていたお客様が沢山いらしております。


gungenss8 『アマゾン民族館の至宝展』で出品した中南米、南太平洋の工芸品、標本、アクセサリーも一部継続して展示しております。会期中、ご覧になれなかった方は是非。

『群言堂春夏展』は6月3日(土)まで(会期中無休)

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2017年04月28日

今年のゴールデンウィークは

IMG_0790 ここ数年来、ゴールデンウィーク期間中は能代や角館などに出店し、店はお休みしておりました。理由は「連休になると秋田市内が閑散として店が暇になるから」(市内の人は外に出かけて、反対に外から市内に来る人は少ない)
 しかし今年は逃げも隠れもしません。せっかく面白い展示をやっているので5月6日(土)まで平常通り営業いたします(7日はお休み)連休中、秋田市に来られる皆さん、連休中は特にどこにも行かないという秋田市の皆さん、ぜひ『アマゾン民族館の至宝展』へお越しください。

小松クラフトスペース

IMG_0544 今月から秋田魁新報デジタル版で私の連載コラムがスタートいたしました。月一回のペースで秋田の歴史、民俗などに関する「四方山話」を書き綴っていきます(最新号は無料でご覧いただけます)

小松和彦コラム・新あきたよもやま

 秋田魁新報様からは『秋田県の遊廓跡を歩く』が縁でこちらのコラムのお話をいただきました。連載は初めての経験ですが、新たなジャンルへ挑戦する気持ちで取り組みたいと思います。目下5月号のコラムを執筆中です。

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2017年04月20日

『アマゾン民族館の至宝展』開催中です

ama6 当店2Fギャラリーで好評開催中の『アマゾン民族館の至宝展』スタートから一週間、たくさんのお客様に足を運んでいただいております。インカの土器やタラベラ焼、ニューギニアの仮面などの古美術品から蝶や昆虫、ワニなどの動物標本、リーズナブルな雑貨やアクセサリーまで、ヴァライティ豊かな内容です。中でも人気はグアテマラのスペイン植民地時代の鐙やボリビアの三葉虫の化石、ニューギニアのタパ絵など。当店ではここ数年ない程、ディープな展示会です。


kouen 16日(日)にはアマゾン民族館元館長の山口吉彦さんの講演会『アマゾンに魅せらて』が開催されました。山口先生と奥さんの考子さんによる笑いあり、驚きありの1時間半、大いに盛り上がりました。私は司会進行でしたが、自分の任務そっちのけでご夫妻の話をのめり込んで聞いていました。久しぶりに腹から笑い、大いに考えさせられました。



ama5 秋田経済新聞さんでも紹介していただきました☞こちら

 またYahooニュースでは山口さんが立ち上げた「アマゾンコレクション保護・夢基金」についての記事が掲載されています。
アマゾン資料、散逸の危機=「子供に夢を」基金設立

 ぜひたくさんの方に足を運んでいただき、アマゾンコレクションの保存のためご協力いただければ幸いです。

『アマゾン民族館の至宝展』は5月6日(土)まで(会期中無休)

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2017年04月14日

『アマゾン民族館の至宝展』が開催されます

amazon2 4月14日(金)から当店2Fギャラリーにて『アマゾン民族館の至宝展』が開催されます。
この展示会は『アマゾン民族館』(2014年閉館)の元館長・山口吉彦さんが貴重なアマゾン資料を保存するために立ち上げた「アマゾンコレクション保護・夢基金」を支援する目的で開催いたします。山口さんが永年収集した美術工芸品や動植物標本の中からアマゾン以外の中南米と南太平洋のものに厳選して出品いたします。(一部、アマゾン資料の参考展示も)本当に「博物館級の」モノが揃いました!



山口 山口吉彦さんと初めてお会いしたのは今から約15年前、一緒に食事しながら聞いた海外でのお話はすべて「事件」と言ってもいいくらいの衝撃度で、それからしばらくは何を聞いても驚かなかったくらいでした。

 16日(日)13:30からは山口さんの講演会『アマゾンに魅せられて』を展示会場で開催いたします。当店でお話して頂くのは今回が初めて。私は司会進行係ですが、誰よりも楽しみにしています。入場無料ですので、ぜひお気軽にご参加ください。


 展示会に先立ち、秋田経済新聞様の動画サイトで紹介していただきました。





 『アマゾン民族館の至宝展』は4月14日(金)〜5月6日(土)会期中無休

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2017年03月17日

『ニッポンの春展』開催中です

jp10 3月10日から当店では『ニッポンの春展』を開催しております。茨城県の手すき和紙「西ノ内和紙」をはじめ、陶器や染織工芸など日本各地の工芸品を展示。11日に行われた遊廓の講演会にあわせて関連書籍や粋を感じさせるアンティークの商品も集めました。





jp4 西ノ内和紙は江戸時代に水戸藩によって庇護され、徳川光圀が編纂を始めた「大日本史」にも使用されたという歴史を持つ伝統工芸。その担い手で無形文化財保持者である菊池正氣さんはご子息の大輔さんとともに「現代に生きる和紙」を制作されております。叩きやちり取り、財布などの雑貨も。




