March 25, 2010

コード・ブルー 2nd Season 最終話 卒業〜奇跡の定義

いよいよ最終回となった「コード・ブルー」の2nd Season。今回は30分拡大スペシャルだったものの、恒例のようにX95で録画し、PSPに転送して通勤電車往路で鑑賞しました。

展開としては、前回から引き続いて航空機の墜落事故現場での救命活動と、田所部長のタイムリミットを迎えてしまった手術のお話。

前回、デジタル表示のタイマーがゼロを示した瞬間にエンディングになってしまったので、どう展開するのか気になっていた田所部長の手術ですが、体温を18度まで下げて更に20分を稼ぎ出すという作戦が功を奏して無事に成功。特に後遺症もなかったように見られます。この西条の判断は成功したからこそ「英断」と賞賛されるものなんでしょうが、ある意味ギャンブル的な部分もあったはずで、7話のテーマを思い起こさせてくれるものでした。
冒頭のナレーションで、「奇跡はないが信じたい。」との藍澤の言葉がありましたが、後遺症が残ることがほぼ間違いなかった上、成功率も低い難手術がタイムリミットまでオーバーしたにも関わらず成功する・・・ この上ない奇跡を見せてくれたなぁと。

事故現場の方はと言うと・・・


藍澤は子供を見捨ててきたという父親とその子供の治療に当たりますが・・・ 子供は足を切断しなければならない重症で、生きる希望すら失っている状況。その中で父親を呼び、「そんな父親でもいないよりは良い。」と残酷ながらも自分の気持ちに重ね合わせたような台詞を・・・ヘリで搬送した際も、「息子さんの人生は大きく変わった。恨まれるかもしれないが・・・」とかなり強烈な言い方をするんですが、自身の経験に照らしてこれ以上言いようが無かったんでしょうね・・・
ただ、藍澤自身も母親のお墓参りで、毎年命日の翌日にお墓参りをしていた父親と会い、そこで父親譲りの「『器用な手先』を誇りに思う、来年からは命日にお墓参りに来る様に。」と言ってのけていました。わだかまりなしという所までは行かないでしょうが、まさに「いないよりは良い。」を体現しているような気もします。
藍澤自身は明示していませんが、「いないよりは」は「生きてさえいれば」と同義に取れる部分もあるでしょう。
今回の大事故でこの親子が少なくとも命を失わずに生きていたことがひとつの奇跡だとすると、藍澤の場合は母親こそ命を絶ってしまいましたが、父親が(死んだこととされながらも)生きていたこと、藍澤自身が祖母に厳しく育てられて生きてきたこともひとつの奇跡。不幸中の幸いと言ってしまうと簡単過ぎるかも知れませんが、その奇跡の結果、「生きてさえいれば」良かったと思える時が来るんでしょうね。
あ、そういえば、藍澤と父親がお墓に水を掛けるシーン。2人の距離がやはり7の塾の2人のシーンに近いアングルだったんですが、真ん中に2人を繋ぐ母親の墓石をはさんで、その距離が一気に縮まっていたのが印象的というか象徴的でしたね。

事故現場で父親と奇跡的に再開した白石はというと、まさに親子鷹のタッグで救命に当たれました。体育館に行くように主張する白石に対し、父親は「そんなことはいい!!」と強く拒否し、医者であろうとします。この2人の患者さんは結婚に際して親子喧嘩をしてしまった父娘。父親の方が危険な状態で意識も無く、軽症に見える娘の方は妊娠しているとのこと・・・ 白石が気がつかなかった父親の心破裂を父親が見極め、白石が必死に助けに掛かるんですが、その時の言葉が「娘さんはまだ伝えたいことが沢山ある、謝りたいことや、おめでたいこと、食事もしていない!!」と。

今回はここで感涙(T_T)

藍澤と同じように自分に重ね合わせた台詞だなぁと思っていたんですが、「食事」なんてはっきり言われるともう・・・ 父親も気がついていましたし、この親子はギクシャクしたところから随分良い関係になったなぁと。 あ、当然ですがこの父親(患者の方)も一命を取り留めます。タラレバですが、内科医である白石の父親が飛行機に乗り合わせていなければ、或いは他の患者さんに当たっていたら、白石と会えていなければ・・・助かっていなかったと思ってもおかしくない状況です。こういう一期一会的な確率の妙もまた奇跡と思って良いんでしょうね。
白石の父親は骨折していたようで、一時翔北にお世話になっていましたが、松葉杖で退院する際の白石とのやり取りがまた涙を誘ってくれました。

