2006年09月

2006年09月20日

デリー発午前5時30分

8602c82b.jpgインドで鉄道を利用するのは2年ぶりだ。このところ何かと変化の激しいインドのことだから、電車や駅も随分変わったことだろうと思っていたのだが、ここだけはそのままなんだということが駅に着いて間もなく分かった。
早朝まだ薄暗い駅の改札前には多数の人々が寝転んでいる。彼らは住む家が無くてそうしているわけではない。発射時刻までここで待っているのだ。間違って踏まぬように足元を注視しながら改札へと進まねばならない。
駅の構内は出入りが自由なので中には様々な人間たちがいる。物売り、物乞い、ポーター、ホテルやタクシーの客引き。彼らが差し伸べる手を振り切ながら、切符に書かれている車両のプラットホームにたどり着く。
しばし人間観察をしながら電車が来るのを待つ。やたらホームからホームへと線路に降りて移動している人が目に付く。食べ残しやゴミはみんな線路に投げ込んでいる。傍らではムスリムの人がお祈りをしていて、その向こうでは野良犬が交尾をしている。おおよそ日本では考えられない光景。「やっぱり俺はインドにいるんだな」と改めて感じ、ふとタバコに火をつけようとしたその時、背後から「駅の構内は禁煙ですよ」という注意の声が..。
今インドの駅でタバコを吸うのは、ここで「物乞いをすること、怪しい客引きすること、線路に下りたりゴミを投げ込んだりすること、犬が交尾をすること」よりもダメになったのだ。そして喫煙者の置かれた世の厳しい現実はインドでもまたしかり、なのだ。そう思うと、なんだかとてもとてもいたたまれなくなり、「また禁煙せねば」と心に決めたのですが、現在まだ実行には至っておりません(汗)。


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2006年09月15日

権現曰く

987e7a0b.jpg徳川家康の言葉に「人生は重荷を背負い遠き道を行くがごとし」というのがありますが(ビートルズの歌詞でも同じようなのがあった)、今回も約60キロの荷物と共にインドから帰還いたしました。仕事を始めてからはまさにこの言葉を地で行っている気がします。
今回はタイを経由してインドを周る2週間の日程でしたが、かなりのハードスケジュールで「時間が無い」のと「お金も無い」のに随分頭を抱えさせられた旅でした。唯一観光したのは、あの"祇園精舎"の遺跡『サヘート・マヘート』。そのお話はいづれまた。
インドでは年内に出品する商品の買い付け、来年の催事用の商品のオーダーと制作をしてまいりました。まずはいい仕事が出来たのではないかと思っております。後は送られてくる製品がちゃんと出来ているかが気になって仕方が無いところですが、今更心配していてもしょうがないので、祇園精舎参りのご利益でも期待して(苦笑)ただ待つばかりです。
帰国早々、というか今日からいよいよ『山崎青樹草木染展・HAORI』が始まります。年に一度の着物をメインにした催事。今年も山崎先生の作品と日本の「織」、「染」の逸品を集めた、"呉服屋"小松の本懐といった会です。是非お気軽に観にいらしてください。押し付けて売るような輩はおりませんので(笑)。
2階が「和」なら1階は無国籍にしようと、全部アフリカ、アジア、南米取り混ぜて飾り付けしてみました。もちろん今回仕入れた商品も一部出品しますが、まだ値段付けしてない・・今夜は果たして眠られるか。


kazukuti at 01:28|Permalink イベント |