jp9 寄神千恵子さんは京都在住の陶芸家で、毎年冬に作品を扱っているタイツデザイナー・Kuri Botellaさんのお母様。当店でお客様にお茶をお出しするときに使っている湯呑の多くは寄神さんの作品です。個人的にもとても好きな作家さんで日ごろからぐい飲みなどを愛用しています。今回は器を中心に出展していただきました。



jp8 先週の遊廓イベントに合わせて「粋な着物」と題し、縞のお着物を揃えてみました。三重の伊勢木綿、松阪木綿、新潟の片貝木綿、静岡県の遠州木綿など、木綿の反物で価格も2万円台が中心と「粋な着物」をぜひ手軽に楽しんでいただければと思っています。





jp7 大阪の人気履物店・菱屋カレンブロッソさんの一点ものも入荷いたしました。履きやすさにも定評のあるお草履。こちらは人気があってまさに「早いもの勝ち」です。3月20日には「着物ことはじめ〜粋と縞」も開催されます。






jp5 拙著『秋田県の遊廓跡を歩く』をはじめ花柳界関連の書籍や古道具も出品。江戸時代の蒔絵の文箱や鼈甲のかんざしや江戸〜昭和初期の陶磁器、漆器など、日本の手仕事の奥深さを感じさせる品々が揃いました。

『ニッポンの春展』は4月1日(土)まで(期間中無休)

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2017年03月15日

トークイベント『遊廓と地域文化』開催されました

event1 3月11日(土)に開催されたトークイベント『遊廓と地域文化』、昼の部、夜の部ともにほぼ満員となり、たくさんのお客様にお話を聞いていただいたことは嬉しい限りです。誠にありがとうございました!

 渡辺豪さんをお招きしてイベントを開催するのはちょうど2年ぶりでしたが、社会的な認知度は前回とは比べものにならないくらい広がりました(昨日の朝日新聞全国版にもカストリ出版と渡辺さんの特集記事が掲載されていました)今回のお話を改めて聞いて思ったのは、渡辺さんのアプローチの仕方は硬派かつ学術的で、サブカルやアートに流されないところにとても共感しています。イベントの翌日は秋田市周辺を二人で周り、早速面白いネタを入手。何かの形で発表することが出来たらと思っています。

jp11 『秋田県の遊廓跡を歩く』は当初県内では当店のみの販売でしたが、先月からは加賀谷書店様でも取り扱いしていただいております。書店に限らず書籍類を扱っている小売店様には当店から卸販売をいたしますので、ぜひお気軽に声をかけてください。
 私事ですが来月からは秋田魁新報様のデジタル版で連載をさせていただくことになりました。この件は後日改めてご報告いたします。

hina 現在当店では『ニッポンの春展』開催中です。茨城県の伝統工芸・西ノ内和紙の職人・菊池正氣さんの作品、寄神千恵子さんの器、柚木沙弥郎さんの染絵、縞のお着物や菱屋カレンブロッソさんの履物など、春を告げる和の工芸を集めました。イベントの詳細は後ほど。

 桃の節句は過ぎてしましましたが、会期中は様々なお雛様も会場で展示しております。

 『ニッポンの春展』は4月1日(土)まで(期間中無休)

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2017年02月18日

『秋田県の遊廓跡を歩く』刊行記念イベント開催いたします

表 昨年秋に発売された私と渡辺豪さん(カストリ出版)による共著『秋田県の遊廓跡を歩く』の刊行記念スライド&トークイベントを3月11日(土)当店2Fギャラリーにて開催いたします。この刊行記念イベントは昨年12月に東京吉原の割烹料亭でも行いましたが、いよいよ地元秋田での開催となります。詳細はこちらに。

 東京でのトークイベントでは私が調子に乗ってしゃべり過ぎてしまい、渡辺さんのお話をもっと聞きたかったというお客様が多かったのではないかと後で少し反省しました。そこで今回、プログラムの前半部は渡辺さんに最新の活動についてお話していただくことにしました。この度初めてお披露目される年末年始に山陰、九州の遊廓跡で撮影された写真の数々も必見です!

 後半の『秋田県の遊廓跡を歩く』では本書には掲載できなかった写真や資料もご覧いただきながら、一昨年県内の遊廓跡を訪ねて見聞したことを私と渡辺さんが対談形式でお話しようと思っています。


unnamed  渡辺豪さんとは2012年の終わり頃にSNSを通じて知り合い、それから間も無く渡辺さんが秋田に来られた際に初めてお会いしました。その時は、勝手に想像していた「中年以上の考古学研究者の平均的なおじさん」とは全く対照的な外見に驚きましたが、お話しているうちに遊廓史に関する知識量とその調査力に圧倒されました。ちなみに年齢もほぼ一緒(私が渡辺さんより一つ上)です。

