仮面ライダー スーパー１

仮面ライダースーパー１について。昭和55年秋から約1年間放送された仮面ライダースーパー1について少し説明してみたいと思います。

仮面ライダースーパー１の主人公は沖一也という男性でアメリカにある国際宇宙開発研究所に勤めている普通の人間でした。しかし、ある日自分の意志の基、志願をして惑星開発用改造人間としてヘンリー博士の手によって生まれ変わる事になります。それが仮面ライダースーパー1なのです。順調に作業が進もうとしている中、悪の帝国であるドグマに襲撃され、自分達の協力をするようにヘンリー博士に頼んだのである。しかし、ヘンリー博士は断固として協力を拒んだためにドグマによって殺されてしまいました。さらに研究所自体も爆発されてしまったのです。この時沖一也は仮面ライダースーパー1に変身をしてやっとの思いで逃げ出したため、命は助かりました。しかしその後の人生は一変することになります。ヘンリー博士は自分を育ててくれたいわば親のような人。その人が殺されたのですから黙っている訳にはいきません。ヘンリー博士の仇を討つため、改造人間としての力を利用し、仮面ライダースーパー1としてドグマ帝国と戦っていくことになるのです。

この悪の帝国であるドグマ帝国はB52暗黒星団から地球に送り込まれた組織になります。怪人の風貌はメカニカルな雰囲気を持っていて、戦闘員であるドグマファイター達と共に仮面ライダーと戦う事となります。こうした宇宙を盛り込んだ仮面ライダーもなかなかないと思いますので、是非見てみて欲しい作品だと思います。

新仮面ライダーが好評だったことを受けて、次に誕生したのが仮面ライダースーパー1です。放送当初は放送時間がゴールデンだったのですが、途中から時間が変更になり朝放送するようになったことも受けて、その後ライダーシリーズの放送が暫く中断されることになったそうです。

仮面ライダースーパー1は仮面ライダーの中でも異色の作品として捉えられています。その一因としては、通常何らかの悲しい出来事が絡んで自分の意志ではなく改造人間にされてしまっていたのですが、仮面ライダースーパー1は自分の意志で改造人間にしてもらったと言います。それも平和の為に惑星開発をすると言う理由で改造人間にしてもらったのですから異色としか言い様がないでしょう。更に異色なのは、通常は完全な改造人間として扱われているのが敵方なのに対し、この作品では完全な改造人間が仮面ライダーで、失敗作が敵方と言う事です。ですから、敵方のメガール将軍は失敗作の改造人間と言う事になるのです。そして仮面ライダースーパー1をメンテナンスする為のチェックマシーンが有る等、なんか機械的と言うか孤独感がある様に感じないのです。でもその点も活かされているのか、全身をメカニック化して用途に応じて使い分ける点を出す等、通常とは違う仮面ライダーを作りだそうとしているスタッフの考えが分かって面白いと思うのです。また、このシリーズでは他の前作までのライダー達が出演しない所も魅力的と言えると思います。

新仮面ライダー

新仮面ライダーについて。仮面ライダーストロンガーでシリーズもいったん終了したと思われたのですが、ストロンガーが終わってから4年経って新たな仮面ライダーが登場しました。名前は原点回帰を目的としていたため、敢えて最初と同じ「仮面ライダー」という名前が付けられました。しかしこれだと区別がつかないので、一般的には新仮面ライダーとか仮面ライダー新とか新しい仮面ライダーと呼びます。

新仮面ライダーの主役を演じたのは今でも活躍している俳優、村上弘明さんです。村上弘明さんはこの作品で本格的に俳優としてデビューしました。今思うと村上弘明さんもイケメンです。新仮面ライダーの原点回帰という目標設定自体は良かったのですが、視聴率はイマイチだったそうです。そこでシリーズの中ぐらいからは身体の色を変えたり、歴代ライダーをゲスト出演させたりと華やかな感じになる様になっていきました。当初、新しい仮面ライダーの特徴として空を飛ぶと言う設定でスカイライダーと異名を持っていたそうですが、あまり活躍する事無く、中頃からは飛ばなくもなったようです。

