2008年09月

2008年09月28日

新道雪子さんの仕事

2e09aaa1.jpg 『新道弘之展』好評開催中です。今回は出展されている作品の中でも一番新しく入荷した新道先生のお母さん、新道雪子さんの作品を少しご紹介しましょう。

 新道雪子さんが出品しているのは新道先生が染色後に不要となった当て布を素材としたパッチワーク作品で、タペストリーのような大作から帯、鍋つかみやポシェット、クッションカバーなど。拾い集めた布のちょっとした表情をも見落とさず、再び生命を与えるその創作は「落穂布」と呼ばれております。

 今年92歳になられる雪子さん。箸を持つのはやめたそうですが、ミシン仕事はまだ健在とのこと。そのデザインの斬新さにも圧倒され、スーパーナイティーンの創作力には脱帽する素晴らしい品々です。

kazukuti at 14:02|Permalink イベント 

2008年09月26日

ご隠居・キルギスより帰還

075f26e8.jpg 今月初めから3週間以上ウズベキスタン、キルギスを旅していたご隠居が、一昨日無事帰ってまいりました。今回もかなりディープなたそがれの旅になったようでまだ感覚が元に戻っていない模様です(苦笑)。まずは無事で何より

 いつもの見聞録ですが「今回はネットでの公表はできないかも」とのこと。今年初めのミャンマーと同じ理由があるみたいです。本人からぜひ口頭で旅の様子を聞きにいらしてください。

kazukuti at 16:13|Permalink ご隠居コーナー 

2008年09月19日

JAPAN BLUE−新道弘之展

2c53b2d9.jpg いよいよ始まった『JAPAN BLUE〜新道弘之展』。一昨日、昨日と二日かかって仕上げた展示もなんとか間に合い、初日を迎える事ができました。

 新道先生の作品は海外の美術館にも出展したタペストリーなどの大作から、着物、浴衣などの和装衣類、袋物や手ぬぐい、ランチョンマットなどの小物など種類豊富に揃いました。明後日には90歳を越える新道先生のお母さん・雪子さんが製作した小物も登場いたします。

 また今回は併催で『きものを愉しむ』と題し、小松がセレクトした礼装からおしゃれ着までのお着物や帯も出品しております。日本の染織工芸の粋とも言うべき作品が揃いましたので、こちらも是非お楽しみください。

 写真は新道先生の小タペストリー作品から。中秋の名月を思わせるデザインです。板締めや蛍絞といった技法の応用で作られている作品ですが、この微妙なグラデーションの美しさと透明感が、日本の藍染の真骨頂。モダン空間でも掛け軸として床の間にもあいます。

 会期の間、他にも作品をいくつかこのブログでご紹介していきたいと思います。

kazukuti at 23:25|Permalink イベント 

2008年09月17日

臨時休業

 明日18日は翌日から始まる『JAPAN BLUE-新道弘之展』の準備のため臨時休業させていただきます。とは言っても、私をはじめ当店スタッフはもちろん店内におりますので、御用でいらっしゃる方は店舗脇のインターホンで呼んでいただければ幸いです。

 いつもはイベント前日の準備途中でも商品が揃った段階で来られたお客様にはお見せすることもある当店。しかし今回は展示がすべて整い次第お披露目したいと思いますので、何卒ご容赦ください。

 先程まで展示の準備をしておりましたが、この調子だと明日は朝から夜中までかかる気配

kazukuti at 23:45|Permalink イベント 

2008年09月16日

秋風

a3f8a773.jpg 強い日差しにもかかわらず風は涼しい、もうすっかり秋の空気です。

 いよいよ今週金曜日から藍染作家・新道弘之さんの作品展『JAPAN BLUE』が始まります。世界に誇る日本の藍染−その現代における究極の作品が今回出展されます。

 新道先生と古くから交友があった父は、芸術と工芸の境界を越えたその創作活動に影響を受け、現在の店のスタイルを作る一つのきっかけになりました。もし新道先生と出会っていなかったら、今頃うちはどんなものを扱っていたのだろう、と思うくらいです。当店にとっては支柱ともいうべき作家の作品展とあって、今回はまさに総力を挙げた催事にしたいと思っております。