 2013年の10月には企画に関わっていた「あきたまちなか大学」で講師としてお呼びし、千秋公園のお座敷(香雲亭)で講演していただきました。そして2年前にはカストリ出版の創立を記念した単独トークイベントを当店にて開催。どちらの講演会でも在野の遊廓研究者として知る人ぞ知る渡辺さんのお話を聞きに全国から愛好者の方が集まりました。『秋田県の遊廓跡を歩く』を一緒に作ろうという計画が持ち上がったのは、この二回目の講演会の後でした。

 昨年のカストリ書房のオープン以来、渡辺さんの活動は毎日新聞や産経新聞など全国紙から「FRaU」や「Quick Japan」といった一般雑誌まで幅広いメディアで取り上げられています。これまでマニア層に限られていた遊廓研究は「遊廓女子」といった小さな社会現象にまで発展しました。現在閲覧できるサイトをいくつか挙げると、

東洋経済・20代女性が吉原「遊郭専門書店」に集う理由、三浦展

毎日新聞「遊郭跡」に魅せられた中3少女(取材を受けている茶木さんが手に取っているのはなんと『秋田県の遊廓跡を歩く』!)

ポパイブログ・第33回、カストリ書房・渡辺豪さん

 これまでとの大きな違いにこれらのメディアが遊廓研究を日本史や女性史のある一研究としてだけでなく、考現学的な視点で取り上げていることです。歴史、文学、建築、ジェンダーなど様々な研究要素を内包する遊廓というテーマが、サブカルチャーとして現代の若い人を中心に受け入れられるようになったのにはカストリ出版の存在が大きいと思います。

 こうしたことからも、今回のスライド&トークイベントはこれまでよりも意味合いの濃いイベントになると思います。詳しい内容はこちらから。お電話やメールでもご予約を承りますので、ご興味がございましたらぜひお早目に!

fukurokujyu 2月12日(日)は旅する着物ことはじめとNPO法人秋田歴史伝承会様の合同バスツアーで五城目町に行ってきました。私はツアーガイド&講師を仰せ付かったものの不覚にも前日の中学校同期会で多量摂取したお酒が残った状態で参加しましたが、どうにか滞りなく任務を全うする事ができました。ツアーの模様は旅する着物ことはじめのブログにて。




felt 現在2Fギャラリーで開催中の『フェルトとカシミア展』の会期は残すところ1週間。先週ジョリー・ジョンソンさんの作品、カシミアの商品ともに追加で出品していただきました。ぜひ足をお運びください!

『フェルトとカシミア展』は2月25日(土)まで(期間中無休)

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2017年02月06日

『フェルトとカシミア展』始まりました

image 2月3日(金)から当店2Fギャラリーで『フェルトとカシミア展』が始まりました。フェルト工芸の第一人者・ジョリー・ジョンソンさんの新作展をモンゴルのカシミア山羊の産毛を使ったニットブランド・カシミヤプラスと共に開催しております。ジョリーさんの作品展は当店では3年ぶり。帽子やアクセサリー、敷物といった人気のアイテムから昨年から制作されている花器シリーズなど、いずれも一目見ただけでジョリーさんのだと分かる完成されたデザインと色彩の作品が揃いました。カシミヤプラスは一昨年の秋の展示会から今回が二度目。上質なカシミアを使った洋服やショールは今回も人気です。


jorie1 初日から3日間(5日は午前まで)はジョリー・ジョンソンさんが在廊されました。28年前に来日した時からフェルト工芸の普及に務め、全国にお弟子さんがいるジョリーさん。秋田市内だけでなく県外から会いに来られる方も。ジョリーさんがいらっしゃる間、店内は笑い声が絶えませんでした。






haru ジョリーさんの作品は2F奥の和室にも。和の空間にも絶妙に溶け込んでいます。うちの芭瑠もその前で記念撮影。

『フェルトとカシミア展』は2月25日(土)まで(会期中無休)

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2017年02月01日

ホームページをリニューアルしました

HP 当店のホームページを立ち上げたのは1999年。その後、数度リニューアルをしたことがあった(ような記憶がある)のですが、ここ10年位はずっと同じデザインでした。「さすがにそろそろ変えなければ」と先日一念発起し、久々にリニューアルいたしました。こちらです。

 と言っても大枠のデザインが変わっただけで内容はほぼ以前のまま。これから少しずつ変えていこうかと思っています。ウェブショップもまだ仮オープン中ですが、徐々に商品を増やしていく予定です。

バスツアー 今年第一弾の「着物ことはじめ」の企画は五城目・福禄寿酒造さんの酒蔵開放日に併せたバスツアー「遊郭と酒蔵を訪ねて」です。秋田〜五城目の往復交通費と割烹・松鯉さんでの宴会、遊郭についてのレクチャー付きでお一人様7,000円と大変お得な価格設定です。

 このバスツアーはNPO法人秋田歴史伝承会(代表は考古学協会会員で昭和堂主人の庄内昭男さん)との共催で、私は講師という名目での参加です。「着物ことはじめ」の企画ということで当日は着物姿で皆さんをご案内いたします。

 予定しているスケジュールでは午前10:30に当店を出発し、車中にて私と庄内さんによるミニ講座、そして福禄寿酒造さんの酒蔵開放へ。その後、五城目朝市を見学して松鯉のお座敷にて宴会。帰路の途中、時間があれば窯元か資料館を訪ねる予定です。一度定員いっぱいになりかけましたが、数名のキャンセルが出ましたので現在5名様分のご予約を受付しております。ご興味がございましたら是非この機会にご参加くださいませ!




