2012年06月

2012年06月30日

たそがれ見聞録・タイ、ネパール編1

お待たせいたしました!先日のタイ、ネパール出張について、ご隠居が「たそがれ見聞録」にまとめました(全4回)今日から連日一話ずつ更新していきます。

1.タイ・チェンマイ

1 出掛けてみたいと思っても望みが安易に叶うものでもない。仕事にならない、採算が合わないと三代目に拒否される場合が多々ある。隠居人の身分ですから我儘は許されません。ましてや不景気なこの時代、経費使っていて遊んでばかりいるわけには行かないのは当然だ。が、俺は残り少ない人生だ。体力があるうちに行かなければ、と思案していた。

 今年は以前から注目リストに載っていたチベット、ネパールだと決めた。しかし、チベットでは騒乱が続き、中国政府が外国人の入域を度々、拒否している。時々、開放してもガイド、ホテル指定のツアーに便乗しなければいけない。それではすばらしい美術骨董などを見つけ、買付けしても税関で没収される可能が高い。チベットは諦め、ネパールだけでも行きたい、とお伺いを立てたが「採算が合わないのではないか」と三代目に簡単に却下された。ここで諦めてしまえばいつまた行けるか分からない。消える可能性がある。そこで面倒でも「タイ・チェンマイに寄って、ネパールはどうか」と打診したら「チェンマイに用事がある」とどうにか決まった。遂に世界の屋根・ヒマラヤのあるネパールに行けることになった。14日間の日程で三代目と出掛けた。


2 バンコクから北へ700kmに位置する古都チェンマイは人口25万のタイ第二の都市だ。周辺をミャンマー、中国、ラオスに接し国境の山岳に住む少数民族が集まる町として知られている。バンコクより気温が低いし、物価が安く過ごしやすいと最近、日本人が脱出して定住するようになった。それも若者ではない。中高年なのだ。今では定住登録者だけでも3000人もいる。登録外でビザ更新して住んでいる人を含めるとその数倍(推定)はいる。最近、ロング・ステイ用ホテルやアパートが急増し、日本人がどんどん増えている。日本語の立派なフリーペーパーが2紙も発行され、日本語で通じる病院、歯科医などの広告が乗っている。タイ語や英語を話せなくても不自由なく、日本の年金だけで優雅に暮らせる、と定年後の移住者が多い。特に独身男性に人気がある。そうです、日本で趣味も持たず細々と老後を暮らすより、豪勢に楽しく暮す生活も悪くはない。ましてや独身なら、俺も考えても良さそうだ。


 町を歩いていると老人の日本人男性とタイ人の若い女性が仲良くお茶をしている姿をよく見かける。残り少ない人生、最後を華やかに飾るつもりだろうが、相手もひたすらお金目的で我慢して付き合っているのだから駆け引きが難しいだろう。頑張ってくれ。


3 HIV感染孤児として生まれた子供たちの生活施設「バーンロムサイ」はチェンマイの郊外にある。代表の名取美和さんは手工芸品の販売を通じて施設の自立を目指している。山岳小数民族の独特の刺繍を使ったバッグや財布など、デザイン性豊かな商品の質は際立っている。最近ではフィギュアスケートの浅田真央ちゃんがこのバッグを持ってテレビに出演し、ネットでも話題になった。7月に弊店で開催する「バーロムサイ展」の打ち合わせを終了し、いよいよ目的地、ネパールの首都カトマンズへ向かった。

 隠居人・小松正雄

(続く)

kazukuti at 00:00|Permalink ご隠居コーナー 

2012年06月23日

ゆかた-日本の夏衣展

8 現在『柚木沙弥郎展』の併催として『ゆかた−日本の夏衣展』を1Fで開催中です。老舗・日本橋竺仙(ちくせん)、京都藤井絞秋元沙織里のプレタと選りすぐりの浴衣を揃えました。6月でもまだ少し肌寒い天気が続く秋田ですが、浴衣をかけただけでも日本の夏の風情が漂います。




11 江戸の情緒を感じさせる竺仙の浴衣。粋な古典的デザインと江戸職人の技によって生み出される浴衣は老舗ブランドならではのこだわりの作品。永年、世代を越えて御召になれる浴衣として多くのお客様に愛されています。





12 藤井絞さんの浴衣は夏のお着物としても相応しい逸品。昨年、ビール「金麦」のCMで壇れいさんが御召になっていたのも藤井絞の浴衣です(詳しくはこちら)今回は雪花絞の制作技法が分かるように染色途中の道具付き資料も展示しております。




14 デザイナー・秋元沙織里さんのプレタの浴衣は洋服感覚で楽しめる作品。レースやジーンズの生地など従来の浴衣というイメージでは考えられなかった素材を巧みに使用したデザイン感覚あふれるものばかりです。





13 最近は一度だけ着て使い捨てされる浴衣もあるという話も聞きます。しかし、毎夏楽しめる風合いと柄が本来の浴衣の魅力です。自分だけのとっておきの一反を探しにいらしてみては!

小松クラフトスペース

kazukuti at 19:15|Permalink イベント 

2012年06月17日

柚木沙弥郎展

2 6月15日から2Fギャラリーで『柚木沙弥郎展』がスタートいたしました!今年90歳を迎えるとは思えないほど近年幅広い表現活動に取り組まれている染色工芸の巨匠・柚木沙弥郎さん。当店のお客様にもとても人気が高く、こちらの染絵作品は初日からの3日間でだいぶ数が減ってきました。



3 のれんやタペストリーも出品していただきました。その大胆でユニークな構図は"染色"や"民藝"という枠を越えた、まさに柚木ワールド!







5 昨年9月の『型染と型絵染展』の時にも出品していただいた柚木先生の帯作品は、今回さらに多彩な品揃えで展示しております。江戸小紋や紬などのお洒落着の着物に合せるととても素敵です。

 展示作品がなくならないうちに(!)是非お早めに足をお運びください♪

kazukuti at 22:52|Permalink イベント 

2012年06月14日

ネパール、タイより帰国しました

nepal ご無沙汰しております。5月末から2週間ほどタイのチェンマイ、バンコク、ネパールのカトマンドゥにご隠居と出張しておりました。今回は7月の『バーンロムサイ展』の打ち合わせをチェンマイで、そしてネパールは初ということで、買い付けも兼ねていろいろ探訪してきました。詳しい旅のご報告は後日。



 明日6月15日からは当店2Fギャラリーで『柚木沙弥郎展』がスタートいたします。今回は柚木先生の染絵、帯、のれんの他、うちわやポストカードなども!一階では『ゆかた−日本の夏衣展』を開催。来週に迫った畠山美由紀さんの秋田公演チケットも発売中です。是非お越しください♪

 小松クラフトスペース

kazukuti at 23:57|Permalink  | イベント