October 21, 2012

映画 GANTZ

地上波で2週連続放送されていた映画「GANTZ」。いつものようにX95で録画し、PSPに転送して鑑賞しました。‘み’は全てではないものの原作漫画をそれなりに読んでいて予備知識はあったので、あの独特の世界観をどう描いているのかなどちょっと期待しての鑑賞です。

まずは1作目の無印GANTZの方ですが・・・

あらすじ的にはほぼ原作どおり。現実に死んでしまったと思われる玄野達がマンションの1室に集められ、得体の知れない黒い球体、GANTZの出す「星人」を倒すミッションを訳も分からないながらこなして行くというもの。

ここからはいつものようにネタバレありの感想を少々。

玄野たちが高校生ではなく大学生だったりして多少設定は変わっていましたが、原作の雰囲気は出ていたなと。特にGANTZの怪しい色味なんかはなかなか良い感じでしたし、効果に時間差のある武器（漫画を読んだ時にはもうちょっと時間差があるように感じていましたが）の描写やメカニカルな雰囲気も悪くなかったなと。

星人もほぼ原作どおりのようですし（ちょっと記憶があいまいですが）ねぎ星人の本物っぽさや、田中星人の被り物の雰囲気、千手観音などの仏像たちの動きなども違和感がなく、上手く実写化したあなぁと思いますね。

まあ、‘み’的にはもうちょっと急に訳が分からないことに巻き込まれたことに対する不安や恐怖、理不尽なシチュエーションに対する怒りとか・・・　この辺の心理描写をもうちょっと深く描いて欲しかった気はしましたね。勿論そういう描写は十分あるんですが、原作は漫画ということもあってヒトコマから色々と読み取って想像してしまうので、映像になってちょっと物足りなさを感じただけかも知れませんけどね。

2部作の2作目に当たる「GANTZ PERFECT ANSWER」は予告を見る限りでは1作目とは違って随分と違う展開になるようなので（吉高由里子が演じるちょっと可愛すぎる小島多恵がGANTZのターゲットになっていたように見えましたが、原作には近いエピソードがあったような気もしますね・・・）、逆にその辺が面白そうだったりもしますから、ちょっと意識してみてみようと思います。