2024年04月16日

haru6 例年よりも早く桜が満開になった秋田市。まるで夏のような暖かさで、今までに体験したことのない新年度を迎えております。

 4月12日より当店2Fギャラリーでは企画展『軽やかに春』の前期「風の色を探しに」が始まりました。ヨーロッパの布素材を元に創作されたタクルタートルの洋服、環境に配慮したアスコットの世界最高水準のデニムコレクションなどを揃えました。3月に出品していたアフリカの布や工芸品も一部継続して展示しております。


 アパレルがメインの催事は今年初めて。薄物のお洋服が春の到来を感じさせてくれます。是非お立ち寄りください。



 4月21日(日)には特別企画『春うらら茶会』を当店にて開催いたします。第1回目(11:00〜)は満席。第2回目(14:00〜)も残り3席となりました。お電話、またはこちらのフォームからお申し込みください。

 『軽やかに春・風の色を探しに』は4月29日(月) まで(会期中無休)

 小松クラフトスペース


 まさに「道祖神の招きにあいて」この春から秋田美大の博士課程に在学することになりました。いい歳して学生になるのも不思議な感覚ですが、50を過ぎてから「やれる時にやれば良かった」と後悔しないよう、親もまだ元気なうち家族に甘えさせていただきます。


 この度、秋田人形道祖神プロジェクトのホームページに「神様(人形道祖神)データベース」が増設されました!秋田県内の人形道祖神を中心に、これまで宮原葉月さんが手掛けてきた民俗行事のイラストをご覧になれるページです。

 末広町(岩崎)のカシマサマ(湯沢市)や山田のジンジョサマ(大館市)など、ある程度世に知られている人形道祖神もありますが、中には現存しない桂瀬のショウキサマや、私たちが調査するまで地元の方も知らなかった塚ノ岱のショウキサマなど、超激レアな神様もいらっしゃいます。これまでの6年間の活動を思い返すとともに、まだ県内の人形道祖神の五分の一であるという「伸びしろ」も感じさせられます。

 このページの魅力は何と言っても宮原さんが秋田で表現してきたアートワークを一覧できること。民俗行事をカラフルな色彩を用いて独自の世界で描いてきたイラストは丹念な取材活動から生まれた表現世界であると共に、20世紀初頭の芸術家たちがアフリカやオセアニアなどの造形からインスパイアされたことに重なる物語も感じさせられます。

 アートと民俗行事&民間信仰を結ぶ大きな要因は、人形道祖神という存在。まじないを含む根源的な芸術表現であり、村人が自分たちの神様を作っておもてなしするマツリの原点でもあります。そんな貴重な文化を表現と調査を通じて後世に繋いでいくのが、秋田人形道祖神プロジェクトの活動です。

(15:53)

2024年03月19日

af5 今月は人形道祖神の「県外取材強化月間」で、先週の新潟県に引き続き15日からは青森県に2泊3日の一人旅。今回はずっと見たかった六ヶ所村と平川市の藁人形を使った民俗行事に伺うことができました。詳しくは後日、秋田人形道祖神プロジェクトのページにて紹介します。取材先でお世話になった皆さま、不在の間、留守を守ってくれた家族に感謝です。

 そして店では「アフリカの布展」が開催中。土着信仰をめぐる旅から戻ると、アフリカの造形がお出迎えしてくれるのは最高。たっぷりと日本とアフリカのプリミティヴアートに浸る一カ月です。



「アフリカの布展」は3月30日(土)まで(会期中無休)

小松クラフトスペース



 先日、CNA秋田ケーブルテレビの情報番組「し〜なチャン」に出演しました。話題は『美人の秋田』の編集発行人で大正、昭和に活躍したマルチクリエイター・山田憲三郎についてです。



(12:21)

2024年03月12日

 3月7日から3泊4日で新潟県東蒲原郡阿賀町の人形道祖神・ショウキサマの取材に一人で行っておりました。まさに「百聞は一見にしかず」、たくさんの発見があった旅でした。各集落の皆さまにも親切にしていただき感謝です。詳細は後日、秋田人形道祖神プロジェクトのブログでご報告いたします。

kusabi そんな事情でお知らせが遅れてしまいましたが、3月6日より小松クラフトスペースでは『アフリカの布展』を開催しております。ラフィア布、ケンテクロス、藍染布など、アフリカの伝統的な染織工芸品をマスクや木像などの工芸品、雑貨と共に出展しています。

