2012年07月

2012年07月26日

『バーンロムサイ展』

22 2Fギャラリーで開催中の『バーンロムサイ展』連日たくさんのお客様にご来場いただいております。バーンロムサイのプロダクツについてはこちらのページにも詳しく書かれていますが、洗練されたデザインと丁寧な縫製が魅力☆東南アジアの手仕事が名取美和さんをはじめホームのスタッフの手で現代的なファッションに生まれ変わりました!





10 フィギュアスケートの浅田真央ちゃんとゆきこまつりのユキコさんも愛用している少数民族の古布を使った財布。こちらの商品は人気で現在少なくなってきています。竹や籐を使ったタイのバッグもバーンロムサイのセンスで一層おしゃれな雰囲気に。





23 コットン、リネン、シルクなど自然素材の布を使った洋服は毎年多くのリピーターのお客様が購入されるほどの人気商品です。今年はカラフルな色彩の服が増え、ヴァライティ豊かです。






24 オリジナルタイパンツも種類、柄ともに豊富な品揃えです。男女を問わず幅広い層のお客様に人気です!







27 ホームの子どもたちが描くイラストが使われたオリジナルノート。名取美和さんの半生を綴った『生きるって素敵なこと』(講談社刊)も販売中です。







25 2F奥では先月タイ・チェンマイで買い付けをした周辺の少数民族の布も出品しています(雑貨、アクセサリーは1Fに)今では再現不可能な古布や緻密な針仕事による刺繍など、ぜひ手にとってご覧ください。





28 『バーンロムサイ展』8月4日まで(期間中無休)「気に入ったものを買う」それがHIVに母子感染した子どもたちの支援につながります!


 小松クラフトスペース

kazukuti at 12:40|Permalink イベント 

2012年07月25日

『秋田アジアアフリカフェスタ』まもなくです!

aaa1 今年で6回目となる『秋田アジアアフリカフェスタ(AAAF)』(主催:秋田キャンパスネット)が秋田駅東口・ALVEで7月28日(土)開催されます。今回も当店では世界の工芸雑貨のブースを出店。そして、旅するマーケット&バーンロムサイによる「くまとパリの恋するアクセサリー」も登場!他にもワークショップやカフェなどアジア、アフリカの文化に触れる様々なブースが出店されます。

 ステージではシタール奏者のヨシダダイキチさんと秋田民謡の浅野梅若会による「インド」と「秋田」の国境を越えたアジア音楽のコラボレーションライヴ(13:30〜)ヨシダさんは3月のAlayaVijana・秋田LIVEでも秋田民謡を演奏されましたが、今回は民謡界を代表する浅野さんたちとのセッションということで、とても楽しみです。

 ヨシダさんはベリーダンサー・蜜月稀葵さんとの共演も(18:50〜)アフリカのパーカッションやゴスペルの演奏など多彩なステージがありますので、今年のAAAFは本当に盛りだくさんです。

aaa2 ステージのタイムスケジュールはこちら(これだけ見られて入場無料ですよ!)皆さまのご来場、お待ちしております。

kazukuti at 11:59|Permalink イベント 

2012年07月17日

『バーンロムサイ展&くまとパリの恋するアクセサリー』

3 7月14日から当店2Fで『バーンロムサイ展』がスタートいたしました。初日からの2日間はバーンロムサイから名取美穂さんが在廊。この間、バーンロムサイの説明から物販、飾り付けにいたるまで大忙しでしたが、いつも明るく頑張っていただきました。

 初日からの3日間は関連企画『旅するマーケット・くまとパリの恋するアクセサリー』も同時開催。雨模様の天気でしたが、たくさんのお客様に足を運んでいただきました!