1 2月3日(金)からは2Fギャラリーにて『フェルトとカシミア展』がスタート。フェルト工芸の第一人者・ジョリー・ジョンソンの当店での作品展は3年ぶり。今回はモンゴルの上質なカシミアニットブランド・カシミアプラスと共に開催いたします。ジョリーさんご本人も初日、2日目に在廊されます。ぜひお見逃しなく!

『フェルトとカシミア展』
2017年2月3日(金)〜2月25日(土) 【期間中無休】

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2017年01月04日

2017年『吉例初市』

hatsuichi5 あけましておめでとうございます。今年の大晦日、元旦は例年に比べて暖かく、穏やかなお正月を迎えることができました。

 昨年は「着物ことはじめ」、『インド古典音楽ライヴ』やギャラリーコンサート、『秋田県の遊廓跡を歩く』の刊行、博物館や東京の料亭での講演会など、展示会の企画、販売という本来の仕事以外の活動も充実した年でした。マイナーな企画でしたが『縄文と手仕事展』にように、手探りながら縄文時代をテーマにした展示会を開催できたことも個人的に大きかったです。これも沢山の方々の支えがあってこそでした。改めて感謝申し上げます。

 実は昨年中に計画しながら実現できなかった企画がいくつもあり、また20年ぶりに海外へ一度も渡航しないという内弁慶な一年になってしまったため、今年は既にやるべき課題が沢山あります。もちろん「本業以外の活動」も積極的にやっていきたいと思っております。

hatsuichi6 仕事始めは『吉例初市』でスタート。今年の初市ではお着物や工芸品の他、moo's fooや群言堂、Pristineなどのアパレル商品も割引価格で出品しております。初日の今日は早速お目当てのお洋服を買い求めにいらっしゃるお客様がたくさん。早めのご来店がベストです。




hatsuichi7 毎年恒例の半額セールは陶器やフォトフレームなど例年になく豊富な品揃え。無くなり次第終了ですので、早い者勝ちです!






hatsuichi10 正月に相応しくお着物や帯、お草履、和装小物もすべて割引価格にて出品。私も会期中はできるだけお着物で店に出ております。

 『吉例初市』は1月14日(土)まで(会期中無休)

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2016年12月29日

2016年も残すところ3日

 今日は年内最後の営業日。最近ブログの更新を怠っていたので、12月中旬から最近までの出来事を総ざらいいたします。

IMG_9199[1] 12月18日に東京吉原の料亭にて「秋田県の遊廓跡を歩く」刊行記念トークイベントが開催されました。登壇者は私と渡辺豪さん。午後の部、夕方の部共に満員札止、東京だけでなく京都や北陸から足を運ばれた方もいて、皆さん熱心に耳を傾けられている姿が印象的でした。終演後に何人ものお客様から「話を聞いて秋田県に行ってみたくなった」という言葉を頂いたのは望外の喜び。それだけでも今回のイベントは本当にやって良かったと思いました。


IMG_9268[1] 先日、秋田魁新報朝刊に拙著『秋田県の遊廓跡を歩く』の記事が掲載されました。取材をしていただいた松川記者はとても丁寧にかつ的確な文章にまとめてくださいました。
 『秋田県の遊廓跡を歩く』は当店にて好評発売中(現在秋田県内での販売は当店のみ)また、日時、会場等は未定ですが、2017年には秋田市内で再び渡辺豪さんと刊行記念トークイベントを開催する予定です。


IMG_9274 クリスマスの12月25日にて年内最後の催事『冬を楽しむ展』が終了。2016年は盛り沢山な一年でしたが、締めくくりに相応しく素敵な展示会になりました。25日には着物ことはじめの年内最後の講座と忘年会も開かれ、ご隠居のギター演奏やクイズ大会等の余興も。
 今年は公私ともに充実した一年でしたが、海外、国内を含めて旅をほとんどしなかったのには少し悔いが残っています。来年は積極的に外に出られたらと思っております。



FB 年末年始は12月30〜1月3日までお休みをいただきます。新年は1月4日(水)から『吉例初市』(1月14日まで)今年の初市ではお着物や工芸品の他、moo's fooや群言堂などのアパレル商品も初めて割引価格で出品するいうことで、無くならないうちにお早目にいらしていただければ幸いです。