 この会を企画したきっかけは先月、染色作家の柚木沙弥郎先生が101歳でお亡くなりになったことでした。当店でも何度か柚木先生の企画展を開催させていただきましたが、特に忘れられないのが2015年の『柚木沙弥郎・アフリカー造形と美術』です。柚木先生の型染とアフリカンアートとの心が躍るようなコラボでした。数年前に東京都内で開催されていたアフリカの布をテーマにした展示会で柚木先生とニアミスしていたことがあり、一度ご挨拶させていただけたらよかったと悔やんでいました。そんなこともあり、クレーやマティスをはじめ、様々な芸術家に影響を与えてきたアフリカの布をテーマにした展示をやってみようと思い立った次第です。

af8 今回の展示に合わせて、当店でコレクションしていた布以外にもアフリカンプリントのブランド「プティットアフリケーヌ」さんなどにも出品していただきました。現在は作られていない貴重なアンティークの布から、カラフルなファッションウェアまで、アフリカンテキスタイルの世界を堪能できる展示会になりました。1階では柚木先生の作品も参考展示。また、アフリカで出会った人々を描いたご隠居・小松正雄の絵も展示しております。是非、足をお運びください。

『アフリカの布』は3月30日(土)まで(会期中無休)



(17:27)

2024年02月27日

yama 2月24日まで開催されていた『山本太郎ニッポン画展初花月』は盛況のうちに終了いたしました。会期中は沢山の方が足を運ばれ、作品や書籍をご購入いただきました。11日のトークイベントも大好評で、先ほども「山本先生のお話は本当に面白かった」という声をいただいたばかりです。私自身、山本先生の人間力、プロフェッショナルに大きな刺激を受けました。いずれまた「ニッポン画」の世界をお見せできる機会を設けさせていただけたら幸いです。
 
 絵本『新しい昔ばなし・つなぎまちと130人のこどもたち』と手ぬぐいは数点、店頭で販売しております。「展示会では購入できなかった」という方はどうぞお手に取って下さい。

 次回企画展は3月6日からの『アフリカの布』。こちらもどうぞお楽しみに。

 小松クラフトスペース


 2月17日は品川キヤノンギャラリーSで秋田人形道祖神プロジェクトのトークイベントが開催されました。東京での講演会はコロナ禍後初。気合十分で臨んだ半面、開催が決まったのが先月半ば過ぎだったこともあって、お客様が来てくれるか正直心配なところも。しかし実際には会場に入りきれないほどのお客様にお集まりいただき、ありがたい限りです。終演後も温かい言葉をたくさん頂戴し、大きな励みになりました。

 詳しくは秋田人形道祖神プロジェクトのブログにて。

 昨年秋からイベントや講演会など、私自身の企画も含めてアウトプットする機会を沢山いただいておりますが、そろそろまた取材に出かけたい衝動に駆られております。今年は何年かぶりに来訪神や小正月行事を取材しないまま、晩冬を迎えてしまいました。来月あたりから各地の行事に伺いたいと思っています。
 民俗行事はこれからも毎年続くとは限らない。最近、特に感じていることです。

(13:54)

2024年02月22日

 先日までは「もうすぐ桜が咲くのでは」と思うような暖冬でしたが、今日からは一変、雪国復活です。海外へよく買い付けに行っていた頃は、東南アジアやインドなどから冬の秋田に帰ってくるたびに地球の広さを肌で感じたものでしたが、今はずっと地元にいるのにジェットコースターのような気候変動を体感できます。



 ニッポン画家・山本太郎さんの作品展が残すところ3日(24日まで)古典絵画からポップアートまで、様々な要素を併せ持つ山本先生の「ニッポン画」は知れば知るほど奥が深く、まさに今を生きる日本美術。この展示会がスタートした頃と今日とでは、作品の見方がだいぶ変わりました。私自身にとっては、大変勉強になった会でした。

book 品薄になっていた手拭いと絵本が昨日再入荷いたしました。絵画、浴衣、手ぬぐい、そして絵本と、山本太郎さんの仕事をこれほど見られる展示会は全国でもなかなかありません。ぜひこの機会をお見逃しなく!

