2009年02月

2009年02月21日

『インド&寄神千恵子展』始まりました

b0777d2f.jpg 昨日20日から『私が旅したインド展&寄神千恵子展』がスタート。天候の悪い中、多くのお客様にご来店いただきました。ありがとうございます。

 ちょうど私がインドに通い始めて3〜4年目の事、私の個人的趣向もありますが男性の目だけで選んだものは、ややマニアックなものに偏りがちになるかな、と感じ始めました。そんな折に母が突然「インドに行きたい」と言いはじめたので、ここは一度女性の視点で選ぶことも大事だと思い、インドに連れ出すことを了承。そんなこんなで一昨年、昨年と2度、母親=ボス、私=鞄持ち&交渉役のインド買い付けをいたしました。

 この展示会でもマダムの趣向が反映され、力強さやエスニック色を抑え、繊細さや美しさを感じさせるインドの工芸品が並んでおります。もしご隠居や私が同じインドというテーマでセレクションしていたら、まるで違った雰囲気になっていたでしょう

 今回女流陶芸家・寄神千恵子さんの作品展と同時開催したのも、少しフェミニンな雰囲気の展示会にしようと思ったからでした。寄神さんの「女性らしさ」はまた全然違っていて、とてもユニークかつ大胆でもありますが、かたちや絵柄にはどこか楚々とした美しさのある陶芸作品です。

 インドの工芸と日本の陶芸という異なるジャンルの掛け合わせですが、「女性の視点と感性」というのがサブテーマの今回の展示会。ぜひ足をお運びください。
 

kazukuti at 20:26|Permalink イベント 

2009年02月17日

マダムのインド日記

23255306.jpg なかなかHPもブログも更新できず申し訳ありません。目下20日から始まる『私が旅したインド展』の準備と私自身の新居への引越し作業で追われる毎日です。

 昨年11月のインド滞在の折、母から父へ送られてきたメールを元に『マダムのインド日記』を作成してみました。『インド展』開催記念ということで掲載いたします。

11/11
 デリー無事到着、ゲストハウスの迎えのタクシーの中、運転手は運転してからずっとシーク教のお経を唱え、時折ハンドルから手を離し拝む。すれ違う車もすれすれでハラハラ。何度もぶつかりそうになってもお経はやめない。手に汗握ってる。車はリキャみたいなもの。凡吟とおやすみの時間ですね。今日も一日ご苦労様。

 晩御飯は宿泊してる大学の先生とインドで米作りしてる方からおこぼれをご馳走になる。パックの四角いご飯がチンされ、レトルトのカレーとシチューが一緒に混ぜて温めてしまったものをかけたもの。もう一品はチキンラーメンに魚肉ソーセージ、キャベツ、タマゴ煮込み。慣れないインド人に作ってもらったので、量が四倍にも増える。和彦はどちらも完食。お腹が膨れ上がりまるでトド。私は遠慮して空腹で寝不足。我が家の食事が恋しい。

11/12
 今日はベナレス。昨晩ゲストハウスの宿泊客にさんざんベナレスの怖さを聞かされ注意払って無事一日終了。これから夕飯、町中人であふれてる。ほとんどスラムのような町。夜はホテルから出ない方がいいと言うのでここで食事。今日行った機織屋、なかなかいい仕事してた。明日また行く予定。

11/13
 朝6時に起きガンジス川に行く。今日はガンジスの特別のお祭り。川岸が階段になっていてびっしり人であふれ、ところどころに火葬を待つ亡きがらが横に。火煙があちこちから立ち、そのまえには川で洗われる。水は泥水。信じられない光景だった。

11/14
 先ほど和彦ついにガンジスで沐浴しました。ベナレスから午後の飛行機でデリーに帰る。町中ごちゃごちゃ、危険がいっぱい。ガンジスが全て。

 ベナレスの空港は昔の秋田空港位の規模。人の数は羽田並。搭乗手続きに20分待たされる。どうもコンピュータが動かなくなるらしい。スタッフは遅くなる理由も言わないし、やる気も無い。

