2007年05月

2007年05月31日

ヴィエンチャンとバンコクの市場

63f2c5b0.jpg 昨日ご隠居と私は東南アジアより無事帰国しました。すでにミャンマーを2週間旅していたご隠居とはラオスの首都ヴィエンチャンで落ちあい、その後ラオス4日間、タイ・バンコクで4日間仕事をするという日程。どちらも何度も足を運んでいる場所なので旅心や目新しさもなく、淡々と仕事をこなしてきました。
 ラオスの首都・ヴィエンチャンには友人や知り合いも多くいて、私にとっては地元秋田に次いで愛着の深い街です。訪れるごとに外国人の旅行者が多く目に付き、小奇麗なカフェやお土産店も随分と増えました。最初に行った頃はラオス人で英語を話せる人は少なく簡単なラオス語を勉強しなければならなかったのが、今ではバイクタクシーの運転手や小さなお店でも英語でコミュニケーションができるようになりました。
 ラオスは絹や木綿の染織工芸が有名で、今回もそういったテキスタイルを生産している工房に商品を注文するのが目的でした。その一方でいつも楽しみにしているのが市場(タラート)を物色して周ること。ここでは食料品から日用雑貨、電化製品、そして布などの手工芸の店が並びます。昔ながらの風情のある市場なのですが、これに隣接してなんと全館エアコン付の新ビルと立体駐車車場がオープン。時の移ろいを感じます。
 学生時代にはこの市場に来るたびに並んでいる布や工芸品に感動し、買い集めたものを店に出すと何でもよく売れました。しかし今市場を見渡しても感動して手に取るものはほとんど無くなりました。それは単に私の目が慣れてしまったのか、はたまた感動するものが無くなってしまったのか、どちらなんどろう。そんなことを考えながら市場をぶらぶらと歩きました。
 結局ラオスでは写真をほとんど撮らず、唯一撮ったのは市場の修理屋のおじさん(写真)。日本人(おそらくパッカー)が書いた感謝状(?)を立派に店頭に飾っております。しかし破壊王って、たしかに似ていなくも無いが橋本真也の字間違ってるぞ(笑)
 タイ・バンコクはインドや東南アジア諸国への中継でも立ち寄るので、海外の都市の中で一番行った回数が多い街です。今回は新国際空港初体験でしたが、ただ大きくて綺麗というだけで利点無し。前のドンムアン空港がとても懐かしいと感じました。
 今回タイで驚いたのがタイの貨幣・バーツがものすごい勢いで高くなったこと。昨年訪れた時より1バーツが1円近く高くなっておりました。これは我々のような輸入業者にとってはたいへんな打撃。結局滞在中の買い付けも財布の紐を締めまくり、なんとかギリギリ採算に合うものだけを選んできたという感じです。
 バンコクでも楽しみなのは市場探索、東洋最大とも言われるウィークエンドマーケットへ。もちろん主に周るのは工芸品店が集まるエリアで、ここも5〜6年前までは心がウキウキするようなものを置いている店がたくさんありましたが、年々観光用やタイ人の買い物向けといった店ばかりになってきている気がします。美術工芸的な品は影を潜め、あるのはアジアン雑貨、アジアンテイストのインテリア物、あとはアンティークの模造品など。この日はものすごく暑くて、ご隠居曰く「こういう興味の沸かない所でこれだけ暑いのは地獄」。
 思えばビエンチャンやバンコクのこうしたマーケットでメインに仕入れをしていたのは私がまだ大学に籍を置き商売の片棒を担いだ頃で、当時はまだアジアン雑貨という言葉も普及していなかった時代でした。その7〜8年のうちに手工芸のジャンルは様変わりし、素材や職人技、希少性よりもデザイン性や量産が計られるものが主軸になってきた。そして同時にこうした東南アジアの工芸全体に対する物珍しさ感がなくなってきているように思えます。これらはあくまで私の主観ですが、こうしたことをブツブツ思いながら、これから海外の工芸品を扱っていく上で、どのような道を模索するべきかを考えさせられた今回の旅でした。
 こうしてやや淡白に過ごしたラオス、タイに比べ、ご隠居のミャンマー辺境への旅はまさに冒険で旅の興奮を誘うものだったようです。この旅でご隠居の肌は現地人以上に黒くなり、体重も激減。恒例の「たそがれ見聞録」、次回から順次アップいたしますのでお楽しみに。