『山本太郎展ニッポン画初花月』は2月24日(土)まで。

小松クラフトスペース

(14:21)

2024年02月15日

yamamoto7 2月11日、ニッポン画・山本太郎さんによるトークイベント 「新しい昔ばなしの作り方」 が午前の部、午後の部共に満員御礼で開催されました。ニッポン画誕生にまつわる秘話から秋田での5年間の活動、そして昨年刊行された絵本のお話まで、山本先生の軽妙なトークに笑い声の絶えない1時間。終演後はサイン会も行われ、お客様との親睦を深められました。



 山本先生は10日の午後から在廊されましたが、先生に会い来られるお客様が途切れないほどの人気。アート関係だけでなく、様々なイベントや行きつけの居酒屋などで親交があった皆様が次々といらっしゃいます。うちの家族もすっかり大ファンに。改めて山本先生のお人柄を感じました。

 秋田魁新報電子版に「山本太郎展」のトークイベントと「新しい昔ばなし」の記事が掲載されました(こちら)。

「山本太郎展 ニッポン画 初花月」は2月24日まで(会期中無休)

 小松クラフトスペース

(16:50)

2024年02月06日

yamamoto10 東京での大雪のニュースが流れてきますが、今日の秋田は北国の2月とは思えないような快晴。雪はほとんど積もっていません。過ごしやすくて良いものの、目下県内各地で準備が進んでいる雪まつりの開催が心配です。

 小松クラフトスペースでは2月2日より『山本太郎展ニッポン画初花月』が始まりました。日本画を現代の視点で再構成した山本太郎さんの画業を絵画作品だけでなく浴衣、手ぬぐいといったプロダクツ、そして昨年刊行されたばかりの絵本と、様々な角度からご覧になれる展示会です。



 山本先生は2018年まで秋田公立美術大学の准教授として秋田に赴任されていたこともあり、秋田県内にお知り合いの方が多く、初日からたくさんのお客様が来場されております。皆さんが口々におっしゃられるのは「山本先生の作品は本当に面白い」。日本の伝統的な技法で描かれた絵画の中に現代的な要素やユーモアが散りばめられた「ニッポン画」は見れば見るほどクセになる面白さがあるような気がします。



 奇しくも展示会初日に発売された「婦人画報3月号」の特集「私の源氏物語」には、山本太郎さんの作品が2点紹介されております。そのうちの1点「葵上ネグリジェ」は現在会場に展示されております。ぜひ誌面と合わせてご覧ください。

 2月11日(日)のトークイベント「新しい昔ばなしの作り方」もたくさんお申し込みをいただいております。まだお席がご用意できますので、参加をお考えの方はどうぞお早めにお申し込みください。

・山本太郎・トークイベント 「新しい昔ばなしの作り方」
2月11日(日) 午前11時(第1回目)午後2時(第2回目)どちらも満席になりました。

近年の創作活動や初の絵本にかけた想いなどをお話いたします。聞き手は店主・小松和彦。

秋田経済新聞にも展示会の記事が掲載されました(こちら

yamamoto8 古典と現代、重厚感と軽快さが同居する「ニッポン画」の世界をどうぞお見逃しなく!

『山本太郎展 ニッポン画 初花月』は2月24日(土)まで(会期中無休)

小松クラフトスペース


(11:26)

2024年01月26日

kiki 1月23日、当店の看板犬だったキキが亡くなりました。10歳になっても病気をせず元気にすごしていましたが、数日前から突然前足が立たなくなり、息も荒くなってきて、最後は安らかに息を引き取りました。あまりの急な事に我が家は皆深く落ち込んでいましたが、昨日荼毘に付して、どうにか気持ちに一区切りをつけています。

 キキが小松家に来たのは2014年。人見知りなところがありますが、家族にはとにかく愛嬌いっぱいに甘える犬でした。散歩よりも家にいるのが好きで、趣味はネコが出てくるテレビ番組を観ること。店に出ているときは、お決まりの椅子に座り、お客様との会話に入ることもよくありました。

 私にとってこの10年は、娘が生まれたり、店以外の仕事が増えたりと、大きな変わり目でした。そんな中で、キキは最高の癒しキャラ。メスならではの母性で芭瑠を赤ちゃんの頃からいつも優しく見守ってくれたことは、親として感謝に堪えません。

kiki もっと長く生きて欲しかったのですが、多くの方に可愛がられて幸せな一生だったと思います。天国から家族を、そして芭瑠の成長を見守ってください。

 我が家に犬がいない環境はボンが来る前から数えると20数年ぶりでやっぱり寂しいところもありますが、そんなことは言っていられません。来月はイベント盛りだくさん。2月はニッポン画・山本太郎さんの作品展、そして秋田人形道祖神プロジェクトでは久々となる東京でのトークイベントも。気持ちを切り替えて、仕事に精進してまいります!