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2016年12月03日

『冬を楽しむ展』始まりました

win1 12月2日(金)からは年内最後の催事、『冬を楽しむ』。初日からRocojuliの渡邊ひろこさんも在廊し、クリスマスシーズンらしい華やかなイベントがスタート。2日間たくさんのお客様で賑わいました。






win2 今回Rocojuliは山形の佐藤繊維の糸を使ったニットウェアやシルクドレスの他、インドでセレクトした様々な素材のショールも出品。今年私がインドに行けなかった代わりにたくさんの魅力的なショールを揃えて頂きました。さすがはデザイナーの審美眼です。





win6 パリ仕込みの帽子&ヘッドドレス作家・Modisteさんは3年ぶりの登場。待ちに待っておられたお客様もいらっしゃいました。







win3 こちらもパリから発信するタイツブランド・Kuri Botellaさんは今年初めて靴下も出品。足元のおしゃれで冬の毎日を楽しく!







win4 毎年の「夏」の風物詩・バーンロムサイからは「冬の雑貨」をセレクトして出品していただきました。裂織のバッグや小物、長袖の上着など。








win5 今回初めてRocojuriの渡邊ひろこさんによるワークショップ「ショールの巻き方講座」を3、4の両日開催する運びとなりました。初日の今日、参加されたお客様からは「とても為になった」とご好評をいただきました。明日4日(日)も午後2時から開催いたしますので、ぜひ奮ってご参画ください(参加費無料)

『冬を楽しむ展』は12月25日(日)まで(会期中無休)

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2016年11月17日

「小松クラフトスペースのあゆみ」を更新しました

komatsu1 10年以上も放置していた弊店の歴史を紹介する(?)サイトを更新しました。こちらです。

 実は昨年遊廓のイベントを開催したあたりから文化勲章を受章された民俗学者の「小松和彦」先生と混同される方がTwitter等で散見され(嘘のような本当の話です)、「『秋田県の遊廓跡を歩く』を小松先生の著作と勘違いして買われる方がいたら大変だ」と思っていました。たしかに呪術と遊廓は遠からず近からずのイメージですが。。。

 そして唯一私のプロフィールが載っているこのページを久々に読んでみると「小松クラフトスペースのあゆみ」を謳っていながら、ほとんどジョークページのような内容で(すべて実話なのですが)、しかも私の写真は「これ誰?」と思わせられる20代後半のもの。そこでちゃんとした経歴を載せるページを作らねばと思い、10年ぶりに更新した次第です。

 私のプロフ画像は昨年渡辺豪さんに撮っていただいた「遊廓跡でおばあさん達に取材している」時の写真です。ついでに当店の年表、ご隠居、マダム、嫁のプロフも付け加えました。(以前の内容は恥ずかしいので消去しようと思っていましたが、記念に残しておくことにしました。過去のデータは残すことに価値があると思うので)

IMG_8310 来週月曜日からインドへ出張する手配を整えていましたが、「アメリカ大統領選の日にインド政府が実施した高額紙幣廃止による混乱が大変な状況になっている」と現地に住んでいる友人から連絡があり、再延期することになりました。こんな時期には無理に動かない方がいいと判断した次第です。
 
 今年は20年ぶりに海外へ一度も渡航しない年になりました。このまま引きこもっていては仕事の幅を狭めてしまうので、来年こそは積極的に出ていかなけばと思っています(個人的に旅したいのは外国よりも日本国内の遊廓跡めぐりなのですが)

 現在当店は『本間幸夫漆芸展』開催中です。本間先生の作品に使われている素材はすべて国内産でその制作工程も「日本でしかできない手仕事」インドなど世界の工芸品でもそうですが「その国にしかないもの」には芯の強さを感じます。こんな作品に囲まれていると幸せな気分になります。やはり今年は国内にいる運命だったのかな。

osechi 今年の三越のおせち料理カタログと「たねや」の新作カタログに本間先生の作品が使われていると送っていただきました。こんなかたちでお料理やお菓子を楽しみたいですね。

 『本間幸夫漆芸展』は11月26日(土)まで(会期中は無休)。週末の『秋の収穫祭』は19日が男鹿のグルメストアフクシマさん(コロッケなど)と大潟村の松橋ファームさん(野菜)。26日(最終日)がmogunezuさん(パンと焼菓子)が出店予定です。

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2016年11月04日

秋に寄す後期『本間幸夫漆芸展』始まりました

akibi さる10月30日、五城目の福禄寿酒造さんにてAkibi Plusさん主催のレクチャー「朝市と地政学」が開催され、渡邉康衛(福禄寿代表)さんと一緒に講師として参加いたしました。福禄寿酒造さんとは昔から家族ぐるみでお付き合いをさせていただいており、会場のお座敷も物心が付くか付かないかの頃から遊んでいた場所。思い出深いこの場所で幼馴染の康衛さんと一緒にトークするのは感慨深いものがありました(今回企画していただいた秋田美大の山本太郎先生と地域おこし協力隊の柳澤龍さんは、なんと私と康衛さんが昔から知り合いであることを知らなかったとのこと。なんという偶然!)

