2014年07月

2014年07月20日

『バーンロムサイ展』&『旅するマーケット』始まりました

2 7月18日からは2Fギャラリーで『バーンロムサイ展』、そして1Fでは関連企画『旅するマーケット・おれたちチェンマイから来たネコである』。この二日間はたくさんのお客様にご来場いただき、旅マ参加者の皆さんも在廊されたりと賑やかにイベントがスタートしました。




7 店のドアを開けるとそこはもう「旅するマーケット」の世界。いつもの当店とはがらりと雰囲気が変わりました。雑貨やアクセサリーの他、初日は豆パン屋・アポロさん、二日目は空の木ガーデンさんの焼き菓子も登場しました。




9 イベントの目玉の一つがこの旅するマーケットの作家さんがバーンロムサイで制作されたネコの縫いぐるみをアレンジしたチャリティー商品。一人一人の個性と技が楽しめます。今回のバーンロムサイ&旅マの企画はネコがテーマ。ネコ好きの方は見逃せませんよ!





14 バーンロムサイの施設には実際何匹かのネコが暮らしていて、子供たちやスタッフの皆さんにとても可愛がられています。昨年バーンロムサイのゲストハウスに宿泊した際にも、愛嬌のある2匹のネコがお出迎えしてくれました。

 出品されているネコのグッズは子供たちが描いたネコのイラストを元に制作されています。こちらはイラストを描いた子供たちの紹介とメッセージです。








aso 服飾作家のASSOBOOさんや革工芸のMarciaさんの作品も。魔女の工房さんのWS(7月19、20日、8月9日)、阪本真千代さんの似顔絵屋(7月27日)と樫食堂さんのカフェ出店(8月9日)、松橋ファームさんの野菜の販売(7月27日、8月9日)、空の木ガーデンさん(7月19、26日、8月9日)、お菓子なcotoさん(7月20、27日)、アメヤ珈琲さんの出店(7月19、20日)など会期中イベントが目白押しです。




5 2Fギャラリーの『バーンロムサイ展』。夏にピッタリなタイパンツや、麻のワンピース等、雑貨がたくさん揃いました。いつもながら代表の名取美和さんをはじめバーンロムサイスタッフのデザインや布選びの素晴らしさに感服しております。






6 今年の商品のラインナップには少数民族・カレン族の藍染を使った洋服や小物が登場しております。これらの藍染もまた、バーンロムサイらしいお洒落な感覚で楽しめます。






4 バーンロムサイの工房でモン族の女の子たちが制作している裂き織や刺繍の古布を使ったバッグや財布、小物は今年も人気です。またネコアイテムも抱き枕(残りわずか!)やマグネット、バッグなどがあり、ネコ好きなお客様を中心に大人気です。





goin 先月約一ヶ月間、フィリピンを旅していたご隠居がちゃっかり(?)2Fの奥で『俺のミンダナオ展』を独自開催しております。現地で仕入れたアバカやピーニャといった布を絶賛展示販売中。もう誰も止められません。ここに来たら是非ご隠居の話を聞き「たそがれ見聞録・ミンダナオ島編」をもらって行ってください。










tabi1 初日、二日目はバーンロムサイのスタッフでご自身も刺繍作家、イラストレーターとして活躍されている中川彩香さんが在廊されました。中川さんがお帰りになる前に当店スタッフ、旅マの作家の皆さんと恒例の集合写真をパチリ。

『バーンロムサイ展』と『旅するマーケット』は8月9日(土)まで(期間中無休)

小松クラフトスペース

kazukuti at 08:27|Permalink イベント 

2014年07月07日

秋田の古布をみる

IMG_5939 7月6日は久しぶりのお休みだったので大仙市・南外民俗資料交流館の『南外の仕事着は語る展』と由利本荘市・本荘郷土資料館の『衣服からみる暮らし展』を観に出かけました。染織工芸をテーマにした企画展が二か所で、しかも車で周れば半日でハシゴできる距離で観られるという、布が好きな人にはたまらないコースです。さあ行ってみましょう!