(12:56)

2024年01月24日

yamamoto4 小松クラフトスペースでは2月2日(金)から日本美術の今を牽引するニッポン画家・山本太郎さんの作品展が開催されます。

 山本先生は現在京都市在住ですが、2013年からの5年間は秋田公立美術大学の准教授として秋田市にお住まいでした。その頃は様々な機会でお会いすることがありましたが、思い出深いのは2016年、2017年に講師として参加させていただいた五城目町での「AKIBI plus」です。一年目は山本先生と福禄寿酒造の渡邉康衛さんと三人で、福禄寿さんの大広間でトークイベント。二年目のイベントでは当時受講生だった宮原さんと初めてお会いし、秋田人形道祖神プロジェクト結成の大きなきっかけになりました。2021年の秋田人形道祖神プロジェクトの京都でのレクチャーには、京都の大学で教鞭をとられている山本先生もお越しになり、改めてご縁を感じました。

 昨年、山本先生の初の絵本『新しい昔ばなし・つなぎまちと130人のこどもたち』が刊行された際、「出版記念も兼ねた会を是非秋田で」とご相談したところ、今回の展示会が実現することになりました。

『山本太郎展 ニッポン画 初花月』
2024年2月2日(金)〜2月24日(土)会期中無休

「ニッポン画」の世界を絵画、着物、手ぬぐい、絵本と様々な角度からご覧いただきます。そして2月11日(日)にはトークイベントも午前、午後の2回開催されます。是非お誘いあわせの上、山本太郎さんに会いに来てください。

・山本太郎トークイベント 「新しい昔ばなしの作り方」
2月11日(日)
午前11時(第1回目)、午後2時(第2回目)
入場無料 要予約
※お電話、またはこちらのフォームからお申し込みください

近年の創作活動や初の絵本にかけた想いなどをお話いたします。(私も聞き手として参加します)



 先週は秋田人形道祖神プロジェクトが参加している品川キヤノンギャラリーS『奇想民俗博物館まつりと』がスタート。2年ぶりの東京はアフターコロナ感が秋田よりも強く、多国籍度がさらに増して、まるで外国へ行ったみたいでした。久しぶりに行くと刺激になりますね。
 展示会初日には日ごろお世話になっている方から、お久しぶりの方、初めましての方まで、本当にたくさんの方々に来ていただきました。「山田のジンジョサマ」や「末野のカシマニンギョウ」、松崎市男さんの藁細工、そして宮原さんの絵画は洗練されたギャラリーの中で存在感がより引き立ち、多くの来場者を魅了しています。

 ちょうど東京ステーションギャラリーでは北東北の民間仏を集めた「みちのくいとしい仏たち」が開催されていました。岩手、京都、東京を周る巡回展で、公式図録の主要参考書籍には『村を守る不思議な神様・永久保存版』を掲載していただいております。昨年、岩手で観た時はゆっくりした会場の雰囲気でしたが、東京では結構な混雑ぶり。民間仏と人形道祖神は大きな括りでは仲間だと思っているので、「ついに俺たちの時代が来た」と勝手に嬉しくなりました。「いとしい仏たち」にハマった人は、是非「まつりと」にもお越しください。併せてご覧になると、北東北の民間信仰がより身近に感じられるでしょう。

 素朴な祈りが込められた秋田の「村を守る不思議な神様」を全国各地の祭りの写真と共にご覧ください。私たちの次回の在廊は2月17日。午後2時からはギャラリートークもあります。

キヤノンギャラリー50周年企画展・奇想民俗博物館「まつりと」
2024年1月20日(土)〜3月4日(月)10時〜17時30分
※日曜・祝日休館
入場無料
会場:キヤノンギャラリーS
東京都港区港南2-16-6 キヤノン S タワー 1F・2F
※JR品川駅(2階)港南口方面より徒歩約8分 京浜急行品川駅より徒歩約10分

(16:30)

2024年01月13日

hatsu1 新年の営業は1月4日から『吉例初市』でスタートしました。元旦に発生した能登半島地震で心が痛む毎日ですが、一日でも早く被災地の復旧が進むことを祈りながら、日々を過ごしております。
 今年の『初市』の目玉は新進気鋭の金工作家、水代達史さんの作品展。水代さんの作品の特徴は「二つの要素をかけ合わせて一つのものとして表現する」こと。動物と植物、光と影、というように対象を変えながらもこのテーマに基軸に制作されています。その超絶技巧とユニークな造形がお客様の目を楽しませています。

hatsu2 そして『初市』のもう一つの目玉は年に一度の割引セール。群言堂などの人気アパレル商品や、着物、和装小物、工芸品などを20〜50%OFFで販売中。半額セールのコーナーはそろそろ品薄になってきました。ぜひお早めにご覧ください。

 『吉例初市・水代達史展』は1月20日(土)まで(会期中無休)