また、内容うんぬんという話ではなく、とにかく色んなライダーがゲスト出演するのが特徴と言っても良い内容になり、仮面ライダー1人ではなく、皆で協力して敵を倒すという場面も多々ありました。原点回帰を目論むも上手くいかず、色んな力を借りて成り立っていたイメージがある、そういうところが新仮面ライダーなのかもしれません。

仮面ライダー ストロンガー

仮面ライダーストロンガーについて。1975年に最初のシリーズとしては最終作として迎えたのが仮面ライダーストロンガーです。仮面ライダーストロンガーは敵であるブラックサタンを捜し求めて全国を旅していくという今までにないストイックな仮面ライダーという印象があります。そして今までの仮面ライダーの設定だと飽きられそうという考えもあったのか、仮面ライダーの女性版みたいなものも登場し、工夫されているのが分かります。また、敵のボスといったら通常はアジトにいて、怪人と仮面ライダーの戦いを見ているだけだったのが、ストロンガーの場合は上位幹部達も戦いの現場に出向き、怪人に直接指導をしているのも面白いところでしょう。そのためにたまに怪人じゃなくて幹部と戦うこともありました。更に、敵の幹部同士に確執があるのも変わった設定で面白いです。

仮面ライダーストロンガーで仮面ライダーシリーズを最後にするという考えがあったため、最終話では今までのライダー達が全員登場するというシーンも見られます。それも仮面を付けている状態ではなく、素顔で出ているということですから、ファンにはたまらないシーンでした。感動で永久保存版にしている人はたくさんいることでしょう。これ以降、仮面ライダーは復活して新たなシリーズが始まりますが、後にも先にも仮面ライダー全員が素顔で登場するシーンはなかったそうです。

そんな特別な想いの仮面ライダーストロンガー。カッコイイ感じの仮面を付けていますのでファンも多いはずです。機会があれば一度是非見てみて欲しい作品だと思います。

仮面ライダー アマゾン

仮面ライダーアマゾンについて。「え?これが仮面ライダー?」と思うくらい、仮面ライダーとしては異色のものとして登場したのが仮面ライダーアマゾンです。文字通り、アマゾンから誕生した仮面ライダーになります。異色作品だから視聴率が悪かったんじゃないかと思うかもしれませんが、意外にもアマゾン自体の評価は高くて人気者の仮面ライダーになりました。仮面ライダーの必殺技であるライダーキックやライダーパンチというスマートな技を使うのではなく、アマゾンから来た野性児らしく噛み付く技とか引っ掻く技とかをしているので、見ていて面白いと思います。

仮面ライダーアマゾンの内容ですが、インカにあるギギと言う腕輪には超エネルギーの謎が秘められていました。しかし、そのギギを狙い十面鬼が反乱を企て引き起こしました。十面鬼にギギを奪われてはいけないとインカの長老であるバゴーが、アマゾンの野性児にギギの腕輪を移植しようと改造人間にしたのです。その野性児が山本大介です。そしてギギを守るため、バゴーの指示を受けて日本の高坂博士に会いに行きます。しかし、十面鬼も黙ってはいません。ギギを奪取すべく、秘密組織ゲドンと共に東京へ向かうのでした。そして山本大介こと仮面ライダーアマゾンと、十面鬼とゲドン達との戦いが始まっていくことになります。

野性児アマゾンとゲドン達との戦いは後に相手がガランダー帝国へと変わっていきますが、色んな怪人とちょっと変わった仮面ライダーが見られるので面白い作品だったと思います。