IMG_5935 『南外の仕事着は語る展』は今年国登録有形文化財に指定された明治から昭和にかけての「秋田南外の仕事着」を特別展示。現在の展示は前期(9月21日まで)で、後期は10月1日〜2015年3月8日まで。登録有形文化財に指定されたのは県内では本件が第一号です。






IMG_5938 これらの資料は昭和51年ごろ(私の生まれた年です)から地域のボランティアの方々の尽力で蒐集されてきたそうです。高度成長以降、こうした伝統的な農村の日常着のほとんどが失われたと思われますが、民俗資料として残すことに尽力された碩学に頭が下がります。






IMG_5941 秋田の農村女性の仕事着を代表するアイテムがこの「ナガテヌグイ」。野良仕事中に頭や顔を覆う被り物ですが、一つ一つに個性的な刺し子を施すのが特徴です。農村に生きた女性たちの美意識が凝縮されています。







IMG_5942 この「アグドマギ」とはかかとを覆う布なんだそう。生地を補強するのに相応しい力強い刺繍が印象的です(かかとをアグドと呼ぶ方言があることも初めて知りました)








IMG_5957 本荘郷土資料館の『衣服からみる暮らし展』。個人のお宅から発見された資料を中心に、婚礼やお出かけの時に使われた晴れ着、野良仕事や漁の時に着用される仕事着、そして明治半ばから生産された「亀田ぜんまい織り」などが出展されております。こちらは7月13日まで。







IMG_5963 本荘由利地域の刺し子は現代でも「本荘刺し子」の名で知られているだけに素晴らしい刺繍布があります。中でもこの前掛けは白眉。刺繍の名手である東南アジアのモン族、苗族、アカ族にも匹敵する出来栄えです。







IMG_5964 この刺し子もいいですね。ナイジェリア・ヨルバの絞り布の思わせるプリティヴなデザイン。民族衣装として見てもワールドクラスの名品があります。









IMG_5969 由利地方の沿岸部には古くから北海道(蝦夷地)との人々の往来があったため、アイヌの衣装もいくつか残されています。これらは普段は象潟郷土資料館に収蔵されている資料。アツシや樺太犬の毛皮半纏など。







IMG_5966 ボロになっても色あせても美しいのが日本の藍染。手わざと素材がしっかりしているものは、時を経てもいい表情になっていきますね。








IMG_5960 おっ、いい女。しかし秋田美人にしては彫が深すぎるな…。

 北東北の農村における古くからの布仕事といえば津軽のこぎん刺しや南部の裂織が代表格ですが、秋田県にも素晴らしい衣装文化があったことに改めて感銘を受けた展示でした。地域文化が色濃く残り、ものの無い貧しい時代だからこそ生まれたこれらの染織工芸品、これからも世代を超えて受け継がれてほしい文化財です。


kazukuti at 15:06|Permalink 店主の日常 

2014年07月01日

ご隠居、ミンダナオ島から帰還

gf4 6月5日からフィリピン・ミンダナオ島とその周辺に出かけていたご隠居が昨日帰国しました。ここ数年のライフワークである東南アジア島嶼部の布を求めての一人旅。半年前からの綿密な事前調査を経て、周囲の「フィリピンに良い布あるの?」という疑問の声にも「必ずある!」と断言し、約一か月近くもの間、あちこち巡っていたようですが、結局目を見張るようなものはほとんどなく手ぶらに近い状態で帰国しました。現地では猛暑の上に粗食ばかりだったようでだいぶ痩せてきましたが、いたって元気です。

 フィリピンでは思わぬハプニングの連続だったようで、イスラムゲリラの襲撃に備え武装警察と数日間共にしたり、海上生活のパジャウ族の学校で講演を頼まれたり、『たそがれ見聞録』のネタには事欠かない旅だったようです。今回は本文をほとんど現地で仕上げてきているので、近日中に店頭で配布できる様子。今までになくスリリングな内容の『たそ見』をお楽しみに。


rocojuli5 現在好評開催中の『夏着たる展』、今週末までの会期でしたが、7月12日(土)まで延長して開催する運びとなりました(7月6日はお休みします)ファッション雑誌GROWの8月号にも登場しているRocojuliさんの女神ワンピ、まだ間に合いますよ〜!






tabima2 7月18日からは『バーンロムサイ展』と『旅するマーケット』がスタートします。恒例となったバーンロムサイ旅するマーケットのコラボ企画はネコをテーマにしたチャリティーグッズの販売の他、多彩なクリエイターによるマーケットが毎日開催されます。会期中の毎週末は飲食店や野菜農家が出店。現在、小松クラフトスペースのHPでイベントの詳細と旅マの参加作家さんを掲載しております。

kazukuti at 12:27|Permalink ご隠居コーナー | イベント