 小松クラフトスペース

hatsu3 1月7日(日)は新春企画「秋田万歳がやってきた」が開催されました。午前の部、午後の部共に、沢山のご来場ありがとうございました。斎藤ぽんさんがストイックに取り組まれている修練と研究の賜物というべき演芸。秋田万歳について理解を深めるきっかけになった他、斎藤さんと私自身の活動を重ね合わせながら、地域の伝承文化のこれからについて改めて考える契機にもなりました。

matsuri2 秋田人形道祖神プロジェクトの新年最初の仕事は東京での展示&トークイベントです♪品川駅から徒歩8分の「キャノンギャラリーS」さんに秋田県のディープな民間信仰を連れて行きます!展示初日の1月20日(土)は在廊、また2月17日(土)には宮原さんとスライドトークも開催予定。首都圏の皆さまは是非足をお運びください♪

キヤノンギャラリー50周年企画展・奇想民俗博物館「まつりと」
2024年1月20日(土)〜3月4日(月)10時〜17時30分
※日曜・祝日休館
入場無料
会場:キャノンギャラリーS
東京都港区港南2-16-6 キヤノン S タワー 1F・2F
※JR品川駅(2階)港南口方面より徒歩約8分 京浜急行品川駅より徒歩約10分

イベントの詳しい内容はこちら

(14:28)

2024年01月02日

hatsu3 令和6年最初のイベントは新年に相応しい祝福芸「秋田万歳」。演者の斎藤ぽんさんは最後の伝承者と呼ばれていた加賀久之助氏と吉田辰巳氏の芸を繰り返し聴いて覚え、東京都内を中心に各地で門付けや座敷万歳を行っています。

 お正月になると「秋田万歳」が門付けに来たという記憶がある方は、昭和生まれの秋田県出身者には多いようですが、私自身はありません。もう来なくなっていたのか、来ても覚えていないだけのか、いずれにせよあまり馴染みがなかったです。

 今から15年以上前、アフリカのある国へ買い付けに行っていた時のこと。夜、小さな町のバラック酒場で飲んでいたら、二人組の門付け芸人がやってきて、私のテーブルの前で唄とも地口ともつかない芸を披露しました。何を言っているのかも不明ですが、私の事をネタにしていることだけは分かりました。その芸を見ながら「これってうちの地元にも似たような芸があったよな」と思ったのが、秋田万歳を初めて意識した時です。

 その後も別の国で門付け芸人の演奏を見たことがありました。古典万歳に近い芸能はアジア各地にもあるようです。私が秋田の人形道祖神にのめり込んだきっかけの一つが、その姿にアフリカやミクロネシアの原始美術に共通する魅力を感じたことであったように、秋田万歳を世界的な民俗芸能という視点で見ていくと、非常に興味深いものがあります。

 1月7日(日)、「秋田万歳がやってきた」に是非ご参加ください♪

『新春特別企画・秋田万歳がやってきた』
日時:1月7日(日)午前11時(第1部)、午後2時(第2部) 各回入替
出演:斎藤 ぽん
会場:小松クラフトスペース
ご祝儀(参加費):1,000円 ※要予約
ご予約はお電話、またはこちらのフォームでもお申込みになれます。

300年以上の歴史を持ち、新春の風物詩であった祝福芸・秋田万歳。継承者の斎藤さんによる実演の他、 当店店主・小松和彦を交えたトークセッションでは万歳の文化的背景や世界各地で見られる同様の芸能などについて語り合います。
斎藤ぽん
秋田市出身。イラストレーター・踊りコ。祭り、民俗芸能、民謡を愛する『にゃんとこ』の代表。1970年代、秋田万歳最後の伝承者だった加賀久之助、吉田辰巳両氏の没後弟子として2020年1月〜活動。両氏のしきたりを守り、秋田万歳の儀式万歳全十二段を全て覚えてから全国で門付、座敷万歳を始める。

(12:44)

2024年01月01日

hatsu6 令和六年、明けましておめでとうございます。秋田では珍しく元日の朝は快晴。ベランダを見たらなんとフクロウの姿が。約9年前、芭瑠が生まれる直前にも、同じ場所にフクロウがとまっていたことを思い出しました。新年早々、縁起のいいスタートです!
 今年は年男ということもあって、大きなことにチャレンジする一年にしたいと思います。まず、この春から20数年ぶりに学生になる予定です。50近くにもなって学業に戻る歳でもないだろうと言われそうですが、逆にそんな今だからこそやれるうちに、というのがあります。秋田県の現状をみていると、10年後に「あの時こんなことをやっておけばよかった」と後悔することがたくさんあるはず。ラストチャンスの今が攻め時であることを認識して、挑戦していきたいです。詳しくは入学後に。

hatsu1 小松クラフトスペース新年最初のイベントは『吉例初市』。今年は超絶技巧の金工作家・水代達史さんの作品が登場。何と言っても光り輝く龍の作品「光陰」は、辰年にふさわしい逸品。ぜひその姿をご覧にいらしてください。初市恒例の特別セールも同時開催です。
 1月7日(日)には当店初の「秋田万歳」の公演も。現在ご予約受付中です!万歳の話はまた改めて。