 なんと朝の9時から始まったレクチャーでは「五城目遺産」と題し、私の目線からこの町が誇るべき歴史的、文化的遺産をご紹介しました。「縄文の漆」、「中世の匂いがする朝市」、「昭和の色街」、そして最近個人的に注目している明治〜昭和の農村生活記録家・畠山鶴松翁のことを取り上げました。今回レクチャーの2日前に柳澤さんのご厚意で鶴松翁のご子息にお会いすることができ、記録されたノートも見せていただきました。鶴松翁についてのプレゼンは会場の反響も大きく、取材した内容についても何かの形でまとめられたらと思っております。

 写真は山本先生と柳澤さんを交えたトークセッションの様子(高橋理徳子さん撮影)町中に6軒ある食堂の魅力について康衛さんと延々引っ張って話した結果、終演後にお客さんの多くが食堂になだれ込むという嬉しいおまけ付きでした。


aki16 昨日11月3日から2Fギャラリーで『秋に寄す後期催事・本間幸夫漆芸展』がスタートしました。本間幸夫先生の作品展は当店では3年ぶり。月並みな言い方になってしまいますが「本当にいい作品だ!」というのが率直な感想です。日本の漆の素晴らしさをいつも再認識させてくれる本間先生の漆芸作品は、ぜひ多くの方に見ていただきたい「類なき手仕事」です。




aki18 五城目の講演でもお話しましたが、本間先生は木工作家、漆芸作家であると同時に漆の研究者でもあります。以前、五城目町の中山遺跡(多くの漆製品や漆制作道具が発掘された遺跡)の出土品をみて貰おうと五城目の文化の館にお連れした際にはその豊富な内容に感動され、「現在日本で漆工芸に携わる人はかならず中山遺跡の出土品を見るべきだ。そして一度原点に立ち返って漆に向かい合ってほしい。」と語られました。




aki20 今回は本間先生のご子息である本間健司さんの作品も出品されております。繊細でかつシンプルなデザインが魅力の健司さんの作品は父親である本間先生の作品と並んでも勝るとも劣らずです。ぜひお手に取ってご覧ください。

 会期中の土曜日は人気の「秋の収穫祭」も開催。現在11月5日の細川農園、11月19日のグルメストアフクシマさんのみ決定しておりますが、他の出店者はスケジュールが決定次第ホームページかこちらのブログにて発表いたします。

 『秋に寄す後期催事・本間幸夫漆芸展』は11月26日(土)まで(会期中無休)

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2016年10月24日

『秋田県の遊廓跡を歩く』が発売になりました!

IMG_8001 この度、私の初めての著作となる『秋田県の遊廓跡を歩く』が正式にリリースされました。版元のカストリ出版さんの特別な計らいで発行日は私の40歳の誕生日。完成した本を手に取ってみると本当に感慨深いです。

色街調査紀行・秋田県の遊廓跡を歩く

・著者:小松和彦(文)/渡辺豪(写真)
・発行:カストリ出版
・発行日:平成28年10月23日
・B6 203ページ  全ページ・フルカラー
・特典:矢島町の酌婦のブロマイド(復刻)

■収録地点
・湯沢市(平清水新町)
・横手市大森(大森町)
・由利本荘市矢島(田中町)
・秋田市土崎(稲荷町)
・南秋田郡五城目町(古川町)
・大館市比内町扇田(第一新開地・第二新開地)
・潟上市昭和大久保(新開地)
・北秋田市李岱、米内沢、阿仁合(新開地・裏町)

 店主の処女作ということで定価2,592円(税込)のところ、少し値引をし特別価格2,500円(税込)にて小松クラフトスペースにて販売しております。

IMG_2469 カストリ出版を主宰する渡辺豪さんと県内各地の色街跡をめぐったのはちょうど昨年の秋。最初は半分冗談で「本でも出せればいいですね」と言っていたのが、予想もしていなかった出会いの連続に「この記録は形にしなければならない」とお互い決意を固めました。その後も、何度か二人で取材を重ね、調査期間は数週間に及びました。聞き取りした取材内容の裏を取るために、足しげく図書館に通い秋田魁新報の過去記事のマイクロフィルムや市町村史などを読み漁りました。仕事を投げ出して調査研究に没頭している間、店を守ってくれた家族、スタッフには感謝の言葉もございません。

 最初の頃は絵面的に魅力のある妓楼や遊廓跡の風景が楽しみでリサーチしてきました。しかし、次第にそこを取り巻く数々の人間模様、色街ができた社会背景などが最も大きな関心事となりました。この本はかつての遊廓の取材が表のテーマですが、近世から現代にいたる基幹産業の移り変わりや現在の秋田における少子高齢化問題が裏のテーマになっております。

 私の書いた部分に関しては読み返すたびに「こんな風に書けばよかったかな」などと後悔する点が若干ありますが、いずれ誰かが秋田の歴史を調べる際に役に立つであろう史料を本にできたことは良かったと思っております。そして何よりも渡辺豪さんによる息を呑むくらい美しい写真の数々、そして「涙なしには読めなかった」との感想もすでに聞こえてくる豪さんの筆による珠玉のエッセイは必見です。

 ぜひ手に取っていただければ幸いです。

muse 10月22日「30代最後の日」に秋田県立博物館で講演会『秋田・遊廓の文化史』を開催させていただきました。ご来場いただいた皆様、記念すべき日に貴重な機会を与えていただいた県博の皆様、本当にありがとうございました!