 その後の荷物のチェックがまた待たされること。早い便も遅い便も関係なし。2箇所の手荷物検査がしつこく全身ボディチェック。どんなに余裕持って行っても乗り遅れることになりえる。出発間際になってやっと人数が合わない事に気付き、係員が慌てて私達と他何人かを並んでいた列から引っ張り、特別チェック周りの群衆が大騒ぎになる。

11/15
今日からデリーで仕事。今ホテルの近くで食事し帰ったところ。和彦も疲れて軽くビール飲んでのびてる。

 ベナレスは衝撃でした。14年に一度の満月の日の祭りで100万人が1日に沐浴。思い出すだけで怖くてメール出来なかったことがありました。ガンジスでは川に舟で出て巡ります。私たちもボロボロの手漕ぎの木舟で。底も腐って水も入り、若いあんちゃんが手漕ぎでバランス取りながら進む。一歩間違えば川底。舟にしっかりしがみついていた私が見てしまったもの、だんだん近づいて舟にひっかかって止まったもの、なんと死体。それも凄く大きな。あまりの衝撃でホテルに帰った。

11/18
 インドは今乾季で空は日中でも砂埃で暗く、視界もさえぎられる。マスクしても口も鼻も砂埃でザラザラ。目もおかしい。昨日からは喉も腫れ声が出なくなった。健康面限界です。和彦もいつも咳き込んでます。早く雪降るところへ帰りたい。

11/19
 今日も目いっぱい仕事。明日の四時までスケジュールがつまっている。声が出るようになったけど微熱が続く。幸い風邪薬持ってきてて助かった。

11/21
 無事帰国。日本は街も空気もきれいでやっと思い切り深呼吸できます。 

kazukuti at 22:54|Permalink  

2009年02月08日

アフリカで太鼓を習う

9720c427.jpg 帰国してから今日で1週間。ガーナから送った荷物もなんとか無事届き一安心・・だったのですが、収納しておくスペースがどこにもなく、2Fギャラリーと3Fの自宅はたいへんな状態に。とりあえず今月中旬に予定している私個人の引越しの際にはこれらの荷物を最初に運び出さなければ

 ガーナの旅の中で楽しみにしていた事の一つが、現地の音楽家からパーカッションを指導してもらうという体験授業。アクラ郊外のココロビテ村にある音楽学校ではプロの演奏家とダンサーによるショーを毎週日曜日の夕方に開催しており、希望者には演奏の指導も行っているとのこと。その村には特に仕事でよる用事は無かったのですが、このプログラムは絶対はずせない(!)ということで、村に一泊し音楽学校の門を叩くことにしました。

 施設を運営しているのはムスタファ・ティティ・アディさん。かつてはヨーロッパを中心に世界的に活躍したアフリカンパーカッションの第一人者です。10年ほど前から故郷のココロビテでこの学校を開設し、後進の指導と伝統音楽の普及にあたっておられます。

 学校に入ると数人の男性が練習に励んでおりましたが、その中でひときわオーラを漂わせた初老の男性がムスタファさんでした。アフリカの音楽が好きで是非習いたいと話すと、「じゃあ、早速始めよう」とレッスン開始。初心者の私でも分かりやすいよう丁寧に教えていただきました。先生の教え方が素晴らしいので途中からすっかりテンションが上がり、あっという間に1時間のレッスンが終了。「叩けるようになったから、日本に帰ってからもぜひまた練習してください」と師匠。こんな大家に優しく熱心に教えていただくことができただけでも感無量の経験でした。

 体験授業の後は、ムスタファさんとそのグループによる音楽とダンスのショーを鑑賞。躍動感あふれるパフォーマンスに圧倒されました。特にそれぞれのリズムの「間」によって聞かせるアンサンブルは素晴らしく、アフリカ音楽の奥深さを深く感じさせられました。