 『吉例初市・水代達史展』は1月4日(木)〜1月20日(土)会期中無休

 小松クラフトスペース


(15:09)

2023年12月23日

win4 今年も残すところ一週間余り。それにしてもここ数日は寒い!今年の秋田の下半期は雨、猛暑、熊、雪、さらに氷点下と、サバイバルな日々が続きました。最近は加齢もあってか元々高めだった血圧が更に上がり、ついに薬を処方されることに。これで麺類のスープを飲み干すことができなくなりました。自分が中年であることを改めて自覚しております。

 小松クラフトスペース2Fギャラリーで開催中の『冬を楽しむ』は25日(月)まで、となっております。クリスマスを前に辺り一面雪景色になりましたが、カシミヤのニットやタイツ、キャンドルなど、冬の人気アイテムが揃っております。是非お出かけください。

win3 平塚の荒井だるま屋さんの干支だるまが今年も入荷しております。県外では入手困難なアイテムです。数に限りがありますので、お早めにどうぞ!

 年内の営業は29日まで。新年のイベントの準備も着々と進行中。2024年も色々と盛り沢山な年になりそうです。そのためにも血圧を下げていかなければ…。

(17:35)

2023年12月08日

winter7 先週、娘を連れてあきた芸術劇場ミルハスで開催されたNDRエルプフィル&反田恭平のコンサートに行って来ました。大ホールで聴くブラームスの一番、オーケストラの醍醐味を久々に堪能しました。来年もまたこの会場でオケが見たい。


winter8 現在、年内最後の企画展『冬を楽しむ』が開催中。ヨーロッパで出会った素材を組み合わせて生まれたタクルタートルの洋服、モンゴルのオーガニックカシミヤで作られたニットウェア、タイツとソックスのブランド・クリボテラの新作など、温かく冬を過ごすアイテムを取り揃えました。クリスマスプレゼントにも是非お使いください。

『冬を楽しむ』は12月25日(月)まで(会期中無休)

小松クラフトスペース

(13:27)

2023年11月17日

odate 11/11、12の両日、大館市ニプロハチ公ドームで開催された『新・秋田の行事』。秋田人形道祖神プロジェクトにとって今年最大のイベント、小松家も総動員体制で参加しました。宮原さんの膨大な仕事量に比べたら私の担当など微々たるものですが、それでも「やりきった」感があります。


odate2 私たちが担当した「不思議な神様館」には本当に沢山の方々にご来場いただきました。今回は実行委員会の皆様だけでなく、人形道祖神をお祀りしている集落の皆様とも一緒に作り上げたイベントでした。展示、ワークショップ、ギャラリートーク、そして「人形祭り」のデモンストレーション、このような素晴らしい機会を与えていただいたことに心から感謝です。


kazari3 大館のイベントからすでに一週間過ぎたのが信じられず、まだ頭が通常モードに切り替えられていないのですが、小松クラフトスペースでは本日から展示会がスタートしました。考古学者で元秋田県立博物館学芸員の庄内昭男さんが主宰する「NPO法人・秋田歴史文化伝承会」の特別企画『はやりの髪飾り展』です。江戸時代から昭和初期にかけて制作された銀線細工、べっこう、ガラスなどの髪飾りが出品されております。



kazari5 昨日、展示作業の合間に庄内先生にいろいろとお話をうかがいながら手に取ってみましたが、日本女性の装飾品として髪飾りは特別だっただけに、その細工には目を見張るものがあります。私とご隠居が世界各地で収集した世界の装飾品も併せて展示しておりますので、見比べてご覧ください。



kazari9 1F店舗も模様替え。先日の『新・秋田の行事』でお目見えした「踊る秋田犬」Tシャツや出西窯のお椀、荒井だるま屋の干支だるまなども入荷しております。

 『はやりの髪飾り展』は11月28日(火)まで(会期中無休)

 小松クラフトスペース


(12:12)