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2007年05月20日

無題

eb25581c.jpg さきほどNHKスペシャルの『新シルクロード』でイエメンが特集されており、画面に映る風景がどれも懐かしく感じました。この番組で取り上げられていた乳香は店にまだございますので、TVで興味を感じられた方はぜひご覧にいらしてください。
 東南アジアへ出張する日程がそろそろ近づいてまいりました。果たして無事ご隠居とラオスで会えるのか。実は本人からは渡航後一度も連絡が無いので、大袈裟に言うと"生きているのか死んでいるのかも分からない"状況。これはいつものことですのであまり心配はしておりません(ちなみに待ち合わせ場所もラオスの首都・ヴィエンチャンというだけで詳細は未定)。
 そんな中、私と母の携帯が同時に具合が悪くなり旅の前に直さなければと今日2年ぶりに買い換えました。我が家で使用しているのは国内では分からないけど海外で使うにはサービスNo.1のソフトバンク。機種交換は2年半ぶりで、まずは本体のミクロ化にビックリ。しかし機能は逆に増えているので、この2年間のテクノロジーの進歩にはただただ感服です。
 ただ一つだけ疑問が。前の携帯はメールの本文に「もうたくとう」と打っても「毛沢東」には変換されず、同様に「おだのぶなが」なんかでもダメ。それなのに「もー」と打っただけで「モー娘」、「モーニング娘」が堂々と自動変換リストに現れるという、すべてがそんなレベルで一昔前のコギャル(死語)並み。さすがに今度のはそんなことは無いだろうと期待していたんですが、結果は前とほぼ一緒でした(苦笑)。こればっかりはしょうもないな。

kazukuti at 23:36|Permalink 店主の日常 

2007年05月19日

音楽生活

a876a314.jpg 勢いで連続投稿(笑)。最近買ったCDの話題を。

 BBCのワールドミュージック番組を担当するチャーリー・ギレット(Charlie Gillett)が編集した『World 2006』。この方が編集し、2000年から出ている"World"シリーズは、古い言い方をすれば「民族音楽」のこの一年の"旬"が楽しめる2枚組アルバム。5年程前、ロンドンのHMVで初めて買って以来このシリーズを毎年楽しみにしていますが、この2006年版も期待通りの内容。チャリー・ギレットの「耳」に改めて感服。ルーツミュージックをベースに進化する世界様々な国のアーティストの名演を聴くことができました。この盤で初めて知ったアーティストの中でTitit.Robin(チチ・ロピン)というフランス人のギタリストがいますが、彼はアジア、中東など世界各地の音楽に影響され独自の音楽を創っており、とても印象的でした。昨年東京に見に行って、泣いて感動したファイズ・アリーとも共演しているらしい。

You Tubeにも映像がありましたが、スタジオ盤の方がカッコイイです。
http://www.youtube.com/watch?v=wtatsURU1bg

このアルバムに日本からはアイヌ音楽のOKI、久保田麻琴率いるBlue Asiaも収録。どちらも素晴らしい音楽です。

 次は巨匠エンニオ・モリコーネのトリビュート(?)様々なアーティストがモリコーネの楽曲を演奏する曲を集めたアルバム『We All Love』。セリーヌ・ディオン、"ボス"スプリングスティーン、アンドレア・ボッチェリ、ヨー・ヨー・マ、ハカセ太郎、ロジャー・ウォータース、メタリカなどなど、すごい顔ぶれがモリコーネの曲をカヴァーしております。元々マカロニ・ウェスタンやB級ヨーロッパシネマが好きだったゆかりで、モリコーネの音楽には心酔し初来日公演にも足を運びました。やっぱりマエストロはスゴイ!という、ある意味それだけしかないと言ってもいい編集盤でした。モリコーネ師匠の今後のたゆまざる創作に期待しております。
 
 最後に学生時代からファンであったトーリ・エイモス(Tori Amos)の新譜も。今作もアイロニックで意味深で不思議でかつ美しい楽曲が並び、ぜひライブで聴きたいと感じさせられました。