6 今年の旅マの企画はバーンロムサイがセレクトした布素材を使って様々なクリエイターが「パリ」と「恋」をイメージした布アクセサリーを制作販売する、というもの。毎年恒例となっている「チャリティーベアの着せ替えごっこ」も。作家さんの感性、アジアの布、そして、なぜか(?)「パリと恋」という異なる要素があいまって、ユニークで可愛い作品が揃いました。参加された作家さんの商品も並び、楽しいマーケットになりました。




19 昨年に続き、店頭ではフード&ドリンクブースも充実。グルメストア・フクシマさん、松橋ファームさん、カフェ・エピスさん、アメヤ珈琲さんが出店され、とても好評でした。大潟村のアスパラ王子・松橋君と男鹿のコロッケ王子・福島君の早大卒コンビ、バーンロムサイのタイパンツをお揃いで購入し、堂々の仁王立ち。




4 14、15の両日、2F『バーンロムサイ展』会場で旅マ出品作家のNatural+さんによるワークショップ「ハギレアクセで旅に出よう」が開催されました。とても「ワークショップは初めて」とは思えないNaturalさんの見事な指導も効を奏し、子どもたちに大人気でした。同時に1Fではネイルサロン・ペリカンボタンさんとアロマの魔女の香房さんによるワークショップ。こちらはやはり大人に大人気。




11 今年のバーンロムサイの製品は品数、質、種類、どれをとっても過去最高と多くの方々がおっしゃいます。昨年の震災以降、名取さん親子をはじめスタッフの皆さんが強く思ったという「施設の運営を寄付に頼らないかたちでやっていかなくてはならない」という覚悟のたまものです。HIVに母子感染した孤児という"子どもたち"の為のものづくりは、まさに手仕事の原点とも言うべき取り組みで、プロダクツの丁寧さの中に温かさや優しさも感じさせられます。




16 あいにくの天気にも関わらず、今年もバーンロムサイ&旅マのコラボイベントは大成功!「残念ながら今回の旅マに来られなかった」という方には朗報が!7月28日(土)秋田駅東口のアルヴェで開催される『AAA(秋田・アジア・アフリカ)フェスティバル』に今回の「くまとパリの恋するアクセサリー」のブースが出店いたします(もしかしたらワークショップもあるかも?)こちらのイベントは他にも盛りだくさんですので、後日情報をUPいたします。

 『バーンロムサイ展』は引き続き8月4日まで開催中です(期間中無休)お見逃しなく!

 小松クラフトスペース

kazukuti at 13:27|Permalink イベント 

2012年07月11日

チェンマイで思う

 今週、7月14日(土)から当店で『バーンロムサイ展』がスタートいたします。バーンロムサイや出品作品については後ほどUPすることにして、先月展示会の打ち合わせを兼ねて訪ねたタイ・チャンマイについて感じたことなどを書こうと思います。

1 チェンマイ訪問は今回で5回目。最初に来たのは12年前の2000年でした。古くはラーンナー王朝の首都で、街の規模はちょうど我が秋田市をコンパクトにまとめた感じ。世界中から来る観光客や長期滞在者が多いので、古都と国際都市という両方の雰囲気があります。

 5月の終わりから6月の始めはちょうど雨期の始まり。チェンマイの中心部で毎夜開かれているナイトバザールもスコールでたいへんな状態でした。



2 ナイトバザールもお客さんの少なさが気になりましたが、その中心部にあるナイトバザールビルの廃れた状況には衝撃を受けました。ここにはかつてアンティークやアートギャラリーの名店が軒を構え、12年前に初めて来た時にはビックリするような質の高い美術品がビックリするような高値で売られていました。年々、求めやすい価格の工芸品や雑貨の店が増えておりましたが、そうした店もほとんどシャッターが閉められています…。




3 ナイトバザールとは対照的に大賑わいなのが土曜と日曜に開かれているサタデーマーケットとサンデーマーケットです。開催されているのはそれぞれ市内の別の場所で、手作り雑貨から民藝品、はたまた衣料品や海賊版(?)の果てまで売る屋台が軒を並べております。お客さんは外国人の姿もありますが、現地のタイ人の方が圧倒的に多いようです。




4 ストリートの所々ではミュージシャンやダンサー、大道芸人がその芸を披露しています。どちらもかなりの規模のマーケット(特にサンデーマーケットのスケールはスゴいです)が歩いていても飽きさせられません。人が集まるところには文化がある、マーケットの魅力満載です。





5 もちろんフードコートも充実しています。時折「これは衛生上大丈夫なの?」と思う屋台もあります(笑)本場タイマッサージの露店も沢山あるので、マーケットで歩き疲れても大丈夫ですね。