2023年11月02日

isedoutai 先日、写真家の津田直さんと約11年ぶりに再会し、北秋田市の伊勢堂岱遺跡へ行きました。津田さんとの最初の出会いは東日本大震災の2日前、まさにこちらの遺跡でした。
(当時のブログはこちら
 その後、津田さんはこれを機に全国各地の縄文遺跡のフィールドワークを重ね、多くの作品を発表。私も外国ばかりに向けていた視線を自分の地元へ移し、現在に至っています。津田さん、そして私にとっても、ここは2011年以降の活動の原点といっても過言ではありません。

 夜はキリタンポを食べながら、この11年間に見てきた様々な事について情報交換。しばらく会っていなかった間に積み上げた津田さんの知識や経験はすごい!同い年ということもあって、とてもいい刺激になりました。


akitanog 11月11、12の両日、大館市のニプロハチ公ドーム(樹海ドーム)で開催される「新・秋田の行事」に秋田人形道祖神プロジェクトが登場します!秋田公立美術大学のコレクションに加えて大館市内の3集落に祀られている人形道祖神を、イベントのメインビジュアルも担当した宮原葉月さんの絵画パネルと共に展示。ギャラリートーク、藁編み名人によるワークショップ(詳しくはこちら)、さらに「人形祭り」の実演まで盛りだくさんの内容です。秋田の人形道祖神文化を堪能する、またとない機会です。
 会場では秋田県内各地の伝統芸能のステージや、「ハチ公生誕100年フェスティバル」も開催されております。11月11,12日はぜひ大館市の樹海ドームにお越しください♪

aki11 小松クラフトスペース2Fギャラリーでは現在『秋に寄す展』の会期を延長して開催中。日々の暮らしに寄り添う服飾ブランド・群言堂の新作、民藝の精神が息づく出西窯の器など、ぜひお出かけください。11月10日(金)まで(11月5日はお休みします )





(11:02)

2023年10月08日

aki10 10月の三連休中日は爽やかな秋晴れとなりました。今日の朝食は新米で炊いた栗ごはん、「食欲の秋」本番です。

 8日から2Fギャラリーでは『秋に寄す展』を開催中です。お馴染み、群言堂の新作秋冬物、民藝の精神が息づく出西窯の器、花巻の服飾作家・ASSOBOOさんの洋服、三陸の福祉作業所「ハックの家」の「花咲き織り」や雑貨など、盛りだくさんのランナップです。


『秋に寄す展』は10月28日(土)まで(会期中無休)

小松クラフトスペース

aki4 『川反芸者・若勇、半生を語る』(秋田魁新報)ついに刊行されました。川反花柳界のリビングレジェンド・若勇さんが自らの半生を語る一冊です。
 今回、書籍化にあたって、解説と編集を手掛けました。2019年に秋田魁新報で連載された内容を若勇さんにインタビューして加筆修正。「プロレスの父」や「ミスタージャイアンツ」など、誰もが知る昭和のスーパースターも登場します。解説では川反花柳界の歴史、そして現在の花柳界を担う芸者、舞妓の皆さんについて書きました。
 宮原葉月さんの挿絵や昭和の川反の写真も掲載されております。小松クラフトスペースでも販売中(特典あり〼)。価格は税込1,000円。ぜひ一家に一冊、お求めください。


(11:23)

2023年09月25日

 ようやく暑さが収まり、外の空気が心地よく感じられるようになりました。今年は水害に続く猛暑で大変な夏でしたが、その次は熊です。人身被害が多発しており、そのうち秋田駅周辺にも現れるのではないかとビクビクしております。


 小松クラフトスペース創業75周年記念展『俺の古代布』ご好評につき、会期を一週間延長して9月30日(土)まで開催する運びとなりました。先週から一部商品を入れ替えして展示しております。東北地方に縄文時代より伝えられた植物性繊維の布と編粗品の数々をご覧ください。


hanamachi 横手市が手掛ける音声ARを使ったまち歩きコンテンツ「きくあるく横手花街・宮本茉由と巡る大正ロマンうらから散歩」。「蛇芸者」川俣哲子の半生を軸にしたプログラムです。哲子役でナビゲートするのはモデル、俳優の宮本茉由さん。私も監修者として参加しております。先日。体験させていただきましたが、宮本さんのナレーションが心地よく、町の風景がとても新鮮に感じました。時々流れる「岡本新内」や高橋優さんのお父さんが唄う「馬方節」もいい感じです。横手市でゆっくり街を散策する際にはどうぞご活用ください。


