dog009

住民から苦情の電話が来た。

「プレイロットに犬がいっぱいいる!」というもの。

さっそく現場に行ってみる。
当マンションは、地方都市の200世帯超の大きなマンションのため、わりとプレイロットも広いのだが、なんと、そこに、犬が五匹と、飼い主と思われる人間が7〜8人いた。
その中には、なんか、背中に英語の文字が書かれたジャンパーを着た、「飼い主ではなさそうな」女性もいた。
1名を除いて、私には面識のない「他人」ばかりだった。

他の住民から苦情も来ているので、黙ってもいられず、その輪の中に入り、面識のある住民Aさんに近づき、事情を聞いた。

すると、「プロのドッグトレーナーを招いて、しつけ教室を開催している」とのこと。

はあ??????  そんなの何も聞いてない。
詳細を聞くと。

Aさんと、今回、ここに集まっている犬の飼い主たちは、近所を散歩している時に知り合った「犬仲間」らしい。Aさん以外はすべて、このマンションとは関係のない人である。
このグループは、犬の飼い主としては多少まともな人らしく、「犬を飼うにはちゃんとしたしつけをしないとだめ」という意識を持ち、「専門のトレーナーに習おう」「みんなでまとまれば安く済むのでは?」と思ったらしい。

問題は、「開催場所」なのだが、Aさんが安易に「うちのマンションには広い場所があるから、そこでやろう」と言ったらしく・・・
Aさんは管理組合に申請するわけでもなく、無断で、このプレイロットを使用して、しつけ教室を開催したというわけ。

「そんなのだめですよ。できるわけないじゃないですか? ここは私有地内ですよ。管理組合の許可も取らないでこんなことやっては困りますよ。飼育細則をちゃんと読んでくださいよ。現に苦情も来ているし・・・・」と私は注意する。

トレーナー氏は、「え? 許可を得てないんですか?」と驚いている。

しかし、Aさん及び他の飼い主たちは、「私たちは、正しい飼い方を学ぼうとしている優良な飼い主なのよ。そのへんのマナーの悪い飼い主といっしょにしないでよ」「飼育細則には、しつけ教室をやってはだめ、とか書いてないでしょ」とわけのわからんことを言って反論する。

なんか険悪な雰囲気になりかけたが、トレーナー氏が、「許可を得ずに無断でやるのはまずいですよ。今日のところは、いったん解散としましょう」ととりなして、とりあえず皆さんには引き上げてもらった。トレーナー氏が常識のある人で助かった。

まあ、それにしても、犬の飼い主って、なんでこうなんだろ? 非常識極まりない。呆れ果てた。

こんなやつばっかりだから、マラソン選手を転倒させるんだよな。困ったもんだ。

このあと、トレーナー氏を捕まえ、一対一で、「公園とか別の場所でやってくださいよ。マンション内でできるわけないじゃないですか〜」「はい、すいません。私もまさかとは思ったんですが、Aさんが、心配ない って言うもんで、つい信用してしまい」てな会話をしました。