仮面ライダー カブト

仮面ライダーカブトについて。平成の仮面ライダー第7弾として登場したのが仮面ライダーカブトです。キャッチコピーは「天の道を往き、総てを司る!」「俺が正義」です。前作は仮面ライダー響鬼です。仮面ライダーカブトは響鬼とは違い、昆虫をモチーフに取り入れていること、バイクを使うこと、必殺技に対して技の名前を口に出して言うなど、本来の仮面ライダー感を充分に感じる事が出来る作品となっています。しかし従来の要素だけではなく、平成仮面ライダーとしての要素もふんだんに盛り込まれています。怪人は怪人だけの姿ではなく、人間としての姿も持つ、いわゆる仮面ライダー方式であったり、ヒーロー自体が組織化されていたりします。プロデューサーの意向により昭和の仮面ライダー、平成の仮面ライダーの良い部分を取り入れた作品が仮面ライダーカブトなのです。

また、仮面ライダーカブトはシリアスな部分だけに留まらず、コメディとしての比重も高くしています。これにより重いストーリーに飲み込まれず、明るい雰囲気でストーリーを和らげる効果を出しています。そこで今までの作品でも何度か出て来ていた料理を大きく取り上げ、主人公も含めて色んな出演者達が料理を作るシーンが登場しています。ちょっとした憩いの場となっているようでした。ですから、仮面ライダーカブト自体のキャラもコメディ手法が多いということが見られました。こうしたコメディ手法はこれ以降の仮面ライダー達にも大きく取り入れられ、仮面ライダーの雰囲気が変わった作品と言えます。

仮面ライダー響鬼

仮面ライダー響鬼について。仮面ライダーといえば10代〜20代前半の男性が主人公として取り上げられているようなイメージがありますが、ちょっと渋い路線に入って30代の男性（細川茂樹）を主人公にして作成された仮面ライダーが仮面ライダー響鬼です。放送は平成17年のお正月から約1年間ほど放送されました。平成仮面ライダーシリーズの6作品目の作品として登場したのが仮面ライダー響鬼です。原作はもちろん石ノ森章太郎になります。

仮面ライダー響鬼の内容についてですが、妖怪（魔化魍）が全国各地に現れて人間を襲っていました。その妖怪から人間達を守る為に戦うのが正義の鬼として戦っている仮面ライダー響鬼なのです。そしてもう一人の主人公が明日夢といって、響鬼と出会う事によって自分自身の事を見つめ直して行くという物語も加わっているのです。響鬼は改造人間と言うよりは修行によって肉体を響鬼に変身させる能力を身につけて仮面ライダー響鬼として戦っているのです。変身する際に「音角」と言う変身音叉から出ている音波によって身体を響鬼に変えているのです。

そんな仮面ライダー響鬼と安達明日夢が出会ったのは安達明日夢の母親の実家の法事のために、屋久島に向かっている途中の船上でのことだったそうです。仮面ライダー響鬼としての戦い方、その仲間達との触れ合いで得られる交流。そうしたことが明日夢の心の中を徐々に変えていき、何かを掴んで学んでいくという人間模様が描かれているのも特徴的だと思います。仮面ライダー響鬼は少し大人な感じの雰囲気になっていると思いますので、是非見て何かを一緒に感じとってくれたらと思います。

仮面ライダー 1号

仮面ライダー1号について。昭和46年4月から放映されたのが仮面ライダーです。この時から仮面ライダーの長い歴史が始まりました。仮面ライダーは本郷猛がなっているのですが、元々仮面ライダーだった訳ではありません。この本郷猛、頭脳に関しても体力に関しても一級で、その能力を悪の秘密結社であるショッカーに目を付けられ、改造人間にされてしまいました。しかし、脳まで改造されてしまう前に本郷猛の恩師である緑川教授によって助け出されたので悪人にはならなかったのです。そういった怨みも手伝って、人間が幸せに生きる為、世界の平和を守る為に改造人間にさせられた悲しみを乗り越え、仮面ライダーとしてショッカーと戦って行く事になるのです。

最初は一人でショッカーと戦っていた本郷猛ですが、やがて同じ仮面ライダーとして最高のパートナーとして一緒に戦う事になるのが一文字隼人です。二人になった仮面ライダーですが、隼人に日本を任せ最初は本郷猛がショッカーを追ってヨーロッパへ。帰国した後は逆に一文字隼人が南米へとそれぞれがショッカーを追い海外に行きました。しかし、最後は帰国した一文字隼人と一緒にゲルショッカーに立ち向かい滅ぼしたそうです。