 写真は昨年イギリスで開催された新道先生の個展風景から。世界のSHINDOの展示会が間もなく秋田で始まります。お楽しみに〜。

新道弘之さんのプロフィールはこちら

kazukuti at 12:16|Permalink イベント 

2008年09月10日

仲小路JAZZドキュメント

7b7f2dd2.jpg 9月6、7日の両日開催された『第2回仲小路JAZZフェスティバル』と『仲小路マーケット』。まさに激動と感動の2日間、いや4日間でした。

・5日(前日)
 午前中、店の仕事とマーケットのブースで出品する商品をセレクトし、午後から会場入り。既に委員長はじめ実行委員とボランティアスタッフ、そしてマーケット出店者までが炎天下の中で準備中。テントやテーブル、椅子を2トントラックで市内各所から集めて搬入し、会場に設置するという作業を全員汗まみれでひたすらこなし、終わったのは夜の9時。その後もステージ装飾などをやって11時頃帰宅。TVで翌日の降水確率80%という悪夢のような天気予報を観て、しばし呆然としました。。

・6日(初日)
 朝から雨模様だったらどうしようと思いながら起きると、前日と変わらぬ快晴。雨が降らない事をひたすら祈りながら会場入りしブース設営。オープン前からマーケットに来場するお客さんが後を立たず、焦りながら商品を並べました。
 午後からはステージでの演奏も始まり、いよいよ今年の仲小路JAZZの全貌が見えてきました。マーケットは予想以上に盛況で、どのブースも個性的なディスプレーが目を引きます。飲食店には行列ができるほど人気の屋台も。
 夕暮れ時から始まったJoelleさんのステージあたりからは観客の数も一気に増え、トリの小沼ようすけさんが出てきた時には最高潮に。この頃には雨が降る心配も消え、大観衆のお客さんと共に小沼さんのパフォーマンスに酔いました(実際この時点でビール5杯飲んでいたので軽く酔ってました)。ステージが終わったところで実行委員長の芳賀さんとがっちり握手。奇跡的に晴天に恵まれた天気、多くのお客さんで賑わったマーケット、そして素晴らしい音楽。仲小路JAZZ初日は思い描いていた以上の最高の形で締めくくることができました。
 その後は出演者、実行委員で打ち上げ。ここでも小沼さんやJoelleさん、佐々木大輔さん達のセッションを楽しみ、一日の疲労を癒しました。帰宅後は死んだように寝てしまいましたが。

・7日(二日目)
 天気予報では午後50%以上の降水確率で、朝から小雨のぱらつく天気。奇跡に2度目はないのかと思いきや、午後からは前日と同じように晴れ渡り、まさに神懸り的な強運イベントとなりました。この日もマーケットには多くのお客さんが訪れ、夕方まで閑散となることはありませんでした。お客さんと出店者、そしてお客さん同士、出店者同士の会話がいつまでも途切れることがない、そんな素敵なマーケットになりました。
 日が落ちる頃に登場した菅田かおりさんの演奏を恍惚感に浸りながら楽しみました。いいイベントになったな、という感慨と共に。しかしそれはつかの間で、ステージプログラムが終了したと同時に"撤収"という大きな仕事が待ち受けておりました。
 会場の撤収作業は実行委員、ボランティアスタッフだけでなく、お客さんや出演者までが総出で行いました。終わった頃には、体力は限界に。帰宅後のことは覚えておりません。。

・8日
 午後から再び撤収作業のため会場へ。今度はテントやテーブル等を再びトラックで搬出です。初日よりスタッフが多かったこともあって、思っていたより手際よく進行し、日暮れ前には終了。この日赤跡地で行われたイベントの全てが終わりました。

 まだ余韻が続いているせいか、今回のJAZZフェスについてまだ客観的に総括できないでおります。今後の課題となる反省点もいろいろとありますが、昨年行われた1回目よりも質の高いイベントになったことは間違いありません。この二日間は駅前でのエコフェス、JAZZフェスのすぐ隣ではカジュアルアーツ、大町ではPMAが同時開催されていたので、この秋田市中心市街地に本当に大勢の人々が集まりました。この空洞化が進む街に二日だけでも賑わいを取り戻した、それだけでもイベントを開催した甲斐がありました。

 そして「来年もまた是非やってください」と言ってくれた数多くの来場者の皆さん、そしてマーケットの出店者の皆さんの言葉、「次も是非協力させてほしい」と言ってくれたボランティアスタッフや私の友達たちの言葉が、今回のイベントの成功を物語っているように思えます。マーケットは次回一年後では遅すぎるとも思いますが、定期的に開催するとしたら新たに準備等いろいろ考えていかなければいけません。
 
 最後に仲小路JAZZ実行委員会、ボランティアスタッフの素晴らしい仲間と共に全員一丸で頑張れたこと、これが何よりの思い出です。この勢いで行けば来年はもっと素晴らしいJAZZフェスができそうです。 

kazukuti at 00:11|Permalink イベント | 店主の日常

2008年09月05日

「クマ」がアキケイに載りました

 『バーンロムサイ展』で出展している「クマ」の話題を秋田経済新聞さんに取り上げていただきました→こちら。ありがとうございます!