7 シルバーアクセサリーのお店にゆったりと腰を下ろす番頭犬。そういえばあの時のマーケットでも同じ犬種のワンコがウチのブースにいたな(笑)

 今回チェンマイの街を見て思ったのは、"10年ひと昔"であること、そして"人が人を呼ぶ"ということでした。路上マーケットというソフトだけでも魅力があれば毎週でもお客さんを呼べるという事実が、新しいビジネスモデルのようにも感じました。



 8 チェンマイ最終日、時間があったので半日コースで山岳少数民族であるモン族の村に足を伸ばしました。高い山に寄りそうように建ち並ぶモン族の村。チェンマイからそこまでの交通は山々を越えていきますが、道路は悪くない。携帯も普通に通じるので、この村に比べたら秋田県のこういった地域の方が、はるかに「アジアの秘境」です。





9 村の中は実は工芸品、食材などのお土産屋さんだらけです。「針と糸の民」と呼ばれるモン族、多彩な刺繍工芸には目を見張りますが、ここで売られている製品は決して良いとは言えません(全くのお土産品として作られているからだと思います)タイ人の観光客には結構買われている方がいました。





10 面白かったのはモン族の伝統的な弓矢「弩(いしゆみ)」の体験ブース(ワークショップと言えばいいのかな?)です。10メートル程離れた場所に吊るされている果物を打ちます。これには私も夢中になりました(笑)その他にも民族衣装を着てモン族の女の子と記念撮影あり、ケシの花園あり(もちろんアヘンの吸引はご法度です)これでもか!というくらいの観光ビジネスです。

 「地域文化の特性を生かした観光産業」という言葉が日本の地方に住んでいるとたまに聞かれますが、ここまで露骨にやっている場所はないと思いました。それには善し悪しはあるけれど、村の人々には現状がビジネスとして時代遅れになったら、全く違う形でやるアイデアがあるでしょう。自分たちがモン族としてこの村で生きていく、という信念がある限りは。同じ一つの国の一地方に生きていく身として、考えさせられることは数多くありました。

kazukuti at 20:27|Permalink  

2012年07月03日

たそがれ見聞録・タイ、ネパール編4

4.アーユルヴェーダ

11 標高1300mのカトマンズは土埃と排気ガスが蔓延しており、喉を痛める。外出時にマスクを着用している市民を多く見かける。マスクは白色とばかり思っていたがここでは白色、ピンク色、黄色、黒色、柄文様まで様々あるのだ。バイクに乗ってヘルメットに黒マスク姿はまるで強盗犯人のように見え、ドキッとする。

喉にタンが絡まり路上にペッ、ペッと吐き出すのはカトマンズ名物か?よく見かける。汚れた空気を吸っていると誰もがタンが絡まる。老人なら許せるが、若い女性までもが人目を憚らず、腰を曲げて大きく吐き出す姿にはゲンナリする。お嫁に行けないぞ!

12 歩き過ぎで足が疲れたのでマッサージに行った。タイ古式、アーユルヴェーダなどの看板が街のあちこちに出ていた。近くの店に入って90分800円のタイ古式マッサージを注文した。受付の若い男は値段が倍ほど高いアーユルヴェーダを「本場だからと」熱心に勧める。アーユルヴェーダとはヨガ式のマッサージかと勝手に思って、たまには良いだろうとお願いした。

 ベニヤ板で仕切られた部屋にベッドが1台ぽつんと置かれた粗末な部屋だった。仕方がないと諦めて服を脱いだ。受付した若い男が道具箱を抱えて部屋に入ってきた。早速、パンツ1丁になった俺をうつ伏せにさせ、汚い足を洗いもせず揉み始めたのだ。足の汚れを体全体に汚染を広めるつもりか。汚いぞ!