フェロー卒業の報告と共に、父親が自分達に対して示して来た行動を上げながら「お父さんのような医者になる。」と宣言する白石。そして「無理はするなよ。」と医者ではなく父親としての返事。お互いに相手のことを思いやり、理解しあえる理想的な親子関係になったような気がしますが・・・
父親の命が長くないのが酷く皮肉です。父親の癌がこの2人の関係に変化を生むきっかけになったのは事実ですが、「生きてさえいれば」これから関係を築ける(修復できる)藍澤に対し、これ以上今の関係を続けられないというのは・・・ まあ、少なくともいがみ合ったままで分かれてしまうことにならなかった分、良かったと思うべきなんでしょうけどね・・・

未だ患者が怖い緋山は、横隔膜破裂の子供に当たりますが・・・ やはり切開が怖いと、その母親に対してバンザイしてしまう程の重症。ところが、この母親が(態度や言葉遣いこそイケイケでしたが)良く出来た人で、「出来れば私だって他の先生に代わってもらいたいが、そんな状況じゃない。医者に診てもらえていない人も沢山いる。でも先生に諦められたら可能性ゼロなんだよ!」という患者の生の叫びを聞いて、意を決して手術に踏み切れました。患者さんとのやり取りでつけた心の傷を癒せたのは、やはり患者さんの気持ちだったってことでしょうか。
その傷の切っ掛けになった訴訟沙汰はこのまま何もなしかと思いきや、翼君の母親が緋山を訪ねて来て、ここでも「話が出来て手良かった。」と緋山自身が言ったように、患者さんの気持ちに触れ、完全復活できたように思います。フェローは卒業できずに「Repeat」となってしまった緋山ですが、この遠回りがより大きな人を作ってくれるのは間違いないでしょうね。

終盤イマイチ出番が少なかった藤川は、黒田の無線でのアドバイスを受けて、血が通っていなかった足への血流のバイパス処置を成功させますが・・・ やはりポイントは前回首に金属が刺さってしまった救急隊員。頚動脈スレスレに刺さっているので動かなければ命に別条は無いとのことで、本人の希望もあって搬送を後回しにしたんですが・・・ なんとヘリポートに着陸寸前のところで大出血。
3話目でスキー板に貫かれた学生を思い出させるシーンでしたが、最終回の奇跡連発で当然助かるだろうと思っていたら、あっけなく亡くなってしまったんですよね。ニュースでこれを伝える場面を目にしながらも動揺するような様子も見せなかった藤川は当然ベストな判断をしたんでしょうし、本人も感情に流されずにそれが出来たと自身を持っているはずですが・・・ なんでここで殺すかなぁというのが‘み’の本音。藤川も強くなった、成長したという部分を見せるには格好の場面かも知れませんが、正直助けて欲しかったですね。
そういえば藤川も藍沢・白石と共にフェローを修了し、晴れてフライトドクターになれました。最終回では冴島との直接のエピソードはありませんでしたが、正式な医者になって一歩前進ってことでいいんでしょうか。冴島も1人で約束の場所に桜を見に行って、何度となく聞いていた留守電を消去し、前に進み始めたようですしね。

奇跡すら期待できないような惨状の中で生まれた幾つもの奇跡。その奇跡を生んだのは人の気持ちや想い=つながり。Season2を通じて語られていたテーマが、最終回でも強く前面に出ていたような気はします。どちらかというと更にそれを発展させた形で、毎日の何気ない生活や暮らしが全て奇跡的な事象の積み重ねであり、救命はそれ限られた人間の力でちょっとだけ手助けしている、という感じになるんでしょうかね。

一応最終回なので、ちりばめたエピソードをおおよそ回収してくれたようには思いますが、はっきりとクローズしていないものも多い(橘は三井に自分が逃げていたと謝っていたものの、特に大きくこの2人の関係が動くことはありませんでしたし、モリモッチャンも轟と寄りを戻したように言われていましたが、轟のコメントはちょっと微妙でしたしね・・・)ですし、フェロー修了後はバラバラになってしまうと思っていた4人がなんだかんだ翔北に残っているので、これはSeason3やスペシャルドラマ、映画なんかへの期待がいやが上にも高まります。

続報を待ちましょう〜(^_^)


Posted by kazumitsuzuka at 00:42│Comments(2)TrackBack(7)clip!
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Comments
ヒガシさん、コメントありがとうございます。
何かしら続けられるように含みを残した終わり方になっていましたよね〜
新春スペシャルですかね〜
Posted by 管理人‘み’ at March 26, 2010 23:31
TBアル http://ameblo.jp/hum09041/entry-10490769787.html

終わり方を見るとSPなどありそうですよね。
Posted by ヒガシ at March 26, 2010 22:34