 それから一夜明けて40歳に。晴れて中年の仲間入りです。子育てもまだ長い道のりですので、「もう若くはない」事を肝に銘じ健康に気をつけて日々精進したいと思います。

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2016年10月12日

『群言堂秋冬展』開催中です

aki11 10月も半ば近くなり、今日は肌寒い一日になりました。突然の寒さが堪えるのかご隠居は「秋田には夏と冬しかないのか」とボヤいておりました。

 さて、先週の10月7日から『群言堂秋冬展』が2Fギャラリーでスタートいたしました。まさに深まる秋にぴったりのウールやコットン素材のウェアが揃いました。


aki12 今回はオーガニックコットンのブランド・プリスティンの作品展も同時開催しております。ネットでは手に入らないオーダー生産された新作の秋冬物も。ぜひ併せてご覧ください。また先月の展示会でご好評いただいた宮井の風呂敷は引き続き一部、1Fにて出展しております。




aki14 昨年に引き続き「実りの秋の収穫祭」を会期中の毎週土曜日に開催しております。先週はmgunezuさん(パン、焼菓子)と細川農園さん(野菜)、初登場のリトルガーデンさん(野菜)が出店し、大盛況でした。出店と日程は当店HPにて。







aki13 『群言堂秋冬展』は10月29日(土)まで(会期中無休)

 小松クラフトスペース 

kazukuti at 17:47|Permalinkイベント 

2016年10月07日

講演会『秋田・遊廓の文化史』

aki2 早いものでもう10月に入りました。今月は私の誕生月、いよいよ40代に突入です。30歳になったのがついこの前のようにも感じますが、その当時のブログの記事を読むと(恥ずかしいのでリンクは貼りません)ずいぶん若かったんだなと思います。

 奇しくも30代最後の日に秋田県立博物館にて講演会を開催させていただく運びとなりました。実は昨年の秋から数回にわたり、カストリ出版の渡辺豪さんと県内各地に残る遊廓跡や妓楼建築を調査しておりました。いずれ発表の機会があればと思っていたところ、県博様から声をかけていただいた次第です。遊廓史に関する講演は2013年以降何度か行いましたが、今回はデータ量が圧倒的に増えているので、これまでよりも内容の濃いお話ができると思います。

 秋田県立博物館友の会主催講演会
 『秋田・遊廓の文化史』
 2016年10月22日(土)午後1時30分〜午後3時
 会場:秋田県立博物館講堂
 講師:小松和彦
 参加費無料ですが、要予約です。電話・FAX・ハガキのいずれかで住所・氏名・年齢・電話番号を添えてお申し込みください。
 申込み先:〒010-0124 秋田市金足鳰崎字後山52 秋田県立博物館
 電話:018-873-4121  FAX:018-873-4123

 さらに今月中にはこれまでの色街調査の集大成ともいうべき本を出版する予定です。30代最後の一カ月はいろいろと記念すべき月になりそうです。


aki1 今日から2Fギャラリーでは『秋に寄す前期催事:群言堂秋冬展』が始まりました。初日は群言堂の新作を心待ちにされていたお客様で大盛況でした。この展示会についてはまた改めてご紹介したいと思います。

 『秋に寄す前期催事:群言堂秋冬展』は10月29日(土)まで【会期中無休】

 会期中の週末・土曜日は『秋の収穫祭』、mogunezuさん(パン、焼き菓子)、細川農園さん(リンゴ)などの出店があります。

 小松クラフトスペース

kazukuti at 22:08|Permalinkイベント | 店主の日常

2016年09月16日

『着物のいろは&宮井の風呂敷展』

iroha14 昨夜の中秋の名月を境に秋の気配がしてきました。涼しくなってきたところで9月恒例の和服の催事『着物のいろは展』が今日からスタートしました。
 6月から定期的に「着物ことはじめ」という講座を開催してきました。最近では定着して毎回定員がすぐ埋まるほどになりましたが、特に若い女性に人気で皆さん熱心に受講していただいております。「浴衣から一歩進んで着物も楽しみたい」という声も聞かれたので、着物の初心者から上級者まで和装のおしゃれを提案できる機会をと思い、今回の展示会を企画いたしました。


iroha9 デザイナー・秋元沙織里さんが提唱する新しい感覚のお着物はまさに「浴衣から一歩進んだお着物が欲しい」という方にぴったり。ジーンズ素材やレースなど洋服感覚で身に付けられるものも。和服がグッと身近なものに感じられるランナップです。




iroha8 浴衣でもおなじみ、日本橋の老舗・竺仙さんからは江戸小紋を。こちらの文久小紋は「究極の江戸小紋」とも称され、型を複数枚使って染める職人技。今回出品していただいているお着物は雑誌などで紹介された際にモデルさん(綾瀬はるかさん、黒木華さん、真木よう子さんなど)が実際着用されたものをお借りしました。



iroha11 今回は『宮井の風呂敷展』も同時開催。明治34年(1901)の創業以来、京都から風呂敷文化を発信している老舗・宮井が制作している様々な風呂敷を出品しております。「110年以上に及ぶ同社の歴史そのものが、風呂敷の歴史と言っていい。」(こちらのページより)と言われる通り、さすがのクオリティです。



iroha12 風呂敷と一言に言っても大風呂敷から小風呂敷、お弁当袋まで、デザインも100年以上変わらない唐草文から芹沢げ陲侶審╂、そして最新のデザイナーのものまで多種多様。風呂敷の使い方を記したハウツー本も販売していますので、ぜひ風呂敷の奥深い世界に足を踏み入れてはいかがでしょうか?