 一通り揉み終えたらシャンプーのようなものを道具箱から取り出し足に塗り始め、「これがアーユルヴェーダだ」と自慢そうに言うではないか。汚さの上塗りだ。怪しげな液体を足に塗りながら「Good?、Good?」と繰り返し聞く、そういえばウズベキスタンのロシアン・マッサージで巨漢の女性に電動マッサージ器を押し付けられて悲鳴を上げた時に同じことを言われた事を思い出した。「汚いだけだ」と言いたいが内気な俺は国際問題に発展すると困るので寝た振りして無視した。

13 次は体を反転させまた足から揉み始めた。怪しげな液体を塗る段になったら「パンツを脱げ」と言い出した。嫌だ、なんで脱がなければいけないのだ。男は身振り手振りで俺の大事なところに液体を塗れば元気になって「ピン、ピン」となると説明する。その汚い手で神聖な俺の大事なところに触るなど許されません!汚い元凶は俺の足だが。

 「要らない!要りません!」と答えたら、「男対男」だから大丈夫だろうと言う。冗談ではない。男に触られて喜ぶ趣味は持ち合わせないのだ。「男対女」であれば考える、と答えたらよやく諦めた。さっさと逃げたかったが体に液体が塗られ直ぐに着替えるわけにはいかないので終わるまで待つしかなかった。温かいタオルで体を拭いて終わったが、足の疲れも取れず、何の足しにもならないアーユルヴェーダ・マッサージだった。

14 初めてのネパール遠征は予想以上にいいものを買い付けすることができた。不思議な縁で導かれているかのごとく、無事秋田に荷物が到着し、嬉しい限りです。関係者の皆様に感謝申し上げます。8月中旬に集めた自慢の逸品をお披露目する予定ですので、是非ご期待ください。

(*本文の内容と写真は関係ありません)

 隠居人・小松正雄

(了)


kazukuti at 09:30|Permalink ご隠居コーナー 

2012年07月02日

たそがれ見聞録・タイ、ネパール編3

3.ヒマラヤバザール

8 今回の目的は古い仏教美術や工芸品の逸品を探すことだ。街には新旧の仏像や仏画(タンカ)が溢れている。新しいものの大半は観光客の土産用に作られ、古く見えるのもほとんどコピー商品だ。本物を扱う店はないかと街を歩き回った。無い、無い、もしかして無いのでは、と諦めかけた3日目に1軒、確かなアンティークを持っている店を見つけた。店員から「本店に行けばもっと良いものがある」と言われ、翌朝その本店に向かった。

 店は高級品店が立ち並ぶ一角にあった。隣には同じような商品を扱うアンティーク店があった。物色してみると、目的の店よりも良いものがあるではないか。いよいよビジネス開始だ。店員に「ボスはいるか」と聞くと、「自宅にいる」と答えた。機転が利く店員は我々がバイヤーだと直感し、すぐにボスへ電話を入れた。ボスの自宅に来るようにと連絡があり、店員の案内のもと車でボスの自宅に向かった。

9 暫くして三階建ての宮廷風の豪邸に到着した。キンキラキンの金持ち風のオジサンでも登場するかと思っていたら、実直そうな小太りでラフな服装した俺と同年代のボスだった。日本に何度か来日したことがあり、カタコトの日本語を話す親日家だ。ゆっくり見てくれと案内された。豪邸は展示場を兼ねていて、古いチベット家具や古い仏像などの逸品を並べられていた。アメリカ、ヨーロッパ、中国など世界各国に輸出しているだけに素晴しい、凄いコレクションに圧倒された。3日間街を歩き回って、疲れ果てた体調も忘れるほどだ。心を落ち着かせじっくりと家具や仏像を選りすぐった。バイヤーならではの恍惚の時だ。

10 カトマンズの日常品の多くは昔から関係の深いインドから入っている。工芸品は仏教美術以外にもブータンの布や工芸品、インド・ナガ族の木工品など、他所ではなかなか手に入らない面白いものがあった。理由は地域の政治情勢に深く関係がある。簡単に紹介する。

 チベットは50年前にダライ・ラマ14世が亡命して以来、中国政府の弾圧が強まった。ヒマラヤ山脈を越えて国外へ脱出する難民が13万人を越え、今でも年間数千人が脱出している。また、文化大革命の際には僧侶の大量殺戮と寺院の徹底的破壊を受け、以来仏教美術品はネパールへ流れるようになった。

 「世界一幸せな国」と言われているブータンは人口70万人だが、隣国・ネパールには「世界一幸せ」なはずのブータン難民が10万人もいる。国王が世界一幸せな国王なのだろう。ブータンの布や工芸品も見かけた。