当時から大人気だった仮面ライダーですが、仮面ライダー2号が出てきた事で人気に拍車がかかったそうです。その後の人気はご存知の方も多い事でしょう。色々と筋書きがあったり、メッセージ性があったりする事から、ただのヒーローTVとは思えないほどの人気になったのだと思います。

石森章太郎が作り出した仮面ライダー。最初は仮面ライダー1人でしたが、有るとき一文字隼人と言う仮面ライダー2号が出てきました。それは何故なのでしょうか。その有名な話を少し挙げてみましょう。

仮面ライダーである本郷猛を演じていたのは俳優の藤岡弘さんです。藤岡弘さんはとても演技に熱心な俳優さんで、通常は仮面ライダーのスーツを着てアクションを演じるのは別な役者さんかスタントマンの方ですよね。でも藤岡弘さんは熱心な事もあって仮面ライダーのスーツを自分で着て、あのアクションを演じていたそうです。そしてそれがアダとなったのかアクションを演じている最中に怪我をしてしまうと言う不運にあってしまったのです。放送中だった事もあり、藤岡弘さんが演じられない代わりに急遽2代目として仮面ライダー2号が登場したと言う事なのです。2号の登場シーンはとても強引で、二人が共演した所は無く回想シーンと突然の2号登場と言う事になりました。

ここでちょっと仮面ライダーに関する豆知識です。仮面ライダーと言えば変身シーンが有名です。よく1号がこれ、2号がこれ、V3がこれと話題になりましたよね。この変身シーン、ちゃんと「変身!」と言って変身したのは仮面ライダー2号が最初だったそうです。1号の変身シーンがちゃんと登場したのは再度1号が登場してからだったそうです。ちょっと面白いでしょう。今では当たり前となっている仮面ライダーの逸話ですが、理由を聞いてみると結構面白いものですね。

仮面ライダーBlack（ブラック）

仮面ライダーBlack（ブラック）について。仮面ライダースーパー1の連続テレビ放送が終了した後、仮面ライダーシリーズとしての連続番組はしばらく行われていませんでした。そして暫くぶりに連続物として復活したのが仮面ライダーBlack（ブラック）になります。仮面ライダーBlackはシンプルな出で立ちになります。頭部はバッタを模った形にし、ボディ部分を限りなくシンプルに仕上げ、仮面ライダーのシンボルでもある変身ベルトが腰に輝いて着いています。仮面ライダーのもう一つのシンボルでもあった赤いマフラーは着けてないけれども、仮面ライダーBlackは仮面ライダーの王道ともいえるスタイルで登場したのです。

主人公は南光太郎と言う男で、今までの仮面ライダー同様、改造人間とされてしまいます。そしてその悲しみと苦悩を胸に秘密結社ゴルゴムを倒していくのです。仮面ライダーBlack（ブラック）からは製作スタッフが変わった事もあり、描写も多少変わったので、昔の仮面ライダーを知っている人からは違和感が有ると思ったかもしれません。でも仮面ライダーとしての表現は充分にされて来たようにも感じます。

仮面ライダーBlackを演じたのは倉田てつをさんという俳優です。演技が上手いと言う訳ではけっしてありませんが、不器用で素直で優しい南光太郎という役は見事に演じて、見ている人達を魅了した仮面ライダーでした。そんな魅力が充分に詰まっているのが仮面ライダーBlackです。

仮面ライダー クウガ

仮面ライダークウガについて。仮面ライダークウガという作品は、今までの特撮ヒーロー番組としてのお約束を踏まえつつ、新たな特撮ヒーローを生み出した作品です。仮面ライダークウガの主人公である五代雄介は誰もが真似できないくらい、完璧な超人として多くの人に共感を得ていたそうです。その姿は、超人だけれどガッチリした体型ではありません。弱音は吐かず、自分の使命をよく理解し、皆が常に笑顔でいられるように、自己犠牲になったとしても構わないというとても素晴らしい仮面ライダーなのです。