iroha10 奥の和室では京友禅の逸品や結城紬など日本の伝統染織を。千切屋治兵衛さんのように創業が戦国時代(!)というとんでもない老舗の染物など、日本の技の凄さとデザイン性の高さを感じさせるものばかりです。


『着物のいろは&宮井の風呂敷展』は10月1日(土)まで(会期中無休)

小松クラフトスペース

kazukuti at 12:30|Permalinkイベント 

2016年09月14日

加藤九祚先生のこと

kyuzo極東、中央アジアの民族学、考古学の第一人者・加藤九祚(きゅうぞう)先生がウズベキスタンの仏教遺跡の発掘調査中に逝去されました。94歳、心よりご冥福をお祈りいたします。

加藤先生とは2年前に石巻でお会いする機会がありました。講演の後、一緒にお酒を飲みながら夜が更けるまでお話させていただくことができました。とても90代とは思えないお酒の強さと饒舌さに、「間違いなく100歳になっても元気でいらっしゃる」と思いました。それゆえ早すぎる死が残念でなりません。必ずウズベキスタンの調査地にうかがうと約束したのに・・・。

その時のことは当時のブログにも書いております。

加藤先生からお聞きした中で特に印象的な2つの話をご紹介いたします。

一つは講演会の途中に、かつて石巻にあった遊廓について語られたことです。加藤先生は戦争中、一時石巻にあった軍隊に所属されていました。その時、「女を知らないで戦地に赴くのはかわいそうだから」と、お兄さんからお金を持たされて石巻の遊廓に行かされたそうです。お金を払って部屋に入った後、女郎さんが準備している間「俺は一体何をしているんだ」と自省し、「お金は要らないから帰る」と言って妓楼を出た。すると女郎さんが「お金は受け取れないから返す」と言って追いかけて来た。女郎さんから逃げまわって宿舎に戻った加藤先生。「当時の遊廓にはね、そんな女性もいたんですよ」。これまで色々な方からお聞きした「遊廓・赤線の思い出」の中でも特に人情味あふれるエピソードです。

長いシベリア抑留を終えて、日本に帰って来た加藤先生。サラリーマン生活をしながら数多くの民族学、考古学に関する著作、翻訳を手掛けられていた時代の事をお聞きしました。「いったい、膨大な文献資料を読んで書く時間をどうやって確保されていたんですか?」との質問に、
「通勤時間でも空いている時間はとにかく本を読む。朝、今日はここまでは絶対に読む、書くと決めたら、それが終わらなければ飲まないし食べない。そうやって毎日過ごしてきました。」
日々の努力と研鑽を重ねた末に数々の業績を積んでこられた加藤先生。その研究に対するストイックな姿勢に改めて敬意を抱きました。

本には直筆で『心はいつも旅する』と書いていただきました。中央アジアに行けば、加藤先生の心と会える気がします。

そろそろ旅に出たくなってきたなあ。

kazukuti at 02:48|Permalink店主の日常 

2016年08月17日

『荒川尚也・ガラス展』

arakawa6 お盆明けの16日から当店2Fギャラリーにて『荒川尚也・ガラス展』がスタート。台風の影響でむし暑い天気の中で始まった爽やかな展示会、まさに夏にぴったりのイベントになりました。3年ぶりの作品展とあって、楽しみにされていたお客様が初日からたくさんお出でいただいております。



arakawa7 冷酒やワインにぴったりのグラスや器など日常使いのアイテムの他、照明やオブジェなども出品されております。今回初めてお目見えしたのが、重箱や硯など蓋物の作品。焼物や刳物ではなくガラスで作られた蓋物は高い技術を駆使して制作された一点もの。ガラス工芸の表現の可能性に挑む荒川尚也さんならではの作品です。




arakawa12 今回は当店で初登場となるアパレルブランド・s&ndのシャツ&バッグ展も同時開催。「性別や時代に関係なく身に着けると毎日が楽しくなる」というブランドのコンセプト通り、幅広い年齢層のお客様にお買い求めいただいております。比較的リーズナブルな値段設定でありながら、しっかりとした生地と縫製によって作られているのも魅力的です。




arakawa1 先月『バーンロムサイ展&旅するマーケット』での店頭販売が大好評だったmogunezuさんがリクエストに応えて今週末、8月20日(土)に再び出店されます!今回もパンや焼菓子などをご用意していただける予定。ご来店お待ちしております♪

『荒川尚也・ガラス展』は9月10日(土)まで(期間中無休)

小松クラフトスペース


kazukuti at 15:59|Permalinkイベント