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(写真は俳優兼、プロレスラーのアイアン・ウィル=ウィル・スコールビルとの練習風景)

少々前までアルティメット大会やキックと言った、エンターテーメントを兼ねた実戦格闘技がTVの電波によって人気をはくし、その中でブラジリアン柔術やキックボクシングと言った東洋の武術の影響を大きく受けて成長したとも言える西洋格闘技が大きな注目を得てきた。
そうした状況の中で我々東洋の武術も、そうした枠の中の一齣として吸収され、柔道は一組技系、空手・中国武術は打撃系のひとつ。と言った具合に分けられ、彼らのリングの上で必死に戦っている様はペーソスを感じるものである。

これらの戦いは、調度学生時代に行う偏差値テストの匂いがして好きではない。
何故か学歴社会を反映した様な狭い世界感を感じるのだ。

そこで今回は台湾修行時代に経験した中国拳法との実戦録!?を通じて話をしよう。

私が台湾の衛笑堂老師についていた頃、やはり少ない時間枠の中で中国武術を理解する事に焦りを感じて、様々な所へ顔を出しては、好奇心の向くままに行動したものだ。

ある朝、衛老師の指導する植物公園で練習をしていると、同僚たちがワイワイ騒いで私を呼んでいるではないか、呼ばれるがままに足を運んでみると、その人の輪の中には腹の大きく突き出た中年のガラの悪そうな人がニヤニヤして立っていた。
皆がその人物の腹を叩いて、その腹の強さをアピールしていたのだ。
私が空手をやっているやっていることを知っている同門の輩は、私にも「叩いてみろ」と言うのである。

私は衛老師が気になって、その方をチラリと見ると、年配の弟子の方と機嫌の悪そうな表情をして練習場所で話をしている。

「まずいな・・・」と直感的に感じた私は、試し割りをやるように一回、二回とそのバスケットボールの様に強い張りのある腹にユックリと拳を合わせ、三の瞬間に拳を思いっ切り顔面前に振り切った。一瞬「ウォー」と言う声が響き、その人物は驚き目をつぶって少々の後ずさりをしたのを目撃した。
チョンボした・・・?私は直ぐに冗談を装い傍にいた同輩に「冗談だよ」と言ったアピールで大笑いを振ると、皆がそれに便乗し笑い出す。

そこで衛老師の練習再開の呼び声がかかり、一件落着!
しかし、あの腹は凄かったな。
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6月26日(日曜日)沖縄小林流一般オープンセミナー開催のご報告。

場所:横浜鶴見スポーツセンター。

時間:12:30~14:30.

内容:古典空手、首里手鍛錬型、ナイファンチ型と、その分解型指導。
   古典空手の手法、夫婦手の解説と修得法。

費用:10、000円。

連絡先:研心会館渋谷・横浜港北担当、
    080-1182-6892(荒井)