 

kazukuti at 02:09|Permalink

2008年09月03日

仲小路マーケット

96574d77.jpg 昨日、ご隠居がまた旅に出ました。行き先はキルギスです。実はあまり知らない人が多いこの国。場所としてはウズベキスタンと中国の間に位置し、境を接する中国側は最近話題になることが多い新疆ウイグル自治区です。一昨年ウズベキスタンから戻ってきた時から、常々「俺は今度キルギスから始まって中央アジアの国々を踏破したい」と語っていたご隠居。今回も手仕事を求めての旅ですが、日本では物騒なニュースばかりが入ってくる地域だけに、まずは身に危険が及ぶこと無く帰国できる事を祈ります。

 さて、今週末に開催される仲小路マーケット。責任者を務めるninas部長の尽力もあって、秋田で活躍しているクリエーターや店舗が数多く出店していただけることになりました。現在私が担当しているHPには江戸時代の秋田の絵師で、『秋田風俗絵巻』を描いた荻津勝孝の絵と昨年の仲小路JAZZの写真をコラージュしたイラストを作って載せてみました。よくなぜ江戸時代なの?と尋ねられるそうなので、ここに理由と私なりのマーケットへの想いを記したいと思います。

 このイラストの手前に描かれているのは江戸時代後期(1800年前後)、秋田藩士で絵師でもあった荻津勝孝作の『秋田風俗絵巻』から、当時の中央商店街があった大町付近の部分です。ハンドメイドの日用雑貨から衣類、食材、屋台、多くの人とモノで賑わう城下町の光景は、今のマーケットと本質的に変わるものではありません。むしろ"スローライフ"、"脱車社会"、"エコロジー"、"地産地消"、"有機野菜"などの単語が声高に叫ばれる現代において、当時のマーケットには模範とすべき点を数多く含んでおります。

 この絵が描かれてから200年が経た秋田の中央市街地。車やビル、立派な道路は出来ても、これだけ多くの人々が行き交う光景はほとんど見られなくなりました。絵に描かれたような賑わいは、今回仲小路マーケットが開かれるこの場所から日赤病院が移転した約10年前には既に失われていたという感があります。

 仲小路マーケットでは個性をカタチにできる地元のクリエーターや店舗がブースを出すことで、JAZZフェスティバルや商店街と一体となり、街歩きの愉しみを多くの方々と共有できればと思っております。これが定期的に続けられれば、秋田市市街地がまだ久保田城下と呼ばれていた頃から続いていた、質が高く、賑わいのある街に復活させる第一歩になるかもしれません。

 イラストの中でマーケットの向こうには「仲小路JAZZフェスティバル」のステージがあります。荻津が描いた私たちの先祖の姿が、仲小路マーケットの参加者、お客さん一人一人の姿に重なって見えるよう、9月6、7日の二日間は一緒に大いに盛り上がりましょう!

 さて、そろそろ私も出品する商品をセレクトしなければ

kazukuti at 19:06|Permalink  | 店主の日常

2008年09月01日

古裂百袋

0e1e20b4.jpg 早いもので今日から9月です。『バーンロムサイ展』も残すところ一週間。これが終わる頃にはもう秋ですね

 『バーンロムサイ展』では併催で『アジアの手仕事展』も開催しております。ここではアジア各地の古布を使った鶴谷美智さんの新作小物を中心に、モンスーンアジアの布、工芸品、アンティークを出品しております。鶴谷さんは今回、私やご隠居が海外で集めてきた布と、青森の裂織、日本の古布などを組み合わせて巾着やバッグを約100点作られました。題して"古裂百袋"(こぎれひゃくたい)。どれ一つとして同じものがない、鶴谷さんの創作力の豊かさを感じられる展示となりました。こちらの方もぜひご覧下さい。

 今週末6,7日は『第2回仲小路JAZZフェスティバル』が開催され、第1回目に引き続き私も実行委員として参加しております。昨年以上に携わる範囲が広く(HP作成や協賛金集めなど)、実行委員長曰く「本業そっちのけで」準備に取り掛かっております(しかし決して本業をおろそかになどしてませんよ)。

 今回は同会場で『仲小路マーケット』も開催され、60名を越すクリエーターや店舗がハンドメイド雑貨やアート作品、有機野菜、屋台料理などを出店します。もちろん当店も販売ブースに参加。マーケットについては次回のブログで詳しく書きたいと思います。


kazukuti at 15:34|Permalink イベント | 店主の日常