仮面ライダーのモチーフになっているのは昆虫のクワガタだそうです。仮面ライダーの最大の特徴である変身ベルトはオーパーツと名付けられ、遺跡から発見された物になります。ですからクウガは改造人間と言う事ではないのです。その五代雄介と一緒に敵であるグロンギ族を倒しに立ち向かうのが、協力者として登場する一条薫、沢渡桜子達と言う事になるのです。そして物語は変身ベルトを発見した遺跡から復活したグロンギ族と戦いながら、首領であるン・ダグバ・ゼバを倒す所までの物語となっているのです。

今までの仮面ライダーの作風とはちょっと違った独特の作風を持っているのがクウガになります。テレビ番組として仮面ライダーBlackのRX以来11年ぶりの放送となり、久々に登場した仮面ライダーシリーズとして期待が高まりました。また、これ以降の仮面ライダーシリーズの指標となった作品ともいえるのです。

仮面ライダーというヒーローを巨大化しないで、ありのままの姿を表現しているヒーローが仮面ライダークウガです。その姿は今まで昭和時代に活躍していた仮面ライダーとはあまりにも違い、放送当初は反発する人も多かったようです。元々仮面ライダーの本作は原作者である石森章太郎が作ったものでした。仮面ライダーに込めた思いとは本来「仮面に改造された傷を隠して戦う」というものだったようです。それをクウガでは「仮面に泣いている顔を隠している」という形にして、以前の仮面ライダーとシンクロさせています。更にリスペクトされる要素も盛り込んでいるということにしているのです。

仮面ライダークウガは昭和の時代の仮面ライダーとは全く違うタイプの仮面ライダーになります。改造人間と言う設定ではなくて、人間が仮面ライダーに変身します。それは古代文明から発掘された秘宝に秘められている力でということなのです。また、仮面ライダーではショッカー群団がいましたので、大勢の敵と仮面ライダーが戦っていたのですが、クウガではそれがありません。また、非現実的な設定ではなくて色んな設定に色んな要素を理由付けている点も挙げられます。また、ライダーキックとかライダーパンチとか必殺技が仮面ライダーにはありましたが、クウガでは技に名前をつけていません。こういったように、従来の仮面ライダーとは全く違った仮面ライダークウガとしてのキャラクターを設立させたのです。もちろん、特撮ヒーロー番組ですから変身シーンや戦うシーンはありますが、前作までとは違った描写、意味合いで描かれている新しいタイプの仮面ライダーとして登場したのがクウガだったのです。

仮面ライダー電王

仮面ライダー電王について。過去のライダー作品から考えて見ても、仮面ライダー電王の作品は奇抜で斬新というのがふさわしい作品になっています。今までは仮面ライダーのモチーフになっているのが昆虫が多かったのに対し電車がモチーフになっているのです。更に怪人側のモチーフとしてはお伽話の中に出て来る生物を現しています。これはプロデューサーが考えた案らしく、仮面ライダーはバイクに乗っているのが常ですが、子供達にとっては自分で乗れない物です。電車を使ったのはもっと身近に感じて欲しかったからだということです。仮面ライダー電王の製作発表の時もこの点が注目されました。

仮面ライダー電王の主人公に抜擢されたのが、今はイケメン俳優として大活躍中の佐藤健です。佐藤健は電王を史上最弱と評していたそうです。前作の仮面ライダーカブトが史上最強とうたっていただけにそのギャップは大きいと思います。ですから主人公は気弱な性格と言う設定ですし、仮面ライダーの変身前と変身後では、怪人が憑依して変身する為に別人格になると言う設定も取り入れられています。この別人格になる事を仮面ライダーの七変化と表現されていて、変身する度に外観や性格、声までもが変わる様になっているのです。そのため、変身した性格に依存する形になり、技の名前を言ったり言わなかったり、言った場合でも呼び方が違っていたりとバラバラな所が特徴的な仮面ライダー電王なのです。佐藤健のちょっと気弱な感じの仮面ライダーもけっこういいですよ。