 最後の首狩り族として知られるナガ族はインド、ミャンマー国境に住んでいる。独立運動を進めて、両国から厳しい迫害を受けている。独特の工芸品はプリミティヴアートとして高く評価されている。工芸品がヒマラヤの山々を越えネパールにも届いていた。

 どれもこれも俺には魅力的なヒマラヤ周辺の工芸品がカトマンズに集まっていた。どこも外国人の入国を制限したり、禁止しているからここに集まるのだ。カトマンズはヒマラヤバザールだ。

 隠居人・小松正雄

(続く)

kazukuti at 09:30|Permalink ご隠居コーナー 

2012年07月01日

たそがれ見聞録・タイ、ネパール編2

2.カトマンズ・タメル地区

4 カトマンズからはエベレストやヒマラヤ山脈は見えません。見たければ飛行機で1時間のポカラへ飛べ、と言われがっかりした。

 滞在したタメル地区は4、5階建ての商店街が隙間無く密集していた。狭い小路に人とリキシャ、バイクそれに、野良牛がゴチャゴチャに土埃を上げてうごめいていた。そこに無謀とも思えるスズキの小型自動車が無理やり入り込み、混沌の世界を創りだしていた。インドのオールド・デリーのように活気がある。観光客相手の土産物屋や工芸品店などが無数に密集していた。

7 歩いていると日本名の食堂があちこちにあるではないか。「ふる里」、「桃太郎」、「古都」、「富士」、「おふくろの味」などなど昔懐かしい名前の店を10軒も発見した。日本名の旅行会社も目に付く。日本人観光客がたくさん来ているのだ。山歩きの好きな中高年がヒマラヤ・トレッキングにきているのは聞いているが、この食堂はバックパッカー向けの食堂にしか見えない。日本人の若者がそんなにいるのか不思議だ。

 ここの物価は安い、10円、100円単位の世界だ。嬉しい事に両替したお金がいつまでたっても減らないのだ。1時間も乗り合いバスに乗って25円だった。食堂で飲んで食べても2人で1500円で済む。


5 工芸品を捜し歩いていると頻繁に背後から声を掛けられる。どこでもいる闇の両替屋だろうと相手にしないでいたが、どこか様子が違うことに気付いた。トーンが低いのだ。「ガン、シシ、チョコ」とささやくように囁く。怪しい両替屋が高いレートで交換するぞ、と言っていると思った。町の両替屋もたくさんある。それでも入れ替わり立ち代りしつこく両替を求めてくるのが不思議だ(それも何故か背後から)三代目に「ここの両替屋はしつこいな?」と聞いたら「あれは麻薬の密売人だよ」と驚きの言葉が返ってきた。

 また近づいてきたのでよく聴いてみた「ガンジャ、ハシシ、チョコ」と囁いていた。その方面に多少詳しい三代目に聞いたら、ガンジャとは乾燥大麻、ハシシは固形大麻、チョコレートは大麻樹脂とのこと。効き目が違うそうだ。ここは怪しい麻薬無法地帯なのか?危険ではないか!?麻薬中毒に堕ちた酒井法子は吸っていてどんな気持ちになったのか、俺も試してみたかったが、善良な市民を自負している俺は決して怪しいものには手を出さない。少し心が惹かれたがきっぱりと断り遠慮した。調べたらここはなんと麻薬の世界的聖地として世界中から集まっているのだ。さすが聖地です。密売人らしき男どもがウヨウヨいる。観光客も見ればどれもこれも麻薬信者に見える。昔流行った長髪にあごひげのヒッピースタイルの外国人がたくさんいる。どれも悪人面はしてない。善良そうに見えるのだが。

6 経済的に遅れているネパールだが、1つだけ進んでいるものがある。それは計画停電だ。少ないときで1日7時間、多いときは1日14時間も確実に停電する。日中、どの店も電気を最小限にしているので暗い。どうしても明かりが必要なときには自家発電装置があれば動かして照明をつける。慣れればたいした問題でもない。日本では少しでも停電すると大騒ぎになるが、電気は元々無かったものだ、と思えば良いではないか。夜はロウソクでも十分だ。

(*本文中の登場人物と写真は一切関係ありません)

 隠居人・小松正雄

(続く)

kazukuti at 09:30|Permalink ご隠居コーナー