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 ココロビテ村のグループによる演奏はこちら↓でも見ることができます。





 せっかく習ってきたアフリカのパーカッション。忘れないうちに敲きたいところですが、まずは太鼓をどこからか調達しないと

kazukuti at 00:39|Permalink  

2009年02月04日

Nightmare after Africa

c3ecf3bb.jpg 当然の成り行きなのか、休日に長時間爆眠した後の寝つきが良くありません。毎度外国で買い付けをしている夢を見ているのですが、月曜はアフリカのどこかの荒廃した街、昨晩はなんとノースコリア。どちらも妙にリアルで悪夢といってもいい内容。ご隠居はまだガーナにいる夢を見ているんだそう。まだ時差ぼけの影響があるのかな。。。

 さていよいよ再来週20日から始まる『私が旅したインド&寄神千恵子展』の準備に取り掛かりました。この『インド』の方の主役はマダムことウチの母親。昨年11月のインド出張で出会ったマダム一押しの工芸品や布を中心に展示いたします。実は昨年12月の会は『俺のキルギス&私のインド』という両親の還暦記念ダブルヘッダー企画に、と当初考えていたのですが、内容が多いのと送られてくる荷物などの関係で、この『インド』は年を越してからの開催になりました。今回は陶芸家・寄神千恵子さんの個展とのダブル企画です。約2年ぶりに登場する寄神さんの新作もぜひお楽しみに。

 ホームページにも写真等UPいたしました。裏ページの今月の表紙はインド展にちなみ、昨年ヴァナラシにて撮った沐浴に集まった人々の群れです。

 インドではちょっとユニークな宗教的絵画も何点か求めておりました。写真の絵もその一点。今寝ているときの自分の頭の中もこんなカオスのようになっているのかな、と。 

kazukuti at 00:35|Permalink 店主の日常 | イベント

2009年02月01日

ガーナより帰還しました

bbd570b9.jpg 昨日、ご隠居と私は西アフリカ・ガーナでの濃厚な二週間の出張を終え、無事戻ってまいりました。初めての国を旅する緊張感から開放されたのと時差ぼけの影響からか、今日はほぼ丸一日熟睡でした

 ガーナでは首都のアクラ、アシャンテ族の古都・クマシ、かつて黒人奴隷がアメリカ大陸へと渡った港・ケープコーストをそれぞれ2〜5日の滞在で周る日程でした。バスでの移動は4時間の予定のはずが12時間もかかったり、村で布を探せば、自慢の品を持ち寄る村人が殺到して這這の体で脱出するなど、日々驚きとトラブルの連続でしたが、終わってみれば皆いい旅の思い出です。

 現地では「ケンテ」と呼ばれる伝統的な織布、ガーナをはじめ西アフリカ一帯のマスクや彫刻などの木工品、アンティークのトンボ玉を中心としたアクセサリーなどを仕入れてきました。思いもよらぬ所でいい品々との出合いもあり、期待していた以上の質と量でブラックアフリカの美術工芸品を収集することができました。やはり足を使えばそれだけの価値はあるものだと感じさせられました。あとは送った荷物が無事壊れずに届けば言うこと無しです。

 がっかりだったのは渡航前に測った体重が帰国後もグラムまで一緒だった事。現地では暑い中一日二食。ランチをとる時間も惜しんで動いていたので、「さぞかし体重は減っただろう」と思っていたのですが、完全に期待はずれでした。ご隠居もグラム単位の減量のようです。まずは二人とも健康で無事戻っただけ「良かった、良かった」と言うしかないでしょう(苦笑)。

 今回もご隠居は『たそがれ見聞録』を目下作成中。私も時間があればガーナでの事をブログでいろいろ書いていきたいと思います。が、何かとやらなければいけない仕事を片付けるのが先決。今週は忙しそうです

kazukuti at 23:25|Permalink