2013年01月01日

放送前から2012年TVアニメの最高傑作であるだろうということが確定していた作品は期待に十分に応えてくれる出来でした。2時間という時間は結構短い。CMも結構入っていたし、実質は何分なのか判らないけれど、原作からかなり密度の濃い作品でしかも化物語シリーズの集大成的な位置付けになっているので、とても扱いが難しい。

偽物語よりは話として展開しやすいと思いますが、その分表現しなければならない内容が多くなっています。正直時間的に厳しいというのは見て取れたし、それを打開する為に思い切った構成にしていると思います。結局は要点をしっかりと入れる代わりに詳細は原作で。という状態になっているように感じます。原作を読んでいる人には不満はありませんが、読んでない人には不明瞭なところも幾つかあったように思えます。

けれど、その見切り方は相変わらず見事で、内容のポイントとなるような所はしっかりと抑えていました。それだけ出なく相変わらず演出は見事で、既に化物語カラーが完全に出来上がっているのでそれをしっかりと継承した上で発展させています。だからこそ見ていて飽きが来ない。会話劇と抽象的なシーンの連続という難しい題材をほぼ完璧に仕上げています。

できれば白と黒は同時期に見たかったなという気持ちはあって、それをもって羽川翼というキャラクターが完成を見るという感じです。西尾維新が化物語シリーズを書き始めた時にどこまで考えていたのか判りませんが、そこまで行き着いて最初に戻ってもキャラクターにぶれを感じ無いというのは偉大な事だと思います。

ともかくも猫物語黒は満足の出来に仕上がってくれました。もう一回原作を読み直したくなるそんな作品になっていたと思います。


(01:24)

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