kaidan3 9月22日は湯沢市市役所にて講演会『あきた人形道祖神めぐり〜湯沢を中心に』。午後6時半からたっぷり2時間、カシマサマについて語りました。本場の皆さんの前でお話するのはいつもドキドキしますが、本当に熱心に聞いてくださり嬉しかったです。また、地元の人形道祖神を研究をされている方々が最近刊行した素晴らしい調査報告書も拝受し、改めて熱が高まっていることを感じました。


kaidan1 23日は当店2Fギャラリーにて「秋田奇譚会〜秋田や東北の怪しく不思議な噺」。黒木あるじさん、鶴乃大助さんをお迎えして満員御礼で開催されました。お二人の軽妙なやりとりから、石塔やマタギにまつわる不思議な世界へ。荒ぶる神々と人々が共存する東北ならではの奇譚に、たっぷり浸かった2時間でした。

 怪談というジャンルは未知の世界でしたが、お二人のフィールドワークによる奇譚の採集と文献に照らし合わせた考察は秋田人形道祖神プロジェクトの活動に近いものを感じました。お話もとても面白く、大変勉強になりました。

(16:24)

2023年09月08日

kodaifu9 創業75周年記念展『俺の古代布』が始まりました。現在の店舗を構える大きなきっかけとなった日本の植物性繊維の織物(古代布)や編粗品を中心とした展示会です。縄文時代から続く手仕事の世界をぜひお楽しみください。


kodaifu5 当店は今年で創業三四半世紀。実際はもう少し長いようなのですが、ご隠居が生まれた年(1948年)に「小松呉服店」の看板を掲げたので、父と店は「同い年」ということになります。せっかくなので記念となる会をやりたい、ということで、企画したのが今回の『俺の古代布』です。

 現在の店舗が建てられたのは1982年。これを機に店名が「小松呉服店」から「古代布商處・着物小松」に変わりました(今も入口にはその名前が彫られたプレートがはめ込まれています)。当時、ご隠居が山形県の山村精(まさし)さんが復興に力を入れていた「しな布」、新潟県の鈴木苧紡庵(ちょぼあん)さんが手掛けられていた「越後上布」などの植物性繊維の織物に深く傾倒し、こうした「古代布」をメインに取り扱う店としてリニューアルしました。その後、工芸全般を取り扱うギャラリーとして「小松クラフトスペース」になりましたが、「古代布」がきっかけで田中忠三郎さんや永六輔さんとのご縁が生まれたこともあり、現在の店の土台はこの時期に作られたといっても過言ではありません。詳しくは当店のあゆみにて。

kodaifu8 今年のGWにご隠居が車中泊の一人旅に出かけ、かつて足繁く通っていた「しな布」や「上布」の産地に行ってきました。変化にショックを受けたことも色々とあったようですが、古代布がまだ作り続けられていることを確認し、これを紹介したいと思ったそうです。今回のタイトルの「俺」とはご隠居のことだけでなく、古代布に新たな命を吹き込む現代の工芸作家のことも指します。

 まさに「原点回帰」と言うべき今回の展示会。詳しい説明は会場でご隠居本人からたっぷりとお聞きください。
 『俺の古代布』は9月23日(土)まで(会期中無休、最終日は午後3時まで)

 ※最終日、23日のトークイベント『秋田奇譚会』はたくさんのご予約をいただいております。参加希望でご予約をされてない方はどうぞお急ぎください。

(17:45)

2023年09月04日

 先週9月1日の『新井孝弘&ユザーン・北インド古典音楽ライブin秋田』は満員御礼での開催。お二人の素晴らしい演奏で大いに盛り上がった一夜でした!



kaidan2 そして、9月23日(土)は当店初となる「怪談イベント」です。山形から黒木あるじさん、青森から鶴乃大助さんをお招きし、前半は東北にまつわる怪しく不思議なお話を語っていただきます。後半は私も登場し、これまでの取材で見聞したちょっと怖い話を提供。お二人とトークセッションのような形で進めていきたいと思います。ご興味がございましたら、是非足をお運びください♪

『秋田奇譚会〜秋田や東北の怪しく不思議な噺』
2023 年 9月 23 日(土)17:00〜
語り:黒木あるじ、鶴乃大助、小松和彦(秋田人形道祖神)
料金:2,000円(要予約)
会場:小松クラフトスペース
ご予約はお電話(018-837-1118)またはこちらのフォームから

 今週9月8日(金)からは創業75周年記念展『俺の古代布』(23日まで)、9月22日(金)には湯沢市で人形道祖神の講演会を予定しております。今月も盛りだくさんの一カ月になりそうです。

(16:52)