 最近音楽を聴くのは、店でのBGM(最近はラテン)、あとはPCで何かやっているときか、ジムで走っている時くらい。こういう購入したCDを聴くのはだいたいPCをいじっている時で、ジムの時はGuns And Roses、Metallica、Oasisなどナツメロメジャー系ロックが個人的な基本です(笑)。やっぱ走る時はガツンとこないとな。

kazukuti at 23:43|Permalink 店主の日常 

散歩

df3e7b5f.jpg 日頃、うちの犬たちの散歩はもっぱらご隠居の専任となっていますが、不在中は私の役目。
 散歩のコースは、1.首輪をつけて町内を歩かせる、2.自転車に乗せて近くの公園で放す、3.車に乗せて八橋運動公園で散歩、の3パターン。個人的には1と2しかありませんでしたが、最近ご隠居は暇さえあれば3のコースで散歩させていたらしい。
 ご隠居遠出間もなく2のコースで自転車で公園まで連れて行って遊ばせていましたが、家に帰ってきてもかなり欲求不満らしく、また出て行こうとするかどこかに連れて行けと求める。こうなったらしかたまい、と思い運動公園まで連れて行ってみたら、馴染みの友達、「キムタク」、「マメ」などなど(もちろん散歩中の犬たち)がたくさんいて、遊びに夢中です。やはりボン、ギンは友達たちに会いたかったんだなと分かりました。
 写真上は自転車のカゴに乗ったボン、ギン、下は遊びで疲れ果てた後の車中のボンです。

kazukuti at 22:32|Permalink 店主の日常 

2007年05月12日

『群言堂・日本の夏衣展』

59dccf1f.jpg 昨日11日から石見銀山・群言堂の催事が2Fギャラリーで始まりました。初日からこの催事を待たれていたお客様が数多くいらして、あらためて群言堂さんの人気の高さを感じました。
 群言堂さんの展示会は昨年の秋に引き続き2回目。今回は春夏物とあって和の風情を感じさせる爽やかな衣類が揃いました。バッグや日傘、エプロンなど明日に控えた母の日にもぴったりの商品も集まり、ギフトに買われていくお客様も多くいらっしゃいます。
 『群言堂・日本の夏衣展』は6月2日までの約3週間開催。是非足をお運びください。

kazukuti at 14:04|Permalink イベント 

2007年05月10日

激動の一週間

1dc26cc4.jpg ゴールデンウィークに美郷町にて開催した店外イベント『アジア・手仕事の美』(写真・展示風景)、2年前の前回をはるかに上回るたくさんのお客様が来場し、大盛況で幕を閉じました。これも会場の「あんてぃーく&珈琲山本」さんの温かいご協力のお陰で、イベント中は忙殺されながらも楽しく過ごさせていただきました。いずれまた山本さんのお店で展示会を開催させていただければと思っています。
 店外イベントが終了した2日後には、ご隠居が"たそがれ第四弾"のミャンマー辺境地帯へと旅立ちました。今回はミャンマーとバングラディッシュ国境付近の山岳民族の村々を訪ね歩き、織物などの工芸品を収集してまいります。実は私も後日旅立ち、ミャンマーの隣国ラオスでご隠居と合流、現地で共に1週間ほど仕事をし、二人で帰国する予定。ただ最近は何かと忙しいので果たして旅に出れるのか、微妙な情勢です。
 明日11日からは石見銀山「群言堂」さんのイベント『日本の夏衣展』が当店2Fギャラリーで開催されます。目下その準備に追われている最中。先月、母と店のスタッフ、浅倉・児玉が島根の群言堂さんに伺って仕入れた春夏物が揃います。ぜひご期待ください。
 そんなこんなで我が家は日々めまぐるしく過ごした一週間でした。もう1ヶ月もすれば今年も早半分が過ぎるんだなあ。。

kazukuti at 00:21|Permalink イベント 

2007年05月03日

『アジア・手仕事の美展』

a928cc67.jpg 今日からいよいよ美郷町六郷の「あんてぃーく&珈琲・山本」さんでの店外催事『アジア・手仕事の美』が始まりました。初日から多くのお客様に足を運んでいただき盛況のうちにスタートすることが出来ました。今回はこれまで私やご隠居が東南アジアから中近東まで足を運び集めた各地の手工芸、アクセアサリー、アンティーク、雑貨、そしてオリジナルの服や小物などを出品しております。
 思えばこのブログを立ち上げたのは、ちょうど2年前のゴールデンウィーク、山本さんで開催した最初の店外催事の直後でした。あれから"早二年"とも"まだ二年"とも感じます。その間の成果が前回も来られたお客様の目にはどう映るのでしょうか。気になるところです。
 山本さんのお店は古い蔵を利用した西洋アンティークショップと喫茶店。2階のアジア工芸をご覧になった後は、1階でオーナーの池田さん親子が集めた西洋アンティークと湧水を使って煎れた美味しい珈琲を是非お楽しみください(もちろん前後逆でも)。
 店外催事は私とご隠居の担当、ということで今回も男二人が山本さんの店にお邪魔させてもらっております。車通勤が今のところ新鮮で、楽しく感じます。

kazukuti at 23:38|Permalink イベント