かずなセンセの中学受験理科&算数(そして少しだけだけど歴史も?)教室

中学入試の受験勉強をしている生徒の指導ために作成・使用している中学入試対策教材を掲出していきます。

2015年07月

若者たちよ、老人たちの声なき声を聞け

昨日の国会議事堂前の集会には、母(77歳)と同年代と思しきお年寄りも沢山足を運んでいらっしゃいました。

高見の見物のつもりでその場に来た私は、その方々の姿を拝見し、自分の浅はかさと自らの精神性の貧しさを感じさせられました。

国会議事堂に向かう途中、母と逸れてしまった私のバッグには母の水が。群集の中で身動きが取れなくなってしまい、母を捜すことを諦め、集会に参加する振りをしていました。でも、私の気持ちは、国政にではなく、母が熱中症などで倒れないことを祈っていました。

19:30頃、アジテーションの主導権がシールズと言う若者たちが主宰する団体に移された。その頃、私の周囲には体調不調を訴える老人がいた。

「この方だけでも、バリケードの外に出して、帰宅するルートを確保して下さい」と警官にお願いしたけれども、組織の歯車でしかない警官は、「それはできません」の一点張り。

そして、私がいた場所の周囲では、何故かシュプレヒコールの連呼が始まった。その中心には、ハンドマイクを持って絶叫している若い長髪の男性がいた。その彼に、「この状況だと主催者の演説が聞こえないし、参加している方々の安全確保が第一なので、アジテーションはやめて欲しい」と伝えた。すると、「ボクは、個人としてこの集会に参加しています。何か問題でもあるのですか?」と言った。再度、私が言わんとすることを伝えたところ、「分かりました。演説中はやめます」と私の提言を受け入れてくれた上、「支援者から、飲料水の差し入れがあります。飲みますか?」とも言われた。

昨日、一番印象的だったのは、民主党の岡田代表や日本共産党の志位委員長の演説なぞではなく、道端に座っていた老人たちの姿です。

その目は、「私たちが体験した辛い思いをあなた方にはさせないわよ」と力強く語っているように感じました。

この「声なき声」こそが、この国の宝なのではないでしょうか。

国会議事堂前の集会に参加しました

今日は77歳の母に誘われて、国会議事堂前で行われた『戦争法案』反対の集会に参加しました。

2年ほど前、このブログに掲出した安倍首相を批判する記事(この首相じゃ日本はダメだ涙が止まりません・・・シビリアンコントロールなど)をご覧頂ければお分かり頂けるように、私は安倍首相が大嫌いです。

「国民の十分な理解が進んでいないのも事実だ」と認識していると言ったにも拘らず、強行採決に踏み切ったこの国の首相は、日本国憲法の柱である「国民主権」を理解できていないだけではなく、「法治国家」と言う概念すら欠落していると感じています。

しかし、残念ながら、今日の集会では、その面に言及する演説は僅かでした。私の個人的印象でしかありませんが、ひたすら参加者の感情・感傷・情緒に訴えている印象を受けました。

そして、シュプレヒコールの連呼。これは、参加者の理性・知性ではなく感情にのみ訴えかけているように感じました。ナチスドイツのヒトラーの演説を思い起こしてしまいました。

極めつけは、「ファシスト辞めろ」と言うシュプレヒコール。自分達と考えが異なる人たちを「ファシスト」と決め付ける考え方は「ファシズム」そのものなんじゃないかしら?とも思いました。

また、こんなにも多くの市民(敢えて国民とは言いたくありません)が反対してるんだと言うデモンストレーションには、安倍政権と同じような「数の論理」が根っこにあるように感じました。

個人的には安倍政権の方向性は絶対反対です。私は安倍が大嫌いです。でも、今日の集会に参加して、反対派のやり方にも違和感を感じました。

「理性」・「知性」・「論理性」を感じる事が出来なかったからです。

『理』・『知』・『論』・『倫』、そして、『未来への想像力』が、安倍政権と戦う為の何よりの武器になると確信しました。

そして、未来を背負う子どもたちに勉強を教えると言う仕事は、意義のあることであると共に、理性と知性と想像力を常に意識し続けなければならないと思いました。

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